JPS5813074B2 - キロクサイセイセイギヨソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、異なるテレビジョン信号を受信して交互にあ
るいは任意に切換えて記録再生し、且つ表示する装置に
関する。

テレビジョン信号の１フレームまたは１フィールドを抜
取り、これを記録再生装置に記録し、静止した映像をモ
ニタまたはテレビジョン受像機で再生することが行なわ
れるが、従来ではテレビジョン信号の同期信号を利用し
てディスクやシート等を有する記録再生装置のサーボを
駆動している。

ところが、かかる方式のものでは、入力のテレビジョン
信号が異なると、サーボの基準も変化するために、記録
再生装置で再生した画像を静止画としてモニタで表示さ
せた時に、該画像の同期が乱れるという現象が生じる。

そこで、本発明は異なるテレビジョン信号を交互に切換
えて記録再生装置を介して静止画として選択的に再生表
示する場合において、上記のような画像の同期の乱れを
除去し、且つ効果的に選択切換えが行なえる装置を提供
しようとするのである。

以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図ブロック回路において、１，２はそれぞれ異なる
テレビジョン信号（映像信号）が加えられている２チャ
ンネル分の入力端子、３は信号切換え回路、４は記録再
生装置、５は表示装置、６は同期分離回路、７は第１の
記録再生制御回路、８は第２の記録再生制御回路、９は
記録指令のＯＲ回路、１０は出力状態を入力信号側ヘリ
セットするリセット指令信号のＯＲ回路、１１は入力信
号切換指令信号のＯＲ回路をそれぞれ示す。

第１の記録再生制御回路７は記録再生装置４への入力信
号から同期分離回路６にて分離した垂直同期信号をカウ
ントする等して、一定時間毎に自動的に記録指令信号と
リセット指令信号を交互に発生する。

このうち記録指令信号はＯＲ回路９を介して記録再生装
置４へ供給され、記録映像を更新する。

他方のリセット指令信号はＯＲ回路１０を介して記録再
生装置４に供給され、該装置４の出力信号として、再生
信号を出力している状態から装置４への上記入力信号を
そのまま出力するように切換えると共に、ＯＲ回路１１
へも供給され、入力信号切換え回路３を動作せしめて入
力信号を一方のチャンネルから他方のチャンネルへ切換
える。

いま、ビデオ信号として第１図のように信号切換え回路
３で入力端子１側の第１のチャンネルの信号が入力され
ていると仮定する状態から、第１の記録再生制御回路７
よりリセット指令信号が出力されると、記録再生装置４
の出力信号は上記の如く再生信号から入力信号に切換わ
る。

また、リセット指令信号はＯＲ回路１１を介し入力信号
切換え回路３へ同時に供給されているので、信号切換え
回路３は、入力端子１からの第１のチャンネルの信号入
力状態から入力端子２からの第２のチャンネルの信号を
選択するように切換わる。

次に、この状態で第１の記録再生制御回路７から記録指
令信号が出されると、記録再生装置４の出力信号は入力
信号側になったままで、記佳再生装置４に入力端子２か
ら入力された第２のチャンネルの信号が記録され、その
後、その信号の記録が終了したときに出力信号が再生信
号側に切換えられて、該再生信号が記録再生装置４から
出力されて表示装置５に表示される。

かくして、記録再生装置４への入力信号が切換えられる
時には該装置４の出力信号が必ず再生信号側から人力信
号側にリセットされているので、再生信号が出力されて
いる状態のままで上記の如く入力信号が切換えられてそ
の新たな人力信号にサーボ同期されるまで出力信号が不
安定になるという不都合がなく、故に表示装置５の再生
画像の同期が安定である。

次の記録指令信号が出るまでに、上記切換わった入力信
号に記録再生装置４のサーボが引込めば、記録画像を再
生した時にも安定した画像を表示することができる。

更に、第２の記録再生制御回路８は例えば手動によって
記録指令、入力信号切換えおよびリセット指令を任意に
出すことができ、それぞれの出力は第１の記録再生制御
回路７の記録指令、入力信号切換えおよびリセット指令
とそれぞれＯＲ回路で結合されているので、第２の記録
再生制御回路によって任意に入力信号の切換えと記録再
生装置の出力信号のリセットおよび記録更新ができる。

第２図は第１図の記録再生制御系統の具体回路例を示す
もので、第１図のものと同一構成要素は同一符号に記し
ている。

第１の記録再生制御回路７においては、同期分離回路６
出力の水平同期信号を１／２６０分周回路７ａにて分周
し、垂直同期信号とＡＮＤ回路７ｂによって一致信号を
得る。

