JPH0433223B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0433223B2
JPH0433223B2 JP4303190A JP4303190A JPH0433223B2 JP H0433223 B2 JPH0433223 B2 JP H0433223B2 JP 4303190 A JP4303190 A JP 4303190A JP 4303190 A JP4303190 A JP 4303190A JP H0433223 B2 JPH0433223 B2 JP H0433223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
sauna
temperature
heat
sauna room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4303190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02237564A (ja
Inventor
Yoshikazu Murakami
Shigehiro Morii
Tadashi Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4303190A priority Critical patent/JPH02237564A/ja
Publication of JPH02237564A publication Critical patent/JPH02237564A/ja
Publication of JPH0433223B2 publication Critical patent/JPH0433223B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気サウナバスに関するものである。
従来の技術 従来のこの種の電気サウナバスは、例えば実開
昭56−168139号公報に示されているように第13
図のような構造になつていた。すなわち、木材等
で上下・周囲を覆われたボツクス型のボデー10
1内に浴室を形成し、その浴室内に、浴室内の空
気を50〜100℃前後の温度に加熱し、かつ室内全
体を自然対流熱気で加温するシーズヒータ等より
なるサウナストーブ102を備え、さらに浴室内
の温度を感熱部104で検知し、温度を調節する
液体膨張式のサーモスタツト等よりなる温度調節
器103や、漏電を検知して主電源を開路する漏
電ブレーカ105等を含むコントローラ部106
を備えるとともに、室内壁面上部に異常温度を検
知して主電源を開路する温度ヒユーズ(図示せ
ず)を備えていた。また上下・周囲の壁内にアス
ベストやロツクウール、ガラスウール等の断熱材
107を収納しているものが多い。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成、例えば本体の外形寸法
が巾800×奥行900×高さ1800mm、電気定格200V
―1800Wの仕様になる電気サウナバスにおいて
は、一般成人が室内の腰かけに座つた場合、顔の
あたりが105℃程度の時、腰部のあたりで90℃程
度、足もとで50℃程度であり、この場合、室内の
上下温度差は60度近くにもなつている。この上下
温度差は、顔のあたりの温度を80〜90℃程度に下
げても50度程度であり、したがつて足もとは相対
的にみて熱くならず、腰から上だけ入浴している
ような感じになる。また加温空気のみにより身体
を温め、発汗させようとしているので、ドアの開
聞動作をすると室内空気の室外への放散が大きい
とともに、回復も遅い。また首から上が80〜90℃
以上のとき、非常に息苦しくなつて長く入つてい
ることはできない。頭部が80〜90℃以上の空気中
にあると、約10分程度で頭が充血し、いわゆる
「のぼせた」状態になり、身体にとつては良くな
いと言われている。首から上を60〜70℃程度にす
ると、室内の上下温度差が大きいため、発汗も充
分でなく、サウナ室から外に出た時に塞く感じ
る。
また従来のサウナ室108の加温は自然対流熱
気式であるため、室内空気の動きは自然対流によ
るもののみであり、壁面上部にある温度調節器1
03の感熱部104付近において、空気の動きは
少なく、温度変化も小さいものであつた。更に、
液体膨張式の温度調節器103を用いていること
などから温度調節作動の鈍いものであつた。例え
ば室内で顔のあたりが105℃の時、温度調節器1
