JPS5818389B2 - ネツセツチヤクセイポリエステルフイルム - Google Patents

ネツセツチヤクセイポリエステルフイルム

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JPS5818389B2
JPS5818389B2 JP49116113A JP11611374A JPS5818389B2 JP S5818389 B2 JPS5818389 B2 JP S5818389B2 JP 49116113 A JP49116113 A JP 49116113A JP 11611374 A JP11611374 A JP 11611374A JP S5818389 B2 JPS5818389 B2 JP S5818389B2
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JP
Japan
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heat
eva
weight
polyester
film
Prior art date
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Expired
Application number
JP49116113A
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JPS5142748A (ja
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岡阪秀真
綱島研二
森川正信
杉岡正直
曾田敦彦
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS5142748A publication Critical patent/JPS5142748A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明束1の目的は、ヒートシールカ、特に熱水処理後
のヒートシールカに優れ、しかも透明性、厚みむら、品
質のバラツキなどが大巾に改良された熱接着性ポリエス
テルフィルムを提供するものであるが、さらには前記す
る様な特性を持つにもか\わらず安価に製造しうる熱接
着性ポリエステルフィルムを提供することにある。
従来から良く知られている様に共重合ポリエステルフィ
ルムやエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略
称する)フィルムには、ヒートシール性はあるが、それ
ぞれの単独フィルムでは接着剥離強度は充分なものが得
られないことが多い。
このために、共重合ポリエステルにEVAを30〜97
重量%含有せしめることによって剥離強度の向上がなさ
れてきた。
しかしこの様なブレンド系ポリエステルフィルムに於て
も次の様な大きな欠点が存在していた。
すなわち、接着剥離強度は向上するが、透明性が非常に
悪くなるばかりか、剥離強度むらや厚みむらなどの品質
特性が大きく害なわれる事である。
すなわち透明性や厚みむらなどの品質特性が一般のポリ
エステルフィルム並に優れていて、しかもヒートシール
カ、特に耐熱水処理に優れた熱可塑性熱接着性ポリエス
テルフィルムは存在しなかったのである。
そこで発明者らは、優れたヒートシールカと優れた透明
性、品質の均一性などを兼ねそなえた熱接着性ポリエス
テルフィルムを得る方法につき、鋭意検討した結果、本
発明に到達したものである。
本発明ポリエステルフィルムは、他の熱可塑性、熱硬化
性、または熱分解性ポリマーと積層して包装用途などに
用いられるのみならず、単体フィルムとして金属被覆用
フィルムなどの分野にきわめて優れた特性を発揮し、そ
の応用分野は極めて広いものである。
すなわち本発明の骨子は結晶融解熱が5 cal/?以下のポリエステルにエチレン−醋酸ビニル
共重合体がポリエステルとエチレン−醋酸ビニル共重合
体との重量に基マき18〜29重量%配合されており、
かつ該エチレンー醋酸ビニル共重合体の含有粒子の大き
さが0.5ミクロン以下、好ましくは、0.3ミクロン
以下であることを特徴とする熱接着性ポリエステルフィ
ルムに関するものである。
