JPS5826059B2 - デ−タ収集システムにおける緊急情報処理方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、商取引システム、所謂ＰＯＳシステム等各デ
ータ発生源からのデータを処理装置が収集するデータ収
集システムに関し、特に緊急な情報を処理装置に簡単な
操作及び制御によって通知できるデータ収集システムに
おける緊急情報処理方式に関する。

本発明はそれに限られるものではないが、ＰＯＳシステ
ム、或は在庫管理システム等、各販売点からの情報を処
理装置（以下センタと称する）のファイルに集計等する
システムが一般に知られている。

こうしたシステムの端末装置である金銭登録機（以下Ｐ
Ｏ８端末と称する）には通常、現金を格納するドロアが
設けられ、このドロア内から金銭等取引に応じた現金を
取出すようにして、１つのＰＯ８端末に存在する金銭管
理を処理装置側でも管理できるようにされている。

しかるに従来、例えば、ドロア内に釣銭が存在しなくな
ったり、或はドロアから溢れる程の現金が存在して所謂
中卸しをする場合、その装置を取扱うオペレータが電話
器を使用して、事務室等、現金が保管されている箇所に
通知をする等し、操作性が悪いという欠点を有している
。

本発明はこうした従来の欠点に鑑み、操作性が良く、更
に、制御自体も、従来のＰＯＳシステムの制御に大幅な
変更をカロえる事なく、これら緊急情報を前述した事務
室等に通知する事のできるデータ収集システムの緊急情
報処理方式を提供することにある。

上記目的を達成するため本発明では、センタ側の装置の
一部は通常上述した如き事務室に配置される事、更には
、ＰＯ８端末で入力される情報は自動的にセンタ側から
読取られる構成となっている点に着目し、ＰＯ８端末装
置では、緊急情報を指示するキーが押下されたら単にそ
れ以後の入力データは、取引データを判別するような動
作を行なわずにセンタに収集させ、センタによってこれ
を判別してプリンタ或はディスプレイ装置に表示出力す
るようにして、事務所等のオペレータに通知するように
したものである。

以下本発明を実施例のブロック図を示す図面を基に詳述
する。

図中ＴＣはターミナルコントローラであって、前述した
センタに対応するもの、ＦＩＬはファイルであって、収
集したデータを集計等処理して、或は処理を施さず格納
するもの、ＯＤは出力装置であって、例えば、図示され
ないマイクロプロセッサを内蔵してインテリジェント機
能を持ち、自己装置のみでデータエントリ処理可能なも
の、ＰＯ８＃０〜ＰＯ８＃ｎはＰＯ３端末、またＡＮは
コマンド解読部であり、ＰＯ８端末ＰＯ８＃−ｉからの
転送される情報の内後述する緊急情報を解読するもの、
ＲＶＣＯｌＲＶＣｌは受信制御部、ＰＲＣはプリンタコ
ントローラ、ＰＲはプリンタ、ＴＲＣは送信制御部、Ｒ
ＥＧはレジスタであって、送信データを格納するもの、
ＭＰＵはプロセッサ、ＲＰＲはレシートプリンタ、ＭＥ
Ｍはメモリ、ＤＰはディスプレイ、ＴＫはテンキー、Ｆ
Ｋはファンクションキーであシ、テンキーから入力され
る数値データを修飾し、金額であるか、数量であるか、
商品コードであるか等区別入力させるもの、ＤＫは緊急
情報指定キーであって、例えば、テンキーＴＫと同じ位
置に設けられた１＊“印のキー等使用できるものである
。

尚ＰＯ８端末ＰＯ８＃１〜＃ｎについては図を略スがＰ
Ｏ８端末ＰＯ８＃０と同様な構成となっている。

通常の動作シーケンスを説明する。

■ ＰＯ３端末ＰＯ８＝＃０側では、売子等のオペレー
タが１人の客の取引を単品毎即ち、１つの商品毎にその
商品コード、数量、金額等テンキーＴＫ及びファンクシ
ョンキーＦＫを利用して入力する。

