JPS58225605A - 電圧非直線抵抗体 - Google Patents

電圧非直線抵抗体

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JPS58225605A
JPS58225605A JP57108310A JP10831082A JPS58225605A JP S58225605 A JPS58225605 A JP S58225605A JP 57108310 A JP57108310 A JP 57108310A JP 10831082 A JP10831082 A JP 10831082A JP S58225605 A JPS58225605 A JP S58225605A
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voltage nonlinear
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grain
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金井 秀之
孝 高橋
今井 基真
修 古川
博 遠藤
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電、正非直線抵抗体に関し、更に詳しくは、電
圧非直線性、寿命特性、サージエネルギー耐量などバリ
スタ特性に優れ、製造時の製造ロット間又はロット内の
特性のバラツキが小さく品質安定性にも優れた電圧非直
線抵抗体、とりわけ、その原料の改善に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
半導体を用いた回路素子の1つに電圧非直線抵抗体(バ
リスタ)がある。
このバリスタは、非直線的な電圧−電流特性を有し、印
加電圧の増大に伴いその抵抗が急激に減少して、流れる
電流が著増するので、異常な高電圧の吸収又は電圧安定
化のために広く実用に供されている。
このような電圧非直線抵抗体は一般に次のような方法で
製造されている。すなわち、まず、主成分として例えば
ZnOの粉末、Fe1os −CaO−LIL205の
所定割合いの混合粉末を用い、これら粉末と添加成分で
あるBi2O3、5b203 e Coo 、 MnO
などの金属酸化物の微粉末とを所定の割合いで配合し、
これを適宜な混合・粉砕機中で媒体(例えばジルコニア
が一ル)を用いて混合・粉砕した後適宜なバインダーで
所定粒径に造粒する。ついで、この造粒粉末を所定の型
内に充填した後これを加圧成形して圧粉体(例えばペレ
ット)とし、得られだ圧粉体を1100〜1350℃の
温度域で焼結するものである。
得られた焼結体は、主成分が通常数μmn〜数十μmと
比較的大きな粒塊成分を構成し、添加成分である金属酸
化物が誼粒塊を薄く被包した状態で該粒塊相互の接触面
に薄く層状に介在して粒界層成分を構成した焼結複合体
である。
このような微細構造の焼結複合体であるバリスタにおい
ては、各成分の組織上の均一度は、上記したバリスタ特
性の安定・向上化にとっては重要な因子として働く。
しかしながら、従来の製造方法にあっては、原料として
用いる主成分の粉末や添加成分の粉末の粒径を均一に揃
えることが困難であシ、また、一般には添加成分の添加
量は主成分の粉末量に比べて極めて少量であるため、該
添加成分と該主成分の粉末との混合が不均一になシ易く
、その結果、主成分の粒塊間に厚みの均一な粒界層成分
を介在させることが非常に困難であるという問題を惹起
する。
このことは、製造ロット間又はロット内の特性バラツキ
を大きくし品質安定性の低下を招くということのみでは
なく、得られたバリスタの電圧非直線性、寿命特性、サ
ージエネルギー耐量などバリスタ特性そのものの低下を
招くこととなり不都合である。
〔発明の目的〕
本発明は、各成分が極めて微細であり、とくに全体の組
織が均一であり、その結果、優れたバリスタ特性を示し
ロット内又はロット間の特性パラリ ツキの小さい電圧非直線抵抗体の提供を目的とする。
〔発明の概要〕
まず、本発明者らは電圧非直線抵抗体の特性、信頼性が
その組織における各成分の粒径の均−性及び粒界層成分
の厚みの均一性に大きく依存する事実に着目した。以上
の観点に立ちそのような組織を可能にする原料粉末の調
製に関し鋭意研究を重ねた結果、多成分系触媒の製法に
広く適用されている共沈法で調製した原料粉末は、その
粒径が極めて小さくかつ粒径分布も均一であるとの事実
を見出し、該原料粉末を、予め別途製造されている各成
分の単独成分である従来の原料粉末に代替して用いると
、得られ九焼結体のバリスタ特性が向上するとの知見を
得、°本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の電圧非直線抵抗体は粒塊成分と粒界
層成分とから成る金属酸化物電圧非直線抵抗体であって
、各原料の少なくと奄1種が共沈法で調製された微粉末
の金属酸化物であることを特徴とするものである。
本発明にあっては、粒塊成分、粒界層成分はそれぞれ両
者を配合して焼結複合体を製造したとき、該複合体にバ
リスタ特性を付与し得るようなものであれば何であって
もよい。
粒塊成分としては、ZnOe Fe2O3などの金属酸
