JPS5950320B2 - サイクリツク−3′,5′−グアニル酸の製造法 - Google Patents
サイクリツク−3′,5′−グアニル酸の製造法Info
- Publication number
- JPS5950320B2 JPS5950320B2 JP12144981A JP12144981A JPS5950320B2 JP S5950320 B2 JPS5950320 B2 JP S5950320B2 JP 12144981 A JP12144981 A JP 12144981A JP 12144981 A JP12144981 A JP 12144981A JP S5950320 B2 JPS5950320 B2 JP S5950320B2
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- cgmp
- amino
- camp
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は微生物を用いるサイクリック−37、5,1−
グアニル醗以丁、cGMPと略称する)の製造法に関す
る。
グアニル醗以丁、cGMPと略称する)の製造法に関す
る。
cGMPは生体内に極微量存在する生理活性物であり、
最近生化学の分野においてその) 重要性が認められ、試案としても極めて高価なものであ
る。
最近生化学の分野においてその) 重要性が認められ、試案としても極めて高価なものであ
る。
また制ガン剤の中間体としても重要な物質である。
そして現在cGMPを製造する方法としては、化学的に
合成する方法、発酵法、発酵法及び合成法を組み合わせ
た方法が知られているが、これらは何段階もの複雑な工
程が必要であったり、収量が極度に低い等の欠点があり
へそこで本発明者はCGMPを簡単な工程で製造する方
法について種々研究した結果、アスペルギルスに属する
微生物を2−アミノ−アデノシン−3′、グー環状り4
玖以下、2−アミノ−CGMPと略称する)の存在下に
培養した場合、2−アミノ−CAMPを脱アミノしてC
GMPを生成し、かつホスホジェステラーゼの副生が極
めて少ないか又は実質的に副生じないことを見出し、2
−アミノ−cAMPかもほとんど副産物を生成すること
な(cGMPを効率よく製造することに成功し、本発明
を完成するに到った。
合成する方法、発酵法、発酵法及び合成法を組み合わせ
た方法が知られているが、これらは何段階もの複雑な工
程が必要であったり、収量が極度に低い等の欠点があり
へそこで本発明者はCGMPを簡単な工程で製造する方
法について種々研究した結果、アスペルギルスに属する
微生物を2−アミノ−アデノシン−3′、グー環状り4
玖以下、2−アミノ−CGMPと略称する)の存在下に
培養した場合、2−アミノ−CAMPを脱アミノしてC
GMPを生成し、かつホスホジェステラーゼの副生が極
めて少ないか又は実質的に副生じないことを見出し、2
−アミノ−cAMPかもほとんど副産物を生成すること
な(cGMPを効率よく製造することに成功し、本発明
を完成するに到った。
すなわち、本発明はアスペルギルスに属し、2−アミノ
−cAMPを脱アミノしてcGMPを生成する能力を有
する微生物を2−アミノ−c AMPの存在下に培養し
、培養物中にcGMPを生成、蓄積せしめ、これを採取
することを特徴とするcGMPの製造方法である。
−cAMPを脱アミノしてcGMPを生成する能力を有
する微生物を2−アミノ−c AMPの存在下に培養し
、培養物中にcGMPを生成、蓄積せしめ、これを採取
することを特徴とするcGMPの製造方法である。
以下本発明について詳細に説明する。
先ず本発明方法で使用する微生物としては、2−アミノ
−cAMPからcGMPを生産する能力を有し、cGM
Pを生成するに不都合を生じない程度にホスホジェステ
ラーゼ活性が弱いか若しくは実質的にホスホジェステラ
ーゼ活性物質を生産しない菌が用いられ、特に好適な菌
の具体例としては、アスペルギルス・ニガー(Aa p
e r g l −1us−nigerO) IAM2533、アスペルギルス・ニガーIAM253
4、アスペルギルス・オリゼ(Asperg−i 11
us oryzae ) I AM2747、ア
スペルギルス・オリゼIAM2742、アスペルギルス
・ソーヤ(Aspergillus 5ojae)I
’&77(2)」所菌寄第6016号)等が挙げられる
。
