JPH083000B2 - 熱可塑性成形用組成物 - Google Patents

熱可塑性成形用組成物

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JPH083000B2
JPH083000B2 JP3516149A JP51614991A JPH083000B2 JP H083000 B2 JPH083000 B2 JP H083000B2 JP 3516149 A JP3516149 A JP 3516149A JP 51614991 A JP51614991 A JP 51614991A JP H083000 B2 JPH083000 B2 JP H083000B2
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acid
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された熱可塑性成形用組成物に関するも
のでありそして特にα−オレフィンと飽和脂肪族モノカ
ルボン酸のビニルエステルとの共重合体を含有してなる
改良された熱可塑性ポリエステル及び共ポリエステル成
形用組成物に関するものである。
背景技術 グリコール及びテレフタル酸又はイソフタル酸の高分
子量線状ポリエステル及び共ポリエステルはたとえば米
国特許第2,465,319号及び同第3,047,539号明細書に記載
されている。
米国特許第3,937,757号明細書には、ポリ(1,4−ブチ
レンテレフタレート)組成物の抗トラッキング性はポリ
オレフィン又は少なくとも50重量%のエチレン単位を含
むエチレン共重合体を該組成物に5ないし50重量%添加
することによって改善され得ることが教示されている。
英国特許出願GB2,011,443号明細書は線状ポリエステ
ル樹脂及びエチレン及び酢酸ビニルの共重合体0.1ない
し4.5重量%を含有してなる高い衝撃強さをもつ組成物
を記載している。好ましいかゝる組成物は、一方におい
て“50重量%を超える酢酸ビニル”を含む共重合体を、
そして他方においては“50重量%又はそれ以下の酢酸ビ
ニル”を含む共重合体を含有し得る。後者に関しては、
52重量%の酢酸ビニルを含むエチレン−酢酸ビニル共重
合体(U.S.I.ケミカルズ社によって販売されているビナ
ティーン(Vynathene)EY904)について特記されてい
る。米国特許第3,580,965号明細書はポリエステル及び
オレフィンから誘導される単位を共重合体中に30ないし
99重量%含有するα−オレフィン−ビニルエステル共重
合体を含んでなる高い衝撃強さをもつ組成物を記載して
いる。
米国特許第4,322,333号明細書は衝撃強さを改善する
に有効な少量のエチレン及び酢酸ビニルの共重合体を含
有する強化共ポリエステルを開示している。
米国特許第4,639,486号明細書はポリエーテルイミド
エステル及びハロゲン化難燃物質の配合物を含み、随意
に縮合重合体及び付加重合体から選んだ改質用樹脂を含
んでなる難燃性組成物を開示しているが、エチレン−酢
酸ビニル共重合体は記載されているものには含まれてい
ない。
公称で40及び30重量%のエチレンから誘導された単位
を含む酢酸ビニル−エチレン重合体はドイツ国、ミュン
ヘン在のワッカー・ヘミー社(Wacker−Chemie GmbH)
から登録商標VAEとして商業的に入手し得る。かゝる重
合体は単独で又は他の重合体、たとえば塩化ビニル重合
体及びポリオレフィンと配合して使用することが推奨さ
れる。同類の商業的に入手し得る酢酸ビニル及びエチレ
ンの共重合体は米国、ニュージャージー州、フォート・
レー在のDICアメリカズ(Americas)によって登録商標
エバトレーン(EVATHLENE)として販売されている。
今般、ポリエーテルイミドエステル樹脂の単独又はポ
リエーテルエステル樹脂との混合物を、α−オレフィン
と飽和脂肪族有機酸のビニルエステルとの共重合体とと
もに、広い組成範囲にわたって含む重合体配合物は、驚
くべきことに、改善された圧縮性、弾性、低温衝撃強
さ、紫外線−及び薬品−抵抗性を与えるであろうことが
認められた。該共重合体の添加はまた望ましく低いショ
ア硬度、改善された動的疲労特性、ペイント塗装性、押
出適性及び射出成形適性を与えることも認められる。エ
ラストマーとしての特性は特にポリエステル−ポリエー
テルブロック共重合体を用いて改善される。これらの新
規組成物はさらに補強用充填剤及び/又は難燃化剤を含
有し得る。
発明の概要 本発明によれば、その主要な形態の一つにおいて、 A.約5ないし約95重量部の: ポリエーテルイミドエステル樹脂;及び B.約95ないし約5重量部の: (a)2ないし4個の炭素原子をもつα−オレフィンと
2ないし13個の炭素原子をもつ飽和脂肪族モノカルボン
酸のビニルエステルとの共重合体;又は (b)かゝる共重合体の混合物; を含有してなる熱可塑性樹脂組成物が提供される。
好ましい実施態様においては、成分Aがポリエーテル
イミドエステル樹脂を含んでなる前記定義したごとき組
成物、特に該ポリエーテルイミドエステル樹脂が(i)
少なくとも一種の低分子量ジオール、(ii)少なくとも
一種のジカルボン酸又はその化学的等価物、及び(ii
i)(a)(1)少なくとも一種の高分子量ポリ(オキ
シアルキレン)ジアミン及び(2)少なくとも一種のト
リカルボン酸又はその誘導体、又(b)少なくとも一種
の高分子量ポリオキシアルキレンジイミドジ酸から選ん
だ反応剤から誘導された単位を含んでなる樹脂;又はか
ゝる樹脂の混合物からなるものである組成物が提供され
る。特にジオール成分が60ないし100モル%の1,4−ブタ
ンジオールを含んでなるものの組成物;ジカルボン酸成
分が60ないし100%のジメチルテレフタレートを含んで
なるものの組成物;ポリオキシアルキレンジイミドジ酸
成分が一種又はそれ以上のポリオキシアルキレンジアミ
ンと2個の隣接するカルボキシル基又は無水物基と追加
のカルボキシル基とを含む一種又はそれ以上のトリカル
ボン酸化合物とから誘導されかつ次式: (式中、各Rはそれぞれ独立的にC2ないしC20脂肪族及
び脂環族三価有機基及びC6ないしC20芳香族三価有機基
からなる群から選ばれ;各R′はそれぞれ独立的に水
