JP3087858B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JP3087858B2
JP3087858B2 JP03247243A JP24724391A JP3087858B2 JP 3087858 B2 JP3087858 B2 JP 3087858B2 JP 03247243 A JP03247243 A JP 03247243A JP 24724391 A JP24724391 A JP 24724391A JP 3087858 B2 JP3087858 B2 JP 3087858B2
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まさ子 山田
禎之 井上
秀樹 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号をFM変調
し、ディジタル音声信号(以下、PCM音声信号と称
す)をFM映像信号のブランキング期間に時分割に多重
して記録再生するよう構成された映像信号記録再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えばFM変調した映像信号の垂
直ブランキング期間の一部にPCM音声信号を時分割に
多重して記録再生する従来の映像信号記録再生装置の一
例である磁気記録再生装置(以下、VTRという)の一
例を示すブロック図である。図において、1は入力映像
信号をアナログ信号からディジタル信号へA/D変換す
るA/D変換器、2は入力映像信号から同期信号を分離
する第1の同期分離回路、3は記録信号処理回路で、上
記第1の同期分離回路2からの同期信号を基準にして、
再生時に時間軸補正などの処理を行うための基準信号と
なるブランキングデータを映像信号に挿入する記録信号
処理などを行う。4は垂直ブランキングデータ発生器で
あり、上記第1の同期分離回路2からの同期分離信号に
基づき、映像信号の垂直ブランキング期間におけるブラ
ンキングデータを発生し、また、記録信号処理回路3か
らの映像信号データに垂直ブランキングデータを挿入す
るためのゲートパルスや、FM映像信号にPCM音声信
号を挿入するためのタイミングパルスもここで発生して
いる。5は記録信号処理回路3の出力に垂直ブランキン
グデータを挿入するセレクタ、6はD/A変換器、7は
映像信号をFM変調するFM変調器、8は入力された音
声信号にシャフリング処理、誤り訂正符号の付加等を行
った後、上記垂直ブランキングデータ発生器4より出力
されるタイミングパルスに基づき1フィールド期間のデ
ィジタル音声信号をFM映像信号の垂直ブランキング期
間に挿入するために時間軸圧縮処理を施し、PCM変調
して出力するPCMエンコーダ、9、10はスイッチ、
11は前記スイッチ9、10の出力を加算する加算器、
12は記録増幅器、13、15はビデオヘッド、14は
磁気テープである。
【0003】16は再生ヘッド出力を増幅する再生増幅
器、17は再生FM映像信号の周波数特性を補償する再
生イコライザ、18は再生信号の垂直ブランキング期間
に挿入された1フィールド期間のPCM音声信号を検出
するとともに、誤り訂正、デシャフリング処理、誤り修
正処理等を施し、元の音声信号を復元するPCMデコー
ダ、19はFM復調器、20はクランプ回路、21は再
生映像信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器、22は再生映像信号から同期信号を分
離する第2の同期分離回路、23は前記第2の同期分離
回路22の出力である同期分離信号に基づき再生映像信
号の時間軸補正、ドロップアウト補償などの再生信号処
理を行う再生信号処理回路、24はD/A変換器であ
る。
【0004】次に動作について説明する。図7のブロッ
ク図において、入力された映像信号は、A/D変換器1
でA/D変換された後、記録信号処理回路3へ出力され
る。また、第1の同期分離回路2では入力された映像信
号より同期信号の分離が行われる。記録信号処理回路3
