JPS582893B2 - エア−式シ−ト給送装置 - Google Patents

エア−式シ−ト給送装置

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JPS582893B2
JPS582893B2 JP52078351A JP7835177A JPS582893B2 JP S582893 B2 JPS582893 B2 JP S582893B2 JP 52078351 A JP52078351 A JP 52078351A JP 7835177 A JP7835177 A JP 7835177A JP S582893 B2 JPS582893 B2 JP S582893B2
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sheet
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vacuum chamber
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複写装置やファクシミリ装置等に原稿、送信
原稿等を給送するシート給送装置に係り、更に詳細には
負圧によってシ一ト載置台上のシートを一枚ずつ上方に
吸着してそのシートを回転駆動されているローラで自動
的に順次送り出すようにした、謂ゆるエア一式シート給
送装置に係る。
従来、複写装置やファクシミリ装置等に用いるエア一式
シート給送装置としては、シートを積層貯容するシ一ト
載置台と、前記シ一ト載置台のシート送り方向前側の上
方に配置された下部開口のバキュームチャンバーを郭定
するバキュームケーシングと、前記バキュームチャンバ
ーの下部開口を閉じるべく後端部を前記バキュームケー
シングに水平な枢軸を介して枢支され且つそれの前側に
吸気孔を備えた一枚の可動底板と、前記バキュームチャ
ンバ内に配置されたシート送出口−ラとを含み、前記バ
キュームチャンバー内に発生された負圧により前記シ一
ト載置台上の一枚のシートを下面に吸着した状態で前記
可動底板が所定量上方に回動された状態のとき前記シー
ト送出口−ラが前記吸気孔の一部より前記可動底板の下
方に露呈して前記吸着されている一枚のシートを前方に
摩擦で送り出すようにした、たとえば米国特許第396
4740号明細書に記載されるシート給送装置が知られ
ている。
米国特許第3964740号により提案されているシー
ト給送装置に於いては、送出口−ラはバキュームケーシ
ングに担持され、可動底板が所定量上方に回転された状
態のときそれの吸気孔から下方に突出するようになって
いるので、シ一ト載置台上のシートはその先端部を可動
底板の先端部で押えられるようになり、そのためシート
の分離が安定して行われないと云う不具合を残している
そこで本願出願人と同一の出願人は、送出ローラを可動
底板に取付け、送出ローラでシート載置台上のシートを
押え付けることにより米国特許第3964740号のシ
ート給送装置に残されている不具合を解消したシート給
送装置を特願昭51−99279号特開昭53−260
67号公報に於いて既に提案している。
しかし、特願昭51−99279号特開昭53−2 6
0 6 7号公報に於いて提案されているシート給送
装置に於いては、前記送出ローラへの回転力の伝達を、
送出口一ラが可動底板と共に所定量上方に変位したとき
それの周面に摺接する駆動軸との摩擦により行っており
、そのため安定した送出ローラの回転を確保するには送
出ローラと駆動軸との間に比較的大きな圧接力を必要と
する。
従って前記可動底板を上方に持ち上げるための負圧力を
生じせしめるためのファンの能力のかなりの部分を前記
圧接力としで使用しなければならない。
そのため可動底板を浮き上がらせるために作用するファ
ンの効果は小さくなり、送出ローラのシート押え力も弱
くなり、シートの分離、給送が不安定なものになる。
即ち、送出ローラによるシートの押え力が弱いと、最上
位のシートが送出ローラを境として負圧力により曲げら
れ可動底板の下面に吸着される以前に可動底板が浮き上
がり始め、シートの分離作用が不安定となる。
本発明は上述した如き不具合に鑑みて提案されたもので
あり、送出ローラが可動底板に取付けられている形式の
ものに於いてその送出ローラへの回転力の伝達を確実な
ものとし、同時にシートの分離、給送を安定して行える
ようにした、改良されたエア一式シート給送装置を提供
することを目的としている。
かかる目的は、本発明によれば、シートを積層貯容する
シ一ト載置台と、前記シ一ト載置台の上方に配置され下
部開口のバキュームチャンバーを郭定するバキュームケ
ーシングと、前記バキュームチャンバーの空気を吸引し
該チャンバーを選択的に負圧状態とする空気吸引装置と
