JP2005320084A - 封筒給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】孔版印刷機等に備えられる封筒給紙装置において、積載封筒を最上位から順に給紙する場合に、送りミス並びにフラップがしわになるのを防止する。
【解決手段】 フラップが折り畳まれた状態の封筒を積載する昇降可能な給紙台21と、封筒搬送方向と直交する幅方向両側に配置される積載封筒側端規制用の側端ガイド22とを備えた封筒給紙装置である。給紙台21の上方に配置されて積載封筒paの最上位封筒をエア吸着して搬送するエア吸着式搬送機構25と、該エア吸着式搬送機構25の搬送下面56aと略同じ高さに位置する抑止面23bを有すると共に、エア吸着式搬送機構25の搬送方向後方側に位置する抑止部材23とを備えている。積載封筒Paがほぼ水平姿勢に維持されるように、エア吸着式搬送機構25の搬送面56a及び抑止部材23の抑止面23bと、給紙台21の間で、積載封筒Paを上下方向に一定圧で挟圧する。
【選択図】図8

Description

本発明は、孔版印刷機、複写機あるいはプリンタ等に用いられる封筒給紙装置に関し、特に、封筒を積載し、エア吸着式搬送機構で吸着して、印刷部等に給紙搬送する封筒給紙装置に関する。
図13は従来の封筒給紙装置を示しており(特許文献1)、昇降自在な封筒給紙台101上に、前下がり傾斜状に搬送ベルト機構102を配置し、該搬送ベルト機構102に吸引ファン103が設けてある。搬送ベルト機構102の搬送方向と直交する幅方向両側にはサイドガイド104が配置されている。搬送ベルト機構102の前端部には、最下位の封筒を次位(上隣)の封筒から分離するための分離パッド110が配置され、また、積載封筒Paの前端部の上面には錘111が当接している。
図13の封筒給紙装置では、搬送ベルト機構102の載置面105に封筒Paを積載し、吸引ファン103により最下位の封筒を載置面105に吸着し、搬送ベルト機構102を駆動することにより、前記吸着された最下位の封筒を前方に搬送し、分離パッド110により次位の封筒と分離しつつ、前方へ供給するようになっている。
特開2001−162917号公報。
図7は印刷媒体である洋式封筒を示しており、長辺側に折り畳み状のフラップ85を有している。このような洋式封筒Paの表面を印刷する場合には、フラップ85を折り畳んだ状態で、封筒表面を図13の載置面105側に向け、ベルト搬送機構102に積載することになる。
ところが封筒Paは、フラップ85が少し開いた状態で積載されるため、フラップ側の嵩が増え、フラップ側が高くなるように左右に傾斜した状態となる。この左右の傾斜を修正して封筒の平面性を保つため、図13の装置では、前記錘105で積載封筒Paの前端部を下方に加圧しているが、封筒Paの搬送方向中間部及び後部は解放状態となっているので、封筒後部では、左右に傾斜した状態で残る。したがって、最下位封筒が搬送される場合に、開き状態のフラップ85は、加圧状態の前端部にゆくにしたがい次位の封筒に強くこすれ、フラップ85にしわが寄り、分離パッド110の隙間に詰まり、あるいは分離パッド110の端縁に当接し、給紙が停止することがある。
本発明は、積載した封筒をエア吸着式搬送ベルト機構で吸着し、給紙する封筒給紙装置において、給紙される封筒の状態を、積載封筒全体が平面状かつ水平状になるように維持し、フラップのしわ、封筒の詰まり又は給紙ミスを防止できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、印刷媒体として封筒を積載する昇降可能な給紙台と、封筒搬送方向と直交する幅方向両側に配置される積載封筒側端規制用の側端ガイドとを備えた封筒給紙装置において、給紙台の上方に配置されて積載封筒の最上位封筒をエア吸着して搬送するエア吸着式搬送機構と、エア吸着式搬送機構の搬送下面と略同じ高さに位置する抑止面を有すると共に、エア吸着式搬送機構の搬送方向上流側に位置する抑止部材とを備え、積載封筒がほぼ水平姿勢に維持されるように、エア吸着式搬送機構の搬送下面及び抑止部材の抑止面と、給紙台の間で、積載封筒を保持するようにしていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、抑止部材は、幅方向両端部に1対配置され、最上位封筒の幅方向両端部を抑止するようになっている。
