JPS58210914A - マクロ多孔性樹脂の製造方法 - Google Patents

マクロ多孔性樹脂の製造方法

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JPS58210914A
JPS58210914A JP9438782A JP9438782A JPS58210914A JP S58210914 A JPS58210914 A JP S58210914A JP 9438782 A JP9438782 A JP 9438782A JP 9438782 A JP9438782 A JP 9438782A JP S58210914 A JPS58210914 A JP S58210914A
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JP
Japan
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hydrocarbon
resin
carbon atoms
alcohol
surface area
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Application number
JP9438782A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujiwara
寛 藤原
Hiroaki Taniguchi
博昭 谷口
Masaaki Sekiya
関谷 正明
Akio Sugishita
杉下 朗夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Oil Co Ltd
Cosmo Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Oil Co Ltd
Cosmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアシルオキシスチレン系単量体単位を重合体骨
格中に有するマクロ多孔性樹脂の改良された製造方法に
係るものである。本発明方法によれば、高表面積のマク
ロ多孔性樹脂が容易に製造され得る。
従来、スチレンをジビニルベンゼンと共重合せしめるこ
とにより製造されたマクロ多孔性樹脂は公知である。し
かし、このスチレン系マクロ多孔性樹脂は官能基を有さ
す、これにイオン交換基等の官能基を導入することはか
なり困難であり且つ苛酷な条件を用いてこれらの官能基
を一部導入することに成功したとしてもこの化学処理の
結果、分子の寸法に変化が生じマクロ多孔性樹脂中に形
成されている孔の孔径が大巾に変化したりあるいは内部
応力に基づき亀裂等が生じるといった問題があった。
アシルオキシスチレン系マクロ多孔性樹脂は上記のスチ
レン系マクロ多孔性樹脂とは異り、このままでも極性基
を有するため極性物質の吸着能に優れ、しかもこれを加
水分解することにより容易にフェノール系(ヒドロキシ
スチレン系)マクロ多孔性樹脂に変化させることができ
る。このフェノール系マクロ多孔性樹脂はこのitでも
弱酸性カチオン交換樹脂として使用できるばかりでなく
、これはフェノール核を有するために容易((スルホン
化反応、マンニッヒ反応等を受けることができ、強酸性
カチオン交換樹脂、弱塩基性アニオン交換樹脂、強塩基
性アニオン交換樹脂、両性イオン交換樹脂等へ導くこと
ができる。
アシルオキシスチレン系マクロ多孔性樹脂を加水分解に
よジフェノール系(ヒドロキシスチレン系)マクロ多孔
性樹脂に変化せしめる際に重量が減少し、一方スルホン
化反応やマンニッヒ反応によっては重量が増加するため
、これらの反応は重合体の重量の変化を相殺する傾向に
あり、アシルオキシスチレン系マクロ多孔性樹脂と生成
マクロ多孔性イオン、交換樹脂との間の分子的な寸法変
化がスチレン系マクロ多孔性樹脂を用いる場合よりも小
さく、孔径の変化、亀裂の発生等が防止されやすいとい
う利点をも有する。
マクロ多孔性樹脂はその構造の特性から、通常の樹脂(
(比べて表面積が大きく、樹脂中への液。
ガス等の拡散が容易であり、膨張、収縮が少ないといっ
た利点を有し、したかってイオン交換樹脂。
