JPS58269Y2 - フライバツクトランスの分割型コイルボビン - Google Patents

フライバツクトランスの分割型コイルボビン

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Publication number
JPS58269Y2
JPS58269Y2 JP1977138161U JP13816177U JPS58269Y2 JP S58269 Y2 JPS58269 Y2 JP S58269Y2 JP 1977138161 U JP1977138161 U JP 1977138161U JP 13816177 U JP13816177 U JP 13816177U JP S58269 Y2 JPS58269 Y2 JP S58269Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
flyback transformer
coil bobbin
bobbin
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977138161U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5463114U (ja
Inventor
深田豊
清水与平
中村憲治
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三洋電機株式会社 filed Critical 三洋電機株式会社
Priority to JP1977138161U priority Critical patent/JPS58269Y2/ja
Publication of JPS5463114U publication Critical patent/JPS5463114U/ja
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Publication of JPS58269Y2 publication Critical patent/JPS58269Y2/ja
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機において使用するフライバ
ックトランスの分割型コイルボビンに関するものである
斯種フライバックトランスコイルに絶縁樹脂を施こす方
法として第1図、第2図に示すものがある。
第1図の方法は絶縁ケース1に低圧コイル2と高圧コイ
ル3を組合せて収納すると共に高圧リード線5の引き出
し口を封印する部材6を取り付けしかる後、液状の樹脂
4を注入し、加熱炉の中で該樹脂を熱硬化せしめるもの
である。
しかし、この方法では絶縁ケース1や部材6を必須とし
て部品点数が増大するばかりでなく、樹脂注入後、内部
に生じている気泡を取り除くための脱泡(真空ポンプで
気圧を徐々に下げることにより行なう)時間が長くかか
り作業性が悪いという欠点がある。
このような従来の方法より一歩進んで第2図に示すよう
に中空状の第1ボビン7に巻装した低圧コイル8と複数
の鍔10を有する第2ポビン9に巻装された高圧コイル
11とを組合せてなるフライバックトランスコイルを金
型12.13内に入れ駒14を使って固定すると共に該
金型内に絶縁樹脂15を高温・高圧力で圧入、硬化して
前記コイル8,11の含浸とモールドを同時に行なう方
法が望ましい。
ところで、このような第2図の方法では樹脂は早急に固
化するものであるから樹脂がコイルの中に容易に浸透す
ることが必要であるが、一般にはこの射出成型用樹脂は
粘度が比較的高く浸透性は必ずしもよくない。
特に第3図に示す如く互いに近接した複数の鍔により形
成された幅狭の溝に高圧コイルを分割巻装したコイルボ
ビン9を使用した場合には樹脂15は第4図、第5図か
らも疲知できるように複数の鍔により形成された幅狭の
溝に密に巻かれたコイル線の間を通ってコイルの内部に
侵入するほかはなく従って樹脂の浸透性がよくないこと
と相俟って樹脂がコイル10の内部に1で十分施されず
、コロナ放電が生じ易くなり信頼性の面から好オしくな
かった。
本考案はフライバックトランスにおける上述の欠点を解
消するため分割型コイルボビンの構造を工夫したもので
ある。
以下図面に示した実施例に従って本考案を詳述する。
本考案の分割型コイルボビン9は第6図に示すように複
数の鍔16のそれぞれにその両側の溝18と連結する複
数の切り込み17を形成したことを第1の特徴とする。
このようにボビン9の鍔16に切り込み17が形成され
ていることから第7図の如くコイル線10′を溝18に
巻回した後、金型内で樹脂を施こす場合において、樹脂
は短時間のうちに前記切り込み17を通してボビン依の
円筒部に届くと共にその両脇のコイル10の内部にも入
り込んでいくことになる。
本考案の第2の特徴とするところは前記切り込み17を
挾んで対向する鍔部分16a、16bのうち一方16a
を他方16bに向けてコイル線の巻回方向〔第8図の矢
印イ1ロ方向〕に対し中央先細り幅にした点である。
これは第8図に示すように矢印イ9ロ方向に巻回用コイ
ル線を走らせる場合に前記切り込み17を設けたことに
より鍔部分16aにコイル線10′が引掛らないように
するためである。
即ち、一般にコイル線10′をボビン9に巻回するとき
には引張されたコイル線をボビンの軸方向に動かしなが
ら行なうが、このとき引張されたコイル線が振動するこ
とがあり、この振動によって鍔部分16aにコイル10
′が引掛かる虞れがあるが、上述のようにこの鍔部分1
6aを他方の対向する鍔部分16bに向けて中央先細り
