JPS6317303B2 - - Google Patents

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JPS6317303B2
JPS6317303B2 JP55134120A JP13412080A JPS6317303B2 JP S6317303 B2 JPS6317303 B2 JP S6317303B2 JP 55134120 A JP55134120 A JP 55134120A JP 13412080 A JP13412080 A JP 13412080A JP S6317303 B2 JPS6317303 B2 JP S6317303B2
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JP
Japan
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mol
compound
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acid
glycol
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JP55134120A
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English (en)
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JPS5757746A (en
Inventor
Shunsui Kanke
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP13412080A priority Critical patent/JPS5757746A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は線状ポリエステルとメトキシメラミン
化合物及びブトキシメラミン化合物からなる塗料
用樹脂組成物に関する。 線状ポリエステルを主成分としたポリエステル
樹脂塗料は、ブリキ、テインフリースチール、ア
ルミニウムなどの素材からなる金属缶の内面コー
ト用塗料として知られている。 該線状ポリエステルは主としてグリコール成分
として1,4−ブタンジオール、エチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコールなどのジオール、
酸成分としてテレフタル酸、イソフタル酸などの
芳香族二塩基酸さらに少量の脂肪族ジカルボン酸
からなるものである。 しかして金属缶なかんずく缶詰用金属缶の内面
コート用樹脂としては前記成分からなるポリエス
テルは好適であつても、これを単独で家庭用電気
製品、事務機器、自動車、大型容器、計装機器な
どの金属製品の塗料用樹脂として用いたのでは、
硬度、耐溶剤性、耐汚染性、耐薬品性、加工性
(折り曲げ性)に充分満足しうるものではない。 本発明者はこれらの欠点を解決するために鋭意
検討を重ねた結果、(A)酸成分としてテレフタル酸
またはそのエステル20〜80モル%、イソフタル酸
またはそのエステル20〜80モル%、脂肪族ジカル
ボン酸0〜40モル%及びグリコール成分としてエ
チレングリコール0〜95モル%、ネオペンチルグ
リコール5〜100モル%、ジエチレングリコール
0〜40モル%を構成々分とする還元粘度04以上の
線状ポリエステルに対して(B)メトキシメラミン化
合物と(C)ブトキシメラミン化合物とを特定の割合
で併用することによつて初めて硬度、耐溶剤性、
耐汚染性、耐薬品性、加工性(折り曲げ性)に優
れた金属塗料用樹脂組成物が得られることを見い
出し本発明を完成するにいたつた。 本発明の線状ポリエステルは、構成分としてテ
レフタル酸またはそのエステルを20〜80モル%、
イソフタル酸またはそのエステルを20〜80モル%
の範囲で構成々分とする。各々の構成範囲をはず
れると特に加工性が悪くなる傾向が生ずるので好
ましくない。また脂肪族ジカルボン酸、例えば
(無水)コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸な
どを酸成分のうち40モル%まで構成々分として用
いることができるが、40モル%を越えると硬度、
耐汚染性が低下する傾向が認められるので好まし
くない。 グリコール成分としてはネオペンチルグリコー
