JPH07188117A - Cu触媒使用ジメチルカーボネート製造で得られる液状反応生成物の処理方法 - Google Patents

Cu触媒使用ジメチルカーボネート製造で得られる液状反応生成物の処理方法

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JPH07188117A
JPH07188117A JP6308377A JP30837794A JPH07188117A JP H07188117 A JPH07188117 A JP H07188117A JP 6308377 A JP6308377 A JP 6308377A JP 30837794 A JP30837794 A JP 30837794A JP H07188117 A JPH07188117 A JP H07188117A
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catalyst
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dmc
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Johann Rechner
ヨハン・レヒナー
Paul Wagner
パウル・バグナー
Hans-Josef Buysch
ハンス−ヨゼフ・ブイシユ
Alexander Klausener
アレクサンダー・クラウゼナー
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/08Purification; Separation; Stabilisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/01Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from carbon monoxide and oxygen

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 銅含有触媒の存在下でメタノールの酸化的カ
ルボニル化を行うことによってジメチルカーボネートを
製造している間に生じる如き液体反応混合物を処理する
方法を記述し、この方法は、そのジメチルカーボネート
から反応水を簡単に分離することを可能にするものであ
る。 【構成】 この方法では、第一蒸留カラム内で、このカ
ラムの底からその反応水を取り出し、この第一カラムの
頭頂産物を加圧下の第二カラム内で分離させて、釜残産
物としてのジメチルカーボネートと、主にメタノールで
構成されている頭頂産物を生じさせる。この第二カラム
内の蒸留処理で生じる頭頂産物(これは主にメタノール
で構成されている)をこの反応工程に再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、銅含有触媒の存在下、高温高圧
で行うメタノールの酸化的カルボニル化によってジメチ
ルカーボネートを製造している間に生じる如き液状反応
混合物を処理する方法に関するものであり、この方法
は、その触媒を除去した後得られる反応溶液からその反
応水を常圧下の簡単な蒸留で除去しそしてメタノールと
ジメチルカーボネートを含んでいる無水の頭頂産物(t
op product)を加圧下の蒸留で分離させるこ
とにより、その釜残産物(bottom produc
t)として純粋なジメチルカーボネートと、頭頂産物と
して、メタノールとジメチルカーボネートが入っている
がジメチルカーボネートが少ない混合物を生じさせ、こ
の頭頂産物をその常圧カラムか或は反応に再利用するこ
とを特徴としている。
【0002】過去において、出発材料であるメタノール
と一酸化炭素と酸素とを触媒反応させることによってジ
アルキルカーボネートを製造する方法が数多く開発され
てきた。
【0003】ドイツ特許出願公開第2 110 194
号には、酸化還元反応中2つの異なる酸化レベルで存在
し得る周期律表IB族、IIB族およびVIIIB族の
