JPS6296625A - Ag−Ni系接点材料の製法 - Google Patents

Ag−Ni系接点材料の製法

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JPS6296625A
JPS6296625A JP60238431A JP23843185A JPS6296625A JP S6296625 A JPS6296625 A JP S6296625A JP 60238431 A JP60238431 A JP 60238431A JP 23843185 A JP23843185 A JP 23843185A JP S6296625 A JPS6296625 A JP S6296625A
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JP
Japan
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particles
weight
metal layer
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contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP60238431A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Yamada
修司 山田
Masayuki Tsuji
辻 公志
Yoshinobu Takegawa
竹川 禎信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、Ag−Ni系接点材料の製法に関する。
〔背景技術〕
パワーリレー、コンダクタ、ブレーカ用の電気接点に用
いられる接点材料には、以下のふたつの種類の材料が、
主に使われている。そのひとつは、Ag粒子とNi粒子
の混合粉末を成形後、焼成して得られた焼結体からなる
Ag−Ni系接点材料である。もうひとつは、AgにC
d、Sn、Inなどを固溶させた合金を酸素雰囲気中で
熱処理することにより、Ag素地中に上記含有金属の酸
化物を分散生成させた内部酸化型接点材料である。Ag
−Ni系接点材料は、接点の電流容量が1〜20A程度
の比較的電流容量の小さい領域で主に使われ、内部酸化
型接点材料は、IOA〜30A程度の比較的電流容量の
多い領域で主に使われている。Ag−Ni系接点材料が
20Aを越える接点には余り利用されないのは、20A
以上の領域では、耐溶着特性が極端に低下するからであ
る。また、Ag  Ni系接点材料は、接点の接触・解
離時に、アークが接触面のいろいろな個所で同時に起こ
る、いわゆる、フラットエロージョン状f1となるため
、接点における消耗は比較的少ないのであるけれども、
接点電流が20Aを越えるとやはり、急激に消耗量が増
加するようになるためでもある。
〔発明の目的〕
この発明は、上記の事情に鑑み、耐溶着特性、あるいは
、耐消耗特性が向上するAg−Ni系接点材料の製法を
提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
前記の目的を達成するため、発明者らは鋭意検討をおこ
なった結果、Ni粒子、または、Ag粒子の少なくとも
一方の粒子の表面に、両端子の結びつきを強めるような
金属層を形成しておいて焼成をおこなえば、耐溶着特性
、あるいは、耐消耗特性を高めることができることを見
い出したのである。
したがって、この発明は、Ni粒子とAg粒子を焼成し
て焼結体とする工程を含むAg  Ni系接点材料の製
法において、前記Ni粒子とAg粒子の少なくとも一方
の粒子表面に焼成後の両粒子の結びつきを強めるような
金属層を形成しておいて前記焼成をおこなうことを特徴
とするAg−Ni系接点材料の製法を要旨とするもので
ある。
AgとNiは互いに固溶しにくい性質があるために、A
g粒子とNi粒子とをただ混ぜ合わせて焼成するだけで
は、両粒子の界面における相互拡散が起こりにくいので
、粒子相互間の結びつきが弱くなる。ところが、上記の
ように、焼成をおこなう前に、両粒子間の結びつきを強
めるような金属層を少な(とも一方の粒子表面に形成し
ておいて、その後に焼成をおこなうようにすると、Ag
粒子とNi粒子の結びつきの強い焼結体となるため、耐
溶着特性、あるいは、耐消耗特性を有するAg−Ni系
接点材料を得ることができるのである。
以下、この発明にかかるAg  Ni系接点材料の製法
を、その一実施例に基づいて説明をおこなう。金属層の
形成をおこなう粒子としてNi粒子を選ぶ。金属層を構
成する金属としては、Cu。
Ag、および、Auなどがある。Ni粒子の表面に金属
層を形成する方法には、無電解メッキ法などをはじめと
する各種のメッキ法や、蒸着、スパックリング、イオン
ブレーティングなどの、いわゆる乾式の薄膜形成法を用
いる。このようにして金属層を形成したNi粒子と金属
層を形成しないAg粒子を混ぜ合わせたあと、成形する
。つぎに、成形体の焼成をおこない焼結体とすることに
よりAg−Ni系接点材料とする。
金属層を備えたNi粒子の量が、この金属層付きのNi
粒子の量とAg粒子の量の合計重量に対し5〜30重量
%の範囲にあることが望ましい。
上記重量範囲をはずれると、Ag−Ni系接点材料とし
ての好ましい特性が達成できにくくなる傾向があるから
である。
金属層を構成することとなるCu、Ag、Auなどの金
属の重量は、金属層を備えたNi粒子の全重量に対し、
0.5〜60重量%の範囲にあることが望ましい。0.
5重量%を下まわると、金属層を形成した効果があられ
れにくく、60重量%を越えると、耐溶着特性あるいは
耐消耗特性が低下し、なかでも、耐溶着特性の低下が著
しくなる傾向にあるからである。
つぎに、この発明にかかるAg  Ni系接点材料(以
下、単に「接点材料」と記す)の製法の一例による、よ
り具体的な実施例および比較例の説明をおこなう。
(実施例1) 金属層を備えたNi粒子として、350メツシユ以下の
カーボニールNi粒子の表面にCu層を無電解メッキ法
によって形成したものを用いた。
CuNを備えたNi粒子では、Cuの重量が10重量%
となっていた。Ag粒子として、350メツシユ以下の
電解Ag粒子を用いた。Cu層を備えたNi粒子が15