素、C1ないしC6脂肪族及び脂環族一価有機基及びC6ない
しC12芳香族一価有機基からなる群から選ばれ;そして
Gは約600ないし12,000の平均分子量をもつ長鎖エーテ
ルグリコールの2個のヒドロキシル基の除去後の残基で
ある)によって特徴づけられるものの組成物;及びポリ
オキシアルキレンジイミドジ酸が無水トリメリト酸とポ
リプロピレンオキシドジアミン及び主鎖中に主としてポ
リエチレンオキシドをもつ共ポリ(エチレンオキシド−
プロピレンオキシド)ジアミンからなる群から選んだポ
リオキシアルキレンジアミンとから誘導されるものの組
成物があげられる。
組成物にさらに、 A.(d)ポリエステル樹脂;又は (e)かゝる樹脂の混合物; を含有するものがあげられる。
別の重要な形態においては、本発明は、 A.約5ないし約95重量部の: ポリエーテルエステル樹脂とポリエーテルイミドエステ
ル樹脂の混合物;及び B.約95ないし約5重量部の: (a)2ないし4個の炭素原子をもつα−オレフィンと
2ないし13個の炭素原子をもつ飽和脂肪族モノカルボン
酸のビニルエステルとの共重合体;又は (b)かかる共重合体の混合物;さらに(c)必要に応
じ有効量の補強剤;及び(d)必要に応じ有効量の難燃
化剤の単独又はそれと共働剤との組合せ; を含有してなる熱可塑性樹脂組成物を意図するものであ
る。
この形態の好ましい特徴は成分Aがポリアルキレンテ
レフタレート樹脂を含有してなる組成物、特に該樹脂が
(i)少なくとも一種の低分子量ジオールから誘導され
る単位を含有する場合のかゝる組成物、そして特に好ま
しくはジオール成分が1,4−ブタンジオールを含有して
なる場合のかゝる組成物である。
特記される組成物は前記の好ましい実施態様に規定し
たごとき組成物において、ポリエーテルイミドエステル
中の(iii)対(ii)の重量比が約0.002ないし0.20:1、
より好ましくは約0.005ないし約0.15:1、もっとも好ま
しくは約0.005ないし0.10:1である場合の組成物であ
る。
同様に、本発明の好ましい特徴の例として、該共重合
体Bがα−オレフィンとしてエチレンを含んでなる場合
の前記定義したごとき組成物;共重合体Bが飽和脂肪族
モノカルボン酸のビニルエステルとして酢酸ビニルを含
んでなる場合の組成物;該共重合体がエチレンを25ない
し75重量%の割合で含有する場合の組成物及び該共重合
体Bがエチレンを25ないし50重量%の割合で含有する場
合の組成物があげられる。
本発明はさらに前記最初に定義したごとき組成物に有
効量の: C.補強剤; D.難燃化剤の単独又はそれと共働剤との組合せ;又は E.C及びDの組合せ; をさらに含有せしめてなる組成物を意図するものであ
る。
特記される組成物はA及びBの両者の合計100重量部
に基づいて40ないし80重量部の成分A及びそれに対応し
て60ないし20重量部の成分Bを含有してなる組成物であ
る。
本発明は、そのもっとも広い形態において、前記定義
したごとき熱可塑性組成物からなる造形品をも意図する
ものである。
発明の詳細な開示 本発明の実施において使用される高分子量線状ポリエ
ステルはテレフタル酸及びイソフタル酸の重合体状グリ
コールエステルである。これらは商業的に入手し得るも
のであり又は既知の方法によって製造し得るものであ
る。たとえば米国特許第2,465,319号及び同第3,047,539
号明細書を参照されたい。
ポリエステルのグリコール部分は線状メチレン鎖の形
で2ないし10個、好ましくは2ないし4個の炭素原子を
含有する。
好ましいポリエステルは一般式: (式中、nは2,3又は4である)の反復単位をもつ高分
子量重合体状グリコールテレフタレート又はイソフタレ
ート及び約30モル%までのイソフタル酸単位をもつテレ
フタル酸及びイソフタル酸の共ポリエステルを包含する
かゝるエステルの混合物である。
特に好ましいポリエステルはポリ(エチレンテレフタ
レート)及びポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)で
ある。
説明のために述べれば、高分子量ポリエステルは60:4
0比のフェノールテトラクロルエタン混合物中で30℃で
測定して少なくとも約0.4dl/g、好ましくは少なくとも
0.7dl/gの固有粘度を有するであろう。少なくとも約1.1
dl/gの固有粘度においては、本発明の組成物の靱性の一
層の増大が達成される。
適当なポリエーテルエステル樹脂はランダム及びブロ
ック共重合体の両者を包含する。一般に、これらは
(a)一種又はそれ以上のジオール、(B)一種又はそ
れ以上のジカルボン酸、(c)一種又はそれ以上の長鎖
エーテルグリコール、及び随意に一種又はそれ以上のカ
プロラクトン又はポリカプロラクトンから慣用のエステ
ル化/重縮合法によって製造される。ポリエーテルエス
テルは商業的に入手可能であるに加えて、米国特許第3,
023,192号;第3,651,014号;第3,763,109号;第3,766,1
46号;第3,784,520号;第3,801,547号;第4,156,774
号;第4,264,761号;第4,355,155号及び第4,760,112号
明細書に記載されている。
本発明において使用されるポリエーテルイミドエステ
ル樹脂の製造に使用するに適当なジオール(i)は飽和
及び不飽和脂肪族及び脂環族ジヒドロキシ化合物ならび
に芳香族ジヒドロキシ化合物を包含する。これらのジオ
ールは好ましくは低分子量、すなわち約250又はそれ以
下の分子量をもつものである。本明細書において使用す
る場合、用語“ジオール”及び“低分子量ジオール”は
対応するそれらのエステル形成性誘導体を、たゞし前述
した分子量の要求値はジオールのみに関係し、それらの
エステル形成性誘導体には関係しないという条件で、包
含するものと解釈されるべきである。ジオールのエステ
ル形成性誘導体の例としては、ジオールのアセテートな
らびに、たとえばエチレングリコールについてはエチレ
ンオキシド又はエチレンカーボーネートを挙げることが
できる。
好ましい飽和及び不飽和脂肪族及び脂環族ジオールは
2ないし約15個の炭素原子をもつものである。これらの
ジオールの例としては、エチレングリコール、プロパン
ジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、2−メ
