JPS58190443A - サウナ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、サウナ装置に関するものであり、とくに一定
の遠赤外線を内部に放射し、かつ、空気温度を均一にす
ることができる温度調節機構を備えた家庭用サウナ装置
に関するものである。

従来のボックス型の家庭用サウナ装置の温度調節機構は
、第１図に示すようにサウナボックスａ内に内蔵したヒ
ータｂをオンオフすることによりボックス内の空気の温
度を一定にすべく制御する機構からなっている。

しかし、上記の従来のサウナ装置においＣは、ボックス
内に自然対流により生ずる温度分布により上下に大きな
温度差が生じ、第２図に示すように、上部の温度が高く
なって頭部が熱せられ過ぎ、下部が比較的低温になって
足部が温められ難いという問題があった。

また、ヒータの制御によりボックス内の空気の＃Ａ麿を
制御していたため、本来一定でよい筈のヒータからのふ
く射エネルギがヒータのオンオフに合わせて変動し、サ
ウナ浴中の人に不快感を与えるという欠点があった。

また、ボックス内の゛空気は、外気との交換がないため
ボックス内に人が入って時間が経過していくと炭酸ガス
の量が増大していき、健康上好ましくないという欠点が
あった。

さらに、使用を開始する際、各種の機材より加熱による
多少の蒸発分子があり、においの原因となっていた。

本発明は、以上の欠点を解消するために、ボックス内の
空気温度を均一にし、ヒータのふくＩＦＪＩネルギの変
動もなくし、かつボックス内のエアを新気と交換するこ
との可能なり一つナ装置を提供することを目的とする。

この目的を達成するために、本発明のサウナ装置におい
ては、ヒータを有するサウナホックスにエア供給経路と
エア排出経路とが設けられＣおり、両経路間には熱交換
器が設けられＣいる。この構造によって、内部の高温の
エアは徐々に外気の新気と取り換えられ、このためボッ
クス内の自然対流による温度差が緩和され、か　　　　
！つ炭酸ガス、におい等が除去される。また、排出エア
と吸気エアとの間の熱交換によって適度に温まった新気
をボックス内に供給でき、かつこの供給エア量を制御す
ることによってボックス内のエアの温度を制御できるの
で、従来のようにボックス内のヒータのオンオフによっ
てボックス内のエアの温度を一定に保つ必要はなく、し
たがってヒータのオンオフは不必要となり、ふく射Ｔネ
ルギの変動がなくなり、快適なりウナ浴を楽しむことが
できることとなる。

以下に、本発明のサウナ装置の望ましい実施例を図面を
参照しながら説明する。

第３図は本発明の一実施例に係る家庭用サウナ装置のシ
ステムを示している。図中１はサウナボックスで、固定
式ボックスからなっていても、あるいは折りたたみ式ボ
ックスからなっていてもよい。ボックス１の内部には遠
赤外線ヒータ２が設置されている。このヒータ２は、通
常、ポック・スの背板に設けられたバックヒータと、前
板の両側に設けられるフロントヒータとからなるが、必
要に応じてその他の種類のヒータ、たとえば面状ヒータ
等から構成されていてもよい。

ボックス１の下部にはエア供給経路３が接続され、ボッ
クス１の上部にはエア排出経路４が接続されている。こ
れらエア供給経路３とエア排出経路４とは熱交換器５を
介してＵいに熱交換可能となっている。熱交換器５は通
常のガス−ガス交換の熱交換器であっても、またピー１
〜パイプを用いたような熱交換器であってもよい。

そして、エア供給経路３の一端は直接的にまたは熱交換
器５を介して間接的に外気に連通しており、また同様に
エア排出経路４の一端も直接的または間接的に外気に連
通している。

エア供給経路３の途中には、外気からエアボックス１側
に外気を流すエアポンプ６が配設されており、回転数は
可変であるがサウナ使用時には常時回転しており、常に
新鮮な外気をサウナボックス１内に供給している。また
、望ましくはエア供給経路３には、温度センサ７が取付
けられており、この出力信号はコントローラ８に送られ
て、コントローラ８の出力によりエアポンプ６の回転数
、したがってエアの供給層が］ントロールされるように
なっている。なお９はボックス内のヒータに電気エネル
ギを供給する電気回路トの別のコントローラを示してい
る。

また、第３図において、エア供給経路３およびエア排出
経路４はサウナボックス１の外部に配設されたダクトか
ら構成されていてもよい。

さらにエア供給経路３およびエア排出経路４はサウナボ
ックス１の外部に配設されたちの以外に、サウナボック
ス１内体の壁を全体的にまたは部分的に中空にし゛て、
またはサウナボックス１の壁の中にダクトまたは管を埋
入して、ボックスの壁自体を経路として使用したものか
ら成っていてもよい。