、前記バキュームチャンバーの下部開口を閉じるべく上
下動自在に配置され且つそれの前側に吸気孔を備えた可
動底板と、前記可動底板に軸を介して回転自在に担持さ
れ前記吸気孔の一部より下方に露呈し前記可動底板に負
圧作用により吸着された前記シ一ト載置台上のシートを
前方に送り出す送出ローラと、前記軸に担持された従動
歯車と、前記バキュームチャンバー内にあって前記送出
ローラが前記可動底板と共に所定量上方したとき前記従
動歯車と噛み合う駆動歯車と、前記駆動歯車を選択的に
回転駆動するモーターとを含んでいる如きエア一式シー
ト給送装置によって達成される。
かかる構成によれば、歯車により送出ローラに回転力が
伝えられるので、送出ローラは安定して回転され、又従
動歯車と駆動歯車との噛み合い力(圧接力)を摩擦式に
よるときに比べ小さくでき、空気吸引装置の吸引力を可
動底板の持ち上げに有効に使用することができる。
以下、図を参照して説明すると、第1図は本発明の特徴
を備えたシート給送装置の外様を例示している。
図示した如く、このシート給送装置は、大体に於いて平
らな十面2を呈するシ一ト載置台1を備えており、この
シ一ト載置台1上に給送すべきシートが載せられる。
シ一ト載置台1は、第2図に良く示されている如く、シ
ート分離時の抵抗を少なくするように僅かに開き気味に
傾斜した前部障壁3を、又両側部に垂直な側板4,5を
各各取り付けられている。
前記側板4,5の各々には第1図に示されているシート
給送装置全体を例えばファクシミリ装置や複写装置等の
シート受け入れ部に着脱自在な態様にて取り付けるため
の係合金具6及び分離効果を高めるような空気の流れを
得るための係合切欠き7が設けられている。
前記側板4,5はその前部に立ち上ったブラケッ ラケッ ーシング10を支持するための支持ピン8,9が取り付
けられている。
給送ヘッドケーシング10は下部開口の四角箱状をなし
ており、その両側壁の内側に各々取付け具11,12を
介して取付けられた内側板13.14の前端部が前記支
持ピン8,9に枢支されていることにより前記支持ピン
8,9を回動支点として第2図に示す如き使用位置と前
記シ一ト載置台1の上面により引き離された非使用位置
との間を回動自在である。
この場合、前記ヘッドケーシング10はそれの後側(第
2図に於いて右側)に前述した回動のために手を掛ける
オーバーハング部15を有している。
前記内側板13と14との間にはヘッドケーシング10
が使用位置にあるとき前記前部障壁3に対応する前後位
置に於いてヘッドケーシング10内を前後二つの部屋に
仕切る垂直な仕切り板16が取り付けられている。
仕切り板16によって仕切られた後側の部屋、換言すれ
ば前記シ一ト載置台1の前側上方に位置する部屋は下部
開口のバキュームチャンバー17を郭定するバキューム
ケーシング18を固定状態にて収納している。
前記バキュームケーシング18の上部にはモーター19
によって回転7駆動される軸流ファン20及びそれらを
収納するケーシング21を含む空気吸引装置22が配置
されており、前記軸流ファン20は前記バキュームケー
シング18の天井壁に開口された連通孔23より前記バ
キュームチャンバー17内の空気を吸引し、その空気を
前記へッドケーシング10の天井壁に開口された排気孔
24より外部に放出するようになっている。
前記排気孔24には金網の如き通気性部材25が取り付
けられている。
バキュームケーシング18はその下部開口の後縁部位置
に前記シ一ト載置台1を横切る方向に実質的に水平に延
びる第一の枢軸26を担持しており、この第一の枢軸2
6は第一の可動底板27の後端部を枢支している。
即ち、前記第一の可動底板27は前記第一の枢軸26を
回動支点として図にて上下方向に回動自在であり、前記
下部開口の後側半分を閉じる前後長さを有している。
又、前記第一の可動底板27はその前端部位置に前記シ
一ト載置台1を横切る方向に水平に延びる第二の枢軸2
8を担持しており、この第二の枢軸28は第二の可動底
板29の後端部を枢支している。
即ち第二の可動底板29は前記第二の枢軸28を回動支
点として上下方向に回動自在であり、その前端部は前記
下部開口の前端部位置に対応する位置にまで延びている
即ち、前記バキュームケーシング18の下部開口は互い
に折り曲り自在な前後二枚の可動底板により閉じられて
いる。
又、図示した実施例の場合、第4図に良く示されている
如く、前記第一の可動底板27の両側縁部及び前記第二
の可動底板29の前端部と両側縁部はそれぞれ上方に所
定量折り曲げられて垂直折曲り片27a,27b及び2
9a,29b,29cを構成しており、これら各垂直折
曲り片は前記バキュームケーシング18の両側壁及び前
壁を囲むようにそれらの外側にそれぞれ位置しており、
