JPS58131950A - 6−デオキシテトラサイクリンの製法 - Google Patents

6−デオキシテトラサイクリンの製法

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JPS58131950A
JPS58131950A JP1121483A JP1121483A JPS58131950A JP S58131950 A JPS58131950 A JP S58131950A JP 1121483 A JP1121483 A JP 1121483A JP 1121483 A JP1121483 A JP 1121483A JP S58131950 A JPS58131950 A JP S58131950A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は6−ジオキシテトラサイクリンな製造する新
規かつ改良された方法に関する。さらに詳しくは、触媒
量のロジウム金属および6−ジメチル−6−ブオキシー
6−メチレンテトラサイクリ/を含有する反応不活性溶
媒媒体中に水素を導入する方法における改良、すなわち
ホスフィンおよび促進剤を媒体に添加することからなる
改良に関する。この方法によれは、llα−X−6−ジ
メチル−6−ブオキシー6−メチレンテトラ扶イクリン
(ここでXは水素、クロルまたはフルオルである)が6
−ジオキシテトラサイクリンへ畠(−″に0合で転化し
、α−6−ジオキシテトラサイクリ/対β−6−ジオキ
シテトラサイクリンの比が大きく、分解生成物の形成が
最小限となる。
米国特許8,200.149は一般にα−6−デオキ7
テトラサイクリ/として示される新規なテトラサイクリ
ン化合物群を述べ、特許請求している。
米国特許8,200,149のα−6−ジオキシテトラ
サイクリン製造方法は貴金属(ロジウムを含む)で6−
ジメチル−6−ブオキシー6−メチレンテトラサイクリ
ンを水素化し、相当するα−6−ジオキシテトラサイク
リンおよびβ−6−ジオキシテトラサイクリンを含有す
る混合物を製造することを包含していや。この反応混合
物を分離して所望のα−異性体を得る。好適操作条件下
では、この方法はα一対β−異性体約1=1までの混合
物を生成できる。α−異性体、特にα−6−チオキノ−
5−オキシテトラサイクリ/は相当するβ−異性体より
高い次元の活性があるという観点からすれば、異性体の
混合物自体の収量の低下を伴なわないα一対β−異性体
比の有意の改善は重要である。
α一対β−異性体比の改善と異性体混合物の収量の増加
をもたらすα−デメチル−6−ジオキシ−6−メチレン
テトラサイクリンの貴金鴇触媒による水素化改良方法は
米国特許第8,444,198号に記載されている。こ
の方法は反応を一酸化炭素キノリンー硫黄または種々の
チオウレア誘導体のいずれか1つで活性を弱めた貴金属
触媒の存在下に行うことからなる。金属触媒の毒に対す
る感受性はMaxtedによって示されている( Ad
υαn。
Catalysis  8 、129.1951 )o
窒素、燐、酸素および硫黄化合物を含む元素周期律表の
V−AおよびVl−A族の元素の種々の化合物が毒とし
て議論されている。
不飽和炭化水素を、液体媒体に溶解させた1つあるいは
それ以上の三級ホスフィンリガンドを含むパラジウムま
たは白金のゼロ価化合物の存在下に水素と接触させるこ
とによる、不飽和炭化水素(アセチレンおよびオレフィ
ン類)を不活性均一液体媒体中で水素化することは米国
特許3,468,880に記載されている。ゼロ価のパ
ラジウムまたは白金化合物は通常過剰の三級ホスフィン
