JPH0117705Y2 - - Google Patents

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JPH0117705Y2
JPH0117705Y2 JP1982024914U JP2491482U JPH0117705Y2 JP H0117705 Y2 JPH0117705 Y2 JP H0117705Y2 JP 1982024914 U JP1982024914 U JP 1982024914U JP 2491482 U JP2491482 U JP 2491482U JP H0117705 Y2 JPH0117705 Y2 JP H0117705Y2
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JP
Japan
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brake device
disc brake
pad
disc
caliper
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JP1982024914U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輌におけるデイスクブレーキ装
置、更に詳しくは、キヤリパ本体にパツドを点検
する点検口が形成されているデイスクブレーキ装
置に関する。
近年、車輌においては、制動力の安定性、ブレ
ーキ力の配分の安定性、耐熱性等の点においてそ
の性能が優れているデイスクブレーキ装置が、ド
ラムブレーキ装置に代えて使用され出して来てい
る。
このデイスクブレーキ装置の一例を第1図を参
照に説明すると、全体を参照番号2で示す公知の
デイスクブレーキ装置(後輪駆動方式の車輌にお
ける前輪に装着されたデイスクブレーキ装置を示
す)は、車輪(タイヤ10及びホイール12より
構成される)と一体に回転する円板状のデイスク
4と、このデイスク4の回転を制動するパツド6
と、このパツド6を支持するキヤリパ8を具備し
ている。このデイスク4は、車輌のナツクル14
に形成された軸16に軸受18を介して回転自在
に装着されたハブ20の内側にボルト(図示せ
ず)により固定され、更に、このハブ20の外側
には、ボルト(図示せず)等によつて車輌のホイ
ール12が固定されている。従つて、デイスク4
及び車輪(タイヤ10及びホイール12)は、ナ
ツクル14の軸16に回転自在に装着されてい
る。
他方、キヤリパ8は、取付ブラケツト(図示せ
ず)とキヤリパ本体22を具備し、この取付ブラ
ケツトがアダプタ24を介して上述したナツクル
14に固定され、キヤリパ本体22は取付ブラケ
ツトに滑動自在にに装着されている。キヤリパ本
体22には、その片方の内側面(第1図において
右側内側面)にピストン24が装着され、ピスト
ン24とキヤリパ本体22との間に油面室26が
形成されている。そして、このピストン24の端
部にはパツド支持部材28を介してパツド6が装
着されている。また、キヤリパ本体22の他方の
内側面には、上記パツド6と対向する位置にパツ
ド支持部材(図示せず)を介してパツド6が固定
されている。キヤリパ本体22には、更に、車輪
を取外した状態で、外側よりこのキヤリパ本体2
2内のパツドの摩耗状態等の点検をするためのパ
ツド点検口32がその外周面の一部に形成されて
いる。
上記デイスクブレーキ装置には、更に、デイス
ク4の内側面を覆うようにダストカバー30がア
ダプタ24を介してナツクル14に固定されてい
る。
しかし、上述した公知のデイスクブレーキ装置
においては、キヤリパ本体22に点検口32が形
成されているために、ホイール12の内周面に
土、砂利等が多量に堆積すると、車輌の走行時に
この堆積物がキヤリパ本体22の点検口32の縁
部に接触してホイール12から削り取られ、この
削り取られた土、砂利等が点検口32から内部に
侵入してパツド6を摩耗させたり又はデイスクに
傷を付けたりし、これによつてデイスクブレーキ
装置の寿命が短くなるという不都合があつた。
そこで、上述した土、砂利等の侵入を防止する
ために、例えば実開昭53−73379号公報に開示さ
れている如く上記キヤリパ本体22及び取付ブラ
ケツトを覆うダストカバーを設ける、或いは単に
このキヤリパ本体22の点検口32を覆うダスト
カバーを設けることも考えられるが、この場合に
は、パツド6等における放熱性が問題になると共
に高価になるという不都合が新たに発生する。
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は極めて簡単な構成でもつてキヤリ
パ本体の点検口からの土、砂利等の侵入を防止す
ることができるデイスクブレーキ装置を提供する
ことである。
本考案によれば、車輪と一体に回動するデイス
クと、該デイスクの回動を制動するパツドと、該
パツドを支持するキヤリパ本体を具備し、該キヤ
リパ本体には、パツド点検口の全幅に渡つて、ホ
イールの内面に付着した堆積物を除去するための
堆積物除去用突起が設けられているデイスクブレ
ーキ装置が提供される。
以下、本考案に従つて構成されたデイスクブレ
ーキ装置の好適具体例を第2図に基づいて説明す
る。尚、第1図に図示する部材と同一の部材は同
一の参照番号を付す。