03がOFFになると約25分後に80℃程度でON
し、加熱が始まる。さらに顔のあたりが80℃程度
でOFFした時、約70分後に50℃程度でONし、加
熱が始まるが、70分間も室内にいられるものでは
なく、したがつてOFF―ONの巾においても改良
が望まれていた。
また温度調節器103を操作して温度設定を
し、かつ漏電ブレーカ105を「入」にしてサウ
ナ室108の空気をサウナストーブ102によつ
て加熱すると、所定の温度にサウナ室108が調
節される。ところが予熱中にサウナ室108がど
のくらいの温度になつてきているか知りたいもの
だが、この場合、室内の温度上昇の様子を表わす
ものがないので、使用者は何回かドアをあけて肌
で室内温度を確認する動作を繰り返さなければな
らず、使い勝手の悪いものである。更に入浴中に
おいても、入浴者はサウナ室108が今何度ぐら
いになつているのか、また入浴を開始してどのく
らい時間がたつたのかを知りたいし、かつ、省エ
ネや温度調節動作のわずらわしさや使い勝手の向
上などの点から室内においてもサウナ室108の
電気的制御操作を行つてみたいものだが、従来の
サウナではそれができなかつた。
また従来のサウナの一部には、その付属品とし
て、サウナ室108での入浴経過時間を計測する
砂時計やサウナ室108の温度の目安をバイメタ
ルで検知して表示するバイメタル式温度計が使わ
れていた。しかしながら、砂時計は所定時間(5
分程度のものが多い)で砂時計を反転させないと
時間計測が続行できないという不便なものであ
り、かつ容器がガラス製のため80℃前後になつて
いるサウナ室108にあつては直接ふれると、熱
くてやけどをする恐れもあり、また薄いガラスで
あるので、ちよつとした衝撃で割れてしまうこと
もあつて危険性の高いものであつた。またサウナ
室108に使われているバイメタル式温度計は応
答性の悪いもので、正しく室内温度を表示しない
ほか、外枠にガラスや金属を用いているため、砂
時計と同様安心して使えるものではなかつた。
また近年サウナ設置の増加に伴い、住まいを新
築または増改築等する際に家屋の一部として一体
化した形でビルトインしたいという要望が高まつ
てきたが、従来のサウナは使用時の室内温度
(100〜120℃程度にもなる)や木材部温度(100℃
を越える部分)など防災上の点から、簡便にビル
トインできるものはなかつた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、
サウナの性能向上をはかると共に、使い勝手が良
く、かつ経済性にもすぐれ、安全性の高い電気サ
ウナバスを提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、全面を
包囲する壁面を有し、かつ内部を内板で上下に仕
切つて形成した制御室及びサウナ室と、前記制御
室に配置され、かつサウナ室を電気的に制御する
制御部と、前記サウナ室に配置され、かつ室内を
加温する複数個の輻射形ヒータと、室内の下部に
あつて空気を加熱循環させる温風機と、室内の後
板上部に室内温度を検知する感熱素子と温度ヒユ
ーズを感熱的に装着したセンサ部と、室内にいな
がらサウナ室の電気的制御操作及び表示ができる
室内操作部と、サウナ室への出入りをするドアを
取付けた前板に設けられ、かつサウナ室の電気的
操作部及び表示が室外からできる室外操作部とを
備へ、少なくとも室内操作部の操作面は耐熱樹脂
フイルムのいわゆるメンブレンスイツチとし、全
周を縁高の木枠で囲つたものである。
作 用 この構成により、サウナ室の温度分布等の性能
向上をはかることができると共に、室内・室外で
温度調節操作・温度表示・時間表示を行うことが
でき、特に室内の操作が安全に行なうことがで
き、さらに発汗による湿気及び熱気の侵入による
悪影響を最小限にし、信頼性、安全性の高いサウ
ナバスを提供することが可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。第1図〜第12図において、1はロ
ツクウール、ガラスウール等の断熱材を内装した
合板フラツシユ構造の前板2、左・右側板3,
4、後板5、裏板6、前記前板2に開閉自在に取
付けたドア7、天板8、内板9及び床板10を箱
型に組立てたサウナボツクスである。前記内板9
はサウナボツクス1の内部を上下に仕切り、上部
を制御室11とし、この制御室11にサウナの主
制御回路12や室外操作回路13等の制御部を収
納し、さらに下部をサウナ室14としている。1
5は遠赤外線放射体で覆つたシーズヒータ16を
