JPS6214155B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、画像情報及び音声情報を担うビデオ
フオーマツト信号を記録再生する方式に関する。

背景技術 ビデオフオーマツト信号は、複合ビデオ信号と
同様な構成を有し、画像若しくは音声情報を担う
情報信号部と、水平及び垂直同期信号部と、水平
及び垂直帰線消去信号部とからなるフレーム信号
の連続したものであり、通常、各フレーム信号は
一対のフイールド信号からなつている。

かかるビデオフオーマツト信号をFM変調等の
信号処理をした後にビデオテープ、ビデオデイス
ク等の記録媒体に記録して所望の時間及び場所で
再生できる装置としてVTRあるいはVDRが良く
知られている。

かかるビデオフオーマツト信号の情報信号部の
内容が画像情報の場合と音声情報の場合とはその
再生方式が異なる故、再生の際、画像か音声かの
識別をする必要がある。更に、デイスクの場合、
アクセスタイムが短いので画像情報として動画情
報と静止画情報とを混在させて記録再生すること
が容易であり、この場合、動画か静止画かの識別
の必要もある。ここで、動画情報とは動画として
再生さるべき画像情報をいい、静止画情報とは静
止画として再生さるべき画像情報をいう。

発明の概要 よつて、本発明は、動画、静止画及び静止画用
音声情報が混在するビデオフオーマツト信号を正
しく再生することを可能にしたビデオフオーマツ
ト信号記録再生方式を提供することを目的とす
る。

本発明による、ビデオフオーマツト信号の記録
再生方式においては、記録デイスクに動画フレー
ム（若しくはフイールド以下同様）、静止画フレ
ーム及び静止画用音声フレームを含むビデオフオ
ーマツト信号と共にこれらのフレームの識別をな
す識別信号をも記録しておいて、該記録デイスク
の再生に当つては、該識別信号の内容を判定しつ
つ所望の動画再生あるいは音声付静止画再生をな
すのである。

実施例 以下、添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。

第１図は本発明によるビデオフオーマツト信号
記録再生方式を実行するビデオフオーマツト信号
記録装置を示したもので、入力端子１，２にはそ
れぞれ静止画用音声情報と映像情報が印加され、
入力端子３，４にはそれぞれ動画用音声情報及び
映像情報が印加される。

入力端子１に供給される音声情報は通常のアナ
ログ信号あるいはアナログ信号を一定時間間隔で
標本化したサンプリング信号あるいは前記サンプ
リング信号の量子化したデジタル信号であり、音
声圧縮回路５にて音声圧縮されて切換回路６に印
加される。入力端子２からTVカメラ・フライン
グスポツトスキヤナー・テレシネ装置等の通常の
ビデオフオーマツト信号発生手段からの静止画情
報が切換回路６に印加される。入力端子４から上
記と同様なビデオフオーマツト手段からの動画情
報が、入力端子３からその対応音声情報がそれぞ
れ切換回路６に印加される。設定回路７は前記入
力端子１，２，４よりの音声情報、映像情報が適
宜供給される場合、その供給される時間的順序に
従つて予めプログラムされたマイクロコンピユー
タ等によるシーケンス手段によつて切換回路６を
制御して入力端子１，２，４の入力信号を選択的
に合成回路８に印加すると共にその選択された信
号の識別信号を識別信号発生回路８より合成回路
９０にて各フレームの帰線消去部に挿入合成する
様識別信号発生回路８を制御し、さらには信号処
理回路９１にて合成回路９０から得られる複合ビ
デオフオーマツト信号に適当な変調処理を行ない
入力端子３からの動画用音声情報の動画情報に従
つて制御する。記録デイスク９には変調音声信号
が合成複合ビデオフオーマツト信号と混合されて
記録される。