では、上記第1の同期分離回路2の出力を基準にして再
生時に時間軸補正などの処理を行うための基準信号とな
るブランキングデータを映像信号に挿入するなどの記録
信号処理を行い、セレクタ5へと出力する。そして、垂
直ブランキングデータ発生器4では、上記第1の同期分
離回路2からの出力を基準にし、映像信号の垂直ブラン
キングデータを発生してセレクタ5へと出力する。ここ
で、この垂直ブランキングデータ発生器4においては、
記録信号処理回路3の出力である映像信号データに垂直
ブランキングデータを挿入するためのゲートパルス、お
よび、FM映像信号にPCM音声信号を挿入するための
タイミングパルスを発生し出力する動作も行っている。
【0005】セレクタ5では、上記垂直ブランキングデ
ータ発生器4からのゲートパルスを基準にして、上記記
録信号処理回路3から出力された映像信号データに垂直
ブランキングデータ発生器4から送られる垂直ブランキ
ングデータが挿入される。そして、このセレクタ5の出
力はD/A変換器6でD/A変換される。図8に上記D
/A変換器6より出力される記録映像信号の一実施例を
示す。次に、D/A変換器6から出力される記録映像信
号はFM変調器7でFM変調される。
【0006】一方、音声信号はPCMエンコーダ8に入
力され、シャフリング処理、誤り訂正符号の付加等を行
った後、上記垂直ブランキングデータ発生器4より出力
されるタイミングパルスに基づき1フィールド期間のデ
ィジタル音声信号をFM変調器7から出力される記録F
M映像信号の垂直ブランキング期間に挿入するために時
間軸圧縮処理を施し、PCM変調してPCM音声信号と
して出力される。その後、上記1フィールド期間のPC
M音声信号は、上記垂直ブランキングデータ発生器25
からのタイミングパルスによりスイッチ9、10を切り
換え、それぞれの出力を加算器11で加算して、例えば
図9に示すように、FM変調された映像信号の垂直ブラ
ンキング期間の一部に挿入される。この加算器11の出
力のFM映像信号とPCM音声信号は、次に、記録増幅
器12へ送られて増幅され、ビデオヘッド13で磁気テ
ープ14上に記録される。
【0007】次に、再生時の動作について説明する。ビ
デオヘッド15より再生された再生FM映像信号と記録
時混合されたPCM音声信号は、再生増幅器16で増幅
される。この増幅された再生信号は、再生イコライザ1
7へ送られるとともにPCMデコーダ18へ送られ、P
CMデコーダ18では、再生信号中の垂直ブランキング
期間に挿入された1フィールド期間のPCM音声信号を
検出するとともに、誤り訂正、デシャフリング処理、誤
り修正処理等を施し、元の音声信号を復元して出力す
る。
【0008】一方、再生増幅器16で増幅された再生F
M映像信号は、再生イコライザ17で再生FM映像信号
の周波数特性の補償が行われた後、FM復調器19でF
M復調され、再生映像信号に復調される。次に、この再
生映像信号はクランプ回路20へ入力され、A/D変換
器21の入力電圧レベルとなるようクランプがかけられ
る。なお、このクランプ回路20では、再生映像信号の
同期信号を分離してクランプパルスを発生し、再生映像
信号の同期信号先端部をある所定の直流電圧レベルにク
ランプする。上記クランプ回路20でクランプがかけら
れた再生映像信号は、A/D変換器21でアナログ信号
からディジタル信号に変換され、再生信号処理回路23
に送られる。また、第2の同期分離回路22では再生映
像信号から同期信号を分離する。再生信号処理回路23
では上記第2の同期分離回路22からの同期分離出力を
基準にして、時間軸補正、ドロップアウト補償などの再
生信号処理を行う。そして、D/A変換器24ではディ
ジタル再生映像信号をアナログ信号にD/A変換して出
力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の映
像信号記録再生装置では、記録時にFM変調された映像
信号の垂直ブランキング期間の一部にPCM音声信号を
スイッチで切り換え加算して記録し、再生時は再生FM