そのタイミングは１４０Ｖ（Ｖは１フィールド期間）、
即ち１．７３３秒毎にパルスを発生する。

これを１／２分周回路７ｃで分周すれば３．４６秒毎に
繰返えす矩形波が得られ、これを２つのモノマルチバイ
ブレータ７ｄ，７ｅにより、ひとつはその立上りで、も
うひとつは立下りでそれぞれパルスを発生させれば、一
定時間毎に記録指令信号とリセット指令信号が交互に得
られる。

尚、上記１／２分周を、例えば１／４，１／８分周とす
れば、１．７３３秒の倍数のタイミングパルスを発生さ
せることができる。

第２の記録再生制御回路８は任意に記録指令信号および
リセット指令信号を発生する回路であって、記録指令ス
イツチ８ａあるいはリセット指令スイッチ８ｃを押して
から最初に得られる垂直同期信号に一致した時点で、記
録指令信号あるいはリセット指令信号が端子８ｂ，８ｄ
から出力される構成にしている。

記録指令信号はＯＲ回路９を介して記録再生装置４の記
録パルス発生回路に供給され、第１のＤラツチ４ａでそ
の後の１フィールドの期間に消去パルスを発生し、消去
回路４ｂによって磁気ヘッド４ｃへ消去電流を流す。

第２のＤラツチ４ｄで次の１フィールドの期間に記録パ
ルスを発生し、記録回路４ｅをゲートし、入力の映像信
号をＦＭ変調して磁気ヘッド４ｃを介して記録媒体４ｆ
に記録する。

この記録時に、Ｄラツチ４ａのもうひとつの出力はＲ−
Ｓフリツプフロツプ４ｇに供給され、更にＤラツチ４ａ
，４ｄの出力のＮＡＮＤをＮＡＮＤ回路４ｈでとって、
この１フレーム期間のパルスと、上記Ｒ−Ｓフリツプフ
ロツプ４ｇの出力とのＮＡＮＤを更にＮＡＮＤ回路４１
でとり、消去・記録期間中はスイッチ４ｊを入力信号側
に切換え、記録が完了すればスイッチ４ｊを再生信号側
に接続し、直ちに記録した信号を再生して表示装置５に
供給する。

連続して記録指令が与えられる場合は、上記のＲ−Ｓフ
リツプフロツプ４ｇとふたつのＮＡＮＤ回路４ｈ，４ｉ
により消去・記録の１フレーム期間のみスイッチ４ｊを
入力信号側に接続する。

第２の記録再生制御回路８のもうひとつのスイッチ８ｃ
はリセット指令用であって、上記記録指令の場合と同様
にスイッチ８ｃを押して最初の垂直同期信号と一致した
時点でリセット指令信号が端子８ｄから発生される。

この出力のひとつはＯＲ回路１１を介して信号切換え回
路３へ供給され、入力信号をそれまで入力していたチャ
ンネルから他方のチャンネルへ切換える。

もうひとつは、ＯＲ回路１０を介して記録再生装置４の
Ｒ−Ｓフリツプフロツプ４ｇに供給され、スイッチ４Ｊ
を強制的に入力信号側に接続するように切換える。

リセット指令は連続して与えても２回目以降は応答しな
いようになっている。

第３図は以上の記録再生制御によって得られる画像内容
を示し、図中ＥＥは入力信号がそのまま出力されて動画
が表示装置５に表示される状態をあらわし、ＰＢは再生
信号が出力されて記録されている静止画が表示装置５に
表示される状態をあらわす。

またｃｈ１，ｃｈ２はそれぞれのチャンネルの入力信号
の種類を示し、ｃｈ１は第１のチャンネルの入力信号、
ｃｈ２は第２のチャンネルの入力信号である。

ＥＥ，ＰＢに付いている添字はそれぞれ画像の内容が異
なることを示す。

第３図ａは第１の記録再生制御回路７によって自動的に
一定時間間隔でリセットし記録・再生する状態を示して
いる。

リセット指令信号が出される都度入力信号が他方のチャ
ンネルに切換えられてかつ入力信号をそのまま出力する
ＥＥ状態になされ、その後、一定時間後に記録信号が発
生されると１フレーム期間のＥＥ状態のままで記録媒体
４ｆに消去・記録が行なわれ、その後、ＰＢ状態に切換
えられて再生信号が出力され表示される。

ｂは第２の記録再生制御回路８によりリセット指令のあ
ったときのタイミングを表わし、ＰＢ状態でリセット指
令が発せられれば、人力信号がそれまでのチャンネルか
ら他方のチャンネルに切換わると同時にＥＥ状態になる
。

ＥＥ状態でリセット指令が発せられるとＥＥ状態のまま
で入力信号が他方のチャンネルに切換わる。

Ｃは第１の記録再生制御回路７からの指令に第２の制御
回路８のリセット指令を割り込ませた時の画像切換え状
態を示している。

ｄは第２の制御回路８からの記録指令のタイミングを示
し、ｅは第１の制御回路７からの指令にｄの記録指令を
割り込ませた時の状態を示す。

例えばｄの指令が第１のチャンネルのＥＥ状態の時に発
せられれば、入力信号は第１のチャンネルのままで、か
つＥＥ状態のままで１フレーム期間に消去と記録更新が
なされ、記録完了後にＰＢ状態に切換えられて、記録さ
れた画像が静止して表示される。