金属錯体、特に金属Cu、Ag、Au、Zn、Cd、H
g、Fe、CoおよびNiの錯体が適切な触媒として挙
げられている。この方法では、錯形成したCu2Cl2
用いると良好な収率は得られているが、その反応溶液か
ら取り除く必要のある錯体配位子が非常に高価であると
言った欠点を有していると共に、その溶解している錯形
成した触媒をその反応溶液から除去するに多大な努力を
要すると言った欠点を有している。
【0004】ドイツ特許(DE−PC)第2 743
690号には、銅錯体化合物の代わりに銅の簡単な一価
塩類が触媒として用いられている。この変法では、良好
なジアルキルカーボネート収率は得られているが、その
部分的に溶解している触媒をその反応溶液から除去する
必要があることから、この反応溶液の処理もまたここで
の主要な問題となっている。この特許の教示に従い、こ
の処理は、その懸濁している内容物を濾別しそしてその
溶解している触媒の精留または結晶化を行うことによっ
て行われる。この触媒が入っている反応溶液を用いてそ
の触媒がプラントの別の部分に運ばれていることから、
この反応溶液と触媒の処理では装置に関して多大な出費
が必要となる。この触媒は腐食性を示すことから、この
触媒に接触する全ての装置(タンク、パイプライン、蒸
留装置、晶析装置および濾過装置)を耐腐食材料で作る
必要がある。このことが、この方法の魅力を失わせてい
る。
【0005】これと同じ処理問題が、ドイツ特許(DE
−C)第3 045 767号に記述されているよう
な、COの代わりに合成ガスを用いることを経済的に魅
力のないものにしているにちがいない。銅含有触媒が原
因となる、反応溶液の処理を行っている間の腐食問題
が、この触媒にさらなる添加を行うことを含む方法(例
えばヨーロッパ特許出願公開第217 651号、ヨー
ロッパ特許第090 977号、米国特許第4 370
275号)を経済的でないものにしている。
【0006】この触媒を除去する工程技術に関する代替
法がドイツ特許出願公開第3 926 709号の中に
開示されている。この方法では、銅含有触媒をその反応
槽の中に残存させる。反応ガスを用いて、この反応を行
っている間に生じるジアルキルカーボネートをその反応
水およびメタノールと一緒にその反応混合物から取り出
す。この効果は、一般に、この反応槽内に銅触媒として
存在している銅1g当たり20から30標準リットル
(standard l)の量でCO/O2ガス混合物
を含んでいるガス流れをその反応混合物に通すことによ
って達成される。この方法の欠点は、循環させたままに
しておく必要のある気体量が非常に多大であること、そ
してそれが原因となるエネルギーコストが高いこと、並
びにこの気体量が多いことが原因となるこの気体を分散
させることに関する問題である。このような操作では、
この反応槽の温度および圧力が若干でも変動すると排出
量が有意に変化することから、この反応槽内の液体レベ
ル維持が可能なように正確にその反応槽の温度および圧
力を追加的に調節する必要がある。ドイツ特許出願公開
第3 926 709号の場合に行った記述が、本質的
に、ヨーロッパ特許出願公開第0 460 732 A
1号およびヨーロッパ特許出願公開第0 460 73
5 A2号に記述されている方法に当てはまる。
【0007】これらの全ての方法において、この触媒は
多少に拘らず有効に除去されているが、上記出願の中で
はまた、その触媒を除去した反応溶液の処理を行ってい
る間の工程問題も解決されていない、即ちその触媒を除
去した反応溶液から水を取り除くこと、そしてメタノー
ルとジメチルカーボネート(DMC)を分離させること
などは、これらが共沸物を生じることからまだ解決され
ていない。
【0008】ドイツ特許出願公開第2450856号に
従い、簡単な精留を用いてその反応水とメタノール(M
eOH)からジメチルカーボネートを除去するのは、D
MCとMeOHと水との間で種々の共沸物が生じること
から複雑である。この特許出願の教示は、溶媒として水
を用いた抽出蒸留による分離である。しかしながら、こ
の方法で分離に必要とされる水の量がかなりの量(反応
