JPS5822442Y2 - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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JPS5822442Y2
JPS5822442Y2 JP9711779U JP9711779U JPS5822442Y2 JP S5822442 Y2 JPS5822442 Y2 JP S5822442Y2 JP 9711779 U JP9711779 U JP 9711779U JP 9711779 U JP9711779 U JP 9711779U JP S5822442 Y2 JPS5822442 Y2 JP S5822442Y2
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JP
Japan
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backing
ground
presser
ground backing
gland
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JP9711779U
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English (en)
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JPS5615854U (ja
Inventor
博 崎田
Original Assignee
出光石油化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、グランドバッキングを利用した軸封装置に関
するものであり、とくにグランドバッキングの均一な締
付けを可能にした軸封装置に関する。
軸封装置、たとえばグランドバッキングを利用したバル
ブや攪拌機の軸封装置においては、従来第1図乃至第3
図に示すように、軸1と該軸が挿通するハウジング2と
の間に数段のグランドバッキング3,3・・・・・・を
挿入し、該グランドバッキングをグランドバッキング押
えリング4を介してグランドバッキング押え5により一
段で押え込んで軸封を遠戚していた。
しかし、一段の押えで数段のグランドバッキングを締め
込むために、グランドバッキングの詰め始めの部分(図
示のXの部分)と終りの部分(図示のYの部分)の締め
込みに均一性が得られず、グランドバッキングと軸との
接触が不均一となって締め込みの強い詰め終りの部分で
のみ軸封が行なわれ勝ちであった。
グランドバッキングに有効に働らいていない部分がある
ということは、従来の軸封構造の耐久性能、シール性能
になお改良されるべき余地が残されていることを意味し
ている。
本考案は従来の軸封装置に存在していた問題を解消する
ためにグランドバッキングの締め込みを均一に行なうこ
とのできる軸封装置を提供することを目的とする。
更に本考案はグランドバッキングが摩耗したときにグラ
ンドバッキングを入れ替えずにグランドバッキング押え
リングの押え位置を変えるだけで再度シール効果が得ら
れる、軸封が迅速に行なえる軸封装置を提供することを
目的とする。
以下に本考案の軸封装置の好ましい実施例を図に従って
説明する。
第4図乃至第7図は本考案の第1実施例を示したもので
、図中11は静止しているまたは上下動や回転する軸で
あり、12は軸11が挿通する孔13を有するハウジン
グである。
本考案を弁装置に適用した場合は軸11が弁棒に相当し
、2\ウジング12が弁蓋に相当する。
軸11とハウジング12との間には数段のグランドバッ
キング14が詰め込まれ、その下端はハウジング12の
段部15で、受けられるようになっている。
軸11とハウジング12間の空間でかつグランドバッキ
ング14の上方にはグランドバッキング押えリング16
が挿入され、その下部20でグランドバッキング14が
押え込まれる。
グランドバッキング押えリング16の断面中央部には、
軸方向に延びる孔17が設けられており、軸11はこの
孔17を挿通する。
グランドバッキング押えリング16には、またその外面
に段部18が形成されており、この段部18より上部1
9は段部18より下部20にくらべて小径状に形成され
ている。
下部20の外周断面形状は通常円形であるが、ハウジン
グ12との関係で他の形状をとることもある。
上部19の外周断面形状は望ましくは円形であるが、必
ずしも円形に限る必要はなく、たとえば円形を平行2面
で切欠いた形状(第9図、第10図参照)、四辺形など
であってもよい。
四辺形などに形成された場合における小径状の径とは最
大内のり寸法である四辺形の対角線を意味する。
グランドバッキング押えリング16の小径状に形成され
た上部19には、上面が前記段部18から適宜距離隔た
っている突部21,21が形成されている。
突部21の数は少なくとも1つあればよいが、望ましく
は軸11の中心に対して対称の位置に一対設けることが
よく、図示例は何れも一対の突部21.21を設けた場
合を示している。
突部21は、グランドバッキング押えリング16の上部
19の側面から適宜突き出して形成すればよいが、望ま
しくはその大きさをハウジング12内面とグランドバッ
キング押えリング16の上部19との間隙よりも大とし
、ハウジング12内にグランドバッキング14が挿入さ
れていない場合にグランドバッキング押えリング16が
ハウジング12内に落ち込まないようにするとよい。
第1実施例においては、突部21の上面はグランドバッ
キング押えリング16の上面と同一平面内にあり、該上
面は次に説明するグランドバッキング押え22の下面に
接して押えられるようになっている。
グランドバッキング押え22は板状体からなり、中央に
軸11が挿通する孔23が設けられており、両端に、ハ
