JPS5823034B2 - イロシンゴウキロクサイセイホウシキ - Google Patents

イロシンゴウキロクサイセイホウシキ

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JPS5823034B2
JPS5823034B2 JP50110679A JP11067975A JPS5823034B2 JP S5823034 B2 JPS5823034 B2 JP S5823034B2 JP 50110679 A JP50110679 A JP 50110679A JP 11067975 A JP11067975 A JP 11067975A JP S5823034 B2 JPS5823034 B2 JP S5823034B2
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track
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山光長寿郎
北村貞文
有村一朗
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高密度記録再生のVTRに関し、さらに詳しく
言えば、隣接トラックからの妨害再生信号に影響されず
にジッタ補正を行うことのできる方式を提供することを
目的とする。
従来からアジマス損失を利用した記録再生方法があるこ
とは公知であるが、特に最近長時間記録、即ち高密度記
録再生のできるVTRの開発が望まれてきている。
高密度化のため、狭トラツク化、低相対速度化、低テー
プ速度化を計り、磁気テープに隙間なくトラックを並べ
て記録再生を行い、トラック毎にアジマス角を持たせて
、トラック毎に磁化方向を変えて記録し、再生時隣接ト
ラックからの再生妨害信号を、アジマス角によるアジマ
ス損失により無視できるまで減衰させるのが、普通行わ
れている所謂アジマス記録方法である。
ところが、ここに一つの大きな問題が発生する。
即ち、アジマス損失は記録波長に関係し、記録波長が大
きい程アジマス損失は小さく、故に低域変換されたカラ
ー信号(クロマイ信号)では損失も小さく、隣接トラッ
クからの防害信号も大きいので、通常の処理ではこれを
除くことはできない。
そこで、次のような方法が行われる。
つまり、トラック毎にクロマ信号のスペクトラムにおい
て、↓fHだけ周波数(fHは水平同期周波数)を異ら
しめて記録し、再生時にはfHごとのクシ形フィルタを
使用して、再生された隣接クロマ信号(−!−fHだけ
スペクトラムが異なる)を除去する方法がある。
この方法は具体的には、2つ考えられて■ いる。
第1はHfH周波数を異ならしめるのに、水平同期ごと
のクロマ信号を1水平向期期間おきに位相を180 変
える方法であり、第2はクロア信号全体力オ釉周波数だ
け異なるように記録する方法である。
第1図にそのスペクトラムを示して説明する。
第1図Aはクロマ信号スペクトラム、Bは記録される低
域変換クロマ信号スペクトラムであり、foは副搬送波
周波数(NTSCで3.579454MHz )、fc
は低域変換された副搬送波周波数を示す。
またDは記録される低域変換クロマ信号スペクトラム、
fHは水平同期周波数を示す。
Aはよく知られているように変調された場合の信号スペ
クトラムであり、fcを中心に楡毎に分布している。
AからBを作るのが上述の第1の方法で、つまり1水平
向期おきに位相を反転させる。
第2図は第1の方法による波形を示しており、ψはtH
(1水平開期周期)毎に位相が反転している。
点線は反転させない時の波形′である。
ψ1はψの振巾1に対して2の振巾をもち、1水平向期
期間おきに波形の存在する波形で、ψ2は振巾1の連続
波である。
図より明らかなように、ψ=2ψ1−ψ2で求められる
ψ1は、矩形波で100%変調を受けたものと考えると
、 と表わされる。
f(p)は第2図f(p)で表わす矩形波である。
f(P)はよく知られているようにフーリエ級数で表わ
すと、で表わされる。
一方、ψ2は、図より明らかなように ψ2=Slnωt となる。
上式よりとなる。
ここでは、foを中心としているが、これを適当;こ周
波数変換すれば、第1図Bで示すものになる。
次に第2の方法、つまり第1図AからDを作り出すには
、周波数変換の時にAを周波数の連続波で周波数変換す
