JPS5828275B2 - 過カルボン酸の有機溶液の製造方法 - Google Patents

過カルボン酸の有機溶液の製造方法

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JPS5828275B2
JPS5828275B2 JP51047897A JP4789776A JPS5828275B2 JP S5828275 B2 JPS5828275 B2 JP S5828275B2 JP 51047897 A JP51047897 A JP 51047897A JP 4789776 A JP4789776 A JP 4789776A JP S5828275 B2 JPS5828275 B2 JP S5828275B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は過カルボン酸の有機溶液の改善された製造方法
に関する。
公知のごとく、有機溶液中の過カルボン酸は選択的酸化
剤である。
それらは例えばオレフィンのエポキシ化に用いることが
出来る(D、Swern、” Organic Per
oxides”、Wi ley 。
I nterscience、1971年、2巻355
〜534頁)。
最近、酸触媒の存在のもとで過酸化水素水溶液をカルボ
ン酸と反応させる場合に生成されそして本質的に用いら
れたカルボン酸、対応する過カルボン酸、未反応の過酸
化水素および酸触媒から成る反応混合物を有機溶媒で抽
出することに基く過カルボン酸の有機溶液の製造方法が
発表されている(西ドイツ国特許出願公開明細書第 1048569号、第2141156号および第231
2281号)。
酸触媒の存在のもとでのカルボン酸と過酸化水素との反
応は下記の式に従う平衡反応として進行する。
西麦角虫媒 RC00H+H2O2E:=ブRCOOOH+H20(
1)(式中RCOOHはカルボン酸を意味し、そしてR
COOOHは過カルボン酸を意味する。
)従って、反応は過カルボン酸の生成に関して完全には
進行し得ない。
従って、反応混合物を過カルボン酸の有機溶液を分離す
るために抽出する場合、水溶液酸触媒のほかに未反応の
過酸化水素がラフィネート中に残る。
過カルボン酸の製造におけるこの抽出工程の成る場合に
は、ラフィネートは捨てられる(西ドイツ特許出願公開
明細書第2262970号、2頁最初の全部参照)。
更に一つの公知の方法においては、水溶性酸触媒は、ラ
フィネート中に含まれる過酸化水素が分解された後に再
濃縮もしくは蒸溜によりラフィネートから回収される(
西ドイツ国特許出願公開明細書第2312281号、5
頁、第3節)。
西ドイツ国特許出願公開明細書第2262970号の方
法に従えば、ラフィネートは蒸溜による再濃縮により、
再使用するために処理される。
この蒸溜による処理において、本質的に供給生成物と共
に導入されそして反応中に生成される量の水は、ラフィ
ネート中に含まれる価値ある過酸化水素および触媒部分
を正しい濃度にて再循環することが出来るように、除去
される。
従って、この方法が実際連続的に行われる場合、過酸化
水素および酸触媒の水溶液の連続的循環が形成される。
然しなから、用いられる過酸化水素に対する過カルボン
酸の収率は、循環工程の操作時間が長くなるにつれて連
続的に減少する。
この収率の減少を防ぐ可能性は少量部分の循環水溶液を
工程から時々もしくは連続的に抜き取りそしてそれを純
粋な供給生成物から混合される新鮮な循環溶液で置換え
ることにある(西ドイツ国特許出願公開明細書第226
2970号、4頁、第2節)。
特定量の循環溶液を連続的に新鮮な生成物と交換するこ
の方法の結果として、勿論過酸化水素および酸触媒の対
応する量の損失が起る。
本発明において、160℃以上の沸点を有する水溶性酸
触媒の存在のもとで過酸化水素溶液をカルボン酸と反応
させ、水と混和しない有機溶媒を用いて得られた反応混
合物から過カルボン酸を抽出し、本質的に過酸化水素お
よび酸触媒を含むラフィネートを蒸溜塔中にて水を蒸溜
除去することにより再濃縮し、そしてこのようにして再
濃縮されたラフィネートを反応に再循環することによる
、過カルボン酸の有機溶液の連続的製造方法において (a) ラフィネートを1乃至25:100の比にて
二つの部分流に分け、そして (b) 減圧下で操作され、そして皿押入物としての
少くとも二つのティクオフ・ウイア(takeoff
weir)を有し、第一のティクオフ・ウイアが溜り相
の上の少くとも2の理論段数であり、第二のティクオフ
・ウイアが第一のティクオフ・ウイアの上の少くとも2
の理論段数で配置されそして第二のティクオフ・ウイア
と塔の頭部の間の塔区間が少くとも理論段数2を有する
ように設計された蒸溜塔に供給し、 (c) 大きい方の部分流を塔の第一のティクオフ・
ウイアの下の位置に送り込みそして小さい方の部分流を
塔の第二のティクオフ・ウイアの下の位置に送り込み、 (ψ 水を蒸溜塔の頭部にて除去し、 (e) 抽出からのラフィネートの小さい方の部分流
からの過酸化水素の実際上全部を含む第一の側流は第二
のティクオフ・ウイアから抜き取られそして2乃至40
重量%濃度の過酸化水素水溶液であり、それを場合によ
り抽出からのラフィネートの大きい方の部分流と共に塔
の第二のティクオフ・ウイアの下の位置に供給し、 (f) 第二の側流は、第一のティクオフ・ウィアが
ら抜き取られそして場合により更に処理して再使用する
ことが出来る酸触媒の水溶液であり、そして (g) 蒸溜からの溜り生成物として抜き取られた過
酸化水素および酸触媒の再濃縮された水溶液をカルボン
酸との反応に再循環する、 ことを特徴とする方法が今回見出された。
本発明に従う方法により、この分野の現状に従う循環交
換から生ずる過酸化水素の損失を防ぐことが可能となる
同時に、反応開始時に存在する、使用される過酸化水素
に対して、過カルボン酸の高収率が全連続法を通じて維
持される。
用いることが出来る脂肪族カルボン酸の例は、蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、トリメチ
ル酢酸、カプロン酸、ヘプチル酸、カプリル酸、ペラル
ゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、□リ
スチン酸、ペンタデカン酸、パル□チン酸、ステアリン
酸、アラキン酸、フルオル酢酸、トリフルオル酢酸、ク
ロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸、α−クロル
プロピオン酸、α−フルオルグロピオン酸、β−クロル
プロピオン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、スペ
リン酸、アセラン酸およびセバシン酸である。
記載し得る環状脂肪族カルボン酸はシクロペンクンカル
ボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘプタンカ
ルボン酸、シクロヘキサンへ1・3−ジカルボン酸およ
びシクロヘキサン−1・4〜ジカルボン酸である。
用いることが出来る芳香族カルボン酸の例は安息香酸、
p−クロル安息香酸、フタル酸、ナフタリンカルボン酸
、ベンセン1・3−ジカルボン酸およびベンゼン−1・
4−ジカルボン酸である。
蟻酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸およびイソ酪酸の
ごとき1乃至4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸
が本発明に従う方法に特に適している。
プロピオン酸が極めて特に適している。適当な水溶性酸
触媒は沸点が160℃以上である限りにおいて硫酸、燐
酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、硫酸もしくは燐酸の酸
性塩、スルホン酸、塩素化および弗素化スルホン酸もし
くはそれらの触媒の混合物である。
個々に記載することが出来る触媒は硫酸、重硫酸ナトリ
ウム、重硫酸カリウム、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、フロパンスルホン酸、メタンスルホン酸、イン
ブタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスル
ホン酸、トリフルオルメタンスルホン酸、■−フルオル
エタンスルホン酸、バーフルオルエタンスルホン酸、バ
ーフルオルプロパンスルホン酸およびパーフルオルブタ
ンスルホン酸である。
硫酸を用いることが好ましい。
特定の場合には、160℃以下の沸点を有する酸触媒が
本発明に従う方法になお適当なことがあり得る。
過カルボン酸に適した抽出剤は水と混和せずそして過酸
化水素、過カルボン酸および酸触媒に対して実際上不活
性なすべての溶媒である。
例えば、脂肪族、環状脂肪族および芳香族炭化水素、塩
素化炭化水素およびカルボン酸のエステルが適している
これらの溶媒化合物中の炭素原子の数は一般に1乃至2
0、好ましくは1乃至10個である。
適当な抽出剤は例えばn−ペンタン、イソオクタン、シ
クロヘキサン、ベンセン、トルエン、キシレン、塩化メ
チレン、クロロホルム、1・2−ジクロルエタン、1I
I2−ジクロルプロパン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸n−プロピル、酢酸インフロビル、酢酸n−ブチル、
酢酸イソアミル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エ
チル、プロピオン酸プロピルおよびノロピオン酸ブチル
、並びにクロルベンゼンである。
塩化メチレンもしくはジクロルエタンのごとき塩素化炭
化水素、およびベンセンのごとき芳香族炭化水素を用い
ることが好ましい。
本発明に従う方法に対する抽出剤としてはベンゼンを用
いることが好ましい。
過酸化水素水溶液対カルボン酸の供給モル比は広範囲に
変えることが出来る。
例えば、過酸化水素対カルボン酸の比は0.5乃至30
:1である。
反応に対して選ばれる過酸化水素対カルボン酸のモル比
は好ましくは0.8乃至1.5:1、更に好ましくは0
.9乃至1.2:1である。
用いられる過酸化水素水溶液の濃度は一般に60重量%
以下である。
酸触媒水溶液を含む過酸化水素の溶液とカルボン酸との
反応は極めて多種の反応槽中で行うことが出来る。
例えば、種々の直径および長さの通常の反応管、且つま
たループ反応槽および反応ループ並びに攪拌ケトル槽が
適当である。
反応温度は一般に10乃至70℃である。
反応は60℃以下で行うのが適当である。45℃以下の
温度が特に反応に有利である。
30乃至40℃の反応温度を保つことが極めて特に適当
である。
圧力は過酸化水素および酸触媒とカルボン酸との反応に
重要でなく、従って反応は常圧、高圧もしくは減圧で行
うことが出来る。
一般に1.1バール以下の圧力で操作することが適当で
ある。
カルボン酸と過酸化水素との反応から得られる反応混合
物の抽出は一般に過カルボン酸が出来るだけ完全に抽出
されるように行われ、従ってラフィネートは実際上未反
応の過酸化水素および水溶性酸触媒のすべてを含む。
然しながら、抽出を完全に行わずそして本発明に従って
得られるラフィネートを更に処理することも可能である
用いることが出来る抽出装置は多段向流抽出が可能な公
知の抽出系である。
例えば、混合機/沈降槽、篩皿抽出器、パルス篩皿塔も
しくは噴霧塔が適している。
然しなから、単段もしくは多段遠心分離抽出器を用いる
ことも可能である。
抽出温度は広範囲に変えることが出来る。
一般に抽出は10乃至70℃の温度で行われる。
温度はカルボン酸と過酸化水素との反応による過カルボ
ン酸の生成に用いられる温度と同じになるように選ぶこ
とが適当である。
抽出装置内の圧力は決定的ではない。
従って、反応は常圧もしくは高圧にて行うことが出来る
ラフィネートはそれ自体公知の方法により、例えば西ド
イツ国特許出願公開明1別書第 2262970号の方法に従ってラフィネートの全部も
しくは一部を蒸溜することにより再濃縮される。
従って、(西ドイツ国特許出願公開明細書第22629
70号に記載のごとく)ラフイネートもしくはその一部
のみを蒸溜装置に通すことが可能である。
然しなから、ラフィネートもしくはその一部のほかに工
程に必要な量の新鮮な過酸化水素供給量を蒸溜に送り込