チルプロパンジオール、2,2−ジメチルプロパンジオー
ル、ヘキサンジオール、デカンジオール、1,2−、1,3−
及び1,4−シクロヘキサンジメタノール、ブテンジオー
ル、ヘキセンジオール等を挙げることができる。特に好
ましいかゝるジオールは1,4−ブタンジオール及びそれ
とヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル又はブテンジオールとの混合物であり、もっとも好ま
しくは1,4−ブタンジオールである。
本発明の実施に使用するに適する芳香族ジオールは一
般に6ないし約15個の炭素原子をもつものである。芳香
族ジヒドロキシ化合物の例はレゾルシノール、ハイドロ
キノン、1,5−ジヒドロキシナフタリン、4,4′−ジヒド
ロキシナフタリン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、
ビス(p−ヒドロキシフェニル)メタン及びビス(p−
ヒドロキシフェニル)−2,2−プロパンを包含する。
特に好ましいジオールは飽和脂肪族ジオール、それら
の混合物及び飽和ジオールの一種又はそれ以上と不飽和
ジオールの一種又はそれ以上との混合物、たゞしこれら
のジオールはいずれも2ないし約8個の炭素原子を含む
ものである、である。一種より多いジオールを使用する
場合には、全ジオール含量に基づいて少なくとも約60モ
ル%は同一のジオールであることが好ましく、少なくと
も80モル%は同一のジオールであることがより好まし
い。前述したごとく、好ましい組成物は1,4−ブタンジ
オールを主たる割合で含有するものであり、もっとも好
ましくは、1,4−ブタンジオールを唯一のジオールとす
る場合である。
本発明の実施に使用するに適するジカルボン酸(ii)
は脂肪族、脂環族及び/又は芳香族ジカルボン酸であ
る。これらの酸は好ましくは低分子量、すなわち約300
未満の分子量をもつものである。しかしながら、ある場
合には、より高い分子量のジカルボン酸も使用し得る。
本明細書において使用する場合、用語“ジカルボン酸”
はポリエステル重合体の製造におけるグリコール及びジ
オールとの反応でジカルボン酸と実質的に同様に作用す
る2個の官能性カルボキシル基をもつジカルボン酸の等
価物を包含するものとする。これらの等価物はエステル
及びエステル形成性誘導体、たとえば酸ハライド及び酸
無水物を包含する。前述した分子量についての好ましい
条件は該酸に関係するもので、その対応するエステル又
はエステル形成性誘導体には関係しない。したがって、
約300よりも大きい分子量をもつジカルボン酸のエステ
ル又は約300よりも大きい分子量をもつジカルボン酸の
酸等価物は、該酸が約300以下の分子量をもつという条
件で、包含される。さらに、これらのジカルボン酸は重
合体の形成及び本発明の重合体の使用を実質的に妨害し
ない任意の一又はそれ以上の置換基又はそれらの組合せ
を含み得る。
脂肪族ジカルボン酸は、この用語を本明細書において
使用する場合、飽和炭素原子にそれぞれ結合されている
2個のカルボキシル基をもつカルボン酸を表わすもので
ある。芳香族酸は単独又は融合ベンゼン環系を含み、両
方の官能性カルボキシル基が同一の芳香族環に結合され
ている必要はなく、そして1個より多い環が存在する場
合、それらは−O−又はSO2−のごとき脂肪族又は芳香
族二価基によって連結され得る。
本発明のために使用し得る代表的な脂肪族及び脂環族
酸はセバシン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、グル
タル酸、コハク酸、シュウ酸、ダイマー酸、4−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸、2−エチルスベリン
酸、テトラメチルコハク酸、シクロペンタンジカルボン
酸、デカヒドロ−1,5−ナフタリンジカルボン酸、4,4′
−ビシクロヘキシルジカルボン酸、デカヒドロ−2,6−
ナフタリンジカルボン酸、4,4−メチレンビス(シクロ
ヘキサンカルボン酸)、3,4−フランジカルボン酸及び
1,1−シクロブタンジカルボン酸である。好ましい脂肪
族酸はシクロヘキサンジカルボン酸、セバシン酸、グル
タル酸及びアジピン酸である。
使用し得る代表的な芳香族ジカルボン酸はテレフタル
酸、フタル酸及びイソフタル酸、ビ安息香酸、2個のベ
ンゼン核をもつ置換ジカルボキシ化合物、たとえばビス
(p−カルボキシフェニル)メタン、オキシビス(安息
香酸)、エチレン−1,2−ビス(p−オキシ安息香
酸)、1,5−ナフタリンジカルボン酸、2,6−ナフタリン
ジカルボン酸、2,7−ナフタリンジカルボン酸、フェナ
ントレンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、4,
4′−スルホニルジ安息香酸、及びそれらのハロ及びC1
−C12アルキル、アルコキシ及びアリール環置換誘導体
を包含する。p−(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸
のようなヒドロキシ酸も芳香族ジカルボン酸が同時に存
在する場合には使用することができる。
本発明のポリエーテルイミドエステルの製造に好まし
いジカルボン酸は芳香族ジカルボン酸、それらの混合物
及び一種又はそれ以上の芳香族ジカルボン酸と脂肪族又
は脂環族ジカルボン酸との混合物、もっとも好ましくは
芳香族ジカルボン酸である。これらの芳香族酸の中で、
8−16個の炭素原子をもつものが好ましく、特にベンゼ
ンジカルボン酸、すなわちフタル酸、テレフタル酸及び
イソフタル酸及びそれらのジメチル誘導体が好ましい。
特に好ましいのはジメチルテレフタレートである。
最後に、本発明の実施においてジカルボン酸の混合物
を使用する場合には。ジカルボン酸(b)100モル%に
基づいて少なくとも約60モル%、好ましくは少なくとも
約80モル%は同一のジカルボン酸又はそのエステル誘導
体であることが好ましい。前述したとおり、好ましい組
成物はジメチルテレフタレートが主たるジカルボン酸で
ある場合、もっとも好ましくはジメチルテレフタレート
が唯一のジカルボン酸である場合、の組成物である。
本発明のポリエーテルイミドエステル重合体はジオー
ル(i)、ジカルボン酸(ii)、高分子量ポリ(オキシ