の存在下に二価のパラジウムまたは白金化合物をヒドラ
ジンで還元することによって製造される。
ドイツ特許出願公開第2.808,227号公報にハ、
トリス−() IJフェニルホスフィン)クロルロジウ
ムを触媒として使用する均一触媒による水素化によって
α−6−ジオキシテトラサイクリンを製造することが述
べられている。触媒は、あらかじめ形成させておくこと
あるいは塩化ロジウムおよびトリフェニルホスフィ/ま
たは他のりが/ドを適当な溶媒中に適当な6−ジメチル
−6−ブオキシー6−メチレンテトラサイクリン化合物
といっしょに水素導入前に溶解させることによって反応
混合物(インジツツ(in 5itrt、))中で形成
させることもできる。触媒をインジツツで製造する場合
は、トリフェニルホスフィンまたは他のりがンド対ロジ
ウム(当初塩化ロジウムとして存在)のモル比が1:1
より小であると、所望のα−エピマーよりむしろβ−エ
ピマーを主として生成する不均一触媒として作用する粉
末化された形の金属の沈積が生じることが報告されてい
る。トリフェニルホスフィンまたは他のりがンド対金属
のモル比が3:lより犬であれば、化合物の不完全な転
化と減少した収量の所望の生成物しかもたらさない均一
触媒であると報告されている。
トリス(トリフェニルホスフィン)クロロロジウムを触
媒として使用してメチレンシクロヘキサ7 (Augu
stine他、Ann、 Y、 Y、 Acad、 S
ci。
1.482−91.1969);コロノビリン(Rue
sch他、Tetrahedron  Li。
807−11.1969);およびセイケレンの立体選
択的全合成における中間体(Piers他、告されてい
る。
触媒量のロジウム金属および式l (式中Xは水素、クロルまたはフルオルであり、Rは水
素またはヒドロキシ基である。)の化合物およびその酸
付加塩および多価金属塩からなる群から選択される11
α−X−6−ジメチル−6−ブオキシー6−メチレンテ
トラサイクリンを含有する反応不活性溶媒媒体中に、適
当な温度および圧力で、6−メチレン基の還元が生じる
まで水素を導入することからなる方法は、触媒および6
−メチレンテトラサイクリン反応体を含有する反応不活
性溶媒媒体中にホスフィンと促進剤を存在させることに
よって著しく改善されることがわかった。
この発明の方法によれば、式■の化合物またはその塩、
触媒量のロジウム金属、促進剤およびホスフィンを含有
する反応不活性溶媒媒体中に水素が導入される。
その後、生成したα一対β−混合物を触媒除去と溶媒媒
体からの該混合物の回収を含む従来方法によって回収す
る。次いでこの混合物をクロマトグラフィーまたは他の
公知方法に付す。たとえばJ、 Am、Chem、So
c、 84.2648−5 [1963)に記載されて
いるようにスルホサリチル酸を添加して主としてα−異
性体を沈殿させる。典型的分離方法は下記例に述べであ
る。
反応不活性溶媒媒体とは、11α−X−6−メチレンテ
トラサイクリン反応体にとって溶媒または適当な懸濁剤
であって、水素添加条件下に安定であり、触媒の効果を
妨げず、抗生物質に影響を与えない媒体ならどれでもよ
い。極性有機溶媒が一般に適当であり、米国特許8,2
00,149および8.444,198に述べられであ
るものである。これらの特許の方法の場合のように、塩
基性媒体は分解を促進し、所望の生成物の収量を減少さ
せるので望ましくない。
メタノール、エタノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジオキサン、ホルムアミド、各アルキル基の炭素数
1−−4のモノアルキル−およびジアルキルホルムアミ
