JPS58177475A - 防食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコ−ト金属板の製造方法 - Google Patents
防食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコ−ト金属板の製造方法Info
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- JPS58177475A JPS58177475A JP5976982A JP5976982A JPS58177475A JP S58177475 A JPS58177475 A JP S58177475A JP 5976982 A JP5976982 A JP 5976982A JP 5976982 A JP5976982 A JP 5976982A JP S58177475 A JPS58177475 A JP S58177475A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/73—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process
- C23C22/74—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process for obtaining burned-in conversion coatings
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特定成分の化成処理液、下塗塗料、及び上塗塗
料を組み合わせて使用することにより防食性、加工性、
及び耐汚染性を共に優れたものとするプレコート金属板
の製造方法に関するものである。
料を組み合わせて使用することにより防食性、加工性、
及び耐汚染性を共に優れたものとするプレコート金属板
の製造方法に関するものである。
近年家電業界では塗装コストの低減及び公害対策の一壌
として現行のポストコート金属板からプレコート金属板
の使用への移行について検討が進められている。しかし
ながら塗装後の加工を予定しないで使用されるポストコ
ート用塗料、例えば高硬度で且つ耐汚染性に優れたアク
リル樹脂塗料などをそのままプレコート金属板に使用し
た場合は当然ながらベンダー加工や絞9加工によってプ
レコートしたポストコート用塗料の塗膜に亀裂が入り、
プレコート金属板を使用した製品の外観を損うばかりで
々く、加工部位の塗膜密着状態を不良にして耐食性を劣
化させるなどの問題が生じる。
として現行のポストコート金属板からプレコート金属板
の使用への移行について検討が進められている。しかし
ながら塗装後の加工を予定しないで使用されるポストコ
ート用塗料、例えば高硬度で且つ耐汚染性に優れたアク
リル樹脂塗料などをそのままプレコート金属板に使用し
た場合は当然ながらベンダー加工や絞9加工によってプ
レコートしたポストコート用塗料の塗膜に亀裂が入り、
プレコート金属板を使用した製品の外観を損うばかりで
々く、加工部位の塗膜密着状態を不良にして耐食性を劣
化させるなどの問題が生じる。
また塗膜の伸性に富んでいるプラスチックゾル塗料、オ
ルガノゾル塗料などをプレコート金桐板用として使用し
た場合は、これらの塗膜は柔らかいので加工時に亀裂は
生じ難いが擦り傷が付きやすく、耐汚染性も極めて劣っ
ており、家庭電器用として要求される性能を有していな
い。一方家電業界では現行製品の耐食性の向上を図って
材料金属板を冷延鋼板から亜鉛メッキ鋼板へと転換する
ことを志向しているが、亜鉛メッキ鋼板が材料金属板で
あるプレコート鋼板を採用しようとすると、亜鉛メッキ
鋼板は冷延鋼板と比較して加工により亜鉛メッキ層に亀
裂が入シ易いので加工性と耐汚染性とに一層優れたプレ
コートが要求される。亜鉛メッキ鋼板ベースのプレコー
ト鋼板の製造は屋根材や壁材などの建材用途のものにつ
いては従来性われており、下塗塗料としてはエポキシ樹
脂塗料が、また上塗塗料としてはオイルフリーアルキッ
ド樹脂塗料やアクリル樹脂塗料が用いられている。しか
しながらこのような従来のプレコート鋼板は屋外での使
用に適するように耐食性、耐候性を特に重視して製造さ
れており、例えば塗料中に使用されるオイルフリーアル
キッド樹脂はイソフタル酸、オルソフタル酸、アジピン
酸などの酸成分、エチレングリコール、ネオインチルグ
リコールなどのアルコール成分トへにグリセリン、トリ
メチロールグロノ!ン、ペンタエリスリトール、などの
ポリオールまたはトリメリット酸などのポリカルボン酸
を全アルコール成分または全酸成分の少なくとも10モ
ルチ含むものである。ところでイソフタル酸やオルソフ
タル酸を含有したものは成る程度の硬度以上になると塗
膜物性が低下するので、3価以上の多官能成分を比較的
多量に使用して架橋密度を高めることによって塗膜物性
が改良されるように工夫がなされているのであるが、そ
れでも塗膜の伸性、硬度、耐汚染性のいずれをも同時に
満足できるものではなく、更にエポキシ樹脂塗料と共に
2コート2ベーク系で使用するとエポキシ樹脂塗料塗膜
の伸性不足のために2コートの塗膜全体の伸性が低下し
てしまうと言う問題があった。このように塗膜の伸性と
酊1汚染性とが両立し離い問題を解決しようとする努力
が近年盛んに行われ(例えば特公昭48−6618号、
特開昭54−16537号、同54−16538号、同
54−95634号)、テレフタル酸を主体とする芳香
妖ジカルざン酸とアルキレ/グリコールを含む共重合ポ
リエステル樹脂にアルキルエーテル化アミンホルムアル
デヒド樹脂を配合した塗料組成物を使用して、その1種
類の塗料組成物を冷延鋼板などの鋼板に1贋だけ塗り、
1度だけ焼き付ける(1コート1ベーク)方法が提案さ
れているが、本発明者等の実験ではこのような塗料組成
物を1コート1ベークするだけでは満足し得る性能を得
ることは非常に困離であり、まして亀裂の入りやすい亜
鉛めっき鋼板やアルミニウムメッキ鋼板を原料鋼板とす
る場合は尚更であった。
ルガノゾル塗料などをプレコート金桐板用として使用し
た場合は、これらの塗膜は柔らかいので加工時に亀裂は
生じ難いが擦り傷が付きやすく、耐汚染性も極めて劣っ
ており、家庭電器用として要求される性能を有していな
い。一方家電業界では現行製品の耐食性の向上を図って
材料金属板を冷延鋼板から亜鉛メッキ鋼板へと転換する
ことを志向しているが、亜鉛メッキ鋼板が材料金属板で
あるプレコート鋼板を採用しようとすると、亜鉛メッキ
鋼板は冷延鋼板と比較して加工により亜鉛メッキ層に亀
裂が入シ易いので加工性と耐汚染性とに一層優れたプレ
コートが要求される。亜鉛メッキ鋼板ベースのプレコー
ト鋼板の製造は屋根材や壁材などの建材用途のものにつ
いては従来性われており、下塗塗料としてはエポキシ樹
脂塗料が、また上塗塗料としてはオイルフリーアルキッ
ド樹脂塗料やアクリル樹脂塗料が用いられている。しか
しながらこのような従来のプレコート鋼板は屋外での使
用に適するように耐食性、耐候性を特に重視して製造さ
れており、例えば塗料中に使用されるオイルフリーアル
キッド樹脂はイソフタル酸、オルソフタル酸、アジピン
酸などの酸成分、エチレングリコール、ネオインチルグ
リコールなどのアルコール成分トへにグリセリン、トリ
メチロールグロノ!ン、ペンタエリスリトール、などの
ポリオールまたはトリメリット酸などのポリカルボン酸
を全アルコール成分または全酸成分の少なくとも10モ
ルチ含むものである。ところでイソフタル酸やオルソフ
タル酸を含有したものは成る程度の硬度以上になると塗
膜物性が低下するので、3価以上の多官能成分を比較的
多量に使用して架橋密度を高めることによって塗膜物性
が改良されるように工夫がなされているのであるが、そ
れでも塗膜の伸性、硬度、耐汚染性のいずれをも同時に
満足できるものではなく、更にエポキシ樹脂塗料と共に
2コート2ベーク系で使用するとエポキシ樹脂塗料塗膜
の伸性不足のために2コートの塗膜全体の伸性が低下し
てしまうと言う問題があった。このように塗膜の伸性と
酊1汚染性とが両立し離い問題を解決しようとする努力