内装してなる前部ヒートボツクスで、この前部ヒ
ートボツクス15はサウナ室14の前部左右のコ
ーナーに1つずつ着脱自在に配設されている。1
7は前部ヒートボツクス15の前面を構成し、か
つ金属網にフロツキ加工を施した前ヒータネツト
で、この前ヒータネツト17にはサウナ浴者の脚
部への輻射熱集中をやわらげる遮断板18が取付
けられている。また後部には反射板19に取付け
られたシーズヒータ16を支持するL型金具2
0、L型板21があり、そしてL型金具20の多
数の穴から流出する熱気を上方へ案内する防熱板
22がL型金具20に取付けられている。
23は入浴者の背面略全域にわたつて加温し、
かつ遠赤外線放射体で覆つた面状ヒータ24を内
装した後部ヒートボツクスで、この後部ヒートボ
ツクス23は後板5にサウナ室14から着脱自在
に取付けられている。25は後ヒータネツトで
で、金属網にフロツキ加工が施されている。前記
面状ヒータ24を絶縁体29を介して支持してい
る後ヒータ反射板26は後ヒータネツト25を備
えた取付枠27に固定されている。そして取付枠
27の正面上部には面状ヒータ24の熱の一部を
遮ぎる遮熱部28が面状ヒータ24の巾に略等し
い巾で帯状に下方に延びている。
29は床板10に着脱自在に取付けられ、かつ
サウナ室14の空気を加熱循環させる温風機であ
る。30は温風機29のケースであり、後部にサ
ウナ室14の空気を多数の穴から吸い込む吸気部
31を設け、かつケース30の前面には温風機2
9内で加温された空気を吹き出す前吹出口32を
設け、さらに左右の側面にも同様に加温空気を吹
き出すサイド吹出口33を設けている。またケー
ス30の内側には中央部に温風ヒータ37の外径
に略等しい貫通穴を有する隔壁34が設けられて
おり、吸気加温室35と吹出室36とに分けてい
る。温風ヒータ37で加温された空気はフアンモ
ータ38で吸気加温室35から吹出室36を経て
サウナ室14へと圧送される。この場合、吸気加
温室35で加温され、かつ吹出室36へ圧送され
た加温空気は隔壁34で吸気加温室35への逆流
が防止され、サウナ室14へとスムーズに吹き出
されてゆく。
39は室内灯で、この室内灯39は後板5の上
方ねじ止めなどの手段でサウナ室14から補修サ
ービス可能な形で取付けられている。40は室内
ランプで、この室内ランプ40はねじ込み式にな
つているリセプタクル41に固定され、かつこの
室内ランプ40はリセプタクル41を介してラン
プ反射板42に取付けている。このランプ反射板
42は正面が開口し、かつ正面開口の周縁にフラ
ンジ部を備えた略箱形の金属でできており、後板
5に設けた凹部に取付けられている。またランプ
反射板42の正面左右近傍の後板5の表面に木材
等の透光性のない部材で構成されたランプカバー
枠43が取付けられている。また耐熱性及び透光
性を有するランプカバー44は左右のランプカバ
ー枠43に取付け、このランプカバー枠43とラ
ンプカバー44とで囲まれた後板5の空間は上下
に吹き抜けとなつており、したがつてサウナ室1
4の空気は自由に流通し、室内ランプ40の熱が
前記空間に滞溜しないようになつている。またラ
ンプ反射板42は箱形であり、後板5の埋込部に
熱が直接侵入することもない。またランプ反射板
42の正面下部近傍の後板5の表面に取付けたラ
ンプ桟45は前記空間の空気の流れを妨げないよ
うにランプカバー枠43とランプカバー44との
間に隙間をもたせて配置され、かつ室内灯39の
下方から室内ランプ40近傍の充電部やランプ反
射板42の金属部に人の指が届かないようになつ
ている。また室内灯39の上方からも室内灯39
の充電部やランプ反射板42の金属部に触れるこ
とができないようにランプカバー枠43とランプ
カバー44を配置している。
46はサウナ室14の温度を検知するサーミス
タよりなる感熱素子47と温度ヒユーズ48を内
装したセンサ部である。センサ台49は断面が袴
形で、その中央部を後板5から浮かして両端の足
部50で後板5に取付けており、センサ台49の
中央部に感熱素子47と温度ヒユーズ48を取付
け、かつ温度ヒユーズ48は左側板3寄りに、ま
た感熱素子47はサウナ室14の中央寄りに配置
されている。50はセンサカバーで、感熱素子4
7と温度ヒユーズ48を覆うようにセンサ台49
に取付けている。センサカバー50の上面と下面
には多数の透孔を有し、サウナ室14の熱気がセ
ンサカバー50内を自由に通過できるようになつ
ている。サウナ室14の加温時、合板フラツシユ
構造の各壁面は温まりにくく、かつ冷めにくく、
