JPS5827965A - 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法 - Google Patents
耐熱アルミニウム合金導体の製造方法Info
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- JPS5827965A JPS5827965A JP12693681A JP12693681A JPS5827965A JP S5827965 A JPS5827965 A JP S5827965A JP 12693681 A JP12693681 A JP 12693681A JP 12693681 A JP12693681 A JP 12693681A JP S5827965 A JPS5827965 A JP S5827965A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はＡｌ−Ｚｒ系耐熱アルミニウム合金導体の製造
方法に関するもので、特に導体の強度及び導電率をあま
り低下させることなく耐熱性を向上せしめるものである
。
方法に関するもので、特に導体の強度及び導電率をあま
り低下させることなく耐熱性を向上せしめるものである
。
近年、送電容量の増大に伴い、架空送電線に鋼心耐熱ア
ルミニウム合金撚線が用いられているが、特殊な送電条
件の下では、更に耐熱性の優れたアルミニウム合金導体
を用いて送電容量を増大させることが望まれており、従
来から柿々の導電用アルミニウム合金が研究されている
。
ルミニウム合金撚線が用いられているが、特殊な送電条
件の下では、更に耐熱性の優れたアルミニウム合金導体
を用いて送電容量を増大させることが望まれており、従
来から柿々の導電用アルミニウム合金が研究されている
。
しかしながら、現在実用化されているのは、Ｚｒを有効
成分とするＡｌ−Ｚｒ系耐熱アルミニウム合金であり、
この合金の耐熱性はＺｒの添加量に応じて増大するも導
電率が低下する。従って、耐熱性を向」ニさせるために
、Ｚｒを多く添加すると導電率が低下し、＃電相には適
さないものとなる。
成分とするＡｌ−Ｚｒ系耐熱アルミニウム合金であり、
この合金の耐熱性はＺｒの添加量に応じて増大するも導
電率が低下する。従って、耐熱性を向」ニさせるために
、Ｚｒを多く添加すると導電率が低下し、＃電相には適
さないものとなる。
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、連続又は半連続鋳
造圧延法、展延法、押出法等により形成したＡｌ−Ｚｒ
系耐熱アルミニウム合金荒引線を伸線加工すると、加工
時の発熱により所謂低温焼鈍硬化現象を生じ、これが耐
熱性を低下させる原因となっていること、特に連続的な
伸線加工では、各ダイスを通過するときに発生する加工
熱がしだいに蓄積され、練絹温度がかなり上昇して低温
焼鈍硬化も大きくなって耐熱性が低下することを知見し
、更に検討の結果、導体の強度及び導電率をあまり低下
させることなく耐熱性を向上することができる耐熱アル
ミニウム合金導体の製造方法を開発したものである。
造圧延法、展延法、押出法等により形成したＡｌ−Ｚｒ
系耐熱アルミニウム合金荒引線を伸線加工すると、加工
時の発熱により所謂低温焼鈍硬化現象を生じ、これが耐
熱性を低下させる原因となっていること、特に連続的な
伸線加工では、各ダイスを通過するときに発生する加工
熱がしだいに蓄積され、練絹温度がかなり上昇して低温
焼鈍硬化も大きくなって耐熱性が低下することを知見し
、更に検討の結果、導体の強度及び導電率をあまり低下
させることなく耐熱性を向上することができる耐熱アル
ミニウム合金導体の製造方法を開発したものである。
即ち、本発明はＺ ｒ ０．０１〜０．８％、 Ｆｅ
ｏ、ｏ ７〜０．８％、Ｓ ｉ Ｏ，０３〜０３％、残
部ＡＩと通常の不純物からなるアルミニウム合金の荒引
線を冷間で線１用タンデム圧延機により６０％以上の減
面加工を行なうことを特徴とするものである。
ｏ、ｏ ７〜０．８％、Ｓ ｉ Ｏ，０３〜０３％、残
部ＡＩと通常の不純物からなるアルミニウム合金の荒引
線を冷間で線１用タンデム圧延機により６０％以上の減
面加工を行なうことを特徴とするものである。
本発明において、合金組成を上記の如く限定したのは次
の理由によるものである。
の理由によるものである。
Ｚｒは耐熱性を向上させるために添加したものであるが
、その含有量が０．０１％未満では耐熱性が低く、０８
％を越えると耐熱性は向上するも導電率の低下が著しい
ためである。Ｆｅは強度を向上させるために添加したも
のであるが、０．０７％未満では充分な強度が得られず
、０，８％を越えると強度向上効果が飽和するばかりか
