JPH0576435B2 - - Google Patents

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JPH0576435B2
JPH0576435B2 JP60282218A JP28221885A JPH0576435B2 JP H0576435 B2 JPH0576435 B2 JP H0576435B2 JP 60282218 A JP60282218 A JP 60282218A JP 28221885 A JP28221885 A JP 28221885A JP H0576435 B2 JPH0576435 B2 JP H0576435B2
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JP
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recording
porous layer
recording material
parts
resin
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Masahiko Hikuma
Ryuichi Arai
Mamoru Sakaki
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Canon Inc
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Priority to EP86308152A priority patent/EP0227245B1/en
Priority to DE86308152T priority patent/DE3688970T2/de
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Publication of JPH0576435B2 publication Critical patent/JPH0576435B2/ja
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
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    • B41M5/502Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording characterised by structural details, e.g. multilayer materials
    • B41M5/506Intermediate layers
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    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/502Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording characterised by structural details, e.g. multilayer materials
    • B41M5/508Supports

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジエツト記録方法に好適な被
記録材、とりわけ記録液の吸収性と記録画像の色
彩性に優れたインクジエツト記録用被記録材に関
する。 〔従来の技術〕 従来、記録液を用いた記録方法、例えば、万年
筆、フエルトペン、ボールペンにより筆記、ペン
プロツター、インクジエツト記録装置による記録
に用いられる紙としては、上質紙、ボンド紙、筆
記用紙などの一般紙、或いはアート紙、キヤスコ
ート紙などのコート紙が挙げられる。 しかし、近年、インクジエツト記録装置やペン
プロツター等の記録機器の発達に伴い、前述した
従来の被記録材では充分な記録特性が得られてい
ない。 すなわち、従来とは比較にならない程の高速記
録と多色記録が行なわれるため、従来の被記録材
では、記録液の吸収性、同一箇所に複数の記録液
が付着した際の発色性、色彩性等が満足すべきレ
ベルまで到達していない。 これらの問題点を解決するために、インクジエ
ツト用紙に代表されるような多孔質のインク吸収
層を基材表面に有するコート紙が考案されてい
る。 例えば、特開昭60−214989号公報には、多孔質
インキ吸収性樹脂層を基板上に設けて成るシート
が記載されている。 このインキ吸収性層は、多孔質であり、内部に
細孔、亀裂を含んでいるため、インク吸収速度が
向上するというものである。 このように、多孔質インク吸収層を設けること