(1)積載封筒が水平姿勢に維持されるように、積載封筒の上側のエア吸着式搬送機構の搬送下面及び抑止部材の抑止面と、積載封筒の下側の給紙台の間で、積載封筒全体を上下方向から保持するようにし、そして、最上位封筒を搬送下面に吸着して、給紙するようにしているので、最上位封筒を、捌き用隙間に詰まらせたり、捌き用板等に衝突させたりすることなく給紙でき、円滑な給紙を維持することができる。
(2)最上位封筒の上面を搬送ベルトの搬送下面で押さえると共にエア吸着し、搬送するので、積載封筒を上下から挟圧する圧力は、積載封筒の積載量の減少に応じて、給紙台の昇降により一定に保持できる。したがって、圧力過多によるフラップのしわの発生や、それによる詰まり等も防ぐことができる。
(3)最上位封筒の少なくとも幅方向両端部を抑止するようにしていると、最上位封筒の水平姿勢を維持しながらも、封筒と抑止面との間の摩擦を少なくでき、円滑な封筒給紙作用を維持できる。
図1〜図11は本発明の実施の形態であって、本発明に係る封筒給紙装置を孔版印刷機に備えた例を示しており、説明の都合上、図1中に記載してあるように、封筒搬送方向(矢印F)の上流側を「後側」、封筒搬送方向Fの下流側を「前側」と称し、また、封筒搬送方向と直交する封筒幅方向を「左右方向」として、以下説明する。
[孔版印刷機の全体構造]
図1は透視して示す孔版印刷機の概略側面図であり、印刷機本体1には、後端部に給紙装置2が設けられ、前端部に紙受台19が設けられている。
印刷機本体1内には、前後方向の概ね中間部に画像形成ユニット5が設けられ、画像形成ユニット5の上部後側には製版装置6が設けられ、画像形成ユニット5の上部前側には排版装置7が設けられ、画像形成ユニット5の画像形成部の前側には排紙装置3が設けられている。
画像形成ユニット5は、上下に対向配置された印刷用版胴10と押圧ローラ11等から構成されており、印刷用版胴10の内周面にはインクローラ12が配置され、前記製版装置6で製版された孔版原紙Nが版胴10に装着されるようになっている。
製版装置6はサーマルヘッド9で孔版原紙Nを製版し、画像形成ユニット5の版胴10に装着するようになっている。
排版装置7は前記版胴10に装着された使用済みの孔版原紙Nを取り外し、排版ロール13として巻き取るようになっている。
画像形成ユニット5の後部近傍には、上下一対のタイミングローラ15が配置されており、前記版胴10の駆動と同期して適宜タイミングで回転し、封筒Paを画像形成ユニット5へ送り込むようになっている。
排紙装置3は、搬送ベルト16とエア吸引機構17からなり、搬送ベルト16の搬送上面に印刷後の封筒Paを吸着し、紙受台19へ排出するようになっている。
[封筒給紙装置全体構造]
封筒給紙装置2は、封筒専用ではなく、普通紙及び厚紙の給紙にも利用できるものであり、略水平姿勢に配置された昇降可能な給紙台21と、該給紙台21の左右両側(封筒幅方向両側端)に配置された一対の側端ガイド22と、給紙台21の前部上方に配置されたエア吸着式搬送ベルト機構25と、給紙台21の後部に配置された封筒後端規制用の後端ガイド27と、給紙台21の前端に隣接するように立設された前端ガイド28と、該前端ガイド28の上端前方部に配置されたエア吹出し機構30と、給紙台21の上方に配置された複数の上限位置センサー31,32と、エア吸着式搬送ベルト機構25よりも後方に配置されると共に側端ガイド22の上端に取り付けられた抑止部材23等を備えている。
