JPS6222513B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、画像情報及び音声情報を担うビデオ
フオーマツト信号を記録再生する装置に関する。

ビデオフオーマツト信号は、複合ビデオ信号と
同様な構成を有し、画像若しくは音声情報を担う
情報信号部と、水平及び垂直同期信号部と、水平
及び垂直帰線消去信号部とからなるフレー信号の
連続したものであり、通常、各フレーム信号は一
対のフイールド信号からなつている。

かかるビデオフオーマツト信号をFM変調等の
信号処理をした後にビデオテープ、ビデオデイス
ク等の記録媒体に記録して所望の時間及び場所で
再生できる装置としてVTRあるいはVDRが良く
知られている。

一方、ビデオフオーマツト信号の情報信号部の
内容が画像情報の場合と音声情報の場合とはその
再生方式が異なる故、再生の際、画像か音声かの
識別をする必要がある。

そこで、かかる識別をなすための識別信号をビ
デオフオーマツト信号の各フレームに挿入して記
録し、再生の際識別信号によつて画像か音声かの
識別をなすことも考えられる。あるいは、音声フ
レームの画像フレームの配列の順序を予め定めて
おき、その順序に従つて再生を行なうことも考え
られる。

いずれにしても、画像情報と音声情報とが混在
するビデオフオーマツト信号を再生する場合、再
生方式の切替をなしつつ正しく再生することが要
請される訳であるが、再生方式の切替を瞬時にな
すことは、回路の応答遅れ等のために実際上困難
であり、特に音声情報検出動作からカラー画像再
生動作に入つた直後には再生画像の色ズレの生ず
る可能性がある。

よつて、本発明は、上記した問題の生じるおそ
れのないビデオフオーマツト信号再生装置を提供
することを目的とする。

以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明す
る。

第１図は、本発明によるビデオフオーマツト信
号記録装置を示しており、入力端子１には音声情
報がアナログ信号のまゝあるいは一定間隔でサン
プリングした標本化信号あるいはデジタル信号に
量子化したものが印加される。又、入力端子２に
はカメラ等より得られる映像情報が印加される。
入力端子１より印加された音声情報は音声圧縮回
路４にて圧縮された後同期混合処理回路５にて同
期信号発生回路３の同期信号と混合され、同様に
して入力端子２より印加された映像信号は同期混
合処理回路６にて同期信号と混合され、切換回路
７に導出される。一方設定回路８は、同期混合処
理回路４，６の各情報を受けて各映像情報に対応
した音声情報を適当な順序で切換回路７にて切換
出力させる様切換回路７を制御すると同時に音声
情報か映像情報かの識別信号を発生する識別信号
発生回路９０を制御する制御信号を発生させる。
この設定回路８はマイクロコンピユータ等のシー
ケンス制御手段によつて切換回路８と識別信号発
生回路９０とを制御して予じめプログラムされた
順序に従つて連続して供給される音声情報、映像
情報を直列情報として合成回路９１に出力させ、
合成回路９１にて識別信号が帰線消去部に挿入さ
れて音声情報、映像情報識別信号が適宜組み合わ
された複合ビデオフオーマツト信号として出力さ
れる。

この複合ビデオフオーマツト信号は信号処理回
路９２にて変調等の処理を受けて記録媒体９に記
録される。

第２図は、合成回路９１の出力信号の１例を示
し、この場合、垂直帰線消去期間中の第10番目及
び12番目の水平同期信号の間に識別信号が重畳若
しくは挿入されている。こうして得られた識別信
号を含むビデオフオーマツト信号は信号処理回路
７によつて所定の信号処理を施された後、ビデオ
テープ，ビデオデイスク等の記録媒体９に記録回
路８により記録される。