これに応じ、プロセッサＭＰＵはこれら数値データをフ
ァンクションキーＦＫに従って区別し、メモＩＪＭＥＭ
の各数値を累積して格納する所謂カウンタに累積加算し
、且つ入力データをメモＩＪＭＥＭの他の所定領域に設
けられる送信バッファに格納する。

■ 一方、ターミナルコントローラＴＣは、常時ＰＯ８
端末ＰＯ８＃０〜ＰＯ８＃ｎに対し、各各時分割で、ポ
ーリング信号を送出するようにされている。

今、ポーリング信号が、ｐｏｓ端末ＰＯ８＃０がその信
号のアドレスビット位置に配置され、回線に送出される
。

ＰＯ８端末ＰＯ８＃０は、信制御部ＲＶＣでこれを判別
し、プロセッサＭＰＵに割込む。

プロセッサＭＰＵはこの割込に対し、前述したメモリＭ
ＥＭの送信バッファ位置にデータが存在すると、このポ
ーリング信号に対する肯定応答を送信制御部ＴＲＣをし
て送出せしめる。

■ ターミナルコントローラＴＣは、このポーリング信
号に対する応答が否定応答、即ちＰＯ８端末内に送信す
るべきデータが存在しない事を示す信号、又は無応答の
場合には、ポーリングアドレスを歩進し、次のＰＯ８端
末ＰＯ８＃１のポーリングアドレスを付しポーリング信
号を送出するようにされる。

上述の場合、ＰＯ８端末ＰＯ８＝＃＝Ｏが肯定応答を返
送しているのでターミナルコントローラＴＣはポーリン
グアドレスを歩進させず、所謂セレクテイングシーケン
スによって、当該ＰＯ８端末ＰＯ８＃Ｏ宛のデータの読
取りコマンドを送出する。

ＰＯ８端末ＰＯ８＃０は、この読取りコマンドを受けて
、その受信制御部ＲＶＣＩがプロセッサＭＰＵに割込み
をかける。

プロセッサＭＰＵはこれに応じ、前述したメモリＭＥＭ
の送信バッファ位置から所定単位又は所定ビット数のデ
ータを読出し、レジスタＲＥＧの領域ｒ３、にセットす
るとともに、領域ｒ１に当該ＰＯ８端末を識別可能にす
る機番データを、領域ｒ２に読取りコマンドに対する応
答である事を示すデータを、各々配置せしめ、送信制御
回路ＴＲＣを起動する。

送信制御回路ＴＲＣはこのレジスタＲＥＧのデータを順
次読出し、スタートフラグ、ストップフラグ、チェック
フラグを付してターミナルコントローラ宛送出する。

ターミナルコントローラＴＣは、このデータを受付け、
ファイルＦＩＬをアクセスし、当該データの種類、例え
ば商品コードに応じ、その商品の個数累計或は、該当部
門の全売上げ等を格納する領域から各々、そのデータを
読出し、累計し、再度ファイルＦＩＬ内に格納する。

この時点で、ターミナルコントローラＴＣは、ポーリン
グアドレスを歩進し次のＰＯ８端末ＰＯ８＃１宛のポー
リングを送出し、以下同様に繰返す。

次にＰＯ８端末ＰＯ８＃０で緊急情報を発生せしめる場
合は以下の如くなる。

緊急情報が釣銭要求であるとすると、先ず■ オペレー
タは、緊急情報指定キーＤＫを押下する。

これをプロセッサＭＰＵが検出し、次に入力されるデー
タが緊急情報である事を判別する。

以下テンキーＴＫより入力されるデータはプロセッサＭ
ＰＵは、これが倒れの種類のものか判別する事なく、単
に送信レジスタＲＥＧの領域ｒ２、ｒ３に格納する。

また、入力されるデータは、先ず区分キーが押下された
後、オペレータに知らされている各緊急情報対応の所定
数のコード、例えば釣銭が不足しこれを要求する場合に
はコード１４０“をテンキーＴＫから入力し、ファンク
ションキーＦＫの内の入力区分を行うキーが入力された
時点で当該コード１４０“が領域ｒ２ に格納される。