が近年盛んに行われ(例えば特公昭48−6618号、
特開昭54−16537号、同54−16538号、同
54−95634号)、テレフタル酸を主体とする芳香
妖ジカルざン酸とアルキレ/グリコールを含む共重合ポ
リエステル樹脂にアルキルエーテル化アミンホルムアル
デヒド樹脂を配合した塗料組成物を使用して、その1種
類の塗料組成物を冷延鋼板などの鋼板に1贋だけ塗り、
1度だけ焼き付ける(1コート1ベーク)方法が提案さ
れているが、本発明者等の実験ではこのような塗料組成
物を1コート1ベークするだけでは満足し得る性能を得
ることは非常に困離であり、まして亀裂の入りやすい亜
鉛めっき鋼板やアルミニウムメッキ鋼板を原料鋼板とす
る場合は尚更であった。
更に、従来防食性と塗膜密着性とを向上させるために金
属板すなわち亜鉛メッキ鋼板、アルミニウムメッキ鋼板
、アルミニウム板、冷延鋼板などの金属板に施されてい
るクロム酸系処理やリン酸塩系処理などの化成処理方法
では次の如き問題がある。即ちこれらの化成処理方法は
主としてエツチング作用を伴う化学反応によってクロメ
ート皮膜或はリン酸塩クロメート皮膜が形成される反応
型処理であって遊離酸濃度が一定限度に減ずればその処
理液は廃液処分にして新しい処理液に更新しなければな
らない。廃液処分に際してはクロム酸系処理液の廃液に
は公害規制物質である6価クロム及び3価クロムが多量
に含まれているので、完全に除去分離する廃液処理設備
により無公害処理を行わねばならず、またリン酸塩系処
理液にもリン酸亜鉛などのスラッジが多量に含まれてお
り、これらを分離して適切な処理を施す必要があるが、
これらの処理は厄介であるばかシでなく多額の処理費を
要する。また上記の如〈従来上として行われて来た化成
処理は反応型であるため被処理母材の表面状態や表面の
活性度或は化成処理液の老化によって生成する皮膜型や
皮膜状態が異なり、安定した防食性と塗膜密着性を保持
することは困難であった。また上記従来の反応型クロム
酸系処理液で処理されて形成される皮膜の主成分は6価
クロムであり、このような処理金属板がプレコートされ
て材料とされた家庭電器が高湿度状態で使われると切口
部や塗装面の偏部から有害な6価クロムが溶出して食品
衛生上甚だ好ましくない。このように従来の化成処理液
や下塗塗料、上塗塗料を使用してプレコート金属板を製
造しても種々な欠点があって家庭電器用としては満足で
きる製品は得られなかった。
属板すなわち亜鉛メッキ鋼板、アルミニウムメッキ鋼板
、アルミニウム板、冷延鋼板などの金属板に施されてい
るクロム酸系処理やリン酸塩系処理などの化成処理方法
では次の如き問題がある。即ちこれらの化成処理方法は
主としてエツチング作用を伴う化学反応によってクロメ
ート皮膜或はリン酸塩クロメート皮膜が形成される反応
型処理であって遊離酸濃度が一定限度に減ずればその処
理液は廃液処分にして新しい処理液に更新しなければな
らない。廃液処分に際してはクロム酸系処理液の廃液に
は公害規制物質である6価クロム及び3価クロムが多量
に含まれているので、完全に除去分離する廃液処理設備
により無公害処理を行わねばならず、またリン酸塩系処
理液にもリン酸亜鉛などのスラッジが多量に含まれてお
り、これらを分離して適切な処理を施す必要があるが、
これらの処理は厄介であるばかシでなく多額の処理費を
要する。また上記の如〈従来上として行われて来た化成
処理は反応型であるため被処理母材の表面状態や表面の
活性度或は化成処理液の老化によって生成する皮膜型や
皮膜状態が異なり、安定した防食性と塗膜密着性を保持
することは困難であった。また上記従来の反応型クロム
酸系処理液で処理されて形成される皮膜の主成分は6価
クロムであり、このような処理金属板がプレコートされ
て材料とされた家庭電器が高湿度状態で使われると切口
部や塗装面の偏部から有害な6価クロムが溶出して食品
衛生上甚だ好ましくない。このように従来の化成処理液
や下塗塗料、上塗塗料を使用してプレコート金属板を製
造しても種々な欠点があって家庭電器用としては満足で
きる製品は得られなかった。
本発明者等は上記の如き欠点がなく防食性、加工性、及
び耐汚染性が共に優れたプレコート金属板を工業的規模
の設備で容易にしかも安価に得られる製造方法を提供す
ることを目的に鋭意研究した結果、特定組成の化成処理
液、下塗塗料、及び上塗塗料を組み合わせて使用するこ
とにより目的を達成できることを究明して本発明を完成
した。
び耐汚染性が共に優れたプレコート金属板を工業的規模
の設備で容易にしかも安価に得られる製造方法を提供す
ることを目的に鋭意研究した結果、特定組成の化成処理
液、下塗塗料、及び上塗塗料を組み合わせて使用するこ
とにより目的を達成できることを究明して本発明を完成
した。
すなわち本発明は、Cry、としてlO〜200 f/
lの6価クロムと全クロム蓋に対して30〜7ON量チ
の3価クロムとを含有し更に5〜100 f/lの7リ
カ、リン酸、マロン酸、ポリアクリル酸、及びアクリル
エマルノヨンのうち1種以上を含有した塗布型皮膜を形
成した後、少なくとも関モルチはテレフタル酸で占めら
れる60〜95モル係の芳香族ジカルボン酸と5〜40
モルチの脂肪族ジカルボン酸とから成る酸成分とアルキ
レングリコールから成るアルコール成分とで構成される
分子量1万〜3万の共重合ポリエステル樹脂100重量
部に対し硬化剤としてメチル化メラミン樹脂5〜43重
量部と該硬化剤に対し0.2〜10重1jk%の硬化触
媒とを配合したものを主要成分として成る下塗塗料の塗
布、乾燥及び焼付けを行って厚さ5〜(イ)μの下塗塗
膜を形成せしめ、次いでその上面に少なくとも加モルチ
はテレフタル酸で占められる60〜95モルチの芳香族
ノカルデン酸と5〜40モルチの脂肪族ジヵルゲン酸と
0〜10モルチの3価以上のポリカルボン酸とから成る
酸成分と90〜100モルチのアルキレングリコールと
0〜10モルチの3価のポリオールとから成るアルコー
ル成分とで構成されていて少なくとも前記ポリカルボン
酸成分またはポリオール成分のいずれか一方を0.2モ
ルチ以上含有する分子量2ト5千の共重合ポリエステル
樹脂100mM部に対し0.1〜3重量部のフッ素系界
面活性剤と硬化剤としてメチル化メラミン樹脂5〜43
重量部と該硬化剤に対し0.2〜10重量%の硬化触媒
とを配合したものを主成分として成る上塗塗料を乾燥塗
膜厚さ5〜30μに塗装し焼付けることを特徴とする防
食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコート金属板の
製造方法に関するものである。
lの6価クロムと全クロム蓋に対して30〜7ON量チ
の3価クロムとを含有し更に5〜100 f/lの7リ
カ、リン酸、マロン酸、ポリアクリル酸、及びアクリル
エマルノヨンのうち1種以上を含有した塗布型皮膜を形
成した後、少なくとも関モルチはテレフタル酸で占めら
れる60〜95モル係の芳香族ジカルボン酸と5〜40
モルチの脂肪族ジカルボン酸とから成る酸成分とアルキ
レングリコールから成るアルコール成分とで構成される
分子量1万〜3万の共重合ポリエステル樹脂100重量
部に対し硬化剤としてメチル化メラミン樹脂5〜43重
量部と該硬化剤に対し0.2〜10重1jk%の硬化触
媒とを配合したものを主要成分として成る下塗塗料の塗
布、乾燥及び焼付けを行って厚さ5〜(イ)μの下塗塗
膜を形成せしめ、次いでその上面に少なくとも加モルチ
はテレフタル酸で占められる60〜95モルチの芳香族
ノカルデン酸と5〜40モルチの脂肪族ジヵルゲン酸と
0〜10モルチの3価以上のポリカルボン酸とから成る
酸成分と90〜100モルチのアルキレングリコールと
0〜10モルチの3価のポリオールとから成るアルコー
ル成分とで構成されていて少なくとも前記ポリカルボン
酸成分またはポリオール成分のいずれか一方を0.2モ
ルチ以上含有する分子量2ト5千の共重合ポリエステル
樹脂100mM部に対し0.1〜3重量部のフッ素系界
面活性剤と硬化剤としてメチル化メラミン樹脂5〜43
重量部と該硬化剤に対し0.2〜10重量%の硬化触媒
とを配合したものを主成分として成る上塗塗料を乾燥塗
膜厚さ5〜30μに塗装し焼付けることを特徴とする防
