JPS5817874Y2 - タンブラ錠 - Google Patents

タンブラ錠

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JPS5817874Y2
JPS5817874Y2 JP12223478U JP12223478U JPS5817874Y2 JP S5817874 Y2 JPS5817874 Y2 JP S5817874Y2 JP 12223478 U JP12223478 U JP 12223478U JP 12223478 U JP12223478 U JP 12223478U JP S5817874 Y2 JPS5817874 Y2 JP S5817874Y2
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JP
Japan
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rotor
case
rotor case
door
lock
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Expired
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JP12223478U
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English (en)
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JPS5537987U (ja
Inventor
貞男 山影
Original Assignee
三恭金属株式会社
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Publication date
Application filed by 三恭金属株式会社 filed Critical 三恭金属株式会社
Priority to JP12223478U priority Critical patent/JPS5817874Y2/ja
Publication of JPS5537987U publication Critical patent/JPS5537987U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンブラ錠に関する。
従来のタンブラ錠においては、キーをロータに挿し込ん
で回動させることにより、扉等の開動を拘束するための
拘束部材(後述の本考案の実施例におけるレバー21に
該当する部材)を直接扉に係止させて扉の施錠を行い、
またキーを前記の逆方向に回動させることにより前記拘
束部材による扉拘束を解除していわゆる解錠を行うのが
通常であった。
従って、たとえば団地等において極めて短時間部屋を明
けるような時にも施錠または解錠に必ず一々キーを使用
する必要があって面倒であるとともに、キーおよびタン
ブラ錠の使用頻度が多くなって磨耗を早めるという欠点
があった。
本考案は上記した従来のタンブラ錠の欠点に鑑みて、上
記したキーによる施錠および解錠の外に、扉等の開動を
、必ずしもキーを介することなく手動によっても仮に拘
束したり、この仮拘束を解除したりすることのできるよ
うにして、取扱いを便利にするとともにキーの使用頻度
を減少させてその磨耗を軽減し得るタンブラ錠を提供す
ることを目的とするもので゛ある。
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明するか
゛、以下、説明の便宜上、第1図〜第3図に向って左方
を前方、同右方を後方と呼び、また第4図イ9ロ〜第7
図イ1口に向って左方を左方、同右方を右方と呼ぶ。
また、以下、扉の開閉を拘束するためにタンブラ錠に接
続された拘束部材が扉より引離されて扉が開閉可能であ
る状態を解錠状態といい、前記拘束部材がタンブラ錠を
介して扉に係止されて扉の開閉が仮に拘束され、しかも
この仮の拘束はキーによる操作の外に、キーを用いるこ
となく指先等による操作(以下、手動という。
)によっても解除し得る状態を仮錠状態といい、さらに
この仮錠状態がキーを介してのみ鎖錠され、しかもこの
鎖錠状態がキーを介してのみ仮錠状態に復帰し得る状態
を施錠状態という。
さて、図中、1はほは゛円筒状に形成された固定ケース
であって、扉Tの一部に固着され、またその後端上部に
は後述するロックプレート12の上下移動を案内するた
めの案内溝15が凹設されている。
また、該固定ケース1の内周面には円周状のローターケ
ース2が摺回動可能に嵌合され、そしてこのローターケ
ース2の前端部は上記固定ケース1の前方へ延出され、
かつ該延出部の外径は大となってつまみ3が形成される
とともにこのつまみ3の外周面にはローレット加工が施
されている。