化物の1種又はそれらを適宜に組合せたものがあげられ
るが、このうち、znOが好適である。
また、粒界層成分としては、アンチモン(sb)、ビス
マス(Bi)、コバルト(Co)、マンガン(Mn )
、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、ケイ素(Sl)
などの金属酸化物の1種若しくは2種以上、又は、例え
ばZ n2.s5 S b o。6707で表現さ些る
スピネル型酸化物などがあげられるが、これらのうち、
Sb 、 Bi 、 Coの金属酸化物の1種又は2種
以上のものが好適である。更には、SbとZnとを共沈
させて調製した金属酸化物は、バリスタ特性の点からい
って、本発明の最も適した粒界層成分である。
さて、本発明抵抗体の原料にあっては、これら成分の少
なくとも1種は共沈法で調製される。
すなわち、例えば粒塊成分がZnOである場合、その原
料粉末の調製は次のようにして行なわれる。
まずzn(NO5)2などの塩を所定菫の水に溶解して
所定濃度のzn2+を含有する水溶液とする。ここに、
例えば°アンモニア水を添加して全体のpi(を6〜1
0の範囲に調整する。その結果、Z n (OH)2の
沈澱物が生成する。これを濾過、水洗後吸引脱水し、更
には例えば−25℃以下の低温で冷凍脱水する。
その後、これを例えば20℃以下の温度で溶解し、この
ときの抽出水分を濾過した後アルコールで水分を除去す
る。
このようにして得られたZ n (OH)2は通常非晶
質でありしかも極めて微細な粒径(05μm以下)の粉
末である。
他の成分についても同様な方法で調製される。
そのとき、用いる塩が、該成分に対応して異なるだけで
ある。主に、各成分の硝酸塩が好適である。
本発明にかかる原料粉末は、上記したように脱水処理を
施した粉末(未だ水酸化物の形にある)をそのまま用い
てもよいし、又は、これを例えば250〜300℃の温
度域で加熱して更に脱水して一旦酸化物の形にしてから
用いてもよい。
本発明にあっては、粒塊成分、粒界層成分を問わず、こ
れら各成分のうち少なくとも1種は上記した共沈法で調
製される。と如わけ、粒界層成分についてはその少なく
とも1種は共沈法で調製されることが好ましい。
その場合、各成分をそれぞれ別々の沈澱として調製した
のち、それらを所定の割合に配合してもよいが、必要と
する各成分を2種類以上同時に沈澱させて原料粉末とす
ることが好ましい。
このような各成分の共沈においては、製造すべき抵抗体
中の各金属酸化物の核金属量に相当する各イオン濃度の
水溶液を調製し、この水溶液からそれぞれの成分を同時
に沈澱させることが好ましい。その理由は、それぞれの
沈澱物が、相互に、製造すべき抵抗体中の金属酸化物の
組成の金属量とほぼ同一割合いで共存した共沈物となっ
ているからである。すなわち、この段階で各成分は均一
に混合された状態に々っておシ、シたがって、これを焼
結したときに各成分が均一に分散した組織構造の抵抗体
が得られるからである。
〔発明の実施例〕
実施例1 試料の作製 ZnについてはZ n (No 、 ) 2、sbにつ
いてはs bcz、、BiについてはBi(No、)、
、Coについてはc O(No 3)2、Mnについて
はMn(No3)2、クロムについてはc r (No
 s)、、ニッケルについてはN1(NO3)2、ケイ
素についてはNa4S to4をそれぞれ用いて所定濃
度の水溶液を調製した。各金属イオンの濃度は、製造す
べき抵抗体における第1表に記した配合比(モルチ)の
金属酸化物に換算して調整した。第1表の(*)印は、
本発明にがかる共沈法によって得た原料粉末を表わす。
これら水溶液を攪拌しながら、ここに濃度4Nの重炭酸
アンモニウム水とアンモ;ア水を添加し、それぞれの液
を適正な−とした。沈澱物が得られた。ついでこれを濾
過し、水洗後、吸引脱水した。
得られたケーキを一25℃以下の温度で冷凍脱水し、更
に冷凍物を20℃にして溶解した。抽出水分を濾過した
後エチルアルコールで水分を除去した。最後にこれを3
00℃で加熱して原料粉末としだ。
ついで、各原料粉末を第1表に示した割合いで配合し、
これを樹脂製ポットの中で充分に混合した。混合粉末を
乾燥した後、ここに適量のPVAを添加して造粒した。
得られた造粒粉末を所定寸法・形状の金型の中に充填し
て加圧成形した。得られたペレットを1300℃で2時
間焼結し、直径20m厚み2mの円板とした。
この両面にアルミニウムの溶射電極を添着して特性測定
用の試料とした。
なお、原料粉末のうち、第1表中(*)印のないものは
、従来から用いている原料粉末である。
また、比較のために、各試料には、配合比は同一であっ
て共沈法によらない原料を用いたものもそれぞれの試料
番号に(′:ダッシー)を付して同時に記した。
特性測定 1)寿命特性 各試料を90℃の恒温槽に入れ、それぞれ1mA。
10μAを流したときの初期電圧値VIIIIA * 
V10#Aを測定し、更にこれら電圧の95チの電圧を
200時間印加したときの電圧: (vlmム)200
 +(Vto*A)20Gを測定し、それらの値から変
化率:[(vlrnh )200−vlm J11/’
Vt IIIA e [(Vtox* )20o −V
IOsVVlomAを算出した。この変化率が小さい試
