JPS5817513B2 - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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- JPS5817513B2 JPS5817513B2 JP12185877A JP12185877A JPS5817513B2 JP S5817513 B2 JPS5817513 B2 JP S5817513B2 JP 12185877 A JP12185877 A JP 12185877A JP 12185877 A JP12185877 A JP 12185877A JP S5817513 B2 JPS5817513 B2 JP S5817513B2
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- anhydride
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、4−メタクリロキシエチルトリメリット酸、
またはその酸無水物とビニル化合物を主構成成分とする
接着剤組成物に関する。
またはその酸無水物とビニル化合物を主構成成分とする
接着剤組成物に関する。
本発明で使用される4−メタクリロキシエチルトリメリ
ット酸は次の構造式(I)で示される化合物であり、融
点は119.5℃ないし120.0℃である。
ット酸は次の構造式(I)で示される化合物であり、融
点は119.5℃ないし120.0℃である。
け)
また、4−メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物
は次の構造式(II)で示される化合物であり、融点は
95.0℃ないし95.8°Cである。
は次の構造式(II)で示される化合物であり、融点は
95.0℃ないし95.8°Cである。
(II)
4−メタクリロキシエチルトリメリット酸またはその酸
無水物は新規な化合物であり、例えば同一出願人の出願
に係る特願昭52−76190号明細書に記載している
方法などで調製できるが、好ましくは、ヒドロキシエチ
ルメタクリレートと無水トリメリット酸クロリドの脱塩
化水素反応、あるいはヒドロキシエチルメタクリレート
と無水トリメリット酸との脱水反応により製造すること
ができる。
無水物は新規な化合物であり、例えば同一出願人の出願
に係る特願昭52−76190号明細書に記載している
方法などで調製できるが、好ましくは、ヒドロキシエチ
ルメタクリレートと無水トリメリット酸クロリドの脱塩
化水素反応、あるいはヒドロキシエチルメタクリレート
と無水トリメリット酸との脱水反応により製造すること
ができる。
また、4−メタクリロキシエチルトリメリット酸は、4
−メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物の水和に
より容易に製造できる。
−メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物の水和に
より容易に製造できる。
勿論、本発明方法において、4−メタクリロキシエチル
l−’Jメリット酸と、その酸無水物とは混合して使用
することもできる。
l−’Jメリット酸と、その酸無水物とは混合して使用
することもできる。
(A)4−メタクリロキシエチルトリメリット酸または
その酸無水物と(B)各種ビニル化合物とは(C)遊離
基発生剤および、または光増感剤の存在により接着剤層
を生成する。
その酸無水物と(B)各種ビニル化合物とは(C)遊離
基発生剤および、または光増感剤の存在により接着剤層
を生成する。
(A)4−一メタクリロキシエチルトリメリット酸また
はその酸無水物と併用される(B)各種ビニル化合物と
しては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート類、2,2−ビス(
p2/−ヒドロキシ−3′−メタクリロキシプロポキシ
フェニル)プロパン、ア’7 I)ロニトリル、酢酸ビ
ニル、2−シアンアクリル酸エステル、スチレン、ジビ
ニルベンゼンなどがあげられ、それらは単独あるいは組
合せて用いられる。
はその酸無水物と併用される(B)各種ビニル化合物と
しては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート類、2,2−ビス(
p2/−ヒドロキシ−3′−メタクリロキシプロポキシ
フェニル)プロパン、ア’7 I)ロニトリル、酢酸ビ
ニル、2−シアンアクリル酸エステル、スチレン、ジビ
ニルベンゼンなどがあげられ、それらは単独あるいは組
合せて用いられる。
中でもメチルメタクリレートとスチレンが好ましく使用
される。
される。
本発明において(A)4−メタクリ口キシエチルトリメ