により、ある程度、インク吸収性を高めることは
可能であるが、多孔質であるがため、光拡散性を
有し、鮮明で光学濃度の高い画像及び光沢のある
画像が得られない。 また、インクの記録面から画像を観察するた
め、記録剤をできるだけ吸収層表面に残留せしめ
る構成をとつており、画像の耐水性等の耐久性、
保存性に劣ると云う欠点がある。 又、最近では、インクジエツト記録装置、ペン
プロツター等を用いた記録の高速化、高品位化が
進むにつれて、被記録材質に対しても飛躍的な記
録性能を有するものが要求されている。 即ち、記録液の吸収性、記録剤の発色性、記録
画像の画質、解像度、色彩性、記録画像濃度或い
は光沢等の記録性能すべてに於いて、従来よりも
格段に優れた被記録材が必要になつてきた。 〔発明の解決しようとする問題点〕 しかし、これらすべての記録特性を同時に満足
する被記録材が未だ得られていないのが現状であ
る。そこで、本発明の目的は、表面に光沢を有し
た記録画像の得られる被記録材を提供することに
ある。 さらに本発明の目的は、耐水性、対摩耗性、保
存性に優れた記録画像の得られる被記録材を提供
することにある。 さらに本発明の別の目的は、記録画像の高画
質、高光学濃度に優れた記録画像を得る記録方法
を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的は、以下の本発明によつて達成され
る。 すなわち本発明は、透光性基材上に、インク保
持性と光透過性を有する非孔質層と、通液性と光
拡散性を有する多孔質層とを順次積層した被記録
材であつて、且つ前記非孔質層がカチオン性樹脂
及び親水性ポリマーより選ばれる少なくとも一種
の樹脂を主体として構成されることを特徴とする
インクジエツト記録用被記録材である。 〔作 用〕 本発明は、記録面と観察面が同一である従来の
被記録材とは異なり、記録面と観察面とが表裏関
係にあることを主たる特徴としている。 即ち、本発明は、記録側である多孔質層側から
記録液を以つて記録を行い、その観察側である基
材側から記録画像を観察するものである。 従つて多孔質層は通液性を有し、その表面に付
着した記録液を速やかに吸収、透過せしめる機能
を有し、一方、非孔質層は、前記多孔質層から移
行してきた記録液もしくは記録剤を吸収、保持す
る機能を有するものである。 この際、多孔質層は、記録液中の液媒体に対し
て親和性が高くなければならないと同時に、記録
剤(染料、顔料等の着色剤及び発色性を有する材
料)に対しては、逆に親和性が低くなければなら
ない。 従つて、多孔質層は、記録液媒体に対して、濡
れ、浸透、拡散等の特性を持ち、記録剤に対し
て、吸着、浸透、反応等の特性を持たない材料を
選択して構成されなければならない。 他方、非孔質層は、多孔質層に一時的に吸収さ
れた記録液を吸収、捕捉するため、記録液に対す
る吸収力が多孔質層よりも強くなければならな
い。ここで言う吸収力とは、吸収速度と対比され
る言葉であつて、ちようどモーターのトルクと回
転数の関係に相当する。 従つて、非孔質層は、記録液媒体に対すると同
様に、記録剤に対しても高い親和性を有していな
ければならない。 以下、実施態様に基づき、本発明を詳細に説明
する。 本発明の被記録材は、支持体としての基材と、
該支持材上に形成された実質的に記録液あるいは
記録剤を吸収、捕捉する非孔質層と、非孔質層上
に形成された、記録液を直接受容し、通液性を有
し、実質的に記録剤を残留しない多孔質層より構
成される。 本発明に用いる基材としては、従来公知のもの
が使用でき、具体的には、ポリエステル樹脂、ジ
アセテート樹脂、トリアセテート樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリメタクリレート樹脂、セロハン、セル
ロイド、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリイミド樹脂等
のプラスチツクフイルム、板あるいはガラス板な
どが挙げられる。 尚、前述したとおり、本発明は、記録画像を記
録側とは反対に側から観察するものであるため
に、基材は透光性を有することが必要である。 又、使用する基材は、最終的に透光性を有して
いれば、基材に対しいかなる加工を施しても良
く、例えば、基材に所望の模様や光沢(適度のグ
ロスや絹目模様)を施すことが可能である。 更に、基材として耐水性、耐摩耗性、耐ブロツ
キング性を有するものを選択することによつて、
被記録材の画像観察面に耐水性、耐摩耗性、耐ブ
ロツキング性を付与することもできる。 本発明の被記録材を構成する多孔質層は、通液
性を有することが必要である。 本発明で言う通液性とは、記録液を速やかに通
過させ、多孔質層内に記録液中の記録剤を実質的