料はど、その特性劣化の小さいことを表わす。
各試料の変化率を第2表に示した。
H=22− 2)非直線性及びサージエネルギー耐量各試料に10k
A流したときの電圧値:v1okムを測定し、Vloに
ム/VI B Aを算出した。この制限電圧比が小さい
ほど非直線性に優れていることを表わす。また、サージ
エネルギー耐量は、JEC−203。
43頁に記載の方法に準拠し、試料に2m−・Cの電流
矩形波を印加して試料の単位体積(crn”)当シの矩
形波放電耐量(Joul )として示した。結果を第3
表に記した。
(L4            −23−3)製品の品
質安定性 試料1につき10ット10個で10ロツト製造し、全数
のV l m Aを測定してそのバラツキを調べた。
その結果を第1図に示した。比較のため試料15′につ
き同様に各ロットのバラツキを調べその結果を第2図に
示した。
実施例2 試料の作製 粒塊成分がFII203 + CaOp La2O3で
あることを除いては、実施例1と同様にして各種の抵抗
体試料を作製した。F・20. e CaO、Lm20
.の作製に当っては、硝酸塩の水溶液を用いた。各試料
中の各成分の配合比を第4表に示した。表中の(り印は
実施例1の場合と同様の意味を有する。
第     4     表 特性測定 実bN例1と同様にして、以上の試料につき、寿命特性
、非直線性及びサージエネルギー耐量、並びに試料30
の製品の品質安定性を測定L7、それらの結果をそれぞ
れ第5表、第6表及び第3図に示した。なお、第4図に
は試料16′のロット間のバラツキを比較のために示し
た・ 第     5     表 第     6     表 〔発明の効果〕 以上の結果から明らかなように、本発明の電圧非直線抵
抗体は、非直線性に優れ、サージエネルギー耐量が大き
く、寿命特性も良好で、かつ、製造時におけるロット間
バラツキ及びロット内バラツキも小さく品質安定性に優
れている。また、製造時にあっては、粉砕工程が不要と
なりそのため不純物の混入が完全に防止されるので有用
である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ実施例1の試料1、及び試料
15′についてのロット間のバラツキを示す図である。 第3図、第4図は実施例2の試料30及び試料16′に
ついてのロット間のバラツキを示す図である。 第1関 ロダト膚g    − 第3図 ロットj[テ  □ ロットJぞ  □ 第1頁の続き 0発 明 者 林勝 川崎市幸区小向東芝町1番地東 京芝浦電気株式会社総合研究所 27一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒塊成分と粒界層成分とから成る金属酸化物電圧非
    直線抵抗体であって、 各原料の少なくとも1種が共沈法で調製された微粉末の
    金属酸化物である電圧非直線抵抗体。 2、該粒界層成分の少なくとも1種が共沈法で調製され
    た微粉末の金属酸化物である特許請求の範囲第1項記載
    の電圧非直線抵抗体。 3、該粒塊成分が酸化亜鉛、酸化第一鉄のいずれかであ
    り、該粒界層成分がアンチモン、ビスマス、コバルトの
    群よシ選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物である特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の電圧非直線抵抗体
    。 4、該粒塊成分が酸化亜鉛であシ、該粒界層成分がアン
    チモンと亜鉛との共沈法による酸化物である特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の電圧非直線抵抗体。
JP57108310A 1982-06-25 1982-06-25 電圧非直線抵抗体 Granted JPS58225605A (ja)

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JPH0346962B2 JPH0346962B2 (ja) 1991-07-17

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6197801A (ja) * 1984-10-18 1986-05-16 株式会社東芝 非直線抵抗体
JPS63224303A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 科学技術庁無機材質研究所長 酸化亜鉛バリスタの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6197801A (ja) * 1984-10-18 1986-05-16 株式会社東芝 非直線抵抗体
JPH0577164B2 (ja) * 1984-10-18 1993-10-26 Tokyo Shibaura Electric Co
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JPH048921B2 (ja) * 1987-03-13 1992-02-18

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