4は円柱状のローターであって、上記ローターケース2
内に摺回動可能に嵌合され、そして該ローター4内には
キーにの挿入操作により上下動をして該ローター4と上
記ローターケース2との間の摺回動を許容する板状のデ
ィスク5〜5が備えられている。
ただしこの構造は公知であるためこの部分の詳細な説明
は省略する。
さて、前述したローターケース2の後端面には、第4図
イ9ロ〜第7図イ7口に図示の半円環状の摺接溝6が凹
設されており、そして該摺接溝6の両末端部はラジアル
外方向に若干大きく段付状に形成された節度部7を備え
ている。
8はアクションピンで、ローター4の後端部の半径方向
の孔9内に摺動可能の状態で嵌着されかつ圧縮ばね10
により常にラジアル外方向へ向って附勢され、その外端
は上記摺接溝6の外側の内周面に当接している。
また、ローター4の後端面には中心軸線から偏心eした
位置に偏心突起11が形成されるとともに、該突起11
には、はぼ四角形状のロックプレーI・12が、その−
側へ向って開口された係合溝13を介して係合されてい
る。
なお、上記ロックプレート12の係合溝13はタンブラ
錠の中心より一側方へ向って開口されている。
従ってローター4の回動によって偏心突起11が係合溝
13内を摺動して移動する時にはロックプレート12は
これに伴つて上下動し、偏心突起11が係合溝13の閉
塞側へ向って移動しようとする時には、偏心突起11の
偏心eによってロックプレート12は回転モーメントが
与えられて上下反転回動するように形成されている。
なお、ローターケース2の後端上下部にはロックプレー
ト12を上下方向に案内するための案内溝14.14’
が形成され、また、固定ケース1の後端上部にも上記案
内溝14と同一幅の案内溝15が形成され、ロックプレ
ート12上端部が固定ケース1の案内溝15内に位置し
ているときはローターケース2は固定ケース1に対する
摺回動が不可能である。
16はロックカムで軸心より偏心e′シた位置において
後方へ向って突設されたカム突起17を有するとともに
その本体には縦突片18,18および横突片19,19
を外側方へ向って十字状に備えている。
ただし上記縦突片18,18は上記ローターケース2の
案内溝14の後半部にかしめによって固着され、また同
左右部の横突片19,19はロータ−ケース2後端部左
右に形成された固定溝20.20にかしめによって固着
されている。
したがって、ロックカム16はローターケース2と一体
状であって、ローターケース2の回動に伴なって同時に
回動する。
なお、ロックカム16のカム突起17が下死点にあると
きは、該突起17に連結されたレバー21(第2図、第
3図および第4図ハル第7図ハにおいて想像線にて図示
する)を介して扉Tがその開閉を拘束され、一方、同突
起17が上死点にあるときは、同レバー21は扉Tより
引離され、扉Tは開閉可能の状態となるように形成され
ている。
引きつづいて、上記の実施例のタンブラ錠の作用効果を
具体的に説明する。
まず、第3図および第4図イ9口、ハに示す施錠状態に
ついて説明すると、キーKをローター4へ挿込む前にお
いては、テ゛イスク5〜5がローター4の外周面より外
方へ突出してローターケース2に係止されている(図示
しない)ため、ローター4はローターケース2に対して
相対的に摺回動することができない。
またローター4の偏心突起11が上死点にあってロック
プレート12が、ローターケース2の案内溝14と、固
定ケース1の案内溝15とに係止されているためロータ
ーケース2は固定ケース1に対して相対的に摺回動する
ことができない。
しかもこの状態においてロックカム16のカム突起17
が下死点にあってレバー21によって扉Tの開閉が拘束
されている。
すなわち扉Tはレバー21によってその開閉が拘束され
るとともに、ローターケース2および゛ローター4の回
動がロツクフ。
レート12によって阻止されて扉Tの拘束は鎖錠され、
施錠状態が保持される。
さて上記した施錠状態は、次に説明する操作によって第
5図イ9口、への状態を経て第6図イ、ロバに示す仮錠
状態に転換することができる。
すなわち、まず、キーKをローター4内に挿入すること
により、各テ゛イスク5〜5がすべてローター4の外周
面より引込んで、ローター4のローターケース2に対す
る摺回動が可能な状態となる。
次にキーKを第4図イ9口に向って右廻りに回動させれ
ば、これに伴なってローター4がローターケース2に対
して相対的に右廻りに摺回動する(第5図イ9ロ参照)
そして、ローター4が180°だけ回動ずれば、アクシ
ョンピン8が図示下端の節度部7の位置に達しく第6図
イ9口参照)ローター4はローターケース2に対して右
廻りにはこれ以上相対摺回動することができなくなる。
さて、この時点においてローター4の偏心突起11が下
死点に達し、ロックプレート12の上端部が固定ケース
1の案内溝15から外れて鎖錠が解除され、ローターケ