その後に第１の記録再生制御回路７から記録指令が発せ
られると、やはりチャンネルはそのままで、■フレーム
期間のみＥＥ状態になされて消去と記録更新がなされ、
記録完了後にＰＢ状態に切換えられてその時の画像が静
止して表示される。

またＰＢ状態の時に発せられれば、入力信号はそのまま
でやはり１フレーム期間のみＥＥ状態になされて消去・
記録更新がなされ、その後ＰＢ状態になされて新たに記
録内容が更新されて静止画が表示される。

以上のように第１の記録再生制御回路によって自動的に
静止画および動画を交互に、しかも異なる番組を表示し
、更にもうひとつの第２の記録再生制御回路を備えて任
意に番組を切換えて記録することができ、複数の入力信
号を切換える時に記録再生装置のサーボの乱れをモニタ
の表示装置上に表示することがない。

以上のふたつの記録再生制御回路のうち、ひとつだけ動
作させることも勿論可能で、更に２つ以上の入力信号を
切換えることも、前記実施例に示した入力信号の切換え
回路を増設すれば可能であり、それぞれの信号内容を監
視し、必要に応じて記録する動作も実現することができ
る。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示すブロック回路、第２図
は第１図の具体回路構成例を示す図、第３図は画像切換
え表示例を示す動作説明図である。 １，２・・・・・・入力端子、３・・・・・・信号切換
え回路、４・・・・・・Ｄラツチ４ａ，４ｄと消去回路
４ｂと磁気ヘッド４ｃと記録回路４ｅと記録媒体４ｆと
Ｒ−Ｓフリツプフロツプ４ｇとＮＡＮＤ４ｈ，４１およ
びスイッチ４ｊを含む記録再生装置、５・・・・・・表
示装置、６・・・・・・同期分離回路、７・・・・・・
１／２６０分周回路７ａとＡＮＤ回路７ｂと１／２分周
回路７ｃおよびマルチバイブレーク７ｄ，７ｅを含む第
１の記録再生制御回路、８・・・・・・記録指令スイッ
チ８ａとリセット指令スイッチ８ｃを含む第２の記録再
生制御回路、９，１０，１１・・・・・・ＯＲ回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 人力されるテレビジョン信号に同期して駆動される
   記録再生装置４および表示装置５と、複数のチャンネル
   の同期状態の異なるテレビジョン信号から１つのテレビ
   ジョン信号を選択して上記記録再生装置４に入力する信
   号切換え回路３と、この信号切換え回路３で選択された
   テレビジョン信号の垂直同期信号を分周する等して一定
   時間毎に上記垂直同期信号に同期したリセット指令信号
   と記録指令信号を交互に発生する第］の記録再生制御回
   路７と、この第１の記録再生制御回路７とは別個に任意
   のタイミングで操作されるスイッチにより制御されて上
   記スイッチが操作された後に上記入力されるテレビジョ
   ン信号の垂直同期信号に同期してリセット指令信号ある
   いは記録指令信号を発生する第２の記録再生制御回路８
   と、上記第１または第２の記録再生制御回路７，８から
   上記リセット指令信号が発生される度に上記信号切換え
   回路３を制御して上記記録再生装置４に入力するテレビ
   ジョン信号を切換える手段と、上記第１、第２の記録再
   生制御回路７．８から加えられる上記記録指令信号を保
   持しかつその記録指今信号が加えられた後上記信号切換
   え回路３から入力されるテレビジョン信号の垂直同期信
   号によって保持状態が解除されて一定期間にわたって上
   記記録再生装置４の消去制御パルスおよび記録制御パル
   スをこの順序で別々に発生するラッチと、この消去制御
   パルスおよび記録制御パルスによって制御されてその消
   去制御パルス期間に記録媒体４ｆを消去し、記録制御パ
   ルス期間に上記入力されたテレビジョン信号を上記記録
   媒体４ｆに記録する記録回路４ｅと、上記第１、第２の
   記録再生制御回路７，８から上記リセット信号が発生さ
   れる度に反転され上記ラッチの出力によって復帰される
   フリツプフロツプ４ｇと、上記ラッチからの上記消去制
   御パルスおよび記録制御パルスが発生されている期間お
   よび上記フリツプフロツプ４ｇが反転されていてその出
   力が発生されている期間には上記記録再生装置４の出力
   信号として上記入力されるテレビジョン信号をそのまま
   出力し、それ以外の期間は上記記録媒体４ｆからの再生
   信号を出力するように切換えるスイッチ４ｊとを備えた
   記録再生制御装置。