映像信号と、混合されたPCM音声信号がそのままFM
復調されている。一方、PCM音声信号はパルス波形で
あり、広帯域な信号成分をもっている。そのため、FM
復調後の映像信号出力波形は図10に示すように、PC
M音声信号領域においてどのような波形に復調されるか
分からず、ノイズのような信号波形となる。
【0010】また、図11(a)に示すPCM音声信号
が挿入された再生信号をFM復調する前に、図11
(b)に示すように、FM映像信号とPCM音声信号を
分離してその後FM復調など再生信号処理を行う場合に
おいても、PCM音声信号を分離した後の再生FM映像
信号(図11(b))におけるPCM音声信号領域期間
は無信号部分となってしまい、この無信号部分の存在す
る再生FM映像信号をFM復調すると、図11(c)に
示すように、上記従来のVTRの場合と同様に、無信号
部分であるPCM音声信号領域においてFM復調波形が
ノイズのような信号波形となってしまう。
【0011】一方、A/D変換器21前段のクランプ回
路20が、再生映像信号の同期信号を分離してクランプ
パルスを発生し、同期信号先端をクランプするよう構成
されている場合、PCM音声信号領域において図10の
ようなノイズがあると、再生映像信号で正常な同期分離
が行えず、PCM音声信号領域におけるノイズ部の下端
でクランプ動作を行ってしまい、したがって、A/D変
換器入力のクランプ回路が正常に動作せず、再生映像信
号が破綻してしまうなどの問題点があった。
【0012】また、再生映像信号のPCM音声信号領域
において映像信号波形がどのような波形に復調されるか
分からず、図10のように映像信号のホワイトレベルよ
りも高いレベルや同期信号先端以下のレベルにノイズが
出力されたり、直流成分をもつ信号であると、サグ発生
の原因となり、再生映像信号の一部で色相が変化するな
どして良好な再生映像信号が得られないなどの問題点が
あった。
【0013】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、再生映像信号の同期分離を正
確に行い、クランプ回路の動作を正常に行うことが出来
るともに、サグを低減でき、良好な再生映像信号が得ら
れる映像信号記録再生装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の映像信
号記録再生装置は、映像信号をFM変調し、またディジ
タル音声信号を上記FM変調した記録映像信号のブラン
キング期間に時分割に多重して記録再生する映像信号記
録再生装置において、再生時に基準となる映像信号を発
生し出力するデータ発生手段と、再生時に再生信号中の
上記ディジタル音声信号の領域を判別し、ディジタル音
声信号の領域を示す制御信号を発生する領域信号発生手
段と、上記領域信号発生手段からの出力信号に基づき、
上記再生信号をFM復調した信号と上記データ発生手段
の出力を切り換える切り換え手段とを備えたことを特徴
とする。
【0015】請求項2に記載の映像信号記録再生装置
は、映像信号をFM変調し、またディジタル音声信号を
上記FM変調した記録映像信号のブランキング期間に時
分割に多重して記録再生する映像信号記録再生装置にお
いて、再生時に基準となる映像信号を発生し出力するデ
ータ発生手段と、記録時および再生時に入力信号をFM
変調するFM変調手段と、再生時に再生信号中の上記デ
ィジタル音声信号の領域を判別し、ディジタル音声信号
の領域を示す制御信号を発生する領域信号発生手段と、
上記領域信号発生手段の出力信号に基づき、上記再生信
号と上記FM変調手段の出力を切り換える切り換え手段
とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1に記載の映像信号記録再生装置は、
ィジタル音声信号領域を示す領域信号に基づき、FM復
調した再生映像信号とデータ発生器で発生する基準とな
る映像信号を切り換えて、FM復調後の再生映像信号に
おけるディジタル音声信号領域の信号をデータ発生器で
発生する基準となる映像信号で置き換えるので、再生映