む方法も可能である。
この方法に従う場合、新鮮な過酸化水素はラフィネート
の再濃縮のための蒸溜装置に種々の方法で送りこむこと
が出来る。
新鮮なH2O2は抽出からのラフィネートに混合するこ
とが出来る。
新鮮なH2O2はまた、本発明の方法に従ってラフィネ
ートが分割された後に得られる大きい方の部分流に加え
ることも出来る。
然しなから、過酸化水素を直接蒸溜装置に通すことも可
能である。
一般に、新鮮な過酸化水素のすべてを蒸溜塔の第一のテ
ィクオフ・ウイアの下の位置に送り込む。
供給は好ましくは蒸溜塔中の濃度が蒸溜に供給される生
成物の濃度に最も近い塔中の点で行われる。
本発明に従えば、工程段階(a)に従う二つの部分流へ
のラフィネートの分割は一般に1乃至25:100の比
率で行われる。
この部分流の比はしばしば2乃至8:1001好ましく
は4乃至6:100である。
ラフィネート中の過酸化水素の濃度は広範囲に変えるこ
とが出来る。
一般に、ラフィネートは5乃至25、通常6乃至15重
量%の過酸化水素を含む。
ラフィネート中の酸触媒の濃度は酸触媒の性質に依存す
る。
一般にラフィネート中の酸触媒の濃度は10乃至50、
通常12乃至40重量%である。
少くとも理論段数6を有しそして少くとも二つのティク
オフ・ウイアを備えた通常の設計の分溜塔が本発明に従
う工程の段Kb)に従う蒸溜に適している。
一般に、150までの理論段数を有する塔を用いること
が出来る。
適当な蒸溜塔は好ましくは約9乃至60、好ましくは約
12乃至30の理論段数を有する。
一般に、ティクオフ・ウイアは如何なる分溜塔にも取付
けることが出来る。
テレフオン・ウイアは、皿押入物の上に位置する塔の部
分からの還流物が該皿押入物を通過して該皿押入物の下
に位置する塔の部分に入らないような構造に作られた皿
押入物として理解される。
還流物はこの型の皿押入物の上の塔からの側流として抜
き取られる。
然しなから、ティクオフ・ウイアの下の塔の部分からの
蒸気は上方向に流れつgげることが出来る。
工業的には、ティクオフ・ウイアと名づけられるこの種
の特殊な皿押入物は、例えばリムを備えた少くとも一つ
の蒸気の通路が皿押入物に存在するように設計される。
勿論、数個のこの型の通路を設けることも可能である。
還流物が下方向に流れつづけ得ないようにするためにこ
の通路の上に屋根形もしくは帽子形の部品を取付けるこ
とが適描である。
詳細には、この型のウイアの構成にはすべての通常の具
体例が可能である。
例えば、ティクオフ・ウイアは例えば泡キャップ皿の代
りとして分溜塔中に取り付けることが出来、またはこの
型の蒸溜塔の適当な製品具体例を用いることが出来る。
塔のティクオフ・ウイアの配置に関しては、溜り相から
第一ティクオフ・ウイアまで延びている塔の区間は例え
ば2乃至50.好ましくは3乃至20、更に好ましくは
4乃至10の理論段数である。
第二のティクオフ・ウイアは第一のティクオフ・ウイア
の上で例えば2乃至50、好ましくは3乃至20、更に
好ましくは4乃至10の理論段数になるように取り付け
られる。
第二のティクオフ・ウイアから塔の頭部までの塔の区間
は一般に2乃至500理論段数を有する。
好ましくは、塔のこの部分はその分離効果が3乃至20
、好ましくは4乃至10の理論段数となるように設計さ
れる。
塔は場合により第三のティクオフ・ウイアを有すること
が出来、それは第一のティクオフ・ウイアの下に配置さ
れる。
この型の第三のティクオフ・ウイアは一般に第一のティ
クオフ・ウイアから第三のそれまでの距離が理論段数と
して2もしくはそれ以下となるように配置される。
通常、第三のティクオフ・ウイアはそれが第一のティク
オフ・ウイアの直ぐ下に位置するように配置される。
溜りから第一のティクオフ・ウイアまで、第一から第二
のティクオフ・ウイアまでそして第二のティクオフ・ウ
イアから蒸溜塔の頭部まで延びている塔のそれらの三つ
の区間の長さは理論段数に対して、上記の範囲において
互いに独立的に変えることが出来る。
好ましくは、それらの塔の区間は互いに独立的に、それ
ぞれの場合において、3乃至20、好ましくは4乃至1
0の理論段数になるように調節される。
例えば、18の理論段数を有する泡キャップ皿塔におい
ては、溜りから第一のティクオフ・ウイアまでの塔の区
間が5の理論段数を有し、第一から第二のティクオフ・
ウイアまでの区間が8の理論段数を有しそして第二のテ
ィクオフ・ウイアから蒸溜塔の頭部までの区間が5の理
論段数を有する。
塔のこの三つの区間はまたその効率(理論段数)がに1
:1の比になるように配置することも出来る。
本発明に従う工程の段階(C)を行うには、ラフィネー
トの小さい方の部分流は第一および第二のティクオフ・
ウイアにより限定された塔の部分に送り込まれる。
一般にラフィネートの小さい方の部分流に対する供給点
は第二のティクオフ・ウイアの直下から出来るだけ遠い
位置に置かれる。
然しなから、小さい方の部分流は塔の更に下の位置、但
し第一のティクオフ・ウイアよりなお上の位置に送り込
むことも出来る。
小さい方の部分流の実質的量が蒸気流によって第二のテ
ィクオフ・ウィアを通って上の方に押上げられないよう
に特別な注意を払うことが適当なことがあり得る。
ラフィネートの大きい方の部分流は塔の第一のティクオ
フ・ウイアの下の位置、但し第三のティクオフ・ウイア
がある場合には第三のティクオフ・ウイアの下の位置に
送りこまれる。
この制限以外は、供給点として如何なる所望の点を選ぶ
ことが出来る。
然しなから、正しい濃度にて、即ち供給物の濃度が塔中
の濃度に近い塔中の帯域に大きい方の部分流を送りこむ
ことが適当である。
しばしば、この帯域は溜り帯域の近傍である。
一般に蒸発器を備えた蒸溜塔を用いてラフィネートを再
濃縮する。
蒸溜塔として上記の皿押入物を取り付けた通常の塔を用
いることが出来る。
例えば、充填塔もしくは皿付塔が適している。
循環リボイラー、降下流蒸発器および薄層蒸発器のごと
き通常の装置も蒸発器として適当である。
好ましくは降下流蒸発器もしくは薄層蒸発器が用いられ
る。
蒸溜は減圧下で行われる。
250yntttHg以下の圧力で行うのが適当である
多くの場合150mlLHg以下の圧力を用いるのが特
に有利である。
