JPS599160B2 - 抗生物質g−52の製造法 - Google Patents

抗生物質g−52の製造法

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JPS599160B2
JPS599160B2 JP4782178A JP4782178A JPS599160B2 JP S599160 B2 JPS599160 B2 JP S599160B2 JP 4782178 A JP4782178 A JP 4782178A JP 4782178 A JP4782178 A JP 4782178A JP S599160 B2 JPS599160 B2 JP S599160B2
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JP
Japan
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culture
acid
antibiotic
culture solution
micromonospora
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JP4782178A
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JPS54140794A (en
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清 中山
広 加瀬
令匡 高沢
重人 北村
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KH Neochem Co Ltd
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Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発酵法による抗生物質G−52の新規な製造法
に関する。
さらに詳し《はミクロモノスポラ・サガミエンシスに属
する微生物の培養によってG−52を製造する方法に関
する。
抗生物質G−52は次に示す構造を有し、広範囲のダラ
ム陽性菌およびダラム陰性菌に対し強い抗菌活性を有す
ることが知られている。
従来、発酵法によるG−52の製法としてミクロモノス
ポラ・ジオネンシスに属する微生物を用いる方法(特開
昭49−55895号公報)が知られている。
該公知方法におけるG−52の生産は菌の培養液中に検
出できる程度であって、実質的に工業的に生産しうる方
法ではない。
本発明者らはG−52を工業的に有利に生産する方法に
ついて検討の結果、ミクロモノスポラ・ジオネンシスと
種を異にするミクロモノスポラ・サガミエンシスに属す
る微生物は極めて好収率にG−52を生産することを見
出し、本発明を完成した。
本発明によればミクロモノスポラ・サガミエンシスに属
しG−52を生産する能力を有する微生物を、培養液中
にG−52が検出される迄栄養培地に培養し、培養液か
ら生成したG−52を単離・採取することによってG−
52は生産される。
本発明で用いられる微生物としてはミクロモノスポラ・
サガミエンシスに属し、G−52を生産する能力を有す
る微生物がいずれも用いうる。
好ましい菌の例はミクロモノスポラ・サガミエンシスK
G−52である。
この菌は千葉県稲毛市に所在する工業技術院、微生物工
業技術研究所および−アメリカ合衆国イリノイ州ペオリ
ア、ユー・エスーデパートメント・オブ・アグリ力ルチ
ュア、アグリカルチエア・リサーチ・サービス、NRR
Lに寄託され微工研菌寄第4456号及びNRRL11
290として収集されている。
微生物の代謝生産物の生産性を向上させしめるために微
生物に種々の変異処理、例えば紫外線照射、X線照射、
co照射、変異誘起薬剤処理等を施すことによって変異
株が得られる。
本発明においてはこの変異株もG−52生産性を有する
限り用いうる。
ミクロモノスポラ・サガミエンシスに属する菌の菌学的
性質は特公昭50−39155号公報に記載されている
微生物の培養に際しては放線菌の培養に用いられる通常
の培養方法が適用される。
用いられる培地は菌の資化しうる炭素源、窒素源、無機
物等を程よく含有する培地であればいずれも用いうる。
炭素源としてはグルコース、フラクトース、シュークロ
ース、スタビロース、澱粉、デキストリン、マンノース
、糖蜜等の炭水化物、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、フマ
ール酸等の有機猷、メタノール、エタノール等のアルコ
ール、メタン、エタン、プロパン、n−パラフィン等の
炭化水素、グルタミン酸等のアミノ酸等が単独もしくは
組合せて用いられる。
窒素源としては塩化アンモン、硫酸アンモン、硝酸アン
モン、リン酸アンモン等のアンモニウム塩、アスパラギ
ン酸、グルタミン、シスチン、アラニン等のアミノ酸、
尿素等無機もしくは有機窒素源、ペプトン、肉エキス、
酵母エキス、乾燥酵母、コーンースチープ・リカー、大
豆粉、綿実粕、大豆カゼイン、カザミノ酸等の天然窒素
源が単独または組合せて用いられる。
無機物としては塩類例えば第1リン酸カリウム、第2リ
ン酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第1鉄、硫酸マ
ンガン、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、パントテン酸カルシ
ウム、モリブデン酸アンモニウム、硫酸アルミニウムカ
リウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、塩化コバルト
、食塩等が用いられる。
その他必要に応じてビタミン、サイアミン等菌体の増殖
あるいはG−52の生産を促進する物質を加えることが
できる。
用いられる微生物が特定の物質を要求する場合は勿論生
育に必要な物を加えることが必要である。