、導電率の低下が著しくなるためである。８ｉは強度及
び耐熱性を更に向上させるために添加したもので、含有
量が００３％未満では効果が小さく、０．３％を越える
と導電率の低下が大きくなるためである。
、その含有量が０．０１％未満では耐熱性が低く、０８
％を越えると耐熱性は向上するも導電率の低下が著しい
ためである。Ｆｅは強度を向上させるために添加したも
のであるが、０．０７％未満では充分な強度が得られず
、０，８％を越えると強度向上効果が飽和するばかりか
、導電率の低下が著しくなるためである。８ｉは強度及
び耐熱性を更に向上させるために添加したもので、含有
量が００３％未満では効果が小さく、０．３％を越える
と導電率の低下が大きくなるためである。
本発明は、このような組成からなる合金を連続又は半連
続鋳造圧延法、展延法、押出法等により荒引線とし、こ
の荒引線を冷間で線材用タンデム圧延機により６０％以
上の減面加工を行なうもので、線材用タンデム圧延機と
は断面円形の最終製品を製造するために一般に用いられ
ている三方ロール又は三方ロールを複数個、同軸状に配
置したもので、加工熱の発生が小さく、加工中の線材温
度の上昇を小さくして低温焼鈍硬化現象が起るのを防ぎ
、耐熱性の向上を計ったものである。また減面加工率を
６０％以上としたのは加工硬化により導体の強度を高め
るためで、６０％未満では充分な強度が得られないため
である。
続鋳造圧延法、展延法、押出法等により荒引線とし、こ
の荒引線を冷間で線材用タンデム圧延機により６０％以
上の減面加工を行なうもので、線材用タンデム圧延機と
は断面円形の最終製品を製造するために一般に用いられ
ている三方ロール又は三方ロールを複数個、同軸状に配
置したもので、加工熱の発生が小さく、加工中の線材温
度の上昇を小さくして低温焼鈍硬化現象が起るのを防ぎ
、耐熱性の向上を計ったものである。また減面加工率を
６０％以上としたのは加工硬化により導体の強度を高め
るためで、６０％未満では充分な強度が得られないため
である。
尚、線拐用タンデム圧延機による圧延加工中の線材温度
が１５０℃以上になる場合にはソリプル油等の冷却潤滑
剤を用いて冷却し、常に線材温度を１５０℃以下、望ま
しくは１００℃以下に保持する。
が１５０℃以上になる場合にはソリプル油等の冷却潤滑
剤を用いて冷却し、常に線材温度を１５０℃以下、望ま
しくは１００℃以下に保持する。
また最終製品として寸法精度を向上させるため、圧延加
工後の線材に１パスにより５〜４０％程度の伸線加工を
施してもよい。
工後の線材に１パスにより５〜４０％程度の伸線加工を
施してもよい。
次に本発明の実施例について説明する。
純度９９８％のＡＩ地金を溶解し、これにＡｌ−５％Ｚ
ｒ、Ａｌ−５％Ｆｅ 、Ａｌ−２０％８ｉ母合金を用い
て種々の割合で配合し、第１表に示す合金を溶製した。
ｒ、Ａｌ−５％Ｆｅ 、Ａｌ−２０％８ｉ母合金を用い
て種々の割合で配合し、第１表に示す合金を溶製した。
これをベルトアンドホイール型連続鋳造機により断面積
２０００−の鋳塊を連続的に鋳造し、引続き連続熱間圧
延機を通して直径９５闘の荒引線とした。この荒引線を
三方ロールを用いた連続冷間圧延機により圧延して導体
を製造した。また比較のため通常のダイスを用いた連続
伸線機により加工する従来方法により導体を製造した。
２０００−の鋳塊を連続的に鋳造し、引続き連続熱間圧
延機を通して直径９５闘の荒引線とした。この荒引線を
三方ロールを用いた連続冷間圧延機により圧延して導体
を製造した。また比較のため通常のダイスを用いた連続
伸線機により加工する従来方法により導体を製造した。
これ等の製造条件を第１表に併記した。尚、Ｚｒ含有量
が０．２％より多い荒引線については、熱処理を施した
後、冷間圧延又は連続伸線を行なった。
が０．２％より多い荒引線については、熱処理を施した
後、冷間圧延又は連続伸線を行なった。
これ等の導体について、引張強さ、導電率及び耐熱性を
測定した。
測定した。
その結果を第２表に示す。
尚、引張強さはアムスラー型引張試験機により＝ ５
＝ 測定し、導電率はケルビンダブルブリッジにより電気抵
抗を測定して求めた。また耐熱性については、Ｚｒ含有
量が０．０１〜０．１％のものは１８０℃の温度で１０
００時間加熱後の引張強さを求め、Ｚｒ含有量が０．１
〜０．２％のものは２３０℃の温度で１０００時間加熱
後の引張強さを求め、Ｚｒ含有量が０２％以上のものは
３２０℃の温度で４００時間加熱後の引張強さを求め、
それぞれ加熱前の引張強さに対する割合（％）で表示し
た。
＝ 測定し、導電率はケルビンダブルブリッジにより電気抵
抗を測定して求めた。また耐熱性については、Ｚｒ含有
量が０．０１〜０．１％のものは１８０℃の温度で１０
００時間加熱後の引張強さを求め、Ｚｒ含有量が０．１