アルキレン)ジアミン(iii)(a)(1)、及びトリ
カルボン酸又はその誘導体(iii)(a)(2)の反応
を伴うワンポット合成法によって製造することができ
る。かゝる合成法においては、ポリ(オキシアルキレ
ン)ジアミンとトリカルボン酸との反応によってポリオ
キシアルキレンジイミドジ酸(iii)(b)がその場で
形成される。本発明において使用するに適するポリ(オ
キシアルキレン)ジアミン(iii)(a)(1)はつぎ
の一般式: H2N−G−NH2 (式中、Gは長鎖アルキレンエーテルジアミンのアミノ
基の除去後に残留する基である)によって表わすことが
できる。これらのポリエーテルジ第1級ジアミンはテキ
サコ・ケミカル社(Texaco Chemical Company)から
商標名ジェフアミン(JEFFAMINE)として商業的に入手
し得る。一般に、これらはグリコールのアミノ化のため
の既知の方法によって製造される。たとえば、これらは
ベルギー国特許第634,741号明細書に示されるごとく、
グリコールをアンモニア、ラニー・ニッケル触媒及び水
素の存在下でアミノ化することによって製造し得る。別
法によれば、これらは米国特許第3,155,728号及び同第
3,236,895号及びフランス国特許第1,551,605号及び同第
1,466,708号明細書に教示されるごとく、グリコールを
ニッケル−銅−クロム触媒上でアンモニア及び水素で処
理することによって製造し得る。
本発明における使用に適当な長鎖エーテルジアミンは
末端(又はできる限り末端近くに)アミン基をもちかつ
約600ないし約12,000、好ましくは約900ないし約4,000
の平均分子量をもつ重合体状ジアミンである。さらに、
これらの長鎖エーテルジアミンは一般に約1.8ないし約
4.3の炭素対酸素比を有するであろう。
代表的な長鎖エーテルジアミンはポリ(エチレンエー
テル)ジアミン、ポリ(プロピレンエーテル)ジアミ
ン、ポリ(テトラメチレンエーテル)ジアミンを包含す
るポリ(アルキレンエーテル)ジアミン;プロピレンオ
キシド及びポリ(プロピレンオキシド)末端ポリ(エチ
レンエーテル)ジアミンを包含するエチレンオキシド及
びプロピレンオキシドのランダム又はブロック共重合
体;及びテトラヒドロフランと少割合のエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド及びメチルテトラヒドロフラン
のような第二の単量体との(ジアミン中の炭素対酸素の
モル比が約4.3対1を超えないような割合で使用され
る)アミノ化ランダム又はブロック共重合体である。ホ
ルムアルデヒドと1,4−ブタンジオール及び1,5−ペンタ
ンジオールのようなジオールとを反応させ、ついでアミ
ノ化することによって製造されたポリホルミルジアミン
が有用である。特に好ましいポリ(アルキレンエーテ
ル)ジアミンはポリ(プロピレンエーテル)ジアミン、
ポリ(テトラメチレンエーテル)ジアミン及びポリ(プ
ロピレンエーテエル)及び/又はプロピレンオキシドで
末端キャップされ、ついでアミノ化されたポリ(エチレ
ンエーテル)グリコールである。
一般に、本発明の実施に有用なポリオキシアルキレン
ジアミンは約600ないし約12,000、好ましくは約900ない
し約4,000の平均分子量をもつ。
トリカルボン酸(iii)(a)(2)は追加のカルボ
キシル基を含むほとんどすべてのカルボン酸無水物又は
該無水物基の代りに2個のイミド形成性隣接カルボキシ
ル基を含む対応する酸であり得る。この追加のカルボキ
シル基もエステル化し得るものでなければならない。
トリカルボン酸成分としては無水トリメリト酸が好ま
しいが、2,6,7−ナフタリントリカルボン酸無水物、3,
3′,4−ジフェニルトリカルボン酸無水物、3,3′,5−ベ
ンゾフェノントリカルボン酸無水物、1,3,4−シクロペ
ンタントリカルボン酸無水物、2,2′,3−ジフェニルト
リカルボン酸無水物、ジフェニルスルホン−3,3′,4−
トリカルボン酸無水物、エチレントリカルボン酸無水
物、1,2,5−ナフタリントリカルボン酸無水物、1,2,4−
ブタントリカルボン酸無水物及び1,3,4−シクロヘキサ
ントリカルボン酸無水物を包含する多数の適当なトリカ
ルボン酸成分は当業者には自明であろう。これらのトリ
カルボン酸物質はつぎの一般式: (式中、Rは三価有機基、好ましくはC2−C20脂肪族又
は脂環族、又はC6−C20芳香族の三価の基であり;R′は
好ましくは水素又は好ましくはC1−C6脂肪族及び/又は
脂環族基及びC6−C12芳香族基、たとえばベンジル基か
ら選んだ一価有機基;もっとも好ましくは水素である)
によって特徴付けることができる。
本発明のポリエーテルイミドエステル重合体の製造に
おいては、当該技術において認められているごとく、実
質的に完全な重合を達成するに十分な割合のジオール対
ジカルボン酸及びトリカルボン酸対ジアミンが存在しな
ければならない。
(i)ジオール成分、(ii)ジカルボン酸成分、(ii
i)(a)(1)ポリ(オキシアルキレン)ジアミン成
分及び(iii)(a)(2)トリカルボン酸成分の反応
を伴うこの型のワンポット反応はMcCreadyらの米国特許
第4,556,688号明細書に記載されている。この型のワン
ポット反応においては、ジオール(i)の使用量は一般
にモル過剰、好ましくはジカルボン酸(ii)の及びトリ
カルボン酸(iii)(a)(2)の全モル数の合計モル
当量に基づいて約1.5モル当量、である。トリカルボン
酸の使用量は好ましくはポリ(オキシアルキレン)ジア
ミンのモル数に基づいて約2モル当量である。2モル当
量より少ない使用量ではジアミンの不完全なイミド化を
もたらし、その結果潜在的により劣った性質をもたらす
であろうことは明らかである。反対に、2モル当量を超
えるトリカルボン酸の使用は重合体の架橋及び/又は分
岐化を導き得る。一般に、トリカルボン酸2モル対ポリ
(オキシアルキレン)ジアミン0.85ないし1.15モルのモ
ル比が有用な重合体を与える。
本発明におけるジアミン(iii)(a)(1)及びジ
カルボン酸(ii)の使用量は高い曲げモジュラス及びし
たがってより大きい剛性ならびに改善された耐溶剤性を
示すポリエーテルイミドエステル重合体が望まれる場合
には重要である。しかしながら、かゝる使用量は、特に
