JPS58162596A - 抗生物質及びその製造法 - Google Patents
抗生物質及びその製造法Info
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- JPS58162596A JPS58162596A JP4371982A JP4371982A JPS58162596A JP S58162596 A JPS58162596 A JP S58162596A JP 4371982 A JP4371982 A JP 4371982A JP 4371982 A JP4371982 A JP 4371982A JP S58162596 A JPS58162596 A JP S58162596A
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- water
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- acid
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は抗生物質及びその製造法に関する。
本発明者らは先に、土壌から分離されたKC−7038
株がダラム陽性菌、ダラム陰性菌及び抗酸菌に対して抗
菌力を示し、抗生物質として有用な新規化合物を生産す
ることを見出し、その培養液から各化合物KA−703
81〜■をそれぞれ単離した(特開昭54−14170
1号、同55−11541号及び同55−162795
号各公報参照)。
株がダラム陽性菌、ダラム陰性菌及び抗酸菌に対して抗
菌力を示し、抗生物質として有用な新規化合物を生産す
ることを見出し、その培養液から各化合物KA−703
81〜■をそれぞれ単離した(特開昭54−14170
1号、同55−11541号及び同55−162795
号各公報参照)。
本発明者らは更に研究を続けた結果、KC−7068株
の培養液中に、前記の7種の化合物のほかに更に4種の
抗生物質として有用な新規化合物が存在することを見ハ
′シ、これらを単離することに成功した。
の培養液中に、前記の7種の化合物のほかに更に4種の
抗生物質として有用な新規化合物が存在することを見ハ
′シ、これらを単離することに成功した。
本発明の抗生物質はその物理化学的性質及び生物学的性
質が、先に培養物から単離された前記のKA−7058
1〜■と異なることから、 KA−7068物質群の新
成分であることが認められ、それぞれKA−7038V
I、KA−70381X、KA−70!18X及びKA
−703°8Xlと命名された。これらの化合物は、後
記の種々の測定データから下記の構造を有するものと考
えられる。
質が、先に培養物から単離された前記のKA−7058
1〜■と異なることから、 KA−7068物質群の新
成分であることが認められ、それぞれKA−7038V
I、KA−70381X、KA−70!18X及びKA
−703°8Xlと命名された。これらの化合物は、後
記の種々の測定データから下記の構造を有するものと考
えられる。
xA−7058■
CoCH,NHCHO
KA−7011)(
KA−701X
xA−7038X1
本発明の新規化合物を製造するために使用される菌はK
c−7058株ならびにその変異株で、その菌学的性質
は特開昭54−141701号公報に詳記されている一
m KC−7038株は前記公報に記載の理由により、
新菌株であると認められ、本発明者らはこれをストレプ
トミセスsp。
c−7058株ならびにその変異株で、その菌学的性質
は特開昭54−141701号公報に詳記されている一
m KC−7038株は前記公報に記載の理由により、
新菌株であると認められ、本発明者らはこれをストレプ
トミセスsp。
AKC−7038と命名し、微工研菌寄第4388号と
して、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託した。
して、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託した。
本菌株の培養には通常の放線菌の培養方法が用いられる
。培養基の炭素源としては種々のものが用いられるが、
例えばぶどう糖、殿粉、しよ糖、果糖、デキストリン、