固体触媒、吸着剤といった用途に用いるに好ましいもの
である。これらの用途に用いるためには、表面積の大き
いもの程好適であることは容易に理解されよう。
本発明者等は、以前に、了シルオキシスチレン系単量体
とポリエン化合物とを水と有機溶媒との混合溶媒を用い
て懸濁共重合させることからなる重合体骨格中((7ン
ルオキシスチレン系単量体牟位を有するマクロ多孔性樹
脂の製造方法を発明して特願昭50−99641号(特
開昭52−23193号)として特許出願した。しかし
て、このアシルオキシスチレン系単量体単位を有するマ
クロ多孔性樹脂の製造法につき、より表面積の大きいマ
クロ多孔性樹脂を得べくさらに種々検討したところ、重
合溶媒として用いる水と有機溶媒との混合溶媒の有機溶
媒如何によって得られるマクロ多孔性樹脂の表面積が大
きく影響を受け、該有機溶媒として炭素数が5〜18の
炭化水素と炭素数が5〜12の脂肪族アルコールとを、
それぞれの炭素数に応じた特定の割合で併用した場合に
特に表面積が大きい一2タロ多孔性樹脂が得られること
を見出した。
すなわち、本発明の要旨は、少なくとも1種のアシルオ
キシスチレン系単量体と少なくとも1種のポリエン化合
物とを水と有機溶媒との混合溶媒?用いて懸濁共重合さ
せることから成る重合体骨格中にアシルオキシスチレン
系単量体単位を有するマクロ多孔性樹脂の製造方法にお
いて、上記有機溶媒として炭素数が5〜18の炭化水素
および炭素数が5〜12の脂肪族ア、ルコールを用い、
かつ該炭化水素/該脂肪族アルコールの重量比が、[5
5+(H−A )X5 )/[45−(B”−A )X
5 )なる重量比から(25−4−(1−−A)x5)
/(75−(B−A)x5]なる重量比1で(上記式中
、Aは脂肪族アルコールの炭素数を表わし、ただし炭素
数が5〜9のときはその炭素数を八とし、炭素数が9を
超えてもAは9とし、Bは炭化水素の炭素数を表わし、
たたし炭素数が5〜12のときはその炭素数をBとし、
炭素数が12を超えてもBは12とする)の範囲である
ことを特徴とするマクロ多孔性樹脂の製造方法に存する
本発明においては、より表面積が大きいマクロ多孔性樹
脂を得るために、前記のとおり水と混合して重合溶媒に
用いる有機溶媒の種類および配合割合が重要である。炭
化水素溶媒としては炭素数5〜18の炭化水素が用いら
れ、これは脂肪族、脂環式および芳香族(ただし炭素数
6以上)の炭化水素のいずれでも良いが、脂肪族炭化水
素が好ましく、殊に炭素数7〜13の脂肪族炭化水素が
好捷しい。更に適当なのは炭素数7〜11の脂肪族炭化
水素である。アルコールとしては、炭素数5〜12の脂
肪族アルコールが採用され、特に炭素数7〜12の、そ
して更に炭素数8または9の脂肪族アルコールが好まし
い。そして、その併用割合は、下記式にて表わされる範
囲である。すなわち、炭化水素/脂肪族アルコールの重
合比にて、(55+(n−A)xs)/(45−(13
−A)xs)なる重1比かへ(2s+(It−A)xs
:]/(75−(B−A)X5)なる重量比まで(式中
、Aは脂肪族アルコールの炭素数を表わし、たたし炭素
数が5〜9のときはその炭素数をAとして、炭素数が9
を超えてもAは9とし、13は炭化水素の炭素数を表わ
し、ただし炭素数が5〜12のときはその炭素数をBと
し、炭素数が12を超えてもBはI2とする)の範囲で
ある。
殊に好ましい条件は、炭化水素が炭素数7〜11の脂肪
族炭化水素であり、アルコールが炭素数8または9の脂
肪族アルコールであり、かつ炭化水素/脂肪族アルコー
ルの重量比が、 C50+(13−A)X5 )/(5O−(13−A)
X5)なる重量比から〔3n + (H−A )X5 
)/(70−(B−A )X5]なる重量比までの範囲
である。
炭化水素と脂肪族アルコールを併用しなかったり、ある
いはこの範囲を逸脱して炭化水素と脂肪族アルコールと
を併用したのでは、目的とする大きい表面積を有するマ
クロ多孔性樹脂が得られない11 本発明で規定した条件で重合を行うと、水と炭fヒ水素
との混合溶媒あるいは水とアルコールとの混合溶媒を使
用した場合に比べて、少なくとも30係以ト大きい表面
積を有するマクロ多孔性樹脂がイlられ、そして本発明
で規定する好ましい範囲におい−Cは約2倍近い、ある
