JPS5821915B2 - イミダゾ−ルユウドウタイ ノ セイホウ - Google Patents

イミダゾ−ルユウドウタイ ノ セイホウ

Info

Publication number
JPS5821915B2
JPS5821915B2 JP9061374A JP9061374A JPS5821915B2 JP S5821915 B2 JPS5821915 B2 JP S5821915B2 JP 9061374 A JP9061374 A JP 9061374A JP 9061374 A JP9061374 A JP 9061374A JP S5821915 B2 JPS5821915 B2 JP S5821915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
benzyl group
represented
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9061374A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5119786A (en
Inventor
松井正直
森謙治
大場和正
北原武
北村誠一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aska Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd filed Critical Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9061374A priority Critical patent/JPS5821915B2/ja
Priority to GB3256875A priority patent/GB1473757A/en
Priority to US05/602,178 priority patent/US3983134A/en
Priority to FR7524421A priority patent/FR2281366A1/fr
Priority to DE2534962A priority patent/DE2534962C3/de
Publication of JPS5119786A publication Critical patent/JPS5119786A/ja
Publication of JPS5821915B2 publication Critical patent/JPS5821915B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイミダゾール誘導体の製造法、更に詳しくは下
記式(I)で示されるイミダゾール誘導体の製造法に関
する2 〔式中、R′は水素またはベンジル基を表わす〕。
本発明に係る式(1)の化合物は、式: で示される化合物に式: %式% 〔式中、R1は低級アルキル基、Xはハロゲン原子を表
わす〕 で示されるハロゲノウレタンを反応させ、次いで得られ
た化合物を加水分解脱炭酸して式:〔式中、Xは前記と
同意義である〕 で示される化合物を得、次いでこの化合物またはその酸
付加塩を式: 〔式中、RはH,NI(4、アルカリ金属原子またはベ
ンジル基を表わす〕 で示されるインシアン酸またはその誘導体と反応させる
ことにより製造することができる。
本発明によって得られる化合物はビオチン類の製造およ
びその中間体として有用である。
ビオチン類については古くから知られ、生体内において
炭酸固定化作用に関与する場合やデヒドロピオチンのよ
うに細菌、カビなどに有用な作用をもつ抗生物質など広
く薬理的性質を有することが既に知られている。
しかしながらビオチン類およびその製造の中間体におい
ても、イミダゾール環に各種の立体的、構造的異性体が
存在し、既知の製造方法にはシス体のみを得る方法も知
られてはいるが収率その他の点で工業的製法として満足
なものではなく、それら以外の方法ではトランス体が混
在するため薬理的活性の高いシス体の分離を必要とした
り、あるいはまた反応操作、反応工程が複雑であるなど
目的とする化合物を異性体の混在に関係なく平面構造的
に見た場合でも、満足な方法とは言い難い状況にある。
本発明者らは力ちる現状に鑑み、これらの化合物の製法
について鋭意研究を重ねた結果、従来の方法の如き欠点
を有しない優れた前記方法を見出し、本発明を完成する
に至った。
本発明を実施するには、ます式 で示される化合物とX−NHCOOR’ またはX2
NHCOOR1で示されるハロゲノウレタンとを無溶媒
、もしくは、ベンゼン、エーテル、T、H,F、 な
どの溶媒中で、窒素、ネオンなどの不活性ガス下、室温
から還流温度程度までの温度範囲で反応させる。
ハロゲノウレタンを使用する代りに、ハロゲンとシアナ
ミドを用いて反応させてもよい。
ここにおいて用いられるハロゲノウレタン化合物におけ
るハロゲンはC11Br、’ I などであり、R1は
メチル、エチルなどの低級アルキル基である。
かくして得られる化合物を加水分解脱炭酸すると式: で示される化合物又はその酸付加塩が得られる。
ここにおいて、加水分解脱炭酸をζ無機酸を用いて行う
こともできるし、またアルカリの存在下で行なってもよ
い。
かくして得られる式 で示される化合物又はその酸付加塩にイソシアン酸また
はその誘導体を反応させることによって本発明の目的化
合物であるシス型の立体配置を持つ式(I)の化合物が
得られる。
ここにおいて用いられるイソシアン酸誘導体としては、
イソシアン酸カリウム、イソシアン酸ナトリウム、イソ
シアン酸アンモニウム、イソシアン酸ベンジルなどがあ
げられる。
かくして得られた本発明の目的化合物を還元して〉SO
2を〉SO又は〉Sに変換し、側鎖アルキル又はアルキ
ルカルボン酸を導入すればビオチン類へ誘導することが
できる。
本発明方法は、反応操作が容易で、工程も少なく、かつ
式(I)の化合物のシス体のみが選択的に得られるとい
う特徴を有している。
次に実施例を挙げて本発明方法を説明する。
実施例 1 3−クロル−4−エトキシカルボニルアミノチオファン
−1・1−ジオキシドの製造: 乾燥ベンゼン15oTLl中ニスルホレン151’を懸
濁させ、窒素気流中攪拌しつつ反応温度を20〜25℃
に保ちなからN−Nジクロルウレタン20Ofを徐々に
滴加する。