低いモジュラスが望ましい性質である場合に、好ましい
ものであるが臨界的ではない。いわゆる硬いセグメント
の態様には、ポリ(オキシアルキレン)ジアミン及びジ
カルボン酸又はその誘導体を使用量は、ポリ(オキシア
ルキレン)ジアミン及びトリカルボン酸から形成し得る
ポリオキシアルキレンジイミドジ酸の理論量対ジカルボ
ン酸の重量比が約0.002ないし0.20:1、好ましくは約0.0
05ないし約0.15:1、より好ましくは約0.005ないし約0.1
0:1である、ようなものでなければならない。この重量
比を超える場合、すなわち0.20:1を超える場合には、曲
げモジュラスは悪影響を受けるであろう。すなわち、曲
げモジュラスは低下しそして剛性の同時低下を伴って慣
用のポリエーテルイミドエステルの曲げモジュラスに近
付きはじめるであろう。これらのポリエーテルイミドエ
ステルの耐溶剤性も悪影響を受けるであろう。
本発明のポリエーテルイミドエステルはまた、ジオー
ル(i)、ジカルボン酸(ii)及びポリオキシアルキレ
ンジイミドジ酸(iii)(b)の反応を包含する2ポッ
ト合成法によっても製造することができる。かゝる反応
はMcCreadyの米国特許第4,556,705号明細書に記載され
ている。基本的には、この方法では、ポリ(オキシアル
キレン)ジアミンをトリカルボン酸と反応させてポリオ
キシアルキレンジイミドジ酸を形成し、そしてこの予め
形成されたポリオキシアルキレンジイミドジ酸をついで
ジオール及びジカルボン酸と反応させてポリエーテルイ
ミドエステル重合体を形成する。
ポリオキシアルキレンジイミドジ酸(iii)(b)は
一般式: (式中、G、R及びR′は前記に定義されている)によ
って表わすことができる。
本発明において使用するに適当なこの式のポリオキシ
アルキレンジイミドジ酸は約700を超える、好ましくは
約900を超える平均分子量をもつ高分子量ジイミドジ酸
である。これらは2個の隣接するカルボキシル基又は無
水物基及びエステル化し得るものでなければならない追
加のカルボキシル基を含有する一種又はそれ以上のトリ
カルボン酸(iii)(a)(2)と高分子量ポリ(オキ
シアルキレン)ジアミン(iii)(a)(1)とのイミ
ド化反応によって製造し得る。これらのポリオキシアル
キレンジイミドジ酸及びそれらの製造法は米国特許第4,
556,705号明細書に開示されている。簡単にいえば、こ
れらのポリオキシアルキレンジイミドジ酸は溶融合成法
又は溶剤系中における合成法を包含する既知のイミド化
法によって製造することができる。かゝる反応は一般に
約100℃ないし約300℃の温度、好ましくは約150℃ない
し約250℃の温度において水を抜き出しながら、又は溶
剤系中においては溶剤又は共沸(溶剤)混合物の還流温
度において生起するであろう。
この2ポット法においては、前述したワンポット法に
おけると同様に、ジオールはジカルボン酸及びポリオキ
シアルキレンジイミドジ酸の合計モル数に基づいて少な
くともモル当量で、好ましくはモル過剰で、もっとも好
ましくは少なくとも150モル%の割合で、存在すること
が一般に好ましい。かゝるモル過剰のジオールの使用
は、一般にエステル化中のジオールの損失を考慮に入れ
て、酸の量に基づいて最適の収率を達成し得る。
この2ポット法において、ポリオキシアルキレンジイ
ミドジ酸及びジカルボン酸の使用量は高い曲げモジュラ
ス及びまた改善された耐溶剤性を示すこれらの好ましい
ポリエーテルイミドエステルを提供する上で臨界的であ
る。任意のかゝる場合におけるポリオキシアルキレンジ
イミドジ酸の使用量はポリオキシアルキレンジイミドジ
酸対ジカルボン酸の重量比は約0.002ないし0.20:1、好
ましくは約0.005ないし約0.15:1、より好ましくは約0.0
05ないし約0.10:1である。この重量比の範囲内で、これ
らの重合体は高い曲げモジュラス及びまた改善された耐
有機溶剤性を示す、すなわち改善された剛性を示す。重
量比の最大値0.20を超える場合には、該重合体の曲げモ
ジュラスは低下する。同様に、これらの重合体の耐溶剤
性も前述したごとく減少する。
また、米国特許第4,556,688号明細書に記載されるご
とく、芳香族ジカルボン酸及びジオールを予備重合させ
て予備ポリエステルを製造し、ついでこの予備ポリエス
テルをジイミドジ酸と、あるいはトリカルボン酸及びポ
リ(オキシアルキレン)ジアミンと反応させることもで
きる。この予備ポリエステルの製造は米国特許第2,465,
319号及び同第2,910,466号明細書に記載される方法のよ
うな慣用のエステル化法によって達成し得る。
本発明の好ましい実施態様においては、本発明の組成
物は、場合によっては40モル%までの別のジカルボン酸
を含むジメチルテレフタレート;場合によってはブテン
ジオール、ヘキサンジオール又はシクロヘキサンジメタ
ノールのような別のジオールを含むブタンジオール;及
び約600ないし約12000、好ましくは約900ないし約4000
の平均分子量をもつポリ(オキシアルキレン)ジアミン
と無水トリメリト酸あるいはポリオキシアルキレンジイ
ミドジ酸;の反応生成物を含むであろう。前述した理由
によって、ある特定の場合には、ポリオキシアルキレン
ジイミドジ酸対ジカルボン酸の重量比は約0.002ないし
0.20:1、好ましくは約0.005ないし約0.15:1、より好ま
しくは約0.005ないし約0.10:1である。
本発明の方法において、特にすべての反応剤を一緒に
反応器に装入する場合又はポリオキシアルキレンジイミ
ドジ酸を予め形成させかつ過剰のトリカルボン酸が存在
する場合、少量のトリカルボン酸又は無水物を利用し得
るヒドロキシル基と反応し得、そして最終的には完成さ
れた重合体中で分岐剤として作用し得る。ある限度内
で、完成重合体中の分岐度はトリカルボン酸対ポリ(オ
キシアルキレン)ジアミンのモル比を変えることによっ
て制御することができる。過剰のジアミンは分岐度を低
下し、一方トリカルボン酸の過剰は分岐度を増加する。
トリカルボン酸/ジアミンモル比を変えることによる分
岐度の制御のほかに、安息香酸のような単官能性反応剤
の少量を導入することによって分岐度を補整することも
できる。
分岐に関しては、本発明の重合体は予め形成されたジ
イミドジ酸から製造された場合には実質的に分岐をもた