蒸発器中の温度は適当には溜り生成物の組成および圧力
に依存する。
一般に、条件は、溜り温度が85以下、好ましくは80
℃以下になるように選ばれる。
蒸溜を減圧下で行う場合、水は塔の頭部にて得られる。
一般に、蒸溜物水溶液中の過酸化水素含量は困難なく0
.2M量%以下に調節することが出来る。
然しなから、蒸溜物が0.1重量%以下のH2O2を含
むように蒸溜を制御することも可能である。
勿論、水蒸気と共に揮発しそしてラフィネート中に含ま
れる成分は蒸溜物中にも入り得る。
従って例えば、抽出されながった少量の過カルボン酸も
しくはカルボン酸は水と共に通り越して蒸溜物に入るこ
ともあり得る。
一般に、蒸溜物水溶液は2重量%以下の過カルボン酸お
よび1重量%以下のカルボン酸を含む。
本質的に過酸化水素を含む水溶液は第二のティクオフ・
ウイアにて第一の側流として取り出される。
過酸化水素含量は一般に2乃至40重量%である。
好ましくは、10乃至30重量%H2O2を含む溶液が
取り出される。
15乃至25重量%濃度の過酸化水素溶液を取り出すこ
とが極めて特に好ましい。
第一側流中に含まれる過酸化水素は本質的にラフィネー
トの小さい方の部分流中に含まれる過酸化水素の量に和
尚する。
一般に、ラフィネートの小さい方の部分流中に含まれる
過酸化水素の60%以上がこの方法により回収出来る。
70%以上の過酸化水素を容易に回収することが出来る
通常、小さい方の部分流中に含まれる過酸化水素の80
%以上を回収することも可能である。
回収されたこの過酸化水素は塔の第一のティクオフ・ウ
イアの下の位置に供給され得るか、または第三のティク
オフ・ウィアが存在する場合にはその下の位置に供給さ
れ得る。
それは例えば大きい方の部分流と共に塔に供給され得る
それはまた大きい方の部分流から別個の塔に計量して送
り込むことも出来る。
勿論、第一側流中にて取り出される過酸化水素を他の方
法で利用することも出来る。
本質的に小さい方の部分流と共に塔に導入される酸触媒
を含む第二の側流は第一のティクオフ・ウイアにて塔か
ら採取される。
この第二の側流はなお成る量の過酸化水素を含み得る。
一般にこの量はラフィネートの小さい方の部分流中に含
まれる過酸化水素の25%までである。
好ましくは、塔は、第二の側流が小さい方の部分流中に
もともと存在する過酸化水素の量の20%以下を含むよ
うに操作される。
酸触媒の退化合物はまたラフィネートの小さい方の部分
流におけると同様に、この第二の側流中に存在すること
も出来る。
硫酸を酸触媒として用いる場合、少量のカロー酸が存在
する。
第二の側流中の酸触媒の濃度は溜り温度および用いられ
る圧力により広い範囲に調節することが出来る。
一般に、条件は約20乃至70重量%の酸触媒を含む水
溶液が得られるように選ばれる。
酸触媒のこの溶液は更に酸触媒がまた本工程にもしくは
他の方法で再使用され得るように処理することが出来る
この型の処理は例えば蒸溜により行うことが出来る。
第二の側流と共に工程から取り除かれる酸触媒の量を補
充するためには、第二の側流を処理することにより回収
された酸触媒のほかに新鮮な酸触媒を用いることも出来
る。
原理的に、第二の側流と共に抜き取られる触媒量を補充
するための量の触媒は工程の異った点で加えることが出
来る。
即ち例えば、この量は蒸溜前の抽出からのラフィネート
の大きい方の部分流に供給することが出来、または抽出
からのラフィネートの再濃縮後に得られそして蒸溜塔の
溜りから抜き取られる生成物流中に供給することが出来
る。
然しなから、補充に用いられる触媒を、カルボン酸と過
酸化水素とから過カルボン酸を生ずる反応が起る反応系
に供給することも可能であり、その場合触媒は反応に入
るカルボン酸中に全部もしくは一部溶かすことが出来る
触媒はまた抽出系に入る生成物流に触媒を加えるか、ま
たは触媒を直接抽出系に供給することにより補充するこ
とも出来る。
触媒は工程に純粋の形でまたは場合により過酸化水素を
も含み得る水溶液として供給することが出来、そして原
則として溶液中に存在する触媒の如何なる所望の濃度を
用いることが出来る。
第二の側流と共に抜き取られた酸触媒の量を、過酸化水
素を含む酸触媒の水溶液により補充することが特に有利
である。
過酸化水素および酸触媒の再濃縮された水溶液が塔から
の溜り生成物として得られる。
一般に、過酸化水素および酸触媒の濃度は、溜り生成物
がカルボン酸との反応に直接再循環され得るような濃度
となるように操作が行われる。
新鮮な過酸化水素の供給がまた蒸溜装置に送り込まれな
い場合には、それは蒸溜後に再濃縮されたラフィネート
に加えることが出来るが、しかしそれはまたカルボン酸
と過酸化水素との反応に供給することも出来る。
ラフィネートの再濃縮後、約20乃至40重量%の過酸
化水素および約15乃至40重量%の酸触媒を含む水溶
液が一般に蒸溜塔中の溜りに存在する。
この濃度は上記より高いかもしくは低いこともあり得る
例えば、頭部蒸気の凝縮および還流比に従う凝縮物の分
割によりそして還流物流の塔頭部への戻りにより、塔の
頭部に還流物が生成され得る。
然しなから、第一のティクオフ・ウイアの下では成る程
度の還流がまた望ましく、その理由は第一のティクオフ
・ウイアを通って流れる蒸気が実質的に過酸化水素を含
むべきでないからである。
この還流物はこの場合例えば新鮮な水もしくは塔の頭部
で得られる蒸溜物の部分流を必要量にて塔の第一のティ
クオフ・ウイアの下に供給することにより生成され得る
然しなから、更に一つの具体例においては、還流物はま
た塔の第一のティクオフ・ウイアの下の位置に取り付け
られた部分的冷却器により生成させることも出来る。
然しなから、塔の第一のティクオフ・ウイアの下で生成
されそして第一のティクオフ・ウイアに到達する蒸気の
量は小さい方の部分流に中に含まれるH2O2量の回収
には一般に多量すぎるので、この部分的冷却器を用いる
場合には所望のH2O2回収に必要な最小量の蒸気がな
お残存しそして第一のティクオフ・ウイアを通って塔の
上部に流れるような多量の蒸気を凝縮することもあり得
る。
然しなからこの操作形式の場合には、部分的冷却器から
の凝縮物の全量と第一のティクオフ・ウイアの下の塔の
部分への所要還流物量との差を補充する量を第三の部分