培養は振盪培養法、通気攪拌培養法等により、20〜4
0℃の温度で中性附近のpHで培養液中にG−52が検
出される迄行われる。
3〜15日の培婁によってG−52の蓄積が最大に達し
、培養は完了する。
培養物中に蓄積したG−52を培養液から単離採取する
に際しては、通常の抗生物質の培養液から採取方法が適
用される。
即ち、r過、遠心分離等による菌体除去、イオン交換樹
脂、シリカゲル、アルミニウム、セルロース、珪藻士、
珪酸マグネシウム等を用いるカラムクロマトグラフイー
もしくは薄層クロマトグラフイーによる活性物質の吸脱
着処理、等によってG−52は単離される。
培養液からG−52を単離する1例は次の通りである。
まず培養液を酸で酸性とし、沢過もしくは遠心分離によ
って菌体な除去する。
沢液もしくは上澄液を中和後カチオン交換樹脂例えばア
ンバーライ}IRC−50(アンモニア型、ローム・ア
ンド・・・−ス社製)で処理して活性物質を樹脂に吸着
せしめる。
次い堵アルカリ、好まし《はアンモニア水で溶出し、溶
出液を凍結乾燥せしめて粗なG一52の粉末を得る。
この粉末からG−52を単離するには、例えばアンバー
ライトCG−50 (NH4+型、ローム・アンド・ノ
゛−ス社製)を用いるカラムクロマトグラフイーにより
活性物質を吸着せしめ展開剤としてアンモニア水を用い
てG−52を溶出せしめ、G−52を含む溶出液を減圧
濃縮し、凍結乾燥して白色のG−52の遊離塩基を得る
本発明の態様を示す実施例が示される。
実施例 ミクロモノスポラ・サガミエンシスKG−52微工研菌
寄第4456号、NRRL11290)が用いられる。
この菌の1白金耳がスタピロース2 0 fl/l、グ
ルコース59/l、酵母エキス5?/l、肉エキス32
/l、コーン・スチーブ・リカ−19/73、CaCO
3 29/l,pH 8.0の組成を有する試験管中の
4rrtllの種培地に植菌される。
培養は30℃で菌が充分増殖する迄振とう培養する。
この種培養1mlを上記と同=組成の大形試験管中の1
0rIllの種培地に植菌される。
培養は30゜Cで菌が充分増殖する迄振とう培養する。
この種培養5mlが300TLl三角フラスコ中の下記
発酵培地50mlに植菌される。
主発酵培地:シュークロース4 0 ?/l、大豆粕1
o9/l,綿実粕3 0 ?/l,フイチン酸2f//
l、大豆カゼイン5グ/l,K2HP0,0.25?/
l,MgSO4・7H20 0.5fl/l、FeS
O4 −7n2o o.1 5?/l,L−グルタミン
11n9/l, L−’,’,<チ7 5 0m9/l
、/S’−7ラ=ン50In9/I!、パントテン酸カ
ルシウム5rv/l1ニコチン酸5即/l、モリフテン
酸アンモニウム250m9/l!、硫酸亜鉛5 m9/
l、硫酸7/1/ミ=ウムカリウム10yn9/l,
炭酸バリウム10即/l,塩化コバルト10μク/l,
pH8.5培養は30℃で10日間振とうして行われる
培養後の培養液中に3 0 5 μS’ /mlのG−
52が蓄積する。
ミクロモノスポラ・ジオネンシスNRRL5466を上
記と同様に培養した場合2.5μ9/rrtl生成量で
ある。
培養終了後、1,/l?の培養液は12N一硫酸でpH
2.0に調整され、30分攪拌される。
そののちf過助剤としてラジオライト#600(昭和化
学工業製)を約3kg加え、菌体なr別する。
F液に6N−水酸化ナトリウムを加えてpHr.sニ調
整する。
このP液をカチオン交換樹脂アンバーライトIRC−5
0(アンモニア型)1lを充填したカラムに通す。
水で樹脂を洗浄したあと,2N−アンモニア水で溶出す
る。
この溶出液を減圧濃縮後、6N一硫酸でpH7.5に調
整したのち、アンバーライトCG−50タイプI(アン
モニア型)200mlを充填したカラムに通す。
水で樹脂を洗浄したあと、0.INアンモニア水で毎時
1001nlの流速で溶離を行なう。
溶離液を20rttlずつの両分に分取する。
G−52を含む区分を合わせて減圧濃縮後、凍結乾燥し
七白色粉末(遊離塩基)約150rI19を得る。
この粉末の埋化学的性質は次の通りである。
■ マススペクトル m/e 組成式 M+461C2oH39N,07 ? m/e 組成式 M+4 4 4 C2GH36N40?3 6
2 C15H30N406 3 5 0 . C14H28N30 3 3 2 C14H26N3 063 2 2
C13H3oN405 304C3H28N405 203C8H17N303 1 9 1 C7H5N204 1 6 3 C6 H15N20s 160 C7H4N03 1 4 5 C6H,3N202 1 4 1 C7H,3N20 ■ 炭素核核磁気共鳴吸収スペクトル(重水中)δ(
ppm) 1 4 6.6、101.4、100.8、
99.7、87.8、85.4、75.3、73.2、
70.2、68.5、64.2、52.4、51.7、
50.2、47.3、37.8、36.3、34.5、
25,7、22,5 ■ シリカゲル薄層クロマトグラフイーによるRf値(
サガミシンのRf値を1とした時の相対的位置) RfO値 サガミシン 1.0 ジエンタミシンC20.87 ジエンタミシンC1a 0.71 G−52(標準物質) 0.90 実施例で得られh粉末 0,90 展開剤としてクロロホルム:メタノール=28%アンモ
ニア水=l:i:i(容量比)の下層部を用いる。
上記■、■、■のデータから、この白色粉末は既知の抗
生物質G−52と同定される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ミクロモノスポラ・サガミエンシスに属スる抗生物
    質G−52生産菌を栄養培地に培養して、培養液中に抗
    生物質G−52を生成せしめ、該培養液から該抗生物質
    を採取することを特徴とする抗生物質G−52の製造法
JP4782178A 1978-04-24 1978-04-24 抗生物質g−52の製造法 Expired JPS599160B2 (ja)

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