リット酸またはその酸無水物と(B)各種ビニル化合物
との使用割合は、接着剤の使用目的により変化させられ
るが、一般的には(A)4−メタクリロキシエチルトリ
メリット酸またはその酸無水物が(B)ビニル化合物と
の合計量に対し01ないし10モル%を占めるものが好
ましい。
リット酸またはその酸無水物と(B)各種ビニル化合物
との使用割合は、接着剤の使用目的により変化させられ
るが、一般的には(A)4−メタクリロキシエチルトリ
メリット酸またはその酸無水物が(B)ビニル化合物と
の合計量に対し01ないし10モル%を占めるものが好
ましい。
使用される(C)遊離基発生剤としては、ベンゾイルペ
ルオキシド、ジクミルペルオキシド、アブビスイソブチ
ロニトリルなどの各種過酸化物があげられるが、室温で
接着させる場合にはト’)−n〜ブチルボラン酸化物、
ナフテン酸コバルト−メチルエチルケトンペルオキシド
が特に好ましく使用される。
ルオキシド、ジクミルペルオキシド、アブビスイソブチ
ロニトリルなどの各種過酸化物があげられるが、室温で
接着させる場合にはト’)−n〜ブチルボラン酸化物、
ナフテン酸コバルト−メチルエチルケトンペルオキシド
が特に好ましく使用される。
さらに、紫外線照射下に接着させる場合に使用される(
CI光増感剤としては、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ペンツインイソプロピルエー
テルなどがあげられる。
CI光増感剤としては、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ペンツインイソプロピルエー
テルなどがあげられる。
これらの使用量は(A)4−メタクリロキシエチルトリ
メリット酸またはその酸無水物と(B)ビニル化合物の
合計量に対してo、iないし5重量%程度である。
メリット酸またはその酸無水物と(B)ビニル化合物の
合計量に対してo、iないし5重量%程度である。
本発明の接着剤用組成物には、さらに他の添加剤、例え
ばカオリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、シリカ
、アルミナ、シリカ・アルミナ、リン酸カルシウム、ガ
ラスなどの無機質系粉末の充填剤、ワックス、エチレン
−酢酸ビニル共重合体などの粘着性付与剤、重合促進剤
、重合調節剤、重合抑制剤などを配合することもできる
。
ばカオリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、シリカ
、アルミナ、シリカ・アルミナ、リン酸カルシウム、ガ
ラスなどの無機質系粉末の充填剤、ワックス、エチレン
−酢酸ビニル共重合体などの粘着性付与剤、重合促進剤
、重合調節剤、重合抑制剤などを配合することもできる
。
本発明の接着剤は一般には溶剤を特に必要とせずに、(
A)4−メタクリロキシエチルトリメリット酸またはそ
の酸無水物を(B)ビニル化合物に均一に溶解させた状
態で使用する方法によるのが好ましい方向である。
A)4−メタクリロキシエチルトリメリット酸またはそ
の酸無水物を(B)ビニル化合物に均一に溶解させた状
態で使用する方法によるのが好ましい方向である。
しかしながら、(A)4−メタクリロキシエチルトリメ
リット酸またはその酸無水物を、ケトン、アルコールな
どの溶剤に溶かし、その溶液をまず被着付に塗布し、溶
剤を蒸発させた上に、(日ビニル化合物を、(C)遊離
基発生剤および、または光増感剤と共に塗布し、硬化接
着させる方法も採用できる。
リット酸またはその酸無水物を、ケトン、アルコールな
どの溶剤に溶かし、その溶液をまず被着付に塗布し、溶
剤を蒸発させた上に、(日ビニル化合物を、(C)遊離
基発生剤および、または光増感剤と共に塗布し、硬化接
着させる方法も採用できる。
好ましい実施態様としては、例えば(A)4−メタクリ
ロキシエチルトリメリット酸無水物を、(C)トリーn
−ブチルボラン酸化物の存在下に、(Blメチルメタク
リレートと室温で混合され、接着剤層を生成させる方法
。
ロキシエチルトリメリット酸無水物を、(C)トリーn
−ブチルボラン酸化物の存在下に、(Blメチルメタク
リレートと室温で混合され、接着剤層を生成させる方法
。
同様に、(A)4−メタクリロキシエチルトリメリット
酸無水物を少量の(C)ベンゾインメチルエーテルの存
在下に、(B)メチルメタクリレートと紫外線照射によ
り容易に接着剤層を生成させる方法などである。
酸無水物を少量の(C)ベンゾインメチルエーテルの存
在下に、(B)メチルメタクリレートと紫外線照射によ
り容易に接着剤層を生成させる方法などである。
なお、(B)ビニル化合物としてメチルメタクリレート
を使用するに当っては、少量のポリメチルメタクリレー
ト粉末の共存下に、4−メタクリロキシエチルトリメリ