溶液1g当たり9.5gの水)であることから、この方
法は経済的でない。
【0009】ドイツ特許出願公開第2607003号に
は、高温で圧力をかけることによってメタノール/ジメ
チルカーボネート共沸物の分離を生じさせる分離実験が
記述されている。この出願の教示に従うと、純粋なDM
Cの釜残溜分が得られているが、この頭頂産物も再びメ
タノールとDMCの混合物(これに入っているDMC量
は少ない)である。どのようにすれば適切に上記工程フ
ラグメントを処理工程の中に一体化することができるか
は開示されていない。加うるに、酸化的カルボニル化を
行っている間に不可避的に水が生じ、この水は、ドイツ
特許出願公開第3926709号に開示されているよう
にメタノールおよびジメチルカーボネートと一緒に3成
分共沸物を生じるが、この水を取り出すことなしに分離
が行われている。
【0010】米国特許第4 162 200号にもま
た、助剤として例えばシクロヘキサンおよびクロロベン
ゼンなどを用いた抽出による蒸留が開示されている。こ
の系に異質な薬剤を用いていることから追加的蒸留段階
が必要となり、これが再びこの分離問題に対する経済的
解決を妨げている。加うるに、この系に異質の物質はジ
メチルカーボネートの汚染をもたらし得る。特に、クロ
ロベンゼンを用いる場合、腐食作用が生じることが予測
され、これは、かなりのコスト高をもたらすことにな
る。
【0011】米国特許第3 803 201号には、低
温晶析、濾過および引き続く分別蒸留を組み合わせるこ
とによってメタノール/DMC共沸物を処理する方法が
記述されている。この方法は約−70℃の温度を必要と
していることのみで、これを産業用途で利用することは
不可能である。更に、晶析と濾過と蒸留を用いているこ
とで、装置に関してかなりの出費があり、このことか
ら、この方法は経済的でないと思われる。
【0012】本目的は、塩化銅を触媒として用いてメタ
ノールの酸化的カルボニル化を行っている間に生じる如
きジメチルカーボネートとメタノールと水を含んでいる
反応溶液を処理するに簡潔で安価な方法を見い出すこと
であった。
【0013】驚くべきことに、厄介な晶析と濾過と蒸留
を用いるか或は抽出蒸留を用いる代わりに、常圧蒸留と
加圧蒸留を組み合わせことによって、塩化銅を触媒とし
て用いたメタノールの酸化的カルボニル化を行っている
間に生じる如き反応溶液からその反応水とジメチルカー
ボネートを単離することができることをここに見い出し
た。このように、水を除去するための常圧蒸留とその次
に行うジメチルカーボネートを単離するための無水反応
溶液の加圧蒸留とを組み合わせそしてそのメタノール頭
頂産物をこの反応に再利用する方法は、簡潔な方法であ
るばかりでなく、驚くべきことにまた非常に安価であ
る。この問題に対するこのような解決法は一層驚くべき
ことであった、と言うのは、問題となる成分であるDM
C−メタノールに対する加圧蒸留の効果は実際上知られ
ていたが有効でないとして等級付けされており、そして
従来技術に従うと、この反応で得られるDMC/メタノ
ール/水混合物の処理はDMC/メタノール混合物で記
述されている加圧蒸留を用いたのでは不可能であると思
われていたことから抽出剤または晶析を補助として用い
そしてその後濾過と蒸留が必要であるとされていたから
である。
【0014】本発明は、反応媒体内に懸濁または溶解し
ている銅含有触媒の存在下メタノールと酸素と一酸化炭
素とを高温高圧下で反応させそしてこの触媒を除去した
後その反応溶液を処理することによってジメチルカーボ
ネートを製造する方法に関するものであり、これは、最
初に、この触媒を除去した反応溶液からその反応水を第
一蒸留カラム内の釜残産物として除去し、そしてジメチ
ルカーボネートとメタノールを含んでいる頭頂産物を、
次の高温高圧下で行う加圧蒸留で分離させて、純粋なジ
メチルカーボネートの釜残産物と、ジメチルカーボネー
トが少ないメタノール頭頂産物とを生じさせ、そしてこ
の頭頂産物をこの工程に再利用することを特徴としてい
る。
【0015】好適には連続的に実施する、本発明に従う