流により採取することが必要である。
この型の部分の採取の遂行はそれ自体公知である。
例えば、部分的冷却器からの凝縮物の全量が前記の設計
の第三のティクオフ・ウイア中に捕集されそして塔の内
部もしくは外部にて作動する還流物分割器に供給される
ように操作を行うことが出来る。
この場合により存在する第三のティクオフ・ウイアは第
一のティクオフ・ウイアの下に位置する。
二つのティクオフ・ウイアの相互の距離はほぼ2までの
理論段数である。
蒸溜の前もしくは後に工程に導入される過酸化水素水溶
液は一般に市販の過酸化水素である。
過酸化水素の濃度は本発明の方法には重要でない。
一般に、5乃至90重量%、好ましくは30乃至75重
量%の濃度のH2O2が用いられる。
過酸化水素水溶液に安定剤を加えることが出来る。
例えば、Gmelins Handbuck der
anorganischenChemie (グメリン
無機化学ハンドブック)第8版、酸素巻、第7部、19
66年2274および2275頁に記載されているごと
き安定剤を用いることが出来る。
本発明に従う方法を行うために用いられる蒸溜装置に関
して、塔は一体的な装置として設計されるであろう。
然しなから、勿論蒸溜塔をいくつかの部分に分けそして
例えばそれを二つの部分の塔として配置することも可能
である。
そのような場合には、分割をそれが第一もしくは第二の
ティクオフ・ウイアにて起るようにすることが適当であ
る。
一つもしくはそれ以上の構造単位に分けられこ蒸溜装置
を含む一つの塔区間から出る蒸気はそれを第二の塔区間
に導入する前に同様に圧縮することが出来、これは蒸気
冷却器を用いて公知の方法により達成することが出来る
いくつかの塔区間を異った圧力で操作することが出来る
ように塔中の適当な場所に設けられた密閉単位の形の蒸
溜装置中で蒸気圧縮を行うことが同様に可能である。
蒸溜装置に対する適当な材料はガラス、エナメル塗りス
チール、テフロン内張りスチール、および鉄のほかに主
としてクロムおよびニッケル、並びにタンタルもしくは
ジルコニウムをも含む高品質ステンレス−スチールであ
る。
ジルコニウムが特に適している。
記載し得る高品質ステンレス・スチールの例は、鉄のほ
かに、17,5重量%のクロム、11.5重量%のニッ
ケル、2.2sii%のモリブデン且つまた2重量%ま
でのマンガン、1重量%までの珪素、0.1重量%まで
の炭素および少量のチタンを含むIN表示14571を
有する材料、または鉄のほかに、25重量%のクロム、
25重量%のニッケル、225重量%のモリブデンおよ
び2重量%までのマンガン、1重量%までの珪素、0.
06重量%までの炭素且つまた少量のチタンを含みそし
てDINに従って1.4577なる番号により表示され
た材料である。
酸触媒と接触することのない蒸溜塔部分には他の材料、
例えばアルミニウムを用いることも出来る。
本発明に従う方法の工業的具体例においては、25乃至
35重量%の過酸化水素および25乃至40重量%の硫
酸を含む水溶液をプロピオン酸と0.8から1.5まで
の過酸化水素対プロピオン酸のモル比にて反応させる。
生成した平衡混合物をベンゼンで抽出する。
抽出液として15乃至22重量%の過プロピオン酸を含
むベンセン溶液が得られる。
ラフィネートは8乃至15重量%の過酸化水素、30乃
至45重量%の硫酸、0.3重量%以下の過プロピオン
酸および0.2重量%以下のプロピオン酸を含む。
このラフィネートは5:100の比に分割されそして更
に図1に従って処理される。
H2O2とプロピオン酸との反応において大部分消費さ
れる過酸化水素は市販の50重量%濃度の水溶液の形で
管2を経て大きい方の部分流1に混入されそしてこの混
合物は管3を経て本発明に従う塔に供給される(図1参
照)。
供給点4は溜りの近傍にある。ラフィネートの小さい方
の部分流は管5を経て第二のティクオフ・ウイア6の下
に位置する塔の部分に入る。
供給点1は第二のティクオフ・ウイア6の直ぐ下に位置
する。
16乃至20の理論段数を有する泡キャップ皿塔が塔と
して用いられそして降下流蒸発器が蒸発器として用いら
れる。
150關Hg以下の圧力にて、塔の頭部8にて水が得ら
れる。
塔から抜き取られて得られる水の全量は本質的に新鮮な
過酸化水素と共に工程に導入される水の量およびプロピ
オン酸から過プロピオン酸を得る反応中に生成する水の
量との和に相当する。
抜き取られた水の全部もしくは一部が塔の頭部に得られ
る。
然しなから、水の一部はまた第一のティクオフ・ウイア
9の下に位置する塔の部分10からも抜き取られ得る。
この目的のためには、第一のティクオフ・ウイアの下に
更に一つのティクオフ・ウイア11を設げることが望ま
しい。
塔の頭部にて蒸溜物として得られそして場合により第三
のティクオフ・ウイア11から第三の側流10として得
られる水は一般に0.1重量%以下のH2O2および約
0.5乃至1.0重量%の過プロピオン酸を含む。
第一の側流12は第二のティクオフ・ウイア6にて採取
される。
それは15乃至20M量%のH2O2を含みモして13
にてラフィネート・の大きい方の部分流と混合される水
溶液からなる。
30乃至60重量%の硫酸を含む溶液が第一のティクオ
フ・ウイア9にて第二の側流14として採取される。
この第二の側流14は約5重量%の過酸化水素および約
5重量%のカロー酸を含む。
管15を経て採取される塔の溜りの採取物は25乃至3
5重量%の過酸化水素および25乃至40重量%の硫酸
から成りそしてプロピオン酸との反応に再循環される。
工程に供給される過酸化水素に対するベンゼン溶液中の
過プロピオン酸の収率は95%以上であり、この収率は
循環工程の操作時間に無関係である。
本発明に従う方法の特定の利点は、過プロピオン酸の高
い初期収率を本方法の全操作時間を通じて維持出来るこ
とである。
実施例 1(図2参照) 図2に示される、用いられた装置は反応系1、抽出系2
および蒸溜系3を含むものであった。
反応系1は長さ50αおよび直径4.5はの遅延管から
成り、それは加熱することが出来そして充填物が入れら
れていた。
80個の筒器を備えそして4mの長さおよび25mmの
直径を有するパルス篩皿塔が抽出系2として用いられた
装置を連続的に操作した場合、プロピオン酸は183.