又側縁部の折曲り片にはこれと前記バキュームケーシン
グとの間の気密性を向上させるためにマイラーフイルム
の如き可撓性薄板30が取り付けられている。
又、前記仕切り板16には、第2図に良く示されている
如く、可撓性薄板31が取り付けられており、この可撓
性薄板31は前記第二の可動底板29の前縁部の垂直折
曲げ片29aの更に外側に垂れ下り、その垂直折曲げ片
とバキュームケーシング18との間の気密性を向上する
ようになっている。
又、前記第二の回動底板29の下底面の前端部には半球
状の突起61がシート送出方向を横切る方向に複数個形
成されている。
この突起61は後述する送出ローラ33の配置位置に対
応させて設けられていることが好ましい。
前記第二の可動底板29は、第3図及び第4図に良く示
されている如く、シートの送出方向に沿って細長い吸気
孔32をそれの幅方向に複数個隔置して有しており、こ
の吸気孔32には、この実施例の場合、一つおきにゴム
或いはゴム類似品で構成された送出ローラ33が配置さ
れている。
この送出ローラ33の各々は前記第二の可動底板29の
上面に取り付けられた軸受けブラケット34,35間に
回軸自在に掛け渡されたローラ支持軸36に一体的に担
持され、その下部周面が前記吸気孔32より所定量下方
に突出し前記シ一ト載置台1の上面2上に摺接し得るよ
うになっている。
従って、前記第一及び第二の可動底板27,29が自重
によって降下した位置にあるときは、第2図に良く示さ
れている如く、前記第一の可動底板27の前端及び第二
の可動底板29の後端はシート上に衝合し、又第二の可
動底板29は前記シ一ト載置台1の上面2に対し所定の
小さな傾きをもって対向している。
この場合、前記送出ローラ33は前記吸気孔32内の後
側領域に偏倚して配置、換言すると前記障壁3よりある
提度の距離をおいて配置されていることがシートを分離
させるうえで好ましく、又前記吸気孔32は図示する如
くその前側が細くなっていることが好ましい。
前記ローラ支持軸36は、第3図に良く示されている如
く、その一端部に歯車37を備えており、この歯車37
は前記第二の可動底板29が所定量図にて上方に移動さ
れたとき前記バキュームチャンバー17内に配置されて
いる歯車38と噛み合うようになっている。
歯車37と38は前記第二の可動底板29の上下移動に
伴ない係合離間するので両者がスムーズに係合するよう
これらは小さなモジュールの三角形歯形の歯車で構成さ
れていることが好ましい。
前記歯車38は前記内側板13と14との間に回転自在
に掛け渡された歯車軸39に一体的に担持されている。
歯車軸39はその一端部にタイミングベルトプーリ40
を備えている。
このタイミングベルトプーリ40は前記ヘッドケーシン
グ10内に収納された送出ローラ駆動用のモーター41
に設けられたタイミングベルトプーリ42にタイミング
ベルト43を介して駆動連結され、モーター41の回転
力を前記歯車軸39に伝えるようになっている。
この場合、歯車38は第2図に於いて反時計方向に回転
駆動される。
前記第二の可動底板29は、それの上面の中央部に一つ
のブラケット44を有しており、このブラケット44に
は一端を第三の枢軸45によって前記バキュームケーシ
ング18の後側上方に枢支されたリンク46の他端部が
第四の枢軸47によって枢支されている。
リンク46は前記第一の可動底板27と共働して一つの
平行リンク機構を構成しており、そのため前記第二の可
動底板29は前記シート載置台1の上面に対し実質的に
上下方向に平行移動される。
又、この実施例の場合、前記第一の可動底板27はそれ
の上面の中央部に一つのブラケット48を有しており、
このブラケット48にはリンク49の一端部が枢軸50
によって枢着されている。
リンク49の他端は前記バキュームケーソング18の天
井壁に設けられた開口51(第3図参照)を通ってバキ
ュームケーシング18の上方に突出しており、前記バキ
ュームケーシング18の上面に取り付けられたブラケッ
ト52に枢軸53を介して枢支されているてこ要素、5
4の一端部に枢軸55を介して枢支連結されている。
前記てこ要素54の他端部は前記仕切り壁16に設けら
れた開口155(第5図参照)を通ってヘッドケーシン
グ10の前側の部屋にまで延びており、その先端部には
カウンタウエート56が取り付けられている。
カウンタウエート56はてこ要素54、リンク49を介
して前記第一の可動底板27に上昇方向の力を与えてお
り、これにより送出ローラ33等を担持した第二の可動
底板29及び第一の可動底板21等が比較的小さい力で
上昇し得るようになっている。
又、この実施例の場合、前記てこ要素54はてこ長さを
調節できるようにねじ57によって伸縮自在に連結され
る二つのてこ構成要素54aと54bとにより構成され
ている。