第３図において、サウナボックス１の内部の下部にはエ
ア分配板１０が設けられている。このエア分配板１０は
、第４図に示すように格子にスポンジ状の板材を張り付
けたもの、あるいは第５図のように板材に多数の通気孔
を設けたもの等が用いられ、ボックス１内に均等にエア
を供給する機能を架している。エア分配板１０は、第６
図に示すように多数の孔を穿設されたパイプ、ダクト１
１によって代替されてもよく、この場合はエア供給経路
３はそのパイプまたはダクト１１に接続される。さらに
、エアの取出口にも第６図に示すように多数の孔を穿設
したパイプ、ダクト１２が用いられてもよく、この場合
はエア排出経路４はこのパイプ、ダクト１２に接続され
る。

第７図は本発明の別の実施例を示している。

本実施例においては、エア供給経路３にエアフィルタ１
３が取付けられており、外気をサウナボックス１内に導
入する前にエアを清浄化している。その他の構成は前記
の実施例に準じる。

第８図は本発明のさらに別の実施例を示している。本実
施例においては、エア供給経路３に加湿器１４が取付け
られている。加湿器１４は逆に除湿器１５であってもよ
い。加湿器または除湿器の設置は、尋人外気の湿度調整
用に設けられるものである。

第９図は本発明のさらに別の実施例を示している。本実
施例では、エア供給経路３にさらにサブヒータ１６が取
付けられている。このサブヒータ１６はメインヒータ２
とは独立に作動可能になっている。

これらの実施例においては、何れの実施例においても、
必要に応じてサウナボックス１に、サウナボックス１の
上部のエアをサウナボックス１の下部に循環させる循環
経路１７が設けられてもよい。循環経路１７にはファン
１８が取付けられ、所定のスピードでエアを循環させる
。

循環経路１７は第３図に示すようにサウナボックス１の
外側に配設されたものであってもよいし、または図示は
省略したが筒型のダクト、パイプ内に上から下に向けて
エアを送るファンを仕組んだものをサウナボックス１内
に取付けたものから構成されていてもよい。

上記の種々の実施例におけるサウナ装置の作動は次に示
す通りである。

まずメインヒータ２は任意の遠赤外線の放射エネルギを
発するように一つのコントローラ９で制御される。すな
わら、従来のようにボックス１内の温度の変化に応じて
制御されることはない。

ヒータ２の加熱により加熱された空気はボックス１内で
上部に上昇し、エア排出経路４を通って外部に放出され
る。同時に外気は熱交換器５を通ってエア供給経路３よ
リサウナボックス１内に入る。この際、熱交換器５で排
気と新気の熱交換が行なわれ、新気の温度は上昇される
。

また、この間の空気の移動は小さなエアポンプ６により
行なわれる。これは空気の粘性により抵抗があるために
、自然循環のみに頼ることなく強制的にエアを送り込む
ようにしであるからである。当然のことながら、このエ
アポンプ６をコント０−ルすることによって空気の移動
社とボックス１内の温度は変化される。すなわち、ゆっ
くり空気を移動させるとボックス１内の温度は上昇し、
早く移動させると温度は低（なり、極限は外気と同温ま
で下げ得る。空気の移動量と温度の制御は、温度センサ
７の出力をコントローラ８を介してエアポンプ６の回転
にフィードバックさせることにより行なわれる。

すなわちヒータ２は前述したように一定の放射エネルギ
を与えるので、空気の温度は空気の流量を変化させるこ
とにより第１０図の曲線ＡないしＦのように変化する。

流量を０に近づけると、ボックス１から外部への熱エネ
ルギロスが０に近づくのでボックス１内温度は一定の勾
配で上昇していき、曲線Ｅに近づいていく。逆に流量を
早くすると、ボックス内空気瀉度は外気と同じ温度レベ
ルに近づべので、曲線Ａに近づいていく。したがって、
流量を変えることによりボックス１内温度をＡ−Ｅ間の
任意の温度に設定できることになる。

上記において、エア供給経路３にフィルタ１３を設け・
ればエアは清浄化され、加湿器１４、除湿器１５を設け
ると湿度が適度に調節できる。

さらにサブヒータ１６を作動させれば第１１図に示すよ
うにボックス１内の空気温度を速やかに上昇させること
ができる。すなわち、第１１図において、実線Ｆをメイ
ンヒータ２の温度上昇曲線、破線Ｇをサブヒータ１６の
温度上昇曲線とすれば、メインヒータ２のみのときのボ
ックス１内の空気温喰、Ｆ昇曲線である二点鎖線Ｈは、
サブヒータ１６を作動させることにより、一点鎖線Ｉで
示したように急激に立上がることになり、速やかにサウ
ナボックス１内を定常使用状態にすることができる。

