JP2001097580A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2001097580A
JP2001097580A JP27918099A JP27918099A JP2001097580A JP 2001097580 A JP2001097580 A JP 2001097580A JP 27918099 A JP27918099 A JP 27918099A JP 27918099 A JP27918099 A JP 27918099A JP 2001097580 A JP2001097580 A JP 2001097580A
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Yuzo Onishi
雄三 大西
Yoshihiro Yamaguchi
義広 山口
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載台(6)上の複数枚のシート状紙(8)
のうちの最上位のシート状紙を吸引送出手段(14)に
よって吸引して送出する形態の給紙装置において、シー
ト状紙の重送を充分確実に回避する。 【解決手段】 一対の紙係合部材(64)を含む紙撓曲
手段(52)を配設し、一対の紙係合手段を最上位のシ
ート状紙の上面に係合せしめた状態で相互に接近する方
向に移動せしめ、最上位のシート状紙を撓曲させて上方
に膨出せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、印刷機及
びファクシミリの如き画像形成機に装備され、表面に画
像を形成すべきシート状紙を送出する給紙装置、更に詳
しくは積載台上に積載された複数枚のシート状紙のうち
の最上位のシート状紙を吸引して送出する吸引送出手段
を具備する形態の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−107347号公報には、画
像形成機に装備される給紙装置として、積載された複数
枚のシート状紙のうちの最上位のシート状紙を吸引して
送出する形態の、一般に吸引式を称される給紙装置が開
示されている。かかる給紙装置は、シート状紙収容手段
及び吸引送出手段を具備している。シート状紙収容手段
は、通常、作用位置とこの作用位置から引き出された非
作用位置との間を移動自在に装着された可動枠体と、こ
の可動枠体に昇降動自在に装着された積載台とを含んで
いる。可動枠体が非作用位置に引き出されて積載台上に
複数枚のシート状紙が所要とおりに積載され、しかる後
に可動枠体が作用位置に戻されて、積載台上に積載され
た複数枚のシート状紙が吸引送出手段に対して所要とお
りに位置せしめられる。吸引送出手段は多数の吸引孔が
形成された無端ベルトを含んでおり、積載台上の最上位
のシート状紙をベルト表面に吸引し、吸引したシート状
紙をベルトの回転によって所要方向に送出する。送出さ
れたシート状紙は、搬送ローラ対から構成することがで
きる搬送手段に供給され、次いで所要搬送径路を通して
搬送される。給紙装置には、一般に、紙浮上及び分離手
段も配設されている。この紙浮上及び分離手段は、積載
台上に積載した複数枚のシート状紙の上部前端に送風し
て、上部の数枚のシート状紙を浮上せしめると共に、最
上位のシート状紙をそれより下方のシート状紙から分離
せしめる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した形態
の従来の給紙装置には、積載台上に積載された複数枚の
シート状紙から、最上位のシート状紙のみならずそれよ
り下方の1枚乃至数枚のシート状紙も同時に送出される
所謂重送が発生する虞が少なくない、という解決すべき
問題が存在する。上述した紙浮上及び分離手段は、最上
位のシート状紙とその直ぐ下方のシート状紙との間に送
風して、最上位のシート紙をそれより下方のシート状紙
から分離せんとするものであるが、特に高湿度状態下に
おいては、最上位のシート紙の下面に1枚乃至数枚のシ
ート状紙が密接した状態が解除されず、最上位のシート
状紙とその直ぐ下方のシート状紙との間に送風すること
ができないことが少なくない。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、積載台上に積載された
複数枚のシート状紙からその最上位のシート状紙のみを
それより下方のシート状紙から充分確実に分離して送出
することができる、改良された給紙装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