に残留せしめない性質を言う。 ここで、多孔質層とは、層内部に亀裂、連通孔
を有する層である。 また、前述したように、本発明では、記録面の
反対側から反射記録画像を観察するために、多孔
質層が光拡散性を有することが必要である。 上記の特性を満足するための多孔質層は、主と
して樹脂粒子と結着材とから構成される。 本発明で使用される樹脂粒子としては、記録剤
に対して非吸着性の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
等の有機顔料、例えば、ポリエチレン、ポリメタ
クリレート、エラストマー、エチレン−酢酸ビニ
ル重合体、スチレン−アクリル共重合体、ポリエ
ステル、ポリアクリル、ポリビニルエーテル等の
樹脂粉体及びエマツジヨンのうち少なくとも1種
が所望により使用される。 尚、本発明で使用される樹脂粒子は、上記の樹
脂粒子に限定されるものではなく、記録剤に対し
て非吸着性のものであれば、周知の材料でも構わ
ない。 また、使用する結着材は、上記樹脂粒子同志及
び非孔質層と結着させる機能を有するものであ
り、樹脂粒子と同様に、記録剤に対して非吸着性
であることが必要である。 結着材として好ましい材料は、前記の機能を有
するものであれば従来公知の材料がいずれも使用
でき、例えば、ポリビニルアルコール、アクリル
樹脂、スチレン−アクリル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、デンプン、ポリビニルブチ
ラール、ゼラチン、カゼイン、アイオノマー、ア
ラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、フエノ
ール、メラニン、エポキシ、スチレン−ブタジエ
ンゴム等の樹脂のうち1種以上が所望により使用
できる。 さらに、多孔質層としての前記機能を向上させ
るために、必要に応じて、各種の添加剤、例えば
界面活性剤、浸透剤等を多孔質層に添加しても良
い。 前記樹脂粒子と結着材との混合比(重量比)
は、樹脂粒子/結着材=1/2〜50/1の範囲が
好ましく、より好適には、3/1〜20/1の範囲
である。 この混合比が1/2以下の場合、多孔質層の亀
裂や連通孔が小さくなり、記録液の吸収効果が減
小してしまう。また、混合比が50/1以上の場
合、樹脂粒子同志又は非孔質層と樹脂粒子との接
着が十分でなくなり、多孔質層を形成しえなくな
る。 多孔質層の厚さは、記録液滴量にも依存する
が、好ましくは1〜200μmであり、より好適には
3〜50μmである。 次に、記録液又は記録剤を実質的に捕捉する非
孔質層は、多孔質層を通過してきた記録液を吸
収、捕捉し、実質的に恒久保持するものである。 非孔質層は、多孔質層よりも記録液の吸収力が
強いことが必要である。 というのは、非孔質層の吸収力が、多孔質層の
吸収力よりも弱い場合、多孔質層表面に付与され
た記録液が、多孔質層内を通過し、その記録液の
先端が非孔質層に到達した際に、多孔質層中に記
録液が滞留することになり、多孔質層と非孔質層
の界面で記録液が多孔質層内を横方向に浸透、拡
散していくことになる。その結果、記録像の解像
力が低下し、高品質の画像を形成しえなくなる。 また、前述のように、記録画像を記録面と反対
側から観察するため、非孔質層は光透過性である
ことが必要である。 上記の要求を満足する非孔質層は、記録剤を吸
着する光透過性樹脂及び記録液に対して溶解性、
膨潤性を有する光透過性樹脂のうち、少なくとも
一種の樹脂により構成されることが好ましい。 例えば、記録剤としては酸性染料又は直接染料
を含有する水系記録系を用いた場合、非孔質層
は、上記染料に対して吸着性を有するカチオン性
樹脂例えば、四級化されたポリアミン類及び水系
記録液に対して膨潤性を有する親水性ポリマーの
うち、少なくとも一種の樹脂により構成されるこ
とになる。 尚、非孔質層を構成する材料は、記録液を吸
収、捕捉し、保持する機能を有するものであれば
特に限定されるものではない。 非孔質層の厚さは、記録液を吸収、捕捉するの
に十分でれば良く、記録液滴量によつても異なる
が、好ましくは1〜50μmであり、より好適には
3〜20μmである。 基板上に非孔質層と多孔質層を形成する方法と
しては、上記で好適に挙げた材料を適当な溶剤に
溶解又は分散させて塗工液を調整し、該塗工液を
例えば、ロールコーテイング法、ロツドバーコー
テイング法、スプレーコーテイング法、エアナイ
フコーテイング法等の公知の方法により基板上に
塗工し、その後速やかに乾燥させる方法が好まし
く、前記の材料をホツトメルトコーテイング法あ
るいは前記の材料から一旦、単独のシートを形成
しておき、該シートを基板にラミネートする如き
の方法でも良い。 但し、基板上に非孔質層を設ける際には、基材
と非孔質層との密着を強固にし、空間をなくす必