方法では、反応槽の中で該触媒の存在下その反応させる
べきメタノールをその反応ガスである酸素および一酸化
炭素そして必要ならば追加的不活性ガスに接触させる。
【0016】本発明に従う方法では、銅(I)および/
または銅(II)塩を基とする銅化合物を触媒として用
いる。この反応は酸化還元反応であることから、この反
応を行っている間両方の銅イオン種が存在している。好
適に用いられる銅触媒は、ハロゲン化銅(I)、アセチ
ルアセトン銅(II)、硫酸銅(I)および/またはア
ルコキシハロゲン化銅(II)、アルコキシ硫酸銅(I
I)およびアルコキシアセチルアセトン銅(II)であ
り、メトキシ塩化銅(II)が特に好適に用いられる。
【0017】この液状の反応媒体は本質的にその反応さ
せるべきメタノールを含んでいる。この反応槽内で連続
操作を行っている間のメタノール含有量に関する1を基
準にして、一般に、メタノール:ジメチルカーボネー
ト:銅(この反応混合物内に懸濁および/または溶解し
ている触媒由来の銅)のモル比は、1:(0.005−
1):(0.001−5)、有利には1:(0.02−
0.5):(0.005−1)、特に好適には1:
(0.04−0.3):(0.01−0.16)であ
る。
【0018】60から200℃の温度、好適には80か
ら140℃、特に好適には100から130℃の温度で
これらの反応ガスとメタノールとの反応を実施する。1
から60バール、好適には10から40バール、特に好
適には15から35バールの圧力下でこの反応を実施す
る。好ましくは、これらの反応ガスを入れることによっ
てこの圧力を作り出す。
【0019】幅広い範囲内でその反応槽に供給する気体
流れ量を変化させることができるが、CO、酸素および
適宜不活性ガス(例えばN2、O2など)を含んでいるガ
ス流れ全体量が、好ましくは、この反応溶液内に存在し
ている触媒の銅を基準にして、1時間毎のCu1g当た
り0.2−100標準リットル、好適には1時間毎のC
u1g当たり0.6から80標準リットル、特に好適に
は1時間毎のCu1g当たり0.8から5標準リットル
になるように確立する。
【0020】濃度限界の範囲内で、反応ガスである一酸
化炭素と酸素の組成を変化させることができるが、好ま
しくは、1:(0.005−1.0)、好適には1:
(0.02−0.5)のCO:O2モル比(COを基
準)を確立する。このようなモル比における酸素分圧
は、高い空間/時間収率を達成することを可能にするに
充分なほど高いと同時に、爆発性を示す一酸化炭素/酸
素ガス混合物を生じさせるものでない。これらの反応ガ
スは特別な純度要求を受けず、従ってそのCO源として
合成ガスを用いることが可能であると共にそのO2担体
として空気を用いることが可能であるが、触媒毒、例え
ば硫黄または硫黄化合物などが導入されないことを確保
する必要がある。
【0021】好ましくは、二次反応、例えば二酸化炭素
の生成および銅触媒の同時不活性化などが生じるのを回
避する目的で、この反応混合物内に不可避的に生じる反
応水の濃度をできるだけ最小限にするような反応条件下
で、触媒含有メタノールと反応ガスとの反応を実施す
る。この反応水の濃度は、この液相を基準にして一般に
8重量%以下、有利には6重量%以下である。
【0022】望ましい調節可能な値になるまでこの変換
を実施するが、その変換率はその利用されたメタノール
を基準にして35%未満、特に好適には25%未満であ
る。
【0023】本発明に従う方法では、種々の方法でこの
触媒を除去することができる。
【0024】好適な態様では、この触媒をその反応溶液
と一緒にその反応槽から連続的に取り出した後、ドイツ
特許出願公開第4203796号に記述されているよう
に沈降で分離除去し、そしてこの触媒を除去した反応溶
液をその処理工程に供給する。
【0025】本発明に従う方法の別の好適な態様では、
ヨーロッパ特許出願公開第0460732 A1号、ヨ
ーロッパ特許出願公開第0460735 A2号および
ドイツ特許出願公開第3926709 A1号に記述さ
れているように、反応ガスを過剰に用いてこの反応溶液