サウナ室14内の中央部との温度追従性が悪いけ
れども、後板5に取付けたセンサ台49の中央部
は後板5から浮かし、その中央部に感熱素子47
を取付けているので、後板5の温度変化に影響さ
れることなく、サウナ室14の中央部の温度変化
を検知することができる。さらに、感熱素子47
の傍に取付けられている温度ヒユーズ48は、サ
ウナの各ヒータの通電時に電流が流れて一定の発
熱を行い、感熱素子47が動作して各ヒータを
「切」にした時、発熱がなくなるようにし、セン
サ部46内の温度変化をセンサ部46外より大き
く、かつ速やかにしているので、サウナ室14の
中央部温度変化への感熱素子47の追従性をすぐ
れたものにしている。具体的には、センサ台49
の中央部を浮かして取付けたものはセンサ台49
全体を後板5に接触させたものに比べ、サウナ室
14の中央部との温度差は7度前後縮小し、かつ
温度ヒユーズ48を感熱素子47の傍からなくし
た場合に比べ、3度前後縮小するため、サウナ室
14の中央部の温度変化に忠実に感熱素子47を
動作させることができた。
51はサウナ浴時において、入浴者が腰かける
木製の腰かけである。52は木製の背もたれであ
る。前記腰かけ51は木製の単板を組み合わせ、
中央部に通水性のないシート状の防水板53が内
装され、温室機29の上方に着脱自在に配置され
ている。入浴者が腰かけ51に座つてサウナ浴に
よる発汗を始めると、入浴者の座部直下には単板
を介して防水板53があるため、腰かけ51の下
方にある温風機29に直接汗が落下して温風機2
9をいためるということはない。また防水板53
のない腰かけ51の部分で単板と単板との隙間か
ら汗が落下しても、温風機29のベース54は袴
状になつて床板10に全面接触せず袴状の端部の
みが接触し、かつ耐食皮膜加工が施されているた
め、温風機29が汗に含まれている塩分などの各
種の成分によりいためられることはない。
後部ヒートボツクス23に対面した背もたれ5
2の各横桟はサウナ室14内の木部の中でも温度
上昇が大きく、特に最上部の横桟55が高いが、
後部ヒートボツクス23の取付枠27の正面上部
に、面状ヒータ24の巾に略等しい巾で帯状に下
方に延ばされ、かつ最上部横桟55への熱輻射を
防止する遮熱部28を備えているため、背もたれ
52の温度を安全限度内におさめることができ
る。具体的には遮熱部28なしの時で最上部の横
桟55の温度は95〜100℃であり、この遮熱部2
8を設けることにより温度は80〜85℃にまで降下
させることができる。ちなみに、ビルトインする
場合、木部の温度は95℃以下にしないと低温発火
の危険性があると一般にいわれている。
また室内灯39のまわりの木部の温度も、ラン
プ反射板42を箱形にしたり、室内ランプ40の
設けられている空間を上下に空気が通過できるよ
うにしているため、安全限度内にすることがで
き、さらに前部ヒートボツクス15に防熱板22
を備えることにより、シーズヒータ16の熱が上
昇した場合、その熱はL型金具20の穴から出て
すぐに左右側板3,4に接触することなく、その
まま上昇し、サウナ室14全体に広がるため、左
右側板3,4のL型金具20の穴側に対する面が
異常に過熱することはない。
56は室外操作部で、室外操作部13から主制
御回路12、各ヒータ、室内灯39等に電気的に
接続されている。57は漏電ブレーカ、58は電
源スイツチ、59は室内灯39の「入」「切」ス
イツチ、60はサウナ室14の予熱時に各ヒータ
の通電を開始させる予熱スタートスイツチ、61
は通電経過時間を示す時間表示部である。また予
熱スタート後は80分で自動的に全ヒータへの通電
が停止されるようになつており、通電後忘れたま
ま放置しても危険状態に至ることはない。62は
サウナ室14の温度を45℃〜80℃まで5度きざみ
に温度調節できる温度調節スイツチである。63
は設定した温度と現在のサウナ室14の温度を示
す温度表示部である。
64はサウナ室14に居ながら制御操作できる
室内操作部で、この室内操作部64は室内操作回
路65から主制御回路12と電気的に接続されて
いる。66は入浴スタートスイツチで、この入浴
スタートスイツチ66は入浴開始時にこれを押す
と時間表示部67の表示内容が一旦消去され零か
ら時間を計数しはじめ、順次時間経過に応じて表
示する。また同時に各々ヒータへの通電も始ま
り、そして30分間通電後自動的に各ヒータへの通
電は停止される。入浴スタートスイツチ66は何
度でも押して表示をクリアし、0からスタートさ
せることができる。68は温度調節スイツチで、