5?/時にて管4を経て遅延管1に供給された。
31.4重量%の過酸化水素および35.5重量%の硫
酸を含む水溶液もまた2 68.4 P/時の量にて管
5を経て遅延管1に導入され、導管1は38℃に加温さ
れた。
蒸溜塔3の溜りから抜き取られたこの水溶液中には、そ
こに含まれる過酸化水素および硫酸の一部は力ロー酸と
して存在した。
下記の説明においてこの力ロー酸の量は硫酸および過酸
化水素として計算されそして記録されている。
硫酸および過酸化水素を含む、工程からの他の生成物流
を用いて同じ操作を行った。
遅延管においては、プロピオン酸、硫酸、過酸化水素お
よび水から成る混合物を38℃に約20分間加温し、プ
ロピオン酸の60%が過プロピオン酸に転化し、従って
451.9P/時の量にて管6を経て遅延管1を出る生
成物流は、29.63重量%の過プロピオン酸、16.
24重量%のプロピオン酸、21.09重量%の硫酸、
7.46重量%の過酸化水素および25.58重量%の
水なる組成を有した。
過プロピオン酸を含むこの溶液を20℃に冷却し、次に
抽出塔2の上部に供給し、そこでそれはベンゼンを用い
て向流法により抽出された。
ベンゼンは45897時の量にて管7を経て塔2の下部
に供給された。
過プロピオン酸のほかに、なお10.99重量%のプロ
ピオン酸、並びに0.09重量%の過酸化水素および0
.1重量%の水を含む、20.03tE、ft%濃度の
過プロピオン酸のベンゼン溶液が666 P/時にて塔
2の頭部にて管8を経て採取された。
抽出からのラフィネートとして、13.56重量%の過
酸化水素、39.06重量%の硫酸、0.2重量%の過
プロピオン酸、0.08重量%のプロピオン酸および4
7.1重量%の水なる組成を有する水溶液が得られた。
244 f/時の量にて得られるラフィネートが抽出塔
2の溜りから管9を経て抜き取られた。
管11を経て毎時工程から抜き取られる硫酸量を補充す
るために、10重量%濃度の硫酸水溶液351を管10
を経てラフィネート流に供給した。
生成物流10により増加したラフィネート9を12にて
27.9:1の比に分割し、そのあと小さい方の流れを
1097時の量にて管13を経て蒸溜塔3に供給した。
蒸溜装置3は計18の理論段数および5に771の距離
を有する泡キャップ皿塔から成るものであった。
第一のティクオフ・ウイア14は溜りから計算して第5
段と第6段の間に装備され、冷却器15はこのウイアの
下に置かれた。
更に一つのティクオフ・ウイア16が塔中にまた溜りか
ら数えて第13段と第14段の間の位置に取り付けられ
た。
冷却器17は頭部蒸気を凝縮させるために作動した。
塔への還流物は7.8?/時の量にて管18を経て塔の
頭部に供給された。
塔は落下フィルム蒸発器19により加熱された。
60mmHgの圧力にて操作された塔の溜り温度は75
℃であった。
塔の頭部は45℃の温度に定められた。
管13を経て塔3に供給される、抽出からのラフィネー
トの小さい方の部分流は塔のティクオフ・ウイア16の
直ぐ下の位置に送り込まれた。
13.383i量%濃度の過酸化水素水溶液が8グ/時
の量にてこのティクオフ・ウイア16から管20を経て
抜き取られそして12に分割されたラフィネートの大き
い方の部分流と合せられた。
50重量%濃度の過酸化水素水溶液104.92/時(
Q52.44H202Q1.54%ル)を次に供給点2
1の後に生ずる生成物流に管22を経て加えた。
この段階で22.37重量%の過酸化水素、24.95
重量%の硫酸、52.48重量%の水並びに0.12重
量%の過プロピオン酸および0.05重量%のプロピオ
ン酸を含む混合物を次に381.・91/時の量にて蒸
発器19を経て塔の溜りに導入した。
塔の下部を出る蒸気は部分的に冷却器15にて凝縮した
ここで凝縮した量は約35グ/時でありそして塔の下部
、即ちティクオフ・ウイア14の下に位置する塔の部分
に還流物として供給した。
硫酸のほかに、なお1.01重量%の過酸化水素を含む
35.4重量%濃度の硫酸水溶液9.9?/時をティク
オフ・ウイア14にて管11を経て採取しそして工程か
ら抜き取った。
0.67重量%の過プロピオン酸を含む水が106 P
/時にて頭部生成物として得られ、それは冷却器11の
後に得られそして管23を経て抜き取られた。
35.5重量%の硫酸および31.4重量%の過酸化水
素を含む水溶液が268.4P/時にて塔の溜りから管
5を経て抜き取られそして反応系1に戻された。
過プロピオン酸の収率は工程に用いられた過酸化水素に
対して96.1%であった。
ラフィネートの小さい方の部分流13中に含まれる過酸
化水素の91.45%が回収されそして流れ20を経て
工程に戻された。
実施例 2(図3をも参照) 図3により例示されそして反応系1、抽出系2および黒
部装置から成る装置が用いられた。
反応系1および抽出系2として実施例1に記載された装
置を用い、それらの寸法は実施例1に示された通りであ
る。
4,5,6,7,8および9に送られた生成物流の量お
よび組成も実施例1と異ってはいない。
硫酸と過酸化水素が一部反応して水を放って生成される
少量のカロー酸が硫酸および過酸化水素を含む生成物流
中に存在し得た。
このカロー酸の量はこの場合も量および濃度のデータに
おいてそれが過酸化水素および硫酸の形として存在する
と考えて計算された。
黒部装置3はまた全体で18の理論段数および5cmの
直径を有する泡キャソノ皿塔から成るものであった。
二つのティクオフ・ウイア10および11は溜りから計
算して第5段および第6段の間に取り付けられ、そして
冷却器12はこれらのウイアの間の位置に置かれた。
更に一つの第三のティクオフ・ウイア13はティクオフ
・ウイア11の±の8段目の位置に配置されそしてこれ
は塔の溜りから計算して13段と14段の間にティクオ
フ・ウイア13を配置することに相当した。
塔を落下フィルム蒸発器14を用いて加熱した。
冷却器15は塔から頭部蒸気を凝縮させる作用をした。
塔の頭部分の温度は45℃に定められ、塔は601nr
ILHgの圧力にて操作された。
塔の溜りにおいては74乃至75℃の温度が測定された
抽出塔2から9を経て出てくる抽出からのラフィネート
は16にて26.2:1の比で大きい生成物流と小さい
生成物流にわけられ、そして小さい方の流れは9P/時
の量にて17を経て塔のティクオフ・ウイア13の直ぐ
下の位置に供給された。
38.65重量%濃度の過酸化水素水溶液(=52.5
5 PH202=1.546モル)が1362/時にて
且つティクオフ・ウイア13にて採取されそして水のほ
かに29.06重量%の過酸化水素を含む混合物が3.