食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコート金属板の
製造方法に関するものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明において使用する材料金属板は亜鉛メッキ鋼板、
アルミニウムメッキ鋼板、アルミニウム板、冷延鋼板な
どであり、特に亜鉛メッキ鋼板が好ましい。また化成処
理液は塗布型クロメート処理液であって本質的には6価
クロムと3価クロムとを含有し、前者はcro3として
10〜200 f/lの一度であり、後者は全クロム量
に対し30〜70重i%含まれており、更に皮膜補強成
分としてシリカ、リン酸、マロン酸、ポリアクリル酸、
及びアクリ゛ルエマルノヨンのうち1種以上を5〜10
0t/を含有している。全クロム蓋のうち3価クロムが
少ない程6価クロムが多くなって乾燥固化した皮INは
得られ難く、一方3価クロムが多い程化成処理液がグル
化しやすくなり安定性が失われるが、この傾向は化成処
理液中に共存するシリカ、リン酸等の他の成分によって
影響を受けるが、本発明においては3価クロムの含有量
を全クロムの30〜70重量%とすることによって皮膜
補強剤として共存するいずれの成分の場合においても化
成処理液が安定で且つ充分に乾燥したクロメート皮膜を
得ることができるのである。
アルミニウムメッキ鋼板、アルミニウム板、冷延鋼板な
どであり、特に亜鉛メッキ鋼板が好ましい。また化成処
理液は塗布型クロメート処理液であって本質的には6価
クロムと3価クロムとを含有し、前者はcro3として
10〜200 f/lの一度であり、後者は全クロム量
に対し30〜70重i%含まれており、更に皮膜補強成
分としてシリカ、リン酸、マロン酸、ポリアクリル酸、
及びアクリ゛ルエマルノヨンのうち1種以上を5〜10
0t/を含有している。全クロム蓋のうち3価クロムが
少ない程6価クロムが多くなって乾燥固化した皮INは
得られ難く、一方3価クロムが多い程化成処理液がグル
化しやすくなり安定性が失われるが、この傾向は化成処
理液中に共存するシリカ、リン酸等の他の成分によって
影響を受けるが、本発明においては3価クロムの含有量
を全クロムの30〜70重量%とすることによって皮膜
補強剤として共存するいずれの成分の場合においても化
成処理液が安定で且つ充分に乾燥したクロメート皮膜を
得ることができるのである。
61iLIクロムの供給源としてはCrO31K2Cr
C)4 jNa2CrQ、 I (NH4)2cr
o+ 、 K2Cr20フ 、 Na2Cr2O
7+ ()q■(4)2cr2o7々どが用いられる
。3価クロムは6価クロムを次亜リン酸または亜リン酸
で還元するのが望ましく、その際にリン酸が副生ずるの
で皮膜補強剤とじてリン酸を使用するときは別にリン酸
を添加する必要はない、1 リン酸はリン酸−クロム酸
系処理液を構成し金属板表面を活性化してクロメート皮
膜を素地に密着させるのに特に効果があり、また特にシ
リカゾルは金属板との表面吸着(シラノール基になる)
が強く、且つクロミッククロメートのOH基とも結合し
皮膜をシリケート化し強じんなものとする効果がある。
C)4 jNa2CrQ、 I (NH4)2cr
o+ 、 K2Cr20フ 、 Na2Cr2O
7+ ()q■(4)2cr2o7々どが用いられる
。3価クロムは6価クロムを次亜リン酸または亜リン酸
で還元するのが望ましく、その際にリン酸が副生ずるの
で皮膜補強剤とじてリン酸を使用するときは別にリン酸
を添加する必要はない、1 リン酸はリン酸−クロム酸
系処理液を構成し金属板表面を活性化してクロメート皮
膜を素地に密着させるのに特に効果があり、また特にシ
リカゾルは金属板との表面吸着(シラノール基になる)
が強く、且つクロミッククロメートのOH基とも結合し
皮膜をシリケート化し強じんなものとする効果がある。
一方、リン酸は一部の3価クロムと反応して複雑なガラ
ス質の固いリン酸−クロム酸系無機高分子皮膜を形成さ
せるなどクロム酸主体のクロミッククロメート皮膜を更
に補強する効果がある。マロ/酸も同様の作用でクロミ
ッククロメートのOH基とエーテル縮合あるいはエステ
ル縮合によりクロメート皮膜が補強され、結果として加
工性、耐熱性を高め、塗料の塗膜の付着性を向上させる
のに効果がある。ポリアクリル酸も同様に作用し重合度
500〜5.000程度の例えばアロンA−10H(商
品名、東亜合成社製)で代表されるものが使用され、ま
たアクリルエマルノヨンとしてはポリアクリル酸エステ
バ重合度2.500〜60,000)の5〜251tt
%の水性エマルジョンが用いられる。以上の組成を有す
る塗布型クロメート処理液を乾燥皮膜中のクロム量が2
0〜100蝦となるように金属板表面に塗布し、しかる
後に例えば板温か50〜130°C程度になる熱風乾燥
炉などで乾燥すると、シリカ等の補強剤による作用で6
価クロムと3価クロムとのクロミッククロメートに架橋
した不溶性の化成皮膜が形成され、有害な6価クロムの
溶出が反応型クロメート処理液から形成された皮膜より
も非常に少なく、衛生上極めて好ましい防食皮膜が形成
される。
ス質の固いリン酸−クロム酸系無機高分子皮膜を形成さ
せるなどクロム酸主体のクロミッククロメート皮膜を更
に補強する効果がある。マロ/酸も同様の作用でクロミ
ッククロメートのOH基とエーテル縮合あるいはエステ
ル縮合によりクロメート皮膜が補強され、結果として加
工性、耐熱性を高め、塗料の塗膜の付着性を向上させる
のに効果がある。ポリアクリル酸も同様に作用し重合度
500〜5.000程度の例えばアロンA−10H(商
品名、東亜合成社製)で代表されるものが使用され、ま
たアクリルエマルノヨンとしてはポリアクリル酸エステ
バ重合度2.500〜60,000)の5〜251tt
%の水性エマルジョンが用いられる。以上の組成を有す
る塗布型クロメート処理液を乾燥皮膜中のクロム量が2
0〜100蝦となるように金属板表面に塗布し、しかる
後に例えば板温か50〜130°C程度になる熱風乾燥
炉などで乾燥すると、シリカ等の補強剤による作用で6
価クロムと3価クロムとのクロミッククロメートに架橋
した不溶性の化成皮膜が形成され、有害な6価クロムの
溶出が反応型クロメート処理液から形成された皮膜より
も非常に少なく、衛生上極めて好ましい防食皮膜が形成
される。
かくして形成された防食皮膜の表面に次に説明する下塗
塗料及び上塗塗料をそれぞれ5〜20μ及び5〜30μ
の乾燥膜厚となるように順次塗布、乾燥及び焼付けを行
うのである。下塗塗料の主要成分の一つとして使用する
共重合ポリエステル樹脂は酸成分とアルコール成分とで
構成されている実質的に線状の飽和共重合ポリエステル
樹脂であり、その分子量は1万〜3万(還元粘度で0.
15〜1.0)である。酸成分は60〜95モルチの芳
香族ジカルボン酸と5〜40モル係の脂肪族ジカルボン
酸とから成り、そして芳香族ジカルボン酸60〜95モ
ルチのうち少々くとも加モルチはテレフタル酸で占めら
れており、従ってテレフタル酸以外の芳香族ジカルボン
酸は全芳香族ジカルボン酸が例えば6()モルチまだは
95モル係のときはそれぞれ30モルチ以下まだは65
モルチ以下の含有率である。芳香族ノカルがン酸と脂肪
族ジカルがン酸とのモル比ハ19(9515)〜1.5
(60/40)の範囲にある。芳香族ツカルピン酸が
全酸成分の95モルチを超える場合すなわち上記モル比
が19を超えるときは硬化剤としてメチル化メラミ/樹
脂と硬化触媒とを配合しても塗膜の伸性が不足し、優れ
た加工性を得ることができず、また60モルチ未満すな
わち上記モル比が1.5未満であると塗膜の耐食性、耐
沸水性(二次密着性)が不良になる。そしてテレフタル
酸が全芳香族ジカル?ン酸60〜95モルチ中の加モル
チ未満であると伸性の低い塗膜しか得られない。
塗料及び上塗塗料をそれぞれ5〜20μ及び5〜30μ
の乾燥膜厚となるように順次塗布、乾燥及び焼付けを行
うのである。下塗塗料の主要成分の一つとして使用する
共重合ポリエステル樹脂は酸成分とアルコール成分とで
構成されている実質的に線状の飽和共重合ポリエステル
樹脂であり、その分子量は1万〜3万(還元粘度で0.