れば、 和及び差の周波数が得られ、差をとったものはDのスペ
クトルになっている。
以上のように第1図Aから2つの方法によりBもしくは
Dを得ることができる。
そしてB、Dは共にfcに対し、一周波数が異っている
点が共通している。
さて以上のような方法により、fcに対し周波数を異ら
ずことができるので、磁気テープに上記の方法を施して
記録するトラックと、何も処理しなくてf。
を中心とする単に低域変換した信号を記録するトラック
とを交互に並べれば再生時にたとえ隣接トラックから信
号が混入しても、周波数が一異るため、再生すべき信号
と混入してきま た信号との区別がつくことになり、混入してきた信号が
除去できることになる。
先に述べた原理に基づく記録時の1172図を第3図お
よび第4図に示す。
ブロック図は輝度信号系については省略しクロマ系のみ
とする。
第3図第4図において同じ番号のものは同一機能をもつ
ものとする。
1は入力端子、2は帯域フィルタ、3は周波数変換回路
、4は位相反転スイッチング回路、5は記録アンプ、6
は磁気ヘッド、1は固定発振器、8はスイッチングの入
力端子、9はスイッチング回路、10.11は固定発振
器をそれぞれ示す。
第8図は、第1図AからBを作り出す方法を採用したブ
ロック図、第4図は第1図A、からDを作り出す方法を
採用した場合のブロック図である。
第3図から説明を行うと、端子1に入力されたビデオ信
号は帯域フィルタ2でクロマ信号のみ取り出され、周波
数変換回路3に入る。
固定発振器1の周波数は第1図で言うf。
+fo(たとえば4.34MH2)である。
この固定発振器γの信号は周波数変換回路3に入り、f
o+fo−fo−foからf。
という低域変換されたクロマ信号となる。
この信号は位相反転スイッチング回路4に入り、入力端
子8からのスイッチング信号により位相を反転したり、
またしなかったりのスイッチングを行う。
先に述へた原理から、テレビジョン信号の1フイールド
を1本のトラックに記録する場合は、フィールド毎に1
水平開期期間おきの位相反転したり、反転しなかったり
の操作を行う。
つまり、入力端子8へのスイッチング信号は、第3図す
に示したグラフのように成るフィールドでは水平同期信
号を−分周した信号があり、他のフィールドでは全く信
号なしという波形を入力すればよい。
こうして位相反転スイッチング回路4の出力には1フイ
ールドおきに第1図Bのスペクトルを持つ信号が、次の
フィールドはfcを中心としたAの周波数変換しただけ
の信号とが得られ、これを記録アンプ5で増巾し、磁気
ヘッド6で磁気テープに記録を行う。
磁気ヘッド6は1個のヘッドしか図示していないがアジ
マス記録の場合は当然ヘッドヘリカルスキャン型のVT
Rを想定しているので実際は2コのヘッドがある。
第3図は位相反転スイッチング回路4を周波数変換回路
3の後に位置させているが3の前においても同様である
一方、第1図AからDを得るためには、第4図の周波数
変換回路3において周波数変換用の連続波をフィールド
毎に−fH周波数を異るようにすれば、第1図Dが得ら
れる。
そのために、固定発振器10.11■ の両者の周波数差を一軸とすればよい。
そしてスイッチング回路9でフィールド毎に周波数変換
回路3に与える信号を固定発振器10と11とに切換え
ればよい。
入力端子12に入るスイッチング信号は第4図すに示し
た波形でよい。
再生時には第5図および第6図に示す回路で再生を行う
尚、第5図、第6図においても、同一番号のものは同一
機能を持っているものとする。
また、クロマ系のみを示しており、輝度信号系は省略し
ている。
また、通常側われるヘッドアンプも省略している。
2つの磁気ヘッド13から得られた信号は、ヘッドアン
プ(図示せず)で回路処理し得るまで増巾された後、低
域通過フィルタ14に与えられるものとする。
第5図は第3図で記録した場合の再生ブロック図、第6
図は第4図で記録した場合の再生フ宅ツク図で、まず第
5図より説明を行う。
低域通過フィルター4に与えられた信号は低域のみが取
り出され、低域変換された再生クロマ信号が得られる。
この信号は周波数変換回路15でもとのクロマ信号(3
,58MHz )にもどる。
16は第3図の14と同じもので、位相反転スイッチン
グ回路である。
ここでは、記録時と同様に第3図すに示した波形と同じ
信号でスイッチングを行う。
そして、1水平開期時間遅延素子1γと加算器18とで