をその反応槽から連続的に取り出し、そして次の縮合を
行った後、触媒が除去された形態でこれを入手する。
【0026】本発明に従う処理が可能な反応溶液は、メ
タノールを50から90重量%の量、好適には55から
80重量%の量、特に好適には60から75重量%の量
で含んでおり、ジメチルカーボネートを8から45重量
%の量、好適には15から40重量%の量、特に好適に
は20から37重量%の量で含んでいる。これらの反応
溶液の水含有量は、0.5から15重量%、好適には1
から10重量%、特に好適には1.5から8重量%であ
る。これらのデータは全てその反応溶液の全重量を基準
にしている。
【0027】本発明に従い、このようにして得られるそ
の触媒を除去した反応溶液から、最初に、簡単な精留で
その反応水を除去する。最初、0.1から8バール、好
適には0.5から4バール、特に好適には0.8から3
バール下でこの精留を実施する。ここでは、このカラム
の底を65から200℃、好適には80から160℃、
特に好適には90−150℃にまで加熱する。
【0028】DMCとメタノールを頭頂産物として入手
し、そして水を釜残産物として入手する。公知文献とは
対照的に、DMC/MeOH/H2OまたはDMC/H2
O共沸物の入手は全く行わず、その反応水からDMCと
メタノールを分離させた。この反応で要求される反応溶
液組成を基準にして、最初に、この蒸留の共沸物として
選択的にDMC/MeOHを蒸留で取り出した後、続い
てMeOHを取り出すが、このMeOHは水と共沸物を
形成していない。
【0029】この分離の好適な態様では、DMCとMe
OHの混合物を頭頂産物として入手し、そして水を釜残
産物として入手する。その後、このDMCとMeOHを
含んでいる頭頂産物に入っている水含有量は、1重量%
未満、好適には0.1重量%未満である。
【0030】このDMCとMeOHの分離を行う目的
で、加圧カラム内の蒸留(助剤を加えないで行う)によ
り、このDMC/MeOH混合物の分離を生じさせて、
その釜残産物として純粋なDMCを生じさせると共に、
DMC量が少ないメタノール頭頂産物を生じさせる。こ
のようにして得られるDMCは既に、さらなる精製を行
うことなく大部分の用途で使用できる程高い純度を有し
ている。
【0031】1から30バール、好適には4から20バ
ール、特に好適には8から15バール下でこの精留を行
う。ここでは、このカラムの底を65から250℃、好
適には100から200℃、特に好適には130から2
00℃にまで加熱する。
【0032】この加圧カラムの頭頂産物をこの工程に再
利用する。この目的で、本発明に従う方法の好適な態様
では、適宜新鮮なメタノールと一緒にこの頭頂産物をそ
の反応槽に再利用することができる。
【0033】別の態様では、常圧下で運転されている第
一カラムの適切な地点に、この加圧カラムの頭頂産物を
再利用する。
【0034】更に別の態様では、この加圧蒸留の頭頂産
物を、再利用するに先立って、別の処理カラムの反応槽
の中に供給することができる。このような他の処理カラ
ム内では、ジメチルカーボネートとメタノールの共沸物
がその頭頂産物として得られ、これをその加圧カラム内
の相当する地点に再利用する。メタノールを90重量%
以上、好適には95重量%以上、特に好適には98重量
%以上の量で含んでいるメタノールがその釜残産物とし
て得られ、これをその反応槽に再利用する。
【0035】固定板、充填物および詰物が入っているカ
ラムが上記分離工程に適切な蒸留カラムである。これら
の用いる充填物または注文詰物は、本質的に蒸留に通常
のものであり、例えば「ウルマンの工業化学百科事典」
(Ullmanns Encyclopaedie d
er Techn. Chemie)、第4版、2巻、
528頁以降に記述されている如きものである。挙げら
れ得る例は、ラシヒリングまたはポールリング、Ber
l、Intalexまたはトーラス(torus)サド
ルまたはインターパッキング(interpackin
g)などである。これらの充填物は、種々の材料、例え
ばガラス、石器、磁器、ステンレス鋼、プラスチックお
