JPH0511994B2 - - Google Patents

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JPH0511994B2
JPH0511994B2 JP2043032A JP4303290A JPH0511994B2 JP H0511994 B2 JPH0511994 B2 JP H0511994B2 JP 2043032 A JP2043032 A JP 2043032A JP 4303290 A JP4303290 A JP 4303290A JP H0511994 B2 JPH0511994 B2 JP H0511994B2
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JP
Japan
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temperature
sauna
heat
room
sauna room
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JP2043032A
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JPH02243155A (ja
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Yoshikazu Murakami
Shigehiro Morii
Tadashi Tamura
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0511994B2 publication Critical patent/JPH0511994B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気サウナバスに関するものである。
従来の技術 従来のこの種の電気サウナバスは、例えば実開
昭56−168139号公報に示されているように第13
図のような構造になつていた。すなわち、木材等
で上下・周囲を覆われたボツクス型のボデ−101
内に浴室を形成し、その浴室内に、浴室内の空気
を50〜100℃前後の温度に加熱し、かつ室内全体
を自然対流熱気で加温するシーズヒータ等よりな
るサウナストーブ102を備え、さらに浴室内の
温度を感熱部104で検知し、温度を調節する液
体膨張式のサーモスタツト等よりなる温度調節器
103や、漏電を検知して主電源を開路する漏電
ブレーカ105等を含むコントローラ部106を
備えるとともに、室内壁面上部に異常温度を検知
して主電源を開路する温度ヒユーズ(図示せず)
を備えていた。また上下・周囲の壁内にアスベス
トやロツクウール、ガラスウール等の断熱材10
7を収納しているものが多い。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成、例えば本体の外形寸法
が幅800×奥行900×高さ1800mm、電気定格200V
−1800Wの仕様になる電気サウナバスにおいて
は、一般成人が室内の腰かけに座つた場合、顔あ
たりが105℃程度の時、腰部のあたりで90℃程度、
足もとで50℃程度であり、この場合、室内の上下
温度差は60度近くにもなつている。この上下温度
差は、顔のあたりの温度を80〜90℃程度に下げて
も50度程度であり、したがつて足もとは相対的に
みて熱くならず、腰から上だけ入浴しているよう
な感じになる。また加温空気のみにより身体を温
め、発汗させようとしているので、ドアの開閉動
作をすると室内空気の室外への放散が大きいとと
もに、回復も遅い。また首から上が80〜90℃以上
のとき、非常に息苦しくなつて長く入つているこ
とはできない。頭部が80〜90℃以上の空気中にあ
ると、約10分程度で頭が充血し、いわゆる「のぼ
せた」状態になり、身体にとつては良くないと言
われている。首から上を60〜70℃程度にすると、
室内の上下温度差が大きいため、発汗も充分でな
く、サウナ室から外に出た時に寒く感じる。
また従来のサウナ室108の加温は自然対流熱
気式であるため、室内空気の動きは自然対流によ
るもののみであり、壁面上部にある温度調節器1
03の感熱部104付近において、空気の動きは
少なく、温度変化も小さいものであつた。更に、
液体膨張式の温度調節器103を用いていること
などから温度調節動作の鈍いものであつた。例え