−cAMPからcGMPを生産する能力を有し、cGM
Pを生成するに不都合を生じない程度にホスホジェステ
ラーゼ活性が弱いか若しくは実質的にホスホジェステラ
ーゼ活性物質を生産しない菌が用いられ、特に好適な菌
の具体例としては、アスペルギルス・ニガー(Aa p
e r g l −1us−nigerO) IAM2533、アスペルギルス・ニガーIAM253
4、アスペルギルス・オリゼ(Asperg−i 11
us oryzae ) I AM2747、ア
スペルギルス・オリゼIAM2742、アスペルギルス
・ソーヤ(Aspergillus 5ojae)I
’&77(2)」所菌寄第6016号)等が挙げられる
。
アスペルギルス・ンーヤ嵐11は本発明者が空気中より
分離した菌株で、菌糸に柄足細胞が形成され、それより
分生胞子柄ができ、その先端に頂のうができる。
分離した菌株で、菌糸に柄足細胞が形成され、それより
分生胞子柄ができ、その先端に頂のうができる。
頂の5には第1梗子ができ、30〜50個の分生胞子が
着生する。
着生する。
そして分生胞子の表面は小突起で橿われている。
このためアスペルギルス・ソーヤと認められる(Hid
eya Mu−rakami 、J、Gen 、App
l、Microbiodl。
eya Mu−rakami 、J、Gen 、App
l、Microbiodl。
17.281〜301,1971゜)
しかし本発明者が分離したアスペルギルス・ソーヤ%7
7は2.2−アミノ−cAMPを脱アミノしてcGMP
を生成する能力を有し、ホスホジェステラーゼ活性物質
を実質的に生産しないことから、従来のアスペルギス・
ソーヤとは異なる。
7は2.2−アミノ−cAMPを脱アミノしてcGMP
を生成する能力を有し、ホスホジェステラーゼ活性物質
を実質的に生産しないことから、従来のアスペルギス・
ソーヤとは異なる。
そしてアスペルギルス・ソーヤN[L77は微工研菌寄
第6016号(FEBM P−6016と)して寄託
されている。
第6016号(FEBM P−6016と)して寄託
されている。
本発明における培養とは、発酵、微生物工業における普
通の培養法を意味、シ、アスペルギルス属に属する微生
物をあらかじめ別に培養して得た固体培養物または液体
培養物そのままを、2−アスノーcAMP溶液に添加接
触作用させる特殊な場合は除かれる。
通の培養法を意味、シ、アスペルギルス属に属する微生
物をあらかじめ別に培養して得た固体培養物または液体
培養物そのままを、2−アスノーcAMP溶液に添加接
触作用させる特殊な場合は除かれる。
これらの菌株の培養は、糸状菌の培養に用いられる培地
を用いて常法に従って固体培養又は液体培養することに
より行われる。
を用いて常法に従って固体培養又は液体培養することに
より行われる。
培地の栄養源としては、微生物の培養に通常用いられる
ものが広く使用される。
ものが広く使用される。
すなわち炭素源としては、資化可能な炭素化合物又はこ
れを含有するものであればよく、例えば小麦、稲、グル
コース、シュクロース、スターチ、マルトース、テキス
トリン、グリセリン、等が用いられる。
れを含有するものであればよく、例えば小麦、稲、グル
コース、シュクロース、スターチ、マルトース、テキス
トリン、グリセリン、等が用いられる。
窒素源としては利用可能な窒素化合物又はこれを含有す
るものであればよく、例えば大豆粉、脱脂大豆粉、グル
テン、ペプトン、肉エキス、カゼイン、大豆ミール、コ
ーンステイープリカー、硫安、塩安等が使用される。
るものであればよく、例えば大豆粉、脱脂大豆粉、グル
テン、ペプトン、肉エキス、カゼイン、大豆ミール、コ
ーンステイープリカー、硫安、塩安等が使用される。
またリン酸、カリウム、マグネシウム、カルシラλ等の
適当な無機塩類を適宜使用することができ、更に必要に
応じて菌の生育に必要な各種の有機物、無機物等を培地
に添加使用することができる。
適当な無機塩類を適宜使用することができ、更に必要に
応じて菌の生育に必要な各種の有機物、無機物等を培地
に添加使用することができる。
先ず固体培養の場合には、適当な固体培地原料、例えば
皺に散水し、120℃、20分間殺菌した後、種菌を接
種し、3〜5日間培養を行う。
皺に散水し、120℃、20分間殺菌した後、種菌を接
種し、3〜5日間培養を行う。
次に液体培養を行う場合には、上記炭素源、窒素源及び
無機塩を適宜組み合わせた栄養培地、例えばグルコース
、ペプトン、硫安、酵母エキス、KH2PO4等からな