尚、前記開口55は前配バキュームチャンバー17内の
負圧が逃げるのを防止すべく前記てこ要素54に通され
た金属薄板55′によって閉じられるようになっている
前記第一及び第二の可動底板27,29の下方には、一
端を前記第一の可動底板27の下面に貼着された可撓性
薄板60があり、この可撓性薄板は第二の枢軸28の部
分を越えて第二の可動底板29の送出ローラ33の手前
に延び、その他端、即ち自由端はシート載置台1上面に
接触するようになっている。
又、第2図に良く示されている如く、前記前部障壁3は
その上端部より若干段差をつけ且つシート送出方向に向
って傾けられた案内板3′を有しており、この水平案内
板3′はそれの上方に位置すべく前記側板4,5間に取
り付けられた上部案内板58と共働してシート送出通路
59を郭定している。
前記前部障壁3にはゴム片62の一端が固定されており
、このゴム片62は案内板3′より前記シート送出通路
59内に突出した撓み自由な上端を有している。
又、前記案内板3′にはゴム片63の一端が固定されて
おり、このゴム片63は前記シート送出通路59内を前
方に延びており、その延長端部が自由端になっている。
上述した構成からなるシート給送装置の作用について第
5図及び第6図を用いて説明する。
給送すべきシートSは、第5図に示す如くその先端を前
部障壁3に突き当てて先端を揃えた状態でシ一ト載置台
1上に積層載置する。
かかるシートSの載置に際してはヘッドケーシング10
を持ち上げて行えば良い。
勿論、原稿が少ない場合には、ケーシングを持ち上げる
ことなく、差し込む態様で載置してもよい。
シートSが上述した如くシート載置台1上に載置される
と、給送ローラ33はその載置されたシートのうち最上
位のものの上面に当接し、自重や第二の可動底板29の
重量等で前記シートに対し軽く押し付けられる。
この押し付け力はローラ33及びその支持系及び第二の
可動底板29の重量等とカウンターウエート56の重量
とのバランスにより定められ、これはシートの分離、即
ち積層された多数のシート゜のうち最上位の一枚のみを
吸着するうえに於いて重要なことである。
かかる状態に於いて、シート給送装置の図には示されて
いない制御系に給紙指令が入力されると、空気吸入装置
22のモーター19及び送出ローラ駆動用のモーター4
1が回転され、軸流ファン20及び歯車38が回転し始
める。
すると、吸気孔32より空気がバキュームチャンバー1
7内に吸い込まれ始め、その吸引力がシート載置台1上
の最上位のシートの腰の強さより大きくなると、最上位
のシートSは、給送ローラ33との接触点を境としてそ
れより前側が吸い上げられるようになる。
このとき、送出ローラ33の後側、即ち図にて右側から
も吸気孔32へ空気が吸入されると、シートの分離作用
として働く空気の流れ、即ちシートの前縁部より最上位
のシートとそれの下にあるシートとの間に流れ込む空気
の流量が減少し、更に最上位のシートの上面を流れる空
気の圧力によりシートが押えられ、可動底板27,29
の上昇が妨げられ、シートの分離作用に対し悪影響を及
ぼすが、それは可撓性薄板60によって阻止されている
又、この可撓性薄板60は第一の可動底板27と第二の
可動底板29との接合部から空気が吸入されるのを防止
する。
軸流ファン20の回転数が上昇するにつれて前記最上位
のシートは吸い上げられ、前記吸気孔32を徐々に塞い
でゆき、ついには第二の可動底板29の下底面に吸着さ
れて前記吸気孔32を完全に塞ぐようになる。
このとき、シートSは前記第二の可動底板29の下底面
に吸着されることにより、その前端部が突起61に当っ
て波形に折り曲げられるので、シートが二枚一緒に吸着
されていても前記波形の谷部に於いてその二枚のシート
の間に空気層ができ、そのため下側のシートは自重によ
りシート載置台上に落下し、シートが二枚一緒に送り出
されることが防止される。
尚、この時下側のシートは腰の強さにより波形にはなら
ない。
上述の如くシートによって吸気孔32が塞がれると、バ
キュームチャンバー17内が実質的に密閉室になるため
バキュームチャンバー17内の負圧が高められ、その負
圧により前記第二の可動底板29が持ち上げられるよう
になる。
この第二の可動底板29の移動は第一の可動底板60と
リンク46とによって構成されている平行リンク機構の
作用により実質的に水平移動する。
下底面にシ一トSを吸着した状態で第二の可動底板29
が所定量上方に平行移動すると、第6図に示されている
如く、歯車37が歯車38に噛み合い、送出ローラ33
が図にて時計廻り方向に回転されることにより前記吸着
されているシートが摩擦によって前方へ、即ち図にて左
側へ送られる。
この場合、前記シートはゴム片62を乗り越え、且つゴ
ム片63上を滑って送出されるので、このとき万一、二