ース2は固定ケース1に対して相対的に摺回動が可能と
なり、一方、レバー21による扉開閉拘束は依然として
維持されている。
すなわちこの状態は第6図イ9ロ、八に示す仮錠状態で
あって、キーを介してローター4を180°左廻りに回
動させることにより第4図イ9口、ハに示す施錠状態に
復元することができるとともに、キーまたは手動によっ
て次に説明する解錠状態に転換することができる。
次に上記仮錠状態を第7図イ9口、ハに示す解錠状態に
転換する操作を具体的に説明すると、キーKを介してロ
ーター4をさらに180°だけ右廻り方向に回動させれ
ば、ローターケース2は、アクションピン8を介して同
時に回動させられるため、ローター4とローターケース
2とロックカム16とが一体となって固定ケース1に対
して摺回動してロックカム16のカム突起1,7が上動
する。
しかして、該ロックカム16が180°右廻り回動した
時点で同突起17は上死点に達して扉Tの開閉拘束が解
除される。
またこれと同時にローター4が180°右廻りに回動す
る。
この際、ローター4の偏心突起11がロックプレート1
2の案内溝13の閉塞端面を押圧しながらローター4が
回動するため、偏心突起11の偏心eによってロックプ
レート12は回転モーメントが与えられて180°回動
して上下反転し、第1図、第2図および第7図イ7口、
八に示す解錠状態となる。
なお、第6図イ1口、ハに示す仮錠状態においてキーK
をローター4から外せばディスク5〜5によってロータ
ー4とローターケース2とが一体状に結合される。
従ってこの時、ローターケース2のつまみ3を手動で右
廻りに回動させると、ローター4とローターケース2と
ロックカム16とが一体となって回動して第7図イ5口
、ハの解除状態にすることも可能である。
さて、上記した第7図イ5ロ、八に示す解錠状態はキー
Kをローター4に挿込んで右廻りに回動させることによ
り、アクションピン8を介してローターケース2および
ロックカム16を同時に右廻りに回動させて、第6図イ
5口、ハに示す仮錠状態に転換することができる。
しかもこの転換はキーKをローター4より外してロータ
ー4とローターケース2とを一体化した後、ローターケ
ース2のつまみ3を手動回動させることによっても可能
である。
すなわち、本考案によるタンブラ錠は、はぼ円筒状に形
成されかつ扉T等に固定し得る外周部を備えた固定ケー
ス1の内周面に対して、手動用のつまみ3を有する円筒
状のローターケース2をその軸心の回りに摺回動可能に
嵌着するとともに、キーKによって操作されるタンブラ
テ゛イスク5〜5を有する円筒状のローター4をその軸
心の回りに摺回動可能に前記ローターケース2の内周面
に嵌着し、しかも、前記ローター4にはその半径方向に
沿ってアクションピン8を外方へ向って付勢して取付け
るとともに、前記ローターケース2に対する前記ロータ
ー4の摺回動を前記アクションピン8を介して180°
の範囲内に規制するための摺接溝を前記ローターケース
2に設け、また前記ローター4には、その軸心に対して
偏心eする偏心突起11を設け、該偏心突起11には、
前記ローター4の回動に伴なって上下動するロックプレ
ート12を係着するとともに、該ロックプレート12の
上動時にその先端部を係止し得る案内溝14および15
をそれぞれ前記ロータケース2および前記固定ケース1
に設け、さらに、前記ローターケース2の後端面には、
前記ローターケース2の軸心に対して偏心e′するカム
突起17を前記ローターケース2と一体状に設けるとと
もに、該カム突起17には前記ローターケース2と回動
に伴なって上下動して扉T等に対する開動拘束を係脱す
るレバー21を連結し得る構成にしたことを特徴とする
もので、従来のタンブラ錠と異なって、施錠状態と解錠
状態との中間に仮錠状態を備え、しかも仮錠状態より解
錠状態への転換、および解錠状態より仮錠状態への復元
には、必ずしもキーを介することなく手動によっても操
作することができるため、たとえば高層建築の団地等に
おいて、廃棄物等を地階の集積場所へ運搬する場合のよ
うに、比較的短時間の外出をする際には、予めキーによ
って仮錠状態に転換さえして置けば゛、−々キーを用い
ることなく手動によって解錠にしたり仮錠に復元したり
することが可能できわめて便利であるとともに、キーの
使用頻度を減少させてキーおよびタンブラ錠自体の磨耗
や損傷を軽減して耐久性を向上することができる。
従って、本考案は実用上、きわめて大きい効果を有する
ものであるということができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案によるタンブラ錠の一実施例を示し、第1
図は解錠状態における分解斜視図、第2図は同じく解錠
状態における中央断面正面図、第3図は施錠状態におけ
る中央断面正面図、第4図イ。 ロ、へ〜第7図イ9口、ハはタンブラ錠の各作動状態に
おける説明図で、各図においてそれぞれイは第2図およ