主たる技術的課題を解決するために、積載台の上方に積
載台上のシート状紙の幅方向に間隔をおいて且つ該幅方
向に移動自在に装着された一対の紙係合部材、及び一対
の紙係合部材を相互の接近する方向及び離隔する方向に
移動せしめる移動手段、を含む紙撓曲手段を配設し、一
対の紙係合部材を、積載台上の最上位のシート状紙の上
面に係合せしめられた状態で、相互に接近する方向に移
動せしめ、これによって積載台上の最上位のシート状紙
を一対の紙係合部材間において撓曲せしめて上方に膨出
せしめる。
【0006】即ち、本発明に従えば、上記主たる技術的
課題を達成する給紙装置として、複数枚のシート状紙が
積載される積載台を含むシート状紙収容手段と、該積載
台上に積載された複数枚のシート状紙のうちの最上位の
シート状紙を吸引して送出するための吸引送出手段とを
具備する給紙装置において、該積載台の上方に該積載台
上のシート状紙の幅方向に間隔をおいて且つ該幅方向に
移動自在に装着された一対の紙係合部材、及び該一対の
紙係合部材を相互の接近する方向及び離隔する方向に移
動せしめる移動手段、を含む紙撓曲手段を備え、該一対
の紙係合部材が、該積載台上の最上位のシート状紙の上
面に係合せしめられた状態で、相互に接近する方向に移
動せしめられ、これによって該積載台上の最上位のシー
ト状紙が該一対の紙係合部材間において撓曲されて上方
に膨出せしめられる、ことを特徴とする給紙装置が提供
される。
【0007】好ましくは、該一対の紙係合部材は高摩擦
係数を有する材料によって規定された紙係合下面を有
し、該紙係合下面が該積載台上の最上位のシート状紙の
上面に係合せしめられる。好適形態においては、該紙撓
曲手段は、該積載台上のシート状紙の該幅方向に間隔を
おいて位置し且つ該積載台上のシート状紙の送出方向に
延びる一対の旋回軸線の各々を旋回中心として旋回自在
に装着された一対の旋回部材を含み、該一対の紙係合部
材の各々は該一対の旋回部材の各々に装着されており、
該一対の旋回部材の各々が所定方向に旋回せしめられる
ことによって、該一対の紙係合部材は下降せしめられな
がら相互に接近する方向に移動せしめられ、該一対の旋
回部材の各々が反対方向に旋回せしめれられることによ
って、該一対の紙係合部材は上昇せしめられながら相互
に離隔する方向に移動せしめられる。該一対の紙係合部
材の各々は該一対の旋回部材の各々の下端に旋回自在に
且つ所定範囲に渡って上下動自在に装着されている。該
積載台上に積載された複数枚のシート状紙の上部前端に
送風する紙浮上及び分離手段も装備されているのが好都
合である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
給紙装置の好適実施形態を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
【0009】図1には、本発明に従って構成された給紙
装置の好適実施形態の主要構成要素が簡略に図示されて
いる。複写機、印刷機及びファクシミリの如き画像形成
機のハウジング(図示していない)内に装備される図示
の給紙装置は、全体を番号2で示すシート状紙収容手段
を具備している。このシート状紙収容手段2は上面が開
放された箱形状である可動枠体4を含んでいる。可動枠
体4は適宜の装着手段を介して前後方向(図1において
紙面に垂直な方向)に実質上水平に移動自在に装着され
ており、図1に図示する作用位置とかかる作用位置から
前方(図1において手前)に引き出された非作用位置と
に選択的に位置付けることができる。可動枠体4内には
実質上水平に延在する矩形平板でよい積載台6が適宜の
装着手段(図示していない)を介して昇降動自在に装着
されている。積載台6には適宜の伝動手段(図示してい
ない)を介して電動モータでよい昇降動手段(図示して
いない)が接続されており、かかる昇降動手段の作動に
よって積載台6が昇降動せしめられる。可動枠体2が上
記非作用位置に引き出されて積載台6上に複数枚のシー
ト状紙8が積載され、しかる後に可動枠体4が図1に図
示する作用位置に移動せしめられる。積載台6上に積載
されたシート状紙8の最上位のシート状紙8の高さを検
出する適宜の紙検出手段(図示していない)が配設され
ており、かかる紙検出手段が検出する最上位のシート状
紙8の高さに応じて積載台6の昇降が制御される。初期
設定時においては積載台6はその上に積載されたシート
状紙8の最上位のシート状紙8が図1に符号P1で示す
高さになる位置まで上昇せしめられる。積載台6上に積
載されたシート状紙8の相当枚数が積載台6上から送出
されて、最上位のシート状紙8の位置が図1に符号P0
で示す高さ以下になると、積載台6が所定距離だけ上昇
