JP2635598B2 - 静止画放送番組送出装置 - Google Patents

静止画放送番組送出装置

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JP2635598B2
JP2635598B2 JP62174779A JP17477987A JP2635598B2 JP 2635598 B2 JP2635598 B2 JP 2635598B2 JP 62174779 A JP62174779 A JP 62174779A JP 17477987 A JP17477987 A JP 17477987A JP 2635598 B2 JP2635598 B2 JP 2635598B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、識別信号を付して時分割多重した複数番組
の静止画信号および音声信号をフレーム単位の画像切換
え信号とともに送出する静止画放送番組送出装置に関
し、特に、複数番組の中にアニメーション等の擬似動画
を含む番組を含めて送出するに適するようにしたもので
ある。
(従来の技術) 一般に、静止画放送は、テレビジョン放送チャネルの
垂直帰線期間に多重し、あるいは、1チャネルを占有し
て、静止カラー画像信号と音声信号とからなる静止画放
送番組を多数時分割多重して繰返し送出し、視聴者が所
望番組の静止カラー画像信号および音声信号を選択抽出
して再生表示し得るようにしたものであり、かかる静止
画放送信号は例えば第3図に示すように構成されてい
る。第3図示の静止画放送信号においては、順次の画像
フレームに映像フレームVと音声フレームA1およびA2と
の組合わせを繰返し配列してある。映像フレームVで
は、それぞれの静止画放送番組の属する画像信号にそれ
ぞれの識別コードを付して伝送し、音声フレームA1,A2
では、PCMなどディジタル化した音声信号を全番組につ
いて時分割多重したものを順次に伝送する。なお、映像
フレームVと音声フレームAとのフレーム数の割合い
は、音声符号化方式や一連の送出番組数によっても異な
るが、通例、双方の伝送情報量に応じて設定し、図示の
例では1:2の比に割当ててあるが、1:1のフレーム数比と
することがある。本発明は映像フレームVの比率が大き
い程実施し易いが、いずれの場合にも適用可能である。
しかして、第3図示の例においては、映像フレームV
の画像信号が1/10秒毎に送出されるので、各静止画放送
番組における各画像信号の表示時間を平均5秒とすれ
ば、約50の静止画像放送番組を送出することができる。
これに対し、受信側では、所望番組の識別コードを付し
た映像フレームVの画像信号を上述のようにして送出さ
れる一連の静止画放送信号の中から選択的に抽出して一
旦画像メモリに書込み、次に同じ画像信号が送出される
までの間、繰返し読出して受像画面に表示する。
一方、音声信号については、全番組の音声信号を時分
割多重した一連の音声信号を第3図示の構成における順
次の音声フレームA1,A2の中で送出するので、所望番組
の音声信号に割当てられているタイムスロットを指定し
て、所望番組の音声信号を選択的に抽出し、符号化され
ている音声信号を復号して聴取する。
第3図示のような構成の静止画放送信号を送出する装
置には、種々の構成のものがあり得るが、番組の制作や
編成が容易で実用に適した構成の装置としては、本願人
の出願に係る特願昭62−54255号明細書に記載した第4
図の示すような構成の「静止画放送番組送出装置」があ
る。図示の構成においては、各VTR21-1に、各番組
毎に第5図に示すように構成した静止画放送信号を収録
してある。第5図示の信号構成は、その静止画放送番組
の表示内容を実時間で収録したものであり、最下段に示
すスタート信号SによりVTRの走行を開始して、最上段
に示す時刻t1〜tnに順次に切換えて画像信号V1〜Vnを収
録するとともに画像切換え指示用キュー信号Cを余分の
音声トラック等に記録し、全収録期間に亘り連続して番
組内容の音声信号を収録してある。第4図示の番組送出
装置においては、各VTR21-1を並列運転し、いずれ
かのVTRからの再生出力信号中のキュー信号Cをキュー
信号検出回路24において検出すると、その検出出力に応
じてビデオスイッチャ23が該当するVTRに切換えられ、
そのVTRの再生出力画像信号がタイムベースコレクタ(T
BC)25を介して多重化回路28に供給され、キュー信号検