ット酸またはその酸無水物とメチルメタクリレートを混
合させたものが接着層の生成か早く、好ましい結果を与
える。
を使用するに当っては、少量のポリメチルメタクリレー
ト粉末の共存下に、4−メタクリロキシエチルトリメリ
ット酸またはその酸無水物とメチルメタクリレートを混
合させたものが接着層の生成か早く、好ましい結果を与
える。
本発明の(A)4−メタクリロキシエチルトリメリット
酸またはその酸無水物と(B)ビニル化合物を含む接着
剤は、極めて接着性に富み、特に耐水耐久性にすぐれて
おり、各種用途に使用できる。
酸またはその酸無水物と(B)ビニル化合物を含む接着
剤は、極めて接着性に富み、特に耐水耐久性にすぐれて
おり、各種用途に使用できる。
中でも、歯牙用、金属用および塗料の下塗りに好適なも
のである。
のである。
従来歯牙用接着剤さしてメチルメタクリレート重合体、
メチルメタクリレートと2,2−ビス(p−2’−ヒド
ロキシ−37−メタクリロキシプロポキシフェニル)プ
ロパンのようなビニル化合物との共重合体が知られてい
るが、これらは歯牙に対する接着力が不充分なため、歯
牙をあらかじめ強い酸で処理してから使用されていた。
メチルメタクリレートと2,2−ビス(p−2’−ヒド
ロキシ−37−メタクリロキシプロポキシフェニル)プ
ロパンのようなビニル化合物との共重合体が知られてい
るが、これらは歯牙に対する接着力が不充分なため、歯
牙をあらかじめ強い酸で処理してから使用されていた。
これに対し本発明の4−メタクリロキシエチルトリメリ
ット酸またはその酸無水物とメチルメタクリレートとの
接着剤は歯牙に対する接着力が充分太きいため従来のよ
うな強い酸処理を必要とせす、歯牙治療の省力化ならび
に歯牙表面の酸による溶解損失防止に寄与するところ大
である。
ット酸またはその酸無水物とメチルメタクリレートとの
接着剤は歯牙に対する接着力が充分太きいため従来のよ
うな強い酸処理を必要とせす、歯牙治療の省力化ならび
に歯牙表面の酸による溶解損失防止に寄与するところ大
である。
実施例 1
牛の前歯唇面を、A6.610エメリーペーパーで良く
研磨し、表面を平滑にした後、直径5.4 mm0円孔
のあいたセロファンテープ(約13mmX13朋)をは
った。
研磨し、表面を平滑にした後、直径5.4 mm0円孔
のあいたセロファンテープ(約13mmX13朋)をは
った。
円孔に、4−メタクリロキシエチルトリメリット酸無水
物の5%アセトン溶液を小筆を用いて2回塗布した後、
重合開始剤としてトリーローフチルボラン酸化物を含む
メチルメタクリレート溶液に少量のポリメチルメタクリ
レート粉末を添加したものを別の小筆を用いて塗布し、
メチルメタクリレートを室温重合して、アクリル棒(直
径5 mm )を生歯に接着させた。
物の5%アセトン溶液を小筆を用いて2回塗布した後、
重合開始剤としてトリーローフチルボラン酸化物を含む
メチルメタクリレート溶液に少量のポリメチルメタクリ
レート粉末を添加したものを別の小筆を用いて塗布し、
メチルメタクリレートを室温重合して、アクリル棒(直
径5 mm )を生歯に接着させた。
1時間経過後、セロファンテープをはがし、アクリル棒
が接着したままの生歯を37°C水中に24時間浸漬し
た。
が接着したままの生歯を37°C水中に24時間浸漬し
た。
水中から生歯を取り出した後、島津オートグラフIM−
500型を用い、引張り速度2關/分で、生歯とアクリ
ル棒のはく離を行い、はく離力を測定した。
500型を用い、引張り速度2關/分で、生歯とアクリ
ル棒のはく離を行い、はく離力を測定した。
はく離力は34.6〜であった。比較例 1゜
実施例1の接着力測定(2)における4−メタクリロキ
シエチルトリメリット酸無水物の5%アセトン溶液によ
る塗布を省略する以外は実施例1.を繰返した。
シエチルトリメリット酸無水物の5%アセトン溶液によ
る塗布を省略する以外は実施例1.を繰返した。
はく離力は0シであった。実施例 2
前記のように表面を平滑にし、円孔のあいたセロファン
テープをはった生歯の円孔に、重合開始剤としてト’J
−n−ブチルボラン酸化物を含むメチルメタクリレー
ト95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリット
酸無水物5重量%との混合物に少量のポリメチルメタク
リレート粉末を添加して小筆を用いて塗布し、室温で共
重合して、アクリル棒を生歯に接着させた。
テープをはった生歯の円孔に、重合開始剤としてト’J
−n−ブチルボラン酸化物を含むメチルメタクリレー
ト95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリット
酸無水物5重量%との混合物に少量のポリメチルメタク
リレート粉末を添加して小筆を用いて塗布し、室温で共
重合して、アクリル棒を生歯に接着させた。