結晶融解熱が5 cal/ 1以上のポリエステルなら
ば、たとえEVAを不発間通りに含有させても、優れた
ヒートシールカは得られないためである。
EVAの酢酸ビニル共重合比は特に限定しないが、20
〜60重量%のものが押出性などに優れた特性を示すこ
とが多い。
EVAの含有割合は18〜29重量%のものがよい。
EVA含有量が18重量%以下であると、ヒートシール
カ、特に熱水処理(120℃水蒸気60分間処理)後の
ヒートシールカが弱いものになってしまう。
またEVA含有量が29重量%以上になると、ヒートシ
ールカの向上が認められないばかりか、該ポリエステル
フィルムが柔らかくなって機械特性、耐熱性などが低下
し、また取扱い作業性が悪くななる。
EVAの含有粒子の大きさとは、結晶融解熱5cal/
P以下のポリエステル中に、独立の相として存在するE
VA含有粒子1個の長軸の長さのことであり、この大き
さが0.5ミクロン以下、好ましくは0.3ミクロン以
下であることが必要である。
ただし、すべての粒子についてでなくとも80%以上の
粒子がそうなっていればよい。
これより粒径が大きいと、本発明フィルムの透明性のみ
ならず、厚みむらなどの品質均一特性が悪化するためよ
くない。
もちろん本発明ポリエステルフィルムの用途に応じて、
緒特性を大巾に低下させない範囲内で、他の高分子化合
物とポリマーブレンドしても、共重合してもよく、さら
に任意の添加剤類、たとえば安定剤、紫外線吸収剤、帯
電防止剤、酸化防止剤、可塑剤、増粘剤、減粘剤、顔料
、造核剤、滑剤、消泡剤などを含有せしめてもよい。
この様にして得られたポリエステルフィルムの厚みは特
に限定しないが、10rnmから1ミクロン程度まで用
途に応じて自由に選択でき、必要な場合は延伸、圧延、
熱処理などを行なってもよい。
本発明フィルムは次に述べる様な簡単な工程で一挙に製
造することができるが、必ずしもこれに限定されること
はない。
たとえば、該ポリエステルとEVAとの混合物を混練性
の良い押出機および/またはスタティックミキサー、パ
イプ語キサ−あるいはスクエアーミキサーなどの混練器
を用いて微分散させたのち 口金から該溶融体を冷却ド
ラム上で冷却固化させるのである。
本発明をよく理解しやすくするために、本発明明細書中
での説明および特許請求範囲に記載の次の術語を定義し
ておく。
結晶融解熱とは、ポリマー10mgrを走査型差i動熱
量計(DSC)にセットし、N2気流中で10℃/mi
nの昇温速度で加熱してゆき、該ポリマーの融解にとも
なう吸熱エネルギーを、該ポリマーの試料重量で割った
値であり、ポリエチレンテレフタレートの場合9.8
cal /?、ポリブチレン1テレフタレートの場合1
0、Ocal / ? 、ブタンジオール1.4とテレ
フタル酸(60)、イソフタル酸(40)からなるコポ
リエステルの場合3.2cal/f?程度の値である。
ポリエステルとは、ジカルボン酸とジオールと)から縮
重合によって得られたエステル基を含むポリマーの総称
で、ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸、2・6ナフタレンジカルボン酸、アジピ
ン酸、セパチン酸、デカンジカルボン酸、アゼライン酸
、ドデカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
などの単独ないしは混合物などであり、ジオールとして
は、エチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメ
タツール、デカンジオール、シクロヘキ;サンジオール
、エチルブチル、プロパンジオールなどの単独または混
合物などである。
必要によってはジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコールなどの他のモノマー
やポリマーとの共重合体などにしてもよい。
、 本発明をより理解しやすくするために、比較例およ
び実施例にて述べるが、必ずしもこれに限定されるもの
ではない。
比較実施例 ブタタンジオール1.4とテレフタル酸(70)モル%
)、イソフタル酸(30モル%)よりなるコポリエステ
ル(結晶融解熱4.9cal/?、〇−クロルフェノー
ル中での極限粘度1.48 ’) 71.5重量%に、
EVA(酢酸ビニル40重量%、メルトインデックス5