ド(たとえばN−メチルアセトアミド、N、N−ジメチ
ルアセトアミド、N−メチル、N−アセチルホルムアミ
ド、N、N−ジエチルアセトアミド)、ピロリド/、N
−メチル−2−ピロリドン、l−メチル−2−ピロリド
/−4−カルボン酸メチル、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、2−メトキシエタノール、2−エト
キシエタノール、アセトニトリル、酢酸、テトラメチル
尿素、テトラヒドロフランおよびγ−ブチロラクトンな
どの広範囲反応媒体中においてすぐれた結果が達成され
る。
これらの溶媒の混合物も使用できる。この反応のために
好適な溶媒はメチルホルムアミド、N−メチルアセトア
ミド、l−メチル−2−ピロリドン−4−カルボン酸メ
チル、およびテトラメチル尿素であり、特に好適なのは
メタノールおよびN−メチルー2−ピロリドンである。
そのような溶媒は約5〜80容量チの水を含有するとき
最良の結果をしばしば与える。
上記溶媒の特に有利な点は次の如くである:(1)ホス
フィンの添加前であってもロジウム金属が安定である。
しかし、メタノールのような溶媒が使用される場合は触
媒減成の可能性を避けるためにホスフィンをすばやく導
入することが望ましい0 (2)同じ触媒でもロットが異なれはその機能に変化を
示すことは触媒の分野でよく仰られている。
しかし、上記媒体中では、いわゆる劣った触媒バッチで
さえも満足のいく高い生成物収量を与えることがわかっ
た。
(8)これらの媒体は高い可溶性を有するので80重量
%以上の特別に高い基質濃度を使用できる。
(→ これらの媒体は、触媒対基質の比較的低い重量比
、しばしば約l:2以下の比で最適の結果を与える。
(5)これらの媒体では、基質の特に高い転化率、高収
量のα−異性体およびα−異性体の主たる生成が達成さ
れる。
(6)高い質のα−異性体を回収し易い。
テトラサイクリンタイプの抗生物質の他水素添加方法と
同様、温度は適当な反応速度を促進するのに充分高く、
所望でない副生成物の生成を促進するほど高くならなけ
れば特に重要な条件ではない。一般に、約θ℃〜約10
0℃の温度が使用できる。この温度範囲の下限部、たと
えば約10℃以下においては、反応はあまりにゆっくり
で実施上の価値がなくなり、上限部たとえば約95℃以
上では反応体と生成物の分解が生じる。約25°Cから
約90℃の温度が好ましい。この範囲内では、約70°
C〜90℃の温度が特に好適である。
この発明において触媒として使用されるロジウム金属は
担持されていてもされていなくてもよい。
適当な触媒相持体の例は、炭素、シリカ、アルミナおよ
び硫酸バリウムである。ロジウムは担持された形、で使
用するのがよい。たとえば炎上ロンウム、硫酸バリウム
上ロジウム、炭酸バリウム上ロジウムおよびアルミナ上
ロジウムである。特に好適な形は炎上5%ロジウムであ
る。ここで使用される”触媒量”なる表現はテトラサイ
クリンタイプの化合物の水素添加の熟練者によく理解で
きよう。典型的量は例に記述のとおりである。最良の結
果は通常基質1部当り乾燥重量で約0.0001〜2重
量部の触媒(金属)によって達成されるが、もつと多く
の触媒あるいはもつと少ない量の触媒を使用してもよい
。典型的な例として、触媒対11a−、Y−6−メチレ
ンテトラサイクリン化合物のモル比1:8を使用できる
。好適な触媒である炭−Fロジウムは、炎上5%ロジウ
ム(乾燥重量)を含有する50チ湿(水で湿った)混合
物として市販のものから入手でき、この形で使用するの
が好都合である。
水素添加の間使用される圧力は気圧以下から2000 
