JPH0247289Y2 - - Google Patents

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JPH0247289Y2
JPH0247289Y2 JP1982134326U JP13432682U JPH0247289Y2 JP H0247289 Y2 JPH0247289 Y2 JP H0247289Y2 JP 1982134326 U JP1982134326 U JP 1982134326U JP 13432682 U JP13432682 U JP 13432682U JP H0247289 Y2 JPH0247289 Y2 JP H0247289Y2
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handle
nut
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locking
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JP1982134326U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ボールバルブやバタフライバルブ等
のバルブ用ハンドルを固定するナツトの緩みを防
止するためのバルブ用ハンドルナツトの緩み防止
装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 一般に回転軸(ステム)に装着したハンドルを
ナツトにより固定する形式のバルブは、グランド
パツキンの軸封を上記のナツトの締付力に依存し
ている。従つて、ナツトに緩みが発生すると、グ
ランドパツキン部からの軸封漏れの原因となるケ
ースが多く、そのためバルブの機能上は、上記ナ
ツトの緩みを完全に防止できる構造が望まれる。
従来のナツト緩み防止手段としては、第1図に
示すように、ハンドル1の上部にワツシヤ2を装
着してナツト3を締付け、ワツシヤ2のばね力に
よりナツト3の緩み防止を図るもの、或は第2図
に示すように、ハンドル1の上方より、通常の緩
み防止用ナツト4をステム5に螺合してナツト4
の緩み防止を図るもの等が知られているが、これ
ら従来形式は、何れもステムとナツトの螺子部の
締結力を向上させることを意図したものである。
ところが、上記の場合は、ステムを軸として、
ハンドルに設けた孔に嵌合しているため、ステム
と孔との間に間隙を生じ、その間隙はハンドルの
右回転の際、ナツトに締付方向の力を与え、左回
転の際、緩み方向の力を与えることとなる。この
ため、上記の如きハンドルを繰り返し回転作動さ
せると、ナツトは順次緩み、ナツトとしての機能
を損失する。
このナツトの緩み現象を第3図〜第5図に基づ
いて具体的に説明する。先ず、第3図に示すよう
にステム6の2面にハンドル1の嵌合孔7を遊嵌
しているために、ステム6とハンドル1とが中心
線が揃うように組立てた場合に、ハンドル1とス
テム6の嵌合間隙イ,ロが同程度に形成される。
次いで、第4図の矢印に示すように右回転力Fに
対し、間隙ハが発生する。この場合、ハンドル1
の回転方向がナツトの締付方向になるためハンド
ルとナツトの座面の摩擦力によつてナツトを締め
付けようとする。しかし、締め付けるには、比較
的大きな力を要するため、ハンドル上面とナツト
下面が間隙ハの分だけ滑る。
次に、第5図の矢印に示すように左回転力F′に
対し間隙ニが発生する。この場合、ハンドル1の
回転方向がナツトの緩み方向になり、ハンドルと
ナツトの摩擦力によつてナツトを緩めようとし、
緩めるには、比較的小さな力でよいので、ハンド
ル1とナツトが一体となつて動いて、間隙ニの分
だけナツトのねじが緩むことになり、ハンドル1
を繰返し回転作動すると、ナツトが緩み、ハンド
ルの上下方向のガタツキがでるばかりでなく、グ
ランドパツキンの軸封を上記の如きナツトに依存
しているバルブにあつては、ナツトの緩みによつ
てグランドパツキンからの軸封漏れ事故が発生す
るおそれがある等の重大な問題点が存在してい
た。
本考案は、上記の実情に鑑みて従来の問題点を
解決するために開発したものであり、バルブの開
閉操作用のハンドルを繰り返えし回転操作したと
してもナツトが緩むおそれがなくナツト本来の固
着機能を長期間に亘つて保持できるばかりでな
く、グランドパツキン部からの漏洩に防止できる
ようにしたバルブ用ハンドルナツトの緩み防止装
置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、ボデー
内部に設けた弁体に弁体操作用のステムを設け、
このステムの軸封部分にグランドパツキンを装入
し、このグランドパツキンを押圧するグランドを
前記ステムのボデー突出部分より嵌合すると共
に、ステムの突出部の前後面にフラツト部を形成
し、このフラツト部にレバー型のハンドルに形成
した略長方形状の嵌合孔を遊嵌してハンドルを前
記グランドの上面に位置させ、更に、ステムの上
部位置に形成した螺子部にナツトを螺合して前記
レバーハンドルを固定すると共に、前記ナツトの
下面には、多数本の係止用凸部を放射状に形成
し、一方、該ナツト下面と接触する前記ハンドル
の嵌合孔周辺には、当該係止用凸部の長さより長
く形成し、かつ係止用凸部と同数本で、しかも各