1時間経過後セロファンテープをはがし、アクリル棒が
接着したままの生歯を37℃水中に24時間浸漬した。
接着したままの生歯を37℃水中に24時間浸漬した。
水中から生歯を取り出した後、前記同様にはく離力を測
定した。
定した。
はく離力は56.8’Vであった。比較例 2〜4゜
実施例2の接着力測定において、メチルメタクリレート
95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリット酸
無水物5重量%との混合物の代りに、第1表に示す混合
物を用いる以外は、実施例2を繰り返した。
95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリット酸
無水物5重量%との混合物の代りに、第1表に示す混合
物を用いる以外は、実施例2を繰り返した。
はく離力はいずれの場合も0%であった。
*2,2−−ビス(p−27−ヒドロキシ−3′−ノッ
クリロキシプロポキシフェニル) プロパン **2−ヒドロキシ−3−β−ナフトキシプロピルメタ
クリレート 実施例 3゜ 実施例1.の接着力測定において、4−メタクリロキシ
エチルトリメリット酸無水物の5%アセトン溶液の代り
に、4−メタクリロキシエチルトリメリット酸の5%ア
セトン溶液を用いる以外は実施例1.を繰り返した。
クリロキシプロポキシフェニル) プロパン **2−ヒドロキシ−3−β−ナフトキシプロピルメタ
クリレート 実施例 3゜ 実施例1.の接着力測定において、4−メタクリロキシ
エチルトリメリット酸無水物の5%アセトン溶液の代り
に、4−メタクリロキシエチルトリメリット酸の5%ア
セトン溶液を用いる以外は実施例1.を繰り返した。
はく離力は308〜であった。
実施例 4゜
実施例2.の接着力測定において、メチルメタクリレー
ト95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリット
酸無水物5重量%との混合物の代りにメチルメタクリレ
ート95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリッ
ト酸5重量%との混合物を用いる以外は実施例2を繰り
返した。
ト95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリット
酸無水物5重量%との混合物の代りにメチルメタクリレ
ート95重量%と4−メタクリロキシエチルトリメリッ
ト酸5重量%との混合物を用いる以外は実施例2を繰り
返した。
はく離力は40.6野であった。
実施例 5゜
実施例]、のはく離力測定において、ビニル化合物とし
てBls−GMA2対トリニトリエチレングリコールジ
メタクリレート1比)の混合物を用い、混合物に対して
0.5重量%のベンゾインメチルエーテルを添加し、よ
く溶解させた粘性液状物を、生歯表面円孔内に薄く塗布
してから、その−1−に紫外線を1分間照射し硬化させ
た。
てBls−GMA2対トリニトリエチレングリコールジ
メタクリレート1比)の混合物を用い、混合物に対して
0.5重量%のベンゾインメチルエーテルを添加し、よ
く溶解させた粘性液状物を、生歯表面円孔内に薄く塗布
してから、その−1−に紫外線を1分間照射し硬化させ
た。
さらにその硬化層とアクリル棒とをメチルメタクリレー
ト系接着剤でつけた。
ト系接着剤でつけた。
実施例1と同様に24時間浸漬後のはく離力は45.8
〜であった。
〜であった。
比較例 5゜
4−メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物の5%
アセトン溶液による塗布を省略する以外は実施例5.を
繰返した。
アセトン溶液による塗布を省略する以外は実施例5.を
繰返した。
はく離力は32シであった。
実施例6、比較例6゜
約1crrL×ICrrLの平面をもった金属片の平面
を、A1.エメリーペーパーでよく研磨し、一定の平滑
な表面状態とし、そこに直径5.4 mmの円孔のあい
たセロファンテープ(約1 crrLX 1 cm )
をはった。
を、A1.エメリーペーパーでよく研磨し、一定の平滑
な表面状態とし、そこに直径5.4 mmの円孔のあい
たセロファンテープ(約1 crrLX 1 cm )
をはった。
円孔に遊離基発生剤として混合物に対して8重量%のト
リーn−ブチルボラン酸化物を含むメチルメタクリレー
ト95重量%と4−メタクリロキシエチルl−IJメリ
ット酸無水物5重量%との混合物に、少量のポリメチル
メタクリレート粉末を添加して、小筆を用いて塗布し、
直径5mmのアクリル棒をその上に垂直に保持固定して
、室温で硬化接着させる。
リーn−ブチルボラン酸化物を含むメチルメタクリレー
ト95重量%と4−メタクリロキシエチルl−IJメリ