糖蜜、グリセリンなどを単独で又は組み合せて用いるこ
とができる。更に菌の資化性によっては炭化水素、アル
コール類、有機酸、植物油なども用いられる。
。培養基の炭素源としては種々のものが用いられるが、
例えばぶどう糖、殿粉、しよ糖、果糖、デキストリン、
糖蜜、グリセリンなどを単独で又は組み合せて用いるこ
とができる。更に菌の資化性によっては炭化水素、アル
コール類、有機酸、植物油なども用いられる。
窒素源としては、例えば塩化アンモニウム、硫酸アンモ
ニウム、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、大
豆粉、酵母エキス、乾燥酵母、ペフトン、肉エキス、コ
ーンステイープリカー、カザミノ酸、デイステイラーズ
ソリュプルなどが単独で又は組み合わせて用いられる。
ニウム、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、大
豆粉、酵母エキス、乾燥酵母、ペフトン、肉エキス、コ
ーンステイープリカー、カザミノ酸、デイステイラーズ
ソリュプルなどが単独で又は組み合わせて用いられる。
その他必要に応じ、食塩、燐酸カリウム、硫酸マグネシ
ウム、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム、塩化カルシウム、塩化コバルト、硫酸亜鉛、塩化
鉄、硫酸鉄などの無機塩並びに微量の重金属を添加する
ことができる。更に菌の発育を助け、KA−7038物
質の生産を促進する有機及び無機物質を適宜に添加する
ことができる。通気培養法を用いる場合には、更に脂肪
油、シリコーン油、パラフィンなどの消泡剤が用いられ
る。
ウム、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム、塩化カルシウム、塩化コバルト、硫酸亜鉛、塩化
鉄、硫酸鉄などの無機塩並びに微量の重金属を添加する
ことができる。更に菌の発育を助け、KA−7038物
質の生産を促進する有機及び無機物質を適宜に添加する
ことができる。通気培養法を用いる場合には、更に脂肪
油、シリコーン油、パラフィンなどの消泡剤が用いられ
る。
培養方法としては、固体培地上での培養も可能であるが
、一般抗生物質生産の方法と同様に液体培養法、特に深
部培養法を用いることが好ましい。培養は好気的条件下
で行われ、培養温度は一般に20〜65℃で、24〜2
7℃付近が好ましい。
、一般抗生物質生産の方法と同様に液体培養法、特に深
部培養法を用いることが好ましい。培養は好気的条件下
で行われ、培養温度は一般に20〜65℃で、24〜2
7℃付近が好ましい。
KA−7038物質の生産は、振盪培養、タンク培養の
いずれの場合も2〜10日間培養を行うと、本抗生物質
が培養液中に生産蓄積される。
いずれの場合も2〜10日間培養を行うと、本抗生物質
が培養液中に生産蓄積される。
培養液中の生産量が最大に達した時点で培養を停止し、
培養物から目的の抗生物質な単離精製する。
培養物から目的の抗生物質な単離精製する。
培養r液から本物質を単離精製するには、KA−703
8物質が水に可溶で一般の有機溶媒に難溶な水溶性塩基
性物質であるため、通常の水溶性塩基性抗生物質の単離
精製法を利用することができる。例えばイオン交換樹脂
、活性炭などによる吸脱着法、セルロース、シリカゲル
、アルミナなどを用いるカラムクロマトグラフィー、補
助剤として高級脂肪酸を加えて、ブタノール、アミルア
ルコールなどで抽出する方法などを適宜組み合わせて用
いることができる。
8物質が水に可溶で一般の有機溶媒に難溶な水溶性塩基
性物質であるため、通常の水溶性塩基性抗生物質の単離
精製法を利用することができる。例えばイオン交換樹脂
、活性炭などによる吸脱着法、セルロース、シリカゲル
、アルミナなどを用いるカラムクロマトグラフィー、補
助剤として高級脂肪酸を加えて、ブタノール、アミルア
ルコールなどで抽出する方法などを適宜組み合わせて用
いることができる。
培養r液を、好ましくはpH7〜9に調整したのち、弱
酸性陽イオン交換樹脂のカラムに通すと、KA−703
8物質が吸着される。これを0.1〜6.09規定のア
ルカリ、酸又は各種塩の溶液で溶出し、活性成分を凍結
乾燥すると、KA−7058物質の粗粉末が得られる。
