JPS58196335A - ブレ−キ装置のバツフルプレ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 振動を防止するバッフルプレートに関する。

ディスクブレーキのバッフルプレート１は、通常、ディ
スクブレーキ（二付着する水、泥等を防ぐため、第１図
に示す形状の鋼鉄製の薄板で作製したものであり、直接
、車両のサスペンション装置、たとえば、フロントアク
スルのステアリングナックル２や図示しないリヤのアク
スルケースに取付け、ディスクブレーキ３のロータ３Ｃ
近傍に配置している。ディスクブレーキ３のロータ６Ｃ
は、中央部分３ａを凸状（二突出させ、中央部に開［」
３ｂを設け、これにハブ４を嵌挿したうえ、ポルト５を
用いて、ハブ４と一体的に取り付けている。また、図示
しないが、ステアリングナックル２（二は、前記ロータ
３Ｃを圧接するキャリパが取り付けられでいる。

ここで、ディスクブレーキ６の制動時に、摩擦材（図示
せず。）が自励振動の起震源となり、異音，振動を発生
させるが摩擦材の自励振動は、ディスクブレーキを支持
するステアリングナックル２やリャアクスルケーヌを含
むサスペンション装置の共振現象（二よって更に増巾さ
れていた、、この為従来は、このような異音，振動対策
として、サスペンション装置のディスクブレーキ支持特
性を改善する目的で、サスペンション装置を構成する部
材にダイナミックダンパな取付け、サスペンション装置
の共振現象を減衰させていた。

しかし、サスペンション装置を構成する部材（＝直接ダ
イナミックダンパを取り付ける（二は、取付面を機械加
工する必要が有り、また、径の大なる質量体を用いてイ
ナーシャを大きくしダンノー効果。

を高めようとすると、他部材との関係よりスペース的に
取り付けが難しいという問題点があった。

この発明は、このような従来の不具合；二看目ししてな
されたものであり、摩擦材を使用するプレ合を解消する
ことを目的としている。

以ト、本発明を、図面（二基づいて説明する。

第３図（ム）ないしくＢｌは、本発明の一実施例を示す
図である。図中１は、バッフルプレートを示す。

バッフルプレート１は、ノ（ツフルプレート本体１ａの
周端部１ｂｆ二、弾性体と質量体より成るダイナミック
ダンパ６を配置したものであり、ダイナミックタンパ６
は、バッフルプレート本体周端部１ｂ（二、ダンパ支持
体６ａを介して、順次、弾性体であるゴム板６ｂおよび
質量体であるウエート板６Ｃを積層したものである。

バッフルプレート本体１１Ｌは、鋼鉄製の薄板を第３図
（＾（二示すよう（＝、中央部を凸状に突出し一体的に
成形している。凸状部の中央は開口され、ステアリング
ナックル（二数付可能に構成されている。また、パンフ
ルプレート本体の周端部１ｂの一部は、ロータを圧接制
動するキャリノ（（図示せず。）取付のため、切欠いで
ある。

ダンパ支持体６！Ｌは、鋼鉄板（＝よって作製されてお
り、バッフルプレート本体の周端部１ｂの外周縁１Ｃと
内周縁１ｄと（二溶岩されている。コ゛ム板６ｂは、ダ
イナミックダンパ６のばねとして機能するものであって
、ダンパ支持体６１Ｌとウエート板６Ｃとを加硫接養等
じより固定されている。

ウエート板６Ｃの質量とゴム板６ｂのはね定数とにより
定まるばね一質量系の固有振動数を、防振しようとする
サスペンション装置の固有振動数（（２２０±２０　）
　Ｈｚ　）と略合致するよう（二、ウエート板６Ｃの質
量とゴム板６ｂのはね定数または両名を適当な値（二選
択する。

ダンパ支持体６ａ、ゴム板６ｂおよびウエート板６Ｃは
、キャリパ（図示せず。）取付のため、第３図（Ｂ）（
二示すように、環状体の一部を切欠いている。また、ウ
エート板６Ｃの径は、イナーシャ。

を大きくする為、八ツフルプレート本体１ａの周端部１
ｂ−二取り付けられる限度内で大径となるよう構成して
いる。

次に作用を説明する。

ブレーキ制動時、ディスクブレーキの摩擦材の自励振動
に伴ってブレーキ装置を直接支持するサスペンション装
置が共振すると、バッフルプレート本体１ａの周端部１
ｂに積層したゴム板６ｂとウエート板６ｃ＋二よって形
成されるばね一質量系の固有振動数と前記サスペンショ
ン装置の固有振動数とが略一致するため、両振動は位相
が逆転し、相ｎ：の振動振巾は相殺する為、サスペンシ
ョン装置の振動は制振され、よって摩擦材の自励振動も
助長されることはなくなる。