15〜1.0)である。酸成分は60〜95モルチの芳
香族ジカルボン酸と5〜40モル係の脂肪族ジカルボン
酸とから成り、そして芳香族ジカルボン酸60〜95モ
ルチのうち少々くとも加モルチはテレフタル酸で占めら
れており、従ってテレフタル酸以外の芳香族ジカルボン
酸は全芳香族ジカルボン酸が例えば6()モルチまだは
95モル係のときはそれぞれ30モルチ以下まだは65
モルチ以下の含有率である。芳香族ノカルがン酸と脂肪
族ジカルがン酸とのモル比ハ19(9515)〜1.5
(60/40)の範囲にある。芳香族ツカルピン酸が
全酸成分の95モルチを超える場合すなわち上記モル比
が19を超えるときは硬化剤としてメチル化メラミ/樹
脂と硬化触媒とを配合しても塗膜の伸性が不足し、優れ
た加工性を得ることができず、また60モルチ未満すな
わち上記モル比が1.5未満であると塗膜の耐食性、耐
沸水性(二次密着性)が不良になる。そしてテレフタル
酸が全芳香族ジカル?ン酸60〜95モルチ中の加モル
チ未満であると伸性の低い塗膜しか得られない。
テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸は例えばイソフ
タル酸、オルソフタル酸、2.6−ナフタレンノカルゲ
ン1.M、 4.4’−ソフェニルジカルデン酸など
で、また脂肪族ノカルボン酸としては例えばコハク酸、
アノピン酸、アゼライン酸、セパシン酸、ドデカンニ酸
などである。共1合ポリエステル樹脂を構成するもう一
方の構成成分であるアルコール成分は例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、トリメチレンシリコ
ール、1,4−ブタンノオール、1.3−ブタンジオー
ル、1,5−4ンタンノオール、1.6−へギサンノオ
ール、ネオインチルグリコール、2,214− ) I
J メfルー1.3−インタ7’)オールナトのアルキ
レングリコールである。上記のテレフタル酸以外の芳香
族ジカルデ/酸、脂肪族ヅカルボン酸、及ヒアルコール
としてはそれぞれ単一化合物のみならず、2以上の化合
物を混合して使用しても良い。
タル酸、オルソフタル酸、2.6−ナフタレンノカルゲ
ン1.M、 4.4’−ソフェニルジカルデン酸など
で、また脂肪族ノカルボン酸としては例えばコハク酸、
アノピン酸、アゼライン酸、セパシン酸、ドデカンニ酸
などである。共1合ポリエステル樹脂を構成するもう一
方の構成成分であるアルコール成分は例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、トリメチレンシリコ
ール、1,4−ブタンノオール、1.3−ブタンジオー
ル、1,5−4ンタンノオール、1.6−へギサンノオ
ール、ネオインチルグリコール、2,214− ) I
J メfルー1.3−インタ7’)オールナトのアルキ
レングリコールである。上記のテレフタル酸以外の芳香
族ジカルデ/酸、脂肪族ヅカルボン酸、及ヒアルコール
としてはそれぞれ単一化合物のみならず、2以上の化合
物を混合して使用しても良い。
下塗塗料は上記の如く構成される共重合ポリエステル樹
脂100M量部に対駿で硬化剤としてメチル化メラミン
樹脂を5〜43i量部と該硬化剤に対し0.2〜10重
′jikチ好ましくは0.5〜5重量%の硬化触媒とを
配合したものである。メチル化メラミン樹脂が5重量部
より未満であると塗膜の硬度、耐溶剤性、耐沸水性(二
次密着性)、耐汚染性が不足したものとなり、43重量
部を超えるときは塗膜の伸性が不足し、プレコート金属
板の加工性が低下してしまう。また硬化剤に対して硬化
触媒が10重量%を超えるときは乾燥塗膜中に残る硬化
触媒が多量となるため塗膜の耐湿性が不良となり、0.
2重量部未満のときはプレコート金属板製造工程におけ
る高速短時間乾燥焼付では光分に乾燥、焼付けされた塗
膜が得られない恐れがある。本発明で使用するメチル化
メラミン樹脂は分子量300〜2.000程度のもので
あって、具体例としてはスミマールM40S(商品名、
住友化学社製)、サイメル303(商品名、三井東圧化
学社製)などが挙げラレ、また硬化触媒としてはp−)
ルエ/スルホン酸、リン酸モノアルキルエステル、p−
)ルエンスルホン酸のア、ミン塩、メタンスルホン酸、
ドデシルベンゼンスルホン酸、ツノニルナフタレン
□スルホン酸、ソノニルナフタレンジスルホン酸などが
示される。
脂100M量部に対駿で硬化剤としてメチル化メラミン
樹脂を5〜43i量部と該硬化剤に対し0.2〜10重
′jikチ好ましくは0.5〜5重量%の硬化触媒とを
配合したものである。メチル化メラミン樹脂が5重量部
より未満であると塗膜の硬度、耐溶剤性、耐沸水性(二
次密着性)、耐汚染性が不足したものとなり、43重量
部を超えるときは塗膜の伸性が不足し、プレコート金属
板の加工性が低下してしまう。また硬化剤に対して硬化
触媒が10重量%を超えるときは乾燥塗膜中に残る硬化
触媒が多量となるため塗膜の耐湿性が不良となり、0.
2重量部未満のときはプレコート金属板製造工程におけ
る高速短時間乾燥焼付では光分に乾燥、焼付けされた塗
膜が得られない恐れがある。本発明で使用するメチル化
メラミン樹脂は分子量300〜2.000程度のもので
あって、具体例としてはスミマールM40S(商品名、
住友化学社製)、サイメル303(商品名、三井東圧化
学社製)などが挙げラレ、また硬化触媒としてはp−)
ルエ/スルホン酸、リン酸モノアルキルエステル、p−
)ルエンスルホン酸のア、ミン塩、メタンスルホン酸、
ドデシルベンゼンスルホン酸、ツノニルナフタレン
□スルホン酸、ソノニルナフタレンジスルホン酸などが
示される。
下塗塗料は上記の共重合ポリエステル樹脂、硬化剤、及
び硬化触媒を主要成分とするが、この他各種安定剤、着
色顔料等を適宜加えることは差し支えなく、このように
して得られる下塗塗料組成物は一般には有機溶剤に溶解
した形で使用されるものであり、従って共重合ポリエス
テルに対する溶解力のある7クロヘキサノン、エチルセ
ロンルプアセテート、イノホロンなどとロールコータ−
塗装用適正粘度調整や乾燥焼付は時の平滑塗面仕上のた
めに有用な脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、エステル
類、ケトン類、エーテル力1などとを組み合わせて溶剤
とするのが好捷しい。かくして伸性に特に優れた塗膜と
なる下塗塗料が得られる。
び硬化触媒を主要成分とするが、この他各種安定剤、着
色顔料等を適宜加えることは差し支えなく、このように
して得られる下塗塗料組成物は一般には有機溶剤に溶解
した形で使用されるものであり、従って共重合ポリエス
テルに対する溶解力のある7クロヘキサノン、エチルセ
ロンルプアセテート、イノホロンなどとロールコータ−
塗装用適正粘度調整や乾燥焼付は時の平滑塗面仕上のた
めに有用な脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、エステル
類、ケトン類、エーテル力1などとを組み合わせて溶剤
とするのが好捷しい。かくして伸性に特に優れた塗膜と
なる下塗塗料が得られる。
上塗塗料の主要成分の一つとして使用する共重合ポリエ
ステル樹脂は下塗塗料用のものと同様に実質的に線状の
飽和共1合ポリエステル樹脂であるが、分子量が下塗塗
料用のそれよりも低い2.(X)0〜5.000である
。それを構成する一方の成分である酸成分は下塗塗料用
のものと同様のテレフタル酸を含む芳香族シカルピン酸
と脂肪族ジカルボン酸と、更に加える0〜10モルチの
3価以上の余りカルボン酸とから成る。このポリカルボ
ン酸トシては例えばトリメリット酸、ピロメリット酸な
どが挙げられる。また他方のアルコール成分は下塗塗料
用の場合と同様のアルキレングリコールが90〜100
モル係と3価以上のポリオール0ル10リセリン、トリ
メチロールエタン、トリメテロールプロノクン、インタ
エリスリトールナトが示すしる。上記のポリカルボン酸
及びポリオールとして単一化合物のみならず、2以上を
混合して使用しても良い。しかして上記酸成分とアルコ
ール成分とから構成される上塗塗料用共重合ポリエステ
ル樹脂は酸成分中に0.2モルチ以上のポリカルボ/酸
成分か、またはアルコール成分中に0.2モルチ以上の
ポリオール成分の少なくともいずれか一方を含有するこ
とが必要であり、両成分中に0.2〜10モルチの両者
をそれぞれ同時に含有していても良い。このようにポリ
カルボン酸成分及び/又はポリオール成分が共重合ポリ