ば室内で顔のあたりが105℃の時、温度調節器1
03がOFFになると約25分後に80℃程度でON
し、加熱が始まる。さらに顔のあたりが80℃程度
でOFFした時、約70分後に50℃程度でONし、加
熱が始まるが、70分間も室内にいられるものでは
なく、したがつてOFF−ONの幅においても改良
が望まれていた。
また温度調節器103を操作して温度設定を
し、かつ漏電ブレーカ105を「入」にしてサウ
ナ室108の空気をサウナストーブ102によつ
て加熱すると、所定の温度にサウナ室108が調
節される。ところが予熱中にサウナ室108がど
のくらいの温度になつてきているか知りたいもの
だが、この場合、室内の温度上昇の様子を表わす
ものがないので、使用者は何回かドアをあけて肌
で室内温度を確認する動作を繰り返さなければな
らず、使い勝手の悪いものである。更に入浴中に
おいても、入浴者はサウナ室108が今何度ぐら
いになつているのか、また入浴を開始してどのく
らい時間がたつたのかを知りたいし、かつ、省エ
ネや温度調節動作のわずらわしさや使い勝手の向
上などの点から室内においてもサウナ室108の
電気的制御操作を行つてみたいものだが、従来の
サウナはそれができなかつた。
また従来のサウナの一部には、その付属品とし
て、サウナ室108での入浴経過時間を計測する
砂時計やサウナ室108の温度の目安をバイメタ
ルで検知して表示するバイメタル式温度計が使わ
れていた。しかしながら、砂時計は所定時間(5
分程度のものが多い)で砂時計を反転させないと
時間計測が続行できないという不便なものであ
り、かつ容器がガラス製のため80℃前後になつて
いるサウナ室108にあつては直接ふれると、熱
くてやけどをする恐れもあり、また薄いガラスで
あるので、ちよつとした衝撃で割れてしまうこと
もあつて危険性の高いものであつた。またサウナ
室108に使われているバイメタル式温度計は応
答性の悪いもので、正しく室内温度を表示しない
ほか、外枠にガラスや金属を用いているため、砂
時計と同様安心して使えるものではなかつた。
また近年サウナ設置の増加に伴い、住まいを新
築または増改築等する際に家屋の一部として一体
化した形でビルトインしたいという要望が高まつ
てきたが、従来のサウナは使用時の室内温度
(100〜120℃程度にもなる)や木材部温度(100℃
を越える部分)など防災上の点から、簡便にビル
トインできるものではなかつた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、
サウナの性能向上をはかると共に、使い勝手が良
く、かつ経済性にもすぐれ、安全性の高い、静か
で快適な電気サウナバスを提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 サウナ室と、前記サウナ室内の空気を加熱循環
させる温風機と、前記サウナ室内の温度を検知す
る感熱素子と、前記感熱素子の信号により前記温
風機を制御する制御部と、前記制御部を操作する
操作部とを備え、前記操作部を前記サウナ室の室
内と室外にそれぞれ配設した構成としたものであ
る。
作 用 上記構成において、入浴前の所望の入浴温度は
室外に配設した室外操作部の操作により設定さ
れ、入浴中の入浴温度の変更は室内に配設した室
内操作部による行われる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。第1図〜第12図において、1はロ
ツクウール、ガラスウール等の断熱材を内装した
合板フラツシユ構造の前板2、左・右側板3,4
後板5、裏板6、前記前板2に開閉自在に取付け
たドア7、天板8、内板9及び床板10を箱型に
組立てたサウナボツクスである。前記内板9はサ
ウナボツクス1の内部を上下に仕切り、上部を制
御室11とし、この制御室11にサウナの主制御
回路12や室外操作回路13等の制御部を収納
し、さらに下部をサウナ室14としている。15
は遠赤外線放射体で覆つたシーズヒータ16を内
装してなる前部ヒートボツクスで、この前部ヒー
トボツクス15はサウナ室14の前部左右のコー
ナーに1つずつ着脱自在に配設されている。17
は前部ヒートボツクス15の前面を構成し、かつ
金属網にフロツキ加工を施した前ヒータネツト
で、この前ヒータネツト17にはサウナ浴者の脚
部への輻射熱集中をやわらげる遮熱板18が取付
けられている。また後部には反射板19に取付け
られたシーズヒータ16を支持するL型金具2