ルを5〜100モル%の範囲、即ちネオペンチルグ
リコール単独かエチレングリコールを95モル%ま
での範囲で併用する。エチレングリコールが95モ
ル%を越えると耐薬品性、塗料シンナーへの溶解
性、メラミン樹脂との相溶性が低下する傾向が生
じ好ましくない。またジエチレングリコールをグ
リコール成分のうち40モル%まで構成々分として
用いることができるが、40モル%を越えると耐溶
剤性、硬度、耐汚染性が低下する傾向が認められ
るので好ましくない。さらに必要に応じて前記以
外のグリコール、例えば1,3−プロパンジオー
ル、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオールなどを40モ
ル%まで構成々分として用いてもよい。 本発明の線状ポリエステルは、フエノールと四
塩化エタンの混合溶媒(1:1重量比)中、0.4
g/100mlの濃度で30℃にて測定した時の還元粘
度が0.4以上、好ましくは0.6以上であることが硬
度、加工性、耐薬品性の向上のために重要であ
る。還元粘度が0.4より小さいものは、(B)メトキ
シメラミン化合物と(C)ブトキシメラミン化合物を
併用しても加工性の向上は望めない。 本発明の線状ポリエステルは、前記酸成分とグ
リコール成分をジブチルチンオキサイド、三酸化
アンチモンなどのエステル化触媒の存在下170〜
280℃の温度でエステル化反応したのち、エステ
ル交換触媒の存在下に0.5〜1.0mmHgの真空下で温
度240〜280℃で重縮合反応して得る。エステル交
換触媒としては酸化ゲルマニウム、三酸化アンチ
モン、テトラブチルチタネート、ジブチルチンオ
キサイドなどがあげられる。 かかる(A)線状ポリエステルと(B)メトキシメラミ
ン化合物及び(C)ブトキシメラミン化合物との割合
は、(A)線状ポリエステル40〜98重量%、(B)メトキ
シメラミン化合物1〜59重量%(好ましくは10〜
40重量%)、(C)ブトキシメラミン化合物1〜59重
量%(好ましくは10〜40重量%)である。(A)線状
ポリエステルに対して(B)メトキシメラミン化合物
単独、(C)ブトキシメラミン化合物単独の場合は塗
膜物性が充分でない。 (B)メトキシメラミン化合物と(C)ブトキシメラミ
ン化合物は(B):(C)=1:5〜5:1(重量比)で
用いることが好ましい。(A)線状ポリエステルに対
する(B)メトキシメラミン化合物と(C)ブトキシメラ
ミン化合物の総量が、60重量%を越えると塗面の
ワキの発生、低温での加工性が低下するなどの傾
向が認められるので好ましくなく、2重量%より
少ない場合は硬度、耐溶剤性、耐汚染性、耐薬品
性、加工性の向上が認められない。 (B)ブトキシメラミン化合物は、メラミンとホル
ムアルデヒドとを反応させて得られたメチロール
化メラミンをブタノール又はイソブタノールでエ
ーテル化し、さらにその大部分が−CH2O
(CH23CH3基又は−CH2OCH2CH(CH3)CH3
となつたもので該化合物の平均縮合度は4以下で
ある。 (C)メトキシメラミン化合物は、メラミンとホル
ムアルデヒドとを反応させて得られたメチロール
化メラミンをメタノールでエーテル化し、さらに
その大部分が−CH2OCH3基となつたものであ
る。例えばヘキサメトキシメチロールメラミンで
あり、該化合物の平均縮合度は4以下である。 本発明の塗料用樹脂組成物の使用に際しては、
溶媒としてメチルエチルケトン、キシレン、シク
ロヘキサノン、イソホロン、メチルイソブチルケ
トン、ソルベツソ#100、ソルベツソ#150などの
溶剤に10〜60重量%に溶解して用いる。またこの
際には塗料に一般的に用いられる充填剤、顔料、
着色剤、レベリング剤、さらに硬化精媒などを配
合して用いる。 塗装方法としてはスプレー、ロールコーター、
フローコーターなど何れの方法も採用しうる。 充填剤、顔料としては炭酸カルシウム、カオリ
ン、クレー、アルミナ、酸化チタン、タルク、リ
トポン、マイカ、石コウ、硅石粉、パライト、シ
リコン、ドロマイトなどがあげられる。 着色剤としてはベンガラ、アニリンブラツク、
マンガンブルー、カーボンブラツク、シアニンブ
ルー、鉄黒、ウルトラマリンブルー、クロームイ
エロー、クロームグリーンなどがあげられる。 レベリング剤としてはシリコン化合物、セルロ
ースアセテートブチレート、その他公知の市販レ
ベリング剤などがあげられる。 硬化触媒としてはp−トルエンスルホン酸、及
びその塩、通常のメラミン樹脂の硬化触媒などが