いは2倍以上の表面積を有するマクロ多孔性樹脂が得ら
れる。単位重量当りの表面積が30%増大するというこ
とは、イオン交換樹脂あるいは固体触媒として用′いた
場合それたけ速やかなイオン交換あるいは反応を可能な
らしめるものであり、また吸着剤として用いる場合には
それだけ使用量が節減され得ることを意味し、これは顕
著な改善である。捷してや表面積が2倍以上となれば、
これは格別の効果である。
用いる炭化水素の代表例をいくつか示すならばn−へメ
タン、n−オクタン、インオクタン、ウンデカン等であ
る。これらの炭化水素は通常1種類用いればよいが、必
要に応じ2種以上を用いることもできる。2種以上の炭
化水素を用いる場合、脂肪族アルコールとの併用割合を
勘案するに当っては、当該2種以上の炭化水素混合物の
平均炭素数をもって勘案すればよい。
用いるアルコールの代表例をいくつか示すならば、t−
アミルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、ノ
ニルアルコール等である。これらの脂肪族アルコールは
、炭化水素と同様、通常1種類用いればよいが、必要に
応じ2種以上を用いることもできる。2種以上の脂肪族
アルコールを用いる場合、炭化水素との併用割合を勘案
するに当っては、当該2種以上の脂肪族アルコール混合
物の平均炭素数をもって勘案すればよい。上記炭化水素
および脂肪族アルコールは水と混合して重合溶媒とされ
る。
良好な結果を与える有機溶媒の組成がI3− Aによっ
て左右される理由はいまだ詳らかでないが、水−アルコ
ール−炭化水素系中でのアルコールの分配度、アルコー
ルと炭化水素との比重差、モノマーの有機溶媒への溶解
度等の多数の要因が関係し、ているものと考えられる。
本発明の実施に当っては、分散剤も用いられるが、その
分散剤としてはカチオン性高分子電解質。
中性高分子、アニオン性高分子電解質が使用できる。生
成物であるマクロ多孔性樹脂中の孔の径および表面積は
用いる分散剤の種類によって大きく1=右され、アニオ
ン性高分子電解質を用いると孔径が最も小さくなり、次
いで中性高分子を用いた場合であり、カチオン性高分子
電解質を用いた場合に孔径が最大となる。表面積は孔径
が小であるほど一般には大となる。アシルオキシスチレ
ンに対しポリエン化合物の使用割合を増すと生成物の表
面積が増大する傾向があるが、この場合得られた生成物
中のアシルオキシスチレン単位の割合が低下しているの
で、イオン交換能、触媒活性の改良は直接的には期待し
がたい。
マクロ多孔性樹脂という語のマクロとは巨大という意味
ではなくゼオライト等でみられる孔径3〜IOA とい
つだミクロ多孔性物質よりは顕著に大きい孔を有する多
孔性樹脂という意味である。
−また生成したマクロ多孔性樹脂の性状としてはアニオ
ン性高分子電解質を分散剤として用いたときに樹脂の物
理的強度が最大となる。
このように用いる分散剤の極性の有無と種類さらにはそ
の重合度により得られるマクロ多孔性樹脂の性状と孔径
を制御し得ることも本発明方法の利へであって工業的に
希望の性状と孔径を有するマクロ多孔性樹脂を容易に製
造することを可能ならしめる。
カチオン性高分子電解質としてはトリメチルアンモニウ
ムメチル化ポリヒドロキシスチレン臭化物等の第4級ア
ンモニウム塩ポリマーあるいはジメチルアミノメチル化
ポリヒPロキシスチレン等の第3級アミンポリマーの使
用が好適であり、中性高分子としてはデキストラン、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレングリコール等、そし
てアニオン性高分子電解質としてはカルボキンメチルセ
ルローズ、スチレン−無水マレイン酸のアミン塩ポリマ
ー等を使用するのが好適である。
懸濁共重合温度は60C以上であることが好ましく、重
合時間は20分以上、好捷しくは1時間以上である。重
合開始剤としては通常のラジカル開始剤が使用でき、例
えば過酸化ベンゾイル等の過酸化物まだアゾビスインブ
チロニトリル等のアゾ化合物、さらに熱、光等も用いら
れる。
アシルオキシスチレン系単量体としてはパラアセトキノ
スチレンあるいはメタアセトキシスチレ7等が使用でき
、またポリエン化合物としては分子中に重合可能な二重