0、L型板21があり、そしてL型金具20の多
数の穴から流出する熱気を上方へ案内する防熱板
22がL型金具20に取付けられている。
23は入浴者の背面略全域にわたつて加温し、
かつ遠赤外線放射体で覆つた面状ヒータ24を内
装した後部ヒートボツクスで、この後部ヒートボ
ツクス23は後板5にサウナ室14から着脱自在
に取付けられている。25は後ヒータネツトで、
金属網にフロツキ加工が施されている。前記面状
ヒータ24を絶縁体29を介して支持している後
ヒータ反射板26は後ヒータネツト25を備えた
取付枠27に固定されている。そして取付枠27
の正面上部には面状ヒータ24の熱の一部を遮ぎ
る遮熱部28が面状ヒータ24の幅に略等しい幅
で帯状に下方に延びている。
29は床板10に着脱自在に取付けられ、かつ
サウナ室14の空気を加熱循環させる温風機であ
る。30は温風機29のケースであり、後部にサ
ウナ室14の空気を多数の穴から吸い込む吸気部
31を設け、かつケース30の前面には温風機2
9内で加温された空気を吹き出す前吹出口32を
設け、さらに左右の側面にも同様に加温空気を吹
き出すサイド吹出口33を設けている。またケー
ス30の内側には中央部に温風ヒータ37の外径
に略等しい貫通穴を有する隔壁34が設けられて
おり、吸気加温室35と吹出室36とに分けてい
る。温風ヒータ37で加温された空気はフアンモ
ータ38で吸気加温室35から吹出室36を経て
サウナ室14へと圧送される。この場合、吸気加
温室35で加温され、かつ吹出室36へ圧送され
た加温空気は隔壁34で吸気加温室35への逆流
が防止され、サウナ室14へとスムーズに吹き出
されでゆく。
39は室内灯で、この室内灯39は後板5の上
方にねじ止めなどの手段でサウナ室14から補修
サービス可能な形で取付けられている。40は室
内ランプで、この室内ランプ40はねじ込み式に
なつているリセプタクル41に固定され、かつこ
の室内ランプ40はリセプタクル41を介してラ
ンプ反射板42に取付けている。このランプ反射
板42は正面が開口し、かつ正面開口の周縁にフ
ランジ部を備えた略箱形の金属でできており、後
板5に設けた凹部に取付けられている。またラン
プ反射板42の正面左右近傍の後板5の表面に木
材等の透光性のない部材で構成されたランプカバ
ー枠43が取付けられている。また耐熱性及び透
光性を有するランプカバー44は左右のランプカ
バー枠43に取付け、このランプカバー枠43と
ランプカバー44とで囲まれた後板5の空間は上
下に吹き抜けとなつており、したがつてサウナ室
14の空気は自由に流通し、室内ランプ40の熱
が前記空間に滞溜しないようになつている。また
ランプ反射板42は箱形であり、後板5の埋込部
に熱が直接侵入することもない。またランプ反射
板42の正面下部近傍の後板5の表面に取付けた
ランプ桟45は前記空間の空気の流れを妨げない
ようにランプカバー枠43とランプカバー44と
の間に隙間をもたせて配置され、かつ室内灯39
の下方から室内ランプ40近傍の充電部やランプ
反射板42の金属部に人の指が届かないようにな
つている。また室内灯39の上方からも室内灯3
9の充電部やランプ反射板42の金属部に触れる
ことができないようにランプカバー枠43とラン
プカバー44を配置している。
46はサウナ室14の温度を検知するサーミス
タよりなる感熱素子47と温度ヒユーズ48を内
装したセンサ部である。センサ台49は断面が袴
形で、その中央部を後板5から浮かして両端の足
部50で後板5に取付けており、センサ台49の
中央部に感熱素子47と温度ヒユーズ48を取付
け、かつ温度ヒユーズ48は左側板3寄りに、ま
た感熱素子47はサウナ室14の中央寄りに配置
されている。50はセンサカバーで、感熱素子4
7と温度ヒユーズ48を覆うようにセンサ台49
に取付けている。センサカバー50の上面と下面
には多数の透孔を有し、サウナ室14の熱気がセ
ンサカバー50内を自由に通過できるようになつ
ている。サウナ室14の加温時、合板フラツシユ
構造の各壁面は温まりにくく、かつ冷めにくく、
サウナ室14内の中央部との温度追従性が悪いけ
れども、後板5にい取付けたセンサ台49の中央
部は後板5から浮かし、その中央部に感熱素子4
7を取付けているので、後板5の温度変化に影響
されることなく、サウナ室14の中央部の温度変
化を検知することができる。さらに、感熱素子4
7の傍に取付けられている温度ヒユーズ48は、
サウナの各ヒータの通電時に電流が流れて一定の