る培地をpH5〜7に調整し、常法により加熱殺菌した
培地に種菌を接種し、培養する。
無機塩を適宜組み合わせた栄養培地、例えばグルコース
、ペプトン、硫安、酵母エキス、KH2PO4等からな
る培地をpH5〜7に調整し、常法により加熱殺菌した
培地に種菌を接種し、培養する。
この場合、静置培養、振盪培養、攪拌培養、通気培養、
などの適宜の培養法を用いて実施することができるが大
量に培養する場合には、振盪又は通気攪拌培養を行うの
が好適である。
などの適宜の培養法を用いて実施することができるが大
量に培養する場合には、振盪又は通気攪拌培養を行うの
が好適である。
培養温度は該菌株が生育する範囲内で変更することがで
きるが、通常10〜55℃、特に好ましくは15〜45
℃である。
きるが、通常10〜55℃、特に好ましくは15〜45
℃である。
PHは2〜7が適当である。
培養期間は使用菌及び培養形態によっても異なるが、通
常1〜6日程度である。
常1〜6日程度である。
培地に添加する2−アミノ−cAMPは、0.1〜20
%(w/ v )程度が好ましく、添加時期は培養開始
時の培地又は培養期間の中頃、若しくは培養終了の1日
前位迄が適当である。
%(w/ v )程度が好ましく、添加時期は培養開始
時の培地又は培養期間の中頃、若しくは培養終了の1日
前位迄が適当である。
また、2−アミノ−cAMPは、例えば微生物による大
量生産法が確立されている。
量生産法が確立されている。
cAMPより容易に合成することができ〔ヌクレイツク
、アシシトリサーチ、スペシャルパブリケーション1t
2.559(1978、J)精製標品だけでなく、2−
アミノ−cAMP含有物も用いることができる。
、アシシトリサーチ、スペシャルパブリケーション1t
2.559(1978、J)精製標品だけでなく、2−
アミノ−cAMP含有物も用いることができる。
本発明方法において使用する菌を、2−アミノ−cAM
P又は2−アミノ−cAMP以外の核酸関連物質の存在
乍に液体培養した時の培養液中の生成物を実験例で示す
。
P又は2−アミノ−cAMP以外の核酸関連物質の存在
乍に液体培養した時の培養液中の生成物を実験例で示す
。
実験例
アスペルギルス、オリゼIAM2747を米麹用寒天斜
面[相]度:lO°ボーメ)に30℃、5日間培養して
得た胞子を、グルコース8%、(NH4)4SO,0,
5%、KH2PO41%、ポリペプトン、1%、酵母エ
キス0.5%、MgSO4・7H200,05%、F
e 80. ・7 H2O0,01%、znS04・7
H200,01%、及び第1表に記載の化合物1 %%
p H7,5(3N OHで調整辺組成をもつ培養地
11当りを51容ひだつき三角フラスコに分注して、1
15℃、10分間殺菌したものに接種し、30℃、3日
間、180 r、P、mで振盪した。
面[相]度:lO°ボーメ)に30℃、5日間培養して
得た胞子を、グルコース8%、(NH4)4SO,0,
5%、KH2PO41%、ポリペプトン、1%、酵母エ
キス0.5%、MgSO4・7H200,05%、F
e 80. ・7 H2O0,01%、znS04・7
H200,01%、及び第1表に記載の化合物1 %%
p H7,5(3N OHで調整辺組成をもつ培養地
11当りを51容ひだつき三角フラスコに分注して、1
15℃、10分間殺菌したものに接種し、30℃、3日
間、180 r、P、mで振盪した。
ここのようにして得た各培養液を東洋Ntx5Cの濾紙
で濾過し、得られた透明な濾液を東洋Nci51A50
X50cmの濾紙に10μl宛スポツトし、風乾後、溶
妨Cツブロバノール:飽和硫安液=IM酢酸ソーダ=2
: 80 : 20(Vo 1 tVol)’lで室
温下、一夜展開した。
で濾過し、得られた透明な濾液を東洋Nci51A50
X50cmの濾紙に10μl宛スポツトし、風乾後、溶
妨Cツブロバノール:飽和硫安液=IM酢酸ソーダ=2
: 80 : 20(Vo 1 tVol)’lで室
温下、一夜展開した。
展開後、風乾して紫外線ランプ照射下に濾紙上に紫外吸
収スポットを検出し、その結果を第1表に示す。
収スポットを検出し、その結果を第1表に示す。
そして本発明方法において使用する菌の培養物の性質は
給源により多少異なるがpH2〜7の範囲で2−アミノ
−cAMPデアミナーゼ活性を有し、その作用温度は1
0〜70℃である。
給源により多少異なるがpH2〜7の範囲で2−アミノ
