JP2008179424A - 給紙装置 - Google Patents

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健 松下
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Abstract

【課題】積載された用紙を下から1枚ずつ安定して次段へ供給できる給紙装置を、提供すること。
【解決手段】用紙100が積載されるホッパ4と、積載された用紙100の最下層の用紙を搬送ベルト53上に吸着させて、ホッパ4から搬出する、吸引搬送ベルト機構5と、搬出されて来た用紙を挟持して更に搬送する排出ローラ6と、を備えた、給紙装置10において、搬送ベルト53上の用紙を押し上げるよう昇降する偏心ローラ8と、偏心ローラ8の昇降作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、積載された用紙を下から1枚ずつ次段へ供給する給紙装置、に関する。
積載された用紙を下から1枚ずつ次段へ供給する給紙装置では、用紙を1枚ずつ搬出するための構成に工夫が施されている。例えば、特許文献1の装置では、積載された用紙の端面に空気を吹き付けて、用紙を上下に分離させている。特許文献2の装置では、バックストップ機構によって、下層の用紙に加わる積載用紙の重量を軽減している。特許文献3の装置では、用紙を搬出する際に他の用紙を昇降テーブルによって持ち上げている。
特開昭60−44435号公報 特開平8−169579号公報 特開2005−298078号公報
しかるに、特許文献1〜3の装置では、次のような問題があった。すなわち、特許文献1の装置では、吹き付ける空気の調整が困難である。特許文献2の装置では、バックストップ機構の調整が困難であり、また、適用できる用紙の種類が限定される。特許文献3の装置では、装置の全体構成及び搬送手段の構成が複雑であり、また、応答性が良くない。
本発明は、積載された用紙を下から1枚ずつ安定して次段へ供給できる給紙装置を、提供することを、目的とする。
本発明は、用紙が積載される用紙積載部と、積載された用紙の最下層の用紙を搬送ベルト上に吸着させて、用紙積載部から搬出する、吸引搬送ベルト機構と、搬出されて来た用紙を挟持して更に搬送する排出ローラと、を備えた、給紙装置において、搬送ベルト上の用紙を押し上げるよう昇降する押上部材と、押上部材の昇降作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明は、更に、次のような具体的構成を採用するのが好ましい。
(a)押上部材が、搬送ベルト上を搬送されて行く用紙を押し上げるよう、吸引搬送ベルト機構内に、位置しており、制御手段が、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が搬送ベルトの搬送方向上流端を過ぎる時に、吸引搬送ベルト機構を停止させるとともに押上部材を上昇させ、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が排出ローラを過ぎた時に、押上部材を下降させるよう、制御するようになっている。
(b)押上部材が、吸引搬送ベルト機構より搬送方向上流側に位置しており、制御手段が、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が押上部材を過ぎた時に、押上部材を上昇させ、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が搬送ベルトの搬送方向上流端を過ぎる時に、吸引搬送ベルト機構を停止させ、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が排出ローラを過ぎた時に、押上部材を下降させるよう、制御するようになっている。
(c)押上部材が、偏心ローラからなっており、偏心ローラの膨出部が上に位置する際に用紙を押し上げるよう構成されている。
(d)上記(c)において、偏心ローラの外周部が回転自在である。
(e)用紙積載部が、搬送方向下流側が高くなるよう傾斜している。
本発明によれば、押上部材を上昇させることによって、搬送されて行く用紙(以下、「搬送用紙」と称する)を押し上げたり、搬送されて行く用紙の上に積載されている用紙(以下、「積載用紙」と称する)を押し上げたりできる。そして、搬送用紙を押し上げると、搬送用紙と搬送ベルトとの間の摩擦抵抗を減少させることができ、また、積載用紙を押し上げると、搬送用紙に掛かる積載用紙の荷重を減少させることができる。したがって、いずれの場合でも、排出ローラに掛かる搬送用紙の負荷を減少させることができ、それ故、搬送用紙を安定した状態で搬送することができる。