8?/時にてそれぞれ18および19を経てラフィネー
トを分けた後に得られた大きい方の生成物流に加えられ
た。
この結果得られそして24.5重量%の硫酸、22.8
2重量%の過酸化水素および52.5重量%の水並びに
0.12重量%の過プロピオン酸および0.05重量%
のプロピオン酸を含む混合物を375 P/時の量にて
20を経て蒸発器14に供給し、次に黒部塔3の溜りに
送り込んだ。
ティクオフ・ウィア10を通して上方向に流れる黒部は
部分的に冷却器12にて凝縮され、従って工程から抜き
取られた水の量の部分はティクオフ・ウィア10にて採
取することが出来た。
この段階で0.68重量%の過プロピオン酸並びに痕跡
量の過酸化水素を含む水が81.69/時にて21を経
てこのティクオフ・ウイア10にて採取された。
ティクオフ・ウイア10の下に位置の塔の部分に対する
還流物が351/時の量にて22を経てティクオフ・ウ
イア10の直ぐ下の塔のこの部分に供給された。
35重量%の硫酸のほかに、なお、1.2重量%の過酸
化水素を含む水溶液を1097時にてティクオフ・ウイ
ア11にて採取しそしてこの溶液を23を経て工程から
除去した。
塔の頭部から出る蒸気は冷却器15にて凝縮されそして
3.4?/時の量にて24を経てティクオフ・ウイア1
3の上に位置する塔の部分に対する還流物として塔の頭
部に供給され、他方過プロピオン酸の0.74%濃度の
水溶液が24.4f/時にて25を経て抜き取られた。
34.65重量%の硫酸、31.82重量%の過酸化水
素および33.52重量%の水を含む溶液が264.9
?/時にて塔の溜りから26を経て塔の溜りから抜き取
られ、次に27を経て加えられる硫酸3.5?/時と合
せられた。
加えられる硫酸の量は流れ23と共に工程から抜き取ら
れた硫酸の量を補充する働きをした。
流れ26および27の後で得られそして合せられた生成
物流は31.4重量%の過酸化水素および35.5重量
%の硫酸を含む水溶液から成りそして268.4P/時
の量にて5を経て反応系1に再循環された。
8を経て抽出塔20頭部から666 ?/時の量にて抜
き取られたベンセン抽出液中の過プロピオン酸の収率は
工程中に用いられる過酸化水素に比して95.9%であ
った。
ラフィネートの小さい方の部分流中に含まれる過酸化水
素の90.1%が回収され、即ち流17において塔に供
給された過酸化水素の量の90.1%が流れ19中に再
び見出された。
実施例 3(図4をも参照) 用いた装置は実施例1および2と同様に反応系1、抽出
系2および黒部装置3から成りそして図4に示されてい
る。
反応槽1および抽出塔2は実施例1に示された寸法を有
しそして実施例1に記載された条件下で操作された生成
物流4,5,6゜7.8および9の量および組成も実施
例1かも変えなかった。
理論段数20および直径5cIrLを有しそして第一の
ティクオフ・ウイア10が溜りから数えて第6と第7段
の間に取り付けられた泡キャップ皿を黒部塔3として用
いた。
冷却器11はこのティクオフ・ウィア10の下に配置さ
れた。
60mmHgの圧力にて操作された塔は落下流蒸発器1
3により加熱された。
頭部における温度は44℃でありそして溜り温度は75
℃であった。
塔の頭部から出る蒸気は冷却器14により凝縮された。
9を経て抽出塔2の溜りから244 P/時の量にて抜
き取られた抽出からのラフィネートは9.6:1の比に
て大きい流れと小さい流れに分割された。
小さい方の部分流15は22.9P/時の量にて塔のテ
ィクオフ・ウイア12の直ぐ下の位置に供給された。
50重量%濃度の過酸化水素水溶液を88−26P/時
にて且つティクオフ・ウイア12から抜き取られそして
水のほかに23.92重量%の過酸化水素を含む混合物
を12L?/時にてそれぞれ16および17を経てラフ
ィネートの大きい方の部分流に加えた。
これらの流れのあとに得られそして2396重量%過酸
化水素、26.86重量%の硫酸並びに0.15重量%
の過プロピオン酸、0.06重量%のプロピオン酸およ
び48.97重量%の水を含む混合物を321..4
?/時の量にて18を経て蒸発器13に供給し、次に塔
3の溜りに送りこんだ。
溜りから出る蒸気を冷却器11にて部分的に凝縮させ、
従って361/時を還流物として冷却器11の下の位置
の塔の部分に供給することが出来た。
34゜9重量%の硫酸および0.93重量%の過酸化水
素を含む水溶液が25.7?/時にてティクオフ・ウイ
ア10にて抜き取られそして19を経て工程から除去さ
れた。
塔の頭部から出た蒸気は冷却器14により凝縮された。
冷却器14の後で得られた黒部は11 ′?/時にて還
流物として20を経て塔のティクオフ・ウイア12の上
の位置の部分に供給され、他方113重量%濃度の過プ
ロピオン酸水溶液が62.8P/時にて21を経て採取
された。
35.55重量%の硫酸および31.33重量%の過酸
化水素を含む水溶液を242.9y′/時の量にて22
を経て塔の溜りから抜き取った。
工程において、生成物流19と共に工程から抜き取られ
た硫酸の量を補充するために、35.12重量%の硫酸
のほかに、32.14重量%の過酸化水素をも含む水溶
液を25.Fl/時にて23を経て塔の溜りから取られ
た混合物に加えた。
生成物流22および23を合した後に得られそして35
.5重量%の硫酸および31.4重量%の過酸化水素並
びに33.1重量%の水を含む混合物を268.4?/
時の量にて5を経て反応槽1に再循環した。
8を経て抽出塔から抜き取られたベンゼン抽出液中の過
プロピオン酸の収率は流れ16および23を経て工程に
導入された全過酸化水素に対して96.3%であった。
流れ15および流れ1γ中に含まれる過酸化水素の量の
比較により示されるごとく、ラフィネートの小さい方の
部分砕中に含まれる過酸化水素の92.3%が回収され
た。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明に従ってラフィネートを処理するための装