せしめられて、最上位のシート状紙8の位置が図1に符
号P1で示す高さにせしめられる。従って、積載台6上
の積載されたシート状紙8の最上位のシート状紙8の位
置は上記高さP1とP0との間に維持される。図1に明
確に図示する如く、可動枠体2の片端壁10(即ちシー
ト状紙の搬送方向に見て下流端、図1において右端に配
置された端壁10)は、上記高さP0よりも幾分低くせ
しめられており、従って積載台6上に積載されたシート
状紙8の上部前端縁は、可動枠体4の片端壁10に遮ら
れることなく下流側(図1において右側)に露呈せしめ
られている。
【0010】図1を参照して説明を続けると、図示の給
紙装置は、全体を番号12で示す紙浮上及び分離手段、
並びに全体を番号14で示す吸引送出手段も具備してい
る。紙浮上及び分離手段12は、シート紙8の送出方向
に対して垂直な方向、即ち紙の幅方向(画像形成機の前
後方向であり、図1において紙面に垂直な方向)に延在
する送風ダクト16を含んでおり、かかる送風ダクト1
6には浮上のための送風口18と分離のための送風口2
0とが形成されている。送風ダクト16には送風ファン
(図示していない)が接続されており、送付ファンが作
用せしめられると、図1に矢印で示す如く送風口18及
び20から空気が排出される。吸引送出手段14は、シ
ート状紙8の送出方向に間隔をおいて配設された被駆動
軸26及び従動軸28を含んでいる。被駆動軸26には
その軸線方向に間隔をおいて複数個(例えば4個)の被
駆動ローラ30が固定され、同様に従動軸28にもその
軸線方向に間隔をおいて複数個(例えば4個)の従動ロ
ーラ32が固定されている。被駆動ローラ30の各々と
従動ローラ32の各々とには、夫々、無端ベルト34が
巻き掛けられている。無端ベルト34の各々には適宜の
間隔をおいて多数の通気孔(図示していない)が形成さ
れている。被駆動軸26は適宜の伝動手段を介して電動
モータ(図示していない)に駆動連結されており、電動
モータが付勢されると、無端ベルト34の各々は矢印3
8で示す方向に回転駆動せしめられる。上記被駆動軸2
6と従動軸28との間には、紙8の送出方向に対して垂
直な方向に延びる吸引ダクト40が配設されている。こ
の吸引ダクト40の下面には、無端ベルト34の各々に
対向して位置する複数個(例えば4個)の吸引開口42
が形成されている。吸引ダクト40には吸引ファン(図
示していない)が接続されており、吸引ファンが作用せ
しめられると、無端ベルト34の各々の通気孔及び吸引
ダクト40の吸引開口42の各々を通して空気が吸引さ
れる。
【0011】シート状紙収容手段2からシート状紙8を
1枚づつ送出する際には、紙浮上及び分離手段12にお
いては、送風ダクト16の送風口18及び20から空気
が排出される。送風口18から排出される空気は、主と
して、積載台6上に積載されている複数枚のシート状紙
8のうちの上部の数枚の前部に向けて流動せしめられ、
上部の数枚のシート状紙8の前部を上方に浮上せしめ、
最上位のシート状紙8を無端ベルト34に吸引せしめ
る。送風口20から排出される空気は、無端ベルト34
に吸引された最上位のシート状紙8とその直ぐ下方のシ
ート状紙8との間に流動して、最上位の紙8とその直ぐ
下方の紙8とを分離せんとするものである。一方、吸引
送出手段14においては無端ベルト34の通気孔及び吸
引開口42を通して空気が吸引され、これによって無端
ベルト34の下方走行部の下面に、積載台6上から浮上
せしめられた最上位の紙8が吸引される。そして、かか
る紙8が無端ベルト34の矢印38で示す方向への回転
に応じて図1において右方及び上方に送出され、案内板
44及び46間を通して搬送ローラ48及び50に供給
される。而して、紙浮上及び分離手段12並びに吸引送
出手段14自体の構成は、本発明に従って構成された給
紙装置の新規な特徴をなすものではなく、それ故にこれ
らの構成の詳細については、本明細書では説明を省略す
る。
【0012】図1と共に図2を参照して説明すると、本
発明に従って構成された給紙装置には、全体を番号52
で示す紙撓曲手段が配設されていることが重要である。
図示の実施形態においては、シート状紙8の送出方向に
見て上記吸引送出手段14の上流側において、上記積載
台6の上方にはシート状紙8の幅方向に水平に延びる静
止支持板54が配設されている。この支持板54上に
は、シート状紙8の幅方向に間隔をおいて一対の支持ブ
ラケット56が固定されている。支持ブラケット56の
各々には、短軸58が回転自在に装着されている。一対
の短軸58はシート状紙8の幅方向に間隔をおいてシー
ト状紙8の送出方向に実質上水平に延びている。短軸5