構成されるクシ形フィルタに入る。
該クシ形フィルタを通過した信号は、出力端子19に得
られる。
一方周波数変換回路15に入る連続波は、位相反転スイ
ッチング回路16の出力からバーストゲ゛−ト回路20
でパースト信号のみ取り出し、位相比較器21に入る。
該位相比較器21では固定発振器22からの出力も入っ
ており、この信号とバースト信号との位相比較を行う。
そして両信号の位相差に応じた電圧が得られる。
この電圧はループフィルタとしての低域フィルタ23に
入っており、可変発振器24の発振周波数を制御して周
波数変換回路25に至る。
ここには固定発振器22の出力がきており、両者の和の
周波数が得られる。
この信号を周波数変換用の連続波とする。
これでループが完成し、ジッタ補正が行われる。
つまり、再生信号は通常ジッタを持っており、時間軸変
動がある。
このため、位相変調されているクロマ信号に対して正常
な色復調がなされない。
従って、上に述べたループによりジッタ補正を行う。
即ち、再生信号をfc+Δfとし、Δfをジッタ成分と
すると、このΔfに位相同期した連続波を作り出し、f
o+fc+Δfという周波数と、入力信号とで周波数差
を取ると、fQという固定発振器22に位相同期した信
号が得られ、Δfを補正することができる。
このようにしてジッタ補正された信号をクシ形フィルタ
17.18を通すと、隣接トラックからの妨害信号が除
かれて、出力端子19に出力が得られる。
また第6図では、位相反転スイッチング回路16がなく
、そのかわり入力端子26が設けられ、該端子26に記
録時と同様第4図すに示す波形のスイッチング信号が与
えられる。
そして該スイッチング信号により可変発振器24はその
発振周波数中心が旦ずれるように構成する。
これは可変素子として可変容量素子(ダイオード)等を
使用している場合には、そのバイアス電圧をシフトさせ
ればよい。
この結果、周波数変換回路15に入る連続波は一周波数
を異らずことができる。
ここでもう一度、隣接トラックからの妨害除去作業につ
いてスペクトラムの立場から述べる。
第1図は第1図AからBを得て記録した場合、つまり、
第5図のブロック図の再生方法についてのスペクトル図
、第8図は第1図A−からDを得て記録し第6図のブロ
ック図で再生する時のスペクトラムを示す図である。
まず、第1図から説明を行う。再生した信号は一般にa
で示すようになっている。
実際と点線は、主信号と妨害信号との違いを示す。
今実線を主信号と考えると、このままbの如き特性を有
するクシ形フィルタを通すと主信号Cを得ることができ
る。
次のフィールドでは点線を主信号と考えられる。
この主信号は記録時に位相反転を受けたフィールドであ
って、再生時にも同様の位相反転を行うと、スペクトラ
ムは、dのように点線と実線とが入れ換わる。
この信号をeの如き特性を有するクシ形フィルタを通す
ことにより、fのような点線のみを取り出すことができ
る。
次に第8図について述べる。
この場合も再生信号は、a、bのように主信号と隣接ト
ラックからの妨害信号とが得られる。
今、実線を主信号と考えると、その時は正規の連続波(
fo十fc)で周波数変換を行って、dの如き特性のク
シ形フィルタを通すとfのように実線のみを得ることが
できる。
一方、次のフィールドを再生する時は点線が主信号とな
る。
この時は第6図入力端子26に信号が入り、周波数変換
回路15に入る連続波は となり、周波数変換後には点線fcとなって第8図Cの
如く得られる。
これをeの如き特性のクシ形フィルタを通すことにより
、gの点線のみの信号を得ることができる。
以上のように2つの方法によるいずれの方法によっても
、隣接トラックの信号を除去することができる。
ところがここに大きな間項が発生する。
つまりDG、DPの発生である。
第9図は磁気トラックのパターンを示す図で、矢印方向
にヘッドが走り、磁気トラックが形成されるとする。
先の説明にあったように、トラックごとに 周波数を異ならしめるため、水平開明ご とにその信号の位相をみると、クロマ信号がオ フセットであるから0,180 .0,180゜0.1
80 となっている。
これを+、−で示すことにする。
両隣のトラックでは周波数と異 らしめ且つ1水平開期期間おきに位相を反転させるため
に、+++++・・・・・・となる。
次のトラックでは再び反転を行わないので、+−十−+