ット酸無水物5重量%との混合物に、少量のポリメチル
メタクリレート粉末を添加して、小筆を用いて塗布し、
直径5mmのアクリル棒をその上に垂直に保持固定して
、室温で硬化接着させる。
1時間経過後、セロファンテープをはがし、アクリル棒
が接着したままの金属片を、37℃水中に浸漬した。
が接着したままの金属片を、37℃水中に浸漬した。
必要日数経過後水中から取り出し、島津オートグラフI
M−500型を用い引張り速度2 mm7分で金属片と
アクリル棒のはく離を行ない、はく能力を測定した。
M−500型を用い引張り速度2 mm7分で金属片と
アクリル棒のはく離を行ない、はく能力を測定した。
比較例として4−メタクリロキシエチルトリメリット酸
無水物を用いず、メチルメタクリレートのみで実施例6
と同様にした場合のはく能力を測定した結果を第2表に
併示した。
無水物を用いず、メチルメタクリレートのみで実施例6
と同様にした場合のはく能力を測定した結果を第2表に
併示した。
実施例74、比較例7
実施例6.の方法に従い、アクリル棒を接着した銅片を
37℃の水に1日浸漬後、4℃の水と60℃の水とに交
互に各1分間づつ60回、計2時間浸漬してからはく能
力を測定したところ、149゜3〜でアクリル棒部分が
破壊した。
37℃の水に1日浸漬後、4℃の水と60℃の水とに交
互に各1分間づつ60回、計2時間浸漬してからはく能
力を測定したところ、149゜3〜でアクリル棒部分が
破壊した。
4−メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物を併用
しないで、メチルメタクリレートのみで実施例7と同様
にしたところ、はく能力は37.6〜であった。
しないで、メチルメタクリレートのみで実施例7と同様
にしたところ、はく能力は37.6〜であった。
実施例8、比較例8
実施例7.および比較例7、の方法と同様にしてステン
レス鋼(SUS304)とアクリル棒との接着物のはく
能力を測定したところ、それぞれ105〜と10〜であ
った。
レス鋼(SUS304)とアクリル棒との接着物のはく
能力を測定したところ、それぞれ105〜と10〜であ
った。
実施例 9
あらかじめBis−GMA63対トリエチレングリコー
ルジメタクリレート32対4−メタクリロキシエチルl
−IJメリット酸無水物5(重量比)とからなる混合液
を調製し、混合液に対し05重量%のベンゾイルペルオ
キシドを添加し、均一に溶解させる。
ルジメタクリレート32対4−メタクリロキシエチルl
−IJメリット酸無水物5(重量比)とからなる混合液
を調製し、混合液に対し05重量%のベンゾイルペルオ
キシドを添加し、均一に溶解させる。
前記粘性液状物を厚さ1 mm、幅10mm。長さ10
0iiの5US304板表面に塗布した後、表面をセロ
ファン紙で軽く覆って、70°C恒温槽中に3時間保持
して、接着剤層を形成させる。
0iiの5US304板表面に塗布した後、表面をセロ
ファン紙で軽く覆って、70°C恒温槽中に3時間保持
して、接着剤層を形成させる。
その上に、少量の染料(オイルレッド)を含んだポリメ
チルメタクリレートの塩化メチレン溶液を塗布した後、
塩化メチレンを蒸発させ、着色層を形成させる。
チルメタクリレートの塩化メチレン溶液を塗布した後、
塩化メチレンを蒸発させ、着色層を形成させる。
そのように処理した5US304板を、50°C水中に
1か月間浸漬させた。
1か月間浸漬させた。
水分を払った後、着色層にセロテープを貼ってからSU
S板を固定してセロテープを勢いよくはがしたが、着色
層はSUS板に保持されたままであった。
S板を固定してセロテープを勢いよくはがしたが、着色
層はSUS板に保持されたままであった。
比較例 9
接着剤層を形成させることなく、実施例9.と同様の操
作で、SUS板に着色層を形成させ、50℃水中に1日
間浸漬させたのみで、セロテープをはがしたところ、着
色層は容易にS U S板からはがれてしまった。
作で、SUS板に着色層を形成させ、50℃水中に1日
間浸漬させたのみで、セロテープをはがしたところ、着
色層は容易にS U S板からはがれてしまった。
実施例109、比較例10゜
スチレン95重量%、4−メタクリロキシエチルトリメ
リット酸無水物5重量%、ベンゾイルペルオキシド05
重量%を混合し、混合物を直径5mmの円孔のあいたセ
ロハン紙をはったS U S板に小筆を用い塗布した。
リット酸無水物5重量%、ベンゾイルペルオキシド05
重量%を混合し、混合物を直径5mmの円孔のあいたセ
ロハン紙をはったS U S板に小筆を用い塗布した。
この上に直径5mmのアクリル棒の下端を平滑にしたも
のをのせ、オートクレーブ中120℃、4z←Gて20
分間加熱し接着させた。
のをのせ、オートクレーブ中120℃、4z←Gて20
分間加熱し接着させた。
はく能力は14しであった。4−メタクリロキシエチル
