JPS58136478A - インクジエツト用被記録材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は記録液による文字や因等の記録に用いる被配鍮
材ｃ以下、記録用紙とも略称する〕に関する。

従来、記録＊、つまにインクによる記録は、例えば、ペ
ン、万年筆中フェルトペン等の筆記具を用いて広く行な
われている。父、最近では所■、インクジェット記一方
式も山塊し、ここに１にて４％記鍮液が利用されている
。

因に、このインクジェット記一方式は１種々のインク吐
出方式（ｆＩ４えば、静電吸引方式、圧電素子を用いて
インクに機械的振動又は変位を与える方式、インタを加
熱して発泡させ、そＯと亀の圧力を利用する方式、等が
知られている。）によ抄、インク小滴（ｄｒｏｐｌｅｔ
　）を形成し、それ等の−ｍ着しく紘全部を紙等の被記
録材に付着させて紀嫌を行うものである。

この様に、液状のインクを用いてに２嫌するときに＃ｉ
、一般に、インクが記録用紙面に於て―んで印字がばけ
た抄しないことが必要であり、父、インクが紀罎後、可
及的速かに乾燥して不麓に用紙面を汚染しないこと、且
つ、用紙に足着したインク中の色素が色おちしないこと
が望ましい。

そして、とりわけ、繭紀インクジェット紀一方式に於て
は、 ■　紀罎漱（インク）の記録用紙への吸収が速かである
こと、 ■　藷に、多色又はフルカラー記録を行うとき、インク
・ドツトの重複があり友場合でも、後に付着したインク
が面に付着したドツトを乱したり、流出させないこと、 ■　インク滴が記録用紙面で拡散し、インクドツトの径
が紀嘩用紙上で必費以上に大きくならないこと、 ■　インクドツトの形が真円に近く、又、その周辺が清
らかであること、 ■　インクドツトの磯度が高く、ドツト周辺部がボケな
いこと、 ■　１嫌用紙の色が白く、インクドツトとのコントラス
トが大きいこと、 ■　インクの色が１罎用紙の如何により変化しないこと
、 ■　インクドツト周辺へのインクドロップの飛歇氷少な
いこと、 ■　１罎用紙の寸法変動（例えば、しわ、のび）が紀趣
＃後で少ないこと、 等々の＃硬水を満足させる必費がある。しかし、従来嘱
これ等のｌ！求を満足させるに紘、用いる１喝用紙の特
性に負う処が非常に大であることは理解されているが、
現実には、所−、サイジングしえ普通紙やコート紙の何
れに於て一１駅上の１１＃費求に応えるＩｉ度の１嫌用
紙は未だ見当らない状況にある。

即ち、サイジングした普通紙では、インクが祇一方向に
拡赦して、所−１′″参み”を生ずることは押えられる
が、逆に、インクの吸収性が悪化して、インク定着所要
時間が長くなると具に、インク同志の富豪があったとき
に異色のインクの混合が起きたり、インク・ドツトの不
賛な拡大や乱れが生ずる等の不都合がある。

又１、この様な不都合に−み、親水性僑ｆｉｒ血科を基
紙表面に塗布したコート紙が提案されている。

しかし、この様なコート紙によれば、インクの吸収は速
かであるが、インクドツトの径が大きくなりやすく、ド
ツトのｊ１辺がボケやすいし、父、吸ａ度の如何により
用紙の形状変化や寸法変化が大きい。

そして、このコート紙に於ては基紙からのコート材の剥
ＡｉＫより、記−品位が低下したり、用紙六面に一様な
物性のコート層を設けること自体が技術的に非常に困−
である等の不都合が見られる。

そこで、本発明の主目的は、成上の技術分野に於て従来
技術が解決し得なかった＃ｉ線題を全て満足させること
にある。とりわけ、本発明では、インクジ茎ット記録方
式による複数のカラーインクを用いたくフル）カラーＩ
Ｉ！Ｉｌｌ象の配縁に於ける成上の緒賛求をほとんど全
て満足させる高性ｉヒの被記録材（１罎用紙）を提供す
ることを目的としている。

而して、斯かる目的を造成する本発明の被記録＃は、イ
ンタの受存層として多孔性樹脂層を具えて成ることをＩ
ｆ＃倣とするものである。

以下、図示例及び実施例によって本発明を靜−に説明す
る。

第１図乃至第３図は、夫々、本発明の構成例を概説する
為の略−＃面図であり、図に於て、ｌは多孔性１１１ｉ
Ｉ層（フィルムを含む）を示し、２は多孔性樹脂層ｌと
同様の素材から成る樹脂層（フィルムを含む）であり、
３は基体であり、例えば、紙、布、多孔性樹脂、木材等
の吸液性多孔質材料や、樹脂、金属等の＠、液性のない
材料から成る。実際に、これ等の材料のうち、何れを基
体３として選定するかは、記暉目的中用途により異なる
。

