JPS58222287A - ア−スドリル工法による拡底杭および拡底杭施工用拡底バケツト - Google Patents

ア−スドリル工法による拡底杭および拡底杭施工用拡底バケツト

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JPS58222287A
JPS58222287A JP10226882A JP10226882A JPS58222287A JP S58222287 A JPS58222287 A JP S58222287A JP 10226882 A JP10226882 A JP 10226882A JP 10226882 A JP10226882 A JP 10226882A JP S58222287 A JPS58222287 A JP S58222287A
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久住 宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アースドリル工法によって施工される先端拡
大形状の杭と拡底バケットに関する。
従来の拡底杭は、第1図に示すように、基本径φdの杭
1の下部に形成される拡底部1aは、基本径φdから拡
底部径φDにまで拡大傾斜角αをもって拡大されたテー
パ一部1bと、該テーパ一部lbと底面部外層との間に
寸法lの範囲にわたって形成された垂直立ち上がり部1
cと、底面の全面に下方に突出するように形成された円
錐部1dとからなる。
このような杭1は、例えば特公昭57−8276号公報
に開示された第2図および第3図の拡底パケット2のよ
うに、ケリーバによって回転される円筒状のケース3の
゛開口部3aに蝶番4により開閉自在に掘削刃5を設け
た拡大具6を取付けてなる拡底パケットによって拡底孔
を掘削し、該拡底孔に鉄筋とコンクリートを埋め込むこ
とによって形成されるものである。この拡底パケット2
の拡大具6の底辺6aは、図示のように最も開いた状態
において、底蓋7の傾斜角に一致し1、水平線に対して
前記先端傾斜角βをなすように傾斜しており、また拡大
具6の傾斜翼部6bをバケット回転方向にみた場合、垂
直線に対する最大角度は前記拡大傾斜角αをなし、また
拡大具の垂直翼部6Cの寸法は前記垂直立ち上がり部の
寸法lに等しい0 このような従来の拡底パケットによって拡底孔の掘削を
行う場合には次のような問題を生じる。
第4図(a) + (b) + (C)に示すように、
土砂を拡底パケット2に取込みながら順次閉じようとし
た場合、拡大具6の底辺6aと孔の拡底部の地盤との間
に隙間が生じるために拡底部の傾斜部分に位置する土砂
8が取り残されてしまい、杭の信頼性を損う恐れがあっ
た。即ち、アースドリル工法においては、リバースサー
キュレーション工法のようにポンプで土砂を吸上げるわ
けでは々いので、拡底部の土砂をいかに拡底パケット内
に導入するかが問題であり、図示の拡底パケットにおい
ては、孔底部の土砂の取り残しが生じることが避けられ
ない。
このような拡底部の土砂の取り残こしを防ぐために螺番
4を斜めに取付けたとすれば構造が複雑化するという問
題がある。
麿 また、従来の拡底杭は、底面体にわたって先端傾斜角β
を有する傾斜面に形成されているだめ、杭先端の土砂を
側方に押しやる力が作用し、これによって杭支持力の減
少を招くという欠点があった。
本発明の目的は、拡底部分の土砂の排除を容易−・1.
にして信頼性を高め、かつ杭支持力の減少を少なくした
形状を有するアースドリル工法による拡底杭とこれを施
工する拡底パケットを提供するとと(3) にある。
本発明による拡底杭は、底面形状に特徴があり、底面全
体を円錐状に形成するのではなく、底面の中央側を杭の
中心に頂点を持つ下に凸の円錐形に形成し、該円錐形部
のまわりに平坦な水平面部を形成したことを特徴とする
また本発明の拡底杭施工用拡底パケットは、ケリーバに
連結されて回転される下面開口のケースと、該ケースの
底部に蝶番により開閉可能に取付けられ、下方に凸の円
錐形状をなし、かつ円錐形部分に拡底部掘削面の底ざら
い手段を設けだ底蓋と、該底蓋の閉塞状態を維持させる
係止手段と、ケースの側面部の開口部が開閉されるよう
に取付けられ、底辺部は水平な掘削面が掘削可能な水平
状をなし、かつ閉じる時には掘削作業時と同じ軌跡をた
どって掘削面との隙間をあけずに閉じられる構造の拡大
具と、該拡大具を閉じた時には杭の基本径φd以下に、
開いた時には拡底部径φDを維持できるように拡大具を
開閉させる手段とを備えたことを特徴とする。
(4) 以下本発明の詳細を図面により説明する。第5図は本発
明による杭の形状の一例を示す。本発明の杭1′の拡底
部1 a’は従来の杭1と同様に拡大傾斜角αをもって
形成されたテーパ一部1bと、垂直立ち上がり部1cと
を有するが、底面形状が異なる。即ち底面部は、中央側
