JPS5824285Y2 - カセツトテ−プレコ−ダ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カーステレオなどに用いられるカセット式の
テープレコーダに関する。

カーステレオなどに用いられるカセット式テープレコー
ダは大別すればテープ演奏を司どるデツキ部と、このデ
ツキ部へのカセット挿入訃よび該デツキ部からのカセッ
ト排出を行なうカセット挿入機構とからなる。

従来かかるテープレコーダではデツキ部とカセット挿入
機構とは１つの装置として構成され、順次組立てられて
完成品にされていた。

本考案はデツキ部とカセット挿入機構とを別個に構成し
、それぞれが完成したとき両者をねじ止めして完成品と
するものである。

この方式によればデツキ部とカセット挿入機構とは別個
に製作することができ、作業能率を上げることができる
ばかりでなく、幾種類かのデツキ部の任意のものにテー
プ挿入機構を装着することができ、このため融通性が犬
になると共にコストも低減できる。

次に本考案を実施例１につき詳細に説明する。

第１図はデツキ部１・０の斜視図で、１は矩形金属板の
二側縁を直角に折り曲げてなる基板であり、この基板表
面にはリール軸２ｔ３：ｂよび録音再生ヘッド４などが
設けられ、内部にはフライホールモータなどテープ駆動
機構釦よび各種操作レバーなどが収容される。

５〜７はこの操作レバーに連結された押釦で、５は停止
トよびエジェクト押釦、６は巻戻し押釦、７は早送り押
釦である。

デッキ基板１の表面にはキャプスタン軸、ピンチローラ
なども取付けられているが、図面では簡単化のためこれ
らは示していない。

第２図はカセット挿入機構２０の斜視図で、このカセッ
ト挿入機構は断面がほぼコ字型の枠体１１と、この枠体
内に上下動呵能に支持されるカセットホルダー１２と、
このカセットホルダーの上昇下降釦よびカセットの排出
を行なうリンクレバー機構１３を備える。

カセットホルダー１２は第３図に示す形状をしてトリ、
カセット３０よりやや大きめの相様の部材で、底板部１
２Ａ、カセットの左右案内部を形成する刀イド板部１２
Ｂ。

１２Ｃ１上部左右押え板部１２Ｄ、１２Ｅからなる。

底板部１２Ａには孔１２Ｆ、１２Ｇが設けられ、この孔
からリール軸２，３が突き出す。

ガイド板１２Ｂ、１２Ｃの後部には溝部１２Ｈ，１２Ｊ
が設けられる。

カセット挿入機構の枠体１１の主として両側面にはリン
クレバー機構１３が設けられ、これはレバー１４〜１６
、リンク１７を有スる。

レバー１４はＬ型をなし、中央部はねじ１４Ａで枠体１
１に枢着され、両端部はピン１４Ｂ、１４Ｃでカセット
ホルダー１２のガイド板部１２Ｃ，ｚ−よびＩＪ７７１
７に枢着される。

レバー１５はＴ型レバーで中央部はねじ１５Ａで枠体１
１に枢着され、垂直脚はピン１５Ｂでガイド板部１２Ｃ
に、また水平脚はねじ１５Ｃ，１５Ｄによりリンク１７
゜１８に枢着される。