ない点に注目すべきである。分岐を望む場合には、単に
無水トリメリト酸のような分岐剤を予め形成されたジイ
ミドジ酸とともに導入することを必要とするのみであ
る。分岐剤の量は一般にジイミドジ酸1モル当り0.15モ
ル未満である。無水トリメリト酸以外の有用な分岐剤は
トリメリト酸トリメチル、グリセリン、トリメチロール
プロパン、トリメシン酸及びそのエステル等を包含す
る。
本発明のポリエーテルイミドエステルはポリエステル
の製造のために慣用のエステル化/縮合反応によって製
造し得る。これらの方法はとりわけ米国特許第3,763,10
9号、同第3,651,014号及び同第3,801,547号及び米国特
許第4,556,705号及び同第4,556,688号明細書に記載され
ている。
本発明のポリエーテルイミドエステルは少なくともつ
ぎの二種類の反復構造単位: 及び (式中、Aは2個のカルボキシル基を除いたポリオキシ
アルキレンジイミドジ酸の残基、すなわち であり;R1は2個のヒドロキシル基を除いたジオールの
残基であり;そしてR2は2個のカルボキシル基を除いた
ジカルボン酸の残基である)を含有する。
前述した好ましい樹脂の一群中に存在する反復構造単
位の割合は一般に第一の型の反復構造単位対第二の反復
構造単位の重量比が約0.002ないし0.20:1、好ましくは
約0.005ないし0.15:1、より好ましくは約0.005ないし約
0.10:1であるようなものである。
さらに、本発明のポリエーテルイミドエステルの製造
法において、触媒又は触媒系の使用は要求されるもので
はないが、慣習的でありかつ好ましい。一般に、既知の
エステル交換及び重縮合触媒の任意のものを使用し得
る。2種類の別々の触媒又は触媒系を、一つはエステル
交換用そして一つは重縮合用として、使用し得るが、一
つの触媒又は触媒系を、それが適切な場合には、両方の
目的のために使用することが好ましい。2種類の別々の
触媒を使用する場合には、予備縮合反応の完了に続いて
エステル交換触媒を既知の触媒抑制剤又は失効剤、特に
りん酸、ホスフェン酸、ホスホン酸及びそれらのアルキ
ル又はアリールエステル又は塩のようなりん化合物によ
って失効化させることが、得られる重合体の熱安定性を
高めるために好ましくかつ有利である。
適当な既知の触媒の例としては、亜鉛、マンガン、ア
ンチモン、コバルト、鉛、カルシウム及びアルカリ金属
の酢酸塩、カルボン酸塩、水酸化物、酸化物、アルコラ
ート又は有機錯体を、これらの化合物が反応混合物中に
可溶であるという条件で、挙げることができる。特定の
例は酢酸亜鉛、酢酸カルシウム及びそれらと三酸化アン
チモンとの組合せ等を包含する。これらの触媒ならびに
別の有用な触媒は米国特許第2,465,319号;第2,850,483
号;第2,892,871号;第2,937,160号;第2,998,412号;
第3,047,539号;第3,110,693号及び第3,385,830号明細
書に記載されている。
反応剤及び反応が許容する場合には、たとえば米国特
許第2,720,502号;第2,727,881号;第2,729,619号;第
2,822,348号;第2,906,737号;第3,047,515号;第3,05
6,819号;第3,056,818号及び第3,076,952号その他に記
載されているもののような無機及び有機チタン含有化合
物を包含するチタン触媒を使用することが好ましい。テ
トラブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート
及びテトラオクチルチタネートのような有機チタネート
及びアルカリ又はアルカリ土類金属アルコキシド及びチ
タネートエステルから誘導される錯体チタネートが特に
好ましく、有機チタネートがもっとも好ましい。これら
もまた単独で又はたとえば酢酸亜鉛、酢酸マンガン又は
三酸化アンチモンのような他の触媒及び/又は前述した
ごとき触媒失活剤との組合せで使用することができる。
触媒は触媒有効量、たとえば反応剤の全重量に基づいて
約0.005ないし約2重量%の量で使用される。
エーテルイミドエステル重合体の製造の任意の段階に
ついて回分法及び連続法の両者を使用し得る。ポリエス
テルの予備重合体とポリオキシアルキレンジイミドジ酸
との重縮合は微細の固体状ポリエステル予備重合体とジ
イミドジ酸とを真空中で又は不活性ガス流中で加熱して
遊離する低分子量ジオールを除去することによって固相
で達成することもできる。この方法は予備重合体の軟化
点よりも低い温度で使用しなければならないので劣化を
低減するという利点をもつ。
本発明において使用されるポリエーテルイミドエステ
ルは熱老化及び光崩壊に対して良好な耐性をもつが、酸
化防止剤の添加によってこれらの化合物を安定化するこ
とが推奨される。
共ポリエステル用として当該技術において既知の多数
の酸化及び/又は熱安定剤を本発明の実施において使用
し得る。これらは重合中に又は重合に続く熱溶融工程の
間に組成物中に配合することができる。満足な安定剤は
フェノール類及びそれらの誘導体、アミン及びそれらの
誘導体、ヒドロキシル基及びアミン基の両者を含有する
化合物、ヒドロキシアジン、オキシム、重合体状フェノ
ールエステル及び金属がその低原子価状態にある多価金
属の塩を包含する。これらの安定剤のいくつかの特定の
例は米国特許第4,556,688号明細書に記載されている。
本発明の組成物に使用される重合体はたとえばベンゾ
フェノン、ベンゾトリアゾール及びシアノアクリレート
のような周知の紫外線吸収剤をそれに添加することによ
って紫外線に対して安定化され得る。
α−オレフィンと脂肪族モノカルボン酸のビニルエス
テルとの共重合体として多数の共重合体を使用し得る。
好ましい生成物は1ないし49重量%、好ましくは20ない
し40重量%のエチレン含量をもち、10,000ないし500,00
0、好ましくは50,000ないし300,000の平均分子量(たと
えば重量平均分子量)をもつエチレンと酢酸ビニルとの
共重合体である。これらは既知の方法に従って得られか
つ商業的に入手可能である。つぎの一般式: (式中、R1はH、CH3、C2H5であり、R2はCH3ないしC12H
25であり、そしてx,y及びnは整数を表わす)の化合物
が特に好ましい。かゝる化合物は2ないし4個の炭素原