psiまであるいは適当な装置が入手できればそれより
高圧までにわたることができる。気圧以下100 rt
rmH9までの圧力あるいはそれ以下の圧力も使用でき
なくはないが、反応速度と有利性についていえば、1気
圧あるいはそれ以上の水素圧が通常好適である。一般に
、約10’00 psiまでの範囲の圧力が、合理的な
時間内に水素添加を促進するので全面的に好適である。
還元されるべき11α−X−6−メチレンテトラサイク
リン化合物は無定形、多価金属塩錯体(たとえばカルシ
ウム、バリウム、亜鉛、マグネシウム)またはその医薬
として適当なあるいは不適当な酸付加塩の形でもよい。
医薬として適当な塩の中には鉱酸塩があり、塩酸塩、ヨ
ウ酸塩、臭酸塩、燐酸塩、メタ燐酸塩、硝酸塩および硫
酸塩である。
酒石酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、安息香酸、グリコ
ール酸、グルコン酸、コハク酸、アリールスルホン酸、
たとえばp−トルエンスルホノ酸、スルホサリチル酸等
、のような有機酸の塩も含まれる。医薬として適当でな
い酸付加−塩はフッ酸および過塩素酸の塩である。
11α−X−6−メチレンテトラサイクリン化合物(式
I)は酸付加塩として使用するのが好ましい。好ましい
塩は塩酸塩、スルホサリチル酸塩、p−トルエンスルホ
ン酸塩、過塩素酸塩および過はう素酸塩である。
これらの塩はあらかじめ形成してお(ことあるいは、適
当な酸の等モル量を11α−X−6−メチレンテトラサ
イクリン塩基を含有する反応混合物に添加して酸付加塩
を形成することによってインジツツで形成することもで
きる。水素添加反応および所望のα−エピマーの収量は
、11α−X−6−メチレンテトラサイクリン反応体と
の酸付加塩を形成するに要する以上の過剰の酸の存在に
よって予期せぬほど改善される。つまり、酸対11α−
X−6−メチレンテドラサイクリ/塩基の1=1より大
なるモル比が反応速度と収量を促進する作用を生じるら
しい。過剰の酸、すなわち、11α−X−6−メチレン
テトラサイクリン塩基の酸付加塩を形成するに要する以
上に存在する酸の量は11α−X−6−メチレンテトラ
サイクリンの酸付加塩を形成するのに使用される量と同
じでも異なっていてもよい。重要なのは、存在する酸総
量が酸対11α−X−6−メチレンテトラサイクリン塩
基の総モル比を約1.1〜2.0とするような精である
ことである。他には、6−メチレンテトラサイクリン酸
付加塩1モル当り約0.1〜約1.0モル過剰の酸が好
ましい。酸対11α−X−6−メチレ/テトラサイクリ
ン塩基の総モル比が約1.5〜約2.0であることが好
ましい。もつと大きなモル比;たとえば11α−X−6
−メチレンテトラサイクリン塩基1モル当り酸5モルま
でのモル比でさえ、この方法に損失を与えない。p−)
ルエンスルホン酸および塩酸が特に促進剤として有用で
ある。
本発明で使用する酸はアニオンの種類を問わず、プロト
ンを提供できるものならばいずれの酸でもよい。
他の物質も反応に促進効果を有する。上述の酸に加えて
塩化第一錫は顕著な促進効果、上記過剰の酸によって観
察される効果以上のものを示すことがわかった。−組の
条件下に塩化第一錫を使用すると、反応を促進するとい
う点ではp−トルエンスルホン酸より効果的であるよう
にみえる。白金、カドミウム、銀、鉛、銅、ナトリウム
および水銀の塩化物のような他の金属塩化物も、塩化物
が存在する反応にとって有用な促進剤である。ルイス酸
は反応の促進剤として機能するらしい。
そのような促進剤は一般に、使用された11α−X−6
−メチレンテトラサイクリン酸付加塩1モル当り約0.