重量%でAg粒子が85重量%の割合となるように加え
合わせ、U字型混合機で、5時間の混合処理をおこなっ
た。この混合粒子を、円筒状の金型に入れ、5 ton
/cjの圧力でもって成形したあと、成形体を還元性雰
囲気中、800℃の温度下で、3時間の焼成をおこない
焼結体を得た。さらに、この焼結体を、700℃の温度
下、2 ton/cdの圧力で押出し後、伸線して線状
の接点材料を得た。CuはAg粒子とNi粒子の両方に
うまく固溶するため、焼結度を高めることができる。
(実施例2) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Ni粒子に備えられる金属層の金属はA
gであり、Agの重量は60重量%あった。Ag層を備
えたNi粒子が30重量%で、Ag粒子が70重量%の
割合となるように加え合わせた。焼成は850℃の温度
下でなされた(実施例3) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Ni粒子に備えられる金属層の金属はA
uであり、Auの重量は0.5重量%あった。Au層を
備えたNi粒子が5重量%で、Ag粒子が95重量%の
割合となるように加え合わせた。焼成は850℃の温度
下でなされた。
(実施例4) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Ni粒子に備えられるCUの重量は60
重量%あった。
(実施例5) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Ni粒子に備えられる金属層の金属はA
gであり、Agの重量は0.5重量%あった。Ag層を
備えたNi粒子が30重量%で、Ag粒子が70重量%
の割合となるように加え合わせた。焼成は850℃の温
度下でなされた(実施例6) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Ni粒子に備えられる金属層の金属はA
uであり、Auの重量は10重量%あった。Au層を備
えたNi粒子が30重世%で、Ag粒子が70重量%の
割合となるように加え合わせた。焼成は850°Cの温
度下でなされた(比較例1) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Ni粒子には全く金属層の形成をおこな
わずにNi粒子が15重量%でAg粒子が85重量%の
割合となるように加え合わせた。
(比較例2) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Cu層を備えたNi粒子が2重量%で、
Ag粒子が98重量%の割合となるように加え合わせた
。焼成は850℃の温度下でなされた。
(比較例3) 実施例1において、以下の点が異なる他は同様にして接
点材料を得た。Ni粒子に備えられる金属層の金属はA
uであり、Auの重量は70重重量あった。Au層を備
えたNi粒子が15重量%で、Ag粒子が85重量%の
割合となるように加え合わせた。焼成は850℃の温度
下でなされた上記実施例1〜6および比較例1〜3にお
いて得られた線状の接点材料を、ヘッダ加工機を使って
ヘッダ加工したあと、銅基台に冷間圧接し、いわゆる、
リベット接点を得た。
上記のようにして得られた各側の接点試料3対に対しA
STM型接点試験機を用いて開閉試験を行った。試験条
件は、以下のとおりであった。
電圧   ;交流100V 電流   ;40A 接触力  ;300g 解離力  ;420g 負荷の種類;抵抗負荷 開閉回数 ;50000回 この試験方法により、耐溶着特性を溶着回数で評価した
。すなわち、溶着回数が少ないものほど耐溶着特性に優
れていることを示す。接点の消耗量は、試験前と試験終
了後のそれぞれにおける接点重量を測定し、その重量差
から求めるようにした。結果は第1表にみるとおりであ
った。
第1表にみるように、実施例1〜6の接点材料を使った
接点は、耐溶着特性、あるいは耐消耗特性が向上してい
る。特に、実施例1における接点は、両特性とも著しく
向上している。実施例4における接点は耐溶着特性は従
来とほぼ同じ程度であるが、耐消耗特性が著しく向上し
ている。実施例5における接点は、耐消耗特性は従来と
同じ程度であるが、耐溶着特性が著しく向上している。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明にかかるAg−Ni系接
点材料の製法では、Ni粒子とAg粒子の少なくとも一
方の粒子表面に焼成後の雨粒子の結びつきを強めるよう
な金属層を形成しておいて前記焼成をおこなう構成を備
えている。そのため、得られる焼結体におけるNi粒子
とAg粒子の結びつきが強いので、耐溶着特性、あるい
は、耐消耗特性が向上することとなる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Ni粒子とAg粒子を焼成して焼結体とする工程
    を含むAg−Ni系接点材料の製法において、前記Ni
    粒子とAg粒子の少なくとも一方の粒子表面に焼成後の
    両粒子の結びつきを強めるような金属層を形成しておい
    て前記焼成をおこなうことを特徴とするAg−Ni系接
    点材料の製法。
  2. (2)Ni粒子にのみ金属層の形成をおこなう特許請求
    の範囲第1項記載のAg−Ni系接点材料の製法。
  3. (3)金属層を備えたNi粒子の量が、この金属層を備
    えたNi粒子の量とAg粒子の量との合計重量に対し5
    〜30重量%である特許請求の範囲第2項記載のAg−
    Ni系接点材料の製法。
  4. (4)金属層を備えたNi粒子の全重量に対し、金属層
    の重量が0.5〜60重量%である特許請求の範囲第2
    項または第3項記載のAg−Ni系接点材料の製法。
  5. (5)金属層を構成する金属がCu、Ag、および、A
    uからなる群より選ばれた少なくともひとつである特許
    請求の範囲第2項から第4項までのいずれかに記載のA
    g−Ni系接点材料の製法。
JP60238431A 1985-10-23 1985-10-23 Ag−Ni系接点材料の製法 Pending JPS6296625A (ja)

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