JPH0337899Y2 - - Google Patents

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JPH0337899Y2
JPH0337899Y2 JP1984021708U JP2170884U JPH0337899Y2 JP H0337899 Y2 JPH0337899 Y2 JP H0337899Y2 JP 1984021708 U JP1984021708 U JP 1984021708U JP 2170884 U JP2170884 U JP 2170884U JP H0337899 Y2 JPH0337899 Y2 JP H0337899Y2
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JP
Japan
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shaft body
torque
rotated
handle
coil spring
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JP1984021708U
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JPS60134571U (ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ボンベバルブ締付等に用いることの
できるトルクハンドル、更に詳しくは、バルブに
かかる締付けトルクが所定の大きさを越えた時
に、自動的にバルブから離脱する簡易な定トルク
締付けを行えるトルクハンドルに関する。
<従来技術> ボンベバルブ等を、直接手で締めるときは、そ
の締付け方に個人差があり、また同一人でも種々
の条件により一定しないのぱ普通である。そのた
め締付けが弱いときには、内容物の漏洩をもたら
し、逆に締付けが強過ぎると、パツキンの寿命を
縮めたり、場合によつてはバルブが開かなくなる
等のトラブルを生ずる。
上記トラブルを解消するため、実開昭56−
23769号公報には、コツク用ハンドルの下部端面
に窪みとボールよりなるトルク調整機能を有する
係合部を設けて、コツク用ハンドルの回転運動を
プラグ用ハンドルに伝達し、トルクが所定の大き
さに達するとコツク用ハンドルが空転するように
なしたトルク調整付きコツクハンドルが提案され
ている。
しかしながら、かかるトルク調整付きコツクハ
ンドルは、トルク調整機能がコツク自体に装着さ
れているため、既存のバルブに適用するために
は、バルブを改造するか又は交換する必要があ
る。
<考案の目的> 本考案の目的は、既存のバルブにもそのまま適
用可能で、更に1個のトルクハンドルで多数のバ
ルブを順次締付けることができ、且つ簡単な機構
で容易に操作できるトルクハンドルを提供するこ
とにある。
<考案の構成> 本考案は、、被回転物に係着するための係着部
2及び軸体5が貫通し得る遊嵌孔を有する接合部
材1にスラスト軸受3を介して圧縮コイルバネ4
を載置し、コイルバネ押え7を取付けた軸体5
を、前記圧縮コイルバネ4、スラスト軸受3およ
び接合部材1に遊嵌して装着するとともに、該軸
体5と前記接合部材1が、これらに削設された螺
旋溝1a,5aと該溝に遊嵌された球6aとから
成る係合部により係合された構造からなり、前記
軸体5を回転せしめることによりそのトルクを前
記係合部を経て前記接合部材1に伝達して被回転
物を回転させ、被回転物の抵抗トルクが大になり
被回転物と前記接合部材1が回転しなくなり、更
に伝達トルクが過大になつた時は前記軸体5の回
転により係合部の球6aと螺旋溝5aの間に転が
りを生じ、前記軸体5は螺旋溝5aの下面が球6
aに接しつつ螺旋溝の長さだけ回転して下方に突
出して被回転物を突放すことによつて被回転物と
係合部2の係着を解除せしめることを特徴とする
トルクハンドルである。
以下、図面を用いて本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図であ
り、その一部を断面図としている。第2図は軸体
5の側面図であり、第3図は接合部材1の側面図
であり、その一部を断面図としている。
図において1は中央部に遊嵌孔を有する円板状
の接合部材であり、接合部材1には同心円上に2
つの係着部であるピン2が埋込まれている。3は
接合部材1上に設けられたスラスト軸受、4はス
ラスト軸受3の上に取付けられた圧縮コイルバネ
であり、5は接合部材1、スラスト軸受3および
圧縮コイルバネ4に遊嵌される如く貫挿された軸
体である。第2図に示す如く軸体5の接合部材1
との嵌合部分には両端の閉じた2つの螺旋溝5a
が対称的に形成され、また上端部分には角柱部5
b及びネジ部5cが形成される。
一方、接合部材1には、前記螺旋溝5aに対応
して同じく対称的に2つの溝1aが形成される。
溝1aには第3図に示す如く接合部材1の下端面
から形成され、螺旋溝5aに沿つた斜めの上縁を
有する。これら2つの螺旋溝5aと溝1aの間に
は球6aが収納される。。螺旋溝5a、溝1a及
び球6aが本考案にいう螺旋溝と球からなる係合
部を構成する。7は圧縮コイルバネ4を押圧する
コイルバネ押えであり、軸体5の角柱部5bに嵌
合し軸体5とともに回転する。8はハンドルであ
り、バネ押え7と同じく軸体5の角柱部5bに嵌
合される。9はナツトであり、ワツシヤー10を
介して軸体5のネジ部5cに螺合され、コイルバ
ネ押え7、ハンドル8を軸体5に係止する。圧縮
コイルバネ4はバネ押え7とスラスト軸受3の間
で圧縮されるが、その反力により軸体5は上方に
引上げられるようにな力を受け、この力は螺旋溝
5aの下端から球6aを介して接合部材1の溝1
aの上端に伝えられ、結局軸体5と接合部材1と
は係合部を介してトルクの伝達が行われるもので
ある。
<考案の作用等> 本考案のトルクハンドルの使用に際しては、圧
縮コイルバネ4の締付けをナツト9により調整し
て所要の圧縮力、換言すれば伝達力が係合部に生
ずるようにしておき、ピン2を被回転物、例えば
バルブに係着する。次いでハンドル8を右回転す
ると、このトルクは軸体5、係合部を経て接合部
材1、係着部たるピン2に伝えられバルブが締付