に先端傾斜角βをもって頂点が杭1′の中心と一致する
ように形成された下方に凸の円錐形部1 d、と、該円
錐形部から底部外周にわたって形成された平坦な水平面
部1d2とからなる。
ここで、円錐形部1 d、の範囲は、あまり小さすぎる
と拡底パケットの掘削時における漏出し作用が得られず
、また大きすぎると水平面部1d2が狭くなって目的と
する機能が得られないので、図示のように、円錐形部1
 d、はほぼ基本径φd程度とすることが望ましい。
このような杭の形状とすれば、水平面部1d2では土砂
を側方に押しやる力は作用せず、杭支持力を減少させる
ことがなく、杭が安定的に支持されることになる。
このような拡底杭1′は、第6図に示すように、底面に
カッタ10aを設け、ケリーノく9によって支持され回
転する公知のアースドリルバケット10によって基本径
φdの竪孔を掘削した後、第7図に示すような本発明に
よる拡底パケット11を用いて拡底部を掘削し、その後
鉄筋を挿入した後、コンクリートを打設することにより
施工される。
この本発明による拡底パケット11について第7図ない
し第10図により説明する。30は下面開口形のケース
であり、上端中央にはケリーノ(9に連結される角穴ボ
ス31を有し、側面部には拡大具32によって掘削され
る土砂をケース30内に導入する開口部33(第7図参
照)が設けである。19はケース30の底部に蝶番20
により開閉可能に取付けられた底蓋であり、該底蓋19
は下方に凸の円錐形状をなし、第7図、第9図および第
10図に示すように、円錐′:・形部分には拡底部掘削
面の底ざらいを行うエツジ1.9 aおよび開口部19
bが設けてあり、該開口部19bには、エツジ19aと
反対側の開口部縁に沿って設けられだ蝶番34により開
閉自在に土砂流出防止用弁板22が設けである。21は
底蓋19の蝶番20側と反対側に設けられだ係止具35
に係合して底蓋19を閉じた状態に維持するランチであ
り、その上端はケース30の上面に突出し、その突出部
分には係止状態を解くだめのノ・ンドル21aが設けで
ある。
拡大具32は、ケース30の側面部に設けられた複数個
(本実施例においては2個)の開口部33がそれぞれ開
閉されるように、ケース30に垂直に設けられた蝶番1
8によシ取付けである。該拡大具32は、第7図および
第8図に示すように、底辺部32aが水平状に形成され
ていて、拡底部の掘削部の掘削面が水平となるようにな
っており、蝶番18が垂直でかつ底辺部32aが水平を
なすことから、拡大具32を閉じる時には、底辺部32
aは掘削作業線と同じ軌跡をたどって掘削面との隙間を
あけずに閉じられる構造となっている。
拡大具32を開閉する機構は、次のように構成されてい
る。ケース30の中心部には、ケースの(7) 天板部30aからケース内のほぼ中間部にわたって角柱
12が前記角穴ボス31および天板部30aと一体をな
すように取付けられており、該角柱12にはスライダ1
5が上下に摺動可能に嵌合され、角柱12の上端部に固
設されたブラケット14とスライダ15との間には複数
本の油圧シリンダ13が取付けである。該スライダ15
と拡大具32のボス17との間には球面軸受で係合され
たリンク16が介装しである。そして、第8図および第
9図に示すように、油圧シリンダ13の収縮状態におい
ては、拡大具32を含む拡底ノくケソト11の外径は一
本径φd以下とたり、油圧シリンダ13の伸長状態にお
いては拡大具32を含む拡底パケット11の外径が拡底
部径φDとなるように開かれるようになっている。
次にこの装置の作用について説明する。第6図に示すよ
うに、基本径φdの部分をバケット10で掘削して拡底
する深度にまで達したら、・(ケソト10を地上に引上
げ、該パケットを取り外して拡底パケット11に着は替
えて拡底深度まで降下(8) させる。そして、まず油圧シリンダ13の収縮状態で拡
底パケット11を回転させ、バケット10を拡底パケッ
ト11に着は替えている間に溜まったスライムやパケッ
ト10のカッタ10aによって形成された凹凸部の土砂
をエツジ19aですくい取り、底面を整形する。この時
、−たんケース30に入った土砂は弁板22によって流
出が防止される。次に拡底パケット11を回転させなが
ら油圧シリンダ13の伸長によってスライダ15を下方
に押下げ、リンク16を介して拡大具32を蝶番18を
中心に回動させて外方向に少しずつ開く。この時、拡大
具32の底辺部32aが水平であることと、蝶番18が
垂直であることから、拡底部の掘削面の形状は水平にな
る。また、底蓋19が下方に突出した円錐形と彦っでい
るだめ、回転中心が定まり、昆振れを防ぐことができる
。また、第9図の実線矢印方向に拡底パケット11を回
転させると、土砂は相対的に破線矢印で示すように動き
、拡大具32に案内されて拡底パケット11内に導入さ
れる。そして拡底パケット11に土砂が充満した段階で
拡大具32を閉じると、拡大具32の底辺部32aが水