第2図において、全体を参照番号2′で示す本
考案に従つて構成されたデイスクブレーキ装置
は、円板状のデイスク4とキヤリパ8を具備し、
このキヤリパ8の取付ブラケツト34がアダプタ
24を介してナツクル14(第1図参照)に固定
されている。キヤリパ8のキヤリパ本体22の外
面の一部には、第1図に図示するキヤリパ本体と
同様にパツド点検口32が形成され、更に、矢印
38で示す車輪(タイヤ10及びホイール12か
ら構成される)の回転方向に見てこの点検口32
の上流側に堆積物除去用突起36が形成されてい
る。この突起36は、外方に向つて、即ちホイー
ル12の内周面に向かつて突出し且つこの点検口
32の全幅にわたつて形成されている。
デイスクブレーキ装置2′のその他の構成は第
1図に図示する公知のデイスクブレーキ装置と実
質上同一であるため、その説明を省略する。
次に、本考案に従つて構成されたデイスクブレ
ーキ装置2′の作用効果について説明すると、車
輌の走行時にホイール12の内周面に土、砂利等
の堆積物が堆積しその量が所定量以上になると、
ホイール12の回転に伴なつてこの堆積物がキヤ
リパ本体22の堆積物除去用突起36に接触して
削り取られ、削り取られた土、砂利等がその自重
により地面に落下する。かくして、ホイール12
の内周面の堆積物は、その量が所定量以上になる
と自動的に削り落されるため、従来のように、堆
積物がキヤリパ本体22の点検口32の縁部に接
触して点検口32から内部に侵入するのを未然に
防止することができる。
尚、本考案において、この突起36により削り
落された土、砂利等が点検口32から内部に進入
するのを防止するために、この突起36を車輪の
回転方向に見て点検口32より上流側に設けるの
が好ましい。
以上本考案を第2図に図示する好適具体例に基
づいて説明したけれども、本考案はかかる具体例
に限定されるものではなく、点検口を有する種々
の型のデイスクブレーキ装置に適用することがで
きる。
以上詳細に説明したように、本考案によれば、
パツド点検口に関連して堆積物除去用突起を設け
たために、ホイールの内周面に堆積した土、砂利
等の堆積物をこの突起によつて自動的に削り落す
ことができ、従来のようにこの堆積物がキヤリパ
本体の点検口の縁部に接触して内部に侵入するの
を未然に防止することができる。
また、突起を設けるという極めて簡単な構成で
もつて、土、砂利等の侵入を防止することがで
き、しかもパツド等における放熱性を従来に比し
て損うことがないため実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のデイスクブレーキ装置を図示
する一部切欠いた断面図。第2図は、本考案に従
つて構成されたデイスクブレーキ装置の好適具体
例を図示する斜視図。 2及び2′……デイスクブレーキ装置、4……
デイスク、6……パツド、8……キヤリパ、22
……キヤリパ本体、32……点検口、36……堆
積物除去用突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪と一体に回動するデイスクと、該デイスク
    の回動を制動するパツドと、該パツドを支持する
    キヤリパ本体を具備し、該キヤリパ本体には、パ
    ツド点検口の全幅に渡つて、ホイールの内面に付
    着した堆積物を除去するための堆積物除去用突起
    が設けられているデイスクブレーキ装置。
JP2491482U 1982-02-25 1982-02-25 デイスクブレ−キ装置 Granted JPS58129342U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2491482U JPS58129342U (ja) 1982-02-25 1982-02-25 デイスクブレ−キ装置

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JP2491482U JPS58129342U (ja) 1982-02-25 1982-02-25 デイスクブレ−キ装置

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JPS58129342U JPS58129342U (ja) 1983-09-01
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JP2491482U Granted JPS58129342U (ja) 1982-02-25 1982-02-25 デイスクブレ−キ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4992768B2 (ja) * 2008-03-10 2012-08-08 本田技研工業株式会社 ディスクブレーキ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54163429U (ja) * 1978-05-08 1979-11-15

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JPS58129342U (ja) 1983-09-01

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