JPS58190820A - 無水ホウフツ化リチウムの製法 - Google Patents

無水ホウフツ化リチウムの製法

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JPS58190820A
JPS58190820A JP7081682A JP7081682A JPS58190820A JP S58190820 A JPS58190820 A JP S58190820A JP 7081682 A JP7081682 A JP 7081682A JP 7081682 A JP7081682 A JP 7081682A JP S58190820 A JPS58190820 A JP S58190820A
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JP
Japan
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lithium
lithium borofluoride
borofluoride
monohydrate
lower alcohol
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JP7081682A
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English (en)
Inventor
Koji Tamura
公司 田村
Kazuo Okamura
和夫 岡村
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Daikin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無水ホウフッ化リチウムの製法に関し、更に
詳しくは水分含量が500 ppm以下のホウフッ化リ
チウムの製法に関する。
ホウフッ化リチウムは、リチウム−フッ化炭素電池の電
解質として有用であり、高度に無水であ、ることか要求
されている。
従来、ホウフッ化リチウムの製法として、大別して非水
溶液法、水溶液法および気相法の3方法が知られている
。非水溶液法は、フッ化リチウムを酢酸エチルなどの有
機溶液に懸濁分散し、三フッ化ホウ素を作用させてホウ
フッ化リチウムを生成させ、反応混合物を沖過し、有機
溶媒を除去してホウフッ化リチウムを得る方法である。
また、気相法は、たとえば300℃の高温で炭酸リチウ
ムと三フッ化ホウ素を作用させてホウフッ化リチウムを
合成する方法である。これらは、いずれも三フッ化ポウ
素を使用する点で、経済的な不利はまぬがれない。
一方、水溶液法は、ホウ酸にフッ化水素水溶液および炭
酸リチウムを作用させてホウフッ化リチウム水溶液を得
、これから水を留去する方法である。この方法は、三フ
ッ化ホウ素を使用しない点で前記2方法より経済的であ
る。三フッ化ホウ素を使用することは、三フッ化ホウ素
がホウ砂とフッ化水素、更に濃硫酸との反応によって製
造されることから、1工程を余分に要することになり、
このことが経済的に前記2方法を不利にしている。
しかしながら、公知の水溶液法は経済的に有利であるも
のの、水分含量が500 ppm以下のホウフッ化リチ
ウムは得られず、たとえ乾燥を行なっても水分含量は2
oooppm以下にならない。たとえば、ホウフッ化リ
チウム水溶液から減圧下に水ヲ除去してホウフッ化リチ
ウム・1水和物とし、これを2〜3TraHgの減圧下
、100℃で8時間水を留去しても水分含量は2000
 ppmであり、更に8時間継続しても水分含量は2 
Q 00 PP”である。
ソヴイエト連邦特許第51.7563号には、ホウフッ
化水素酸水溶液を炭酸リチウムで中和し、得られたホウ
フッ化リチウム水溶液から水を蒸発させて70%にまで
濃縮し、これを冷却してホウフッ化リチウム・1水和物
を析出させ、この結晶を100〜160℃、5g14g
で減圧乾燥してホウフッ化リチウムを得ることが記載さ
れている。
また、この特許には、フッ化水素酸とホウ酸とを反応さ
せて得られるホウフッ化水素酸水溶液を炭酸リチウムで
処理し、反応混合物を乾固し、残渣をエタノールで抽出
し、沖過した後、透明溶液からエタノールを留去して無
水ホウフッ化リチウムを得ることが記載されている。し
かしながら同特許に記載されている様に、この方法では
高品質の製品が得られない。すなわち、収率は80%以
下であり、製品の主成分含量は95%以下である。
本発明の目的は、高度に無水のホウフッ化リチウムを製
造する方法を提供することである。
この目的は、ホウフッ化リチウム、1永和物の低級アル
コール溶液から水を低級アルコールとともに留去するこ
とにより達成される。
これにより、水分含量が500 ppm以下のホウフッ
化リチウムを得ることができ、既知の水溶液法と組み合
わせることにより、経済的に無水ホウフッ化リチウムを
製造することができる。
ハ る。ホウフッ化リチウムの溶解能が大きく、また比較的
沸点が低い他の各種有機溶媒、たとえばアセトン、酢酸
エチル、アセトニトリル、テトラヒドロフランなどでは
、目的物中の水分が数千PPm残留して500 ppm
以下に減少することはできず、本発明と同等の効果は得
られない。
ホウフッ化リチウム・1水和物は、既知の方法により調
製することができ、たとえばホウフッ化水素酸水溶液を
炭酸リチウムで中和し、得られたホウフッ化リチウム水
溶液を55〜75%に濃縮し、これを冷却してホウフッ
化リチウム・1永和物を析出させる。
本発明で用いるホウフッ化リチウム・1水和物には、こ
れを真空加熱法などによりさらに脱水して得られる1水
和物と無水物との混合物も包含される。
低級アルコールとしては、炭素数1〜4のアルコール、
たとえばメタノール、エタノール、プロパツール、ブタ
ノールなどが用いられる。しかしながら、一般に炭素数
が多くなる程沸点が高くなり、留去が困難となる。また
