JPS5819613Y2 - 歯車変速装置のシフト機構 - Google Patents

歯車変速装置のシフト機構

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Publication number
JPS5819613Y2
JPS5819613Y2 JP4542378U JP4542378U JPS5819613Y2 JP S5819613 Y2 JPS5819613 Y2 JP S5819613Y2 JP 4542378 U JP4542378 U JP 4542378U JP 4542378 U JP4542378 U JP 4542378U JP S5819613 Y2 JPS5819613 Y2 JP S5819613Y2
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JP
Japan
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fork
shafts
head
gear
fork shaft
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JP4542378U
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English (en)
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JPS54148761U (ja
Inventor
井田修一郎
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、歯車変速装置のシフト機構に係り、特に、自
動車用前進5段変速型歯車変速装置に用いるに好適な、
2本のフォークシャフトが1個のフォークヘッドに形式
された2個のフォークシャフト穴にそれぞれ摺動自在に
嵌合され、両フォークシャフトのフォークヘッドに対す
る互いに異なるいずれか一方のみに止め体が設けられ、
さらにフォークヘッドの前記2個のフォークシャフト穴
を連結する溝内に、両フォークシャフトの対向する箇所
に選択的に係合するワンウェイ用ピンが設けられ、2本
のフォークシャフトを互いに反対方向の一方向のみに分
離して移動する歯車変速装置のシフト機構の改良に関す
る。
一般に、同一形式の自動車でも、前進4段変速の実用的
タイプ、オーバートップと称される第5速を追加して高
速走行時のエンジン燃費の経済性を良くすると共にスポ
ーティな運転を可能とした前進5段変速のスポーツタイ
プのもの等がある。
このような同一形式の自動車に用いられる段数の異なる
歯車変速装置を各用途ごとにそれぞれ別個に設計して別
個の製作ラインで製造すると、設計、製作ライン等に要
する手数が極めて煩雑になり、ひいては製作コストも高
くなる。
そのため、最近同一形式の自動車に用いられる歯車変速
装置の基本的な構成は同一にされ、段数の増減は同一製
作ラインによる簡単な部品の追加または削除により行な
い、製作の手数、コストの低下を計ることが提案すれて
いる。
ここにおいて、従来後進変速がリバースアイドラギヤを
動かす選択摺動噛合方式により行われる汎用の前進4段
変速装置のシフト機構は、変速歯車群の歯車列と同列に
3本のフォークシャフトを移動可能に平行配設し、それ
らのフォークシャフトにそれぞれ第1速及び第2速、第
3速及び第4速、並びに後進速の変速噛合を達成するた
めのシフトフォークを設けており、シフトレバ−により
まずフォークシャフトが選択され、次いで選択されたフ
ォークシャフトの前後の軸方向移動に基づき1段の変速
が得られるものである。
そこでこの4段変速装置に第5速がつけ加えられる場合
は、後進速を得る第3番目のフォークシャフトが後進速
のための位置方向移動にのみ用いられ、その他方向の移
動は変速作用を行わず、シフトパターンにお−いてこの
位置がおいている点に着目して、このフォークシャフト
に第5速のための変速段を設けるか、または後進速を得
る第3番目のフォークシャフトが4速段に引き続き第5
速のために用いられ、後進速を得るフォークシャフトは
第4番目として別個に設けることが考えられる。
しかしながら、後者の後進速及び第5速を得るためのフ
ォークシャフトを別々に設ける方法は、シフト列が4列
になるためシフト機構を大幅に変更する必要があり、前
述した歯車変速装置の要求にもはずれ、且つ変速時に変
速の選択を間違いやすく動作も煩雑になる等致命的な欠
陥を有する。
これに対して、前者の後進速を得るフォークシャフトで
第5速も得る方法は、前述の場合と異なり望ましいシフ
トパターンになる。
出願人は、このような望ましいシフトパターンが得られ
る歯車変速装置のシフト機構を既に特願昭45−934
98号で出願してかり、これは、特公昭50−1057
号で出願公告されている。