発熱を行い、感熱素子47が動作して各ヒータを
「切」にした時、発熱がなくなるように、センサ
部46内の温度変化をセンサ部46外より大き
く、かつ速やかにしているので、サウナ室14の
中央部温度変化への感熱素子47の追従性をすぐ
れたものにしている。具体的には、センサ台49
の中央部を浮かして取付けたものはセンサ台49
全体を後板5に接触させたものに比べ、サウナ室
14の中央部との温度差は7度前後縮小し、かつ
温度ヒユーズ48を感熱素子47の傍からなくし
た場合に比べ、3度前後縮小するため、サウナ室
14の中央部の温度変化に忠実に感熱素子47を
動作させることができる。
51はサウナ浴時において、入浴者が腰かける
木製の腰かけである。52は木製の背もたれであ
る。前記腰かけ51は木製の単板を組み合わせ、
中央部に通水性のないシート状の防水板53が内
装され、温風機29の上方に着脱自在に配置され
ている。入浴者が腰かけ51に座つてサウナ浴に
よる発汗を始めると、入浴者の座部直下には単板
を介して防水板53があるため、腰かけ51の下
方にある温風機29に直接汗が落下して温風機2
9をいためるということはない。また防水板53
のない腰かけ51の部分で単板と単板との隙間か
ら汗が落下しても、温風機29のベース54は袴
状になつて床板10にい全面接触せず袴状の端部
のみが接触し、かつ耐食皮膜加工が施されている
ため、温風機29が汗に含まれている塩分など各
種の成分によりいためられることはない。
後部ヒートボツクス23に対面した背もたれ5
2の各横桟はサウナ室14内の木部の中でも温度
上昇が大きく、特に最上部の横桟55が高いが、
後部ヒートボツクス23の取付枠27の正面上部
に、面状ヒータ24の幅に略等しい幅で帯状に下
方に延ばされ、かつ最上部横桟55への熱輻射を
防止する遮熱部28を備えているため、背もたれ
52の温度を安全限度内におさめることができ
る。具体的には遮熱部28なしの時で最上部の横
桟55の温度は95〜100℃であり、この遮熱部2
8を設けることにより温度は80〜85℃にまで降下
させることができる。ちなみに、ビルトインする
場合、木部の温度は95℃以下にしないと低温発火
の危険性があると一般にいわれている。
また室内灯39のまわりの木部の温度も、ラン
プ反射板42を箱形にしたり、室内ランプ40の
設けられている空間を上下に空気が通過できるよ
うにしているため、安全限度内にすることがで
き、さらに前部ヒートボツクス15に防熱板22
を備えることにより、シーズヒータ16の熱が上
昇した場合、その熱はL型金具20の穴から出て
すぐに左右側板3,4に接触することなく、その
まま上昇し、サウナ室14全体に広がるため、左
右側板3,4のL側金具20の穴側に対する面が
異常に過熱することはない。
56は室外操作部で、室外操作回路13から主
制御回路12、各ヒータ、室内灯39等に電気的
に接続されている。57は漏電ブレーカ、58は
電源スイツチ、59は室内灯39の「入」、「切」
スイツチ、60はサウナ室14の予熱時に各ヒー
タの通電を開始させる予熱スタートスイツチ、6
1は通電経過時間を示す時間表示部である。また
予熱スタート後は80分で自動的に全ヒータへの通
電が停止されるようになつており、通電後忘れた
まま放置しても危険状態に至ることはない。62
はサウナ室14の温度を45℃〜80℃まで5度きざ
みに温度調節できる温度調節スイツチである。6
3は設定した温度と現在のサウナ室14の温度を
示す温度表示部である。
64はサウナ室14に居ながら制御操作できる
室内操作部で、この室内操作部64は室内操作回
路65から主制御回路12と電気的に接続されて
いる。66は入浴スタートスイツチで、この入浴
スタートスイツチ66は入浴開始時にこれを押す
と時間表示部67の表示内容が一旦消去され零か
ら時間を計数しはじめ、順次時間経過に応じて表
示する。また同時に各ヒータへの通電も始まり、
そして30分間通電後自動的に各ヒータへの通電は
停止される。入浴スタートスイツチ66は何度で
も押して表示をクリアし、0からスタートさせる
ことができる。68は温度調節スイツチで、この
温度調節スイツチ68の働きは前述した室外操作
部56の温度調節スイツチ62と同じである。こ
れと同様に温度表示部69は温度表示部63と同
じ機能をもつものである。70は室内灯「入」、
「切」スイツチで、前記室外操作部56の室内灯
「入」、「切」スイツチ59の同一の機能をもつも
のである。71は外の人を呼びたい時に使う報知