本発明に於て、多孔性樹脂層ｌや樹脂層２を構成するｗ
脂として杜、＼成膜可能な水浴性或は、有Ｉａ溶剤町浴
性の樹脂の何れも使用可能である。

例えば、水浴性Ｉ＃脂としては、ポリビニルアルコール
、デンプン、カゼイン、アラビアゴム、上２テン、ポリ
アクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、ポリア
クリル戚ソーダ、アルギン、酸ソーダ、勢があり、有機
溶剤可溶性樹脂としては、ポリビニルブチ２−ル、ポリ
ビニルクロライド、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニト
リル、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルホルマー
ル、メラミン１１ｍ、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂
、ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂、等がある。

同、特に水溶性樹脂を用いるときＫは、吸湿による変□
形や、インクの表抜は麓が過大になる勢の不都合が生ず
ることもあるので、これ等の樹脂層１．２に対して更に
耐水化処理を施すこともある。

本発明に於て、多孔性ｗｍ層ｌを作成する方法としては
、 ■　熱や元で発泡する物置を樹脂中に加えて混練したも
のを成膜（成績）した後、これを加熱又は元雇射するこ
とにより樹脂ノー中にｆｉ泡によるｗＬ＃Ｉな孔を形成
する方法、 ■　樹脂中に水浴性無−塊ｆｉ（ガえｄ１塩化ナトナト
リウム微粒子を分散したものを成膜（成ｊｉ！ＩＩ）し
た後、水中に浸漬する等して前記無機４類を水に溶出さ
せて樹脂母体中に徽細な孔を形成する方法、 ■　−線中に、ゼオライト類、シリカ、ケイツク土等の
微粒子を分散したものｔ成ａｔ（成膜）した後、績性水
靜液に浸漬する等してｓ１紀微粒子を溶出させて樹脂母
体中に倣細な孔を形成する方法がある。

因に、■或は■の方法を採用するときの樹脂としては、
少なくとも水性＃液や酸性の水性ｆＩ液に雨解されない
ものであれば何れでも良い。参考のため、これ等の方法
に通した樹脂の例を挙げれば以下のとおりである。

ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル
、ポリ酢酸ビニル、セルロースアセテート、ポリビニル
ブチラール、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレン
・ブタジエ／ラテックス、アルキッド樹脂、ポリビニル
アルコール、ポリエステル樹脂、およびこれらの共重合
体等があげられる。

さらにこれら樹脂の可塑剤も添加できる。その例として
は、フタル酸ジブチル、アジピン鈑ジオクチル、ポリエ
チレングリコール、塩フイヒパ２フィン等である。

ところで、第１図の如く、ｋ２蝿用紙が多孔性樹脂層ｌ
のみから構成されるときには、インクの吸収量を増す丸
めに、その厚さをなるべく厚く（＃を略、数＜す程直に
）するのが良い。

父、第２図の様に記録用紙を構成する場合には、前記■
〜■の方法に於て、母体となる樹脂層の片面−に、気孔
（空孔）の発生源な偏在させておく。

更に、第３図々示の記録用紙を構成するには、別途、形
成した（一般には、５〜５０μ程度の厚さ）の多孔性１
１脂層ｌを任意の基体３の少なくとも片ｒｊｊＪ（両面
でめりても差支えない）に貼着する。

以上の様にして形成された多孔性樹脂層ｌには、多数の
孔（不図示）が互に密接してランク。

ムに３次元配列し、ここでは複数の死力ｌ連通して貫通
孔となっているものも多い。

これ等の孔の大きさく孔径）としては、毛管力が作用す
る程度が望ましく、略々数百人力Ｓら数ミクロンの範囲
咳於て設定される。

又、孔の形状は特に限定されない。そして、本発明では
、これ等の孔の大きさや形状尋は多孔性にする紬の樹脂
母体の成膜後の製造、加工条件をｖＩ４！１１乃至制御
することにより＃１ソ叙上の範囲に於て任意に変化させ
ること力量できる。

以上に説明した樹脂層ｌにインク力ｌ付着したときには
、インク中の色素（例えば、染料）力監前記樹脂層ｌの
ｗ盾部に選択的に吸着等して捕捉され、他方、インク中
の溶媒は前記した無数の孔内に毛管作用等によ抄吸収さ
れる。仁の様に、本発明で杜、インク中の色素が、記録
用紙のはソ最表域に捕捉されることになるので、呈色性
が極めて良好である。又、インク中の溶媒は、孔を介し
て速かに下層側、例えば、基体側に移行するので、記録
用紙の表面では、迅速にｗＬ掛上の乾燥状繍が得られる
。