エステル樹脂に言有されていることにより、ポリエステ
ル樹脂中の架橋密度を高めて上塗塗膜の耐汚染性、硬度
が極めて顕著に向上するのである。尤も此の場合塗)摸
の伸性が若干低下することは避けられないが、ポリカル
ボン酸成分及び/又はポリオール成分の含有量が上記範
囲である場合はそれによって低下する塗膜の加工性はこ
れらの成分の含まれていない共重合ポリエステル樹脂を
主要成分とする下塗塗料の優れた伸性によって光分に補
われる。しかしながらポリカルがン酸成分とポリオール
成分とのいずれか一方の含有量が10モルチを超える場
合は塗膜は非常に硬くなり伸性も著しく低下してもはや
下塗塗料によっても充分には補われ得ないのである。ポ
リカルボン酸成分及び/又はポリオール成分含有量がそ
れぞれ帆2モルチ未満であるときは上塗塗料の塗膜の耐
汚染性は不充分なものとなる。
ステル樹脂は下塗塗料用のものと同様に実質的に線状の
飽和共1合ポリエステル樹脂であるが、分子量が下塗塗
料用のそれよりも低い2.(X)0〜5.000である
。それを構成する一方の成分である酸成分は下塗塗料用
のものと同様のテレフタル酸を含む芳香族シカルピン酸
と脂肪族ジカルボン酸と、更に加える0〜10モルチの
3価以上の余りカルボン酸とから成る。このポリカルボ
ン酸トシては例えばトリメリット酸、ピロメリット酸な
どが挙げられる。また他方のアルコール成分は下塗塗料
用の場合と同様のアルキレングリコールが90〜100
モル係と3価以上のポリオール0ル10リセリン、トリ
メチロールエタン、トリメテロールプロノクン、インタ
エリスリトールナトが示すしる。上記のポリカルボン酸
及びポリオールとして単一化合物のみならず、2以上を
混合して使用しても良い。しかして上記酸成分とアルコ
ール成分とから構成される上塗塗料用共重合ポリエステ
ル樹脂は酸成分中に0.2モルチ以上のポリカルボ/酸
成分か、またはアルコール成分中に0.2モルチ以上の
ポリオール成分の少なくともいずれか一方を含有するこ
とが必要であり、両成分中に0.2〜10モルチの両者
をそれぞれ同時に含有していても良い。このようにポリ
カルボン酸成分及び/又はポリオール成分が共重合ポリ
エステル樹脂に言有されていることにより、ポリエステ
ル樹脂中の架橋密度を高めて上塗塗膜の耐汚染性、硬度
が極めて顕著に向上するのである。尤も此の場合塗)摸
の伸性が若干低下することは避けられないが、ポリカル
ボン酸成分及び/又はポリオール成分の含有量が上記範
囲である場合はそれによって低下する塗膜の加工性はこ
れらの成分の含まれていない共重合ポリエステル樹脂を
主要成分とする下塗塗料の優れた伸性によって光分に補
われる。しかしながらポリカルがン酸成分とポリオール
成分とのいずれか一方の含有量が10モルチを超える場
合は塗膜は非常に硬くなり伸性も著しく低下してもはや
下塗塗料によっても充分には補われ得ないのである。ポ
リカルボン酸成分及び/又はポリオール成分含有量がそ
れぞれ帆2モルチ未満であるときは上塗塗料の塗膜の耐
汚染性は不充分なものとなる。
上塗塗料は、上記の如く構成される共重合ポリエステル
樹脂100重量部に対して下塗塗料と同様にメチル化メ
ラミン樹脂と硬化触媒とを配合するのに加えて0.1〜
3重量部好ましくは0.3〜1.5重量部のフッ素系界
面活性剤をレベリング剤として配合したものである。フ
ッ素系界面活性剤が0.11量部未満では塗装時にハジ
キを生じ、塗装面の平滑性が充分でなく、また3重量部
を超えると盆装時の塗料の泡立ちが著しくなり作業性が
劣るものとなる。上塗塗料用レベリング剤として用いる
フッ素系界面活性剤は特開昭48−100439 に
記載のフルオロ脂肪族含有モノマー例えばフルオロ脂肪
族基含有アクリレートとポリ(オキンアルキレン)アク
リレート等とを抑制しながら重合させて得られる親、溶
剤セグメント含有低重合体型フルオロ脂肪族オリゴマー
であり、具体例としては例えばPC−431(M品名、
住友スリーエム社製)が挙げられる。フッ素系界面活性
剤と共に塗料の一般レベリング剤例えばアクリル酸オリ
ゴマーやシリコンオイルなどを併用使用することは差し
支えなく、塗装作業性や塗料の平滑性を一層向上させる
ことができる。ただし、フッ素系界面活性剤を用いず、
他のレベリング剤だけを使用した場合は塗装面にハジキ
を生じ、充分な平滑性が得られない。
樹脂100重量部に対して下塗塗料と同様にメチル化メ
ラミン樹脂と硬化触媒とを配合するのに加えて0.1〜
3重量部好ましくは0.3〜1.5重量部のフッ素系界
面活性剤をレベリング剤として配合したものである。フ
ッ素系界面活性剤が0.11量部未満では塗装時にハジ
キを生じ、塗装面の平滑性が充分でなく、また3重量部
を超えると盆装時の塗料の泡立ちが著しくなり作業性が
劣るものとなる。上塗塗料用レベリング剤として用いる
フッ素系界面活性剤は特開昭48−100439 に
記載のフルオロ脂肪族含有モノマー例えばフルオロ脂肪
族基含有アクリレートとポリ(オキンアルキレン)アク
リレート等とを抑制しながら重合させて得られる親、溶
剤セグメント含有低重合体型フルオロ脂肪族オリゴマー
であり、具体例としては例えばPC−431(M品名、
住友スリーエム社製)が挙げられる。フッ素系界面活性
剤と共に塗料の一般レベリング剤例えばアクリル酸オリ
ゴマーやシリコンオイルなどを併用使用することは差し
支えなく、塗装作業性や塗料の平滑性を一層向上させる
ことができる。ただし、フッ素系界面活性剤を用いず、
他のレベリング剤だけを使用した場合は塗装面にハジキ
を生じ、充分な平滑性が得られない。
上塗塗料は上記の共重合ポリエステル樹脂、硬化側、硬
化触媒、及びフッ素系界面活性剤を主要成分とするが、
下塗塗料の場合と同様に各種安定剤や着色顔料等を適宜
加えて下塗塗料組成物とし溶剤に溶解して上塗塗料が得
られる。かくして得られる下塗塗料及び上塗塗料を、前
記したように、先に化成処理により形成せしめた防食皮
膜の表面にそれぞれ5〜20μ及び5〜加μの乾燥膜厚
となるように塗布、乾燥、及び焼付けを行う。塗布方法
はロールコータ−塗装によるのが工場生産としては好ま
しいがカーテンフロー塗装やスプレー塗装によることも
できる。乾燥、焼付けは180〜250℃で0.2〜3
分間位が好ましく、熱風乾燥機など常用されている装置
を使用することができる。
化触媒、及びフッ素系界面活性剤を主要成分とするが、
下塗塗料の場合と同様に各種安定剤や着色顔料等を適宜
加えて下塗塗料組成物とし溶剤に溶解して上塗塗料が得
られる。かくして得られる下塗塗料及び上塗塗料を、前
記したように、先に化成処理により形成せしめた防食皮
膜の表面にそれぞれ5〜20μ及び5〜加μの乾燥膜厚
となるように塗布、乾燥、及び焼付けを行う。塗布方法
はロールコータ−塗装によるのが工場生産としては好ま
しいがカーテンフロー塗装やスプレー塗装によることも
できる。乾燥、焼付けは180〜250℃で0.2〜3
分間位が好ましく、熱風乾燥機など常用されている装置
を使用することができる。
かくして防食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコー
ト金属板が製造される。
ト金属板が製造される。
以下実施し1]、比較例により本発明方法を更に詳細に
説明する。
説明する。
実施例1〜3、比較例1〜3
金属板として厚さ0.5mで亜鉛付着量が片面45?/
dの合金化亜鉛めっき鋼板に第1表に示す条件で塗布型
クロメート処理又は反応型クロメート処理を施した後、
第1表で示す各種の下塗塗料をロールコータ−で艙装し
て焼付時間関秒、板温230°Cの条件で焼き付け、次
いで土塗釜料を同様にロールコータ−で塗装して焼付時
間関秒、板温230°Cの条件で焼き付けた。
dの合金化亜鉛めっき鋼板に第1表に示す条件で塗布型
クロメート処理又は反応型クロメート処理を施した後、
第1表で示す各種の下塗塗料をロールコータ−で艙装し
て焼付時間関秒、板温230°Cの条件で焼き付け、次
いで土塗釜料を同様にロールコータ−で塗装して焼付時
間関秒、板温230°Cの条件で焼き付けた。
以下余白
第1表
第1表中の塗料A、B、C,D、E、及びFは次のよう
にして調製した。
にして調製した。
(i) 共重合ポリエステル樹脂の製造ツメチルテレ
フタレート537重前部(以下単に部と略記する)、ジ
メチルイソフタレート179部、アジピン醒233部、
エテレ/グリコール172部、ネオペンチルグリコール
344 m、L” −被ンダンノオール129部、1.