したがって、バッフルプレートは、ディスクブレーキ（
二付着する水、泥等を防止するという機能を全く低下さ
せずに、ディスクブレーキ制動時に、ディスクブレーキ
から発生する異音、振動を低下又は解消させることがで
きる。

第４図に、他の実施例を示す。

第４図は、第３図に示す実施例と同じ様に、バッフルプ
レー　ト本体１１Ｌの周端部１ｂに、弾性体と質量体よ
り成るダイナミックダンパ６が配置されており、バッフ
ルプレート本体の周端部１ｂの外周縁１ｃおよび内周縁
１ｄに溶岩されている。

ダイナミックダンパ６は、バッフルプレート本体１ａ側
を開放し、他に壁体を有する環状函体６ｅと、この環状
函体６ｅ内に収納した金属製Ｃリング７と、Ｃリング７
と環状函体６ｅの側壁との間に設けた弾性体であるゴム
８とから構成される。

環状函体６ｅ、Ｃリング７およびゴム８は、それぞれ第
３図のダンパ支持体６＆、ウエート板６Ｃおよびコム板
６ｂに相当する。したがって、ダイナミックダンパの固
有振動数をサスペンション装置の固有振動数と略一致す
るようにダイナミックダンパ６を構成するゴム８および
Ｃリング系のはね定数および質量を選択することによっ
て、ブレーキ制動時における異音、振動を減少させるこ
とができる。さらに、Ｃリング７が環状函体６ｅ内（皿
収納されているため、ゴム８が劣化し、万一、Ｃリング
７がゴム８から離脱しても、車両から脱落しないで済む
という安全面の効果も有している。

他の構成および作用は前記実施例と同一である。

以上ディスクブレーキについで述べてきたが、ドラムブ
レーキの場合も同様１二ダイナミックダンパな収り付け
られるのは言うまでもない。

す、上のように、本発明は、ブレーキ装置を車体内方側
より包囲し且つサスペンション装置に固定されたバッフ
ルプレート本体と、このバッフルプレート本体の周端部
に弾性体を介して固定された質量体とで構成され、前記
弾性体と質量体よりなるばね一質鼠系の固有振動数をサ
スペンション装置の固有振動数に略一致させたことを特
徴とするブレーキ装置のバッフルプレート（１係るもの
である。

したがって、本発明は、自動車走行時における水、泥な
どからディスクブレーキを保護するというバッフルプレ
ート本来の機能を全く損うことなく、制動時にディスク
ブレーキから発生する異行振動を除くことができる。し
かも、異音、振動の除去は、サスペンション装置の固有
振動数（二対し、ダイナミックダンパの固有振動数が略
一致するよう（＝、ばね−質量系のばね定数および質屋
の少くとも、一方の値を、選択するだけであるから、極
めて容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のバッフルプレートの使用態様を示す要
部断面図、第２図は、従来のバッフルプレートの構造を
示す断面図、第３図は本発明のノ（ッフルプレートの一
実施例の構成を示す図であり、（ム）はその断面図、Ｃ
Ｂ＋は側面図、第４図は本発明のバッフルプレートの他
、の実施例の断面図を示す。 図中、１・・・バッフルプレート、１ａ・・・パンフル
プレート本体、１ｂ・・・バッフルプレート本体の周端
部、６・・・ディスクブレーキ、６・・・ダイナミック
ダンパ、６ａ・・・ダンパ支持体、６ｂ・・・ゴム板（
弾性体）、６Ｃ・・ウエート板（質量体）、６ｅ・・・
環状函体、７・・Ｃリング（質量体）、８・・・ゴム（
弾性体） 特許出願人　　日産自動車株式会社 代理人　弁理士　　森　　　　　哲　　也弁理士　　内
　　藤　　嘉　　昭 弁理士　　清　　水　　　　　正

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ブレーキ装置を車体内方側より包囲し且っサスペンショ
   ン装置に固定されたバッフルプレート本体と、このバッ
   フルプレート本体の周端部に弾性体を介して固定された
   質量体とで構成され、前記弾性体と質量体よりなるばね
   一質量系の固有振動数をサスペンション装置の固有振動
   数に略一致させたことを特徴とするブレーキ装置のバッ
   フルプレート。