JPS5817471Y2 - クッキングテ−ブル等へのコンロ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクツキングテーブル、カウンターキッチン等の
テーブルに着脱式に取付けられるコンロの取付装置に関
するものである。

これまでのこの種コンロの取付けは、ビスが多用され、
いわゆる工具を使用しないとテーブルからコンロを着脱
できない構成のものがほとんどであって、テーブルとコ
ンロの組立ておよび分解が容易ではなかった。

また比較的着脱を容易としたものであっても、ある一種
の板厚を有するテーブル用に考慮されたものであって、
板厚の異なる種々のテーブルにコンロを取付けできるも
のではなかった。

すなわち従来のものでは板厚の異なるテーブルの数だけ
、それぞれの板厚に適応しうるコンロを製作しなければ
ならず、極めて生産性が悪かった。

本考案は、テーブルに対するコンロの着脱を容易にする
とともに、しかも板厚の異なる種々のテーブルに適応で
きるコンロの取付装置を提供しようとするものであり、
以下本考案の実施例をクツキングテーブルを用いて説明
する。

図において１はテーブルで、中央にコンロ等を表出する
ための窓孔２が設けられている。

３は上記窓孔２の内側に周設できるように枠状に形成さ
れたエツジで、上端に外側への折曲部４を設け、下方の
内側に突部３ａを有し、さらに突部３ａより上方の部分
に孔３ｂを有し、突部３ａより下方の部分にねじ孔３Ｃ
および３ｄを有している。

５は上片５ａと、中片５ｂと、下片５Ｃによってほは゛
コ字形に形成された係止金具であり、前記中片５ｂには
ねし挿通用の孔を有している。

６は上方が開口した箱形に形成されたコンロ本体であり
、側壁に係止孔６ａを有し、この係止孔６ａの上方にね
し挿通用の孔９を有している。

７，７′は蝶ねし、８は汁受皿である。

上記各構成部材は次のようにして組み立てられる。

第３図に示すように、まずテーブル１の窓孔２にエツジ
３を上方より落し込み、エツジ３の上端の折曲部を窓孔
２の縁にがけとぬる。

つぎに係止金具５の上片５ａをエツジ３の内方よりエツ
ジ３の孔３ｂに通してテーブル１の窓孔２の周縁の下面
に案内させる。

この状態において蝶ねじ７を係止金具５の中片５ｂの孔
を通してエツジ３のねし７Ｌ３Ｃにねじ込み、蝶ねじ７
を締めっける。

上記蝶ねじ７の締付位置はエツジ３の突部３ａよりも下
方の位置にあり、したがって、蝶ねし７を締めつけたと
き、係止金具５の中片５ｂはエツジ３の突部３ａに当り
、係止金具５の上片５ａは前記突部３ａを支点にして上
方に変位させられ、すなわち、テーブル１の下面に圧接
する。

この係止金具５の上片５ａがテーブル１の下面に圧接す
ることにより、エツジ３はテーブル１の窓孔２の内周部
に固定されることになる。

つぎに係止金具５の下片５Ｃに対し、コンロ本体６の側
方の係止孔６ａを係合することによりコンロ本体６を取
付けできる。

このコンロ本体６の取付を安定させるために蝶ねし７′
をコンロ本体６のねし挿通用の孔９を通してエツジ３の
ねじ孔５ｄにねし込み、前記蝶ねじ９を締めつける。

なお汁受皿８はエツジ３の内側に位置する係止金具５の
上端部に載せる。

本考案のクツキングテーブル等へのコンロ取付装置は以
上説明したようにエツジ３をテーブル１の窓孔２部に固
定するのにコ字状の係止金具５を用い、この係止金具５
をエツジ３に締めつけたとき、エツジ３の内側の突部３
ａと係止金具５の中片５ｂの接触、および締付位置の関
係により係止金具５の上片５ａがテーブル下面に圧接し
てエツジ３がテーブル１に固定され、その固定が安定し
ており、また、この固定はテーブル１の厚みが異ったも
のでも行なえるという利点がある。

また、前記固定作業はテーブル１を裏がえさなくとも行
なえるものであり、作業性がよい。

また上記エツジ３を取り付けた後はコンロ本体６の係止
孔６ａを係止金具５の下片５Ｃに係は止め、必要に応じ
てねし止めすればよいので、このコンロ本体６の取付も
容易である。

このように本考案によれば、テーブルへの窓孔部エツジ
およびコンロ本体の取付ならびに取はすしが容易であり
、その構成部材もコ字状の係止金具およびねじを用いる
だけでよいので構造が簡単であり、その実用的効果の大
きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すクツキングテーブルの
外観斜視図、第２図はその断面図、第３図はコンロ本体
取り付は状態を示す一部切欠斜視図、第４図はエツジの
テーブルへの取付は作用を示す部分断面図である。 １・・・・・・テーブル、２・・・・・・窓孔、３・・
・・・・エツジ、３ａ・・・・・・突部、３ｂ・・・・
・・孔、３ｃ・・・・・・ねじ孔、５・・間係止金具、
５ａ・・・・・・上片、５ｂ・・・・・・中片、５ｃ・
・量子片、６・・・・・・コンロ本体、６ａ・・間係止
片、７，７′・・曲蝶ねし。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓孔を有する天板と、上記窓孔の内側に周設されるエツ
   ジと、はぼコ字状に形成された係止金具と、コンロ本体
   よりなり、前記エツジは上端に外側方向へ折曲した折曲
   部と、内側に突出した突部と、突部の上部に設けられた
   孔を有し、前記折曲部を窓孔の上部の縁に係止すること
   により窓孔の内側部に装着され、はぼコ字状の係止金具
   の上片を内方よりエツジの孔に通してテーブルの下面に
   案内し前記係止金具の中片をエツジの突部の下部におい
   てエツジにねじをもって締付けることにより前記上片を
   テーブルの下面に圧接させ、前記係止金具の下片にコン
   ロ本体の側部に設けた係止孔を係合してなるクツキング
   テーブル等へのコンロ取付装置。