出回路24の検出出力に応じて制御信号発生回路27にて生
成される識別コードと組合わせて、音声符号化装置26か
らの全番組時分割多重化音声信号とともに多重化回路28
より静止画放送信号として出力端子29に送出される。
(発明が解決しようとする問題点) さて、一般に、静止画放送はニュース等を始めとする
各種の情報番組や教育番組の放送に適するとされてお
り、教育番組の放送に適用した場合には、例えば学年
別、学科別等の多種類のコースの教育番組を単一の放送
波によって同時に送出することができるので、従来の教
育番組放送のように希望する番組の放送時間まで待つ必
要がなくなり、効率よく放送利用の学習を行なうことが
可能となる。しかし、大部分の学科では静止画像と音声
とで十分な教育学習が行なえるが、特定の学科では、例
えば、理科学習における物の形状の変化や化学反応の色
の変化などのように、動き画像ではなくとも、アニメー
ションのように擬似的に動きを表現した画像を提示すれ
ば学習効果が一層増大するとみられる場合が多い。
しかしながら、アニメーションのように極めて短かい
時間間隔で一連の多数の画像を順次に切換えて擬似的に
ほぼ連続した動きを表現するようにした静止画番組を第
4図につき前述した従来の番組送出装置を用いて送出す
るには、つぎのような問題点があった。
すなわち、各番組毎の静止画放送信号を第5図示のよ
うに構成した場合には、各静止画像の切換え時点毎に画
像切換えを指示するキュー信号を例えば音声トラックに
収録して再生送出しているが、通常の静止画像の切換え
が少なくとも数秒の時間間隔で行なわれるのに対し、ア
ニメーション画像については1秒間に数回の画像切換え
指示用キュー信号を収録・再生・送出することになる。
かかるほぼ連続したキュー信号の収録・再生・送出の処
理過程を、通常の静止画像切換えにおけるキュー信号の
処理過程と同様に、第4図示の構成の番組送出装置で行
なうには、例えばキュー信号検出回路24等に高精度の回
路構成を要するので、番組の制作や送出を簡易に行なう
には適さないことになる。
一方、例えば理科学習の教材として、アニメーション
のような擬似動画を多数の静止画像を順次に連続的に組
合わせて新たに制作するのは極めて煩雑であるので、一
般には、一旦収録した通常の動き画像を間欠的に間引き
再生する簡易な制作方法が採られている。しかして、静
止画放送においては、単一フレームの画像を注視するこ
とになるので、静止画放送の受信にあたっては、静止画
像をフレーム単位でメモリに書込み、フレーム単位で反
復再生表示するのが一般であるが、上述のように動き画
像中の1フレーム分を切離してフレーム単位の反復表示
を行なうと、第1フィールドと第2フィールドとにおけ
る同一画素点近傍の輝度に画像の動きに伴った差異が生
ずるので、フリッカや画像ぶれが生じて画質を著しく損
うことがある。したがって、動き画像の間引き再生によ
り制作したアニメーション画像については、フレーム単
位の静止画像における一方のフィールドの画像信号のみ
をメモリに書込み、これを再生して他方のフィールド画
像信号を補間しながら反復表示する、いわゆるフィール
ド・モードの再生表示を行なう必要がある。したがっ
て、簡易に制作したアニメーション画像番組収録テープ
の始端には、アニメーション画像識別用制御信号を付し
て受信側におけるフィールド・モードの記録・再生・表
示を指示する必要がある。しかしながら、第4図示の従
来の番組送出装置においては、第図の最下段に示したよ
うな画像切換え用キュー信号Cと番組の始端を示すキュ
ー信号Sおよび番組の終端を示すキュー信号Eとのみを
制御信号として収録し、かかるキュー信号を検出するキ
ュー信号検出回路24のみを備えて以後の送出制御を行な
っており、アニメーション画像番組送出に対する特別の
制御は全く行なっていない、という問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、上述した従来の問題点を解決し、ア
ニメーション等の擬似動き画像を含む静止画放送番組を
簡単な構成の回路装置の付加により簡易に効率よく送出
し得るとともに、簡易に制作したアニメーション画像も
良好な画質をもって再生表示し得るようにした静止画放
送番組送出装置を提供することにある。
すなわち、本発明静止画放送番組送出装置は、アニメ
ーション画像番組には適切な制御信号を付して効率のよ
い画像切換えを行ない得るようにしたものであり、それ
ぞれに識別信号を付して時分割多重したそれぞれ異なる