結合を2個以上有する化合物が用いられ、例えばゾビニ
ルベンゼン、ブタジェン、イノゾレン、シクロペンタゾ
エン、エチリデンノルボルネン等のほがアクリル酸ある
いはメタクリル酸のジオールエステル、トリオールエス
テルあるいはペンタエリスリトールエステルのようなポ
リエン化合物やジアリルフタレート、ジアリルインフタ
レートあるいはトリアリルイソ7アヌレートのようなポ
リアリル化合物を用いることができる。
懸濁重合反応において用いられるモノマーその他の試剤
の好捷しい配合条件等は後記の実施例の記載からも理解
されようが、モノマーおよび開始剤の仕込晴は炭化水素
および脂肪族アルコールからなる有機溶媒に対してそれ
ぞれ60wt%以下および05〜5wt%であり、分散
剤の使用量は水。
炭化水素および脂肪族アルコールからなる全混合溶媒て
対して01〜]Owt%程度であり、まだ混合溶媒中の
水の址は15〜50 wt%の範囲とされるのが一般で
ある。
かくして得られたマクロ多孔性アシルオキシスチレン−
ポリエン共重合樹脂は、加水分解によって容易にマクロ
多孔性ヒドロキンスチレン−ポリエン共重合樹脂に変換
できる。この加水分解は常法によって行われ得て、たと
えば酸触媒あるいはアルカリ触媒により行うことができ
、好ましくは塩酸等の酸触媒を用いて水またはメタノー
ル等の佇@溶媒中、室温から1501? 、好捷しくは
40〜141(ICの反応温度で20分から20時間、
好ましくは1〜5時間反応させることによって容易に加
水分解されマクロ多孔性ヒドロキシスチレンーボリエ/
共IF合樹脂に変換する。
り下に実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが
、これらはあく捷でも単なる例示であって本発明の範囲
を限定するだめのものと解されるへきではない。各実施
例および比較例の実験条件および結果は表1に詳細に示
しである。尚、以下の実施例および比較例において、収
率の計算は原料中の非反応性不純物を除外して求めであ
る。すなわち、例えは、パラアセトキシスチレン(純度
921%)100%についていえば、その7.9%に当
る791を非反応物として扱っている。又、純度55%
のジビニルベンゼンについていえば、残すの45%は主
としてスチレンおよびエチルスチレノ等の反応性不純物
であるので、この残りの45%も反応するものとして扱
っている。
実施例1 純度921%のパラアセトキシスチレン4011市販の
純度55%のジビニルベンゼン1(1,過酸化ベンゾイ
ル0.55’、およびインオクタン20Iと2−エチル
ヘキシルアルコール30y−ヲ攪拌機、温度計、窒素導
入管および還流冷却器を備えた容量500mgの4つ目
フラスコに張込み室温で完全に溶解させる。このモノマ
ー溶液に重合度500のポリビニルアルコール0571
食塩51を水150meに完全に溶解させて調製した分
散剤溶液を投入したのち、窒素を吹込みながら攪拌する
と溶液は白濁化して均一な分散状態となる。この状態で
温度を80Cに上げ3時間攪拌した。共重合反応の進行
にともなって白色ビーズ状の樹脂が析出してくる。
反応終了後、系を室温まで冷却して、上記ビーズ状の樹
脂を戸別した。樹脂を水、ジオキサンおよびメタノール
で繰返し洗浄したのち、40Cで恒iになる捷で真空乾
燥した。
得られた樹脂の収量は42.8?(収率91係)で外観
は顕微鏡等により球形あるいは一部回転楕円形(直径0
3〜0.6fi)の白色不透明の粒子であることが観察
された。この樹脂の表面積は155m2/7であった。
実施例2および3 実施例1で用いたインオクタンと2−エチルヘキシルア
ルコールの量を実施例2ではイソオクタン+47.2−
エチルヘキシルアルコール36f!に、そして実施例3
ではインオクタン26.55L、2−エチルヘキシルア
ルコール23.5jil’に変更した点を除いては実施
例1と全く同様に操作を行い、実施例2では表面積14
2?7Z2/7の樹脂を41.954(収率89%)、
そして実施例3では表面積123fflシ1の樹脂を4
3.37(収率92%)得た。
比較例1 実施例1の有機溶媒インオクタン207と2−エチルヘ
キシルアルコール301の代りに、イソオクタン501
を用い、他の条件は実施例1と全く同様にしてパラアセ