−・・・・・・となる。
さて今、第9図の真中のトラックを再生する時を考える
この時機構的な精度や、ヘッド取付の精度、磁気テープ
の押縮等により、再生時に記録時と同一の軌跡をたどっ
てヘッドが再生されることは先ずないと考えられる。
従って、隣接トラックの信号をも再生されてしまう。
始めに述べたように輝度信号は3〜5MHzのFM波で
記録され、この信号はアジマス損失により隣接トラック
からは再生されず、妨害とはならない。
ところが低域変換されたクロマ信号はアジマス損失が小
さいので妨害を与える。
この隣接トラックのクロマ信号は、一般的には、再生す
べき信号、つまり第9図の真中トラックの信号に対して
位相ずれがある。
この位相ずれは、機械的精度、アジマス角による位相差
、H並びの精度、記録時のヘッド回転ムラ等により起り
、記録信号としては位相ずれがないのであるが、再生時
には上記の原因により位相ずれθがあるものとする。
そして隣接トラックの信号は、処理を行ったトラックで
あるから水平同期期間毎に反転しない。
この様子は第10図に示す。
aは再生信号を水平同期ごとにベクトルで示した図で、
Sは再生すべき主信号、Nが隣接トラックから再生され
る妨害信号である。
そして、Sに対してNは位相ずれθを持っているとする
次の水平同期期間には、Sが180 反転するため−
8となる。
このように水平同期期間ごとにSが反転するため、再生
の合成ベクトルはbの如< S+N 、 N−8、S+
Nとなる。
このS+N。N−8は、Sに対して水平同期期間ごとに
位相が振れることを示している。
この信号が、位相比較器において固定発振器の出力と位
相比較されるため、位相比較信号はCのように基準レベ
ルに対して+−十一と振れることになる。
この電圧で、可変発振器を制御すると、電圧で周波数が
変化し、結果として位相が変化する訳であるが、位相は
周波数変化の積分値として変化するため、dのように積
分した形で変化する。
このように基準に対して大きい位相変動が存在すると、
可変発振器の位相はすぐには追従せず遅れて変化する。
そしてこの信号を周波数変換してジッタ補正を行うと、
シック補正された信号も位相変化をもつことになる。
つまり、1水平開期の始めから終りにわたって、dのよ
うに位相変動を受けたとすると、eのように再生合成ベ
ク[・ルも水平同期の始めから終りにわたり成る角度の
変化をすることになる。
次の水平同期期間ではdに示すように逆方向になるため
、再生ベクトルも逆方向にa度変化することになる。
このように水平同期期間中に位相が変化し、その変化方
向が水平同期期間毎に反対方向に変化した場合、次のク
シ形フィルタを通過した信号がどうなるのかが問題とな
る。
クシ形フィルタは1水平開期時間遅延素子と減算器とで
構成さね、る。
つまり、遅延させた信号を180°反転して加え合わせ
ることになる。
fに、遅延して反転したベクトル図を示す。
従ってe+fがクシ形フィルタ通過後の信号である。
第11図にマに対する合成ベクトル図を示す。
この図は、水平同期毎の反転をとめ、マだけに注目して
いる。
各記号はベクトルを示し、αは位相変動角である。
第11図でクシ形フィルタを通過した信号は水平同期の
始めで暮、終りでP 1十P 2である。
ここに水平同期期間中に<28−<(P1+P1 )の
DPが発生しのDGが発生して いることがわかる。
この値は、実、験においても許容値をはるかに越す場合
が存在する。
これを妨ぐには、ジッタ補正用のペースト信号をクシ形
フィルタの後から取ればよいのだが、位相制御ループの
引込範囲が変化し、実用に供さなくなる。
このように、隣接の信号をヘッドが再生した場合に発生
するDG−DPを防ぐ為tこ、本発明では、低域変換カ
ラー信号周波数のn+1倍(n=1゜2、計・・・・・
)の周波数を持つ連続波をパイロット信号として記録再
生し、再生時のジッタ補正及び周波数逆変換の機能を上
記パイロット信号にて行なわしめえるパイロット記録方
式を用いる。
パイロット信号はFMされたビデオ信号及び低域に変換
されたカラー信号に影響を与えない位置に設定する必要
がある為、FMのディビニ−ジョン8.2〜4.6MH
zで低域カラー信号767KHzの場合、1.5MHz
近辺が適当である。
このようなことから現在パイロット周波数は低域変換色
信号周波数の2倍の周波数を利用している。
色信号が767KHzの場合、パイロット周波数は1.