これは、第1図及び第2図に示されるごとく、変速歯車
群の歯車列に沿って移動可能に配設された複数個のフォ
ークシャフト10,12,14,16(ここで、フォー
クシャフト10は5速用、フォークシャフト12は後進
連用、フォークシャフト14は、1速及び2速用、フォ
ークシャフト16は、3速及び4速用である)が、変速
歯車群の変速噛合を達成するシフトフォーク18、スラ
イディングシフトレバ−20の変速操作運転により所要
のフォークシャフトが選択されるフォークヘッド22を
有する歯車変速装置において、前記複数個のフォークシ
ャフトのうち2本のフォークシャフト10,12を1個
のフォークヘッド22に形成された2個のフォークシャ
フト穴22A、22Bにそれぞれ摺動自在に嵌合し、両
フォークシャフト10.12のフォークヘッド22に対
する互に異なるいずれか一方のみに止め体であるスナッ
プリング24.26を設け、さらに、フォークヘッド2
2の前記2個のフォーシャフト穴22A、22Bを連結
する溝28内に、両フォークシャフト10,12の対向
する凹所10A、12Aに選択的に係合するワンウェイ
用ピン30を設けることにより、2本のフォークシャフ
ト10.12を、互いに反対方向の一方向のみに分離し
て移動できるようにして、フォークシャフト10.12
を利用する一方のシフト動作が他方のシフト動作の無用
な動きと共同することなく別個に行われ、汎用の前進4
段変速装置における後退進のシフト機構に適用された場
合、第5速の変速段が、シフトパターンの後進速と同列
の他方に設けられながら、変速歯車群を変化することな
く簡単に第5速用変速歯車の追加のみで容易に得られる
ようにしたものである。
図に釦いて、30は歯車ケース、31はケースカバー、
32はトップカバー、34はスライディングシフトレバ
−20が軸方向に摺動可能にスプライン嵌合された回転
軸、36は、図示されない垂直方向の軸を中心として揺
動運動し、スライディングシフトレバ−20と係合する
ようにされたセレクトレバー、38は変速歯車である。
このような歯車変速装置のシフト機構においては、フォ
ークシャツ)10,12を支承している部材の大間距離
Aのばらつき、フォークヘッド22のフォークシャフト
穴22A、22B間距離のばらつき、フォークヘッド2
2のフォークシャフト穴22A、22B径りのばらつき
、フォークシャツNO,12径Bit82のばらつき等
を許容するために、フォークヘッド22のフォークシャ
フト穴22A、22Bのいずれか一方の穴径を、前記ば
らつき分だけ大きくしなければならない。
しかし、このフォークシャフト穴径を大きくしすき゛る
と、ワンウェイ用ピン30にごじりを引キ起こして、フ
ォークヘッド22がスムーズに動かなくなる場合がある
さらに、2本のフォークシャツと10,12が違う部材
に支承されているような場合、たとえば、第3図に示す
ことぐ、1本のフォークシャフト12がトランスミッシ
ョン上部のケースカバー31に支承されているのに対し
、もう1本のフォークシャフト10が歯車ケース30に
支承されているような場合には、前記のような構成のフ
ォークヘッド22を用いたのでは、2本のフォークシャ
フトがフォークヘッド22により完全に結合されてしま
うために、歯車変速装置の分解、組み付けが極めて複雑
となるという問題を有する。
本考案は、前記従来の欠点を解消するべくなされたもの
で、ワンウェイ用ピンにこじりが発生してフォークヘッ
ドの動きが悪くなることがなく、また組み付け、分解性
に優れた歯車変速装置のシフト機構を提供することを目
的とする。
本考案は、2本のフォークシャフトが1個のフォークヘ
ッドに形成された2個のフォークシャフト穴にそれぞれ
摺動自在に嵌合され、両フォークシャフトのフォークヘ
ッドに対する互いに異なるいずれか一方のみに止め体が
設けられ、さらに、フォークヘッドの前記2個のフォー
クシャフト穴を連結する溝内に、両フォークシャフトの
対向する凹所に選択的に係合するワンウェイ用ピンが設
けられ、2本のフォークシャフトを互いに反対方向の一
方向にのみ分離して移動する歯車変速装置のシフト機構
に釦いて、前記フォークヘッドのフォークシャフト穴の
いずれか一方を、フォークシャフトが径方向から着脱可
能な開放形形状とすることにより、前記目的を達成した
ものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する
本考案の第1実施例は、第4図に示す如く、第1図に示
される従来例と同様な歯車変速装置に本考案を適用した
もので、フォークヘッド40のフォークシャツN O,
12が挿通される2個のフォークシャフト穴40A、4
0Bの内、操作側から遠いフォークシャフト穴40Aを
水平方向に開放したものである。
曲の点については前記従来例と同様であるので説明は省
略する。
このようにフォークヘッド40の一方のフォークシャフ
ト穴を開放することにより、各部の加工上のばらつきに