ウジング12に回動自在に枢着されたアイボルトなどの
緊締手段24が係合する切欠が設けられている。
孔23の大きさは、グランドバッキング押えリング16
の小径状の上部19より大径で、かつグランドバッキン
グ押えリング16の下部20の径より小径に形成されて
いる。
また孔23にはその周縁の適宜個所に、グランドバッキ
ング押えリング16の突部21,21を挿通できる形状
に切欠いた切欠25,25が設けられている。
したがって、切欠25.25の位置を突部21,21の
位置に合せた状態でグランドバッキング押え22をグラ
ンドバッキング押えリング16に挿通すると、グランド
バッキング押え22はグランドバッキング押えリング1
6の上部19は通過できるが、段部18で止まって段部
18に保合できるようになっている。
グランドバッキング押え22は前記の緊締手段24と該
手段24に螺合されるナツト26により締付は状態で緊
締される。
緊締手段24としてハウジング12に枢着されたアイボ
ルトを示したが、他の緊締手段、たとえばハウジング1
2に植立させて固定した通常のボルトとナツトによって
もよい。
上記構成を有する軸封装置におけるグランドバッキング
14の締付けに関する作用は次の通りである。
まず、グランドバッキング14.14・・・・・・のう
ち一部分のグランドバッキング14を軸11とハウジン
グ12間に介装し、その状態でグランドバッキング押え
リング16をハウジング12内に挿入して、グランドバ
ッキング押えリング16の最上面をグランドバッキング
押え22で押えることにより底部のグランドバッキング
14を十分に押圧する(第6図参照)。
この場合、グランドバッキング押えリング16の突部2
1,21の位置とグランドバッキング押え22の切欠2
5.25の位置とは合致しないように互にずらしてあり
、突部21,21の上面がグランドバッキング押え22
の下面に当接するので、押圧可能となっている。
次にグランドバッキング押えリング16をハウジング1
2から外してグランドバッキング14.14を更に詰め
込み、再びグランドバッキング押えリング16を挿入し
て上部のグランドバッキング14.14を締め付ける。
この場合、グランドバッキング押え22はグランドバッ
キング押えリング16と段部18にて当接し押圧する(
第7図参照)。
グランドバッキング押え22のグランドバッキング押え
ノング16の上部19への挿通は、前述の如く、突部2
1.21と切欠25,25を合せた状態を行なう。
このようにグランドバッキング14.14・・・・・・
を2段またはそれ以上に分けて順次締め込むことにより
、均一に締込みを行なうことができる。
第8図は本考案の第2実施例に係るもので、グランドバ
ッキング押えリングの小径状の上部に形成される突部の
形状を除き、第1実施例に準じるので、準じる部分に対
しては第1実施例と同一の符号を付すことによりその重
複説明を省略する。
第8図においては、グランドバッキング押えリング16
の上部19に突部21,21の他にその下端から軸方向
に延びた係合突部27.27が形威されている。
この突部21,21は、グランドバッキング押えリング
16の上部19の側面にその上部19の側面とハウジン
グ12の内面との間隙より大きく突設されており、係合
突部27.27は、上部19側面にこの間隙より小さく
突設されている。
これによって第6図に準じるハウジング12内底部のグ
ランドバッキング14の締め込みにおいても、係合突部
27゜27と切欠25 、25とが係合状態にあるので
、締め付は時にグランドバッキング押えリング16が回
転することはなく、安定した締付が得られる。
第9図乃至第11図は、本考案の第3実施例に係るグラ
ンドバッキング押えリングおよびグランドバッキング押
えを示したものである。
図中、第1実施例に準じる構成を有する部分には、第1
実施例と同一符号を付すことにより詳細説明を省略する
第9図および第10図において、グランドバッキング押
えリング16の頂面には、平面形状が正方形の上方に向
って突出する回転止部28が形威されている。
この回転止部28の上面は突部21,21の上面よりは
更に高い位置にあり、グランドバッキング押え22の下
面が突部21,21上面と接したとき、回転止部28は
グランドバッキング押え22の孔23内に没入するよう
になっている。
一方、グランドバッキング押え22の孔23の形状は、
第11図に示すように、前記回転止部28と回転不能に
係合することができる形状に形威されている。
すなわち、この孔23は、回転止部28の正方形状より
やや大きい正方形の相対向する二辺をグランドバッキン
グ押えリング16の下部20の外径よりやや大きい円弧
を有する弓形でそれぞれ切欠いた形状に形成されている
なお、グランドバッキング押えリング16の小径状止部
19も、グランドバッキング押え22を段部18に迄挿
通して導くことができるように、回転止部28の正方形
状の一辺と同じ間隔を有する平行2面により側面を切り
落されている。
このように構成された第3実施例にあっては次のように
グランドバッキングの締め込みが行なわれる。
まず第12図および第13図に示すように、ハウジング
12の底部のグランドバッキング14゜14・・・・・
・を詰め込み、グランドバッキング押えリング16の突
部21,21上面をグランドバッキング押え22の下面
で押えて底部のグランドバッキング14を十分に締め込
む。
この場合、回転止部28がグランドバッキング押え22
の孔23に回転不能に係合しているので、グランドバッ
キング押えリング16が締込み時に回転することはなく
、円滑に十分な締込みを遠戚することができる。
また、軸封装置がその使用時に振動しても、グランドバ
ッキング押えリング16が回転してグランドバッキング
押えから外れることはない。
次に第14図および゛第15図に示すように、上部のグ
ランドバッキング14.14を詰め込み、グランドバッ