置の一例を示し、図2は実施例1に関して、本発明に従
う装置の一例を示し、そして図3は実施例2に関して、
本発明に従う装置の一例を示す。 図4は実施例3に関して、本発明に従う装置の一例を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1160℃以上の沸点を有する水溶性酸触媒の存在のも
    とで過酸化水素水溶液をカルボン酸と反応させ、水と混
    和しない有機溶媒を用いて得られた反応混合物から過カ
    ルボン酸を抽出し、過酸化水素および酸触媒を本質的に
    含むラフィネートを蒸留塔中にて水を蒸留除去すること
    により再濃縮し、そしてこのようにして再濃縮されたラ
    フィネートをカルボン酸との反応に再循環することから
    なる過カルボン酸の有機溶液の連続的製造方法において (a) ラフィネートを1乃至25二100の比にて
    二つの部分流に分け、そして (b) 減圧下で操作され、そして抽挿入物としての
    少くとも二つのテイクオフーウイア(take−of
    fweir)を有し、第一のティクオフ・ウイアが溜り
    相の上の少くとも20理論段数であり、第二のティクオ
    フ・ウイアが第一のティクオフ・ウィアの上の少くとも
    2の理論段数で配置されそして第二のティクオフ・ウイ
    アと塔の頭部の間の塔区間は少くとも理論段数2を有す
    るように設計された蒸留塔に供給し、 (e) ラフィネートの大きい方の部分流を塔の第一
    のティクオフ・ウイアの下の位置に送り込みそして小さ
    い方の部分流を塔の第二のティクオフ・ウイアの下の位
    置に送り込み、 (d) 水を蒸留塔の頭部にて除去し、(e) 抽
    出からのラフィネートの小さい方の部分流からの過酸化
    水素を本質的に含む第一の側流が第二のティクオフ・ウ
    イアから抜き取られモして2乃至40重量%濃度の過酸
    化水素水溶液であり、それが場合により抽出からの2フ
    イネートの大きい方の部分流と共に塔の第一のティクオ
    フ・ウイアの下の位置に供給され、 (f) 第二の側流が第一のティクオフ・ウイアから
    抜き取られそして場合により更に処理しそして再使用す
    ることが出来る酸触媒水溶液であり、そして (g) 蒸留からの溜り生成物として抜き取られる、
    酸触媒および過酸化水素の再濃縮された水溶液を、カル
    ボン酸との反応に再循環する、 ことを特徴とする過カルボン酸の有機溶液の連続的製造
    方法。 2 ラフィネートを2乃至8:100の比にて二つの部
    分流に分割する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 ラフィネートを4乃至6:100の比にて二つの部
    分流に分割する、特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の方法。 4 ラフィネート中の酸触媒の濃度が10乃至50重量
    %である、特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに
    記載の方法。 5 溜り相から第一のティクオフ・ウイアまで延びてい
    る塔の区間が3乃至200理論段数を有する、特許請求
    の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の方法。 6 第二のティクオフ・ウイアが第一のティクオフ・ウ
    イアの上の3乃至20の理論段数で配置される、特許請
    求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の方法。 7 250mvtHg以下の圧力にて蒸留を行う、特許
    請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の方法。 885℃以下の溜り温度にて蒸留を行う、特許請求の範
    囲第1項〜第7項のいずれかに記載の方法。 90.2重量%以下の過酸化水素を含む水を蒸留塔の頭
    部にて取り出す、特許請求の範囲第1項〜第8項のいず
    れかに記載の方法。 102重量%以下の過カルボン酸およびカルボン酸を含
    む水を蒸留塔の頭部にて取り出す、特許請求の範囲第1
    項〜第9項のいずれかに記載の方法31115乃至25
    重量%の過酸化水素を含む水溶液を第二のティクオフ・
    ウイアにて採取する、特許請求の範囲第1項〜第10項
    のいずれかに記載の方法。 1220乃至70重量%の酸触媒を含む水溶液を第一の
    ティクオフ・ウイアにて採取する、特許請求の範囲第1
    項〜第11項のいずれかに記載の方法。 1320乃至40重量%の過酸化水素および15乃至4
    0重量%の酸触媒を含む水溶液を蒸留からの溜り生成物
    として得る、特許請求の範囲第1項〜第12項のいずれ
    かに記載の方法。 148乃至15重量%の過酸化水素、30乃至45重量
    %の酸触媒、0.3重量%以下の過プロピオン酸および
    0.2重量%以下のプロピオン酸を含む水溶液をラフィ
    ネートとして用いる、特許請求の範囲第1項〜第13項
    のいずれかに記載の方法。 15 第一のティクオフ・ウイアの下の2もしくはそ
    れ以下の理論段数で配置された第三のティクオフ・ウイ
    アから第三の側流を特徴する特許請求の範囲第1項〜第
    14項のいずれかに記載の方法。
JP51047897A 1975-04-30 1976-04-28 過カルボン酸の有機溶液の製造方法 Expired JPS5828275B2 (ja)

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