滴加完了後反応混合物を室温で1時間、還流状態で3.
5時間攪拌を続は室温に冷却する。
次に内温を0〜5℃に冷却し20%亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液400m1!を攪拌しつつ5〜10℃で1時間
以上は徐々に滴加し、さらに1時間攪拌する。
目的物である沈澱を濾取しベンゼンおよび水で洗浄する
ベンゼン層を水で洗浄し芒硝で乾燥する。
溶媒を除去し、得られる油状残留物を一夜放置し白色の
結晶を得る。
収量114.52(収率37.4%)、融点190〜1
91.5℃。
iR,nujol −1:3320(−NH−)、1
685.1540(−NHCOOC2H5)、1330
.1130 (−s62−)。
NMR(100MHz、d6−DMSO)appm:1
.20(3H,三重線、J=7.0Hz、0−C−CH
5)、2.99−3.40 (2H,多重線)、3.4
4−3.90 (2H1多重線)、4.06(2H1四
重線、J=7.0Hz、0−CH2−C)、4,2゜−
4,90(2H1多重線)、7.56−7.88(]、
H1幅広い、−NH−C1D20で交換)。
元素分析値(%): 実測値:C134,76;N14.81;N;5.78
; S113.03 ; Cl、 14.67゜理論
値(C7N1204NSCI ); C134,79;
N15.00 ; N15.80 ; S、 13.2
7;C1,14,67゜ 実施例 2 3−クロル−4−アミノチオファン−1・1−ジオキシ
ド臭化水素酸塩の製造: 実施例1で得られた化合物27を47%臭化水素酸水2
0m1に溶解し2時間加熱還流し減圧下濃縮乾固する。
析出した結晶性残置を少量のメタノールで結晶させ風乾
して1.56fの粗結晶を得る。
これをメタノールから再結晶し融点188〜189℃の
結晶を得る。
IRvKB”crrt ’ ; 2700−2400.
1580.1515.1335.1325.1305.
126011140゜ NM R(100MHz 、 D20 )δppm :
3.4−5.1(6H1多重線)。
元素分析値(%): 実測値: C,19,17;H13,63;N15.9
1;5112.53 ;C1+Br ; 45.83゜
理論値(C4H90□N5CIBr:C119,17;
H13,62; N、 5.59 ; S、、12.
79;C1+Br146.04゜ 実施例 3 ヘキサヒドロ−2−オキソ−IH−チェノ−〔3・4−
d〕−イミダゾール−5・5−ジオキシドの製造: 実施例2で得られた化合物1.55?とイソシアン酸カ
リウム1.57の混合物に水10rILlを加え4時間
加熱還流し、減圧下約5mlに濃縮する。
得られた結晶を吸引濾過し、母液からの結晶も合せて水
で再結晶し826rrI9の目的物を得る。
融点318〜320℃(分解) IR′vKBrCrrL−1=3200.3060.1
710.1480.1325.1170.1145゜ NMR(100MHz、CF3CO0H)δppm:3
.60(4H1多重線)、5.00(5H,多重線)、
6.2−8.5 (2H,幅広い)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: 〔式中、Xはハロゲンを表わす〕 で示される化合物またはその酸付加塩に、式:〔式中、
    RはH,1’、+”Hいアルカリ金属原子またはベンジ
    ル基を表わす〕 で示されるイソシアン酸またはその誘導体を反応させる
    ことを特徴とする式: 〔式中、R′はHまたはベンジル基を表わす〕で示され
    るイミダゾール誘導体の製造法。 2 式: で示される化合物に式: X−NHCOORIまたはX2・NCOOR1〔式中、
    R1は低級アルキル基、Xは)10ゲン原子を表わす〕 で示されるハロゲノウレタンを反応させ、次いで加水分
    解脱炭酸して式: 〔式中、Xは前記と同意義である〕 で示される化合物を得、次いでこの化合物またはその酸
    付加塩を式: RNCO 〔式中、RはH,NI(4、アルカリ金属原子またはベ
    ンジル基を表わす〕 で示されるイソシアン酸またはその誘導体と反応させる
    ことを特徴とする式: 〔式中、R′はHまたはベンジル基を表わす〕で示され
    るイミダゾール誘導体の製造法。
JP9061374A 1974-08-05 1974-08-06 イミダゾ−ルユウドウタイ ノ セイホウ Expired JPS5821915B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9061374A JPS5821915B2 (ja) 1974-08-06 1974-08-06 イミダゾ−ルユウドウタイ ノ セイホウ
GB3256875A GB1473757A (en) 1974-08-05 1975-08-04 Ureylenethiophanes and their related compounds and production thereof
US05/602,178 US3983134A (en) 1974-08-05 1975-08-05 Ureylenethiophanes and their related compounds, and production thereof
FR7524421A FR2281366A1 (fr) 1974-08-05 1975-08-05 Ureylene-thiophanes et leurs derives, et procede pour leur preparation
DE2534962A DE2534962C3 (de) 1974-08-05 1975-08-05 cis-3,4-Ureylenthiophan-l,l-dioxid und Verfahren zu seiner Herstellung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9061374A JPS5821915B2 (ja) 1974-08-06 1974-08-06 イミダゾ−ルユウドウタイ ノ セイホウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5119786A JPS5119786A (en) 1976-02-17
JPS5821915B2 true JPS5821915B2 (ja) 1983-05-04