キング押え22をグランドバッキング押えリング16の
段部に当接させて上部のグランドバッキング14.14
を締め込む。
このように徐々に数段分けて締め込むことにより、第1
実施例と同様均一な締め込みを得ることができる。
したがって、本考案による軸封装置によるときは、グラ
ンドバッキング押えリングに段部を形成して該段部から
上部を下部より小径状に形成するとともに、該小径状の
上部に、前記段部から隔たった位置に上面を有する突部
を形威し、グランドバッキング押えに前記小径状上部の
径より大径で下部の径よりは小径の孔を穿設するととも
に、該孔に前記突部を挿通する切欠を設けたので、グラ
ンドバッキング押えをグランドバッキング押えリングの
突部の上面または段部の上面に当接させて締込み位置を
変えることにより、グランドバッキングを段階的に徐々
に締め込むことができ、全体的に均一に締め込むことが
できる。
これによって全グランドバッキングがシールに有効に働
らくこととなり、シール性能、耐久性能の上昇を図るこ
とができる他、経済的設計を得ることができる。
更に、グランドバッキングが摩耗したときは、グランド
バッキングを入れ替えずに、グランドパツキン押えの位
置をグランドバッキング押えリングの段部から上部の突
部に上げて再度押え込むことができるようになり、軸封
を迅速に行なうことかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸封装置のグランドバッキング押えの斜
視図、第2図は従来の軸封装置のグランドバッキング押
えリングの斜視図、第3図は従来の軸封装置の断面図、
第4図は本考案の軸封装置のグランドバッキング押えの
斜視図、第5図は本考案の軸封装置のグランドバッキン
グ押えリングの斜視図、第6図は本考案の軸封装置の底
部グランドバッキング締込み状態時の断面図、第7図は
本考案の軸封装置の全グランドバッキング締込み状態に
おける断面図、第8図は本考案の第2実施例に係るグラ
ンドバッキング押えリングの斜視図、第9図は本考案の
第3実施例に係るグランドバッキング押えリングの平面
図、第10図は第9図の断面図、第11図は本考案の第
3実施例に係るグランドバッキング押えの平面図、第1
2図は本考案の第3実施例に係る軸封装置の底部グラン
ドバッキング締込み状態における平面図、第13図は第
12図の断面図、第14図は本考案の第3実施例に係る
軸封装置の全グランドバッキング締込時の平面図、第1
5図は第14図の断面図、である。 11・・・・・・軸、12・・・・・・ハウジング、1
4・・・・・・グランドバッキング、16・・・・・・
グランドバッキング押えリング、18・・・・・・段部
、19・・・・・・小径状の上部、20・・・・・・下
部、21・・・・・・突部、22・・・・・・グランド
バッキング押え、23・・・・・・孔、25・・・・・
・切欠、27・・・・・・係合突部、28・・・・・・
回転止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸と該軸が挿通するハウジングとの間に数段のグランド
    バッキングを挿入し、該グランドバッキングをグランド
    バッキング押えリングを介してグランドバッキング押え
    で押える軸封装置において、前記グランドバッキング押
    えリングに段部を形成して該段部から上部を下部より小
    径状に形成するとともに、該小径状に形威した上部に、
    前記段部から隔たった位置に上面を有する突部を形威し
    、前記グランドバッキング押えに前記グランドバッキン
    グ押えリングの小形状上部の径よりは大径で下部の径よ
    りは小径の孔を穿設するとともに、該孔に前記突部を挿
    通する切欠を設けたことを特徴とする軸封装置。
JP9711779U 1979-07-14 1979-07-14 軸封装置 Expired JPS5822442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9711779U JPS5822442Y2 (ja) 1979-07-14 1979-07-14 軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9711779U JPS5822442Y2 (ja) 1979-07-14 1979-07-14 軸封装置

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Publication Number Publication Date
JPS5615854U JPS5615854U (ja) 1981-02-10
JPS5822442Y2 true JPS5822442Y2 (ja) 1983-05-13

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ID=29329926

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JP9711779U Expired JPS5822442Y2 (ja) 1979-07-14 1979-07-14 軸封装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6198178B2 (ja) * 2014-03-31 2017-09-20 Jfeエンジニアリング株式会社 ダンパ軸体シール装置及びこれを有する廃棄物を熱処理炉へ落下投入供給するためのシュート

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JPS5615854U (ja) 1981-02-10

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