酸性陽イオン交換樹脂のカラムに通すと、KA−703
8物質が吸着される。これを0.1〜6.09規定のア
ルカリ、酸又は各種塩の溶液で溶出し、活性成分を凍結
乾燥すると、KA−7058物質の粗粉末が得られる。
弱酸性陽イオン交換樹脂としては、例えばアンバーライ
トIRC−50、IRC−84又はCG−50(ローム
・アンドハース社製)、ダイヤイオンWK−10又はW
K−20(三菱化成社製)などが用いられる。アルカリ
としては、例えばアンモニア水、水酸化ナトリウム水溶
液など、酸としては例えば蟻酸、塩酸、硫酸など、塩溶
液としては炭酸アンモニウム、蟻酸アンモニウム溶液な
どがあげられる。
トIRC−50、IRC−84又はCG−50(ローム
・アンドハース社製)、ダイヤイオンWK−10又はW
K−20(三菱化成社製)などが用いられる。アルカリ
としては、例えばアンモニア水、水酸化ナトリウム水溶
液など、酸としては例えば蟻酸、塩酸、硫酸など、塩溶
液としては炭酸アンモニウム、蟻酸アンモニウム溶液な
どがあげられる。
培養r液をpH7〜9に調整し、目的物質を活性炭に吸
着させ、酸性の水又は塩酸メタノールで溶出させる方法
も利用できる。
着させ、酸性の水又は塩酸メタノールで溶出させる方法
も利用できる。
こうして得られる粗粉末を、弱酸性陽イオン交換ti
脂、 CM−セファデックス、 CM−セルロースなど
に吸着させ、アンモニア水、蟻酸アンモニウム水溶液な
どを用いて濃度勾配法又は濃度段階法で溶出することに
より、それぞれ遊離塩基としてKA−7038■物質、
KA−70381V物質、KA−70381物質、xA
−7058■物質、KA−7058X物質、KA−70
38Xl物質、KA−70381物質、KA”7038
1[物質、KA−7038VI物質、KA−70,58
V物質及びKA−70?i8V物質が順次溶出され、各
成分に分離することができる。
脂、 CM−セファデックス、 CM−セルロースなど
に吸着させ、アンモニア水、蟻酸アンモニウム水溶液な
どを用いて濃度勾配法又は濃度段階法で溶出することに
より、それぞれ遊離塩基としてKA−7038■物質、
KA−70381V物質、KA−70381物質、xA
−7058■物質、KA−7058X物質、KA−70
38Xl物質、KA−70381物質、KA”7038
1[物質、KA−7038VI物質、KA−70,58
V物質及びKA−70?i8V物質が順次溶出され、各
成分に分離することができる。
上記各成分はそれぞ、・れ濃縮したのち凍結乾燥するこ
とにより粉末化でき、さらにこれを例えばシリカゲル、
セルロース、強塩基性陰イオン交換樹脂などを用いるカ
ラムクロマトグラフィーによって精製し、純品を得るこ
とができる。
とにより粉末化でき、さらにこれを例えばシリカゲル、
セルロース、強塩基性陰イオン交換樹脂などを用いるカ
ラムクロマトグラフィーによって精製し、純品を得るこ
とができる。
これらの遊離塩基(■、■、1.IV、■、■、■、■
、■、X及びXI)を、それぞれ無機酸、例えば硫酸、
塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、燐酸、炭酸、硝酸な
ど又は有機酸、例えば酢酸、フマル酸、リンゴ酸、クエ
ン酸、マンデル酸、コハク酸などを用いて常法により処
理することにより、対応する酸付加塩に導(ことができ
る。
、■、X及びXI)を、それぞれ無機酸、例えば硫酸、
塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、燐酸、炭酸、硝酸な
ど又は有機酸、例えば酢酸、フマル酸、リンゴ酸、クエ
ン酸、マンデル酸、コハク酸などを用いて常法により処
理することにより、対応する酸付加塩に導(ことができ
る。
KA−7038VI、m、x及び刀物質は塩基性水溶性
の白色物質で、主としてダラム陽性菌及び陰性菌に対し
て抗碑性を示す有用な新規抗生物質である。
の白色物質で、主としてダラム陽性菌及び陰性菌に対し
て抗碑性を示す有用な新規抗生物質である。
本物質の物理化学的及び生物学的性状は下記のとおりで
あり、先に示した構造式を支持した。
あり、先に示した構造式を支持した。
従って本発明化合物は、既知抗生物質とは異なる構造を
有する新規抗生物質と認められた。
有する新規抗生物質と認められた。
