JPS61162563A - 高耐食性防錆鋼板及びその製造方法 - Google Patents

高耐食性防錆鋼板及びその製造方法

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JPS61162563A
JPS61162563A JP305885A JP305885A JPS61162563A JP S61162563 A JPS61162563 A JP S61162563A JP 305885 A JP305885 A JP 305885A JP 305885 A JP305885 A JP 305885A JP S61162563 A JPS61162563 A JP S61162563A
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JP
Japan
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steel plate
coating composition
steel sheet
lower alkyl
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Pending
Application number
JP305885A
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English (en)
Inventor
Masaharu Suzuki
正治 鈴木
Masaru Ishigaki
石垣 勝
Toshiaki Shioda
俊明 塩田
Minoru Nishihara
西原 實
Shigeru Wakano
若野 茂
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NIPPON SEIKA KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
NIPPON SEIKA KK
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1皇ユJソLl乱1 本発明は、耐水性、耐食性、耐剥離性等に優れた高耐食
性防1111板及びその製造方法に関する。
良米豊盈j 従来、鋼板の防錆処理、塗装下地処理としてはクロメー
ト処理が一般に行なわれているが、その防食性能は満足
できるものではない。近年、耐食性を向上させるために
新しい防食保護皮膜が提案されている。例えば特公昭5
4−34406号公報においては、コロイダルシリカと
水溶性又は水分散性有機樹脂からなる有機無機複合皮膜
が提案されている。また特開昭57−108292号公
報においては、第1層目にクロメート皮膜及び第2層目
に上記有機無機複合皮膜を有する211皮膜が提案され
ている。しかしながら、上記公報に記載の皮膜は、いず
れも有機樹脂が親水性であるため、耐水性において満足
できるものではない。
1豆二旦遭 本発明は、このような従来の鋼板を更に改善して、特に
優れた耐水性及び耐食性を兼備し、しかも耐剥離性にも
優れた鋼板及びその製造方法を提供するものである。
発明の構成 即ち、本発明は、冷延鋼板又は亜鉛もしくは亜鉛合金メ
ッキ鋼板を母材とし、その上に(A)  一般式5i(
OR)a、 R’ −8i (OR)3又は R“ R’ −8i (OR)2  (各式中、Rは低級アル
キル基を、R′及びR“はそれぞれ同−又は異なって、
低級アルキル基、アルケニル基、グリシジルオキシアル
キル基又はフェニル基を示す。
で表わされるシラン化合物及びその加水分解縮合物から
なる群から選ばれた少くとも1種、(B)  ヒドロキ
シル基及び/又はカルボキシル基含有有機ポリマー、及
び (C)  アルキルエーテル化メラミン及びアルキルエ
ーテル化ベンゾグアナミンからなる群から選ばれた少く
とも1種 を主成分とする焼付硬化被膜を形成させてなることを特
徴とする高耐食性防錆鋼板、並びに冷延鋼板又は亜鉛も
しくは亜鉛合金メッキ鋼板上に上記(A>、(B)及び
(C)成分を主成分とする塗料組成物を塗布した後、1
20〜300℃で焼付けて硬化被膜を形成させることを
特徴とする高耐食性防錆鋼板の製造方法に係る。
本発明において亜鉛もしくは亜鉛合金メッキ鋼板とは、
鋼板の片面又は両面に亜鉛もしくは亜鉛合金のメッキ層
を設けたものである。亜鉛合金としては、亜鉛とニッケ