要がある。 基材と非孔質層との間に空間が存在すると、記
録画像の表面が乱反射し、実質的画像光学濃度を
下げることになるので好ましくない。 本発明の被記録材を用いて画像を記録する手段
としては、万年筆、ボールペン、フエルトペン、
ペンプロツター、インクミスト、インクジエツ
ト、各種の印刷等、記録剤を含有する記録液を用
いた記録器具及び記録装置が挙げられる。 画像記録の高速性の観点から、インクジエツト
記録装置が好適である。 本発明の記録方法に用いる記録液は、従来公知
の水系及び油系の記録液を用いることができる
が、多孔質層に速やかに浸透し、非孔質層で速や
かに吸収、捕捉させるためには、記録液の粘度が
500cps以下であることが必要である。好ましく
は、粘度が100cps以下、好適には50cps以下であ
る。 又、火気に対する安全性や環境に対する耐汚染
性等を考慮すれば、水系の記録液が好ましい。 記録液に含有せしせる記録剤としては、従来の
公知の染料、顔料等の着色剤及び発色性を有する
材料を用いることができる。例えば、インクジエ
ツト記録に用いられる記録剤としては、直接染
料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食用色
素等に代表される水溶性染料が好ましい。 本発明の記録方法に於いて、記録面と観察面が
表裏関係にあるため、文字を印字する場合には、
従来とは異なり、鏡文字を印字できるような装置
を用いる必要がある。 〔実施例〕 以下、実施例に基づき、本発明を具体的に説明
する。 実施例 1 透光性基材としてポリエチレンテレフタレート
フイルム(厚さ100μm東レ(株)製)を使用し、この
基材上に下記組成物Aを乾燥膜厚8μmになるよう
にバーコーター法により塗工し、120℃、5分乾
燥炉内で乾燥した。 組成物A ・ポリビニルピロリドン(PVPK−90 GAF
製) <10%DMF溶液> 88部 ・ノボラツク型フエノール樹脂(レジトツプ
PSK−2320 群栄化学製) <10%DMF溶液> 12部 さらにその上に下記組成物Bを乾燥膜厚15μm
となるようにバーコーター法により塗工し80℃、
10分乾燥炉内で乾燥した。 組成物B 低密度ポリエチレン樹脂(ケミパールM−200
三井石油化学工業(株)製固形分40%粒径5μm)
100重量部 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(ケミパール
V−100三井石油化学工業(株)製固形分40%粒径
5μm) 10重量部 ポリオキシエチレンオクチルフエニルエーテル
(エマルケン810花王(株)製)0.2重量部 このようにして得られた被記録材は、白色の不
透明なものであつた。この被記録材に対して下記
4種のインクを用いて、発熱抵抗体でバブル
(泡)を発生させ、その圧力で記録液を吐出させ
るオンデマンド型インクジエツト記録ヘツドを有
する記録装置を使用してインクジエツト記録を実
施した。使用した4種の記録液の組成を表−1に
示す。このようにして得られた記録物に対して本
発明の目的に充分適合したものであるかどうかを
以下の方法にしたがつて試験し、評価した。 1) インク吸収性はインクジエツト記録後、記
録物を室温下で放置し、記録部に指で触れても
インクが指に付着せずに充分乾燥定着するまで
の時間を測定した。 2) 画像光学濃度(O.D)はマクベス濃度計
TR524を用いて黒インク記録部につき画像観
察面から測定した。 3) 画像表面光沢は、JIS Z 8741に基づき、
観察画像表面の45゜鏡面光沢を測定した。 4) 操作性は、記録画像を形成する際に、煩雑
な作業を必要としないものを〇、そうでないも
の×とした。 以上の結果から総合評価を行つた。その結果を
表−2に示す。 尚、総合評価においては、記録液の吸収が速や
かであり、インクジエツト記録適性に優れ、且つ
画像観察面の光沢性及記録画像の鮮明性、画像作
成時の操作性の良好なものを〇、インクジエツト
適性、画像観察表面の光沢、画像形成時の操作性
のうち、1つでも不十分なものがあるものを×と
した。 表−1 イエローインク(組成) C.I.ダイレクトイエロー86 2部 N−メチル−2−ピロリドン 10部 ジエチルグリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 15部 水 55部 マゼンタインク(組成) C.I.アシツドレツド35 2部 N−メチル−2−ピロリドン 10部 ジエチルグリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 15部 水 55部 シアンインク(組成) C.I.ダイレクトブルー86 2部 N−メチル−2−ピロリドン 10部 ジエチルグリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 15部 水 55部 ブラツクインク(組成) C.I.フードブラツク 2部 N−メチル−2−ピロリドン 10部 ジエチルグリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 15部 水 55部 実施例 2 透光性基材として実施例1で使用したポリエチ