よび金属などで作られていてもよく、そしてこれらは特
に金属が用いられている場合、織物またはメッシュ形態
に加工されていてもよい。好適な充填物または詰物は、
例えばポールリングおよびNovolaxリング、Be
rlサドル、BXパッキン、Montz−Pak、Me
tal−pak、Melladur、Kerepakお
よびCYパッキンなどである。
【0036】適切なトレーカラムは、例えば穴開きトレ
ー、バブルトレー、バルブトレー、トンネルトレーおよ
び遠心分離トレーなどであり、これらは種々のデザイン
のものであってもよい。
【0037】充填物または詰物が入っているカラムが特
に水を除去するためのカラムとして適切である。この理
論段数は1から200、好適には5から100、特に好
適には10から60である。
【0038】トレーおよび充填もしくは詰め込みカラム
の両方が加圧蒸留カラムとして適切である。この理論段
数は1から200、好適には5から100、特に好適に
は10から60である。
【0039】例として本発明に従う方法を図1に示す。
【0040】メタノールとジメチルカーボネートと水が
入っているその触媒を除去した反応溶液を、ライン1を
通して、カラムAを1/3に分けた中間部に入れる。除
去された反応水は釜残産物としてライン2を通ってその
カラムを出る。ジメチルカーボネートとメタノールを含
んでいる頭頂産物を、ライン3、ポンプPおよびライン
4により、加圧カラムBを1/3に分けた中間部に計量
して入れる。ジメチルカーボネートが少ないメタノール
頭頂産物は、ライン5を通ってその加圧カラムから出た
後、熱交換器CによりカラムAの底を加熱する。この頭
頂産物は、熱交換器Cを出た後適宜更に熱交換器Dで冷
却された後、ライン7を通ってこの反応に再利用され
る。有効な産物であるジメチルカーボネートは、ライン
8を通ってカラムBを出るが、これは大部分の用途にと
って適切な純度を有している。
【0041】本発明を制限するものでない以下の実施例
を用いて本発明を更に詳しく説明する。
【0042】
【実施例】
実施例1:図2に示す如き装置を用いる。ライン5が熱
交換器Cに連結していない点で、図2は図1と異なって
いる。その触媒を除去した反応溶液を計量して第一蒸留
カラムAの中間部に入れた。水を除去するためのガラス
で出来ている上記蒸留カラム(直径=4.5cm、長さ
=60cm)に、4x4mmのV4Aワイヤーメッシュ
コイルを800mL充填し、そして排出口が備わってい
るオイル加熱底蒸発装置と還流分割装置付きコンデンサ
を取り付けた。Aから出て来る頭頂産物を緩衝容器とポ
ンプを通して、加圧カラムBの中間部に計量して入れ
た。加圧カラムBの構造はガラス製カラムAと同じであ
るが、これは鋼で作られておりそしてその圧力を正確に
調節することを可能にする圧力保持システムが備わって
いる点で異なっている。この装置に、メタノールを66
重量%、ジメチルカーボネートを31重量%そして水を
3重量%含んでいる反応混合物を560g/時で仕込ん
だ。カラムAを常圧下で運転し、そしてその底温度を1
00℃にした。カラムBを10バールの圧力下で運転
し、そしてその底温度を185℃にした。6時間後、こ
の装置は平衡状態になり、そしてAの釜残排出物として
反応水が1時間当たり16.6g得られた。蒸留カラム
Bでは、純度が99.89%のDMCが75.5g/時
で得られそしてこのBの頭頂産物は469.4g/時で
生じ、これは、メタノールを79.1重量%の量で含ん
でいると共にDMCを20.9重量%の量で含んでい
た。これの戻り流れの水含有量は約250ppmであっ
た。
【0043】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0044】1. 反応媒体内に懸濁または溶解してい
る銅含有触媒の存在下メタノールと酸素と一酸化炭素と
を高温高圧下で反応させそしてこの触媒を除去した後そ
の反応溶液を処理することによってジメチルカーボネー
トを製造する方法において、最初に、この触媒を除去し
た反応溶液からその反応水を第一蒸留カラム内の釜残産