次にオペレータは、釣銭であれば倒れの金種が不足して
いるかを例えば１００円硬貨であれば１１００“、５０
円硬貨であれば′５０“と入力し、再度上述した区分キ
ーを押下する。

これにより入力されたデータは、領域ｒ３ に格納され
る。

ターミナルコントローラＴＣから前述の如くしてポーリ
ングアドレスの循還するポーリング信号が、当該ＰＯ８
端末ＰＯ８＃０宛になった時、肯定応答を返送し、セレ
クテイングシーケンスによりプロセッサＭＰＵはレジス
タＲＥＧのデータを送信制御部ＴＲＣをしてターミナル
コントローラＴＣに通知する。

ターミナルコントローラでは、判別部ＡＮにおいてこの
受信された内容の内、レジスタＲＥＧの領域ｒ２のデー
タ位置を識別し、緊急情報であり、且つ当該データのコ
ード上述の場合１４０”７５Ｅ何を示すものであるかを
デコードして識別する。

緊急情報である事が識別されると、先ず、回線に接続さ
れる出力装置ＯＤを指定し起動するようにされる。

これに応じ、出力装置ＯＤから所謂セレクテイングシー
ケンスを踏んで、出力可能状態が通知されると、ターミ
ナルコントローラＴＣは、ＰＯ８端末ＰＯ８＃Ｏの前記
機番、即ちレジスタＲＥＧの領域ｒ１ のデータと、当
該識別された緊急情報の種類と、レジスタＲＥＧの領域
ｒ３位置に対応するデータとを出力装置ＯＤに受渡す。

出力装置ＯＤは、これを受信制御部ＲＶＣＯで受信し、
受信データを印字制御部ＰＲＣに受渡す。

印字制御部ＰＲＣは、このデータ端末機番、緊急情報種
類、釣銭要求であれば、その要求される金種データを、
所定のフォーマットに従ってプリンタＰＲに受渡す。

プリンタＰＲでは、これを表示出力するよう、印字する
。

尚、プリンタＰＲに出力する際所謂ＣＲＴ表示装置の表
示手段により表示しても良いし、それと併行して図示さ
れないブザー等鳴動させるようにしてもよい。

これにより、現金を管理している事務所にこの緊急情報
が通知され、釣銭要求であれば印字等表示出力された金
種の現金が、同じく表示出力されている機番のＰＯ８端
末位置に供給される〇尚、以上実施例の説明においては
釣銭要求について述べたが、例えば中卸要求であっても
、或は盗難等であっても、それら緊急情報に割当てたコ
ードによりセンタ側で判別し、出力すれば良い。

以上説明した様に本発明によれば、ＰＯ８端末に緊急情
報を入力できる手段を設けたから、わざわざ、電話器を
使用して現金の管理基へ通知する必要がないし、特に通
常の取引と変わる点は、単に緊急情報を指定するキーの
押下のみであり、通常使用されているテンキー位置に設
けられる１＊“マークのキーを使用すれば、例えば、強
盗が当該ＰＯ８端末に来た際にも気付かれずに他の箇所
に通知する事も可能であへる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例のブロック図であり、ＴＣはタ
ーミナルコントローラ、ＦＩＬはファイル、ＯＤは出力
装置、ＰＯ８＃０〜ＰＯ８＃ｎはＰＯ８端末である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 取引データの入力される端末装置と、処理装置とを
   有し、該処理装置が該端末装置に入力されたデータを収
   集するデータ収集システムにおいて、該端末装置に入力
   されるデータが該処理装置を直接アクセスするデータで
   ある事を指示する指示キーと、該指示キーの押下と対応
   して入力された入力データに該直接アクセスする事を示
   す指示情報を付加して転送せしめる手段と、該処理装置
   に、該入力データを解読し、表示出力する手段を設ける
   とともに、該入力データとして、緊急情報を割付けるよ
   う構成し、該処理装置は該指示情報に応じて該入力デー
   タを解読して表示出力せしめる事を特徴とするデータ収
   集システムにおける緊急情報処理方式。