ル、亜鉛と鉄、亜鉛とアルミニラム等との合金を例示で
き、この中でも亜鉛−ニッケル合金が好ましい。亜鉛−
ニッケル合金は、特に亜鉛が87wt%前後、ニッケル
が13wt%前後のものが好適に使用される。亜鉛又は
亜鉛合金は、通常の方法に従い10〜40a/m2の目
付量で鋼板上にメッキされる。
本発明の高耐食性防tI4wA板は、上記冷延鋼板又は
亜鉛もしくは亜鉛合金メッキ鋼板上に上記(A>(B)
及び(C)成分を主とする焼付硬化被膜を設けてなるも
のである。鋼板の両面に亜鉛又は亜鉛合金メッキ層があ
る場合、そのメッキ層の一方又は双方に上記被膜が積層
されていてもよく、本発明の高耐食性防錆鋼板にはこれ
らのいずれのものをも包含されている。
焼付硬化被膜を形成させるための塗料組成物について詳
述すると、(A)成分として用いられるシラン化合物は
、一般式5i(OR)a、R“ R’5i(OR)3及びR’ −8i (OR)2〔各
式中、Rは低級アルキル基を、R′及びR“はそれぞれ
同−又は異なって、低級アルキル基、アルケニル基、グ
リシジルオキシアルキル基又はフェニル基を示す。〕で
表わされる化合物である。
ここで低級アルキル基としては、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t
ert−ブチル、アミル、イソアミル、ヘキシル等の各
基を挙げることができる。アルケニル基としては、エチ
ニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル等の各基を
挙げることができる。グリシジルオキシアルキル基とし
ては、 CH2−CH−CH2−0(CH2)3−等を挙げるこ
とができる。また本発明では上記シラン化合物の加水分
解縮合物(所謂シリコーン樹脂)を使用することもでき
る。該加水分解縮合物は、上記シラン化合物を通常の方
法、例えばアルコール等の溶媒中塩酸等の酸触媒を用い
て加水分解する等により容易に製造されるものである。
本発明では斯かるシラン化合物やその加水分解縮合物を
それぞれ単独で使用してもよいし、2種以上混合して使
用してもよい。
(8)成分として用いられるヒドロキシ基及び/又はカ
ルボキシル基含有有機ポリマーとしては、ポリマー中に
ヒドロキシ基及びカルボキシル基の少くとも一方を含有
している限り従来公知のものを広く使用でき、例えばケ
トン樹脂、(メタ)アクリル酸含有樹脂、ブチラール樹
脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができる。ここで
(メタ)アクリル酸とあるのは、アクリル酸及びメタア
クリル酸のいずれか又は双方を示すものとする。
ケトン樹脂とは、アセトン、シクロヘキサノン、アセト
フェノン等のケトン類とホルマリン等のアルデヒド類と
を縮合して生成する樹脂であり、市販されているものを
いずれも使用可能であるが、通常酸価が11J、下程度
、軟化点が75〜100℃程度のものが好ましい。
(メタ)アクリル酸含有樹脂としては、(メタ)アクリ
ル酸を含有している限り公知のものを広く使用できるが
、具体的にはスチレン、(メタ)アクリル酸及び(メタ
)アクリル酸アルキルエステルからなる三元共重合体を
例示できる。該三元共重合体は、メチ9220〜40重
量%程度、(メタ)アクリル酸15〜35重屋%程度及
び(メタ)アクリル酸アルキルエステル35〜55重辺
%程度からなり、150℃での溶融粘度が5万〜10万
センチボイス程度のものが好ましい。(メタ)アクリル
酸アルキルエステルとしては、例えばアクリル酸又はメ
タアクリル酸のそれぞれメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、イソブチル、S8C−ブチル、tert−ブチル
、アミル、ヘキシル、2−エチルヘキシル等のエステル
の少くとも1種を用いるが、アクリル酸エチルとアクリ
ル酸ブチルを混合したものが特に好ましい。
ブチラール樹脂としては、アセチル基0〜5モル%程度
、ブチラール基60〜70モル%程度及び水酸基27〜
40モル%程度を有し、10%のエタノール/トルエン
−1/1溶液の20℃での粘度が10〜60センチボイ
ズ程度のものが好ましい。
ポリエステル樹脂とは、多塩基酸と多価アルコールとの
重縮合によって得られる樹脂であり、多塩基酸として無
水フタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セパチン酸等