像信号の同期分離を正確に行い、クランプ回路の動作を
正常に行うことができるので、再生映像信号が破綻せ
ず、良好な再生映像画像を得ることが出来る。また、サ
グを低減することが出来る。
【0017】また、請求項2に記載の映像信号記録再生
装置は、ディジタル音声信号領域を示す領域信号に基づ
き、FM復調する前の再生FM信号と、データ発生器で
発生する基準となる映像信号をFM変調した信号とを切
り換えて、再生FM信号におけるディジタル音声信号領
域での信号をデータ発生器で発生する基準となる映像信
をFM変調した信号で置き換えるので、再生映像信号
の同期分離を正確に行い、クランプ回路の動作を正常に
行うことができるので、再生映像信号が破綻せず、良好
な再生映像画像を得ることが出来る。また、サグを低減
することが出来る。
【0018】
【実施例】実施例1. 以下、本発明の一実施例を図について説明する。図1は
本実施例1によるVTRの構成を示すブロック図であ
る。図において、記録系1〜3、7〜14及び再生系1
5〜17、19〜24は上記従来装置と全く同一のもの
である。
【0019】25は記録時および再生時に垂直ブランキ
ングデータを発生し出力する垂直ブランキングデータ発
生器、26はセレクタ、27はD/A変換器であり、記
録時および再生時にも動作する。28は再生信号の垂直
ブランキング期間に挿入された1フィールド期間のPC
M音声信号を検出するとともに、誤り訂正、デシャフリ
ング処理、誤り修正処理等を施し、元の音声信号を復元
するPCMデコーダ、29は前記PCMデコーダ28内
において再生信号のPCM音声信号領域を判別し、PC
M音声信号領域を示すPCM領域信号を発生させるPC
M領域信号発生器、30は上記PCM領域信号発生器2
9より発生されるPCM領域信号に基づき切り換え制御
が可能なスイッチ回路である。
【0020】次に動作について説明する。記録時に入力
された映像信号はA/D変換器1でA/D変換され、記
録信号処理回路3で第1の同期分離回路2からの同期分
離出力を基準にして再生時に時間軸補正などの処理を行
うための基準信号となるブランキングデータを映像信号
に挿入するなどの記録信号処理が行われる。垂直ブラン
キングデータ発生器25は、記録時には第1の同期分離
回路2からの同期分離出力を基準にして、映像信号の垂
直ブランキングデータと、上記記録信号処理回路3から
の映像信号データに垂直ブランキングデータを挿入する
ためのゲートパルスを発生し、それぞれをセレクタ26
へと出力する。また、この垂直ブランキングデータ発生
器25では、FM映像信号の垂直ブランキング期間にP
CM音声信号を挿入するためのタイミングパルスも発生
して、スイッチ9、10へと出力している。
【0021】上記垂直ブランキングデータ発生器25か
ら出力された垂直ブランキングデータは、セレクタ26
において垂直ブランキングデータ発生器25からのゲー
トパルスに基づき上記記録信号処理回路3から送られる
映像信号データに挿入される。そして、垂直ブランキン
グデータが挿入された映像信号データは、D/A変換器
27へ送られてD/A変換され、FM変調器7へと入力
されてFM変調される。図8にD/A変換器27より出
力される記録映像信号の一実施例を示す。
【0022】一方、音声信号はPCMエンコーダ8に入
力され、シャフリング処理、誤り訂正符号の付加等を行
った後、上記垂直ブランキングデータ発生器25より出
力されるタイミングパルスに基づき1フィールド期間の
ディジタル音声信号をFM変調器7から出力される記録
FM映像信号の垂直ブランキング期間に挿入するために
時間軸圧縮処理を施し、PCM変調してPCM音声信号
として出力される。その後、上記1フィールド期間のP
CM音声信号は、上記垂直ブランキングデータ発生器2
5からのタイミングパルスによりスイッチ9、10を切
り換え、それぞれの出力を加算器11で加算して、例え
ば図9に示すように、FM変調された映像信号の垂直ブ
ランキング期間の一部に挿入される。そして、加算器1
1の出力であるPCM音声信号とFM映像信号は記録増