複数番組の画像信号および音声信号をフレーム単位で送
出する静止画放送番組送出装置において、動画像信号を
短かい時間間隔をおいて間欠的に連続して間引いて発生
させた複数のフレームの画像信号よりなる疑似動画部分
を含む番組を前記複数番組を構成する番組として送出す
る際に、当該疑似動画部分の始端に対応する特定の画像
切換え信号を検出したときには、当該疑似動画部分以外
の部分の始端に対応する画像切換え信号を検出するま
で、前記短かい時間間隔をおいて連続的に発生させた画
像切換え信号の列により制御して当該疑似動画部分にお
ける前記複数フレームの画像信号を連続的に切換えるよ
うにしたことを特徴とするものである。
(作 用) したがって、本発明によれば、従来の静止画放送番組
放送装置に簡単な構成の回路装置を付加するだけで、ア
ニメーション画像番組を効率よく送出するとともに、良
好な画質をもって受信表示することが可能となる。
(実施例) 以下に図面を参照して実施例につき本発明を詳細に説
明する。
しかして、本発明の詳細説明に先立ち、第4図示の構
成による従来のこの種番組送出装置とこの従来装置に供
給する第5図示の構成による番組信号とについて詳細に
説明しておく。
前述したように、第4図示の従来装置における番組信
号供給源のVTR21-1によりそれぞれ再生する番組信
号収録テープには、一般に、第5図に示したような構成
の番組信号が収録されている。すなわち、静止画放送番
組の進行に合わせた実時間t1〜tn秒で順次に切換えて、
それぞれ単一フレーム画像よりなる各静止画像信号V1
Vnがそれぞれの表示時間に亘り反復して収録してある。
例えば、静止画像信号V1は時刻t1秒〜t2秒の間に反復し
て収録してあり、その収録フレーム数は30×(t2−t1
となる。一方、音声信号は番組表示の全期間に亘り実時
間で連続して音声トラックに収録してある。かかる番組
信号に対する制御信号としては、番組の始端および終端
をそれぞれ示すキュー信号SおよびEと各静止画V1〜Vn
の切換えを指示する画像切換え用キュー信号Cとを余分
の音声トラックに収録してある。したがって、使用VTR
が2音声トラックの場合には、収録し得る番組音声信号
はモノラルとなる。
なお、番組の始端および終端をそれぞれ指示するキュ
ー信号SおよびEは、番組送出に不可欠のものではない
が、例えば、同一番組の繰返し送出時、あるいは、他の
番組信号や挿入画像信号、例えば、「次の番組開始まで
しばらくお待ちください」などのスポット表示用画像信
号との切換え接続時などに用いられる。
上述した各種のキュー信号としては、例えば第6図に
示すように、それぞれ所定の周波数fi、例えばf1〜f3
正弦波信号もしくは方形波信号を所定の時間幅T1でパル
ス状に成形したものをそれぞれキュー信号S,CおよびE
とし、所要の時間間隔tで送出する。かかる正弦波信号
もしくは方形波信号の周波数f1〜f3を音声周波数領域に
選定すれば各キュー信号を音声トラックに収録すること
ができる。
かかるキュー信号は、例えば第7図に示すように構成
したキュー信号検出回路24によって検出することができ
る。図示の構成によるキュー信号検出回路においては、
入力端子31からのキュー信号を、波形成形回路32に導い
てパルス波形とパルス波高とを適切に調整したうえで、
カウンタ33に供給するとともに、開始点検出回路34にも
供給する。開始点検出回路34においては、第6図示のよ
うなバースト状キュー信号の開始点を検出し、その検出
出力信号を遅延時間T0およびT2をそれぞれ有する遅延回
路35および36に並列に供給する。各遅延回路35および36
の遅延出力信号は、それぞれ、ラッチ回路37のC入力端
子およびカウンタ33のリセット端子に供給する。その結
果、バースト状キュー信号の開始点から一定時間T0後に
おけるカウンタ33の波数計数値をラッチ回路37によりラ
ッチすることになり、さらに、カウンタ33は、上述の開
始点から一定時間T2後にリセットされることになる。
しかして、ラッチ回路37にラッチした正弦波もしくは
方形波の波数計数値はfi・T0となるので、正弦波もしく
は方形波の周波数fiと上述の一定時間T0とを適切に選定
すれば、ラッチ回路37のラッチ出力を供給した論理回路
38においては、ラッチ出力のビット数のみに基づいてキ
ュー信号の正弦波もしくは方形波の周波数fi、したがっ
て、キュー信号の種類を識別することができる。例え
ば、各キュー信号S,C,Eの正弦波もしくは方形波の周波