トキシスチレンとジビニルベンゼンとの懸濁共重合反応
を行ったところ、得られた樹脂の収量は43.17(収
率92係)で外観は顕微鏡等により球形あるいは一部回
転楕円形(直径03〜06咽)の白色不透明の粒子であ
ることが観、察された。この樹脂の表面積は72 m2
/fであり、実施例1で得られた樹脂の表面積の46係
であった。
比較例2 実施例】の有機溶媒イソオクタン20iと2=エチルヘ
キシルアルコール30iの代りに、2−エチルヘキシル
アルコール501を用い、他の条件は実施例1と全く同
様にしてパラアセトキシスチレンとジビニルベンゼンと
の懸濁重合反応を行ったところ、得られた樹脂の収量は
43.7y−(収率93%)であり、表面積は70m2
/1であった。
上記のように、実施例1の有機溶媒としてイソオクタン
(40wt%)と2−エチルヘキシルアルコール(60
wt%)の混合有機溶媒を用いた場合、得られた樹脂の
表面積は155 m”/’ifであり、比較例1の有機
溶媒としてイソオクタン(100wt%)を用いた場合
、得られた樹脂の表面積は72m2/1であり、実施例
1で得られた生成物の表面積は比較f9111のそれに
比べて2.15倍であり、比較例2のそ才1に比べて2
.21倍である。以下比較例1で得られた生成物の表面
積を基準にして、各側で得られた生成物の表面積をその
比として表わしたものな改良度と記す。実施例2の改良
度は197そして実施例3の改良度は171である。
比較例3および4 実施例1で用いたインオクタンと2−エチルヘキシルア
ルコールの量を比較例3ではインオクタン1151.2
−エチルヘキシルアルコール38.5ゾに、そして比較
例4ではインオクタン29112−エチルヘキシルアル
コール21!i+′ニ変更シタ点を除いては実施例1と
全く同様に操作を行い、比較例3では表面積102 m
Vl(改良度1.42)の樹脂を4t、4P(収率88
%)、そして比較例4では表面積93mVPC改良度1
.29)の樹脂を43.21(収率92係)得た。
実施例4 実施例1の有機溶媒イソオクタン201と2−エチルヘ
キシルアルコール30Pの代りに、イソオクタン251
とt−アミルアルコール25fを用い、他の条件は実施
例1と全く同様にしてパラアセトキシスチレ/とジビニ
ルベンゼンとの懸へ爪合反応を行ったところ、得られた
樹脂の収量は一:13グ(収率88%)であり、表面積
は107m”/’i(改良度149)であった。
実施例5および6.比較例5および6 実施例4とは有機溶媒の使用割合(炭化水素/アルコー
ル、重址比)を実施例5では22/28゜実施例6では
34/16 、比較例5では18.5731.5そして
比較例6では36.5/13.5 に変更した以外は実
施例4と全く同様に操作して、下記の表面積を有する重
合体を得た。実施例5 101m2/@(改良度1.4
0)、収量41.07(収率88%);実施例692 
m”At (改良度1.28)、収量42.81:収率
91 %):比較例5 55 m”/ff (改良度0
.76)I収量40.Of(収率85%);比較例6 
77 m’、Q (改i度1.07)、収量423y(
収率90%)。
比較例7 パラ7セトキシスチレン(純度921%)40Jと市販
ジビニルベンゼン(純度49,2%)28Jと過酸化べ
/ジイル0.85’と1−アミルアルコール751とを
攪拌機、温度計、窒素導入管、還流冷却器付の500 
rnlの四つロフラスコに入れて室温で完全に溶解させ
る。200 mlのビーカーに125 mlの水とトリ
メチルアンモニウムメチル化ポリヒドロキシスチレン臭
化物2LiFを入れて完全に溶解させ上記四つロフラス
コに入れる。室温で窒素導入管より窒素を流しながら攪
拌することによシ溶液を均一に分散さ、せると白濁溶液
となる。
2時間80t?で加熱して共重合させた。こうして生成
した白色ビーズを濾過、し、水で洗浄し、さらにジオキ
サンとメタノールで洗浄し、40tZ’で恒量になる寸
で真空乾燥した。回転楕円形の直径01〜1雷の粒子で
白色不透明の共重合物52g−を得た。その収率は80
%であり、表面積は11m2/P (改良度015)で
あった。
実施例7 純度92.1%のパラ7セトキシスチレン40 ii’
市販の純度55%のジビニルベンゼン10g−1過酸化