ブザー「入」、「切」スイツチである。操作面全域
にはポリエステルやポリカーボネート等の耐熱
性、電気絶縁性、耐水性等にすぐれたフイルム7
2を貼付け、かつこのフイルム72を介してスイ
ツチ操作及び表示をしている(いわゆるメンブレ
ンスイツチとしている)ため、サウナ室14内の
汗等による水分が室内操作回路65に付着するの
を防ぐことができるとともに、熱気の侵入を防止
して室内操作回路65部分の温度上昇を抑えてい
る。また室内操作部64は前板2の上方の左側板
がわに取付けているもので、前部ヒートボツクス
15の上方に位置するが、前板2の表面に凹部を
設け、表面よりも奥へ引込んだ位置に室内操作部
64全周を縁高の木枠73で押さえこんで取付け
ているため、直接、前部ヒートボツクス15の熱
気に接触することはなくなり、その結果、操作面
は65℃程度となるため、サウナ浴時の操作におい
ては支障のないものである。また室内操作回路6
5のまわりの温度は60℃程度であるため、スイツ
チ等電子部品の信頼性も問題のないものである。
前記サウナボツクス1を内板9で上下に仕切
り、上部に制御室11を設け、この制御室11に
主制御回路12を配置できるようにしているた
め、各種の複雑な制御にも十分に対応できるスペ
ースとなり、その結果、室内・外の各操作部6
4,56も最小の形にまとめてコンパクト化する
ことができるため、使い勝手もよくなり、かつ信
頼性の高い電子制御回路を提供することが可能に
なるものである。また制御室11が前板2、後板
5のどちらにでも容易に配線できる位置にあるの
で、センサ部46、室内灯39、室内・外操作部
64,56の自由な配置が可能になり、その結
果、商品に変化のある特徴を付与することが可能
になるものである。
ビルトイン時の各電気、電子部品の補修交換も
容易にでき、かつ単体独立据置き形とビルトイン
形とを兼用できるものとした。すなわち、室内に
ついているものはすべて室内で交換ができ、かつ
配線はコネクタ接続であるため、着脱が容易にで
きる。また室外操作部56および主制御回路12
の点検、補修サービスの際は、前かまち73を外
し、室外操作部56の取付ねじを外して室外操作
部56を取出し、更に主制御回路12が固定され
ている主制御回路台を取出す。それぞれの配線は
コネクタ接続であるため、これを外すと容易に手
元にて補修サービスをすることができるものであ
る。
上記構成において動作を整理して説明する。サ
ウナ浴をする前に室外操作部56の操作をする。
すなわち、漏電ブレーカ57および電源スイツチ
58を「入」にし、次に温度調節スイツチ62を
押して温度表示部63を見ながら希望の温度に設
定する。この場合、設定した温度の所で表示ラン
プは点滅している。そして予熱スタートスイツチ
60を押すと、2個の前部ヒートボツクス15、
後部ヒートボツクス23、温風機29への通電が
始まり、サウナ室14が加温されてゆく。そこで
時間表示部61では予熱の経過時間が表示される
ため、必要以上予熱したままに放置してしまうこ
とはない。また必要以上に放置しても、80分で各
ヒータへの通電は停止されて安全は確保されてい
る。
また室内温度の上昇につれて温度表示部63の
表示ランプが低温側から一つずつ点灯してゆくの
で、現在のサウナ室14の温度は何度で、かつ予
め設定した温度に達しているかどうかも一目でわ
かる。室内が設定温度に達して温度表示部63の
ランプが低温側から設定温度の所まで点灯してき
たら、今まで、設定温度の所で点滅していた表示
ランプは点灯に変わり、ブザーで報知する。
室内が設定温度に達したら、サウナ室14に入
り、そして入浴スタートスイツチ66を押してサ
ウナ浴を開始する。入浴スタートスイツチ66を
押すと、室内操作部64で表示されていた時間表
示部67の表示ランプは一旦消えて、0になり、
そして0から再び計数を始める。入浴の経過時間
に応じ、時間表示部67の表示ランプは一つずつ
点灯する。温度表示部69ではサウナ室14の現
在温度を表示している。入浴経過時間が30分を過
ぎると自動的に各ヒータへの通電は停止する。新
たに入浴する時は再度、入浴スタートスイツチ6
6を押せば、入浴できる。
次に入浴していて、もう少し温度を変えたいと
思つた時には、入浴者は室内操作部64にある温
度調節スイツチ68を押して温度表示部69を見
ながら現在の温度を知り、希望の温度に再設定す
ることができるため、いちいちサウナ室14の外
に出て調節するわずらわしさもなく、かつ温度修