この温度調節スイツチ68の働きは前述した室外
操作部56の温度調節スイツチ62と同じであ
る。これと同様に温度表示部69は温度表示部6
3と同じ機能をもつものである。70は室内灯
「入」「切」スイツチで、前記室外操作部56の室
内灯「入」「切」スイツツチ59と同一の機能を
もつものである。71は外の人を呼びたい時に使
う報知ブザー「入」「切」スイツツチである。操
作面全域にはポリエステルやポリカーボネート等
の耐熱性、電気絶縁性、耐水性等にすぐれたフイ
ルム72を貼付け、かつこのフイルム72を介し
てスイツチ操作及び表示している(いわゆるメン
ブレンスイツチとしている)ため、サウナ室14
内の汗等による水分が室内操作回路65に付着す
るのを防ぐことができるとともに、熱気の侵入を
防止して室内操作回路65部分の温度上昇を抑え
ている。また室内操作部64は前板2の上方の左
側板がわに取付けているもので、前部ヒータボツ
クス15の上方に位置するが、前板2の表面に凹
部を設け、表面よりも奥へ引込んだ位置に室内操
作部64全周を縁高の木枠73で押さえこんで取
付けているため、直接、前部ヒートボツクス15
の熱気に接触することはなくなり、その結果、操
作面は65℃程度となるため、サウナ浴時の操作に
おいては支障のないものである。また室内操作回
路65のまわりの温度は60℃程度であるため、ス
イツチ等電子部品の信頼性も問題のないものであ
る。
前記サウナボツクス1を内板9で上下に仕切
り、上部に制御室11を設け、この制御室11に
主制御回路12を配置できるようにしているた
め、各種の複雑な制御にも十分に対応できるスペ
ースとなり、その結果、室内・外の各操作部6
4,56も最小の形にまとめてコンパクト化する
ことができるため、使い勝手もよくなり、かつ信
頼性の高い電子制御回路を提供することが可能に
なるものである。また制御室11が前板2、後板
5のどちらにでも容易に配線できる位置にあるの
で、センサ部46、室内灯39、室内・外操作部
64,56の自由な配置が可能になり、その結
果、商品に変化のある特徴を付与することが可能
になるものである。
ビルトイン時の各電気、電子部品の補修交換も
容易にでき、かつ単体独立据置き形とビルトイン
形とを兼用できるものとした。すなわち、室内に
ついているものはすべて室内で交換ができ、かつ
配線はコネクタ接続であるため、着脱が容易にで
きる。また室外操作部56および主制御回路12
の点検、補修サービスの際は、前かまち73を外
し、室外操作部56の取付ねじを外して室外操作
部56を取出し、更に主制御回路12が固定され
ている主制御回路台を取出す。それぞれの配線は
コネクタ接続であるため、これを外すと容易に手
元にて補修サービスをすることができるものであ
る。
上記構成において動作を整理して説明する。サ
ウナ浴をする前に室外操作部56の操作をする。
すなわち、漏電ブレーカ57および電源スイツチ
58を「入」にし、次に温度調節スイツチ62を
押して温度表示部63を見ながら希望の温度に設
定する。この場合、設定した温度の所で表示ラン
プは点滅している。そして予熱スタートスイツチ
60を押すと、2個の前部ヒートボツクス15、
後部ヒートボツクス23、温風機29への通電が
始まり、サウナ室14が加温されてゆく。そこで
時間表示部61では予熱の経過時間が表示される
ため、必要以上予熱したまま放置してしまうこと
はない。また必要以上に放置しても、80分で各ヒ
ータへの通電は停止されて安全は確保されてい
る。
また室内温度の上昇につれて温度表示部63の
表示ランプが低温側から一つずつ点灯してゆくの
で、現在のサウナ室14の温度は何度で、かつ予
め設定した温度に達しているかどうかも一目でわ
かる。室内が設定温度に達して温度表示部63の
ランプが低温側から設定温度の所まで点灯してき
たら、今まで、設定温度の所で点滅していた表示
ランプは点灯に変わり、ブザーで報知する。
室内が設定温度に達したら、サウナ室14に入
り、そして入浴スタートスイツチ66を押してサ
ウナ浴を開始する。入浴スタートスイツチ66を
押すと、室内操作部64で表示されていた時間表
示部67の表示ランプは一旦消えて、0になり、
そして0から再び計数を始める。入浴の経過時間
に応じ、時間表示部67の表示ランプは一つずつ
点灯する。温度表示部69ではサウナ室14の現
在温度を表示している。入浴経過時間が30分を過
ぎると自動的に各ヒータへの通電は停止する。新
たに入浴する時は再度、入浴スタートスイツチ6
6を押せば、入浴できる。
