JP2001182765A - ディスクロータ - Google Patents

ディスクロータ

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JP2001182765A
JP2001182765A JP36616499A JP36616499A JP2001182765A JP 2001182765 A JP2001182765 A JP 2001182765A JP 36616499 A JP36616499 A JP 36616499A JP 36616499 A JP36616499 A JP 36616499A JP 2001182765 A JP2001182765 A JP 2001182765A
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disk rotor
hat
ring
sliding portion
fluctuation
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Juichi Shibatani
寿一 柴谷
Toshitaka Suga
登志隆 須賀
Takahisa Wada
孝久 和田
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Aisin Takaoka Co Ltd
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Takaoka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクロータの摺動部での面振変動に起因
するブレーキ鳴きを効果的に低減を図ること。 【解決手段】 制動時に摩擦パッドによって挟持される
環状の摺動部11aと、この摺動部11aの内周部位に
連設されて軸方向に延び先端に設けた内向フランジ11
b1にてホイールハブに固定される円筒形状のハット部
11bとを備えてなるディスクロータ10において、ハ
ット部11bの外周にリング12を装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装備される
ディスクブレーキ装置の一構成部品であるディスクロー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクロータの一つとして、制動時に
摩擦パッドによって挟持される環状の摺動部と、この摺
動部の内周部位に連設されて軸方向に延び先端に設けた
内向フランジにてホイールハブに固定される円筒形状の
ハット部とを備えたものがあり、例えば特開平7−12
151号公報に示されている。
【0003】上記した公報には、ディスクブレーキ装置
の制動時にディスクロータの振動に起因して発生するブ
レーキ鳴き(不快なブレーキ音)の要因が詳細に示され
ていて、制動時にはディスクロータの摺動部に摺動部縦
振動共振に起因する板厚変動現象(粗密変動現象)とこ
れに伴う面振変動現象が表れること、及び面振変動がブ
レーキ鳴きの主要因の一つであることが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報に示され
ているディスクロータにおいては、ディスクロータにお
けるハット部の円筒状縦壁部(上記公報では摺動部とハ
ット部とを連設する円筒状の縦壁部と記載されている)
に剛性低下部(例えば、連設部の内周または外周に設け
た環状溝、縦壁部に軸方向に沿って形成した複数のスリ
ット、連設部に周方向に沿って形成したスリット等)を
設けて、面振変動現象の発生を防止するようにしてい
る。このため、強度的に不利であることは勿論のこと、
摺動部での板厚変動現象が種々な要因により変わるよう
な場合に、剛性低下度合を容易に変更することができな
くて、摺動部での面振変動に起因するブレーキ鳴きを効
果的に低減することができないことがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、制動時に摩擦パッド
によって挟持される環状の摺動部と、この摺動部の内周
部位に連設されて軸方向に延び先端に設けた内向フラン
ジにてホイールハブに固定される円筒形状のハット部と
を備えてなるディスクロータにおいて、前記ハット部の
外周または内周にリングを装着したことに特徴がある。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明によるディスクロータにお
いては、摺動部の内周部位に連設されたハット部の剛性
をリングによって高めることができて、ハット部の強度
アップを図ることができることは勿論のこと、ハット部
の剛性アップにより摺動部での面振変動の主要因である
板厚変動を抑制することができて、ハット部における摺
動部との連設部位を起点とする面振変動現象の発生を抑
制することができるとともに、ハット部とリングとの板
間接触摩擦による減衰効果により、摺動部での面振変動
に起因するブレーキ鳴きを効果的に低減することができ
る。
【0007】また、本発明によるディスクロータにおい
ては、ハット部の外周または内周にリングを装着して実
施するものであるため、摺動部での板厚変動現象が種々
な要因により変わるような場合においても、最適なリン
グ(例えば、素材や径方向寸法や軸方向寸法等が異なる
リング)を採用することにより、ハット部の剛性を容易
に変更設定することができて、摺動部での面振変動に起
因するブレーキ鳴きを容易かつ効果的に低減することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明によるデ