上記構成(a)によれば、搬送用紙を押し上げて搬送用紙と搬送ベルトとの間の摩擦抵抗を減少させることができ、その後、積載用紙を押し上げて搬送用紙に掛かる積載用紙の荷重を減少させることができる。したがって、搬送用紙を安定した状態で搬送することができる。
また、搬送用紙の搬送方向上流端が搬送ベルトの搬送方向上流端を過ぎる時に、吸引搬送ベルト機構を停止させるので、積載用紙の最下層の用紙が搬送ベルトによって搬送用紙と共に搬送されてしまうこと、すなわち、「連鎖送り」、を防止できる。
上記構成(b)によれば、搬送用紙の搬送方向上流端が搬送ベルトの搬送方向上流端に至るまでは、積載用紙を押し上げた状態で吸引搬送ベルト機構の作動を継続できるので、搬送用紙に掛かる積載用紙の荷重を減少させた状態で搬送用紙を吸引搬送ベルト機構によって搬送でき、したがって、搬送用紙をより安定した状態で搬送することができる。また、上記構成(a)と同様に、「連鎖送り」を防止できる。
上記構成(c)によれば、偏心ローラの周面が曲面であるので、偏心ローラと搬送用紙との間の摩擦抵抗が搬送用紙の搬送を妨げることはなく、また、偏心ローラが搬送用紙を傷付けることもない。
上記構成(d)によれば、搬送用紙が偏心ローラに接した状態で搬送される際において、搬送用紙と偏心ローラとの間の摩擦抵抗が極めて小さくなるので、排出ローラに掛かる搬送用紙の負荷を大きく減少させることができ、それ故、搬送用紙をより安定した状態で搬送できる。
上記構成(e)によれば、押し上げた積載用紙の搬送方向下流端部を、上方に向けて反らせることができる。このため、搬送方向下流側において搬送用紙に掛かる積載用紙の荷重を、減少させることができる。したがって、この点からも、排出ローラに掛かる搬送用紙の負荷を減少させることができ、それ故、搬送用紙を安定した状態で搬送できる。
図1は本発明の給紙装置10の側面断面図である。給紙装置10は、本体11と、本体11から斜め下向きに延びている紙受トレイ12と、を備えている。なお、給紙装置10における搬送方向は、矢印Xで示している。
本体11内には、アクチュエータ2と、導入ローラ3と、ホッパ4と、吸引搬送ベルト機構5と、排出ローラ6と、通過センサー7と、偏心ローラ(押上部材)8と、制御手段(図示せず)と、が設けられている。また、紙受トレイ12には、紙受センサー13が設けられている。
図2は図1のII矢視図である。ホッパ4は、搬送方向上流端壁41と、両側の幅ガイド42、43と、搬送方向下流端壁44と、底部45と、で構成されている。ホッパ4は、搬送方向下流側が高くなるよう傾斜している。すなわち、底部45は、搬送方向下流側が高くなるよう傾斜している。また、底部45には、ホッパ4内の用紙の有無を検知するホッパセンサー46が設けられている。
底部45は、底板451と吸引搬送ベルト機構5とで構成されている。底板451は、底部45の搬送方向上流側の略半分を占めている。吸引搬送ベルト機構5は、底板451と同一面を構成するよう、底板451に続いて搬送方向下流側に配置されており、下流端壁44を越えてホッパ4の外まで延びている。なお、下流端壁44の下縁には、捌き部材441が設けられている。
吸引搬送ベルト機構5は、搬送方向上流側の搬送ローラ51と、搬送方向下流側の搬送ローラ52と、両搬送ローラ51、52に掛け渡された複数の無端環状の搬送ベルト53と、吸引ボックス54と、を備えている。吸引搬送ベルト機構5は、用紙を、吸引ボックス54を介して搬送ベルト53上に吸着させて、搬送するよう、構成されている。
排出ローラ6は、用紙を挟持して搬送する1対のローラ61、62からなっており、吸引搬送ベルト機構5に対して搬送方向下流側の近傍に配置されている。
通過センサー7は、受光素子71と発光素子72とで構成されており、排出ローラ6に対して搬送方向下流側の近傍に配置されている。
なお、紙受トレイ12の入口121は、通過センサー7に対して搬送方向下流側の近傍に位置している。