レンテレフタレートフイルムを用い、この基材上
に下記組成物Cを乾燥膜厚5μmになるようにバー
コーター法により塗工し110℃、10分乾燥炉内で
乾燥した。 組成物C ・ポリビニルピロリドン(PVPK−90GAF製) <10%DMF溶液> 84部 ・スチレンノアクリル酸共重合体(オキシラツ
クSH−2100日本触媒化学製) <10%DMF溶液> 16部 さらにその上に下記組成物Dを乾燥膜厚20μm
となるようにバーコーター法により塗工し、80
℃、10分乾操炉内で乾燥した。 組成物D ポリメタアクリレート樹脂(フイクロスフエア
M松本油脂(株)製平均粒径10μm) 100重量部 アイオノマー樹脂(ケミパールSA−100三井石
油化学工業(株)製固形分35%) 30重量部 ソジウムジオクチルスルフオサクシネート(ペ
レツクスOT−P花王(株)製固形分70%)
0.15重量部 水 20重量部 このようにして得られた被記録材は白色の不透
明なものであつた。この被記録材に対し、実施例
1と同様のインクジエツト記録を実施した。 また、実施例1の方法にしたがつて被記録材の
評価を行つた。以上の結果を表−2に示した。 実施例 3 透光性基材として実施例1で使用したポリエチ
レンテレフタレートフイルムを用い、この基材上
に下記組成物Eを乾燥膜厚10μmとなるようにバ
ーコーター法により塗工し100℃、12分乾燥炉内
で乾燥した。 組成物E ・櫛型ポリマー(LHM−108、綜研化学製) <25%メトセロ溶液> 60重量部 ・メチルビニルエーテル/無水マレイン酸モノ
エチルエステル(Gantrez ES−425 GAF製) <10%水/エタノール溶液> 40重量部 *主鎖(2−ヒドロキシエチルメタアクリレ
ート64部とジメチルアクリルアミド16部とのコ
ポリマー)80部に対し、20部のMMAマクロマ
ーをグラフト重合したもの さらにその上に下記組成物Fを乾燥膜厚10μm
なるようにバーコーター法により塗工し、70℃、
10分間乾燥炉内で乾燥した。 組成物F 熱可塑性エラストマー樹脂(ケミパールA−
100三井石油化学工業(株)固形分40%、粒径5μm)
100重量部 アイオノマー樹脂(ケミパールSA−100三井石
油化学工業(株)固形分35%) 10重量部 ポリオキシエチレン(エマルゲンA−500花王
(株)製 0.2重量部 実施例 4 テフロンフイルム上に実施例3で用いた組成物
F及び組成物Fを実施例3と同様の方法で形成さ
せた後テフロンフイルムをはく離して白色不透明
な被記録材を得たこの被記録材に対し、実施例1
と同様のインクジエツト記録を実施した。 また実施例1の方法にしたがつて被記録材の評
価を行つた。 以上の結果を表−2に示した。 比較例 1 市販のインクジエツト用紙(IJマツトコート紙
NM三菱製紙(株)製)を被記録材として使用して実
施例1と同様のインクジエツト記録を実施した。
また実施例1の方法にしたがつて被記録材の評価
を行つた。以上の結果を表−2に示した。 比較例 2 比較例1で用いたインクジエツト用紙を被記録
材として使用して実施例1と同様のインクジエツ
ト記録を実施した後、ラミネーター(MSラミペ
ツトL−230明光商会(株)製)を用いてラミネート
用フイルム(MSパウチフイルム100μm明光商会
(株)製)を画像記録面にラミネートした。このもの
と実施例1の方法にしたがつて評価を行つた。以
上の結果を表−2に示した。 比較例 3 市販の光沢紙(SA金藤スーパーアート神崎製
紙(株))を被記録材として使用して、実施例1と同
様のインクジエツト記録を実施した。また実施例
1の方法にしたがつて被記録材の評価を行つた。
以上の結果を表−2に示した。
【表】 比較実験 (1) 比較用の被記録材の作成 比較用の被記録材(c)及び(d)を以下の様に作成
した。 被記録材(c):コロナ処理をした厚さ75μmのポ
リエチレンテレフタレートフイルム
(K1506、東洋紡績製)に、ポリビニルアル
コール(PVA−117、クラレ製)15部、コロ
イダルシリカ(スノーテツクスN、日産化学
製;屈折率1.45)100部よりなる固形分20%
の塗布液を固形分で片面15g/m2になるよう
にエアーナイフコーターで塗布し、塗布後
100℃、10分後の条件で乾燥して比較用の被
記録材(c)を作成した。 被記録材(d):被記録材(c)のインク受理層(塗布
層)の上に、酸化チタン(タイペークW−