次に入浴していて、もう少し温度を変えたいと
思つた時には、入浴者は室内操作部64にある温
度調節スイツチ68を押して温度表示部69を見
ながら現在の温度を知り、希望の温度に再設定す
ることができるため、いちいちサウナ室14の外
に出て調節するわずらわしさもなく、かつ温度修
正の目安を容易に知ることができるため、続けて
快適なサウナを楽しむことができる。
サウナ室14の温度特性はサーミスタによる電
子温度制御の採用で室内温度のON―OFF巾が従
来の30deg前後から10deg程度にまで縮小され、
かつ温風機の採用で室内温度の立ち上がりがスピ
ードアツプされ、従来より10〜20分程度早くな
り、また室内上下の温度差も従来の50deg前後か
ら20deg程度にまで圧縮することができるため、
その性能を飛躍的に向上させることができたもの
である。
また温風機29の風速、風量を増せば本実施例
よりもつと室内上下の温度差は圧縮できるが、室
内での騒音が大きい上に、入浴者の体表面を速く
空気が動くため、実際の温度より低く感じるとと
もに、壁面から室外への熱放散が増し、エネルギ
の浪費になる。それと同時に、体表面の汗が熱風
増大とともにますます蒸発飛散していくため、汗
が水滴になつてどんどん落汗していくというサウ
ナの楽しみを満喫することができない。しかるに
本実施例のように温風機29の風速を前吹出口3
2において1〜2m/s程度にすると風が動くこ
とによる肌寒さを感じることもなく、玉のような
汗をかきながらサウナ浴を楽しむことが可能にな
るものである。
またサウナ室14の天面は内板9の上に制御室
11があり、さらに天板8となつているので、サ
ウナ室14の天面からの放熱ロスも減少させるこ
とができるものである。
発明の効果 上記実施例から明らかなように、本発明によれ
ば、電子温度制御、温風機、面状ヒータ等を採用
しているため、サウナ室の温度分布の改良ならび
に快適サウナ浴感の満喫が可能となり、またサウ
ナ室の上部に制御室を設け、この制御室に主制御
回路を配置しているため、室内外に制御操作部を
コンパクトに納め、かつ他の電気部品の配置も適
切にして、かつ自由に行うことができるため、効
率的な設計が可能になり、かつ商品の特徴も新規
性のあるすばらしいものを得ることができる。ま
た室内外で操作表示ができるため、希望の入浴を
いつも楽しむことができ、特に室内での操作が安
全に行なうことができる。また発汗による湿気及
びヒータの熱気の侵入による悪影響を最小限にし
た室内制御操作部であるため、信頼性、安全性の
高いサウナバスを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すサウナバスの
一部を破断斜視図、第2図は同サウナバスにおけ
るサウナ室内前板側の部分斜視図、第3図は同サ
ウナバスにおける室内操作部の部分断面図、第4
図は同サウナバスにおけるサウナ室内後板側の正
面図、第5図は同サウナバスにおける後部ヒート
ボツクスの断面図、第6図は同サウナバスにおけ
るセンサ部の一部切欠斜視図、第7図は同サウナ
バスにおける室内灯部の一部切欠正面図、第8図
は同サウナバスにおける温風機の斜視図、第9図
は同温風機の側断面図、第10図は同サウナバス
における制御室の側断面図、第11図は同制御室
の上面斜視図、第12図は同前部ヒートボツクス
構成部品の分解斜視図、第13図は従来の電気サ
ウナバスの一部を切欠して示した斜視図である。 2…前板、5…後板、7…ドア、9…内板、1
1…制御室、14…サウナ室、16…シーズヒー
タ、24…面状ヒータ、29…温風機、46…セ
ンサ部、47…感熱素子、48…温度ヒユーズ、
56…室外操作部、64…室内操作部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 全面を包囲する壁面を有し、かつ内部を内板
    で上下に仕切つて形成した制御室及びサウナ室
    と、前記制御室に配置され、かつサウナ室を電気
    的に制御する制御部と、前記サウナ室に配置さ
    れ、かつ室内を加温する複数個の輻射形ヒータ
    と、室内の下部にあつて空気を加熱循環させる温
    風機と、室内の後板上部に室内温度を検知する感
    熱素子と温度ヒユーズを感熱的に装着したセンサ
    部と、室内にいながらサウナ室内の電気的制御操
    作及び表示ができる室内操作部と、前記サウナ室
    への出入りをするドアを取付けた前板に設けら
    れ、かつサウナ室の電気的操作及び表示が室外か