[給紙台の昇降機構]
図3は給紙台21の昇降機構を示しており、給紙台21の左右両側方に配置された側板29に略垂直なガイド孔33及びガイドレール34が形成されており、給紙台21の左右両側端には前記ガイド孔33を貫通するガイド軸35が設けられると共に該ガイド軸35にガイドローラ36が支持されている。
ガイド軸35の先端部は昇降部材37に支持されている。昇降部材37に連結された駆動チェーン38は、上方に延び、ターンスプロケット40を介して下方に折り返し、下方の駆動スプロケット41に係合し、さらに上方に折り返して、コイルばね42に連結している。該コイルばね42は上方に延び、側板に設けられたブラケット43に係合している。前記駆動スプロケット41はピニオンギヤ機構45を介して駆動モータ46に連動連結している。すなわち、駆動モータ46により駆動スプロケット41を矢印B1方向に回転することにより、コイルばね42に援助されながら駆動チェーン38を矢印B2方向に移動し、昇降部材37を介して給紙台21を上昇するようになっており、コントローラ(制御装置)47により給紙台21を上昇位置(仮想線)で停止できるようになっている。駆動モータ46はコントローラ47を介して前記上限センサー31,32及び印刷スタートスイッチ〔又は昇降用スイッチ)48に接続しており、給紙台21が下降位置の場合は、印刷スタートスイッチ48を押すことにより上昇させることができると共に、選択した上限センサー31,32による封筒接触の検出及び封筒離脱の検出にしたがって、自動的に停止及び上昇するように制御される。詳しい制御は後述する。
[後端ガイド]
図1の後端ガイド27は略垂直姿勢に形成されると共に下端に支持台部27aが形成されており、該支持台部27aにはたとえば磁石が内蔵あるいは貼着され、給紙台21上の所望の前後方向位置に固定できるようになっている。
[側端ガイド]
図4は側端ガイド22の斜視図であり、側端ガイド22は、前後方向に間隔を置いて立設された複数の柱部材50と、各柱部材50の上下端部をそれぞれ連結する梁部材51から構成されており、各柱部材50は、給紙台21に形成された複数の溝53内をそれぞれ上下方向に貫通すると共に、溝53を左右方向に移動できるようになっている。側端ガイド22を左右に駆動するための駆動機構は特に図示しないが、給紙台21の封筒幅方向の中央基準線O1に対して、両側端ガイド22を左右対称に移動するようになっている。すなわち、中央振分式で積載封筒幅を設定できるようになっている。
[エア吸着式搬送ベルト機構]
図1において、前記エア吸着式搬送ベルト機構25は、前後の回転ローラ55と、両回転ローラ55間に巻き掛けられた搬送ベルト56と、搬送ベルト56内に配置された吸引ボックス57等を備えており、吸引ボックス57は吸引ファン58に接続している。
図2はエア吸着式搬送ベルト機構25の平面図であり、搬送ベルト56は左右方向に間隔を置いて複数本配置されており、搬送ベルト56全体の搬送幅W1は、最大サイズの用紙幅(封筒幅)W2、すなわち側端ガイド22の最大幅W2よりも広く設定されている。各搬送ベルト56には多数のエア通過開口59が形成され、吸引ボックス57の下面には多数のエア吸引スリット60が形成され、該エア吸引スリット60及び前記開口59を介して吸引されるエアにより、図9のように搬送ベルト56の搬送下面56aに最上位封筒Pa1を吸着し、前方に搬送するようになっている。
[エア吹出し機構]