上記のエア供給によりサウナボックス１内に相当のエア
の流動ができるのでエア内の温度は上部、下部において
ほとんど差がなくなる。しかし、さらに上部と下部との
温度差をなくそうとすれば、ファン１８を作動させて循
環経路１７を通してＦ部の温度の高い空気を強制的に下
部に循環させてやればよい。このようにすることによっ
て、はぼ完全に上下の空気の温度差をなくすことができ
る。

以上の通りであるから、本発明のサウナ装置によるとき
は、つぎの効果が得られる。

まず、サウナボックスにエア供給経路とエア排出経路と
を設け、両者を熱交換させるようにしたので、サウナボ
ックス上部の高温のエアが排出され下部に温めたエアが
供給され、かつボックス内に“１アの流動が生じ、ボッ
クス内の−Ｌ下の温度差は抑制され、上下方向にほぼ均
一の温度分布が得られ、健康によいかつ快適なサウナを
提供できる。

また、メインヒータの制御がサウナボックス内の空気温
度を基準にして行なわれないので、ヒータからのふく射
エネルギの変動が抑制され、放射エネルギ変動に基づく
不快感を除去できる。

また、サウナボックス内の空気は常に適量外気と交換さ
れるので、炭酸ガス量が大きく増加することはなく、健
康上好ましいサウナを提供できる。

さらに、サウナボックス内の空気の交換により、サウナ
ボックス内のにおいの問題も除去され、サウナ浴をより
快適なものにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のサウナ装置の概略構成図、第２図は第１
図のサウナ装置の温度分布図、第３図は本発明の一実施
例に係るサウナ装置の系統図、 第４図は第３図の装置に使用可能なエア分配板の斜視図
、 第５図は別の例のエア分配板の斜視図、第６図は本発明
の別の実施例のサウナ装置の概略斜視図、 第７図は本発明の別の実施例のサウナ装置の概略正面図
、 第８図は本発明の別の実施例のサウナ装置の概略正面図
、 第９図は本発明のさらに別の実施例のサウナ装置の概略
正面図、 第１０図は本発明のりウナ装置の作動特性図、第１１図
は本発明のサウナ￥Ａｌ１１においてサブヒータを取付
けた場合の作動特性図、 である。 １・・・・・・・・・サウナボックス ２・・・・・・・・・ヒータ ３・・・・・・・・・エア供給経路 ４・・・・・・・・・エア排出経路 ５・・・・・・・・・熱交換器 ６・・・・・・・・・エアポンプ ７・・・・・・・・・温度センサ ８・・・・・・・・・コントローラ ９・・・・・・・・・コントローラ １０・・・・・・・・・エア分配板 １１．１２・・・・・・・・・パイプ、ダクト１３・・
・・・・・・・エアフィルタ １４・・・・・・・・・加湿器 １５・・・・・・・・・除湿器 １６・・・・・・・・・サブヒータ １７・・・・・・・・・循環経路 １８・・・・・・・・・ファン 第１図 １　度□ 第７図 第９図 ４

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ヒータを有するサウナボックスにエア供給経路
   とエア排出経路とを設け、１ア供給経路とエア排出経路
   間に両者間の熱交換を行なう熱交換器を設けたことを特
   徴とするサウナ装置。
2. （２）　前記エア供給経路に外気をサウナボックス内に
   供給するエアポンプと温度センサとを設け、温度センサ
   の出力信号によりコントローラを作動させて前記エアポ
   ンプのエア供給−を制御せしめた特許請求の範囲第１項
   に記載のサウナ装置。
3. （３）　前記エア供給経路にエアフィルタを取付けた特
   許請求の範囲第１項または第２項に記載のサラン装置。
4. （４）　前記エア供給経路に加湿器を取付けた特許請求
   の範囲第１項または第２項に記載のサウナ装置。
5. （５）　前記エア供給経路に除湿器を取付けた特許請求
   の範囲第１項または第２頃に記載のサウナ装置。
6. （６）　熱交換器とサウナボックスとの間のエア供給経
   路にサブヒータを設置した特許請求の範囲第１項または
   第２項に記載の４７ウナ装置。
7. （７）　エア供給経路およびエア排出経路がダクトから
   なる特許請求の範囲第１項に記載のサウナ装置。
8. （８）　エア供給経路およびエア排出経路がパイプから
   なる特許請求の範囲第１項に記載のサウナ装置。
9. （９）　エア供給経路およびエア排出経路がサウナボッ
   クスの壁内に形成されたエア通路からなる特許請求の範
   囲第１項に記載のサウナ装置。