物として除去し、そしてジメチルカーボネートとメタノ
ールを含んでいる頭頂産物を、次の高温高圧下で行う加
圧蒸留で分離させて、純粋なジメチルカーボネートの釜
残産物と、ジメチルカーボネートが少ないメタノール頭
頂産物とを生じさせ、そしてこの頭頂産物をこの工程に
再利用することを特徴とする方法。
【0045】2. その触媒を除去した反応溶液が、こ
の全重量を基準にしてメタノールを50−90重量%の
量、好適には55−80重量%の量、特に好適には60
−75重量%の量で含んでおり、ジメチルカーボネート
を8−45重量%の量、好適には15−40重量%の
量、特に好適には20−37重量%の量で含んでおり、
そして水を0.5−15重量%の量、好適には1−10
重量%の量、特に好適には1.5−8重量%の量で含ん
でいることを特徴とする第1項記載の方法。
【0046】3. 水を除去するための第一蒸留カラム
を、0.1から8バール、好適には0.5から4バー
ル、特に好適には0.8から3バールで運転し、そして
この目的で、このカラムの底を65から200℃、好適
には80から160℃、特に好適には90から150℃
にまで加熱することを特徴とする第1項記載の方法。
【0047】4. 該第一蒸留カラムの頭頂産物を第二
蒸留カラムの中に導入し、そして1から20バール、好
適には4から20バール、特に好適には8から15バー
ル下、カラムの底の温度を65から250℃、好適には
100から220℃、特に好適には130から200℃
にして分離を行うことで、純粋なDMCを釜残産物とし
て取り出すことを特徴とする第1から3項記載の方法。
【0048】5. 該第二カラムの頭頂産物を該反応槽
に再利用することを特徴とする第1から4項記載の方
法。
【0049】6. 水を除去するための蒸留カラムとし
て充填物または詰物が入っているカラムを用い、ここで
の理論段数が1から200、好適には5から100、特
に好適には10から60であることを特徴とする第1か
ら5項記載の方法。
【0050】7. 加圧蒸留を行うための蒸留カラムと
してトレー、充填または詰め込みカラムを用い、ここで
の理論段数が1から200、好適には5から100、特
に好適には10から60であることを特徴とする第1か
ら5項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する装置を例示する概略図
である。
【図2】本発明の方法を実施する別の装置を例示する概
略図である。
【符号の説明】
A カラム B 加圧カラム C 熱交換器 D 熱交換器 P ポンプ
フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ヨゼフ・ブイシユ ドイツ47809クレーフエルト・ブランデン ブルガーシユトラーセ28 (72)発明者 アレクサンダー・クラウゼナー ドイツ50670ケルン・ニーラーシユトラー セ3エフ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応媒体内に懸濁または溶解している銅
    含有触媒の存在下メタノールと酸素と一酸化炭素とを高
    温高圧下で反応させそしてこの触媒を除去した後その反
    応溶液を処理することによってジメチルカーボネートを
    製造する方法において、最初に、この触媒を除去した反
    応溶液からその反応水を第一蒸留カラム内の釜残産物と
    して除去し、そしてジメチルカーボネートとメタノール
    を含んでいる頭頂産物を、次の高温高圧下で行う加圧蒸
    留で分離させて、純粋なジメチルカーボネートの釜残産
    物と、ジメチルカーボネートが少ないメタノール頭頂産
    物とを生じさせ、そしてこの頭頂産物をこの工程に再利
    用することを特徴とする方法。
JP6308377A 1993-11-24 1994-11-18 Cu触媒使用ジメチルカーボネート製造で得られる液状反応生成物の処理方法 Ceased JPH07188117A (ja)

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