そして、本発明では、偏心ローラ8が設けられている。図3は吸引搬送ベルト機構5の拡大側面断面図である。偏心ローラ8は、搬送ローラ51と搬送ローラ52との間の、少しだけ搬送ローラ51寄りに、配置されている。偏心ローラ8は、搬送方向に対して直交する方向に延びた水平回転軸81回りに回転するよう設けられている。偏心ローラ8は、膨出部82が上方に位置する際には搬送ベルト53より上方に突出し、且つ、一点鎖線で示されるように膨出部82が下方に位置する際には搬送ベルト53より上方に突出しないよう、設けられている。すなわち、偏心ローラ8においては、膨出部82が、搬送ベルト53より上方に突出した「上昇位置」と、搬送ベルト53より上方に突出しない「下降位置」と、の間を昇降するようになっている。偏心ローラ8は、図2に示されるように、複数個設けられており、それぞれは、隣接する搬送ベルト53の間に位置している。
また、偏心ローラ8は、図3に示されるように、ギアモータ85を一方向に回転させることによって、連結ベルト86を介して回転するよう、設けられている。そして、偏心ローラ8は、水平回転軸81と一体に回転する遮光板87の両エッジ871がフォトインタラプタ88を通るたびに、ギアモータ85が停止することによって、上記「上昇位置」と上記「下降位置」とに交互に切り替えられるよう、設けられている。すなわち、偏心ローラ8は、180度回転するたびに停止するよう設けられている。
更に、本発明では、偏心ローラ8及び吸引搬送ベルト機構5等の作動を制御する制御手段が、設けられている。制御手段は、以下に説明するような作動を給紙装置10の各構成部品に行わせるよう、機能する。
次に、上記構成の給紙装置10の作動を順に説明するとともに、その作用効果も説明する。
ところで、給紙装置10は、例えば、生産ラインにて製品の組立手順を順番に示した「作業指示書」を順次発行するシステムにおいて、使用される。「作業指示書」は、単票の用紙100であり、通常は、給紙装置10の前段に配置されたプリンタ20において、上位コンピューターからネットワークを介して取得したデータに基づいて印刷される。印刷された用紙100は、排出ローラ21によって、給紙装置10の導入口14へ送り出される。給紙装置10においては、用紙100が導入口14へ入ってアクチュエータ2を押し上げると、導入ローラ3が回転し、用紙100は、アクチュエータ2の荷重によって導入ローラ3に押し付けられ、導入ローラ3によってホッパ4内に送られる。こうして、用紙100が、ホッパ4内に積載される。給紙装置10は、作動開始時においては、ホッパ4内に用紙100が積載されており、且つ、紙受トレイ12に最初の用紙100が発行されている。
図4は給紙装置10の作動タイミングチャートを示しており、図5〜図9は作動の様子を順に示している。
(タイミングA)
紙受トレイ12に発行されている用紙100を作業者が取り上げると、紙受センサー13が「用紙無」を検知し、それによって、吸引ボックス54に連通している吸引ファン(図示せず)が作動を開始するとともに、排出ローラ6も作動を開始する。
(タイミングB)
吸引ファンの吸引力を安定させるための所定時間が経過した後に、搬送ローラ51、52が作動を開始する。これにより、図5に示されるように、ホッパ4内に積載されている用紙100の内の最下層の用紙(以下、「搬送用紙」と称する)100Aが搬送ベルト53上に吸着されて、搬送され始める。
(タイミングC)
搬送用紙100Aが、搬送され、排出ローラ6によって挟持され、更に搬送されると、図6に示されるように、通過センサー7が搬送用紙100Aの搬送方向下流端102を検知する。これにより、排出ローラ6の駆動軸に設けられているエンコーダ(図示せず)において、搬送用紙100Aの長さに相当するパルス数のカウントが始まる。
(タイミングD)
上記エンコーダによるパルス数のカウントによって、図7に示されるように、搬送用紙100Aの搬送方向上流端101が搬送ベルト53の搬送方向上流端531を過ぎるタイミングが求められると、搬送ローラ51、52及び吸引ファンの作動が停止するとともに、偏心ローラ8が、回転して上記「上昇位置」となって停止する。
これにより、まず、図7に示されるように、搬送用紙100Aが偏心ローラ8上を過ぎている間は、搬送ベルト53上に吸着されていた搬送用紙100Aが、膨出部82によって上方へ押し上げられ、少なくとも部分的に、搬送ベルト53から離れる。このため、搬送用紙100Aと搬送ベルト53との接触面積が、偏心ローラ8が無い場合に比して、減少し、その結果、搬送用紙100Aと搬送ベルト53との間の摩擦抵抗が、減少する。したがって、排出ローラ6に掛かる搬送用紙100Aの負荷が減少する。それ故、搬送用紙100Aは、排出ローラ6がスリップすることなく、安定した状態で紙受トレイ12へ向けて搬送される。