8の各々には細長い旋回部材60が固定されている。旋
回部材60の下半部は、支持板54に形成されている開
口61を通って下方に延出せしめられている。旋回部材
60の各々の下端には装着軸62が固定されており、か
かる装着軸62には紙係合部材64が装着されている。
更に詳述すると、紙係合部材64は平坦な係合下面を有
する主部66とかかる主部66の上面中央部から上方に
突出する一対の装着部68とを有する。一対の装着部6
8の各々には上下方向に細長く延びる装着スリット70
が形成されており、旋回部材60の下端に固定された装
着軸62を装着スリット70に挿通せしめることによっ
て、旋回部材60の下端に紙係合部材64が装着されて
いる。装着スリット70の横方向幅は装着軸62の直径
に対応せしめられており、装着スリット70の上下方向
長さは装着軸62の直径よりも大きく、従って紙係合部
材64は旋回部材60の下端に旋回自在に且つ所定範囲
に渡って上下動自在に装着されている。紙係合部材64
の各々は、それ自身の重心位置に起因して、その平坦な
係合下面が実質上水平に延在する状態に維持されてい
る。紙係合部材64の少なくとも主部66の平坦な係合
下面は摩擦係数が高い材料によって規定されているのが
好ましい。図示の実施形態においては、紙係合部材64
の全体が高摩擦係数を有する合成ゴムから形成されてい
る。
【0013】図1と共に図2を参照して説明を続ける
と、上記支持板54の上方には、シート状紙8の幅方向
に実質上水平に延びるカム軸72が回転自在に装着され
ている。そして、このカム軸72には、シート状紙8の
幅方向に間隔をおいて一対のカム74が固定されてい
る。カム74の各々の幅方向内側面は実質上鉛直に延び
ているが、幅方向外側面即ちカム面は周方向に傾斜せし
められており、カム74の各々の厚さは周方向に実質上
零から最大厚さTまで漸次変化せしめられている。上記
一対の短軸58と一対の旋回部材60との間にはコイル
ばねの如き適宜の弾性部材(図示していない)が介在せ
しめられており、一対の旋回部材60はその上端が相互
に接近する方向に、従って図2において右側の旋回部材
60は反時計方向に左側の旋回部材60は時計方向に、
上記弾性部材によって弾性偏倚せしめられており、旋回
部材60の各々の上端がカム74の各々のカム面に押圧
せしめられている。カム軸72は電動モータでよい移動
手段76に駆動連結されている。移動手段76によって
カム軸72が半回転(180の回転)せしめられると、
旋回部材60及び紙係合部材64は図2に実線で示す離
隔位置から図2に二点鎖線で示す接近位置に移動せめら
れ、カム軸72が更に半回転(180度回転)せしめら
れると、旋回部材64及び紙係合部材64は図2に二点
鎖線で示す接近位置から図2に実線で示す離隔位置に移
動せしめられる。
【0014】上述した紙撓曲手段52の作用を説明する
と、非作動状態においては、旋回部材60及び紙係合部
材64は図2に実線で示す離隔位置に位置せしめられて
いる。かかる離隔位置において、紙係合部材64の主部
66の係合下面は、積載台6上に積載されている複数枚
のシート状紙8の最上位のシート状紙8の上面に既に接
触していてもよいが、最上位のシート状紙8の上面から
若干上方に離隔して位置せしめられているのが好適であ
る。積載台6上からシート状紙8を送出する際には、上
述した紙浮上及び分離手段12並びに吸引送出手段14
の作動に先立って(或いは紙浮上及び分離手段12並び
に吸引送出手段14の作動と同時に又はそれより若干後
に)カム軸72の回転が開始され、カム軸72が半回転
せしめられる。カム軸72のかかる半回転によって一対
の旋回部材60及び紙係合部材64は図2に実線で示す
離隔位置から図2に二点鎖線で示す接近位置に移動せし
められる。一対の紙係合部材64が離隔位置から接近位
置に移動せしめられる際には、一対の紙係合部材64は
相互に接近する方向に移動せしめられると共に幾分下降
せしめられ、これによって積載台6上の複数枚のシート
状紙8のうちの最上位のシート状紙8の上面に一対の紙
係合部材64の主部66における係合下面が係合し、紙
係合部材64自体の重量によって最上位のシート状紙8
の上面に押圧される。そして、最上位のシート状紙8の
上面に係合下面が押圧係合せしめられた状態で一対の紙
係合部材64が相互に接近する方向に移動せしめられる
故に、図2に二点鎖線で図示する如く、一対の紙係合部
材64間にて最上位のシート状紙8が撓曲されて上方に
膨出せしめられる。かくすると、最上位のシート状紙8
とその直ぐ下方のシート状紙8との間に充分な空間が生
成され、かかる空間に紙浮上及び分離手段12の送風口
20からの送風が導入され、従って最上位のシート状紙