の芳香族又は飽和脂肪族二塩基酸、無水マレイン酸、フ
マール酸、イタコン酸等の不飽和二塩基酸等を、多価ア
ルコールとしてエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
1.3−ブチレングリコール等のグリコール類、グリセ
リン等をそれぞれ用いたものを使用できる。
本発明では上記各種樹脂を単独で又は2種以上混合して
使用することができるが、ケトン樹脂と(メタ)アクリ
ル酸含有樹脂、ブチラール樹脂及びポリエステル樹脂か
らなる群から選ばれた少くとも1種との混合物を(B)
成分として用いるのが好ましい。これらの樹脂の混合割
合としては特に制限されるものではないが、通常前者2
0〜50重量部(以下単に「部」と記す)、後者80〜
50部となるように混合するのがよい。本発明では、特
にケトン樹脂20〜70部、スチレン−(メタ)アクリ
ル酸−アクリル酸エステル三元共重合体10〜50部及
びブチラール樹脂30〜80部の混合物を(B)成分と
して用いるのが好適である。
本発明では(A)成分100部に対して(8)成分を通
常100〜300部、好ましくは150〜250部を配
合するのがよい。(B)成分の配合量が上記範囲より少
なくなると、母材への付着性、被膜の可撓性、耐アルカ
リ性等が不良となる欠点を生ずる傾向となり、一方(8
)成分の配合量が上記範囲を越えると、亜鉛メッキ鋼板
等に塗布した場合の防食性、被膜の強靭性等が不十分に
なる欠点を生じる傾向となる。
(C)成分として用いられるアルキルエーテル化メラミ
ンとは、メチロールメラミンのメチロール基の一部又は
全部がアルキルエーテル化されたもので、例えばメチル
エーテル化メラミン、エチルエーテル化メラミン、プロ
ピルエーテル化メラミン、ブチルエーテル化メラミン等
の他、メタノール、イソブタノール、n−ブタノール等
で変性した塗料用のメラミン−ホルマリン樹脂が包含さ
れる。またアルキルエーテル化ベンゾグアナミンとは、
メチロール化されたベンゾグアナミンのメチロール基の
一部又は全部がアルキルエーテル化されたもので、例え
ばメチルエーテル化ベンゾグアナミン、エチルエーテル
化ベンゾグアナミン、プロピルエーテル化ベンゾグアナ
ミン、ブチルエーテル化ベンゾグアナミン等が挙げられ
る。本発明ではこれらを単独で使用してもよいし、2種
以上の混合物として使用してもよい。
本発明では(A)成分100部に対して(C)成分を通
常30〜100部、好ましくは40〜80部配合するの
がよい。(C)成分の配合量が上記範囲より少なくなる
と、上記塗料組成物を塗布して得られる塗膜の密着性、
耐酸性、耐アルカリ性等の性質が低下するという欠点が
生ずる傾向となる。また(C)成分の配合量が上記範囲
を越えると、上記塗料組成物を塗布して得られる塗膜の
可撓性が低下するという欠点が生ずる傾向となる。
上記塗料組成物には、硬化温度を低下させるために硬化
触媒を配合するのが望ましい。硬化触媒としては、従来
公知のものを広く使用でき、具体的には塩酸、リン酸、
p−トルエンスルホン酸、II駿、マレイン酸等の酸性
触媒等を例示できる。
斯かる硬化触媒の使用量としては、使用する硬化触媒の
種類等により異なり一概には言えないが、通常塗料組成
物中の固形分100部に対して0.1〜0.5部程度配
合するのが適当である。
上記塗料組成物を用いた被膜上に電着塗装を行なう場合
には、該組成物に無機導電性微粒子を添加するのが極め
て有効である。該導電性微粒子とは、Zn、Ti、Sn
、In、St、Mo及びWの群から選ばれる少くとも1
種の金属の酸化物及び/又は之等から構成される金属複
合酸化物を主体とする導電性微粒子であり、特に好まし
いものは酸化チタン表面を、少量のアンチモンを含有し
残りが実質的に酸化錫からなる被覆層で被覆してなる導
電性複合粉末であって、その粒径がO01〜0.2μ程
度のものである。無機導電性微粒子の使用量としては、
塗料組成物中の固形分100部当り通常2〜50部、好
ましくは5〜20部とするのがよい。該微粒子の使用量
が少な過ぎると所期の効果が発揮され難くなり、また逆
に多過ぎると得られる塗膜の防食性、可撓性等の性質が
損われる傾向となる。
更に上記塗料組成物には、必要に応じて上記以外の合成
樹脂、天然若しくは合成の有菌又は無機顔料、体質顔料
の他、通常塗料に添加される分散剤、湿潤剤、消泡剤、
沈澱防止剤、帯電防止剤、レベリング剤等の各種の補助
添加成分を添加することができる。合成樹脂としては、
例えばエポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹
脂等を挙げることができる。また有機顔料としては、例
えばアゾ系、アントラキノン系、キノリン系、フタロシ
アニン系等を、無機顔料としては、例えばチタニャ、ベ
ンガラ、カーボンブラック、クロムイエロー、鉛白等を
、体質顔料としては、例えばシリカ、アルミナ、炭酸カ
ルシウム、クレー、タルク等をそれぞれ例示できる。
上記塗料組成物は、通常各種溶剤を加えて、粘度、固形
分温度等を調整して使用に供される。溶剤としては、プ
ロパツール、ブタノール等のアルコール、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブ
チル等の低級ないし中級エステル、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケ
トン等のケトン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブ、セロソルブ
、セロソルブアセテート等のエーテル系溶剤、或いはこ
れらの中から選ばれた2種以上の混合溶剤が好ましく用
いられる。溶剤の蒸発速度が大きすぎると塗膜が発泡し
たり、しわが発生したりするので、沸点60℃位から沸
点250℃位までの範囲の種々の沸点を有する溶剤を2
種以上混合することにより、蒸発速度をコントロールす
るのが好ましい。溶剤中の塗料組成物の濃度は必要に応
じてかなりの広汎にわたり変更でき、通常濃度0.1〜
501i1%位の範囲で選択される。
冷延鋼板又は亜鉛もしくは亜鉛合金メッキ鋼板上に焼付
硬化被膜を形成させるには、まず該鋼板を通常公知の方
法に従い脱脂した後、上記塗料組成物を吹付塗り、浸漬
塗り、刷毛塗り、ロール塗り等の通常の方法で該鋼板の
上に塗布し、次いで該塗料組成物を焼付は処理すればよ
い、、、塗料組成物の塗布量は、目的とする鋼板の性能
に応じて適宜選択できるが、焼付は処理して得られる硬
化被膜の膜厚が0.1〜5μとなるように塗料組成物を
塗布するのが望ましい。膜厚が0.1μより薄くなると
耐食性が不充分になるし、また5μより厚くなると該被
膜の加工性が不良となり、好ましくない。本発明では、
塗料組成物を塗布するに当り、該組成物を十分ブレンド
しておくのが好ましく、これにより膜厚が均一な硬化被
膜を母材上に形成させることができる。また焼付は処理
は、120〜300℃という比較的低温域にて行なうこ
とができる。通常は塗料組成物に熱風等を当てることに
より実施される。焼付は処理に要する時間は通常1〜3
0分程度である。また特に高度の耐食性を求める場合に
は、母材鋼板の表面にクロメート処理を施し、その上に
上記塗料組成物を塗布すればよい。クロメート処理とし
ては、通常の反応型クロメート又は塗布型クロメートを
適用することができる。
及」Jと江! 本発明の鋼板は、耐食性、耐薬品性に優れ、過酷な成形
加工を受けても被膜の剥離やパウダリングを生じず、し
かもスポット溶接性にも優れており、各櫂用途への鋼板
として好適に使用され得るものである。
!−i1 以下に実施例及び比較例を掲げて本発明をより一層明ら
かにする。
(1)塗料組成物A(本発明の塗料組成物)三ツロフラ
スコにメトキシメチロールメラミン(住友化学■製、商
品名「スミマールJM−55、固形分70%)43部、
カルボキシ基含有アクリル系樹脂(日本シェラツク特製
、商品名「アクリラックJ #200)25部、ブチラ
ール樹脂(積水化学■製、[エスレツクJam−1)4
5部、溶剤としてエチルセロソルブ100部、n−ブタ
ノール30部、メチルエチルケトン100部及びトルエ
ン70部を仕込み、十分撹拌しながら溶解する。溶解後
2%リン酸水溶液20部を添加した後エチルシリケート
37部及びγ−グリシドキシプロビルメチルジェトキシ
シラン(信越化学工業特製、KBE−402)12部の
混合物を加え、室温で一夜撹拌して塗料組成物Aを調製
した。
(2)塗料組成物B(本発明の塗料組成物)塗料組成物
Aの調製と同様にして、メトキシメチロールメラミン(
固形分70%)14部、アルキルエーテル化ベンゾグア
ナミン(三井東圧化学■製、「サイメルJ1125、固
形分85%〉24部、ケトン樹脂(西独ヒュルス社製、
「レジン5KJ)30部及びブチラール樹脂40部を溶
解した後、メチルトリエトキシシラン/エチルシリケー
ト加水分解縮合物(大化へ学工業■製、固形分25%)