ベンゾイル0.5!i’、およびイソオクタン15iと
ノニルアルコール35Li−を攪拌機、温度計、窒素導
入管および還流冷却器を備えた容量2−e3の四つロフ
ラスコに張込み室温で完全に溶解させる。この七ツマー
溶液に重合度500のポリビニルアルコール301を水
1!に完全に溶解させて調製した分散剤溶液を投入した
のち、窒素を吹込みながら攪拌すると溶液は白濁化して
均一な分散状態となる。この状態で温度を80tTに上
げ4時間攪拌した。共重合反応の進行にともなって白色
ビーズ状の樹脂が析出してくる。反応終了後、系を室温
まて冷却して、上記ビーズ状の樹脂を戸別した。
樹脂を水、ジオキサン、およびメタノールで繰返し洗浄
したのち、40tll’で恒量になるまで真空乾燥した
得られた樹脂の収量は37.2y(収率79%)であり
、表面積は165m/%(改良度2.29)であった。
比較例8 実施例7の有機溶媒インオクタン15Pとノニルアルコ
ール35iの代すに、ノニルアルコール50%を用い、
他の条件は実施例7と全く同様にしてパラアセトキシス
チレンとジビニルベンゼンとの懸濁共重合反応を行った
ところ、得られた樹脂の収量は3s、6y(収率76%
)であり、表面積は82m’/7(改良度114)であ
った。
実施例8 実施例7の共重合反応温度80℃を85℃に上昇させて
、他の条件は実施例7と全く同様にしてパラアセトキシ
スチレンとジビニルベンゼンとの懸濁共重合反応を行っ
たところ、得られた樹脂の収量は:n、5Sc(収率6
8qb)であり、表面積はl<; o mVf (改良
度2.22. )であった。
実施例9 純度921%のバラアセトキ・ンスチレン20i1市販
の純度55係のジビニルベンゼン101、過酸化ベンゾ
イル0.257、およびイソオクタン75グと2−エチ
ルヘキシルアルコール17.5 ’!−ヲ攪4−1機、
温度計、窒素導入管および還流冷却器を備えた容t50
0m(!の四つロフラスコに張込み室温で完全に溶解さ
せる。このモノマー溶液に重合度500のポリビニルア
ルコール151を水500mCに完全に溶解させて調製
した分散剤溶液を投入したのち、窒素を吹込みながら攪
拌すると溶液は白濁化して均一な分散状態となる。こめ
状態で温度を85Cに上げ6時間攪拌した。共重合反応
の進行にともなって白色ビーズ状の樹脂が析出してくる
反応終了後、系を室温捷で冷却して、上記ビーズ状の樹
脂を戸別しだ。樹脂を水、ジオキサン、およびメタノー
ルで繰返し洗浄したのち、40Uでや1暗になるまで真
空乾燥した。
得られた樹脂の収量は24.4 @ (収率86係)で
あり、表面積は250mシI(改良度3.47)であっ
た。
実施例10 イソオクタン205’をローへブタン17.5Li−に
、そして2−エチルヘキシルアルコール30Pを32.
57に変更した点を除いては、実施例1と全く同様に操
作して、122tFZ”/l/(改良度169)の表面
積を有する重合体33.0P(収率72係)を得た。尚
、この改良度は前記の通りイソオクタン100%を基準
として計算した値であり、本例で用いた11−へブタン
に対応させてn−へブタン100係を用いた場合(比較
例9)を基準とすれば改良度は3.49となる。
実施例11 純度92.1%のパラアセトキシスチレン40z1市販
の純度55%のジビニルベンゼン10F−1過酸化ベン
ゾイル0.57、n−ウンデカン251〜および2−エ
チルヘキシルアルコール25y−ヲlt拌i、温度計、
窒素導入管および還流冷却器を備えだ容量500rnl
の四つロフラスコに張込み室温で完全に溶解させる。こ
のモノマー溶液に重合度500ノホリビニルアルコ一ル
5f1食塩5fi’ヲ水zo。
meに完全に溶解させて調製した分散剤溶液を投入した
のち、窒素を吹込みながら攪拌すると溶液は白濁化して
均一な分散状態となる。この状態で温度を80Uに上げ
3時間攪拌した。共重合反応の進行にともなって白色ビ
ーズ状の樹脂が析出し、てくる。反応終了後、系を室温
まで冷却して上記ビーズ状の樹脂を炉別した。樹脂を水
、ジオキサンおよびメタノ)ルで繰返し洗浄したのち、
4.0’Cで恒量になる壕で真空乾燥した。
得られた樹脂の収量は35.1’(収率76係)で外観
は顕微鏡等により球形あるいは一部回転楕円形(直径0
3〜0.6mm)の白色不透明の粒子であることが観察