■。物理化学的性状
KA−7038■物質の遊離塩基
(1)外観:白色粉末
(2)分子量:417(高分解能マススペクトル)(6
)分子式: Cl8H35N50!1(4)比旋光度:
〔α)ip2+10o、s°(c 1 、H2O)(5
)紫外線吸収スペクトル: 220〜560nmで特異的な吸収を示さな〜1゜ (6)赤外線吸収スペクトル: 臭化カリウム中にペレットした赤外線吸収スペクトルは
第1図に示すとおりである。
)分子式: Cl8H35N50!1(4)比旋光度:
〔α)ip2+10o、s°(c 1 、H2O)(5
)紫外線吸収スペクトル: 220〜560nmで特異的な吸収を示さな〜1゜ (6)赤外線吸収スペクトル: 臭化カリウム中にペレットした赤外線吸収スペクトルは
第1図に示すとおりである。
(7)溶剤に対する溶解性:
水に極めて溶けやすい。メタノールに易溶、エタノール
、アセトンに溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサ/、石油エーテルに不溶。
、アセトンに溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサ/、石油エーテルに不溶。
(8)呈色反応:
ニンヒドリン反応、ライドン・スミス氏反応に陽性。
応、フェーリング反応に陰性。
(9)安定性: pH2,0〜a、oで安定。
(1の核磁気共鳴スペクトル:δD、O(ppm)2.
76.2.92(各々6H、51N−CH3)(11)
マススペクトル:M/z 418(M”+1)、417 (M+八へ40,287
.228.219.200,191,176.158(
12)ペーパークロマトグラフィー Rf値: 0.89 r紙二ワットマン屋1 溶媒:クロロホルム−メタノール−17%アンモニア水
(2:1:1)の下層 (16)薄層クロマトグラフィー: プレートはTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
F2540.2iam (メ/’り社製)を用いた。
76.2.92(各々6H、51N−CH3)(11)
マススペクトル:M/z 418(M”+1)、417 (M+八へ40,287
.228.219.200,191,176.158(
12)ペーパークロマトグラフィー Rf値: 0.89 r紙二ワットマン屋1 溶媒:クロロホルム−メタノール−17%アンモニア水
(2:1:1)の下層 (16)薄層クロマトグラフィー: プレートはTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
F2540.2iam (メ/’り社製)を用いた。
KA−70381X物質の遊離塩基
(1)外観:白色粉末
(2)分子量:318(高分解能マススペクトル)(6
)分子式* Cl4H5ON404(4)比旋光度:〔
α”D +82’ (c 1 、 H2O)(5)紫外
線吸収スペクトル: 220〜660 nmで特異的な吸収を示さない。
)分子式* Cl4H5ON404(4)比旋光度:〔
α”D +82’ (c 1 、 H2O)(5)紫外
線吸収スペクトル: 220〜660 nmで特異的な吸収を示さない。
(6)赤外線吸収スペクトル:
臭化カリウム中にベレットした赤外線吸収スペクトルは
第2図に示すとおりである。
第2図に示すとおりである。
(7)溶剤に対する溶解性:
水に極めて溶けやすい。メタノールに易溶、エタノール
、アセトンに溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサン、石油エーテヘ不溶。
、アセトンに溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサン、石油エーテヘ不溶。
(8)呈色反応:
ニンヒドリン反応、ライドン・スミス氏反応に陽性。
坂口反応、マルトール反応、塩化第二鉄反応、フェーリ
ング反応に陰性。
ング反応に陰性。
(9)安定性:1)H2,0〜8.0で安定。
(和)核磁気共鳴スペクトル:δD20(ppm)2、
95 (5H,s 、 N−CH3)3.88(3u1
s、 o″−CH3)5.51 (IH,a、アノ
メリックH)(11)マススペクトル:M/z 519 (M”+ 1 )、219.191.173.