6−ヘキサンジオール301部、及び酢酸亜鉛0.52
部を反応容器に仕込み、140℃から220℃まで3時
間かけてエステル父換反応を行った。次いでセバシン酸
245部を加え、200℃から230℃まで60分かけ
て昇温しエステル化反応を行った。次いで加分間で0.
5鴫Hgまで減王し、更に250°0 、 0.2 m
Hfで加分間型縮合反応を行なった。得られた共1合ポ
リエステル樹脂aは透明な淡黄色で、幅化を使用して組
成分析を行い、分子量、還元粘度を測定して第2表に示
す結果を得た。また上記の他、反応原料の使用割合の変
更や反応原料の変更などにより第2表に示す種々な共重
合ポリエステル樹脂1)−1を得た。
フタレート537重前部(以下単に部と略記する)、ジ
メチルイソフタレート179部、アジピン醒233部、
エテレ/グリコール172部、ネオペンチルグリコール
344 m、L” −被ンダンノオール129部、1.
6−ヘキサンジオール301部、及び酢酸亜鉛0.52
部を反応容器に仕込み、140℃から220℃まで3時
間かけてエステル父換反応を行った。次いでセバシン酸
245部を加え、200℃から230℃まで60分かけ
て昇温しエステル化反応を行った。次いで加分間で0.
5鴫Hgまで減王し、更に250°0 、 0.2 m
Hfで加分間型縮合反応を行なった。得られた共1合ポ
リエステル樹脂aは透明な淡黄色で、幅化を使用して組
成分析を行い、分子量、還元粘度を測定して第2表に示
す結果を得た。また上記の他、反応原料の使用割合の変
更や反応原料の変更などにより第2表に示す種々な共重
合ポリエステル樹脂1)−1を得た。
第2表中共重合ポリエステル樹脂a、b、及びfは下塗
塗料用に、またC及びdは上塗塗料用に使用できるが、
eは上塗塗料用としてはポリカルボン酸成分またはポリ
オール成分のいずれをも含んでいない点で、また下塗塗
料用としては分子量の点で本発明で使用する塗料には使
用できないものである。
塗料用に、またC及びdは上塗塗料用に使用できるが、
eは上塗塗料用としてはポリカルボン酸成分またはポリ
オール成分のいずれをも含んでいない点で、また下塗塗
料用としては分子量の点で本発明で使用する塗料には使
用できないものである。
(11)下塗塗料の調製
共重合ポリエステル樹脂a及びbの各100部を別々に
エチルセロソルブアセテートに溶解し、不揮発分40重
量係に調製した。これら各溶解液に酸化チタン(石原産
業社製、商品名チタンCR−95)100部を添加し、
3本ロールにより充分分散せしめ、次いでメチル化メラ
ミン樹脂(三井東圧化学社製、商品名サイメル303
) 25 ”4、ドデシルベンゼンスルホン酸溶液(三
井東圧化学社製、商品名キャタリス) 6000) 0
.5部を添加して撹拌し、第3表に示す性状の下塗塗料
A及びBを調製した4、011)上塗塗料の調製 共重合ポリエステル樹脂c 、d 、e及びfの各Io
o 部ヲ別々にエチルセロソルブアセテートに溶解し、
不揮発分46重it%に調製した。これら各溶解液に対
し、添加物としてフッ素系界面活性剤(住友スリエム社
製、商品名ト’c−431> 0.5部とIrgano
x 1076(チバガイギー社製の焼付安定剤)0.3
部とを更に加え、そして下塗塗料調製の場合と同様に酸
化チタンの添加、分散、次いでその他の配合成分の添加
、撹拌を行って第3表に示す性状の上塗塗料C,D、E
、及びFを調製した。
エチルセロソルブアセテートに溶解し、不揮発分40重
量係に調製した。これら各溶解液に酸化チタン(石原産
業社製、商品名チタンCR−95)100部を添加し、
3本ロールにより充分分散せしめ、次いでメチル化メラ
ミン樹脂(三井東圧化学社製、商品名サイメル303
) 25 ”4、ドデシルベンゼンスルホン酸溶液(三
井東圧化学社製、商品名キャタリス) 6000) 0
.5部を添加して撹拌し、第3表に示す性状の下塗塗料
A及びBを調製した4、011)上塗塗料の調製 共重合ポリエステル樹脂c 、d 、e及びfの各Io
o 部ヲ別々にエチルセロソルブアセテートに溶解し、
不揮発分46重it%に調製した。これら各溶解液に対
し、添加物としてフッ素系界面活性剤(住友スリエム社
製、商品名ト’c−431> 0.5部とIrgano
x 1076(チバガイギー社製の焼付安定剤)0.3
部とを更に加え、そして下塗塗料調製の場合と同様に酸
化チタンの添加、分散、次いでその他の配合成分の添加
、撹拌を行って第3表に示す性状の上塗塗料C,D、E
、及びFを調製した。
上記の塗料A−FのうちE及びFはポリカルボン酸成分
又はポリオール成分のいずれをも含まない共重合yff
IJエステルe又はf(fについては更に分子量も不
適合)を使用したものである点で、共に本発明で使用す
る下塗塗料から外れるものである。
又はポリオール成分のいずれをも含まない共重合yff
IJエステルe又はf(fについては更に分子量も不
適合)を使用したものである点で、共に本発明で使用す
る下塗塗料から外れるものである。
前記した如く第3表に示す塗料A−Fを合金化亜鉛めっ
き鋼板に塗布、乾燥、焼付けを行った実施例1〜3、比
較例1〜3のブレコート鋼板について次に説明する方法
により各種の性能を押1定、試験して比較した。
き鋼板に塗布、乾燥、焼付けを行った実施例1〜3、比
較例1〜3のブレコート鋼板について次に説明する方法
により各種の性能を押1定、試験して比較した。
(1) 光沢:60度鏡面反射率で示した。
(2)塗膜硬度: JIS G−3312に準じて鉛筆
硬度試験を行い、塗膜に傷が付がない最高の硬さを傷付
き硬度、塗膜に傷が付いても剥離が起らない最高の硬さ
を剥離硬度として表した。
硬度試験を行い、塗膜に傷が付がない最高の硬さを傷付
き硬度、塗膜に傷が付いても剥離が起らない最高の硬さ
を剥離硬度として表した。
(3)耐汚染性:赤色、青色、黒色の各油性インキ(マ
ジックインキ)を別々に塗面に塗布後24時間放置し、
ブタノールを浸み込ませたガーゼにて拭き取り、インキ
の跡残りの程度を色差計にて測定し、色差(△E)が1
未満を(へ)印、1〜3未満を○印、3〜4未満をG印
、4〜IO未満を△印、10〜20未満を△−印、20
〜閣未満をX印、関以上を××印とした。
ジックインキ)を別々に塗面に塗布後24時間放置し、
ブタノールを浸み込ませたガーゼにて拭き取り、インキ
の跡残りの程度を色差計にて測定し、色差(△E)が1
未満を(へ)印、1〜3未満を○印、3〜4未満をG印
、4〜IO未満を△印、10〜20未満を△−印、20
〜閣未満をX印、関以上を××印とした。
また、容量IUtのデシケータ−の底に塗面が上方にな
る様に置き、ピース1本をデシケータ−内で燃焼させた
後、その煙をデシケータ−外へ洩らさないように密閉し
、24時間放置後試験片を取り出してエタノールを浸み
込ませたガーゼにて拭き取り、インキ汚染試験と同様に
タバコヤニ残りの程度を色差計にて測定してインキの場
合と同様の記号で表わした。
る様に置き、ピース1本をデシケータ−内で燃焼させた
後、その煙をデシケータ−外へ洩らさないように密閉し
、24時間放置後試験片を取り出してエタノールを浸み
込ませたガーゼにて拭き取り、インキ汚染試験と同様に
タバコヤニ残りの程度を色差計にて測定してインキの場
合と同様の記号で表わした。
(4)耐溶剤性:キシレン、メチエチルケトン(MIX
)、エタノールを別々に浸み込ませたガーゼにて横1m
、縦50の塗面を加圧力I K9/dで関往復こすり、
全く変化のないものを◎印、僅かに艶引けするものを○
印、可成り艶が消えるものをΔ印、著しく艶引けするも
のをに印、下塗塗膜が露出するものをX印とした。
)、エタノールを別々に浸み込ませたガーゼにて横1m
、縦50の塗面を加圧力I K9/dで関往復こすり、
全く変化のないものを◎印、僅かに艶引けするものを○
印、可成り艶が消えるものをΔ印、著しく艶引けするも
のをに印、下塗塗膜が露出するものをX印とした。
(5) 塗膜密着性:180°の2T折シ曲げ加工、
エリラセン6簡押出加工(ポンチR:1イ/テ美デュポ
ン衝撃(ポンチRが%インチでl K9の重錘を50c
rnの高さから落下させる)をそれぞれ行い、2等加工
面にセロハンテープを貼り付は急速に剥がした後、塗膜
に割れ、剥離のないものをQ印、塗膜に割れはあるが剥
離のないものを○印、塗膜に割れがあり剥離も若干ある
ものを■、塗膜に割れ、剥除があるものを△印とした。
エリラセン6簡押出加工(ポンチR:1イ/テ美デュポ
ン衝撃(ポンチRが%インチでl K9の重錘を50c
rnの高さから落下させる)をそれぞれ行い、2等加工