された。この樹脂の表面積は131mVg−(改良度1
.82)であった。この改良度は前記の通りイソオクタ
ン100%を基準として計算したものであり、この実施
例で用いている炭化水素に対応してn−ウンデカン10
0 % (比較例11 )を基準にして改良度を求める
と2.34となる。
比較例9 比較例1の有機溶媒インオクタンの代′りにn −ヘプ
タン501Fを用い、他の条件は比較例1と同様にして
球状の直径02〜06闘の白色不透明の樹脂3351を
得た。収率は72係であり、35m2/g(改良度04
9)の表面積と平均孔径357Aを有していた。
比較例10 比較例1の有機溶媒イソオクタンの代りにローオクタン
50%を用い、他の条件は比較例1と同様にして球状の
直径O1〜0.6咽の白色不透明の粒子状樹脂38.1
5)−を得た。収率は81%であり、s3m’/%(改
良度1.15)の表面積と平均孔径13OAを有してい
た。
比較例11 用いた重合溶媒がn−ウンデカン50%で、2−エチル
ヘキシルアルコールを全く用いなかった点を除いては実
施例11と全く同じ実験を行ない多孔性樹脂34.7F
(収率74%)を得た。この樹脂の表面積は56m’/
ff(改良度0.78)であった。
′ノ、施例および比較例のデーターを、横軸にB−4八
をとり、縦軸に有機溶媒中の炭化水素の割合(Φ:、:
%)をとってゾロノドしたものが第1図であイ714図
中改良度200以上を0,1.50以上を口、1.3(
l以トなΔ、それ以下なXで示した。炭化水寿、または
アルコールを単独使用した比較例ではB−・\の概念が
元来成立しないが、比較を容易にす<:J 1.−、 
、ゾ〕番こ炭化水素単独使用の場合はAが0であるとし
、アルコール単独使用の場合はBが0であるとし−で(
1γ置を決めた。図中■は炭化水素の割合の1−眼そし
て11は下限を示す直線である。
【図面の簡単な説明】
第1図は13−Aを横軸て、そして有機溶媒中の炭化水
素の割合(重量%)を縦軸にとり、実施例、比較例のデ
ーターをプロットした図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11)少なくとも1種のアシルオキシスチレン系単針体
    と少なくとも1種のポリエン化合物とを水どイー1機溶
    媒との混合溶媒を用いて懸濁共重合させることから成る
    重合体骨格中にアシルオキシスチレン系単量体単位を有
    するマクロ多孔性樹脂の製造方法において、)l:記有
    機溶媒として炭素数が5〜18の炭化水素および炭素数
    が5〜I2の脂肪族アルコールを用い、かつ該炭化水素
    /該脂肪族アルコールの重量比が、 (55+(13−A)x5:]/[45−(B−A)x
    5]なる重量比がら〔25ト(トA )x5)/(75
    −(13−A)x5’llなる重址比捷で(1−記式中
    、Aは脂肪族アルコールの炭素数を表わし、だだ化炭素
    数が5〜9のときはその炭素数をAとし、炭素数が9を
    超えてもAは9とし、13は炭化水素の炭素数を表わし
    、ただし炭素数が5〜12のときはその炭素数をBとし
    、炭素数が12を超えてもBは12とする)の範囲であ
    ることを特徴とするマクロ多孔性樹脂の製造方法。 (2)  該炭化水素が脂肪族炭化水素である特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 (S3)  該炭化水素が炭素数7〜13の脂肪族炭化
    水素であり、該アルコールが炭素数7〜12の脂肪族ア
    ルコールである特許請求の範囲第2項に記載の方法0 (1)  該炭化水素が炭素数7〜11の脂肪族炭化水
    素であり、該アルコールが炭素数8または9の脂肪族ア
    ルコールであ夕、かつ該炭化水素/該脂肪族アルコール
    の重量比が、 C5o+(13−A)x5)/[5O−(13−A)x
    5]なる重量比からC30+([3−A)x5)/[7
    O−(B−A)x5)なる重量比1での範囲である特許
    請求の範囲第3項に記載の方法。
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