そして、図8に示されるように、搬送用紙100Aの搬送方向上流端101が偏心ローラ8を過ぎると、膨出部82は、搬送用紙100Aの上に積載されている用紙(以下、「積載用紙」と称する)100を上方へ押し上げたままの状態を維持する。このため、搬送用紙100Aに掛かる積載用紙100の荷重が大きく減少する。したがって、排出ローラ6に掛かる搬送用紙100Aの負荷が減少する。それ故、搬送用紙100Aは、排出ローラ6がスリップすることなく、安定した状態で紙受トレイ12へ向けて搬送される。
しかも、ホッパ4は、搬送方向下流側が高くなるよう傾斜しているので、膨出部82によって押し上げられた積載用紙100の搬送方向下流端部103は、図7及び図8のいずれの状態においても、上方に向けて反りやすい。このため、搬送方向下流側において搬送用紙100Aに掛かる積載用紙100の荷重は、減少する。したがって、この点からも、排出ローラ6に掛かる搬送用紙100Aの負荷が減少し、それ故、搬送用紙100Aは、安定した状態で紙受トレイ12へ向けて搬送される。
このように、上記構成の給紙装置10によれば、排出ローラ6に掛かる搬送用紙100Aの負荷を減少させることができ、したがって、搬送用紙100Aを安定した状態で紙受トレイ12へ向けて搬送できる。
なお、タイミングDからの作動においては、搬送ローラ51、52及び吸引ファンの作動が停止しているので、積載用紙100の最下層の用紙100Bが搬送ベルト53によって搬送用紙100Aと共に搬送されてしまうことはない。すなわち、「連鎖送り」は起こらない。
また、偏心ローラ8の周面は曲面であるので、偏心ローラ8と搬送用紙100Aとの間の摩擦抵抗が搬送用紙100Aの搬送を妨げることはなく、また、偏心ローラ8が搬送用紙100Aを傷付けることもない。
(タイミングE)
搬送用紙100Aが排出ローラ6によって搬送されて、通過センサー7が搬送用紙100Aの搬送方向上流端101を検知すると、偏心ローラ8が、回転して上記「下降位置」となって停止する。
(タイミングF)
そして、排出ローラ6が搬送用紙100Aを搬送し終えるまでの所定時間が経過した後に、排出ローラ6が停止する。
(タイミングG)
これにより、搬送用紙100Aは、紙受トレイ12に発行され、紙受センサー13が「用紙有」を検知する。
これにより、一連の給紙作業が終了する。すなわち、紙受トレイ12から用紙100が1枚取り上げられると、ホッパ4内に積載されている用紙100の最下層の用紙が1枚だけ紙受トレイ12へ給紙される。そして、この給紙作業が、紙受トレイ12から用紙100が取り上げられるたびに、行われる。
なお、上記構成の給紙装置10は、次のような変形構成を採用してもよい。
(1)偏心ローラ8が、搬送方向の位置を調整可能に設けられている。
これによれば、用紙100の特性、例えば腰の強さ等、に応じて、偏心ローラ8の搬送方向の位置を変えることができるので、用紙100の特性に合わせて、偏心ローラ8による上記効果を最適に発揮させることができる。例えば、用紙100が腰の弱いものである場合には、積載用紙100の下流端部103を確実に上方に向けて反らせるために、偏心ローラ8を搬送方向下流側に位置させるのが好ましい。用紙100が腰の強いものである場合には、その逆である。
(2)偏心ローラ8の外周部が回転自在である。例えば、図10に示される偏心ローラ8では、外周部883がベアリング882を介して内部偏心ローラ部881に対して回転自在に外嵌している。
これによれば、搬送用紙100Aが偏心ローラ8に接した状態で搬送される際において、すなわち、図7の場合において、搬送用紙100Aと偏心ローラ8との間の摩擦抵抗が極めて小さくなるので、排出ローラ6に掛かる搬送用紙100Aの負荷が大きく減少し、それ故、搬送用紙100Aをより安定した状態で紙受トレイ12へ向けて搬送できる。
(3)図11に示されるように、偏心ローラ8が、吸引搬送ベルト機構5よりも搬送方向上流側に配置されている。
この場合には、排出ローラ6に設けられているエンコーダによるパルス数のカウントによって、搬送用紙100Aの搬送方向上流端101が偏心ローラ8を過ぎるタイミングが求められ、そのタイミングが求められると、偏心ローラ8が、回転して上記「上昇位置」となって停止する。そして、更に、エンコーダによるパルス数のカウントによって、搬送用紙100Aの搬送方向上流端101が搬送ベルト53の搬送方向上流端531を過ぎるタイミングが求められ、そのタイミングが求められると、搬送ローラ51、52及び吸引ファンの作動が停止する。その他は上記構成の給紙装置10と同様に作動する。