〜０．２％のものは２３０℃の温度で１０００時間加熱
後の引張強さを求め、Ｚｒ含有量が０２％以上のものは
３２０℃の温度で４００時間加熱後の引張強さを求め、
それぞれ加熱前の引張強さに対する割合（％）で表示し
た。
６−
第１表
注※印は従来の連続伸線加工における減面加工率を示す
。
。
第２表
第１表及び第２表から明らかな如く、本発明方法／１６
１〜１２により製造した導体は導電率５５３％ＩＡ、Ｃ
８以上、引張強さ］、 ７．２Ｋｙ／ｍｄ１以上、耐熱
性９０２％以上の優れた特性を示し、従来方法層２０〜
７１６３１により製造した導体と比較し、耐熱性がはる
かに優れていることが判る。これに対し、本発明方法と
合金組成が異なる比較方法４１３〜Ａ１８は上記３特性
のうち何れかが劣っている。ＩＩＩＪち、Ｚｒ含有量の
少ない比較方法／１６１３では耐熱性が悪く、Ｚｒ含有
量の多い比較方法／Ｉ６１４では、導電率が低く 、
Ｆｅ含有量の少ない比較方法４１５では引張強さが低く
、Ｆｅ含有量の多い比較方法４１６では耐熱性が悪く、
８ｉ含有量の少ない比較方法／％ １７では引張強さが
低く、８ｉ含有量の多い比較方法Ａ６１８では耐熱性が
悪くなっていることが判る。また本発明方法と同組成の
合金を用いても減面加工率が小さい比較方法１９では引
張強さが低いことが判る。
１〜１２により製造した導体は導電率５５３％ＩＡ、Ｃ
８以上、引張強さ］、 ７．２Ｋｙ／ｍｄ１以上、耐熱
性９０２％以上の優れた特性を示し、従来方法層２０〜
７１６３１により製造した導体と比較し、耐熱性がはる
かに優れていることが判る。これに対し、本発明方法と
合金組成が異なる比較方法４１３〜Ａ１８は上記３特性
のうち何れかが劣っている。ＩＩＩＪち、Ｚｒ含有量の
少ない比較方法／１６１３では耐熱性が悪く、Ｚｒ含有
量の多い比較方法／Ｉ６１４では、導電率が低く 、
Ｆｅ含有量の少ない比較方法４１５では引張強さが低く
、Ｆｅ含有量の多い比較方法４１６では耐熱性が悪く、
８ｉ含有量の少ない比較方法／％ １７では引張強さが
低く、８ｉ含有量の多い比較方法Ａ６１８では耐熱性が
悪くなっていることが判る。また本発明方法と同組成の
合金を用いても減面加工率が小さい比較方法１９では引
張強さが低いことが判る。
本発明方法と同一組成の合金荒引線を通常の連線伸線加
工した従来方法涜２０〜涜３１により製造〜 ９− した導体は、伸線加工中に線材温度が上ゲイし、加工中
に低温焼鈍硬化現象により耐熱性が低下しているのが判
る。
工した従来方法涜２０〜涜３１により製造〜 ９− した導体は、伸線加工中に線材温度が上ゲイし、加工中
に低温焼鈍硬化現象により耐熱性が低下しているのが判
る。
このように、本発明方法によれば導体の導電率及び強度
をあまり低下させることなく、耐熱性を著しく向上し得
る顕著な効果を奏するものである。
をあまり低下させることなく、耐熱性を著しく向上し得
る顕著な効果を奏するものである。
１０−
Claims (1)
- Ｚｒ ｏ、ｏ １〜０．８％、 ｌｉ’ｅ Ｏ，０７〜
０．８％、 Ｓ ｉ Ｏ，０３〜０．３％、残部ＡＩと
通常の不純物からなるアルミニウム合金の荒引線を冷間
で線材用タンデム圧延機により６０％以上の減面加工を
行なうことを特徴とする耐熱アルミニウム合金導体の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12693681A JPS5827965A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12693681A JPS5827965A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5827965A true JPS5827965A (ja) | 1983-02-18 |
| JPS6367547B2 JPS6367547B2 (ja) | 1988-12-26 |
Family
ID=14947562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12693681A Granted JPS5827965A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5827965A (ja) |
-
1981
- 1981-08-13 JP JP12693681A patent/JPS5827965A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6367547B2 (ja) | 1988-12-26 |
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