よって生じる寸法誤差は確実に吸収され、ワンウェイ用
ピン30にこじりが発生してフォークヘッド40の動き
が悪くなることはない。
また、フォークシャフト10を組み付ける際に、軸方向
からフォークシャフト穴40Aに挿通させる必要がなく
、径方向から組みつげることができるため、組み付け、
分解性にも優れている。
本、考案を、第3図に示される従来例に適用した第2実
施例を第5図に示す。
本実施例においてもフォークヘッド42の、フォークシ
ャフト10゜12が挿通される2個のフォークシャフト
穴42A。
42Bの内、操作側から遠いフォークシャフト穴42A
が、フォークヘッド42の長手方向に開放されている。
他の点については前記従来例と同様であるので説明を省
略する。
本実施例においても、各部の加工上のばらつきによって
生じる寸法誤差かフォークヘッド42の開放部によって
吸収されるため、ワンウェイ用ピン30にこじりが発生
してフォークヘッド40の動きが悪くなることはない。
また、歯車ケース30とケースカバー31が、フォーク
ヘッド42により、完全に結合されてしまうことがない
ため、歯車変速装置の分解、組み付は性が極めて向上す
る。
なお、本実施例においてはいずれも、フォークシャフト
穴の操作側から遠い方を開放しているため、ワンウェイ
用ピンのこじりが特に少ない。
iお、この開放端は前記実施例に限定されず、組み付は
方向に応じて他方のフォークシャフト穴を開放すること
も可能である。
又、前記実施例に釦いては、いずれも、フォークヘッド
をフォークシャフトに止める止め体がスナップリングに
限定されない。
なお、前記実施例は、本考案を自動車用歯車変速装置に
適用したものであるが、本考案の適用範囲はこれに限定
されず、一般の歯車変速装置に適用できることは明らか
である。
以上説明したとおり、本考案は、2本のフォークシャフ
トが1個のフォークヘッドに形成された2個のフォーク
シャフト穴にそれぞれ摺動自在に嵌合され、両フォーク
シャフトのフォークヘッドに対する互いに異なるいずれ
か一方のみに止め体が設けられ、さらに、フォークヘッ
ドの前記2個のフォークシャフト穴を連結する溝内に、
両フォークシャフトの対向する凹所に選択的に係合する
ワンウェイ用ピンが設けられ、2本のフォークシャフト
を互いに反対方向の一方向にのみ分離して移動する歯車
変速装置のシフト機構において、前記フォークヘッドの
フォークシャフト穴のいずれか一方を、フォークシャフ
トが径方向から着脱可能な開放形形状としたので、各部
の加工上のばらつきを確実に吸収でき、ワンウェイ用ピ
ンにこじりが発生してフォークヘッドの動きが悪くなる
ことはない。
やた、歯車変速装置の組み付け、分解が容易に行える等
の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の歯車変速装置のシフト機構の1例を示
す横断面図、第2図は、第1図の■−■線に沿う断面図
、第3図は、同じ〈従来の歯車変速装置のシフト機構の
他の例を示す横断面図、第4図は、本考案に係る歯車変
速装置のシフト機構の第1実施例を示す横断面図、第5
図は、同じく第2実施例を示す横断面図である。 10.12・・・フォークシャフト、10A、12A・
・・凹所、20・・・スライディングシフトレバ−24
,26・・・スナップリング、28・・・溝、29・・
・ワンウェイ用ピン、40,42・・・フォークヘッド
、40A。 40B。 42A、42B・・・フォークシャ フト穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2本のフォークシャフトが1個のフォークヘッドに形式
    された2個のフォークシャフト穴にそれぞれ摺動自在に
    嵌合され、両フォークシャフトのフォークヘッドに対す
    る互いに異なるいずれか一方のみに止め体が設けられ、
    さらに、フォークヘッドの前記2個のフォークシャフト
    穴を連結する溝内に、両フォークシャフトの対向する凹
    所に選択的に係合するワンウェイ用ピンが設けられ、2
    本のフォークシャフトを互いに反対方向の一方向にのみ
    分離して移動する歯車変速装置のシフト機構において、
    前記フォークヘッドのフォークシャフト穴のいずれか一
    方を、フォークシャフトが径方向から着脱可能な開放形
    形状としたことを特徴とする歯車変速装置のシフト機部
JP4542378U 1978-04-06 1978-04-06 歯車変速装置のシフト機構 Expired JPS5819613Y2 (ja)

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JPS54148761U JPS54148761U (ja) 1979-10-16
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