図1において、エア吹出し機構30は、積載封筒Paの上端部前方に配置されたエア吹出しボックス61と、該エア吹出しボックス61にエアホース62等を介して接続するブロア63等から構成されており、積載封筒Paの上端部の前端に向けて後向きにエアを吹き出すようになっている。エア吹出し機構30の直後に配置されている前端ガイド28は、図4に示すように上端部28aにエア吹出しボックス61からのエアが後方に通過するように、複数の切欠き28bが形成されている。また、前端ガイド28の上端部28aが捌き部として機能するように、図1に示すように、上端部28aの上端は搬送下面56aに対して所定の捌き隙間Dを置いて対向している。
[抑止部材]
図4において、左右の側端ガイド22の上端には、前後方向に延びる支持台66がそれぞれ固着されており、各支持台66の封筒配置側、すなわち中央基準線O1側の端壁66aに、それぞれ上下方向位置調節可能に抑止部材23が取り付けられている。各抑止部材23はステンレス又はアルミ等の金属でできており、垂直姿勢の本体部23aの下端が、中央基準線O1側に水平に折り曲げられており、該折曲げ部分の下面が、用紙の左右両端部を上方から抑止する抑止面23bとなっている。
図5は、抑止部材23の分解斜視図であり、支持台66の前記端壁66aには、前後方向に一定間隔を置いて1対の筒状ガイドピン64が固着されており、各ガイドピン64が固着されている前記端壁66aの裏面側には、ガイドピン64と同一軸芯上にナット68がそれぞれ溶着されている。一方、抑止部材23の本体部23aには、前記ガイドピン64に対応する位置に、前下がり傾斜状のガイド長孔71が形成されている。各ガイド長孔71をガイドピン64に嵌合し、抜止めワッシャ72に挿通したボルト73を、ガイドピン64内に挿通すると共に端壁66aを貫通させ、ナット68に螺着することにより、抑止部材23を支持台66に対し、ガイド長孔長さ方向移動可能、かつ脱落不能に保持している。
抑止部材23を3つの上下方向位置(高さ)に選択的に固定するために、デテントボール74と、高さの異なる第1、第2及び第3の位置決め孔75a、75b、75cと、ボール押さ板(板ばね)76等からなるデテント機構を備えている。前記3つの位置決め孔75a、75b,75cは、前記ガイド長孔71と平行に前下がり状に配列されている。デテントボール74は本体部23aに形成されたボール挿入孔77に挿入され、押さえ板76の一端部により支持台66側へ弾性的に押さえ付けられ、3つの位置きめ孔75a,75b、75cに選択的に係合するようになっている。勿論、ボール挿入孔77の内径はボール74が左右方向に移動可能となる大きさであり、一方、位置決め孔75a、75b、75cの径は、ボール74の径よりも小径となっている。
図6は図5の最も低い第1の位置きめ孔75aを通る面で切断した縦断面図である。図6の状態のように、最も低い第1の位置きめ孔75aにボール74を係合させた場合には、下端の抑止面23bの上下方向位置L1は搬送下面56aよりも低くなり、中間の第2の位置決め孔75bにボール74を係合させた場合には、下端抑止面23bの上下方向位置L2は搬送下面56aと同じ高さになり、最も高い第3の位置決め孔75cにボール74を係合させた場合には、下端抑止面23bの上下方向位置L3は、搬送下面56aよりも高くなるように構成されている。
本実施の形態では、第1の位置きめ孔75aに対応する下端抑止面23bの位置L1を普通用紙の抑止位置とし、最も高い第3の位置きめ孔75cに対応する下端抑止面23bの位置L3を退避位置とし、そして、中間の第2の位置決め孔75bに対応する下端抑止面23bの位置L2を、洋式封筒の抑止位置として利用する。
[上限センサー]
図8において、前側の第1の上限センサー31はエア吸着式搬送ベルト機構25の搬送経路内に配置されており、積載封筒Paの前半部高さを検出し、後側の第2の上限センサー32は抑止部材23の前後方向抑止範囲内に配置され、積載封筒Paの後半部の高さを検出する。いずれの上限センサー31,32も前述のようにコントローラ47に接続し、最上位封筒Pa1に一定圧で接触することにより、封筒検知信号をコントローラ47に入力する。コントローラ47は、上限センサー31,32の封筒検知から一定時間経過(遅延)した後、給紙台21の上昇運動を停止するように構成されている。すなわち、検知時点から所定量だけ給紙台21を上昇させた後、給紙台21を停止するように構成されている。