8がその直ぐ下方にシート状紙8から充分確実に分離さ
れて吸引送出手段14のベルト34の表面に吸引されて
送出される。紙浮上及び分離手段12からの送風が開始
された後の適宜の時点で、例えば吸引送出手段14のベ
ルト34の回転が開始され最上位のシート状紙8の送出
が開始された直後に、カム軸72の回転が再開されてカ
ム軸72が更に半回転せしめられ、かくして旋回部材6
0及び紙係合部材64が図2に実線で示す離隔位置に戻
される。
【0015】
【発明の効果】本発明の給紙装置においては、積載台上
の複数枚のシート状紙の内の最上位のシート状紙が、紙
撓曲手段の作用によって撓曲されて上方に膨出され、こ
れによって最上位のシート状紙がその直ぐ下方にシート
状紙から充分確実に分離され、従って重送の発生が効果
的に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された給紙装置の好適実施
形態を示す簡略断面図。
【図2】図1の給紙装置に配設されている紙撓曲手段を
示す部分断面図。
【符号の説明】
2:シート状紙収容手段 6:積載台 8:シート状紙 12:紙浮上及び分離手段 14:吸引送出手段 52:紙撓曲手段 60:旋回部材 64:紙係合部材 76:移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 BA05 BA08 3F343 FA02 FB02 FB03 FB05 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 JB05 JD21 JD33 LA04 LA13 LB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシート状紙が積載される積載台
    を含むシート状紙収容手段と、該積載台上に積載された
    複数枚のシート状紙のうちの最上位のシート状紙を吸引
    して送出するための吸引送出手段とを具備する給紙装置
    において、 該積載台の上方に該積載台上のシート状紙の幅方向に間
    隔をおいて且つ該幅方向に移動自在に装着された一対の
    紙係合部材、及び該一対の紙係合部材を相互の接近する
    方向及び離隔する方向に移動せしめる移動手段、を含む
    紙撓曲手段を備え、 該一対の紙係合部材が、該積載台上の最上位のシート状
    紙の上面に係合せしめられた状態で、相互に接近する方
    向に移動せしめられ、これによって該積載台上の最上位
    のシート状紙が該一対の紙係合部材間において撓曲され
    て上方に膨出せしめられる、 ことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 該一対の紙係合部材は高摩擦係数を有す
    る材料によって規定された紙係合下面を有し、該紙係合
    下面が該積載台上の最上位のシート状紙の上面に係合せ
    しめられる、請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 該紙撓曲手段は、該積載台上のシート状
    紙の該幅方向に間隔をおいて位置し且つ該積載台上のシ
    ート状紙の送出方向に延びる一対の旋回軸線の各々を旋
    回中心として旋回自在に装着された一対の旋回部材を含
    み、該一対の紙係合部材の各々は該一対の旋回部材の各
    々に装着されており、該一対の旋回部材の各々が所定方
    向に旋回せしめられることによって、該一対の紙係合部
    材は下降せしめられながら相互に接近する方向に移動せ
    しめられ、該一対の旋回部材の各々が反対方向に旋回せ
    しめれられることによって、該一対の紙係合部材は上昇
    せしめられながら相互に離隔する方向に移動せしめられ
    る、請求項1又は2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 該一対の紙係合部材の各々は該一対の旋
    回部材の各々の下端に旋回自在に且つ所定範囲に渡って
    上下動自在に装着されている、請求項3記載の給紙装
    置。
  5. 【請求項5】 該積載台上に積載された複数枚のシート
    状紙の上部前端に送風する紙浮上及び分離手段を具備す
    る、請求項1から4までのいずれかに記載の給紙装置。
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Cited By (3)

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