158、29 (12)ベーパークロマトグラフィー Rf値: 0.89 1紙:ワットマン&1 溶媒:クロロホルム−メタノール−17%アンモニア水
(2:1:1)の下層 (16)薄層クロマトグラフィーニ ブレートはTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
F、、、 0.2龍(メルク社製)を用いた。
95 (5H,s 、 N−CH3)3.88(3u1
s、 o″−CH3)5.51 (IH,a、アノ
メリックH)(11)マススペクトル:M/z 519 (M”+ 1 )、219.191.173.
158、29 (12)ベーパークロマトグラフィー Rf値: 0.89 1紙:ワットマン&1 溶媒:クロロホルム−メタノール−17%アンモニア水
(2:1:1)の下層 (16)薄層クロマトグラフィーニ ブレートはTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
F、、、 0.2龍(メルク社製)を用いた。
xA−7058X物質の遊離塩基
(1)外観:白色粉末
(2)分子量:302(高分解能マススペクトル)(6
)分子式: C13H26N404(4)比旋光度:〔
α””+ 1035・(。1、H2O)(5)紫外線吸
収スペクトル: 220〜!60nmで特異的な吸収を示さない。
)分子式: C13H26N404(4)比旋光度:〔
α””+ 1035・(。1、H2O)(5)紫外線吸
収スペクトル: 220〜!60nmで特異的な吸収を示さない。
(6)赤外線吸収スペクトル:
臭化カリウム中にペレットした赤外線吸収スペクトルは
第6図に示すとおりである。
第6図に示すとおりである。
(7)溶剤に対する溶解性:
水に極めて溶けやすい。メタノールに易溶、エタノール
、アセトンに溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサ/、石油エーテルに不溶。
、アセトンに溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサ/、石油エーテルに不溶。
(8)呈色反応:
ニンヒドリン反応、ライドン轡スミス氏反応に陽性。
坂口反応、マ゛ルトール反応、塩化第二鉄反応、フェー
リング反応に陰性。
リング反応に陰性。
(9)安定性:pH2,0〜8.0で安定。
2.88 (6H,s、 N−CH3)5.73(IH
,d、アノメリックH)(11)マススペクトル:M/
Z 302 (M+)、265.217.212,187゜
160.124 (12)ペーパークロマトグラフィー Rf値:0.11 r紙二ワットマンAt 溶媒:クロロ氷″ルムーメタノールー17%アンモニア
水(2:1:1)の 下層 (16)薄層クロマトグラフィー: プレートはTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
F2.0.2關(メルク社製)を用いた。
,d、アノメリックH)(11)マススペクトル:M/
Z 302 (M+)、265.217.212,187゜
160.124 (12)ペーパークロマトグラフィー Rf値:0.11 r紙二ワットマンAt 溶媒:クロロ氷″ルムーメタノールー17%アンモニア
水(2:1:1)の 下層 (16)薄層クロマトグラフィー: プレートはTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
F2.0.2關(メルク社製)を用いた。
KA−7038Xl物質の遊離塩基
(1)外観:白色粉末
(2)分子量:290(高分解能マススペクトル)(3
)分子式: C+t&aN40+ (4)比旋光度:〔α〕p” + 950(c 1、H
2O)(5)紫外線吸収スペクトル: 220〜360nmで特異的な吸収を示さな(1゜ (6)赤外線吸収スペクトル: 臭化カリウム中にペレットした赤外線吸収スペクトルは
第4図に示すとおりである。