あげられる。 次に実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。尚例中「部」とあるのは特にことわりのない
限り「重量部」を表わす。 線状ポリエステルの製造例 撹拌機、精留塔、窒素導入管、真空装置を付し
た1容反応缶に、テレフタル酸0.35モル、イソ
フタル酸0.35モル、コハク酸0.3モル、エチレン
グリコール0.6モル、ネオペンチルグリコール0.6
モル、ジエチレングリコール0.3モル、及びジブ
チルチンオキサイド0.1部、三酸化アンチモン0.1
部を仕込み、170〜260℃でエステル化を行なつた
後、0.5〜1.0mmHgの真空下で縮合を行なつて還元
粘度0.8のポリエステルを得た。このポリエステ
ルを樹脂−1とする。 以下樹脂−1の製造例と同様にして第1表に示
した樹脂組成の線状ポリエステルを得た。 実施例 1〜15 第1表における樹脂No.1〜10の線状ポリエス
テルを第2表に記載した配合割合でイソフオロ
ン/シクロヘキサン/ソルベツソ#100/ソルベ
ツソ#150=1:1:4:4(重量比)の混合溶媒
に30重量%濃度に溶解した。該溶液100部に、ル
チル型酸化チタン20部、p−トルエンスルホン酸
0.2部を加え高速グラントミルで混合し塗料化し
た。 この塗料を化成処理した溶融亜鉛メツキ鋼板
(厚み0.8mm)にバーコーターNo.40で塗布し、260
℃にセツトされた熱風炉で60秒間焼付した。第2
表に塗膜物性を測定した結果をまとめて記載し
た。 対照例 1〜5 第2表に記載した樹脂及び配合割合で実施例と
同様にして塗料化を行ない、塗料各々について塗
膜物性を測定した結果をまとめて第2表に記載し
た。尚、実施例及び対照例で用いたメトキシメラ
ミン化合物は三井東圧化学(株)製のサイメル325(平
均縮合度1.5、平均アルコキシ化率70モル%のメ
トキシメチロール化メラミン)であり、ブトキシ
メラミン化合物はヘキスト社製のマプレナール
MF590(平均縮合度2.5、平均アルコキシ化率80モ
ル%のイソブトキシエチロール化メラミン)であ
る。 塗膜物性測定法 (1) 鉛筆硬度 JIS K5401にもとづき鉛筆の跡を消しゴムで
消してみて、キズがついていない時の硬度値で
示した。 (2) 密着性(しぼり試験) 100mm×100mm(厚さ0.5mm)の塗板を作り、
中央の対角線上にクロスカツトを入れ、クロス
カツトのクロス部に30mmの鋼球をつけたロー
ドを押し出し、20mm押し出した時に面をこす
り、はくりしないかどうかを観察する。
【表】
【表】
【表】
【表】 (3) 高速折り曲げ性 デユポン衝撃試験機に180度に曲げた塗膜試
験片をセツトし、1mの高さから5Kgの重りを
落下させ折り曲を面のクラツクの発生の有無を
調べた。これを20℃、0℃にて行なつた。 (4) キシレンラツビングテスト 塗面を20℃でキシレンをしみこませたガーゼ
で100回ラツビングし塗面状態を観察した。 (5) マジツクインキ汚染性 塗面を赤マジツクインキで着色し、24時間後
に、メタノールをしみこませたガーゼでふきと
り、着色の程度を観察した。 (6) 耐アルカリ性テスト 5%濃度の苛性ソーダ水溶液に塗膜試験片を
20℃で72時間浸漬後、とり出し塗面状態を観察
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 酸成分としてテレフタル酸またはそのエ
    ステル20〜80モル%、イソフタル酸またはその
    エステル20〜80モル%、脂肪族ジカルボン酸0
    〜40モル%及びグリコール成分としてエチレン
    グリコール0〜95モル%、ネオペンチルグリコ
    ール5〜100モル%、ジエチレングリコール0
    〜40モル%を構成成分とする還元粘度0.4以上
    の線状ポリエステル40〜98重量%、 (B) 平均縮合度が4以下のメトキシメラミン化合
    物1〜59重量%及び (C) 平均縮合度が4以下のブトキシメラミン化合
    物1〜59重量%からなり、かつ(B)/(C)が重量基
    準で1/5〜5/1である塗料用樹脂組成物。
JP13412080A 1980-09-25 1980-09-25 Coating resin composition Granted JPS5757746A (en)

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