5)を28.5重量%含有させてなる45ミクロンのコ
ポリエステルフィルムに於て、EVAの分散状態をパイ
プミキサーのエレメント数を変更して次の表1の様なサ
ンプルを得た。
このサンプルについて透明性、ヒートシールカ、厚→ト
みむらなどを測定したところ、EVAの含有粒子の大き
さが0.5ミクロン以下、好ましくは0.3ミクロン以
下でないと、不透明な厚みむらのある悪いフィルムしか
得られないことがわかる。
ヒートシールカは、250℃に加熱された鋼板(U、
S、G、 # 30 )の切片に2 kg/csf、で
3秒間該ポリエステルフィルムを圧着後、オートクレー
ブ中で120℃の熱水中、60分間浸漬した後、室温中
でテンシロンにより180°剥離を行ないその時の力を
サンプル巾で割った値である。
なお共重合ポリエステルのかわりにポリブチレンテレフ
タレート(結晶融解熱9.8 cal / ?を用(・
るとEVAの分散状態によらずヒートシールカは0.3
〜0.5kg/CTLと非常に弱いものであった。
実施例 ポリエチレンテレフタレート(U−クロルフェノール中
25℃での極限塵0.61)を押出機から吐出し、28
0ミクロンの未延伸フィルムを得た。
該未延伸フィルムを95℃に加熱されたロール上で長手
方向に28倍延伸した。
この一軸延伸フイルム上に、エチレングリコールと、テ
レフタル酸(85モル%)、イソフタル酸(15モル%
)よりなるポリマーに、分子量4000のポリエチレン
グリコールを、35重量%ブロック共重合させたコポリ
エステル(結晶融解熱1.5 cal / Y )を8
1重量%、EVA(酢酸ビニル33重量%、メルトイン
デックス25)を19重量%含有したポリマーをスタテ
ィックミキサー20エレメントを通して、積層した。
この積層フィルムを巾方向延伸機テンターにて105℃
で3.0倍延伸後、230℃で5%の巾方向リラックス
を許しながら10秒間熱処理をした。
このようにして得られたポリエチレンテレフタレート2
5ミクロン、EVAブレンド共重合ポリエステル5ミク
ロン、EVA粒子の大きさは0.3ミクロンからなる3
0ミクロンの積層フィルムであり、次の表2に一覧して
特性を示しておく。
比較実施例 2 ブタンジオール1 ・4とテレフタル酸(65モル%)
、イソフタル酸(35モル%)よりなるコポリエステル
(結晶融解熱4.0 cal / ?、0−クロルフェ
ノール中での極限粘度1.40)とEVA(酢酸ビニル
含量28重量%、タルトインデックス15)とを表3の
比率に混合した。
この混合物を40mmφ押出機に供給し230°Cで溶
融し、押出機と口金とをつなぐポリマ管に内蔵されたパ
イプミキサー(230℃)を通過させてEVAを微分散
させる。
これを口金からキャストドラム上(ドラム温度30℃)
にフィルム状に押出し、厚み30μのフィルムを巻取っ
た。
これらフィルムの松■EVA粒子の大きさ、ヘイズ、お
よび熱水処理後のヒートシールカ(比較実施例1記載の
方法)を測定した。
結果を表3に示す。表3の結果からも明らかなように本
発明の&3は透明性もよ<、十1分なヒートシールカを
有していることがわかった。
一方EVAブレンド量の少ないAI、2はEVA粒子の
大きさは小さいにもかかわらずヒートシールカが小さい
またEVAブレンド量の多いA4.5はヘイズも高く不
透明であり、ヒートシールカ9の向上が認められないば
かりか、フィルム自体が非常に柔かく、取扱い作業性が
悪い上に、耐熱性が低下していた。
特にA5は熱水処理に耐えられなかった3、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 結晶融解熱が5 cal /f?以下のポリエステ
    ルニエチレンー醋酸ビニル共重合体がポリエステルとエ
    チレン−醋酸ビニル共重合体との重量に基づき18〜2
    9重量%配合されており、かつ該エチレンー醋酸ビニル
    共重合体の含有粒子の大きさが0.5ミクロン以下であ
    ることを特徴とする熱接着性ポリエステルフィルム。
JP49116113A 1974-10-11 1974-10-11 ネツセツチヤクセイポリエステルフイルム Expired JPS5818389B2 (ja)

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