ィスクロータの一実施形態を示していて、このディスク
ロータ10は、ロータ本体11とリング12(図1にお
いてもハッチングを施してある)によって構成されてい
る。ロータ本体11は、周知のように鋳造成形した後に
機械加工して作られており、環状の摺動部11aと、こ
の摺動部11aの内周部位に連設された円筒形状のハッ
ト部11bによって構成されている。
【0009】摺動部11aは、周知のように制動時に対
の摩擦パッド(図示省略)によって挟持されるものであ
り、所定の肉厚で形成されている。ハット部11bは、
摺動部11aの内周部位に連設されて軸方向に延びてい
て、先端に設けた内向フランジ11b1にてホイールハ
ブ(図示省略)に固定されるようになっており、内向フ
ランジ11b1には一対2個の位置決用ピン孔11b2
が設けられるとともに5個のスタッドボルト挿通孔11
b3が設けられている。
【0010】リング12は、所定肉厚の鋼管によって所
定の軸方向寸法に形成されており、ハット部11bの略
全長外周に嵌合によって装着されていて、ロータ本体1
1と一体的に回転するようになっている。このリング1
2は、例えば、素材や径方向寸法(肉厚)や軸方向寸法
等が異なるリングと交換可能となっていて、ハット部1
1bの剛性を容易に変更設定することが可能となってい
る。
【0011】上記のように構成した本実施形態のディス
クロータ10においては、摺動部11aの内周部位に連
設されたハット部11bの剛性をリング12によって高
めることができて、ハット部11bの強度アップを図る
ことができることは勿論のこと、ハット部11bの剛性
アップにより摺動部11aでの面振変動の主要因である
板厚変動を抑制することができて、ハット部11bにお
ける摺動部11aとの連設部位を起点とする面振変動現
象の発生を抑制することができるとともに、ハット部1
1bとリング12との板間接触摩擦による減衰効果によ
り、摺動部11aでの面振変動に起因するブレーキ鳴き
を効果的に低減することができる。
【0012】また、本実施形態のディスクロータ10に
おいては、ロータ本体11におけるハット部11bの外
周にリング12を装着して実施するものであるため、摺
動部11aでの板厚変動現象が種々な要因により変わる
ような場合においても、最適なリング12(例えば、素
材や径方向寸法や軸方向寸法等が異なるリング)を採用
することにより、ハット部11bの剛性を容易に変更設
定することができて、摺動部11aでの面振変動に起因
するブレーキ鳴きを容易かつ効果的に低減することがで
きる。
【0013】上記実施形態においては、シングル形式
(摺動部11aが中実構造のもの)のディスクロータに
本発明を実施したが、ベンチレーテッド形式(摺動部の
内部に通気孔を有するもの)のディスクロータにも同様
に実施できるものである。また、上記実施形態において
は、ハット部11bの外周にリング12を設けて実施し
たが、ハット部11bの内周にリングを設けて実施する
ことも可能である。また、上記実施形態においては、単
なる円筒形状のリング12を採用して実施したが、リン
グ12の形状は上記実施形態に限らず種々な形状のもの
が採用可能であり、例えば周壁に適宜な溝や切欠等を有
するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディスクロータの一実施形態を
示す平面図である。
【図2】 図1に示したディスクロータの2−2線に沿
った断面図である。
【符号の説明】
10…ディスクロータ、11…ロータ本体、11a…摺
動部、11b…ハット部、11b1…内向フランジ、1
2…リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須賀 登志隆 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 和田 孝久 愛知県豊田市高丘新町天王1番地 アイシ ン高丘株式会社内 Fターム(参考) 3J058 BA21 BA23 CB12 CB22 EA03 FA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制動時に摩擦パッドによって挟持される
    環状の摺動部と、この摺動部の内周部位に連設されて軸
    方向に延び先端に設けた内向フランジにてホイールハブ
    に固定される円筒形状のハット部とを備えてなるディス
    クロータにおいて、前記ハット部の外周または内周にリ
    ングを装着したことを特徴とするディスクロータ。
JP36616499A 1999-12-24 1999-12-24 ディスクロータ Expired - Fee Related JP4270697B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006002984A1 (de) * 2006-01-21 2007-08-02 Bayerische Motoren Werke Ag Innenbelüftete Bremsscheibe mit gelochten Reibringen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006002984A1 (de) * 2006-01-21 2007-08-02 Bayerische Motoren Werke Ag Innenbelüftete Bremsscheibe mit gelochten Reibringen

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