＄Ｊ、本発明に於ては、インクドツトの定着が速かであ
り、インクドツトが記録用紙上で必豐以七に大きくなら
々いこと、しかも、インクドツトのｌ１１度が高く、ド
ツト周辺がボケないと舊うことに−しては、樹脂層１に
於ける孔の占有（体積）率が多大の影響を与える。この
様な事情から、本発明では、孔の占有率が極癩に減少す
ること、反対に、孔の占有央が極端に増大することは何
れも望ましくない。

つまり、前者の場合には、インクの吸収性が感化して、
インクの定着所要時間が増大すると百う欠点がある。又
、後者の場合には、インクの基体−への移行量が増大し
て、いわゆるインクの１に抜は魂象を生じたり、ドツト
形状が劣悪化する等の欠点が見られ不。従って、これ等
の態様は、本発明に於て避けることが望ましい。

ここで、ｆｌＫ詳しい実施例に就いて説明し、併せて本
発明の効果を例証する。

実施例１ 本記録用紙作成例 試料Ａ アクリル樹脂の５０重量にトルエン溶液（東亜合成化学
社製８ＫＹ−１）を１０重量部と、メチルエチルケトン
を６０重量部、１３ｘ型合成ゼオライト（Ｕ、Ｃ，Ｃ，
社製モレキュラーシープ１３Ｘ）の１μ粒子３０重量部
を混合し、ボールミルで３日間粉砕混合した。得られた
混合液をコーティングロッドパーを用いて鏡面圧したス
テンレス鋼板上にｌ−の厚さに塗布し乾燥し丸。乾燥し
たフィルムをステンレス鋼板から剥離し、このフィルム
をｐＨ３に調整したクエン酸水溶液中に２分間浸漬した
後、水洗、乾燥して、不透明な多孔性フィルムシートを
得た。

試料Ｂ アクリル樹脂の５０ｉｉｉ１１にトルエン溶液（東亜合
成化学社製５ＫＹ−１）を１０重量部と、メチルエチル
ケトンを６０重量部、１３Ｘ型合成ゼオライト（Ｕ、Ｃ
，Ｃ，社製モ轟キュラーシープ１３Ｘ）の１μ粒子３０
重緻部を混合し、ボールミルで３日間粉砕混合した。得
られた混合液をコーティングロッドパーを用いて１００
μ厚のアクリル樹脂フィルム上に５０μの厚さに塗布し
乾燥した。このフィルムを１））ｌ　３に調整したクエ
ン酸水溶液中に２分間浸漬し死後、水洗、乾燥して、不
透明な多孔性フィルムシートを得友。

試料Ｃ アクリル樹脂の５０重量％トルエン溶液（東亜合成化学
社ｇｓＫＹ−ｔ）を１０重量部と、メチルエチルケトン
を６０重量部、１３Ｘ型合成ゼオライト（Ｕ、Ｃ，Ｃ，
社製モレキュラーシーブ１３Ｘ）の１μ粒子３０１１ｔ
部を混合し、ボールミルで３日間粉砕混合した。得られ
た混合液をコーティングロッドパーを用いて＃１面にし
たステンレス鋼板上に５０μの厚さにａ！布し乾燥した
。

次に、これをｐＨ３に調整したクエン酸水溶液中に２分
間浸漬した後、水洗、乾燥して、ス人 テ／し語調板上に不透明な多孔性フィルムシートを作成
した。

このフィルムシートをステンレス鋼板から剥離した後、
基紙（坪量、６０ｔ／ｎＩ）の片面にヒートプレスしつ
つラミネートして記録用紙を得た。

この様にして得られた各試料に就いて、インクジェット
記録に於ける特性を比較検討した結果を下表−１にまと
めて示し友。尚、下表−１に於いて、ドツト濃度の測定
は、さくらマイクロブ／シトメーターＰＤＭ−５（小西
六写真工業社製）を使用し、巾３０μ、高さ３０μのス
リット巾、Ｘ軸方向の電動速度１０μ／ｍ、チャートの
送り速度１１７旗チャートに対する試料の送り速度比は
１００倍にて測定した結果である。

ドツト径は、印字ドツトの直径を実体顕微−で測定した
。

又、定着時間は、用いたインクジェットヘッドから一定
距離、離してゴムローラーを置き、紙送り速度を可変に
してインクドツトが前記ゴムローラーに接触する迄の時
間を変化させることができる様にした装置により、イン
クドツト発生時から前記ローラーにインク付着がなくな
る迄の時間を測定したものである。