係止用凸部が嵌まり込む係合溝用凹部を放射状に
形成し、各係止用凸部を対応する係合溝用凹部に
嵌合して係止用凸部の幅方向両側面を係合溝用凹
部に係止させ、ハンドルとナツトを一体に固着す
る構成を採用した。
(作用) 本考案は、上記のように構成したから、ステム
の螺子部にナツトを螺合して締付けると、ナツト
の下面に形成した係止用凸部が、ハンドルの嵌合
孔周辺に形成した係合溝用凹部に確実に係止さ
れ、ハンドルを回転操作させた場合、ナツトの締
付方向に対しても、ハンドルとナツトに形成した
係止部と係合部が有効に噛み合つてハンドルとナ
ツトが滑ることなく一体となつて回動し、ナツト
の緩みを確実に防止する。又、ナツトの締付力に
よつてグランドパツキンの軸封を保持しており、
前記の如くナツトが緩むおそれがないので、グラ
ンドパツキンのシール性を長期間保持することが
可能となる。
(実施例) 本考案におけるバルブ用ハンドルナツトの緩み
防止装置の一実施例を図面に従つて詳述すると、
第6図はボールバルブに適用した場合の一例を示
す縦断面図、第7図は同上の一部切欠き平面図、
第8図Aはナツトの一部切欠き正面図、第8図B
はナツトの底面図、第9図Aはハンドルの部分平
面図、第9図Bはハンドルの部分縦断面図であ
る。
図面において、10はバルブ用ボデー、このボ
デー10内には、貫通孔11を有するボール(弁
体)12を回動自在に設け、このボール12には
回転軸(ステム)13を取付けている。本例で
は、ボールバルブの場合を示したが、本考案は、
これに限定されることなく、例えば、ゲートバル
ブ、バタフライバルブ或いは回転軸13を回転さ
せて弁体12を開閉するその他のバルブに広く適
用できる。
14はバルブ用のハンドルであり、本例では長
い平型のハンドルを示したが、これに限定される
ことなく、例えば円形又は蝶型ハンドル等も包含
される。
15はハンドル14に形成した略長方形状の嵌
合孔、16はこの嵌合孔15に遊嵌状態に嵌める
ステム13の前後2面に形成したフラツト部、1
7はステム13の螺子部18に螺合するナツトで
ある。
19はナツト17の径の大きい下面に放射状に
形成した係止用凸部で、20は前記した係止用凸
部19に係止するようにハンドル14の嵌合孔1
5の周辺上面に放射状に形成した係合溝用凹部で
ある。この係合溝用凹部20の溝深さは、締付作
用が容易にできるようにし、他方、ナツト17の
緩み方向に対しては、有効に作用する構造とす
る。即ち、各係止用凸部19を対応する係合溝用
凹部20に嵌合して、係止用凸部19の幅方向両
側面を係合用凹部20に係止する。また、係合溝
用凹部20は、係止用凸部19が全部嵌合係止す
ればよいから、同数か或は係止用凸部19より係
合溝用凹部20が取付ければよい。
21はボデー10に設けたハンドルストツパ、
22はボールシート、23はグランドパツキン、
24はグランドパツキンを押圧するためのグラン
ドである。
次に、上記実施例の作用について説明する。
レバーハンドル14を略90゜の角度で回転操作
してバルブを開閉するバタフライバルブやボール
バルブにおいて、レバーハンドル14をステム1
3に装着する場合、先ず、ハンドル14の嵌合孔
15をステム13に嵌合してグランド24の上面
にハンドル14の下面を面接触させると共に、嵌
合孔15の内周面をステム13に形成したフラツ
ト部16に位置させ、次いで、ナツト17をステ
ム13の螺子部18に螺合させながら、ナツト1
7の下面に形成した放射状の係止用凸部19がハ
ンドル14の上面に形成した放射状の同数本の係
合溝用凹部20に嵌入されて係止される位置まで
ナツト17を螺合してステム13にナツト17を
螺着させる。このナツト17は、ハンドル14を
固定する機能と、グランド24を介してグランド
パツキン23を押圧する両方の機能を発揮する。
この状態において、レバーハンドル14を第6
図及び第7図において計時周り方向に略90゜の角
度で回動させると、ナツト17とハンドル14と
は一体構造であるから、ハンドル14の回動操作
は、ナツト17が螺子部18に締め付けられると
すぐにハンドル14の嵌合孔15の内周面の一部
がステム13のフラツト部16に係合されてステ
ム13を回転させることによりバルブの弁体(本
例では貫通孔11を有するボール)12が閉状態
となる、この場合、ハンドル14の下面とグラン
ド24の上面とは、摺接されながら、グランドパ
ツキン23を押圧するように作用する。
一方、ハンドル14を第6図及び第7図におい
て反時計周り方向に略90゜の角度で回動させると、
ナツト17とハンドル14とは一体構造であるか
ら、ハンドル14の回動操作は、ナツト17が螺
子部18の緩む方向に回動するが、すぐにハンド
ル14の嵌合孔15がステム13のフラツト部1
6に係合されてステム13を略90゜の角度で回転
させることによりバルブを開の状態で操作され
る。
次に、上記のバルブが開の状態より、再度ハン
ドル14を第6図及び第7図において時計周り方
向に略90゜の角度で回動させると、ナツト17の
凸部19とハンドル14の凹部20とが上記と同
一位置に係止されているので、ハンドル14の回
動がナツト17の螺子部18に締め付けられ、次
いで、ハンドル14の嵌合孔15がステム13の
フラツト部16に係合されてステム13を略90゜
の角度で回転させることによりバルブを閉にする
ことができる。
この場合、従来例によると、ハンドルの反時計