子をもつα−オレフィンと2ないし13個の炭素原子をも
つ飽和脂肪族モノカルボン酸のビニルエステルとの共重
合体である。
本発明の組成物は慣用の方法で製造される。たとえ
ば、一方法においては、エチレン−酢酸ビニル共重合体
をポリエーテルイミドエステル又は他の樹脂とともに押
出配合機中に導入して成形用ペレットを製造する。この
方法では、該共重合体はポリエーテルイミドエステル又
は他の樹脂のマトリックス上に分散される。別の方法に
おいては、該共重合体をポリエーテルイミドエステル又
は他の樹脂と乾式配合によって混合し、ついでミル上で
可塑化処理しそして微粉砕するか又はそれらを押出処理
しそして切断する。エチレン−酢酸ビニル共重合体又は
他の共重合体はまた粉末状又は顆粒状ポリエーテルイミ
ドエステル又は他の樹脂と混合しそして直接、たとえば
射出又はトランスファー成形技術によって成形すること
もできる。
必須ではないが、これらの成分を予備配合し、ペレッ
トに形成し、ついで成形する場合に最良の結果が得られ
る。予備配合は慣用の設備で実施し得る。たとえば、樹
脂を注意深く、たとえば125℃で4時間、乾燥した後
に、一軸スクリュー押出機にポリエーテルイミドエステ
ル又は他の樹脂及びエチレン−酢酸ビニル共重合体又は
他の共重合体の乾燥配合物を供給する。こゝで使用され
るスクリューは溶融を確実にするために長い遷移及び計
量部を有する。他方、二軸スクリュー押出機、たとえば
28mmウェルナー・プライデラー型押出機の供給口に樹脂
及び添加剤を供給することもできる。いずれの場合に
も、一般に適当な押出機温度は約232ないし300℃である
だろう。
予備配合された組成物は標準的技術によって押出処理
しかつ慣用の顆流等のような成形用コンパウンドに切断
することができる。
本発明の組成物は熱可塑性組成物用に慣用的に使用さ
れる任意の設備で成形し得る。たとえば、ポリ(1,4−
ブチレンテレフタレート)については、射出成形機、た
とえばニューバリー型の射出成形機中で慣用のシリンダ
ー温度、たとえば232℃及び慣用の金型温度、たとえば6
6℃を用いて最良の結果が得られるであろう。他方、ポ
リ(エチレンテレフタレート)については、厚みのある
部材の場合に結晶化が内面から外面までの均一性に欠け
るので、余り慣用的ではないが、周知ではある技術を使
用し得る。たとえば、グラファイト又は金属酸化物、た
とえばZnO又はMgOのような成核剤を含ませることができ
そして少なくとも110℃の標準的な金型温度が使用され
るであろう。
ポリエステル樹脂の全部又は一部をポリエーテルエス
テル樹脂及びポリエーテルイミドエステル樹脂に代える
場合には配合及び成形のパラメーターは一般に前述した
ものから意味のある程度には逸脱しないであろう。適当
な条件は当業者には周知であり、個々の樹脂については
前記引用した特許文献を同様に参照されたい。
好ましい実施態様の記載 つぎの実施例は本発明の組成物を例証するものであ
る。これらはいかなる意味においても請求の範囲を限定
するものではない。
実施例1及び2 つぎの組成物を機械的に配合処理し、ついで押出処理
しそしてファン・ドーン(Van Dorn)射出成形機中で
試験片に成形する。ASTM D638、D790、D1054、D2240及
びD395によって個々適切に測定した性質を同じく表中に
要約して示す。
前述の結果はポリエーテルイミドエステルへの酢酸ビ
ニル−エチレン共重合体の添加は、共重合体添加剤を使
用しない対照試料と比較して、エラストマー特性の著し
い改善ならびに改善された圧縮性、硬度の減少及び改良
された動的疲労特性を与えることを実証している。
前述した特許、特許出願、公報及び試験法をこゝに参
考資料として組入れる。
上に詳述した記載に照らして本発明の多数の変形は当
業者にはおのずから明らかであろう。たとえば染料、顔
料、安定化剤及び可塑剤等のような物質の少量を本発明
の組成物に添加し得る。補強用ガラス繊維は慣用の割
合、たとえば樹脂含量と充填剤の合計量に基づいて10、
20及び30重量%の割合で添加し得る。ガラスの代りに、
クレー、タルク、アスベスト、珪灰石等を充填剤として
使用し得る。デカブロムジフェニルエーテルのようなハ
ロゲン化芳香族化合物のごとき慣用の難燃化剤をそれだ
けで又は酸化アンチモンのような共働剤と組合せて用い
ることにより組成物に難燃性を付与し得る。ポリエーテ
ルイミドエステルの代りに、共重合体を使用してポリ
(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂のようなポリエ
ステル、ポリエーテルエステル樹脂、ポリ(1,4−ブチ
レンテレフタレート)樹脂とポリエーテルエステル樹脂
との配合物等の性質を改善し得る。また、米国特許第4,
760,112号明細書に開示されかつ上記に述べたごときよ
り高い曲げモジュラスを示すポリエーテルイミドエステ
ル樹脂も使用し得る。すべてのかゝる自明の修正は添付
の請求の範囲に示したすべての意図する範囲内のもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−296821(JP,A) 特開 昭63−254160(JP,A) 特開 昭59−197453(JP,A) 特開 昭54−100451(JP,A)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A.約5ないし95重量部の: ポリエーテルイミドエステル樹脂;及び B.約95ないし5重量部の: (a)2ないし4個の炭素原子をもつα−オレフィンと
    2ないし13個の炭素原子をもつ飽和脂肪族モノカルボン
    酸のビニルエステルとの共重合体;又は (b)かかる共重合体の混合物; を含有してなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】ポリエーテルイミドエステル樹脂が (i)少なくとも一種の低分子量ジオール、 (ii)少なくとも一種のジカルボン酸又はその化学的等
    価物、及び (iii)(a)(1)少なくとも一種の高分子量ポリ
    (オキシアルキレン)ジアミン、及び (2)少なくとも一種のトリカルボン酸又はその誘導
    体、又は (b)少なくとも一種の高分子量ポリアルキレンジイミ