    らできる室外操作部とを備え、少なくとも室内操
    作部は操作面全域に耐熱樹脂フイルムを貼り、全
    周を縁高の木枠で囲つた電気サウナバス。
JP4303190A 1990-02-23 1990-02-23 電気サウナバス Granted JPH02237564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303190A JPH02237564A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 電気サウナバス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303190A JPH02237564A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 電気サウナバス

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26970384A Division JPS61146264A (ja) 1984-12-20 1984-12-20 電気サウナバス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02237564A JPH02237564A (ja) 1990-09-20
JPH0433223B2 true JPH0433223B2 (ja) 1992-06-02

Family

ID=12652568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4303190A Granted JPH02237564A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 電気サウナバス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02237564A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030049170A (ko) * 2001-12-14 2003-06-25 이승우 적외선 사우나 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02237564A (ja) 1990-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4110600A (en) Thermostatically controlled plural heat output portable electric space heater
US5381509A (en) Radiant electric space heater
US7559095B2 (en) Thermotherapic sauna apparatus
KR20170003027A (ko) 자동보온기능을 구비한 가열조리장치 및 그 제어방법
CN102429608B (zh) 加热座圈以及安装有该加热座圈的马桶装置
US7317176B2 (en) Portable heated footrest
CZ29703U1 (cs) Elektrický konvektorový ohřívač invertorového typu
JPH01288262A (ja) 電気サウナヒータ
JPH0433223B2 (ja)
JPH0511994B2 (ja)
JPS61146264A (ja) 電気サウナバス
JPS60175957A (ja) 風呂の追焚機構
JP2010175181A (ja) 暖房装置
CN101166453B (zh) 加热座圈以及安装有该加热座圈的马桶装置
JP3254332B2 (ja) 床暖房制御方法
JPS60241442A (ja) 電気サウナバス
KR960004987Y1 (ko) 자동 온도조절 온장고
JP5369386B2 (ja) 暖房便座およびそれを備えた衛生洗浄装置
JPS61276558A (ja) 電気サウナバス
JPS62172957A (ja) サウナ
GB2214425A (en) Vapour cubicle
JPS60241441A (ja) 電気サウナバス
JPH01131662A (ja) サウナ
JPH058994Y2 (ja)
TR2023001242U5 (tr) Kuvars kumlu isiticida yeni̇li̇k