び第3図のX−X線断面図、口は同YY線断面図、ハは
とくに扉拘束部材の位置を示す外観正面図であり、第4
図イ9口、ハは施錠状態図、第5図イ9口、ハは施錠状
態より仮錠状態へ移行する途中の状態図、第6図イ9口
、ハは仮錠状態図、第7図イ、ロバは解錠状態図である
。 1・・・・・・固定ケース、2・・・・・・ローターケ
ース、3・・・・・・つまみ、4・・・・・・ローター
、6・・・・・・摺接溝、8・・・・・・アクションピ
ン、11・・・・・・偏心突起、12・・・・・・ロッ
クプレート、14,15・・・・・・案内溝、21・・
・・・・レバー、T・・・・・・扉、K・・・・・・キ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. はは゛円筒状に形成されかつ扉T等に固定し得る外周部
    を備えた固定ケース1の内周面に対して、手動用のつま
    み3を有する円筒状のローターケース2をその軸心の回
    りに摺回動可能に嵌着するとともに、キーKによって操
    作されるタンブラテ゛イスク5〜5を有する円筒状のロ
    ーター4をその軸心の回りに摺回動可能に前記ローター
    ケース2の内周面に嵌着し、しかも、前記ローター4に
    はその半径方向に沿ってアクションピン8を外方へ向っ
    て付勢して取付けるとともに、前記ローターケース2に
    対する前記ローター4の摺回動を前記アクションピン8
    を介して180°の範囲内に規制するための摺接溝を前
    記ローターケース2に設け、また前記ローター4には、
    その軸心に対して偏心eする偏心突起11を設け、該偏
    心突起11には、前記ローター4の回動に伴って上下動
    するロックプレート12を係着するとともに、該ロック
    プレート12の上動時にその先端部を係止し得る案内溝
    14および15をそれぞれ前記ローターケース2および
    前記固定ケース1に設け、さらに、前記ローターケース
    2の後端面には、前記ローターケース2の軸心に対して
    偏心e′するカム突起17を前記ローターケース2と一
    体状に設けるとともに、該カム突起17には前記ロータ
    ーケース2の回動に伴って上下動して扉T等に対する開
    動拘束を係脱するレバー21を連結し得る構成にしたこ
    とを特徴とするタンブラ錠。
JP12223478U 1978-09-06 1978-09-06 タンブラ錠 Expired JPS5817874Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12223478U JPS5817874Y2 (ja) 1978-09-06 1978-09-06 タンブラ錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12223478U JPS5817874Y2 (ja) 1978-09-06 1978-09-06 タンブラ錠

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Publication Number Publication Date
JPS5537987U JPS5537987U (ja) 1980-03-11
JPS5817874Y2 true JPS5817874Y2 (ja) 1983-04-11

Family

ID=29080153

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12223478U Expired JPS5817874Y2 (ja) 1978-09-06 1978-09-06 タンブラ錠

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JP (1) JPS5817874Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221395A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Taichi Inada 防犯錠前装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221395A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Taichi Inada 防犯錠前装置

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Publication number Publication date
JPS5537987U (ja) 1980-03-11

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