Family

ID=14003321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9061374A Expired JPS5821915B2 (ja) 1974-08-05 1974-08-06 イミダゾ−ルユウドウタイ ノ セイホウ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5821915B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5119786A (en) 1976-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0570437A (ja) 1−カルバモイルピラゾールの製造方法
JPS5821915B2 (ja) イミダゾ−ルユウドウタイ ノ セイホウ
JPH0563470B2 (ja)
JPS5949221B2 (ja) 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造法
JP2954270B2 (ja) 置換エテン類の製造法
JPS6317837B2 (ja)
JPH01221365A (ja) 化合物の新規な製造方法
JP4345095B2 (ja) 銅塩を用いるアミド化合物の高選択的o−アルキル化方法
JP2659587B2 (ja) 4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法
US3096337A (en) Process for the preparation of amino-halogenopyridines
US2654761A (en) Iodinated mercapto-imidazoles
JPS5821914B2 (ja) イミダゾ−ルユウドウタイノ セイホウ
US4173581A (en) Process for the preparation of alkylthiosemicarbazides
JPH01313471A (ja) N−スルフアモイルアミジン化合物の製造法
JPS6343382B2 (ja)
JP4031156B2 (ja) 2−アミノチアゾール誘導体のz体の優先的製造方法
JPS63280084A (ja) 1−アルキル−3−カルボキシ−4−シンノロン類の製造方法
JP3003187B2 (ja) 含窒素ヘテロ環の製造法
JPS62120350A (ja) グリコ−ルアミド類の製造方法
JPS638943B2 (ja)
JPH0348912B2 (ja)
JPS6354707B2 (ja)
JP2000095748A (ja) 殺虫活性を有するテトラヒドロフラニル誘導体の新規製造中間体
JPS5811434B2 (ja) ホルミル酢酸エステルのアシルヒドラゾンの製造法
WO1995021828A1 (fr) Procede de production de derives de l'hexahydropyridazine et de l'hexahydropyridazine-1,2-dicarboxylate