1モル−約5モルのレベルで使用される。これより高い
レベルで使用しても価値がな(・。
好適な範囲は、6−メチレンテトラサイクリン酸付加塩
1モル当り約0.1〜約1.0モルである。この発明の
改良方法において価値あるホスフィンは弐R,R2H,
P のホスフィンである。ただし、式中R1およびR2
は各々、フェニルおよび置換フェニルからなる群から選
択され、置換基は)・口、低級アルコキシ、シフチルア
ミノおよび低級アルキルからなる群から選択され;R3
はR1、水素および低級アルキルからなる群から選択さ
れる。好適なホスフィンは、他のホスフィンに比べて入
手し易さ、経済性の点で第一にトリフェニルホスフィン
である。
6低級アルコキシ”および6低級アルキル!&マ炭素数
1−4のアルコキシおよびアルキル基をいう。
この発明の好適具体例は、11α−クロル誘導体の酸付
加塩を反応不活性溶媒;たとえば、メタノール、中、炎
上5係ロジウム上で、気圧以下の圧力ないし気圧以上の
圧力および約θ℃〜約60℃の温度で水素添加すること
からなる。11α−説・・ロゲン化だけを行うために充
分な水素が導入される。11α−クロル誘導体の好適塩
はp−)ルエンスルホン酸塩、過塩素酸塩および過はう
素酸塩である。これらの塩は、上述のように11α−デ
スクロル化合物のそれらの塩が、次につづく6−メチレ
ン基の水素添加において特に価値があるらしいので好適
である。11α−説塩素化のための価値ある他の塩は塩
酸塩およびスルホサリチル酸塩である。
この方法は、llα−説塩素化された化合物の反応混合
物が最終水素添加段階のための好適触媒の1部を含有す
るので大規模反応に特に好適である。
さらに、11α−デスノ・口化合物に転化されるlla
−クロル化合物と等モル量の酸が生成し、さらに酸を加
える必要がなくなる。次いで残りのロジウム触媒(炎上
ロジウムが好ましい)および適当なホスフィン、好マし
くはトリフェニルホスフィンを加えて反応を続行するこ
とのみ必要である。
適当な11α−クロル誘導体から出発することについて
さらに1つの利点は、脱ハロゲン化されていない11α
−クロル反応体のいずれかを次の段階まで繰越してさら
に脱ハロゲン化が生じる機会を与えるということである
上記方法は式■の化合物から出発する6ワンポツト”方
法として行なわれる場合、脱ハロゲン化は接触還元によ
って達成される。使用される触媒、好ましくは炎上5チ
ロジウムの量は触媒量であり、この表現は上述の定義を
有する。適当な溶媒は、低級アルカノール、たとえば、
メタノール、エタノールおよび6−メチレン基の水素添
加と関連して列挙した上記のような他の種々の溶媒であ
る。
次いで脱ハロゲン化反応混合物にさらに触媒、たとえば
炎上5チパラジウムを加える。この時点で加えられる触
媒の量は広(変化させることができる。たとえば、脱ハ
ロゲン化段階で使用される量の1ないし50倍である。
経済的理由から、実際には脱ハロゲン化段階で使用した
触媒量の約2〜約25倍を追加の触媒として加える。他
の方法としては、反応全体で使用されるロジウムの′す
べてを脱ハロゲン化段階で加え、水素添加段階では適当
なホスフィンだけを加えればすむようにできる。しかし
、ロジウムを方法全体の各段階で加えるのが好ましい;
総量の約25%〜約50係を11α−説ハロゲン化段階
に加え、残りの部分を水素添加段階に加える。
ホスフィンは脱ハロゲン化前に反応混合物に加えること
もできる。しかし、この場合得られる6−ジオキシテト
ラサイクリンの収量は、ホスフィンを脱ハロゲン化段階
後、すなわち、存在する11α−ハロテトラサイクリン
1モル当り約1モルの水素の反応後に加えたとき得られ
る収量より少ない。
加えられるホスフィン、好ましくはトリフェニルホスフ
ィンの量も広く変化させることができる。
この発明の方法ではホスフィン対貴金属触媒のモル比約
2〜約lOが満足し得るものである。有利なモル比は約