)分子式: C+t&aN40+ (4)比旋光度:〔α〕p” + 950(c 1、H
2O)(5)紫外線吸収スペクトル: 220〜360nmで特異的な吸収を示さな(1゜ (6)赤外線吸収スペクトル: 臭化カリウム中にペレットした赤外線吸収スペクトルは
第4図に示すとおりである。
(7)溶剤に対する溶解性:
水に極めて溶けやすい。メタノールに易溶、エタノール
、アセト/に溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサ/、石油エーテルに不溶。
、アセト/に溶けにくい。クロロホルム、酢酸エチル、
エーテル、ヘキサ/、石油エーテルに不溶。
(8)呈色反応:
ニンヒドリン反応、ライド/・スミス氏反応に陽性。
坂口反応、マルトール反応、塩化第二鉄反応、フェーリ
ング反応に陰性。
ング反応に陰性。
(9)安定性:I)H2,0〜8.0で安定。
(10)核磁気共鳴スペクトル:δD20(ppm)5
.54(IH,d、アソメリツクH)(11)マススペ
クトル二M/乙 291(M++1)、290(M+)、276.191
.174.166.144.129 (12)ペーパークロマトグラフィー Rf値: 0.06 −コ紙二ワットマン&1 溶媒:クロロホルム−メタノール−17%アンモニア水
(,2:1:1)の下層 (16)薄層クロマトグラフイー: フレートハTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
PH40−2m* (メルク社製)を用いた。
.54(IH,d、アソメリツクH)(11)マススペ
クトル二M/乙 291(M++1)、290(M+)、276.191
.174.166.144.129 (12)ペーパークロマトグラフィー Rf値: 0.06 −コ紙二ワットマン&1 溶媒:クロロホルム−メタノール−17%アンモニア水
(,2:1:1)の下層 (16)薄層クロマトグラフイー: フレートハTLCアルミニウムシート・シリカゲル60
PH40−2m* (メルク社製)を用いた。
■、生物学的性状
抗菌作用:
本発明(1) KA−7038[、■、xl及びX物質
ノペーパーディスク法による各種微生物に対する抗菌ス
ペクトラムをKA−7038VI物質と比較して第1表
に示す。
ノペーパーディスク法による各種微生物に対する抗菌ス
ペクトラムをKA−7038VI物質と比較して第1表
に示す。
薬剤は5 Q mcgずつ直径8朋のペーパーディスク
に浸透させて用いた。
に浸透させて用いた。
コノようにKA−7038■、■、X及びMは広範囲の
優れた抗菌スペクトラ^を有することから、抗菌性物質
として医薬、動物薬などとして有用である。その際KA
−7038■、■、X及び刀は単独で又は組合せて、あ
るいは1種1以上のこれら化合物と、1種以上のKA−
70381〜■との混合物として使用できる。さらに本
物質は種々の誘導体を合成するための出発物質としても
有用である。
優れた抗菌スペクトラ^を有することから、抗菌性物質
として医薬、動物薬などとして有用である。その際KA
−7038■、■、X及び刀は単独で又は組合せて、あ
るいは1種1以上のこれら化合物と、1種以上のKA−
70381〜■との混合物として使用できる。さらに本
物質は種々の誘導体を合成するための出発物質としても
有用である。
実施例
殿粉4%、大豆粉0.5%、コーンステイープリカー4
%、硫酸マグネシウム・七水塩0.05%、第一燐酸カ
リウム0.1%、食塩0.3%及び炭酸カルシウム0.
1%の組成ヲ有シ、pH7,0に調整して滅菌した培地
に、ストレプトミセスKC−7058株を接種し27℃
で約48時間前培養したものを第1種菌とする。2oo
−e容のタンクに、種菌培地と同じ培地に綿実油1%を
添加した培地1oo−eを仕込み、第1種菌5゜口me
を接種し、27℃で通気攪拌方式(22゜rpm、通気
量5o!/分)により4日培養する。
%、硫酸マグネシウム・七水塩0.05%、第一燐酸カ
リウム0.1%、食塩0.3%及び炭酸カルシウム0.