周り方向の回動操作でナツトが緩んだ状態から、
次いで、ハンドルを時計周り方向に回動させる
と、ハンドルとナツトの接触面が摺動して緩んだ
状態のナツトはそのまま締め付けられることなく
緩んだ状態のまま回動してナツトの緩み状態を更
に助長させるような課題を有しているが、本実施
例の場合は、係止用凸部19を係合溝用凹部20
に嵌合して係止用凸部19の幅方向両側面を係合
溝用凹部20に係止させているので、ナツト17
が緩むことなく、確実にナツト17の機能が発揮
される。
(考案の効果) 以上のことから明らかなように、本考案は次の
ような優れた効果がある。
即ち、バルブの開閉操作に際して、バルブ用ハ
ンドルを繰り返し回動操作しても、ナツトの下面
がハンドルの上面で滑る恐れがないので、ナツト
がみだりに緩むことがなく、また、ハンドルによ
つてグランドパツキンを締め付けているバルブに
おいて、ナツトが緩むことがないので、バルブの
シール機能の低下を防止でき、ステムの軸封を長
期に亘つて保持できる。
更には、一方には、放射状の係止用凸部を、他
方には、放射状の係合溝用凹部を形成し、この係
止部を係合部に係止させてハンドルとナツトを一
体に構成するようにしたので、加工が簡単であ
り、安価に量産することができる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、従来例を示した一部切欠
き縦断面図、第3図〜第5図はハンドルナツトの
緩む理由を説明した部分平面説明図で、第6図〜
第9図Bは本考案の実施例を示したものであり、
第6図は本考案の一部切欠き縦断面図、第7図は
同上の部分平面図、第8図Aは本考案におけるナ
ツトの一部切欠き正面図、第8図Bは同上の底面
図、第9図Aは本考案におけるハンドルの部分平
面図、第9図Bは同上の断面図、である。 10……ボデー、12……弁体、13……ステ
ム、14……ハンドル、15……嵌合孔、16…
…フラツト部、17……ナツト、18……螺子
部、19……係止用凸部、20……係合溝用凹
部、23……グランドパツキン、24……グラン
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデー内部に設けた弁体に弁体操作用のステム
    を設け、このステムの軸封部分にグランドパツキ
    ンを装入し、このグランドパツキンを押圧するグ
    ランドを前記ステムのボデー突出部分より嵌合す
    ると共に、ステムの突出部の前後面にフラツト部
    を形成し、このフラツト部にレバー型のハンドル
    に形成した略長方形状の嵌合孔を遊嵌してハンド
    ルを前記グランドの上面に位置させ、更に、ステ
    ムの上部位置に形成した螺子部にナツトを螺合し
    て前記レバーハンドルを固定すると共に、前記ナ
    ツトの下面には、多数本の係止用凸部を放射状に
    形成し、一方、該ナツト下面と接触する前記ハン
    ドルの嵌合孔周辺には、当該係止用凸部の長さよ
    り長く形成し、かつ係止用凸部と同数本で、しか
    も各係止用凸部が嵌まり込む係合溝用凹部を放射
    状に形成し、各係止用凸部を対応する係合溝用凹
    部に嵌合して係止用凸部の幅方向両側面を係合溝
    用凹部に係止させ、ハンドルとナツトを一体に固
    着したことを特徴とするバルブ用ハンドルナツト
    の緩み防止装置。
JP13432682U 1982-09-06 1982-09-06 ハンドルナツトの緩み防止装置 Granted JPS5939311U (ja)

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JP13432682U JPS5939311U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 ハンドルナツトの緩み防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS5939311U JPS5939311U (ja) 1984-03-13
JPH0247289Y2 true JPH0247289Y2 (ja) 1990-12-12

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JP13432682U Granted JPS5939311U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 ハンドルナツトの緩み防止装置

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2349554C (en) * 1998-10-30 2009-10-27 Duocam Inc. Fastener
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JPS5424197U (ja) * 1977-07-20 1979-02-16
JPS5486053A (en) * 1977-12-21 1979-07-09 Nagasawa Seisakusho Construction of nut tightening section

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