又、ここで使用したインクジェット記録装置のインク吐
出口径（オリフィス径）は５０μであり、使用し死イン
クは下記の組成のものである。

インク物性； 粘度３．８ｃｐｓ（）！京計器製Ｅ型回転粘度計にて測
定） 表面謙力５２．４　ｄｙｎｅ　／ｃｓ　　（協和科学裂
吊板式表面張力針にて測定） 表−１ （ａｔ）　　：　ｊｌ−４１１ｔＥＩＩＩ４１に、打ｉ
亥ｈｔ４７７ドツ１殴（ｌＩＥり　　：　１ｌａｌｆ＋
拳 Ｏ・・　寿當に真 ０・・・真 夷−例２，３ ３ム蓋合成ゼオシイ）　（Ｕ、Ｃ，Ｃ，社製モレキュ２
−シープ３Ａ）ｉｏ重量薄、ジアセデルア竜チー）　１
０重量部、アセトン目Ｉ重量部、酢酸エチル２０重量部
を混合しゲール之ルで１日間粉砕混合した。得られた混
合液を＃Ｅ爾法により厚洗、乾燥して不Ｊ１明なフィル
ムシートを作成しえ。このフィルムシートを基紙（坪量
ｓｏｇ／ｙ）Ｏ片画にヒートプレスしつつラミネートし
て記録用紙を得え。この記―用紙に対し、下表−２に示
すインクを用いて実施例１と一様にインクジェット記録
を行った処、結果岐下表−２のとお争であった。

表−２ 岡、イ／り組成の欄に於ける（）内の数値は重量部数を
示したものであり、その他の数値及び符号等は全て実施
例１に準じたものでるる。

実施例４ 実施例１の試料０と同一〇記録用紙により、シアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックの各インクを用いてフルカ
ラー記録を行った所、定着時間、ドツト濃度、ドツト径
とも実施例１の試料０の場合とはｙ同等のものが得られ
、さらに各色が極めて鮮明で、しかも色再現性の良好な
フルカラー写真が再現できた。

実施例５ 実施例１で得た試料Ａ、Ｂ、Ｏ及び実施例２で得た記録
用紙に、夫々、市販の水性カラーペンで筆記した所、何
れに於ても、にじみがなくインクの吸収が速くて非常に
きれいな字が書は九〇 実施例６ 試料Ｄ カゼインの１１０重量−水溶液１００重量部と。

１３ＸＩｌｌゼオライト（Ｕ、Ｏ，Ｏ社製モレキュラー
ｙ−）ｘ３Ｘ）１ｉ末３０重量部と、コロイダルシリカ
（２０重量慢水溶液）１重量部を混合し。

ボールミルで３日間看砕混合した。得られ友混合液をコ
ーティングロッドパーを用いて１００の μｍアクリル樹脂フィルム上に４０μの厚さに塗布し職
燥し良。このフィルムＶｒｐＨ３に調整し九クエン酸水
溶液中に２分間浸漬し友後。

水洗、乾燥して、不透明な多孔性フィルムシートを得え
。

一フｌ３Ｘ）　粉末３０重量部と、コロイグルクリと 力（２０重量−水嬉液）２重量へを混合し、ボールミル
で３日間肴砕渦倉しえ。得られた混合液をブーティング
ロッドバーを用い′Ｃ表面を鏡画にし九ステンレス鋼板
上に５０μの厚さＫ］ＩｋｌＬ乾燥しえ。

次にこれをｐＨ３Ｋ調整し良クエン酸水溶液中に２分間
浸漬し友後、水洗、乾燥し、ステンレス鋼板上に不透明
な多孔性フィルムシートを作成し丸。

これら試料りおよび試料Ｅのフィルムシートを夫々、ア
クリル樹脂フィルム、ステンレス鋼板から＠嶋し友後、
基紙（坪量６０ｇ／→Ｏ片面にヒートプレスしつつラミ
ネートして２種の記録用紙を得え。この様にして得られ
た記録用紙に就いて、夫々、実施例１と同様のインクジ
ェット記録に於ける特性を比較検討し九結果、何れもｌ
Ｉ！施Ｉ’ｌｌの場合とはぼ同様に良好な結果を得た。

成上のとおり、本発明では、付着した記録液（インク）
が速かにその内１ｉＫａ収され、仮に１異色の記録液が
短時間内に同一箇所に重複して付着し良場合でも、記録
液の流れ出しや滲み出しの現象がなく、シかもイ／り・
ドツトの広がりを、画質の鮮明さを損わない程１に抑え
られるような特に、多色インクジェット記録に好適な被
記録材ｔ−提供す、ることができる〇更に１本発明では
、多孔性樹脂層が光散乱性である為、良好な白色背景が
得らｆ′Ｌる。従ってインクによるコントラスト良好な
鮮明なｍ像を記録することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、夫々１本発明の構成概説図て６る
。 図に於いて、ｌは多孔性樹脂層、２は樹脂層。 ３は基体である。 特許出願人　　キャノン株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記―液の受容層として多孔性樹脂層を具えて成ることを
   特徴とする被記録材。