3−9であり;好適比は使用された貴金属98モル当り
約8〜約6モルのホスフィンである。
この発明のさらに好適具体例は適当な11α−クロル−
6−fメチル−6−ジオキシ−6−メチレンテトラサイ
クリンを第三級ホスフィンで処理することによって11
α−説クロル化することからなる。第二級ホスフィンま
たは第三級亜燐酸塩も使用できる。第三級ホスフィン、
特にアリール基がフェニルまたは上記定義の置換フェニ
ルである第三級アリールホスフィンがよい収量を与える
ので好適である。
この方法は、11α−クロル化合物が一般に単離される
形であるので、llα−クロル−6−ジメチル−6−ブ
オキシー6−メチレンテトラサイクリンを塩酸塩または
p−)ルエンスルホン酸塩トして、11α−クロル化合
物モル当り約1〜約8モルのホスフィ/のモル割合で処
理することからなる。
この反応は、水および低級アルカノール(好ましくはメ
タノールまたはエタノール)のようなヒドロキシ基含有
溶媒中で約20℃ないし溶媒系の沸点の温度で8時間ま
で行なわれる。このデスハロ化合物を含有する反応混合
物に、触媒量の賞金属および上記定義の適当なホスフィ
ンを加えた。次いで水素をこの系に導入し、11(Z−
デスハロ化合物の水素添加を上記の方法で行なう。
この反応混合物を、テトラヒドロ7ランー水(95−5
)の溶媒系を使用してpH6に緩衝化したシリカゲルプ
レート上での薄層クロマトグラフィーによって反応のお
およその進行とα一対β−異性体のおおよその収量を監
視、検査する。プレートをアンモニアで展開し、紫外線
1366mμ)で可視化する。反応の程度と収量をもつ
と正確に測定することは高圧液体クロマトグラフィーに
よって達成される。これは、クロマトロニックス(Ch
romatronix)  8100クロマトグラフ(
Chromatroniz Inc、バークレイ、カリ
フォルニア州)を使用することによって達成される。使
用されるカラムはデュポンサックス(DrbponSA
X)、すなわち1重量%の四級アンモニウムで置換され
たメタアクリレートポリマーで被榎した6ジバツクス(
Zipax)”(ウイルミングトン、プラウエア、E、
1. Dupont Penemows & Co、S
nc  の登録商標)を充填した2mX2.1+onO
カラムである。
溶媒系は0.0OA/エチレンジアミン四酢酸十酢酸で
7)H6,0に調節した0、005M酢酸ナトリウムで
ある。12501bsの圧力(分当り9.5RIに等し
い)が使用される。この装置は12trLμの注入バル
ブを有する。
参考例1 パル(parr)装置の容器に炎上5%ロジウム(2,
88gの50チの湿潤材料; 0.70ミリモルのロジ
ウム)、トリフェニルホスフィン(0,55、!i+、
2.1ミリモル)およびN−メチル−2−ピロリドン(
101+1/)を入れた。この混合物を0.5時間70
℃でl□psiの窒素下に振とうし、この時間の終りに
N−メチル−2−ピロリドン(4ON!/)中6−ゾメ
チルー6−デオキンー6−メチレンー5−ヒドロキシテ
トラサイクリン塩酸塩(3,? Og、7.7ミリモル
)および塩化第一錫(0,329F、1.5ミリモル)
を注射器によって容器中((加えた。次いで容器を50
 psiの水素で充たし、−晩70℃で18時間振とう
した。反応混合物の薄層クロマトグラフィーは、反応が
完了して96チα−および4チβ−6−ジオキシ−5−
ヒドロキシテトラサイクリンを得ていることを示した。
得られた生成物は3.7gであった。このうちα体は8
.55g、β体は0.11であった。
薄層クロマトグラフィーはシリカゲルプレート上、で行
なわれた。これらのプレートはpH6,0の燐酸塩−ク
エン酸緩衝液で飽和するまで噴霧し、乾燥することによ
って調製される。’95 %テトラヒドロフランー5%
水の系を加え、プレートをアンモニア中で展開し、86
6mμの紫外線下に可視化する。この系において、6−