これによっても、上記構成の給紙装置10と同様の作用効果を発揮できる。しかも、偏心ローラ8を上記「上昇位置」とした後でも搬送用紙100Aの搬送方向上流端101が搬送ベルト53の搬送方向上流端531に至るまでは、積載用紙100を押し上げた状態で搬送ローラ51、52及び吸引ファンの作動を継続できるので、搬送用紙100Aに掛かる積載用紙100の荷重を減少させた状態で搬送用紙100Aを吸引搬送ベルト機構5によって搬送でき、したがって、搬送用紙100Aをより安定した状態で搬送することができる。
(4)偏心ローラ8を上記「上昇位置」とした際に、吸引ファンの作動のみを停止し、搬送ローラ51、52の作動は停止しない。
これによっても、「連鎖送り」を殆ど起こすことなく、搬送用紙100Aを搬送できる。
(5)偏心ローラ8に代えて、図12に示されるような押上部材80が用いられる。押上部材80は、上端部801が曲面であるブロック体であり、シリンダ機構802によって、矢印Y方向に進退するよう、設けられている。
これによっても、偏心ローラ8と同様に、用紙100を押し上げることができるので、偏心ローラ8の場合と同様の作用効果を発揮できる。
(6)紙受トレイ12へ予め発行しておく用紙の枚数が、2枚以上の任意の枚数である。この場合には、紙受トレイ12から当該任意の枚数の用紙が取り上げられると、ホッパ4内に積載されている用紙100の最下層の用紙が1枚ずつ当該任意の枚数だけ紙受トレイ12へ給紙される。
本発明は、積載された用紙の最下層の用紙を安定した状態で搬送できるので、産業上の利用価値が大である。
本発明の給紙装置の側面断面図である。 図1のII矢視図である。 吸引搬送ベルト機構の拡大側面断面図である。 給紙装置の作動タイミングチャートを示す図である。 給紙装置の作動状態を示す断面部分図である。 図5に続く作動状態を示す断面部分図である。 図6に続く作動状態を示す断面部分図である。 図7に続く作動状態を示す断面部分図である。 図8に続く作動状態を示す断面部分図である。 偏心ローラの別の例を示す断面図である。 給紙装置の別の例であって偏心ローラの位置を変えてなる例の断面部分図である。 押上部材の別の例を示す断面図である。
符号の説明
4 ホッパ 5 吸引搬送ベルト機構 53 搬送ベルト 6 排出ローラ 8 偏心ローラ 82 膨出部 883 外周部 10 給紙装置 100 用紙

Claims (6)

  1. 用紙が積載される用紙積載部と、
    積載された用紙の最下層の用紙を搬送ベルト上に吸着させて、用紙積載部から搬出する、吸引搬送ベルト機構と、
    搬出されて来た用紙を挟持して更に搬送する排出ローラと、を備えた、給紙装置において、
    搬送ベルト上の用紙を押し上げるよう昇降する押上部材と、
    押上部材の昇降作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする給紙装置。
  2. 押上部材が、搬送ベルト上を搬送されて行く用紙を押し上げるよう、吸引搬送ベルト機構内に、位置しており、
    制御手段が、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が搬送ベルトの搬送方向上流端を過ぎる時に、吸引搬送ベルト機構を停止させるとともに押上部材を上昇させ、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が排出ローラを過ぎた時に、押上部材を下降させるよう、制御するようになっている、請求項1記載の給紙装置。
  3. 押上部材が、吸引搬送ベルト機構より搬送方向上流側に位置しており、
    制御手段が、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が押上部材を過ぎた時に、押上部材を上昇させ、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が搬送ベルトの搬送方向上流端を過ぎる時に、吸引搬送ベルト機構を停止させ、搬送されて行く用紙の搬送方向上流端が排出ローラを過ぎた時に、押上部材を下降させるよう、制御するようになっている、請求項1記載の給紙装置。
  4. 押上部材が、偏心ローラからなっており、偏心ローラの膨出部が上に位置する際に用紙を押し上げるよう構成されている、請求項1記載の給紙装置。
  5. 偏心ローラの外周部が回転自在である、請求項4記載の給紙装置。
  6. 用紙積載部が、搬送方向下流側が高くなるよう傾斜している、請求項1記載の給紙装置。
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