枚のシートが重なり合って送り出されていても下側のシ
ートがゴム片62及び63と摺接することによりそれよ
り一枚上のシートと重なり合って送り出されることが阻
止される。
又、更にシートの分離をより確実なものとしたい場合は
、第二の可動底板29がシートを吸着した状態で所定量
上昇し、それより少し時間が経過した後送出ローラ33
が回転されるよう構成すれば良い。
送出ローラ33の回転を遅延させるにはモーター41の
始動タイミングを制御すれば良い。
かかるシート給送装置がファクシミリ装置に装着されて
いる場合は、シート給送装置からシートが所定量送り出
されると、そのシートは図には示されていないファクシ
ミリ装置のシート給送手段によってファクシミリ装置内
に送り込まれるので、送出ローラ33による送出は行わ
なくとも良くなる二かかる段階、例えばファクシミリ装
置の読取部まで原稿が送り込まれたことにより発生する
信号によって、モーター19及び41への通電が停止さ
れ、送出ローラ33の回転が停止されると共に、第二の
可動底板29は送出ローラ33がシート載置台1上の次
に給送すべきシートの上面に当たるまで降下する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシート給送装置の一つの実施例を
示す斜視図、第2図は第1図の線■−■に沿う断面図、
第3図は第2図の線■−■に沿う断面図、第4図は本発
明の要部、即ち可動底板構造を示す斜視図、第5図及び
第6図は本発明によるシート給送装置の二つの作動状態
を示す縦断面図である。 1……シート載置台 シング、17……バキュームチャンバー、18……バキ
ュームケーシング、22……空気吸引装置、27……第
一の可動底板、29……第二の可動底板、33……送出
ローラ、37……歯車、38……歯車、41……給送ロ
ーラ駆動用のモーター、46……リンク、56……カウ
ンターウエート、60……可撓性薄板、61……突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シ一トを積層貯容するシ一ト載置台と、このシ一ト
    載置台の上方に配置された下部開口のバキュームチャン
    バーを郭定スるバキュームケーシングと、上記バキュー
    ムチャンバーの空気を吸引し該チャンバーを選択的に負
    圧状態とする空気吸引装置と、上記バキュームチャンバ
    ーの下部開口を閉じるべく上下動自在に配置され且つそ
    れの前側に吸気孔を備えた可動底板と、この可動底板に
    軸を介して回転自在に担持され上記吸気孔の一部より下
    方に露呈し上記可動底板に負圧作用により吸着された上
    記シ一ト載置台上のシートを前方に送り出す送出口−ラ
    と、上記軸に担持された従動歯車と、上記バキュームチ
    ャンバー内にあって上記送出口−ラが上記可動底板と共
    に所定量上昇したとき上記従動歯車と噛み合う駆動歯車
    と、この駆動歯車を選択的に回転1駆動するモーターと
    を含んでいることを特徴とするエア一式シート給送装置
JP52078351A 1977-06-30 1977-06-30 エア−式シ−ト給送装置 Expired JPS582893B2 (ja)

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US05/918,076 US4236707A (en) 1977-06-30 1978-06-22 Pneumatic sheet feeder
FR7819008A FR2395930A1 (fr) 1977-06-30 1978-06-26 Distributeur pneumatique de feuilles, notamment pour appareils de reprographie
GB7827923A GB2000486B (en) 1977-06-30 1978-06-26 Improvements in and relating to sheet feeding arrangements
DE2828898A DE2828898C3 (de) 1977-06-30 1978-06-30 Vorrichtung zur Zuführung des obersten Blattes eines ortfesten Blattstapels

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KR102203249B1 (ko) 2017-10-10 2021-01-13 주식회사 엘지화학 접속 캡을 구비한 원통형 전지셀

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