ジメチル−6−ブオキシー〇−メチレン−5−ヒドロキ
シテトラサイクリンは0.81のRfを有した。6α−
5−ヒドロキシテトラサイクリンのRf= 0.50 
; 6β−5−ヒドロキシテトラサイクリンのRf=0
.25゜上記化合物の既知混合物を比較のため使用した
例   1 5001RIのパル装置の容器に11α−クロル−6−
ジメチル−6−ブオキシー〇−メチレン−5−ヒドロキ
シテトラサイクリンp−)ルエンスルホン酸塩(5,0
,9,7,1ミリモル)、炎上5%ロジウム(1007
71&の50%湿性材料;ロジウム0.49ミリモル)
およびメタノール(80#!/)を加えた。
このフラスコおよび内容物を窒素でパージし、次いで5
0 psiの水素をフラスコに導入した。この容器を室
温で一晩振とうした。例1の方法でこの反応混合物を薄
層クロマトグラフィーにかけると11α−デスクロル化
合物が主生成物であることを示した。
l1l−デスハロ化合物を含有するパル容器を9素でパ
ージし、炎上5%ロジウム<2.889の50チ湿性材
料;0.70ミリモルのロジウム) q、、 −’jよ
びトリフェニルホスフィン(0,55g、2.1ミリモ
ル)を入れた。この容器を適当にパージした後水素で5
0p81に加圧し、75℃で一晩をとうした。この反応
混合物を冷却し、メタノール(30#I! )および塩
化水素ガス(2モル等量)を加えた。
このスラリーを口過し、口演な水で2倍に希釈した。ス
ルホサリチル酸(33m/のIcI水溶孜)を希釈口演
に加え、得られたスラリーを一晩°娼キした。スルホサ
リチル酸塩を口去し、フィルターケーキを乾燥した(8
.6i)。上記方法による高圧液体クロマトグラフィー
(HPLC)は55.5チの6α−および1.8%の6
β−デオキシ−5−ヒドロキシ−テトラサイクリンおよ
び約2%の6−ジメチル−6−ブオキシー6−メチレン
ー5−ヒドロキシテトラサイクリンが存在することを示
した。目的生成物2.059が得られた。6α−異性体
の収率は出発11α−クロル誘導体にもとづいて65%
であった。
例   2 、 例1の方法によって11α−クロル−6−デメチk
・ −。
ルー6−デオキシ−6−メチレンテトラサイクリンを水
素添加し、主として6α−デオキシテトラサイクリンな
得た。
例   3 11α−デスクロル化合物の反応混合物にトリフェニル
ホスフィンを添加しなかった以外は例1の方法を繰返し
た。
参考例1の方法で反応混合物を検定した結果、β一対α
−異性体の比が5:lより大であった。
例   4 メタノール(52ml )中11α−クロル−6−ゾオ
キシー6−デメチルー6−メチレンー5−ヒドロキシテ
トラサイクリンp−トルエンスルホン酸塩(10,0,
9,0,154ミリモル)の溶液を、窒素雰囲気下に、
窒素でフラッシュしておいた炎上5チロジウム(0,2
0、!i’の50チ湿性材料、0.05ミルモル)を含
有するパル容器に加えた。容器および内容物を窒素でパ
ージし、55psiの水素をパル容器に導入した。この
反応混合物を26℃で約14時間振とうした。反応混合
物の薄層クロマトグラフィーは1la−デスクロル化合
物およびこン跡量のα−6−ジオキシ−5−ヒドロキ/
テトラサイクリンが存在することを示した。容器内の圧
力を低下させ、窒素でパージした。
11α−デスクロル化合物を含有するパル85に、炎上
5チロジウム(0,4299の50チ湿性材料、0.1
05ミリモル)、トリフェニルホスフィン(0,226
&、0686ミリモル)およびメタノール(127i7
)を加えた。この容器を窒素でパージし、次いで水素で
パージし、次いで水素で50p8iに加圧した。これを
68°−72℃で約8時間振とうした。反応混合物を冷
却し、容器からとり出し、濃塩酸(11,0m7)で酸
性化した。次いでこの酸性化混合物を口過し、固体をメ
タノールで洗い口演繰容t l OOmlとする。