面にセロハンテープを貼り付は急速に剥がした後、塗膜
に割れ、剥離のないものをQ印、塗膜に割れはあるが剥
離のないものを○印、塗膜に割れがあり剥離も若干ある
ものを■、塗膜に割れ、剥除があるものを△印とした。
なお、常態のまま之等の試験を行う場合を一次密着性、
沸騰水中に2時間浸漬した後試験を行う場合を二次密着
性として評価した。
沸騰水中に2時間浸漬した後試験を行う場合を二次密着
性として評価した。
(6)折曲加工性:180°のoT〜3T折曲加工を行
い、加工部を10倍のルーばて観察して割れがないもの
をQ印、若干割れがあるものを○印、目視では割れは殆
んど認められないが10倍のルーばて観察すると割れが
認められるものをe印、目視で割れが認められるものを
Δ印、更にはっきりと割れが認められるものをその程度
によりム印、×印、××印とした。
い、加工部を10倍のルーばて観察して割れがないもの
をQ印、若干割れがあるものを○印、目視では割れは殆
んど認められないが10倍のルーばて観察すると割れが
認められるものをe印、目視で割れが認められるものを
Δ印、更にはっきりと割れが認められるものをその程度
によりム印、×印、××印とした。
(7) 耐塩水噴霧性: JIS Z−2371に準
じて240時間の塩水噴霧試験を行い、クロスカット部
からのフクレやサビの発生状態を観察し、異常のないも
のをQ印、■閣以内のフクレは発生しているがサビの発
生のないものを○印、1〜3mのフクレ及び/又は若干
のサビが発生したものを0印、3〜5闇のフクレ及び/
又は目立つ程度のサビが発生したものを△印、5〜7w
mのフクレ及び/又は著しくサビが発生したものをに印
、7簡以上のフクレ及び/又はクロスカット部全面にサ
ビが発生したものをX印とした。
じて240時間の塩水噴霧試験を行い、クロスカット部
からのフクレやサビの発生状態を観察し、異常のないも
のをQ印、■閣以内のフクレは発生しているがサビの発
生のないものを○印、1〜3mのフクレ及び/又は若干
のサビが発生したものを0印、3〜5闇のフクレ及び/
又は目立つ程度のサビが発生したものを△印、5〜7w
mのフクレ及び/又は著しくサビが発生したものをに印
、7簡以上のフクレ及び/又はクロスカット部全面にサ
ビが発生したものをX印とした。
以上の如くにして行った各種性能試験の結果を第4表に
示す。
示す。
以下余白
第1表に示すように、実施例1,2.及び3においては
それぞれ本発明で規定する条件を満足する塗布型化成処
理液を使用して金属板の表面にクロム含量(1Ni/ぜ
)50,60.55の各クロメート皮膜を形成し、更に
その表面にそれぞれ本発明で規定する条件を満足する下
塗塗料と上塗塗料とを順次塗布、乾燥、焼付けを行って
いる。かくして得られたプレコート鋼板の塗膜硬度、耐
汚染性、耐溶剤性、塗膜密着性、折曲加工性、耐塩水噴
霧性等の塗膜性能は、第4表からいずれも良好であって
性能のバランスが良くとれていることが判る。
それぞれ本発明で規定する条件を満足する塗布型化成処
理液を使用して金属板の表面にクロム含量(1Ni/ぜ
)50,60.55の各クロメート皮膜を形成し、更に
その表面にそれぞれ本発明で規定する条件を満足する下
塗塗料と上塗塗料とを順次塗布、乾燥、焼付けを行って
いる。かくして得られたプレコート鋼板の塗膜硬度、耐
汚染性、耐溶剤性、塗膜密着性、折曲加工性、耐塩水噴
霧性等の塗膜性能は、第4表からいずれも良好であって
性能のバランスが良くとれていることが判る。
これに対し比較例1及び2においては第1表に示すよう
に化成処理液及び下塗塗料としては本発明で規定するも
のを使用しているが、上塗塗料として使用したEとFは
第3表に示すように本発明の規定から外れたものである
。そのため得られたプレコート鋼板の塗膜性能は実施例
1〜3と比較して上塗塗料によって左右される塗膜硬匿
、耐汚染性、耐溶剤性が劣っていることが第4表から判
る。また比較例3では化成処理液として本発明では使用
しない反応型クロメート処理液で化成処理を施したので
、下塗塗料、上塗塗料共に本発明で規定するものを使用
して塗装した場合でも塗膜の耐塩水噴霧性や二次密着性
が低下することが第4表から判る。
に化成処理液及び下塗塗料としては本発明で規定するも
のを使用しているが、上塗塗料として使用したEとFは
第3表に示すように本発明の規定から外れたものである
。そのため得られたプレコート鋼板の塗膜性能は実施例
1〜3と比較して上塗塗料によって左右される塗膜硬匿
、耐汚染性、耐溶剤性が劣っていることが第4表から判
る。また比較例3では化成処理液として本発明では使用
しない反応型クロメート処理液で化成処理を施したので
、下塗塗料、上塗塗料共に本発明で規定するものを使用
して塗装した場合でも塗膜の耐塩水噴霧性や二次密着性
が低下することが第4表から判る。
以上の如く本発明方法は、安定した防食性と頒膜密着性
とが得られ且つ衛生上或は無公害処理上も有利な塗布型
クロメート処理液と、異なる組成の共重合ポリエステル
樹脂をそれぞれ含有して組成を異にして特に伸性に優れ
た下塗塗料と適度な硬度に優れた上塗塗料と、を組み合
わせ使用して金属板をプレコートすることにより、防食
性、塗膜密着性、塗膜硬度、耐汚染性、耐溶剤、折曲加
工性等のプレコート金属板として具備すべきすべての性
能にわたって、良好でバランスのとれた優れたプレコー
ト金属板を製造することのできる方法であり、特に家電
分野を中心とする工業上域に価値あるものである。
とが得られ且つ衛生上或は無公害処理上も有利な塗布型
クロメート処理液と、異なる組成の共重合ポリエステル
樹脂をそれぞれ含有して組成を異にして特に伸性に優れ
た下塗塗料と適度な硬度に優れた上塗塗料と、を組み合
わせ使用して金属板をプレコートすることにより、防食
性、塗膜密着性、塗膜硬度、耐汚染性、耐溶剤、折曲加
工性等のプレコート金属板として具備すべきすべての性
能にわたって、良好でバランスのとれた優れたプレコー
ト金属板を製造することのできる方法であり、特に家電
分野を中心とする工業上域に価値あるものである。
第1頁の続き
0発 明 者 鈴木勝
市川市高谷新町7番地の1日新
製鋼株式会社製品研究開発セン
ター内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 I CrO3として10〜200 f/lの6価クロ
ムと全クロム駄に対して30〜701に%の3価クロム
とを含有し更に5〜too fitのノリ力、リン酸、
マロン酸、ポリアクリル酸、及びアクリルエマルノヨン
のうちt6以上を含有した塗布型クロメート処理液を乾
燥皮)模中のクロム菫が加〜100−となるように板表
面に塗布乾燥して防食皮膜を形成した彼、少なくともI
モルチはテレフタル眼で占められる60〜95モルチの
芳香族ジカルボン酸と5〜40モルチの脂肪族ノカルカ
/酸とから成る酸成分とアルキレングリコールから成る
アルコール成分とで構成される分子H1万〜3万の共重
合ポリエステル樹脂100雷門部に対し硬化剤としてメ
チル化メラミン樹脂5〜43重を部と該硬化剤に対し0
.2〜10重i %の硬化触媒とを配合したものを主要
成分として成る下盆堕料の塗布、乾燥、及び焼付けを行
って厚さ5〜2(Jμの下塗塗膜を形成せしめ、次いで
その、し開に少なくとも加モルチはテレフタル酸で占め
られる60〜95モルチの芳香族ジカルボン酸と5〜4
0モル係の脂肪族ジカルボン酸とO−10モルチの3価
以上のポリカルボン酸とから成る酸成分と90〜100
モルチのアルキレングリコールとO〜10モルチの3価
以上のポリオールとから成るアルコール成分とで構成さ
れていて少なくとも前記ポリカルボン酸成分またはポリ
オール成分のいずれか一方を0.2モルチ以上含有する
分子量2千〜5千の共重合ポリエステル樹脂100重蓋
部に対し帆1〜3重μ部のフッ素系界面活性剤と硬化剤
としてメチル化メラミ/樹脂5〜43重量部と該硬化剤
ic文・]し帆2〜10 Niチの硬化触媒とを配合し
たものを主要成分として成る上塗塗料を乾燥塗膜厚さ5
〜30μに塗装し焼付けることを特許とする防食性のす
ぐれた高加工性、耐汚染性プレコート金属板の製造方法
。 2 酸成分の中のテレフタル酸以外の芳香族ジカルボン
酸がインフタル酸、オルソフタル酸、2.6−す7タレ
ンノカルポン酸、 4.4’−ソフェニルノカルボン
酸の1種以上である共重合ポリエステル樹脂を配合した
下塗塗料を使用する特許請求の範囲第1項に記載の防食
性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコート金属板の製