レバー１６はフック状をなし、一端はねじ１６Ａで枠体
１１に枢着され、他端はねじ１６Ｂでリンク１９に枢着
される。

また周縁近くにはカム溝１６Ｃが設けられ、このカム溝
にガイド板１２Ｃのピン１２Ｋが嵌合する。

リンク１７はバネ２１により、またレバー１６はバネ２
２により常時矢印方向に引張られている。

リンクレバー機構１３は、第２図では枠体１１の右側に
あるもののみを示したが、左側にも同様な機構を有する
。

リンク１８．１９は、これら左右にあるレバー１５．１
６を連結するリンクである。

このカセット挿入機構２０は下部両側にねじ孔２０Ａ。

２０Ｂを有し、デツキ部１０にその上方から嵌めたのち
ねじを孔１０Ａ、２０Ａ釦よび１０Ｂ。

２０Ｂに挿入してねじ込むことにより該デツキ部に取付
けられる。

次にこのカセット挿入機構の操作方法を、第４図および
５図を参照して説明する。

第４図はカセットをデツキ１０に装着した状態を示し、
第５図はカセットをデツキ１０から排出した状態を示す
。

カセット３０をデツキ１０に装着するには、カセットホ
ルダー１２が第５図に示す上昇飲置にあるときにカセッ
ト３０を矢印方向に該ホルダーに挿入する。

この挿入終端附近でカセット３０の前縁はリンク１９に
当接し、これを押す。

この結果レバー１６は時計方向に回転し、ピン１２には
カム溝１６Ｃを摺動する。

カセットホルダー１２はリンク１７、レバー１４，１５
を介してバネ２１により常時下方に引張られているから
、カム溝１６Ｃが終るときホルダー１２は落下し、第４
図に示す状態になる。

このときホルダー１２に挿入されたカセットのリール孔
はデツキ１０のリール軸２゜３に嵌まり、デツキへのカ
セット装着が完了する。

デツキからカセット３０を排出するには、押釦５を深く
押し込む。

このとき図示しないリンクレバー機構がリンク１７の切
欠１７Ａに係合してこれを矢印方向に押す。

この結果レバー１４，１５は時計方向に回転し、カセッ
トホルダー１２を上昇させる。

ピン１２にはレバー１６の垂直縁１６Ｄに沿って上昇し
、カム溝１６Ｃの先端に達するとレバー１６はバネ２２
により引張られて反時計方向に急速に回転し、第５図に
示す状態になる。

ピン１２にはカム溝１６Ｃに嵌入するのでカセットホル
ダー１２は上昇装置に鎖錠される。

このレバー１６の反時計方向回転時にリンク１９は溝部
１２Ｊに突入し、カセット３０の端縁な叩いてこれを突
き出す。

こうしてカセットの排出がなされる。

以上詳細に説明したことから明らかなように、本考案に
よればデツキとカセット挿入機構とは別個に構成されて
（・るので、これらは単にねじ等で結合することにより
、カセット自動装着機構付きのテープレコーダとするこ
とができ、カセット挿入機構はユニット化して訃き、こ
れを種々の性能のチーブチツキと組合せて完成品とする
など量産性釦よび多様性等の点で実用上の効果は犬なる
ものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図はデツキの概略斜視図、第２図はカセット挿入機
構の斜視図、第３図はカセットホルダーの斜視図、第４
図チヘよび第５図はカセット挿入機構の動作説明用の該
機構の概略側面図である。 図面で、２，３はテープ駆動機構のリール軸、４は録音
馬生機構、５はエジェクト押釦、１０はデツキ部、１１
は枠体、１２はカセットホルダー１３はリンクレバー機
構である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 カセットホルダーの両側を支持し、該ホルダー内にカセ
   ットが挿入されるとき、該ホルダーを下降させてカセッ
   トをデツキ部上のテープ駆動機構に対し装着させ、また
   エジェクト押釦が押されるとき、前記ホルダーを上昇さ
   せカセットを排出するためのｌ対のリンクレバー機構を
   そなえるカセットテープレコーダにむいて、 はぼコ字伏の枠体１１の両側壁下端縁を前記デツキ部１
   にねじ止めし、 該枠体内に前記カセットホルダー１２を上下動自在に設
   け、 該ホルダーの両側を所定の高さ装置に保持するために該
   ホルダー内に挿入されるカセッ斗３０の前端に当接する
   リンク１９によってそれらの一端部を互いに連結され、
   かつ前記ホルダーの係合部に対するカム溝１６Ｃを有し
   、さらにカセット挿入方向と逆方向に常時付勢された１
   対のレバー１６の基部を回動可能に前記枠体の両側壁に
   取付け、 前記カセットホルダーの両側の前後位置を各々支持する
   とともに、該ホルダーを上下動させるためにそれらの他
   端が相互にカセットの挿入方向に常時付勢力を与えられ
   ている１対のリンク１７によって連結された２対のレバ
   ー１４，１５の略中央部を前記枠体の両側壁に取付け、 上記カセットを装着釦よび排出させるリンクレバー機構
   をすべて上記枠体に集約させたことを特徴とするカセッ
   トテープレコーダ。