第３図は、記録媒体に記録されたビデオフオー
マツト信号を再生するための再生装置を示してい
る。信号検出手段１０は、記録媒体９とその近傍
に配置された検出器（図示せず）との相対的運動
を駆動機構（図示せず）によつてなすことによつ
て記録媒体９に記録された信号に応じた電気信号
を復調回路１１に供給する。復調回路１１は、第
１図の記録装置における信号処理回路７と逆の作
用をなして、識別信号を含むビデオフオーマツト
信号を送出する。識別信号分離回路１２は、該ビ
デオフオーマツト信号から該識別信号を分離して
これを判定回路１３に供給する。判定回路１３は
識別信号の内容によつて画像情報判定信号（以下
Ｖ信号と略称する）若しくは音声情報判定信号
（以下Ａ信号と略称する）を出力端子Ｖ若しくは
Ａに送出する。切換回路１４は、Ｖ信号を受信す
ると、復調回路１１からのビデオフオーマツト信
号を画像信号処理部１５の画像再生回路１６に供
給し、Ａ信号を受信すると該ビデオフオーマツト
信号を音声信号処理部１７のメモリ制御回路１８
に供給する。画像再生回路１６は、判定回路１３
からのＶ信号を受信している間、ビデオフオーマ
ツト信号に応じてCRT１９等のカラー画像表示
器を駆動すべき駆動信号を発生する。ゲート信号
発生回路２０は、Ｖ信号に応じて適当なタイミン
グによつてゲートパルスを発生する。ゲート２１
は、該ゲートパルスに応じてゲートを開き上記駆
動信号をCRT１９に供給する。ゲートパルス
は、画像再生回路１６の動作が安定するのを待つ
て発生するようになつているので、再生されるカ
ラー画像に色ズレ等の不都合な現象が生じない。

一方、メモリ制御回路１８は、Ａ信号を受信し
ている間、該ビデオフオーマツト信号の内容をバ
ツフアメモリ２２に転送して記憶せしめ、Ｖ信号
を受信するとバツフアメモリ２２の記憶内容を時
間伸長回路２３に転送する。時間伸長回路の出力
は音声再生回路２４により音声信号に変換されて
スピーカ２５によつて再生される。

メモリ制御回路１８は、バツフアメモリ２２内
の所定の記憶情報を時間軸伸長回路２３に転送し
終ると、終了信号を発生しこれをサーボコントロ
ール回路２６に供給する。

サーボコントロール回路２６は、スタート回路
２７からのスタート信号に応じてスタートし、Ｖ
若しくはＡ信号に応じて検出手段１０の記録媒体
９の走査のための駆動機構を制御する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、カラービデオフオーマツト信号記録
装置の１例を示すブロツク図、第２図は、第１図
の記録装置によつて得られる識別信号を含むビデ
オフオーマツト信号の波形図、第３図は、本発明
によるカラービデオフオーマツト信号再生装置を
示すブロツク図である。 主要部分の符号の説明、１…入力端子、１５…
画像信号処理部、１７…音声信号処理部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ カラー画像情報を担うフレーム信号と音声情
   報を担うフレーム信号とを含むカラービデオフオ
   ーマツト信号を再生するカラービデオフオーマツ
   ト信号再生装置であつて、前記カラービデオフオ
   ーマツト信号が画像情報を担つているものとして
   再生処理する画像信号処理手段と、前記ビデオフ
   オーマツト信号が音声情報を担つているものとし
   て再生処理する音声信号処理手段と、前記カラー
   ビデオフオーマツト信号のフレーム信号の内容に
   応じて切替信号を発生する切替信号発生手段と、
   前記カラービデオフオーマツト信号を前記切替信
   号に応じて前記画像信号処理手段及び前記音声信
   号処理手段のいずれか一方に供給する切替手段と
   からなり、前記画像信号処理手段が、カラー画像
   表示器と、前記カラービデオフオーマツト信号に
   応じて前記カラー画像表示器を駆動する駆動信号
   を発生する画像再生回路と、前記切替信号に応じ
   て適当なタイミングによつてゲート信号を発生す
   るゲート信号発生回路と、前記ゲート信号に応じ
   て前記駆動信号を前記カラー画像表示器に供給す
   るゲート回路とからなることを特徴とする再生装
   置。