86部及びメチルトリメトキシシラン(トーレシリコー
ン社製、5Z−6070)18部を添加し、70℃に加
温し、10時間撹拌して塗料組成物Bを調製した。
(3)塗料組成物C エチルシリケート及びγ−グリシドキシプロビルメチル
ジェトキシシランを使用しない以外は上記塗料組成物A
の調製と同様にして塗料組成物Cを調製した。
実施例1〜4及び比較例1〜3 実施例1〜4において、母材鋼板としては片面に201
g/m2の亜鉛メッキ又は亜鉛−ニッケル合金メッキを
施した鋼板を用い、脱脂後塗料組成物A又はBをロール
コータ−で塗布し、200℃、3分間の乾燥焼付を行な
い、鋼板上に硬化被膜を形成させた。尚実施例3におい
ては、塗料組成物Bを塗布するに先立ち、下地処理用ク
ロメート系表面活性剤(関西ペイント特製、「アメコツ
ト」C)をクロム付着量が約1oO1g/m2になるよ
うに塗布し、150℃のオーブン中で10分間焼付けた
比較例1〜3においては、クロメート処理のみを行なう
か又は塗料組成物Cを塗布する以外は上記実施例と同様
にして鋼板上に被膜を形成させた。
上記実施例1〜4及び比較例1〜3で得られる鋼板を各
種性能試験に供した。結果を第1表に示す。
注 1)  JIS  K  5400 7.8に従い
、塩水噴霧試験を行ない、連続96時間処理後の白サビ
発生面積%を求めた。
2)  JIS  K  5400 6.16に従い、
心棒径2■で1000屈曲したときの皮膜の剥離の有無
を観察した。
3)  NaOH水溶液(pH13)中に60℃、2分
間浸漬させた。
(以 上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)冷延鋼板又は亜鉛もしくは亜鉛合金メッキ鋼板を
    母材とし、その上に (A)一般式Si(OR)_4、 R′−Si(OR)_3又は ▲数式、化学式、表等があります▼〔各式中、Rは低級
    ア ルキル基を、R′及びR″はそれぞれ同一又は異なつて
    、低級アルキル基、アルケニル基、グリシジルオキシア
    ルキル基又はフェニル基を示す。〕で表わされるシラン
    化合物及びその加水分解縮合物からなる群から選ばれた
    少くとも1種、 (B)ヒドロキシル基及び/又はカルボキシル基含有有
    機ポリマー、及び (C)アルキルエーテル化メラミン及びアルキルエーテ
    ル化ベンゾグアナミンからなる群から選ばれた少くとも
    1種 を主成分とする焼付硬化被膜を形成させてなることを特
    徴とする高耐食性防錆鋼板。 (2)(B)成分として用いられる有機ポリマーがケト
    ン樹脂、(メタ)アクリル酸含有樹脂、ブチラール樹脂
    及びポリエステル樹脂なる群から選ばれた少くとも1種
    である特許請求の範囲第1項記載の鋼板。 (3)焼付硬化被膜中に無機導電性粉末が含有されてい
    る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の鋼板。 (4)鋼板と焼付硬化被膜との間にクロメート皮膜を介
    在させてなる特許請求の範囲第1項〜第3項に記載の鋼
    板。 (5)冷延鋼板又は亜鉛もしくは亜鉛合金メッキ鋼板上
    に (A)一般式Si(OR)_4、 R′−Si(OR)_3又は ▲数式、化学式、表等があります▼(各式中、Rは低級
    ア ルキル基を、R′及びR″はそれぞれ同一又は異なつて
    、低級アルキル基、アルケニル基、グリシジルオキシア
    ルキル基又はフェニル基を示す。)で表わされるシラン
    化合物及びその加水分解結合物からなる群から選ばれた
    少くとも1種、 (B)ヒドロキシル基及び/又はカルボキシル基含有有
    機ポリマー、及び (C)アルキルエーテル化メラミン及びアルキルエーテ
    ル化ベンゾグアナミンからなる群から選ばれた少くとも
    1種 を主成分とする塗料組成物を塗布した後、 120〜300℃で焼付けて硬化被膜を形成させること
    を特徴とする高耐食性防錆鋼板の製造方法。 (8)鋼板上にクロメート皮膜を形成させ、次いでその
    上に塗料組成物を塗布、焼付けを行なう特許請求の範囲
    第5項記載の方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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