トリメリット酸無水物を用いない場合のはく能力は8カ
であった。
トリメリット酸無水物を用いない場合のはく能力は8カ
であった。
実施例114、比較例11゜
酢酸ビニル90重量%に4− メタクリロキシエチルト
IJメリット酸無水物10重量%とベンゾイルペルオキ
91015重量%を溶解し、モノマー液をつくった。
IJメリット酸無水物10重量%とベンゾイルペルオキ
91015重量%を溶解し、モノマー液をつくった。
直径1crnの試験管にSUS針金を垂直に入れ、針金
の下端から1c/rLだけ浸るようにモノマー液を入れ
、封管した。
の下端から1c/rLだけ浸るようにモノマー液を入れ
、封管した。
これを100’Cの油浴中で1時間加熱重合後、試1験
管を割って針金の入った硬化生成物を取り出した。
管を割って針金の入った硬化生成物を取り出した。
タイヤコードの接着力測定の際の引抜き試1験に準じて
、万能引張り試験機を用い、針金をつかみ具でつかみ、
硬化生成物中からのステンレス針金の引抜きテストを行
った。
、万能引張り試験機を用い、針金をつかみ具でつかみ、
硬化生成物中からのステンレス針金の引抜きテストを行
った。
引抜き力は78kgであった。
4−メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物を用い
ない場合の引抜き力は57kgであった。
ない場合の引抜き力は57kgであった。
Claims (1)
- 1 (A)4−メタクリロキシエチルトリメリット酸
および、またはその酸無水物、(B)ビニル化合物、(
C)遊離基発生剤および、または光増感剤を含有する接
着剤組成物。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12185877A JPS5817513B2 (ja) | 1977-10-13 | 1977-10-13 | 接着剤組成物 |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP12185877A JPS5817513B2 (ja) | 1977-10-13 | 1977-10-13 | 接着剤組成物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP52076190A Division JPS5827781B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-06-28 | 4−メタクリロキシエチルトリメリット酸、その酸無水物およびそれらの製造方法 |
Publications (2)
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JPS5817513B2 true JPS5817513B2 (ja) | 1983-04-07 |
Family
ID=14821666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12185877A Expired JPS5817513B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-10-13 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS5817513B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
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CN101516896B (zh) | 2006-09-27 | 2013-06-05 | 三井化学株式会社 | 磷酸酯化合物及其金属盐、牙科用材料及牙科用组合物 |
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JP2014136706A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Hitachi Chemical Co Ltd | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、樹脂組成物を含むレジスト組成物及びレジスト組成物を用いたパターン形成方法 |
-
1977
- 1977-10-13 JP JP12185877A patent/JPS5817513B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5411149A (en) | 1979-01-27 |
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