[洋式封筒]
たとえば図7は前述のように印刷媒体として使用される洋式封筒Paであり、長辺に少し開いた状態のフラップ85を有しており、表面(フラップ85を折り畳む側と反対側)を上側にして積載され、長手方向に搬送される。
[洋式封筒の給紙印刷作業]
図8及び図9は、洋式封筒の表面を印刷する場合の作業工程を示しており、また、図10及び図11は、前記図8及び図9の工程に対応する背面図である。
(1)給紙印刷前の各種設定
図8において、抑止部材23は、抑止面23bが搬送下面56aと同じ洋式封筒用抑止位置L2にくるように上下方向の位置が設定されている。上限センサーとしては後側の第2の上限センサー32を利用している。図9のように、給紙台21の上昇停止時の積載封筒Paの高さH1が、搬送下面56aと同じ位置L2となるように上限センサー32の検知位置を設定しているが、上限センサー32による封筒検知時から一定時間経過した後、給紙台21を停止させるようになっていることにより、給紙台21の上昇停止時、積載封筒Paは、上側の抑止面23b及び搬送下面56aと、下側の給紙台21の間で、上下方向に一定量だけ圧縮した状態で保持されるようになっている。エア吹出し機構30は利用しない。
(2)洋式封筒の積載及び上昇
給紙前、図8のように下降位置の給紙台21に、たとえば表面を上に向けた多数の洋式封筒Paを積載する。図10は積載時の背面図であり、各洋式封筒Paは、フラップ85が斜め下方に少し開いた状態で積載されるため、フラップ側の嵩が増え、フラップ側が高くなるように傾斜した状態となり、上方の洋式封筒Paにゆくに従い、前記左右の傾斜は大きくなっている。封筒積載後、図8の印刷スタートボタン48を押すことにより、給紙台21を上昇させる。なお、エア吹出し機構30は作動していない。
(3)給紙台の停止
図9において、第2の上限センサー32により最上位封筒Pa1を検知した後、一定時間遅れて給紙台21は停止する。すなわち、最上位封筒Pa1が搬送下面56a及び抑止面23bに当接した後も給紙台21は所定量上昇するので、積載封筒Paは上下方向に圧縮され、それによりフラップ85が洋式封筒Paの裏面に略接触する程度まで閉じられると共に、最上位の封筒Pa1は、後方から見て傾斜姿勢から水平姿勢に変化する。また、図9のように、抑止面23bと搬送下面56aは同一高さL2に維持されているので、側方から見た場合でも最上位の洋式封筒Pa1は水平姿勢に保たれている。すなわち、最上位の洋式封筒Pa1は、フラップ85が封筒本体から殆ど下方に張り出すことなく、封筒本体と略同じ平面内に折り畳まれた状態となると共に、封筒全体が搬送下面56aに沿った水平状態に維持される。
(4)吸着、搬送
図9の状態において、エア吸着式搬送ベルト機構25を駆動することにより、水平な最上位封筒Pa1を搬送下面56aに吸着し、搬送ベルト56により前方に搬送する。最上位封筒Pa1は、前記のように突出部のない平板状で、しかも水平姿勢に維持されて前方に送り出されるので、捌き用隙間Dに詰まったり、衝突したりすることなく、円滑に前方に送り出される。
(5)印刷
図1において、タイミングローラ15に送り込まれた最上位封筒Pa1は、版胴10と押圧ローラ11の間の画像形成部に所定タイミングで送り込まれ、印刷される。
(6)排紙
印刷後の封筒Pa1は、排紙機構3を経て紙受台19に排出される。
(7)給紙台の昇降制御