    ドジ酸から選んだ反応剤から誘導された単位を含んでな
    る樹脂;又はかかる脂肪の混合物からなる請求の範囲1
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】ジオール成分(i)が、60ないし100モル
    %の1,4−ブタンジオールを含んでなる請求の範囲2記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】ジカルボン酸成分(ii)が、60ないし100
    %のジメチルテレフタレートを含んでなる請求の範囲2
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】成分(iii)が(a)である請求の範囲2
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】成分(iii)が(b)である請求の範囲2
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】ポリオキシアルキレンジイミドジ酸成分
    (b)が、一種又はそれ以上のポリオキシアルキレンジ
    アミン及び2個の隣接するカルボキシル基又は無水物基
    と追加のカルボキシル基とを含む一種又はそれ以上のト
    リカルボン酸化合物から誘導され次式 (式中、各Rは独立的にC2ないしC20脂肪族及び脂環族
    三価有機基及びC6ないしC20芳香族三価有機基からなる
    群から選んだ基であり;各R′は独立的に水素C1ないし
    C6脂肪族及び脂環族一価有機基及びC6ないしC12芳香族
    一価有機基からなる群から選ばれ、そしてGは約600な
    いし12000の平均分子量をもつ長鎖エーテルグリコール
    のヒドロキシ基の除去後に残存する基である)によって
    特徴づけられる請求の範囲2記載の組成物。
  8. 【請求項8】ポリオキシアルキレンジイミドジ酸が、無
    水トリメリト酸とポリプロピレンオキシドジアミン及び
    主鎖中に主としてポリエチレンオキシドを有する共ポリ
    (エチレンオキシド−プロピレンオキシド)ジアミンか
    らなる群から選んだポリオキシアルキレンジアミンとか
    ら誘導される請求の範囲7記載の組成物。
  9. 【請求項9】成分(iii)対成分(ii)の重量比が、約
    0.002ないし0.20:1である請求の範囲2記載の組成物。
  10. 【請求項10】成分(iii)対成分(ii)の重量比が、
    約0.005ないし0.15:1である請求の範囲9記載の組成
    物。
  11. 【請求項11】成分(iii)対成分(ii)の重量比が、
    約0.005ないし約0.10:1である請求の範囲10記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】共重合体Bがα−オレフィンとしてエチ
    レンを含んでなる請求の範囲1記載の組成物。
  13. 【請求項13】共重合体Bが、飽和脂肪族モノカルボン
    酸のビニルエステルとして酢酸ビニルを含んでなる請求
    の範囲1記載の組成物。
  14. 【請求項14】共重合体Bが、エチレンを25ないし75重
    量%の割合で含有する請求の範囲1記載の組成物。
  15. 【請求項15】共重合体Bが、エチレンを25ないし50重
    量%の割合で含有する請求の範囲14記載の組成物。
  16. 【請求項16】さらに有効量の: C.補強剤; D.難燃化剤の単独又はそれと共働剤との組合せ;又は E.C及びDの組合せ; を含有する請求の範囲1記載の組成物。
  17. 【請求項17】成分A及びBの両者の合計100重量部に
    基づいて40ないし80重量部の成分A、及びそれに対応し
    て60ないし20重量部の成分Bを含んでなる請求の範囲1
    記載の組成物。
  18. 【請求項18】請求の範囲1記載の熱可塑性組成物から
    なる成形物品。
  19. 【請求項19】A.約5ないし95重量部の: ポリエーテルエステル樹脂とポリエーテルイミドエステ
    ル樹脂の混合物;及び B.約95ないし5重量部の: (a)2ないし4個の炭素原子をもつα−オレフィンと
    2ないし13個の炭素原子をもつ飽和脂肪族モノカルボン
    酸のビニルエステルとの共重合体;又は (b)かかる共重合体の混合物;さらに (c)必要に応じ有効量の補強剤;及び (d)必要に応じ有効量の難燃化剤の単独又はそれと共
    働剤との組合せ; を含有してなる熱可塑性樹脂組成物。
  20. 【請求項20】共重合体Bが、α−オレフィンとしてエ
    チレンを含んでなる請求の範囲19記載の組成物。
  21. 【請求項21】共重合体Bが、飽和脂肪族モノカルボン
    酸のビニルエステルとして酢酸ビニルを含んでなる請求
    の範囲19記載の組成物。
  22. 【請求項22】共重合体Bが、エチレンを25ないし75重
    量%の割合で含有する請求の範囲19記載の組成物。
  23. 【請求項23】共重合体Bが、エチレンを25ないし50重
    量%の割合で含有する請求の範囲22記載の組成物。
  24. 【請求項24】成分A及びBの両者の合計100重量部に
    基づいて40ないし80重量部の成分A、及びそれに対応し
    て60ないし20重量部の成分Bを含有してなる請求の範囲
    19記載の組成物。
  25. 【請求項25】請求の範囲19記載の熱可塑性組成物から
    なる成形物品。
  26. 【請求項26】A.約5ないし95重量部の: ポリエーテルエステル樹脂とポリエーテルイミドエステ
    ル樹脂の混合物;及び B.約95ないし5重量部の: (a)2ないし4個の炭素原子をもつα−オレフィンと
    2ないし13個の炭素原子をもつ飽和脂肪族モノカルボン
    酸のビニルエステルとの共重合体;又は (b)かかる共重合体の混合物;さらに (c)必要に応じ有効量の補強剤;及び (d)必要に応じ有効量の難燃化剤の単独又はそれと共
    働剤との組合せ; からなる熱可塑性樹脂組成物。
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