JPS6013917Y2 - 器体の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流し台等の天板に窓孔を設け、この窓孔にコン
ロ、水槽等の器体をはめ込んで固定する手段に関し、天
板の板厚の変化に対応できて確実な固定が得られる装置
を提供するものである。

以下図面とともにその実施例を説明する。

実施例は天板にコンロを取付けた例である。

１は上端周縁にフランジ２を有する筐体３と、筺体３の
上面を閉成した調理プレート４とからなる器体で、筐体
３の側面３ａには上下方向に数段の係止孔５ａ、５ｂ、
５ｃが直列に穿設されている。

また係止孔５ａの上方にはネジ孔６が穿設されている。

この器体１は天板７に穿設した窓孔８にドロップインさ
れた後、取付具９及びネジ１０を介して天板７に固定さ
れるものである。

すなわちドロップインされた器体１はそのフランジ２が
天板７上に載った状態で天板７に支架される。

この後取付具９の下端折曲部９ａを係止部５ａ、５ｂｙ
５ｃのうちのどれかひとつに挿入係止して、取付具９の
長孔状のネジ貫通孔９ｂを通してネジ１０を筐体３のネ
ジ孔６ヘネジ込むことにより、取付具９の上端が天板７
裏面に押えつけられ、これによりフランジ２と取付具９
とで天板７を挾持するので、器体１は天板７に固定され
るものである。

前記において取付具９の下端折曲部９ａをどの係止孔５
ａｔ ｓｂ、５ｃに挿入係止するかは、天板７の板厚
によって選択される。

令弟２図においては実線で示すごとく取付具９を最上段
の係止孔５ａに挿入係止させているが、例えば破線で示
すように天板７の板厚が大きい場合には、取付具９は係
止部５ａ下方の係止孔５ｂ、５ｃ等に挿入係止されるも
のである。

すなわち数段の係止孔５ａ、５ｂ、５ｃを設けたことに
よって、器体１は板厚の異なる種々の天板７，７′に対
応固定されるものである。

以上述べたように本考案によれば、天板の板厚が違って
も、器体を容易に天板へ固定することができるものであ
り、簡単な構成で安価に提供できる等の実用的効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は天板への器体埋
設時を示す斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ’線断面図
、第３図は要部分解斜視図である。 １・・・・・・器体、５ａ、５ｂ、 ５ｃ・・・・・・
係止孔、６・・・・・・ネジ孔、７・・・・・・天板、
８・・・・・・窓孔、９・・・・・・取付具、９ａ・・
・・・・下端折曲部、９ｂ・・・・・・ネジ貫通孔、 １０・・・・・・ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓孔を有する天板と、前記窓孔にはまり込み、周縁フラ
   ンジを天板に係着した器体と、この器体を前記天板に固
   定する取付具とからなり、前記器体は側面に上下数段の
   係止孔とこの係止孔の上方にネジ孔を設け、前記取付具
   は長孔状のネジ貫通孔と下端に折曲部を設け、この折曲
   部を前記係止孔のいずれかに選択的に係止し、ネジを挿
   通して前記取付具の上端と前記器体のフランジとで前記
   天板を挟置してなる器体の取付装置。