口液に例1の方法でスルホサリチル唆を加え、8.85
 、!i’のスルホサリチル酸塩を沈でんさせた。
HPLCは59.9%のα−および1.38%のβ−6
−ジオキシ−5−ヒドロキシテトラサイクリンならびに
約0.8%の6−ジオキシ−6−テメチルー6−メチレ
ンー5−ヒドロキシテトラサイクリンが存在することを
示した。
例   5 11α−クロル−6−ジメチル−6,2I−デオキシ−
6−メチレン−5−ヒドロキシテトラサイクリン7)−
)ルエンスルホン酸塩(2,97&、  4.51ミリ
モル)、メタノール(80ml )およびトリフェニル
ホスフィ−/(1,205fI、4.60ミIJ%ル)
の混合物をパル容器中で窒素雰囲気下に室温で3時間振
とうした。
11α−デスクロル化合物を含有するパル容器を窒素で
パージし、炎上5%ロジウム(1,69,9050%湿
性材料;ロジウム0.41ミリモル)およびトリフェニ
ルホスフィン(0,82,9,1,28ミリモル)を入
れた。この容器を適当にパージした後、水素で50 p
siに加圧し、75℃で一晩振とうした。反応混合物を
冷却し、メタノール(80ml)および塩化水素ガス(
2モル等量)を加えた。
スラリーを口過し、口液を水で2倍量に希釈した。
この希釈口演にスルホサリチル酸(38ゴのlOチ水溶
液)を加え、得られたスラリーを一晩攪拌した。スルホ
サリチル酸塩を口去し、フィルターケーキを乾燥した。
主生成物はα−6−ジオキシ−5−ヒドロキシテトラサ
イクリンであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  触媒量のロジウム金属および式(式中Rは水
    素またはヒドロキシであり;Xは水素、クロルまたはフ
    ルオルである。) のテトラサイクリン塩基からなる群から選択されるテト
    ラサイクリン化合物を含有する反応不活性媒体に水素を
    導入し、水素を上記反応混合物と約θ〜100℃の温度
    およびほぼ大気圧ないし約2000psiの圧力で接触
    させることからなる方法において; 上記反応を(α)ロジウム金属モル当り約2〜約lOモ
    ルの式R+ R2R3P (R+およびR2は同一また
    は異なっており、フェニルまたは置換フェニル(置換基
    はハロ、低級アルコキン、ジメチルアミノまたは低級ア
    ルキルである)であり;R3はR1、水素または低級ア
    ルキルである。)の化合物および(b)テトラサイクリ
    ン塩基モル当り約1ないし約20モルの酸の存在下に行
    うことを特徴とする改良方法。 (21触媒量のロジウム金属および式 (式中Rは水素またはヒドロキシであり;Xは水素、ク
    ロルまたはフルオルである。) のテトラサイクリン塩基の酸付加塩からなる群から選択
    されるテトラサイクリン化合物を含有する反応不活性媒
    体に水素を導入し、水素を上記反応混合物と約0〜10
    0℃の温度およびほぼ大気圧ないし約2000 psi
    の圧力で接触させることからなる方法において; 上煕反応な(α)ロジウム金属モル当り約2〜約lθモ
    ルの式R,R2R3P(R,およびR2は同一または異
    なっており、フェニルまたは置換フェニル(置換基はハ
    ロ、低級アルコキシ、ジメチルアミンまたは低級アルキ
    ルである)であり;R5はR11水素または低級アルキ
    ルである。)の化合物および(b)テトラサイクリン酸
    付加塩モル当り約0.1〜1.0モルの塩化第一錫の存
    在下に行うことを特徴とする改良方法。
JP1121483A 1973-04-20 1983-01-26 6−デオキシテトラサイクリンの製法 Granted JPS58131950A (ja)

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