図9において、印刷作業が進み、積載封筒Paの高さH1が搬送下面56aよりも低くなって第2の上限センサー32から離れると、コントローラ47からの指令により給紙台21が上昇し、そして再度上限センサー32が洋式封筒Paを検知すると、一定時間遅れて給紙台21を停止させる。印刷作業中は、前記第2の上限センサー32の検知による給紙台21の昇降停止動作が繰り返され、所定枚数の洋式封筒Paが印刷される。
[和式封筒の印刷]
封筒給紙装置2は、図12に示すような短辺にフラップ86を有する和式封筒Pcにも利用される。和式封筒Pcを積載する場合には、たとえば図12のようにフラップ86を封筒本体から延長する方向に全開状態とし、そして、フラップ86が搬送方向の後端位置にくるように積載する。このようにフラップ86を後端に位置させることにより、前記洋式封筒Paと比べて前方からのエアを封筒内に取り込んで膨らむ恐れが無いので、エア吹出し機構30も利用し、前方からエアを供給することにより、捌き作用を促進する。和式封筒Pcを積載した場合には、フラップ86とは反対側の糊付け済み折返部87が重なることにより、該糊付け済み折返部87が嵩張り、搬送方向Fの上流側が前上がりに傾斜することが考えられるので、図1の前側の第1の上限センサー31を利用するのが好ましい。
[発明のその他の実施の形態]
(1)前記各実施の形態は、孔版印刷機の給紙装置に適用した例であるが、勿論、その他の装置、たとえば、デジタル複写機、シートカッター、イメージリーダ等の給紙装置に適用することも可能である。
(2)上限センサーは、用紙(封筒)の種類に応じて第1、第2のいずれの上限センサーを選択することが可能である。
(3)第1及び第2の上限センサー31、32の両方を同時に用いて封筒Paの水平を検出するようにすることもできる。これによると、両上限センサー31、32が封筒検出時は封筒が水平状態であると判断することができる。
本発明に係る給紙装置を備えた孔版印刷機の概略側面図である。 図1の給紙装置の平面図である。 図1の給紙台の昇降機構の側面図である。 図1の給紙装置の斜視図である。 図1の抑止部材の分解拡大斜視図である。 図5の抑止部材の縦断面図である。 洋式封筒の斜視図である。 洋式封筒を給紙する場合の準備工程を示す給紙装置の側面図である。 洋式封筒の給紙直前の工程を示す給紙装置の側面図である。 図8の準備工程に対応する給紙装置の後面図である。 図9の給紙直前の工程に対応する給紙装置の後面図である。 和式封筒の斜視図である。 従来の給紙装置の側面図である。
符号の説明
1 印刷機本体
2 封筒給紙装置
22 側端ガイド
23 抑止部材
23b 抑止面
25 エア吸着式搬送ベルト機構
27 後端ガイド
28 前端ガイド
31 第1の上限センサー
32 第2の上限センサー
47 コントローラ
56 搬送ベルト
56a 搬送下面
57 吸引ボックス
61 エア吹出しボックス
P 用紙
Pa 洋式封筒
Pb 厚紙

Claims (2)

  1. 印刷媒体として封筒を積載する昇降可能な給紙台と、封筒搬送方向と直交する幅方向両側に配置される積載封筒側端規制用の側端ガイドとを備えた封筒給紙装置において、
    給紙台の上方に配置されて積載封筒の最上位封筒をエア吸着して搬送するエア吸着式搬送機構と、
    エア吸着式搬送機構の搬送下面と略同じ高さに位置する抑止面を有すると共に、エア吸着式搬送機構の搬送方上流側に位置する抑止部材とを備え、
    積載封筒がほぼ水平姿勢に維持されるように、エア吸着式搬送機構の搬送下面及び抑止部材の抑止面と、給紙台の間で、積載封筒を上下方向に保持するようにしていることを特徴とする封筒給紙装置。
  2. 前記抑止部材は、幅方向両端部に1対配置され、最上位封筒の少なくとも幅方向両端部を抑止するようになっていることを特徴とする請求項1記載の封筒給紙装置。
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