1%の組成ヲ有シ、pH7,0に調整して滅菌した培地
に、ストレプトミセスKC−7058株を接種し27℃
で約48時間前培養したものを第1種菌とする。2oo
−e容のタンクに、種菌培地と同じ培地に綿実油1%を
添加した培地1oo−eを仕込み、第1種菌5゜口me
を接種し、27℃で通気攪拌方式(22゜rpm、通気
量5o!/分)により4日培養する。
培養終了後、培養物に希硫酸を添加してpHを2.0に
調整したのち、濾過助剤としてダイカライド(ダイカラ
イド・オリエント社製)を加えて菌体をf去する。f液
に希水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを6.2に調
整し、弱酸性陽イオン交換樹脂アンバーライトIRC−
50(NH,型)のカラムに通し、水洗したのち1規定
アンモニア水で溶出して活性区分を集め、減圧下に濃縮
後凍結乾燥すると、KA−7058物質の粗粉末9.7
9が得られる。
調整したのち、濾過助剤としてダイカライド(ダイカラ
イド・オリエント社製)を加えて菌体をf去する。f液
に希水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを6.2に調
整し、弱酸性陽イオン交換樹脂アンバーライトIRC−
50(NH,型)のカラムに通し、水洗したのち1規定
アンモニア水で溶出して活性区分を集め、減圧下に濃縮
後凍結乾燥すると、KA−7058物質の粗粉末9.7
9が得られる。
このようにして得られた粗粉末100gを陽イオン交換
樹脂アンバーライト’CG−50(NH4+型)のカラ
ム(4X 50 crn)に付し、水洗したのち0.1
規定アンモニア水5.6,0.2規定アンモニア水5ぷ
及び0゜5規定アンモニア水51で順次溶出し、各々の
溶出部を濃縮乾固して粗粉末を得る。
樹脂アンバーライト’CG−50(NH4+型)のカラ
ム(4X 50 crn)に付し、水洗したのち0.1
規定アンモニア水5.6,0.2規定アンモニア水5ぷ
及び0゜5規定アンモニア水51で順次溶出し、各々の
溶出部を濃縮乾固して粗粉末を得る。
0.1規定アンモニア水溶出部のうち、17gを水に溶
解し、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスc−25
(NH4型)のカラム(4×5Q cm )に通し、水
洗したのち0.01規定と0.6規定のアンモニア水各
々5形の間で濃度勾配法を用いて150m1/時の速度
で溶出する。溶出液をSQmlずつ分画し、各両分の活
性をバチルス・ズブチリスの寒天平板上でペーパーディ
スク法を用いて測定して活性部分を薄層クロマトグラフ
ィーで検査する。KA−7058■物質を含む両分を集
め、濃縮して凍結乾燥すると、 KA−7058■物質
の粗粉末840rn9が得られる。ここの粗粉末をシリ
カゲルのカラムに付し、クロロホルム−メタノール−1
7%アンモニア水(2:1 :1 )の下層部を用いて
展開し、活性区分を集めて濃縮する。残査を水に溶解し
、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスC−25(+ NH,型)のカラムに通し、水洗後1規定アンモニア水
で溶出する。活性区分を集めて濃縮したのち、凍結乾燥
すると、KA−7038■物質の純品240■が得られ
る。
解し、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスc−25
(NH4型)のカラム(4×5Q cm )に通し、水
洗したのち0.01規定と0.6規定のアンモニア水各
々5形の間で濃度勾配法を用いて150m1/時の速度
で溶出する。溶出液をSQmlずつ分画し、各両分の活
性をバチルス・ズブチリスの寒天平板上でペーパーディ
スク法を用いて測定して活性部分を薄層クロマトグラフ
ィーで検査する。KA−7058■物質を含む両分を集
め、濃縮して凍結乾燥すると、 KA−7058■物質
の粗粉末840rn9が得られる。ここの粗粉末をシリ
カゲルのカラムに付し、クロロホルム−メタノール−1
7%アンモニア水(2:1 :1 )の下層部を用いて
展開し、活性区分を集めて濃縮する。残査を水に溶解し
、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスC−25(+ NH,型)のカラムに通し、水洗後1規定アンモニア水
で溶出する。活性区分を集めて濃縮したのち、凍結乾燥
すると、KA−7038■物質の純品240■が得られ
る。
0.2規定アンモニへ溶出部のうち18gを水に溶解し
、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスc −25(
NH4型)のカラム(3x150crn)に通し、O,
OS規定と0.5規定のアンモニア水苔22の間で濃度
勾配法を用いて溶出する。
、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスc −25(
NH4型)のカラム(3x150crn)に通し、O,
OS規定と0.5規定のアンモニア水苔22の間で濃度