−cAMPデアミナーゼ活性を有し、その作用温度は1
0〜70℃である。
培養物よりcGMPを分離し精製するには例えば活性炭
による処理、陰イオン交換樹脂または陽イオン交換樹脂
による処理1.cGMP不溶性溶媒の添加などの手段が
適当に組合わされて用いられる。
による処理、陰イオン交換樹脂または陽イオン交換樹脂
による処理1.cGMP不溶性溶媒の添加などの手段が
適当に組合わされて用いられる。
例えば液体培養の場合には菌体を除去した培養液中のc
GMPを活性炭に吸着させ、これをアンモニア性アルコ
ール水又はアンモニア性アセトン水などで溶出する。
GMPを活性炭に吸着させ、これをアンモニア性アルコ
ール水又はアンモニア性アセトン水などで溶出する。
この溶出液はさらに減圧濃縮その他により過剰のアンモ
ニアを除いた後、陰イオン交換樹脂(例えばダウエック
スlクロル型、ダウエックス1蟻酸型など)に吸着させ
、つぎは適当な溶液(f暖ばダウ千ツクス1クロル型の
場合には希塩酸又は塩化カルシウム+希微酸系の溶媒で
、ダウエックス1.蟻酸型の場合には希蟻酸又は希蟻酸
+蟻酸ソーダ系の溶媒)で浴出する。
ニアを除いた後、陰イオン交換樹脂(例えばダウエック
スlクロル型、ダウエックス1蟻酸型など)に吸着させ
、つぎは適当な溶液(f暖ばダウ千ツクス1クロル型の
場合には希塩酸又は塩化カルシウム+希微酸系の溶媒で
、ダウエックス1.蟻酸型の場合には希蟻酸又は希蟻酸
+蟻酸ソーダ系の溶媒)で浴出する。
この溶出液はさらに活性炭に吸着し、アンモニア性アル
コール水又はアンモニア性アセトン水などで溶出し、さ
らにこの溶出液は減圧濃縮その他により過剰のアンモニ
アを除いた後、陽イオン交換樹脂(Wばダウエックス5
0水素型など)に吸着させ、希塩酸で溶出する。
コール水又はアンモニア性アセトン水などで溶出し、さ
らにこの溶出液は減圧濃縮その他により過剰のアンモニ
アを除いた後、陽イオン交換樹脂(Wばダウエックス5
0水素型など)に吸着させ、希塩酸で溶出する。
このようにして得た溶出液を減圧濃縮したのち、冷室に
放置するか又はこれにアルコール、アセトンなどのcG
MP不溶性溶媒を添加することによりcGMPの結晶が
得られる。
放置するか又はこれにアルコール、アセトンなどのcG
MP不溶性溶媒を添加することによりcGMPの結晶が
得られる。
また他の方法としては、菌体を除去した培養液中のcG
MPを活性炭に吸着させ、これをアンモニア性アルコー
ル水又はアンモニア性アセトン水なト−m出し、溶出液
より減圧濃縮その他により過剰のアンモニアを除いた後
、これに塩酸性でアルコール、アセトン等の有機溶媒を
添加して例えば冷室に放置することによりcGMPの粗
結楯を得ることができる。
MPを活性炭に吸着させ、これをアンモニア性アルコー
ル水又はアンモニア性アセトン水なト−m出し、溶出液
より減圧濃縮その他により過剰のアンモニアを除いた後
、これに塩酸性でアルコール、アセトン等の有機溶媒を
添加して例えば冷室に放置することによりcGMPの粗
結楯を得ることができる。
この粗結晶は、上記したような陰イオン交換樹脂又は陽
イオン交換樹脂により精製することができる。
イオン交換樹脂により精製することができる。
またこの粗結晶は、水に浴かして塩酸酸性又は硫酸酸性
で脱色樹脂〔例えばデュオライト(Duolite)S
−30など〕で脱色し、さらにアルコール、アセトン等
のcGMP不溶性溶媒を添加して例えば冷室に放置する
ことにより、cGMPの結晶を得ることができる。
で脱色樹脂〔例えばデュオライト(Duolite)S
−30など〕で脱色し、さらにアルコール、アセトン等
のcGMP不溶性溶媒を添加して例えば冷室に放置する
ことにより、cGMPの結晶を得ることができる。
あるいは又菌体を除去した培養液中のcGMPを直接陰
イオン交換樹脂又は陽イオン交換樹脂に吸着させ、その
溶出液について活性炭による処理、脱色樹脂による精製
を行なった後、cGMP不溶性溶媒を添加して例えば冷
室に放置することにより、分離、精製を行なってcGM
Pの結晶を得ることもできる。
イオン交換樹脂又は陽イオン交換樹脂に吸着させ、その
溶出液について活性炭による処理、脱色樹脂による精製
を行なった後、cGMP不溶性溶媒を添加して例えば冷
室に放置することにより、分離、精製を行なってcGM
Pの結晶を得ることもできる。
また、固体培養の場合には、適宜培養物に適量の水又は
緩衝液を加え、必要に、よ1す2攪拌した後、固形物を