造方法。 3 酸成分の中の脂肪族ジカルボン酸がコノ・り酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セパシン酸、ドデカンニ酸の
1種以上である共重合ポリエステル樹脂を配合した下塗
塗料を使用する特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
の防食性にすぐれた高加工性、耐汚染性プレコート□ 金属板の製造方法。 4 アルコール成分がエチレングリコール、プロピレン
グリコール、トリメチレングリコール、1.4−ブタン
ジオール、1.3−ブタンジオール、1.5−−’?ン
タンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペンナ
ルグリコール、2.2.4− )リメテル−1,3−−
!ンタンノオールの1種以上である共重合ポリエステル
樹脂を配合した下塗塗料を使用する特許請求の範囲第1
項から第3項までのいずれか1項に記載の防食性のすぐ
れた高加工性、耐汚染性プレコート金属板の製造方法。 5 酸成分の中のテレフタルば以外の芳香族ジカルボン
酸がイソフタル酸、オルソフタル酸、2.6−ノナフタ
レンシカルゲン酸、4,4′−ノフェニルジカルボン酸
の1種以上である共重合ポリエステル樹脂を配合した上
塗塗料を使用する特許請求の範囲第1項から第4項まで
のいずれか1項に記載の防食性のすぐれた高加工性、耐
汚染性プレコート金属板の製造方法。 6 酸成分の中の脂肪族ジカルボン酸がコハク酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、セパシン酸、ドデカンニ酸、ダ
イマー酸の1棟以上である共重合ポリエステル樹脂を配
合した上塗塗料を使用する特許請求の範囲第1項から第
5項までのいずれか1項に記載の防食性のすぐれた高加
工性、耐汚染性プレコート金属板の製造方法。 7 酸成分の中の3価以上のポリカルボン酸がトリメリ
ットば、ピロメリット酸の1種以上である共重合ポリエ
ステル樹脂を配合した上塗塗料を使用する特許請求の範
囲第1項から第6項までのいずれか1項に記載の防食性
のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコート金属板の製造
方法。 8 アルコール成分の中のアルキレングリコールがエチ
レングリコール、プロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1.3−ブタン
ジオール、1.5−ペンタンノオール、1.6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンナルグリコール、 2,2.4−
)リメテルー1.3−ベンタンジオールの1種以上で
ある共重合ポリエステル樹脂を配合した上塗塗料を使用
する特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれか1
項に記載の防食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコ
ート金属板の製造方法。 9 アルコール成分の中の3価以上のポリオールがグリ
セリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロノ
ぐン、バンクエリスリトールの1種以上である共1合ポ
リエステル樹脂を配合した上塗塗料を使用する特許請求
の範囲第1項から第8項までのいずれか1項に記載の防
食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコート金属板の
製造方法。 10硬化触媒としてり−)ルエンスルホン酸、リン酸モ
ノアルキルエステル、p−)ルエンスルホ/酸のアミン
#1、メタンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン、
ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンス
ルホン酸のいずれかを配合した下塗塗料及び/又は下塗
塗料を使用する特許請求の範囲第1項から第9項までの
いずれが1項に記載の防食性のすぐれた高加工性、耐汚
染性プレコート金属板の製造方法。 11 上塗塗料及び/゛又は下塗塗料の塗布をロール
コータ−により行う特許a−n求の範囲第1項から第1
0項までのいずれか1項に記載の防食性にすぐれた高加
工性、耐汚染性プレコート金属板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5976982A JPS58177475A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | 防食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコ−ト金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5976982A JPS58177475A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | 防食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコ−ト金属板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58177475A true JPS58177475A (ja) | 1983-10-18 |
Family
ID=13122817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5976982A Pending JPS58177475A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | 防食性のすぐれた高加工性、耐汚染性プレコ−ト金属板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58177475A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0155742A2 (de) * | 1984-03-23 | 1985-09-25 | HENKEL CORPORATION (a Delaware corp.) | Verfahren und Überzugsmittel zur Behandlung von Metalloberflächen |
US5821206A (en) * | 1996-01-30 | 1998-10-13 | Colgate Palmolive Company | Composition |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836073A (ja) * | 1971-09-13 | 1973-05-28 |
-
1982
- 1982-04-12 JP JP5976982A patent/JPS58177475A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836073A (ja) * | 1971-09-13 | 1973-05-28 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0155742A2 (de) * | 1984-03-23 | 1985-09-25 | HENKEL CORPORATION (a Delaware corp.) | Verfahren und Überzugsmittel zur Behandlung von Metalloberflächen |
DE3509556A1 (de) * | 1984-03-23 | 1985-10-24 | Parker Chemical Co., Madison Heights, Mich. | Verfahren und ueberzugsmittel zur behandlung von metalloberflaechen |
US5821206A (en) * | 1996-01-30 | 1998-10-13 | Colgate Palmolive Company | Composition |
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