けられる。このように締付けて行き、バルブの抵
抗トルクが大きくなると、接合部材1は動かなく
なり、ハンドル8のトルクは係合部の球6aと螺
旋溝5aの間に転がりを生ぜしめ、軸体5は螺旋
溝5aの下面が球6aに接しつつ螺旋溝の長さだ
け回転して下方に突出して被回転物を突離す結果
被回転物であるバルブとピン2との係着が解除さ
れ、トルクハンドルが外れることとなる。このよ
うにして一定トルクに達すると自動的にトルクハ
ンドルが離脱し、常に一定のトルクでの締付けが
可能となる。。
以上の説明においては、本考案をボンベバルブ
の締付けに適用する場合を説明したが、本考案は
かかるバルブに限らず、定トルク締付けを必要と
する任意の用途に使用できる。また、実施例のト
ルクハンドルにおいては、接合部材としては係着
部としてピンを有する円板状のものを例示した
が、係着部としてはピンに限らず穴を形成して、
被回転物の方のピンがこの穴に嵌合するものであ
つてもよく、接合部材としては円板に限らず長方
形板等任意の形態のものを用いることができる。
係合部としては螺旋状の溝とこれに遊嵌された球
との組合せを有し、軸体の回転により、軸体が接
合部材から突出するようなものであればよく、こ
のためには軸体の回転方向と螺旋溝の捩じれ方向
を適宜定める必要がある。
また、コイルバネ押えとしては、実施例の如く
ハンドルと別体としてもよいが、ハンドルと一体
としてもよい。ハンドル、バネ押えの形状は必要
に応じて任意の形態をとることができ、ハンドル
は軸体に回転力を与えるものであればよく、場合
によつては軸体と一体のものであつてもよい。更
にハンドルに代えてスパナ等で軸体を回転するこ
ともできる。圧縮コイルバネとしては係合部に必
要なトルクを発現するに充分な圧縮力を与えるも
のであればよく、捩じれ方向は必ずしも限定する
必要はない。
<考案の効果> 本考案のトルクハンドルは、既存のバルブにも
そのまま適用可能で、更に1個のトルクハンドル
で多数のバルブを順次締付けることができ、簡単
な機構で故障もなく、確実に且つ容易に操作で
き、その実用上の価値の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図(一部
断面図)、第2図は軸体の側面図、第3図は接合
部材の側面図(一部断面図)、第4図は第2図の
X−X矢視展開図、第5図は第3図のY−Y矢視
展開図である。 1は接合部材、2はピン(係着部)、3はスラ
スト軸受、4は圧縮コイルバネ、5は軸体、5a
は螺旋溝、6aは球、7はコイルバネ押え、8は
ハンドル、9はナツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被回転物に係着するための係着部2及び軸体5
    が貫通する遊嵌孔を有する接合部材1にスラスト
    軸受3を介して圧縮コイルバネ4を載置し、コイ
    ルバネ押え7を取付けた軸体5を、前記圧縮コイ
    ルバネ4、スラスト軸受3及び接合部材1に遊嵌
    して装着するとともに、軸体5と接合部材1を、
    軸体5に設けた螺旋溝5aと接合部材1の遊嵌孔
    の内側に設けた下に開放した螺旋溝1aの間に球
    6aを遊嵌させて係合し、軸体5を回転させるこ
    とによりそのトルクを接合部材1に伝達して被回
    転物を回転させ、伝達トルクが過大になると軸体
    5と接合部材1の相対回転により軸体5が下方に
    突出して係着部2と被回転物の係着を解除するよ
    うになしたことを特徴とするトルクハンドル。
JP2170884U 1984-02-20 1984-02-20 トルクハンドル Granted JPS60134571U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2170884U JPS60134571U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 トルクハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2170884U JPS60134571U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 トルクハンドル

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Publication Number Publication Date
JPS60134571U JPS60134571U (ja) 1985-09-07
JPH0337899Y2 true JPH0337899Y2 (ja) 1991-08-09

Family

ID=30513347

Family Applications (1)

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JP2170884U Granted JPS60134571U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 トルクハンドル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6311930B2 (ja) * 2014-09-30 2018-04-18 日立工機株式会社 打込機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623769B2 (ja) * 1973-01-11 1981-06-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5623769U (ja) * 1979-08-01 1981-03-03

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JPS5623769B2 (ja) * 1973-01-11 1981-06-02

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JPS60134571U (ja) 1985-09-07

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