正の目安を容易に知ることができるため、続けて
快適なサウナを楽しむことができる。
サウナ室14の温度特性はサーミスタによる電
子温度制御の採用で室内温度のON−OFF幅が従
来の30deg前後から10deg程度にまで縮小され、
かつ温風機の採用で室内温度の立ち上がりがスピ
ードアツプされ、従来より10〜20分程度早くな
り、また室内上下の温度差も従来の50deg前後か
ら20deg程度にまで圧縮することができるため、
その性能を飛躍的に向上させることができたもの
である。
また温風機29の風速、風量を増せば本実施例
よりもつと室内上下の温度差は圧縮できるが、室
内での騒音が大きい上に、入浴者の体表面を速く
空気が動くため、実際の温度より低く感じるとと
もに、壁面から室外への熱放散が増し、エネルギ
の浪費になる。それと同時に、体表面の汗が熱風
増大とともにますます蒸発飛散していくため汗が
水滴になつてどんどん落汗していくというサウナ
の楽しみを満喫することができない。しかるに本
実施例のように温風機29の風速を前吹出口32
において1〜2m/s程度にすると風が動くこと
による肌寒さを感じることもなく、玉のような汗
をかきながらサウナ浴を楽しむことが可能になる
ものである。
またサウナ室14の天面は内板9の上に制御室
11があり、さらに天板8となつているので、サ
ウナ室14の天面からの放熱ロスも減少させるこ
とができるものである。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発
明によれば、サウナ室内の温度調節操作や温度表
示、時間表示を室外操作部と室内操作部とで行う
ようにしたことにより、入浴前の所望の入浴温度
は室外操作部で制定されるので、その操作は一箇
所で一度の手間で行うことができて簡便なものと
なる。また、入浴中の入浴温度の変更は室内操作
部で行われるので、入浴者はその操作のためにサ
ウナ室を出入りしたり第3者の手を煩わしたりす
ることなく調節できて便利性や快適性を享受でき
る。
このように、入浴前の入浴温度の設定の簡便性
と、入浴中の入浴温度の変更の便利性と快適性を
有する電気サウナバスを提供することができる。
また、ベースの折曲げ部の端面を床面に当接し
て温風機を床面に取付けたことにより、折曲げ部
の端面と床面との間に汗などの水分が入つても乾
燥しやすいので、床板の腐敗やそれによる異臭の
発生をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すサウナバスの
一部を破断斜視図、第2図は同サウナバスにおけ
るサウナ室内前板側の部分斜視図、第3図は同サ
ウナバスにおける室内操作部の部分断面図、第4
図は同サウナバスにおけるサウナ室内後板側の正
面図、第5図は同サウナバスにおける後部ヒート
ボツクスの断面図、第6図は同サウナバスにおけ
るセンサ部の一部切欠斜視図、第7図は同サウナ
バスにおける室内灯部の一部切欠正面図、第8図
は同サウナバスにおける温風機の斜視図、第9図
は同温風機の側断面図、第10図は同サウナバス
における制御室の側断面図、第11図は同制御室
の上面斜視図、第12図は同前部ヒートボツクス
構成部品の分解斜視図、第13図は従来の電気サ
ウナバスの一部を切欠して示した斜視図である。 2……前板、5……後板、7……ドア、9……
内板、11……制御室、14……サウナ室、16
……シーズヒータ、24……面状ヒータ、29…
…温風機、46……センサ部、47……感熱素
子、48……温度ヒユーズ、56……室外操作
部、64……室内操作部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サウナ室と、前記サウナ室内の空気を加熱循
    環させる温風機と、前記サウナ室内の温度を検知
    する感熱素子と、前記感熱素子の信号により前記
    サウナ室内の温度を制御する制御部と、前記制御
    部を操作する操作部とを備え、前記操作部を前記
    サウナ室の室内と室外にそれぞれ配設し、前記サ
    ウナ室の室内と室外のいずれからも操作できるよ
    うにした電気サウナバス。 2 温風機のベースをほぼコ字状に折曲げて折曲
    げ部を形成し、前記折曲げ部の端面を床面に当接
    して前記温風機を床面に取付けた特許請求の範囲
    第1項記載の電気サウナバス。
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