53MHzの連続波信号である。
尚、このようにパイロット信号周波数とカラー信号周波
数よりも高くすることの利点は、アジマス記録の場合カ
ラー信号に比ベパイロット信号の方が隣接トラックの影
響を受けないことにある。
故に、@接トラックの影響で周波数逆変換の連続波の位
相変化が生じてDG−DPの発生する現象が軽減する。
このような特徴を有するパイロット方式の実施例を説明
する。
第12図、第13図に本発明の一実施例を示す。
尚、第12図および第13図は前述した隣接クロマ信号
をクシ形フィルタで除去する第1の具体的な方法を示す
ものであり、第3図および第5図と関連性があり、故に
同一構成要素については同一符号を記して説明を略する
第12図において、2γはパイロット信号混合器、28
はパイロット信号発生器である。
第13図において、29はパイロット信号通過帯域フィ
ルタ、30は一分周器、31は周波数変換器、32は固
定発振器である。
第12図は記録系の回路を示し、パイロット信号周波数
はカラー信号周波数767KHzの2倍の周波数1.5
8MHzである。
カラー信号は、位相反転スイッチング回路4を通ったの
ち、パイロット信号を混合されて記録される。
第13図は再生回路を示し、検出されたパイロット信号
1.53MHzをカラー信号と同一周波数にする為、一
分周器30を通して、3.58 MHz固定発振器32
の和の周波数より周波数逆変換用の連続波信号を作り出
し、周波数変換器15で3.58MHzのカラー信号を
得、位相反転スイッチング回路16で記録時を同様のス
イッチング機能を持たせたのち、1γ、18のクシ形フ
ィルタを通せば、正常な3、58 MHzカラー信号が
得られる。
また、この回路で再生色信号のジッタ補正は行なわれる
即ち、再生信号をfs+Δf8としシック成分をΔfs
とすると、パイロット信号は同じくfP+Δfpという
シック成分を含む。
この時、fP=2fsであるので、fp+ΔfP=2f
8+2Δf8 となり、この■ 信号を一分周し、foの固定発振器32との和周波数を
とるとfo+f8+Δfs説なり、再生信号との差をと
るとfQに位相同期した信号が得らヘジツタ成分はキャ
ンセルされる。
このような第12図および第13図に示す回路を使用し
て隣りのトラックを再生した場合の、周波数逆変換用の
パイロツー・信号の受ける影響を第14図に示す。
アは、カラー信号767KHzの最大の影響を受けた場
合のベクトル図である。
マは主トラツクベクトル、又は隣りからの入力信号ベク
トル、Pは合成ベクトルである。
又、Dは合成ベクトルとSignalベクトルのなす角
度である。
イはパイロット信号1.58MHzの最大の影響を受け
た時のベクトルである。
1.53MHzパイ田ント信号のアジマス効果は767
KHzに比ベロdB以上良い。
今、6dB良いと考えると、隣りの信号は767KHz
の場合に比ベロdB少なくなる。
そのベクトルをN。とし主トラツクベクトルを81とし
、合成ベクトルをPlとする。
又、D2は合成ベクトルとSignalベクトルのなす
角である。
アはイの1.53MHz 。1 を−分周した時のベクトルである。
この時、一分2 ■ 周した場合は、イでのD2が−の角度D3となる。
このように最終的な周波数変換の信号のベクトルはつで
示される。
この時、D3はDlに比べ約−となる。
即ち、パイロット信号の隣接信号に最大の影響を受けた
場合、その時の合成ベクトルの主信号とのなす角は、バ
ースト信号の合成ベクトルに■ 比べ一程度に減少する効果が考えられる。
今、わかりやすくする為にRを大きくして説明したが、
実際は少ない為、L程度の減少で十分な効果となシる。
又、パイロット信号は隣接トラックと主トラック全ての
トラックに同一周波数の連続波信号を記録している為、
少なくとも隣接トラックと主トラツクのパイロット信号
の2H区間程度の位相差は全く同等とみてよい。
故に、第11図のパース」ト信号の時のように−iベク
トルの位相は2H区間で、JH毎に反転はしなくて、同
位相のP3のベクトルを持つものと考えてよい。
次に、第15図で、第14図のつに示すようなP3の連
続波信号で周波数逆変換し且つ位相反転スイッチング回
路を経Jてクシ形フィルタに供給された場合の、クシ形
フイルクの効果を考えてみる。
第15図において、S4.S5は主トラック3.58
M Hzベクトル、N4゜N5+ s4. N5は
隣りからの3.58MHzノイズ信号のベクトルであり
、隣りからの信号は常にJHの高調波として得られるの
で、エオフセツトの3、58 M Hzカラー信号と比
べ、且つ2H区間のみ考えると、図のようになる。
クシ形フィルタはマとマの十極性−極性でのそれぞれの
ベクトル合成であり、結局出力信号はS4+N4+54
−N4=・zl、、s”;+<+sニーM、=り雀、と
なる。
即ち、ノイズ成分は完全に取り除かれ、主トラツクの2
倍の出力信号が得られる。
しかし第15図かられかるように21.、;?3.のベ
クトルで違うことはDoという角度を持っている事であ
り、これは隣接トラックのパイロット信号によって生ず
る位相、即ち、第14図で示すD3に相当するものが、
同一トラックでもトラックの上と下の方で異なる為に生
ずるものであり、その位相差D′3−D“3=D。
を表わしている。
つまり、このり。によって出力カラー信号の各Hの3.