第２図は、合成回路４の出力信号の１例を示
し、この場合、垂直帰線消去期間中の第10番目及
び12番目の水平同期信号の間に識別信号が重畳若
しくは挿入されている。

こうして得られた識別信号を含むビデオフオー
マツト信号は信号処理回路７によつて所定の信号
処理を施された後、記録デイスク９に記録回路８
により記録される。

第３図は、第１図の記録装置によつて記録され
たビデオフオーマツト信号を再生するための再生
装置を示している。信号検出手段１０は、記録デ
イスク９とその近傍に配置された検出器（図示せ
ず）との相対的運動を駆動機構（図示せず）によ
つてなすことによつて記録デイスク９に記録され
た信号に応じた電気信号を復調回路１１に供給す
る。復調回路１１は、第１図の記録装置における
信号処理回路７と逆の作用をなして、識別信号を
含むビデオフオーマツト信号を送出する。識別信
号分離回路１２は、該ビデオフオーマツト信号か
ら該識別信号を分離してこれを判定回路１３に供
給する。判定回路１３は、識別信号の内容（例え
ばフレーム番号、数字、文字、記号等）によつ
て、動画情報判定信号（以下MP信号と略称す
る）、静止画情報判定信号（以下SP信号と略称す
る）、若しくは音声情報判定信号（以下Ａ信号と
略称する）を出力端子MP、SP、若しくはＡ端子
に送出する。切換回路１４は、MP若しくはSP信
号を受信すると復調回路１１からのビデオフオー
マツト信号を画像処理部１５の画像再生回路１６
に供給し、Ａ信号を受信すると該ビデオフオーマ
ツト信号を音声処理部１７のメモリ制御回路１８
に供給する。画像再生回路１６は、判定回路１３
からMP若しくはSP信号を受信している間、該ビ
デオフオーマツト信号を再生すべくCRT１９等
の表示器を駆動して画像を再生する。画像再生回
路１６は、MP信号受信の場合とSP信号受信の場
合において基本的動作は変らない。

メモリ制御回路１８は、Ａ信号を受信している
間、該ビデオフオーマツト信号の内容をバツフア
メモリ２０に転送して記録せしめ、SP信号を受
信するとバツフアメモリ２０の記録内容を時間伸
長回路２１の出力は音声再生回路２２により音声
信号に変換されてスピーカによつて再生される。

メモリ回路１８は、バツフアメモリ２０内の所
定の記憶情報を時間軸伸長回路２１に転送し終る
と、終了信号を発生しこれをサーボコントロール
回路２４に供給する。

サーボコントロール回路２４は、スタート回路
２５からのスタート信号に応じてスタートし、
MP、SP若しくはＡ信号に応じて検出手段１０の
記録デイスク９の走査のための駆動機構を制御す
る。MP信号及びＡ信号受信時、サーボコントロ
ール回路は、記録デイスク９のトラツクを順に走
査するように検出手段１０を制御するが、SP信
号受信時には、トラツクの所定区間を繰返して走
査するように検出手段１０を制御し、メモリ制御
回路１８からの終了信号を受信すると、該所定区
間より後を走査するように検出手段１０を制御す
る。

発明の効果 上記した本発明による記録再生方式によれば、
ビデオフオーマツト信号が静止画用音声信号、静
止画信号、動画信号が混在してデイスクに記録さ
れても正しく再生され得るのである。

特に、記録媒体としてデイスクを用いており、
デイスクの場合テープと異なり所望記録位置（番
地）へのアクセスタイムが短いので動画から静止
画への切換が敏速であり、動画と静止画の混在が
実用上何らの問題がなく実行出来るのである。

更に、動画信号、静止画信号及び静止画用音声
信号は同一ビデオフオーマツト形式の信号であ
り、再生信号処理における同期が取り易い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるビデオフオーマツト信
号記録再生方式を実行するビデオフオーマツト信
号記録装置を示すブロツク図、第２図は、第１図
の記録装置によつて得られる識別信号を含むビデ
オフオーマツト信号の波形図、第３図は、本発明
によるビデオフオーマツト信号記録再生方式を実
行する再生装置を示すブロツク図である。 主要部分の符号の説明、１５……画像信号処理
部、１７……音声信号処理部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ビデオフオーマツト信号を記録デイスクに記
   録する際に、各フレームが担う情報が動画情報か
   静止画情報か、静止画用音声情報かの識別をなす
   ための識別信号を併せて記録しておいて、該記録
   デイスクから信号検出手段によつて前記ビデオフ
   オーマツト信号を前記識別信号と共に読み取り、
   読み取つた信号から前記識別信号を分離検出し、
   検出された識別信号によつて動画情報判定信号、
   静止画情報判定信号若しくは静止画用音声情報判
   定信号を発生し、前記動画情報判定信号若しくは
   静止画情報判定信号に応じて前記ビデオフオーマ
   ツト信号を画像信号処理し、前記静止画用音声情
   報判定信号に応じて前記ビデオフオーマツト信号
   を音声信号処理し、前記動画情報判定信号及び静
   止画用音声情報判定信号に応じて前記信号検出手
   段が前記記録デイスクを順次走査し、前記静止画
   情報判定信号に応じて前記信号検出手段が前記記
   録デイスクの少なくとも１フレームに対応する部
   分を繰返し走査をするように前記信号検出手段を
   制御することを特徴とするビデオフオーマツト信
   号記録再生方式。