親水性が減少し、ホウフッ化リチウムの溶解度が減少す
るため、溶解時に多量のアルコールを必要とする。
無水ホウフッ化〆リチウムの各種アルコールへの溶解度
および各種アルコールの沸点は下表の通りである。ホウ
フッ化2リチウム・1水和物の溶解度(無水物に換算し
て)は、これらにほぼ等しい。
従って、特に望ましい低級アルコールは、メタノール、
エタノール、インプロパツール、H−プロパツールであ
る。
低級アルコールの使用量は、ホウフッ化リチウム・1水
和物を溶解するのに必要な量で十分である。
ホウフッ化リチウム・1水和物のアルコール溶液′から
は、沖過してフッ化リチウムなどの不純物を除去するこ
ともできる。
アルコールとともに水を留去する場合、少なくとも10
0℃の温度で行なうのが望ましい。また、温度が高すぎ
るとホウフッ化リチウムの熱分解が起こるため、160
℃を越えない温度で行なう。
アルコールは塩を溶解して蒸気圧が低下しているので、
常圧では留去か困難な場合が多く、通常減圧下で留去を
行ない、留去が進行するに従い真空度を上げ、最終的に
、たとえば130℃では高くとも30m+++Hgにす
る。
得られたホウフッ化リチウムは水を500 ppm以下
しか含有しておらす、リチウム−フッ化炭素電池の電解
質として非常に有利である。また、加熱するとフッ化リ
チウムと三フッ化ホウ素に分解するので三フフ化ホウ素
の給源としても有用である。
次に実施例および比較例を示し、本発明の詳細な説明す
る。なお、水分の分析は、カールフィッシャー法によっ
て行なった。
実施例1 ホウフッ化リチウム・1水和物30gをメタノール25
gに溶解し、不溶解物を沖去した。ρ液を100m1ナ
ス型フラスコに仕込み、ロータリーエバポレータにより
、100℃に加熱してメタノールおよび水を留去した。
この間、徐々に減圧して15分後に20mmHgとした
。最終的に130℃で2時間減圧留去を行なって、ホウ
フッ化ナトリウム25gを得た。このものの水分は0.
03%(30Q ppm )であった。
実施例2 メタノールの代りにイソプロパツール609を用いる以
外は実施例1と同様の手順を繰り返して水分200 p
pmのホウフッ化リチウム25pを得た。
比較例1 100dナス型フラスコにホウフッ化リチウム・1水和
物30gを仕込み、2 rran Hgの減圧下、11
0℃で5時間、さらに150℃で5時間加熱した。水分
は2000 PPmであった。これをさらニ150℃で
5時間加熱したが、水分は2000PPm以下には減少
しなかった。
実施例3 比較例1で得た水分2000 ppmのホウフッ化リチ
ウム25.9をメタノール30gに溶解し、以下、実施
例1と同様に処理したところ、水分3゜o ppmのホ
ウフッ化リチウム23.9が得られた。
実施例4 比較例1において110 ℃で5時間加熱した後のホウ
フッ化リチウム25g(水分3.4%)をメタノール3
0gに溶解し、以下実施例1と同様に処理したところ水
分300 ppmのホウフッ化リチウム22.9が得ら
れた。
特許出願人 ダイキン工業株式会社 代 理 人 弁理士 青 山 葆(はが2名)手 続 
補 正 書 く自発) 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和5′7年特許願第(’) 7 (18] 66号2
発明の名称 無水ホウフッ化リチウムの製法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪府大阪市北区梅田1丁旧2番39号新阪急ビ
ル 名称 (285)  ダイキン工業株式会社代表者 山
 [[l  稔 5、補正命令のEl伺; (自 発) 6、補正の対象 明細書の1発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容   ゛ 明細書発明の詳細な説明の欄中、次の個所を補正します
(1)1頁13行および4負10行、[5(i f’l
 111116以下1の次に「、純度98%以−L、l
を挿入。
(2)1頁17行、Iることか1を1−リ、純度が高い
ことか」と訂正。
(3)2頁11行、[および1を[を作用させ、その後
さらに1と訂正。
(4)3頁3〜4行、1−減圧下に水を除去しで1を[
水を蒸発させて濃縮し1、これを冷却して1と訂IF。
(5)4頁5行、[無水1の次に1−で高純度1を挿入
(6)5頁末2行、1−無水ホウフッ化リチウム1の次
に[およびホウ7ツ化リチウム・1水塩−1を挿入。
(7)  Fil〜3行、[−ホウフッ化リチウム・1
水和物・・・・・・はぼ等しい。1を削除。
(8)  (5頁表中、1−溶解度(g/l0k)、1
の欄を次の2− とおり訂正。
(9)’?頁末4行、1行なった。1の次に改行して[
なお本明細書においてl]1)Illまたは%は、特に
指示しない限り重量ppl+1または重量%を意味する
。1を挿入。
(10) 8頁7行、f’(3(’、1 (’l l]
囲)」の次に[、純度99.6%1を挿入。
(II)8頁11行、120・011′p+n lの次
に[、純度9)J、2%]を挿入。
(+2) 9頁3〜4行、l’ 3001]1)lll
jの次に[、純度9 !’3 、4%」を挿入。
(13)9頁9行、[30(’、)囲町1の次に[、純
度呈1〕。
3−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ホウフッ化リチウム・1水和物の低級アルコール溶
    液から水を低級アルコールとともに留去することを特徴
    とする無水ホウフッ化リチウムの製法。 2、  低級アルコールが炭素数1〜4のアルコールで
    ある特許請求の範囲第1項記載の製法。
JP7081682A 1982-04-26 1982-04-26 無水ホウフツ化リチウムの製法 Pending JPS58190820A (ja)

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