58MH2位相が若干違う事を表わす。
しかし、このり。は実際は極く小さく、又、モニターテ
レビのAPC,ACCなとで補正されるので全く問題な
い。
このように本発明パイロット方式を用いる事によって、
パイロット信号は隣接のトラックに無関係に同一周波数
を記録できる為、周波数逆変換用の連続波信号を作った
場合、少なくとも隣り合うHでの隣接トラックからの影
響は同じである為、DG−DPは発生せず正確に隣接波
の影響を防止した出力カラー信号を得る事が出来る。
又、回路構成も簡単であり、パイロット方式特有の残留
ジッタの少ない画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はアジマス損失における隣接トラックからの妨害
を除去する2つの方法を説明するためのスペクトラム、
第2図は第1図説明に用いる信号波形図、第3図は上記
第1の方法の記録系のブロック図、第4図は第2の方法
の記録系のブロック図、第5図および第6図はそれぞれ
の方法における再生系のブロック図、第1図および第8
図はそれぞれの方法における再生法を説明するためのス
ペクトラム、第9図は上記2方法における欠点を説明す
るためのテープパターン図、第10図は同じく再生信号
のベクトル図、第11図はDA・DPの発生を示すベク
トル図、第12図は本発明方式における記録系の一実施
例を示すブロック図、第13図は同じく再生系のブロッ
ク図、第14図は第12図および第13図回路において
隣接の影響を示すベクトル図、第15図は同じくクシ形
フィルタ効果を示すベクトル図である。 1.8・・・・・・入力端子、2・・・・・・帯域フィ
ルタ、3゜15.31・・・・・・周波数変換回路、4
,16・・・・・・位相反転スイッチング回路、5・・
・・・・記録アンプ、6゜13・・・・・・磁気ヘッド
、7,32・・・・・・固定発振器、14・・・・・・
低域通過フィルタ、1γ・・・・・・1水平開期時間遅
延素子、18・・・・・・加算器、19・・・・・・出
力端子、21・・・・・・パイロット信号混合器、28
・・・・・・パイロット信号発生器、29・・・・・・
パイロット信号通過帯域フィルタ、30・・・・・・上
方周器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録すべきNTSCテレビジョン信号の輝度信号を
    高域側で角度変調し、色信号はその角度変調輝度信号の
    低域側に周波数変換し、その低域変換された低域変換色
    信号をそのままの信号と、水平同期区間毎に位相反転し
    た信号とを1フイ一ルド期間の信号が記録される1トラ
    ツク毎に交互に、上記低域変換色信号周波数の(m−f
    −1)倍(mは整数)の周波数を持つ第1の連続波と共
    に前記角度変調輝度信号の低域側に重畳し、その重畳さ
    れた信号を互いにアジマス角度が異なる2個の磁気ヘッ
    ドにより交互に隣接する記録トラックとして順次記録し
    、再生時に、再生信号より前記連続波を抽出し、m+□
    の分周器を通した後、3.58MHz固定発振器出力と
    の和成分の第2の連続波を作成し、その第2の連続波で
    再生低域変換色信号を周波数変換した後に、記録と同様
    の1トラツク毎に交互に位相反転する機能を持つ回路を
    通し、この出力をクシ形フィルタを通して再生色信号を
    得てその色信号を角度復調された輝度信号と混合しNT
    SCビデオ信号を再現する色信号記録再生方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042733A (ja) * 1973-08-18 1975-04-18

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