JPS5823519Y2 - プレス機械のエアタンク圧力調整装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプレス機械のエアタンク内の圧力を調整する装
置に関するものである。

プレス機械においてはバランサ用空圧シリンダ、ダイク
ッション用空圧シリンダ等の空圧シリンダを備え、各空
圧シリンダにはエアタンク内の空圧を供給している。

一方、空圧シリンダの空圧は型の形状、大きさ、種類等
によυ異なる値に設定しなければならないので、型交換
時毎にエアタンク内の空圧を調整する必要がある。

そこで、従来はレギュレータと逆止弁と排気弁とを設け
て手動操作にようレギュレータを目視しなからエアタン
ク内の空圧を調整している。

このために、空圧の調整操作が面倒でかつ長時間必要と
するので型交換時間をも長くなってし１い、プレス機械
の稼動効率を低下してし１うとの不具合を有している。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的は簡単な操作で短時間に空圧を調整できるようにした
プレス機械のエアタンク内圧力調整装置を提供すること
である。

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。

コンプレッサ等の空圧発生源１の吐出路２には主路３を
介してエアタンク４が接続してあυ、主路３にはパイロ
ット作動式レギュレータ５、油止弁６、排気弁７が直列
に接続しである。

吐出路２には第１１第２、第３補助路８４，８□。

８３が接続され、各補助路８には設定圧の可変なる第１
、第２、第３パイロツトレギユレータ９□。

９２．９３がそれぞれ設けであると共に、各補助路８は
切換弁１０の第１、第２、第３人口１１、。

１１□、１１３に接続されている。

切換弁１０は第２図に示す如く、弁本体１２内にスプー
ル１３を回転自在に嵌挿し、ハンドル１４でスプール１
３を回転すると第１、第２、第３人口１１ ．１１□、
１１３のいずれか１つを出口１５に連通ずる構造となっ
ている。

出口１５は主パイロット路１６を経て前記パイロット作
動式レギュレータ５に接続している。

１７は差圧検出手段で、シリンダ１８内にフリーピスト
ン１９を一対のバネ２０．２０で中央位置に付勢維持し
て設け、その−側室２１を第１補助パイロット路２２な
介して前記切換弁１００出口１５１Ｃ％他側室２３を第
２補助パイロツト路２４を介して前記エアタンク４Ｖｃ
それぞれ連通すると共に、フリーピストン１９に一対の
作動杆２５、．２５２を設けかつ一対のリミットスイッ
チ２６、．２６２と対峙させた構造である。

前記、排気弁７は連通位置・■とドレーン位置■とを備
えかつバネ２７で連通位置Ｉｗ付勢維持されているとと
もに背圧室２８に供給されろ空圧によりドレーン位置Ｔ
ｌｖｃ切換ろように構成しである。

前記背圧室２８は手動弁２９、電磁弁３０を介して吐出
路２に接続されている。

手動弁２９ｒｊバネ３１で第１位置■となり、手動操作
で第２位置■となろ。

電磁弁３０は常時第１位置Ｖとなり、ソレノイド３０ａ
が励磁されると第２位置■となろように構成され・ソレ
ノイド３０ａは前記第１リミツトスイツチ２６１がＯＮ
作動すると励磁されろようになっている。

次に作動を説明する。

型交換に際してその型に応じた空圧Ｐ１を予め使用して
いない例えば第１パイロツトレギユレータ９１で調整設
定しておく。

そして、型をセットして交換終了したら切換弁１０を第
１人口１１１と出口１５とを連通ずる位置とする。

すると空圧Ｐ１ｒｉパイロット作動式レギュレータ５に
作用して主路３を所定の空圧Ｐ１とする。

これと同時に空圧ＰＩＶ′ｉ第１補助パイロット路２２
を経て一側室２１に供給され、他側室２３Ｖｃはエアタ
ンク４内の空圧が供給される。

このために、エアタンク４内の空圧が所定の空圧Ｐ１以
下であれば差圧検出手段１７は図中左方に移動して第１
ワ□ツトスイツチ２６１がＯＦＦとなるので、電磁弁３
０は第１位置■となり、排気弁７の背圧室２８は手動弁
２９の第１位置■、電磁弁３０の第１装置Ｖを経て大気
に開口するから排気弁７は連通位置■となり、主路３内
の空圧は逆止弁６を介してエアタンク４内に供給されて
エアタンク４内は所定の圧力Ｐ１に調整設定されろ。

また、エアタンク４内の空圧が所定の圧力４１以上で６
．ｂと、差圧検出手段１７のフリーピストン１９が図中
右方に移動して第１リミツトスイツチ２６１がＯＮとな
る。

このために、ソレノイド３０ａが励磁されて電磁弁３０
ｔ−１第２位置■となり、背圧室２８ｒｉ吐出路２Ｖｃ
連通し排気弁７Ｖ′ｉバネ２７Ｖｃ抗してドレーン位置
■となるのでエアタンク４は大気に開口し空圧が低下す
る。

そして所定の空圧Ｐ１１で低下すると差圧検出手段１７
のフリーピストン１９は図中左方に移動して第１リミツ
トスイツチ２６１がＯＦＦとなるのでソレノイド３０ａ
が解磁されて電磁弁３０は第１装置Ｖとなって背圧室２
８が大気に開口し排気弁７は連通位置■となる。

なお、手動弁２９を第２位置■とすれば排気弁７の背圧
室２８に空圧を供給でき乙ので、差圧検出手段１７に関
係なく手動操作によってもタンク４内の圧力を減圧させ
ろことができ、また切換弁１０を操作することによりタ
ンク４内の圧力を増加させろこともできろ。

図面中３２は安全弁、３３Ｖｉプレツシヤスイツチであ
る。

本考案は前述のように構成したので、簡単な操作で短時
間に空圧を調整できろ。

したがって、プレス機械［１−ける型交換作業を短時間
で実施でき、プレス作業効率を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す線図的構成説明図、第２
図は切換弁の断面図である。 １ｒｉ空圧源、２は吐出路、４ｒｉエアタンク、５はパ
イロット作動式レギュレータ、７は排気弁、９ｒｔパイ
ロツトレギユレータ、１０は切換弁、１６はパイロット
路、１７は差圧検出手段。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１） ２圧源１の吐出路２にパイロット作動式レギ
   ュレータ５を経て接続したエアタンク４と、前記吐出路
   ２に接続され設定圧の可変なる複数のパイロットレギュ
   レータ９と、各パイロットレギュレータ９の出口側のい
   ずれか１つをパイロ１．シト作動式レギュレータ５のパ
   イロット路１６に接続制御する切換弁１０と、エアタン
   ク４内の空圧とパイロット路１６内の空圧とを比較する
   差圧検出手段１Ｔと、エアタンク４を大気に断連制御す
   る排気弁Ｔと、排気弁７を差圧検出手段１７の信号によ
   う切換作動する手段とから構成したことを特徴とするプ
   レス機械のエアタンク圧力調整装置。
2. （２）差圧検出手段１７でエアタンク内空圧〉パイロッ
   ト路内空圧を検出すると排気弁７をドレーン位置とする
   ように構成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第１項記載のプレス機械のエアタンク圧力調整装置。