勾配法を用いて溶出する。
溶出液の活性を測定し、薄層クロマトグラフィーによっ
て検査して、KA−7058X物質及び刀物質を含む両
分を集め、濃縮後、凍結乾燥すると、これら2物質を含
む粗粉末500 m9が得られる。
て検査して、KA−7058X物質及び刀物質を含む両
分を集め、濃縮後、凍結乾燥すると、これら2物質を含
む粗粉末500 m9が得られる。
この粗粉末をシリカゲルのカラムに付し、クロロホルム
−メタノール−17%アンモニア水(2:1:i)の下
層部を用いて展開すると、KA−7038X物質、同ん
物質が順次溶出する。
−メタノール−17%アンモニア水(2:1:i)の下
層部を用いて展開すると、KA−7038X物質、同ん
物質が順次溶出する。
各々の画分な集め濃縮し、水に溶解μて陽イオン交換樹
脂CM−セファデックスC−25(NH4+型)のカラ
ムに通し9、水洗後、1規定アンモニア水で溶出すると
、KA−7038X物質の純品25m9及びKA−70
38”刀物質の純品40rn9が得られる。
脂CM−セファデックスC−25(NH4+型)のカラ
ムに通し9、水洗後、1規定アンモニア水で溶出すると
、KA−7038X物質の純品25m9及びKA−70
38”刀物質の純品40rn9が得られる。
0.5規定アンモニア水溶出部のうち23gを水に溶解
し、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスC−25(
NH4型)のカラム(3X150crn)に通し、0.
05規定と0.6規定のアンモニア水苔3矛の間で濃度
勾配法を用いて溶出する。溶出液の活性を測定し、薄層
クロマトグラフィーで検査して、KA−70381に物
質を含む画分な集め、濃縮後、凍結乾燥すると、粗粉末
5.7gが得られる。
し、陽イオン交換樹脂CM−セファデックスC−25(
NH4型)のカラム(3X150crn)に通し、0.
05規定と0.6規定のアンモニア水苔3矛の間で濃度
勾配法を用いて溶出する。溶出液の活性を測定し、薄層
クロマトグラフィーで検査して、KA−70381に物
質を含む画分な集め、濃縮後、凍結乾燥すると、粗粉末
5.7gが得られる。
この粗粉末をKA−70?18■物質の精製と同様に精
製すると、KA−70381物質の純品250■が得ら
れる。
製すると、KA−70381物質の純品250■が得ら
れる。
第1図はKA−7058■物質の赤外線吸収スペクトル
を示すグラフ、第2図はKA−7058■物質の赤外線
吸収スペクトルを示すグラフ。 第6図はKA−7038X物質の赤外線吸収スペクトル
を示すグラフ、第4図はKA−7038Xl物質の赤外
線吸収スペクトルを示すグラフである。
を示すグラフ、第2図はKA−7058■物質の赤外線
吸収スペクトルを示すグラフ。 第6図はKA−7038X物質の赤外線吸収スペクトル
を示すグラフ、第4図はKA−7038Xl物質の赤外
線吸収スペクトルを示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、式 %式% 式 又は式 で表わされる化合物(KA−7038■、■、X又はM
)。 2、 ストレプトミセス属に属するKA−7038物質
生産菌を培養し、培養液よりxA−7058物質を採取
し、これからKA−7058VI、KA−7[+1[。 xA−7038X及び/又はxA−7058XIの各物
質を単離することを特徴とする、抗生物質KA−703
8■、xA−70!181K、KA−7038x及びK
A−7038刀の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4371982A JPS58162596A (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 抗生物質及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4371982A JPS58162596A (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 抗生物質及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58162596A true JPS58162596A (ja) | 1983-09-27 |
Family
ID=12671597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4371982A Pending JPS58162596A (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 抗生物質及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58162596A (ja) |
-
1982
- 1982-03-20 JP JP4371982A patent/JPS58162596A/ja active Pending
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