幅としたことによりコイル巻回時の前記コイル線の引掛
り事故を解消することができるものである。
咬た、樹脂に混ざった気泡が切り込みに入ったとしても
、前記切り込みが鍔の両側の溝と連結したものであるの
で、気泡は切り込みの両側から逃げていき、気泡は残ら
ない。
lた前記鍔部分16bが中央先細り幅となっていること
も気泡排除に効果がある。
以上の通り、本考案の分割型コイルボビンによれば、複
数の鍔のそれぞれに両側のコイル巻回用溝に連結する複
数の切り込みを設けて樹脂がコイルの内部に容易に及ぶ
ように工夫しているので、金型内にフライバックトラン
スコイルを固定して樹脂を高圧力で射出し前記コイルの
樹脂含浸とモールドを同時に行なうフライバックトラン
スのためのコイルボビンとして極めて有効である。
しかもこのように切り込みを形成したとはいえ、コイル
線の巻回に不都合が生じることのない構造となっている
など本考案のコイルボビンは良く工夫されている。
また、樹脂射出成型時に気泡が切り込みに入ったとして
もこの気泡を良好に排除できるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来行なわれていたフライバックトランスコイ
ルに絶縁樹脂を施こす方法を示す図面である。 第2図はフライバックトランスコイルに絶縁樹脂を施こ
す新規な方法を示す図面である。 第3図は従来の分割型コイルボビンを一部断面して示す
図面であり、第4図はこの従来の分割型コイルボビンに
コイル線を巻回した状態を示す平面図、第5図はそれに
樹脂を施こした状態を示す要部断面図である。 第6図は本考案の分割型コイルボビンを示す平面図であ
り、第7図はそれにコイル線を巻回した状態を示す平面
図、そして第8図は本考案ボビンの説明図である。 7・・・・・・第1コイルボビン、8・・・・・・低圧
コイル、9・・・・・・第2コイルボビン(分割型コイ
ルボビン)、15・・・・・・樹脂、16・・・・・・
鍔、16a・・・・・・一方の鍔部分、16b・・・・
・・他方の鍔部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低圧コイルを巻装した中空状の第1コイルボビンと、互
    いに近接した複数の鍔により形成された幅狭の溝に高圧
    コイルを分割巻装した第2コイルボビンとを組合せてな
    るフライバックトランスコイルを金型内に固定すると共
    に該金型内に樹脂を高圧力で射出して前記コイルの樹脂
    含浸とモールドを同時に行なうフライバックトランスの
    ためのコイルボビンであって、前記第2コイルボビンの
    複数の鍔のそれぞれに両側の溝と連結する複数の切り込
    みを形成すると共に、この切り込みを挾んで対向する鍔
    部分のうち一方を他方に向けてコイル線の巻回方向に対
    し中央先細り幅にしたことを特徴とするフライバックト
    ランスの分割型コイルボビン。
JP1977138161U 1977-10-12 1977-10-12 フライバツクトランスの分割型コイルボビン Expired JPS58269Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977138161U JPS58269Y2 (ja) 1977-10-12 1977-10-12 フライバツクトランスの分割型コイルボビン

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JP1977138161U JPS58269Y2 (ja) 1977-10-12 1977-10-12 フライバツクトランスの分割型コイルボビン

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Publication Number Publication Date
JPS5463114U JPS5463114U (ja) 1979-05-02
JPS58269Y2 true JPS58269Y2 (ja) 1983-01-06

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ID=29111071

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JP1977138161U Expired JPS58269Y2 (ja) 1977-10-12 1977-10-12 フライバツクトランスの分割型コイルボビン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5103728B2 (ja) 2005-11-24 2012-12-19 ウシオ電機株式会社 放電ランプ点灯装置
JP6264269B2 (ja) * 2014-12-01 2018-01-24 株式会社デンソー 巻線装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5013689U (ja) * 1973-06-01 1975-02-13

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JPS5013689U (ja) * 1973-06-01 1975-02-13

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JPS5463114U (ja) 1979-05-02

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