平であるために、前部にたまった土砂をかき寄せるよう
にして拡底パケット11内に土砂を格納することができ
る。
次に拡底パケット11を地上に引上げ、ラッチ21をそ
のハンドル21aを回すことによって回動させることに
より、底蓋19の係1Fを解き、蝶番20を中心として
底蓋19を回動させることにより第8図の仮想線で示す
ように開放し、拡底パケット11内の土砂を排出する。
このような操作を拡底部の掘削の全工程について何回か
に分けて行う。
なお本発明による拡底バケットの構造は、上記実施例に
限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更、付加を行うことができる。例えば拡大具の開閉手段
としては、ケリーバを介してケース30に加えられる回
転11:力をリンク機構を介して拡大具の開閉力に変換
する構造を採用することも可能であり、拡大具を蝶番を
介して開閉するのではなく、ケースの内外方向にスライ
ドさせて開閉するような構造等も採用しうる。
以上述べたように、本発明のアースドリル工法による拡
底杭は、底面の中央側を杭の中心に頂点を持つ下に凸の
円錐形に形成し、該円錐形部のまわりに平坦な水平面部
を形成しだので、底面全体を円錐形に形成した従来の拡
底杭に比べ、水平面部の作用により、杭支持力が増大し
、安定した支持状態に完成できる。また、杭の底面の中
央側は円錐形に形成されるだめ、これを拡底バケットで
施工する場合、拡底バケットの沌振れをおさえることが
できる。
また本発明による拡底バケットは、拡大具の底辺部が水
平をなし、かつ拡大具を閉じる時は掘削時と同じ軌跡を
たどって掘削面との隙間をあけずに閉じられる構造とし
たので、掘削孔の拡底部の土砂の取込みをほぼ完全に行
うことができ、杭の信頼性を高めることができる。また
、底蓋にエラジ等の底ざらい手段を設けたので、拡底パ
ケット1個で拡底部の掘削と杭全体の底ざらいを行うこ
とができる。また、拡大具の底辺部を水平にした(11
) ので、拡大具を蝶番によシ取付ける場合には、蝶番を斜
めに取付ける必要がなく、拡底バケットの構造が簡単イ
ビされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の拡底杭の側面図、第2図は従来のアース
ドリル用拡底パケットの斜視図、第3図は第1図のパケ
ットの断面図、第4図は従来の拡底バケットによる掘削
後に土砂の取り残こしが生じることを説明する説明図、
第5図は本発明による拡底杭の一例を示す側面図、第6
図は基本径φdの部分を公知のアースドリルパケットで
掘削している状態を示す断面図、第7図は本発明による
拡底バケットの一実施例を掘削状態にて示す断面図、第
8図は第7図の拡底バケットの拡大具を閉じた状態にて
示す縦断面図、第9図は第8図のI−I断面図、第10
図は第9図の1l−IF断面図である。 1′ 拡底杭、1 a’・拡底部、1b・・テーパ一部
、1c 垂直立ち上がシ部、ldl・・・円錐部、1d
2・・水平面部、9 ケリーバ、11・拡底バケツト、
(12) 12・・・角柱、13・・・油圧シリンダ、15・・ス
ライダ、16・・・リンク、17・・・ボス、18.2
0・・・蝶番、19・・・底蓋、19a・・エツジ、2
1・・・ラッチ、30・・・ケース、32・・・拡大具
、32a・・底辺部特許出願人 日立建機株式会社 代理人 弁理士 秋 本 正 実 代理人 弁理士 若 1)勝 − 第4図 (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、杭の最下部に形成される拡底部が、杭の基本径の部
    分から拡底部径に至るまで次第に拡大されたテーパ一部
    と、杭の底面部の外周と前記テーパ一部との間に形成さ
    れた垂直立ち上がυ部と、杭の底面部の中央側に形成さ
    れ頂点が杭の中心に一致する下方に凸の円錐形部と、該
    円錐形部から底面外周部にわたって形成された平坦な水
    平面部とにより形成されることを特徴とするアースドリ
    ル工法による拡底オ九。 2 ケリーバに連結されて回転される下面開口のケース
    と、該ケースの底部に蝶番により開閉可能に取付けられ
    、下方に凸の円錐形状をなし、かつ円錐形部分に拡底部
    掘削面の底ざらい手段を設けだ底蓋と、該底蓋の閉塞状
    態を維持させる係止手段と、ケースの側面部に設けられ
    た開口部が開閉されるように取付けられ、底辺部は水平
    な掘削面が掘削可能な水平状をなし、かつ閉じ動作時に
    は掘削作業時と同じ軌跡をたどって掘削面との隙間拡底
    部径φDを維持できるように開閉させる手段とを備えた
    ことを特徴とするアースドリル工法による拡底杭施工用
    拡底バケット。
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