数を順次に2倍ずつ異なるように設定すれば、きわめて
簡単な構成の論理回路38により各キュー信号S,C,Eをそ
れぞれ識別して検出することでき、それらのキュー信号
検出出力を出力端子39-1から取出す。なお、パルス
状キュー信号のパルス幅T1は正弦波波もしくは方形波の
数計数時間T0より大きければよいが、大き過ぎると、順
次のキュー信号の間隔tを小さくし得なくなり、短時間
での画面切換えが困難となる。また、カウンタ33のリセ
ット周期T2はキュー信号パルス幅T1より大きく、各種の
番組について想定される最短キュー信号間隔tminより小
さければよい。
第4図示の番組送出装置におけるキュー信号検出回路
24としては、第7図示のようなキュー信号検出回路を各
VTR21-1毎に備えて構成するとともに、各検出回路
のキュー信号検出出力に適切な順序を付してビデオスイ
ッチャ23をその順序どおりに切換え駆動するための切換
え制御信号生成回路をも備える。なお、各VTR21-1
のテープにそれぞれ実時間収録する各番組における画像
切換え時刻t1〜tnはそれぞれ任意に設定したものである
から、複数VTR21-1からのキュー信号再生出力が競
合する場合が生ずるが、かかる場合には、例えば各VTR2
1-1に優先順位を付し、あるいは、送出待機時間が
長くなった方を優先させるなど、適切な順次制御を行な
う必要がある。
しかして、一般に、通常の静止画放送番組における静
止画切換えの時間間隔tは平均して5秒程度であり、少
なくとも1秒の間隔をおいて画像を切換えている。した
がって、キュー信号のパルス時間幅T1を例えば200ミリ
秒とすれば、番組の制作および送出を簡易な構成の回路
装置によって安定確実に行なうことができる。しかしな
がら、ビデオスイッチャ23の切換え制御は画像信号の1
フレーム単位で行なう必要があるので、キュー信号検出
回路24においては、各VTR21-1からの再生出力信号
中のキュー信号の検出に引続く信号処理は1フレーム単
位の時間幅で行なわれる。
上述のキュー信号検出回路24に引続く制御信号発生回
路27においては、ビデオスイッチャ23の切換え出力画像
信号がいずれのVTRの再生出力番組の画像チャネルVCHの
属するものであるかを示す画像識別信号VIDを発生させ
る。この画像識別信号VIDは、例えば第8図に示すよう
な符号配列によって構成されており、画像識別符号b1
b6に引続き、“1"のときにフレーム再生モード、“0"の
ときにフィールド再生モードをそれぞれ指示する再生モ
ード指示符号b7および別途使用の予備符号b8を送出す
る。
なお、静止画放送番組について受信側で操作した番組
選択ボタンによって指示される番組表示ラベルLBLの内
容と実際に送出される画像信号の画像チャネルVCHおよ
び音声信号の音声チャネルACHとの対応関係は必要に応
じてダイナミックに変更し得るようになっており、一連
の送出番組の構成に即応して番組構成の都度かかる対応
関係を表示した対応表SROWが制御信号発生回路27におい
て別途生成され、例えば第9図に示すような構成の制御
信号を形成して多重化回路28により画像信号および音声
信号ともに多重化して静止画放送信号として送出され
る。
本発明は、第4図につき上述したような従来の静止画
放送番組放送送出装置に簡単な構成の回路装置を付加し
てアニメーションなどの擬似的な動画を簡易に効率よく
送出し得るようにしたものであり、その付加回路装置の
基本的構成の例を第1図に示し、図示の構成の回路装置
に用いるに好適なVTRテープ上のキュー信号波形の例を
第2図(a)〜(c)に示す。
第2図(a)に示す実時間収録の静止画放送番組画像
V1〜V4のうちV2がアニメーション画像である場合には、
各画像表示期間の始端に第5図に示したと同様にパルス
状の画像切換え用キュー信号Cを収録することは従来と
同様であるが、アニメーション画像V2の表示開始点に
は、第2図(b)に示すように、他の通常の画像の表示
開始点に収録したパルス状キュー信号Cを極めて短かい
間隔で2個ほぼ連続させたダブルキュー信号CCを収録し
てある。かかるダブルキュー信号CCの間隔は通常の静止
画像に対する最短切換え時間より短かければよく、例え
ば1秒以内の間隔に設定する。
第1図示の付加回路装置における入力端子1に上述の
ような構成のキュー信号検出出力が加わると、ダブルキ
ュー検出回路2において、想定した短かい時間幅以内に
2個のキュー信号Cが入っているか否かを判別してダブ