除去した溶液を液体培養時の菌体除去培養液と同様に処
理することによりcGMPを得ることができる。
緩衝液を加え、必要に、よ1す2攪拌した後、固形物を
除去した溶液を液体培養時の菌体除去培養液と同様に処
理することによりcGMPを得ることができる。
なお、培養物中に2−アミノニeAMPが含有されてい
る場合には、精製の過程において例えばイオン交換樹脂
による吸着処理を施したのち、溶出剤の種類、塩濃度、
酸濃度などを適当に選択して溶出操作を行うことにより
2−アミノ−cAMPとcG’MPとを分離することが
できる。
る場合には、精製の過程において例えばイオン交換樹脂
による吸着処理を施したのち、溶出剤の種類、塩濃度、
酸濃度などを適当に選択して溶出操作を行うことにより
2−アミノ−cAMPとcG’MPとを分離することが
できる。
そしてNa塩として分離するのが最も安易である。
このようにして本発明方法で製造された物質は、元素分
析、リボースの定量、燐の定量、さらに紫外線吸収スペ
クトル、赤外線スペクトルを測定した結果、純品のcG
MPと一致した。
析、リボースの定量、燐の定量、さらに紫外線吸収スペ
クトル、赤外線スペクトルを測定した結果、純品のcG
MPと一致した。
実施例 1
第2表に記載の各菌株を、グルコース5%、尿素0.5
%、KH2PO41%、ポリペプトン1%、酵母エキス
0.5%、MgSO4・7H200,05%、FeSO
44H200,01%、znS04・7H200,1%
、2−NH2−cAMP2%、pH7,5(3N−KO
Hで調整p組成をもつ培養地11当りを51容ひたつき
三角フラスコに入れ、120℃で10分間殺菌した培地
に接種し、30℃で2日間、180 r、p、m、で振
盪培養しtもこの各各の菌の培養液を1000Or、p
om、、10分間遠心分離し、その上澄液について残存
2−NH2−cAMP及び生成cGMPを次の如く定量
した。
%、KH2PO41%、ポリペプトン1%、酵母エキス
0.5%、MgSO4・7H200,05%、FeSO
44H200,01%、znS04・7H200,1%
、2−NH2−cAMP2%、pH7,5(3N−KO
Hで調整p組成をもつ培養地11当りを51容ひたつき
三角フラスコに入れ、120℃で10分間殺菌した培地
に接種し、30℃で2日間、180 r、p、m、で振
盪培養しtもこの各各の菌の培養液を1000Or、p
om、、10分間遠心分離し、その上澄液について残存
2−NH2−cAMP及び生成cGMPを次の如く定量
した。
上澄液107ILlを東洋rhstA瀘紙にスポットし
、風乾後、溶媒イソプロパツール:濃アンモー=7水:
水= 7 : 1 : 2(VO1/VOυで一夜展
開し、展開後、風乾して紫外線ランプ照射下に濾紙上の
紫外線スポラ)(Rf値: c GMPo、1)を検出
し、該部分を切り抜き、水511Llを加え100℃で
抽出し、260nmで測定し、標準直線よりcGMP量
を測定し、その結果を第2表に示す。
、風乾後、溶媒イソプロパツール:濃アンモー=7水:
水= 7 : 1 : 2(VO1/VOυで一夜展
開し、展開後、風乾して紫外線ランプ照射下に濾紙上の
紫外線スポラ)(Rf値: c GMPo、1)を検出
し、該部分を切り抜き、水511Llを加え100℃で
抽出し、260nmで測定し、標準直線よりcGMP量
を測定し、その結果を第2表に示す。
なお、各培養液中には2−アミノ−cAMPは残存しな
かつtも次に各画の培養上澄液5001rljlを活性
炭カラム(5X20an)に通液し、cGMPを活性炭
に吸着させ蒸留水21で水洗後、1%アンモニア含有5
0%エタノール11で溶出させた。
かつtも次に各画の培養上澄液5001rljlを活性
炭カラム(5X20an)に通液し、cGMPを活性炭
に吸着させ蒸留水21で水洗後、1%アンモニア含有5
0%エタノール11で溶出させた。
この溶出液を減圧下に507dK濃縮した後、アンバー
ライトIRC5ONaカラム(5X 30 cm)に通
液し、更に水1007nlで水洗した。
ライトIRC5ONaカラム(5X 30 cm)に通
液し、更に水1007nlで水洗した。
通過液及び水洗液を合わせ、これをアルミナ(中性)カ
ラム5×15印に通液し、水50・麻で水洗後、この通
過液及び水洗液を減圧下に20WLlに濃縮した。
ラム5×15印に通液し、水50・麻で水洗後、この通
過液及び水洗液を減圧下に20WLlに濃縮した。
該濃縮物にイソプロパツール3倍量を除徐に添加した後