10、石原産業製)100部、ポリビニルアルコ
ール(PVA−117、クラレ製)10部よりなる
固形分20%の塗布液を固形分で3g/m2にな
るようにエアーナイフコーターで塗布し、塗
布後100℃、10分の条件で乾燥して比較用の
被記録材(d)を作成した。 (2) 実験方法 本発明の被記録材として実施例1で作成した
被記録材(以下、被記録材(a)という)及び実施
例2で作成した被記録材(以下、被記録材(b)と
いう)を用い、また、比較用の被記録材として
上記被記録材(c)及び(d)を用いた。 上記被記録材(a)〜(d)に、カラーバブルジエツ
トコピアPIXEL PRO(キヤノン(株)製)を用い
て、ベタ印字を行つた。尚、前記ベタ印字は記
録密度([印字されたドツト数/印字可能な全
ドツト数]×100%)を変えて行い、6%、19
%、31%、44%、63%、75%、88%、100%の
全部で8種類のベタ印字領域を形成した。また
印字密度の異なる前記8種類のベタ印字領域
は、互いに、縦16ドツト分の間隔をおいて印字
された。上記のベタ印字を、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラツクの各色について行つ
た。 以上の印字物に対して、イ)インク吸収性、
ロ)記録画像濃度、ハ)解像度についての評価
を行つた。 (3) 評価方法 イ) 記録密度100%の上記イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラツク全ての印字領域につい
て、印字5秒後に印字面をこすることによつ
て、インクのこすり跡が生じた物を×、イン
クのこすり跡がわずかに認められた物を△、
インクのこすり跡のなかつた物を〇として評
価した。 ロ) 記録密度100%の上記ブラツクの印字領
域の反射濃度(画像濃度)を、画像観察面側
(インク付与面とは反対側)からマクベス
RD・918を用いて測定した。 ハ) 上記マゼンタ印字領域に関し、記録密度
が6%の印字領域と19%の印字領域との間隔
(未印字領域の幅)Aと、記録密度88%の印
字領域と100%の印字領域との間隔(未印字
領域の幅)Bとを測ることで解像度の評価を
行つた。(インクの滲みが大きいほど上記間
隔A、Bは小さくなる。即ち、上記A、B値
が小さくなるほど、解像度が低下したことを
示す。) (4) 実験結果を下記表−3に示す。
〔効 果〕
以上のように構成される本発明の被記録材は、
一般の紙のように、記録液を以つて記録した画か
ら記録画像を観察することが不可能ではないが、
記録面とは反対側の面、すなわち基材側から記録
画像を観察することにより、従来では得られなか
つた優れた効果を有している。すなわち、非孔質
層が透光性を有することにより、画像観察面側で
の拡散反射が少なくなり、紙等の多孔性シートに
記録液を以て記録した場合には実現できなかつた
高い画像光学濃度が得られる。 また、記録面となる多孔質層が通液性を有し、
且つ光拡散性を有することにより、記録液の吸収
性及び記録画像の解像度が向上し、鮮明な記録画
像を提供することができる。 さらに、支持体として透光性基材を用いている
ので基材が光透過性を有することに基づく前記の
効果に加えて、記録画像に光沢、耐水性、耐候
性、耐摩耗性が付与される。 本発明の被記録材は、記録画像表面に透明性フ
イルムをラミネートする従来の方法に比して、記
録画像の光学濃度、記録画像作成時の操作性の面
で格段に優れたものである。 以上のように、本発明は、記録液の吸収性、記
録画像の光学濃度、解像度、光沢性、耐水性、耐
光性、耐摩耗性、記録画像作成時の操作性に優れ
た効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透光性基材上に、インク保持性と光透過性を
    有する非孔質層と、通液性と光拡散性を有する多
    孔質層とを順次積層した被記録材であつて、且つ
    前記非孔質層がカチオン性樹脂及び親水性ポリマ
    ーより選ばれる少なくとも一種の樹脂を主体とし
    て構成されることを特徴とするインクジエツト記
    録用被記録材。 2 該多孔質層が、樹脂粒子と結着材を主体とし
    て構成される特許請求の範囲第1項記載のインク
    ジエツト記録用被記録材。 3 該非孔質層が該多孔質層よりインク吸収力が
    強い特許請求の範囲第1項記載のインクジエツト
    記録用被記録材。 4 該多孔質層が、連通孔を有する特許請求の範
    囲第1項記載のインクジエツト記録用被記録材。 5 該多孔質層が、亀裂を内在する特許請求の範
    囲第1項記載のインクジエツト記録用被記録材。
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