ルキュー信号CCを検出し、その検出出力信号をフリップ
フロップ3のセット端子に供給するとともに、アンドゲ
ート10の反転入力端子にも供給する。このアンドゲート
10の他方の入力端子には、ダブルキュー検出回路2の入
力キュー信号判別所要時間程度遅延させた入力キュー信
号を供給してあり、したがって、通常のキュー信号Cが
次に入来したときに反転入力がオンとなり、そのアンド
ゲート出力によってフリップフロップ3がリセットされ
る。
上述のようにしてフリップフロップ3がセットされた
後、次にリセットされるまでの期間中、すなわち、アニ
メーション画像V2の表示期間中には、フリップフロップ
3のQ出力を供給してあるアンドゲート4が開き、連続
キュー信号発生回路5からの第2図(C)に示すような
連続キュー信号列がそのアンドゲート4およびオアゲー
ト6を介し、画像切換え用キュー信号出力として出力端
子7から取出される(特許請求の範囲第2項)。一方、
フリップフロップ3がリセットされている期間、すなわ
ち、通常の静止画像の表示期間には、フリップフロップ
3のQ出力を供給してあるアンドゲート12が開き、入力
端子1に入来した通常のキュー信号Cがそのアンドゲー
ト12およびオアゲート6を介し、画像切換え用キュー信
号出力として出力端子7から取出される(特許請求の範
囲第2項)。さらに、アニメーション画像V2の表示期間
には、フリップフロップ3のQ出力を制御信号発生回路
8にも供給し、受信側で受信したアニメーション画像V2
をフィールドモードで処理して表示させるための制御信
号を発生させて、別の出力端子9から取出す(特許請求
の範囲第3項)。
しかして、連続キュー信号発生回路5から発生させる
連続キュー信号列は、アニメーション画像V2を構成する
順次の各画像を短かい周期間隔でほぼ連続的に切換える
ためのものであり、その繰返し周期は、アニメーション
画像が表現する動きの速さに応じて変化させ得るように
してある。しかして、アニメーション画像の表示期間中
には他の静止画像放送番組の画像は送出し得なくなるの
で、全放送番組の進行状態のバランスを考慮して連続キ
ュー信号列の繰返し周期を設定する必要がある。第3図
に示した静止画放送番組のフレーム構成によれば1秒間
に最大10枚の画像を送出することができるので、一秒当
り10駒のアニメーション画像をかかるフレーム構成によ
って送出するとすれば、このフレーム構成では他の番組
は送出し得なくなるが、1秒当り5駒のアニメーション
画像を送出するのであれば、このフレーム構成の残り半
分で他の番組を送出することができ、したがって、アニ
メーション画像送出の影響をあまり受けずに他の番組を
送出することができる。なお、静止画放送番組のフレー
ム構成における画像と音声とのフレーム数の割合いを第
3図示の場合より変えて1:1とすれば、他の番組送出の
余裕はさらに大きくなる。
本発明におけるアニメーション画像開始点に付するキ
ュー信号としては、上述のようなダブルキュー信号を用
いず、通常のキュー信号とは異なる周波数の正弦波によ
るパルス状キュー信号を用いることもできるが、静止画
放送番組制作装置にアニメーション画像開始点指示キュ
ー信号用として新たな周波数の正弦波発生器を増設する
必要が生じ、また、番組送出装置のキュー信号検出回路
における弁別可能の周波数領域を増やす必要も生ずるの
で、設備上からはダブルキュー信号を用いる方が著しく
有利である。
しかして、第4図に示した静止画放送番組送出装置に
おいて、複数のVTR21-1からのキュー信号検出出力
が競合した場合には、前述したように何らかの優先順位
をつけて処理するが、アニメーション画像などの擬似動
画番組が含まれている場合には、かかる特殊な番組の送
出を円滑に行なうことが望ましいので、擬似動画番組用
VTRを決してそのVTRの順位を優先させるか、あるいは、
第1図示の付加回路装置におけるフリップフロップ3が
セットされている期間には、該当するVTRの順位を優先
させる等を処理を行なう必要がある。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、簡
単な構成の回路装置を従来の静止画放送番組送出装置に
付加することにより、アニメーションのような擬似動画
を静止画放送番組として簡易に効率よく送出することが
でき、その結果、例えば理科学習番組において物質の状
態変化を表示したりして、静止画放送番組の内容を豊富
にすることができる。