、3℃に一夜放置してcGMP塩の結晶を晶出させ、濾
過により該結晶を集め、五酸化燐上で真空乾燥し九各画
の培養液よりcGMPのNa塩の結晶を第2表のどと(
得tも 実施例 2 麹600g水300属を添加し、120℃、15分間殺
菌し、同条件で殺菌した麹ぶた上にのせ、別に水200
11Llに2 NH2c AMP 1009をlN−
NaOHで中和しながら溶解し、pH60に調整したも
のを120°C110分間殺菌し、該麹ぶたの麹に添加
しよく混合した。
、3℃に一夜放置してcGMP塩の結晶を晶出させ、濾
過により該結晶を集め、五酸化燐上で真空乾燥し九各画
の培養液よりcGMPのNa塩の結晶を第2表のどと(
得tも 実施例 2 麹600g水300属を添加し、120℃、15分間殺
菌し、同条件で殺菌した麹ぶた上にのせ、別に水200
11Llに2 NH2c AMP 1009をlN−
NaOHで中和しながら溶解し、pH60に調整したも
のを120°C110分間殺菌し、該麹ぶたの麹に添加
しよく混合した。
このものにアスペルギルス・ソーヤNN1177(FE
B P−6016)の胞子を接種し、30℃、5日間
培養し?Q)この培養物に水31を加え、室温下でよく
攪拌した後、9000 r、p、m、、30分間遠心分
離し、上澄液21!を得薗この上澄液を実施例1と同様
に処理してcGMPのNa塩の結晶27gを得た。
B P−6016)の胞子を接種し、30℃、5日間
培養し?Q)この培養物に水31を加え、室温下でよく
攪拌した後、9000 r、p、m、、30分間遠心分
離し、上澄液21!を得薗この上澄液を実施例1と同様
に処理してcGMPのNa塩の結晶27gを得た。
Claims (1)
- 1 アスペルギルス属に属し、2−アミノ−アデノシン
−3’t5’−環状リン酸を脱アミノしてサイクリック
3’、5’−グアニル酸を生成する能力を有すする微生
物を3−アミノ−アデノシン−37、5/−環状リン酸
の存在下に培養し、培養物中にサイクリック−3’、5
’−グアニル酸を生成、蓄積せしめ、これを採取するこ
とを特徴とするサイクリック−3’、5’−グアニル酸
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12144981A JPS5950320B2 (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | サイクリツク−3′,5′−グアニル酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12144981A JPS5950320B2 (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | サイクリツク−3′,5′−グアニル酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5823792A JPS5823792A (ja) | 1983-02-12 |
JPS5950320B2 true JPS5950320B2 (ja) | 1984-12-07 |
Family
ID=14811406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12144981A Expired JPS5950320B2 (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | サイクリツク−3′,5′−グアニル酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5950320B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62146846A (ja) * | 1985-12-18 | 1987-06-30 | Nippon Seimitsu Kogyo Kk | 自動原稿送り装置 |
-
1981
- 1981-08-04 JP JP12144981A patent/JPS5950320B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5823792A (ja) | 1983-02-12 |
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