一般に、静止画放送においては単一チャネルの放送電
波により多数の番組を送出することができるので、番組
制作装置や受信機の使用台数が多くなる。したがって、
番組制作装置や受信機の構成が複雑にならないようにす
ることが肝要であり、本発明によれば、従来の番組制作
装置自体には何ら変更を加えることなく、番組送出装置
に簡単な回路装置を付加するのみで擬似動画の送出を簡
易に行なうことができる。また、受信機におけるフレー
ムモードとフィールドモードとの受信状態の切換えにつ
いても、従来の静止画放送受信機においては、生カメラ
の撮像出力画像から制作した静止画放送番組はフィール
ドモードで受信するようになっていたので、特にアニメ
ーションなどの擬似動画のフィールドモード受信のため
の回路を追加する必要はなく、しかも、擬似動画のみを
フィールドモードで受信するのであるから、他の静止画
放送番組の受信画質の劣化を招くことがなく、それぞれ
最良の画質で各放送番組を受信することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明静止画放送番組送出装置の要部の構成例
を示すブロック線図、 第2図(a)〜(c)は本発明による静止画放送番組画
像信号に付加する画像切換え用キュー信号の構成例を順
次に示す信号波形図、 第3図は静止画放送番組信号のフレーム構成例を示す線
図、 第4図は従来の静止画放送番組送出装置の構成の例を示
すブロック線図、 第5図は従来の静止画放送番組信号の構成例を示す線
図、 第6図は従来の静止画放送番組信号に付加する画像切換
え用キュー信号の信号波形の例を示す信号波形図、 第7図は従来の静止画放送番組送出装置におけるキュー
信号検出回路の構成例を示すブロック線図、 第8図は静止画放送番組信号に付加する制御信号の構成
例を示す線図、 第9図は同じく静止画放送番組信号に付加する制御信号
の他の構成例を示す線図である。 1,31……入力端子 2……ダブルキュー検出回路 3……フリップフロップ、4,10,12……アンドゲート 5……連続キュー信号発生回路 6……オアゲート 7,9,29,31-1……出力端子 8,27……制御信号発生回路 11,35,36……遅延回路 21-1……VTR 22-1……クランプ回路 23……ビデオスイッチャ、24……キュー信号検出回路 25……タイムベースコレクタ(TBC) 26……音声符号化装置、28……多重化回路 32……波形成形回路、33……カウンタ 34……開始点検出回路、37……ラッチ回路 38……論理回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれに識別信号を付して時分割多重し
    たそれぞれ異なる複数番組の画像信号および音声信号を
    フレーム単位で送出する静止画放送番組送出装置におい
    て、動画像信号を短かい時間間隔をおいて間欠的に連続
    して間引いて発生させた複数のフレームの画像信号より
    なる疑似動画部分を含む番組を前記複数番組を構成する
    番組として送出する際に、当該疑似動画部分の始端に対
    応する特定の画像切換え信号を検出したときには、当該
    疑似動画部分以外の部分の始端に対応する画像切換え信
    号を検出するまで、前記短かい時間間隔をおいて連続的
    に発生させた画像切換え信号の列により制御して当該疑
    似動画部分における前記複数フレームの画像信号を連続
    的に切換えるようにしたことを特徴とする静止画放送番
    組送出装置。
  2. 【請求項2】前記疑似動画部分以外の部分の始端に対応
    する画像切換え信号を単一のパルス状信号とするととも
    に、前記特定の画像切換え信号を短かい時間間隔をおい
    て連続する複数個のパルス状信号とすることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の静止画放送番組送出装
    置。
  3. 【請求項3】前記疑似動画部分における前記複数フレー
    ムの画像信号をそれぞれ一方のフィールド単位で再生し
    て、他方のフィールドの画像信号の補間を指示する制御
    信号とともに送出するようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の静止画放送番組送
    出装置。
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