幅器12で増幅されて、ビデオヘッド13で磁気テープ
14上に記録される。
【0023】なお、上記記録系における垂直ブランキン
グデータ発生器25は再生時にも動作し、ドラムの回転
に同期して、D/A変換後図4に示すような垂直ブラン
キング信号となる垂直ブランキングデータを常に発生
し、セレクタ26へと出力する。セレクタ26は、再生
時は垂直ブランキングデータ発生器25からの出力を常
に選択し、その出力をD/A変換器27でD/A変換す
る。そして、上記D/A変換器27の出力であるアナロ
グ信号に変換された垂直ブランキング信号(図4)はス
イッチ回路30へと送られる。
【0024】次に再生時には、ビデオヘッド15が磁気
テープ14から再生した再生信号は、再生増幅器16で
増幅された後、再生イコライザ17及びPCMデコーダ
28へ送られる。PCMデコーダ28では、再生信号中
の垂直ブランキング期間に挿入された1フィールド期間
のPCM音声信号を検出するとともに、誤り訂正、デシ
ャフリング処理、誤り修正処理等を施し、元の音声信号
を復元して出力する。一方、再生イコライザ17では、
入力された再生信号の再生FM映像信号の周波数特性を
補償し、FM復調器19へ送りFM復調して、再生映像
信号を得る。
【0025】ここで、上記FM復調器19では、再生イ
コライザ17から出力される再生FM映像信号と混合さ
れたPCM音声信号をそのままFM復調しているので、
再生信号をFM復調した後の映像信号波形は、図10に
示すようにPCM音声信号領域においてノイズのような
信号波形となって出力されてしまう。
【0026】そこで、FM復調器19の出力である再生
映像信号は、PCM音声信号領域を示すPCM領域信号
により出力の切り換えが可能なスイッチ回路30に入力
され、再生映像信号におけるPCM音声信号領域の信号
を、記録系における垂直ブランキングデータ発生器25
で発生する図4に示すような垂直ブランキング信号に切
り換え、図5に示すような信号とする。
【0027】ここで、上記スイッチ回路30にはPCM
デコーダ28内のPCM領域信号発生器29で発生する
PCM領域信号が送られ、上記垂直ブランキング信号と
再生映像信号が切り換えられる。なお、上記PCM領域
信号発生器29は、PCMデコーダ28内において、再
生信号のPCM音声信号領域の終了タイミングを検出
し、次のPCM音声信号領域の開始時刻を上記検出結果
から予測するという構成などの既知の技術によりPCM
音声信号領域を示すPCM領域信号を発生することが出
来る。
【0028】ここで、スイッチ回路30では、上記記録
系D/A変換器27の出力である垂直ブランキング信号
と、FM復調器19の出力の再生映像信号とをPCM領
域信号に基づき切り換えるのであるが、その動作につい
て図6を用いて、次に説明する。
【0029】PCM領域信号発生器29において、例え
ば映像信号領域でLow、PCM音声信号領域でHig
hとなるパルス(図6(a))を発生しスイッチ回路30
へ送ると、スイッチ回路30では、パルスがLowとな
る映像信号領域期間ではFM復調器19から送られる再
生映像信号(図6(b))を選択し、パルスがHigh
となるPCM音声信号領域期間では上記記録系D/A変
換器27からの出力である記録系垂直ブランキングデー
タ発生器25で発生する垂直ブランキング信号(図6
(c))を選択し出力する。したがって、スイッチ回路
30の出力において、PCM音声信号領域の信号は、図
6(d)に示すように、記録系で発生している垂直ブラン
キング信号に切り換えられることになる。
【0030】このようにすれば、FM復調した再生映像
信号におけるPCM音声信号領域での信号を記録系で発
生する垂直ブランキング信号にすることが出来るので、
映像信号の同期分離を正確に行うことができ、クランプ
回路の動作を正常に行うできる。また、PCM音声信号
領域での信号にも同期信号が付加された信号が挿入され
ることになるので、PCM音声信号領域においてもクラ
ンプをかけることができ、サグが低減される。
【0031】上記スイッチ回路30の出力である再生映
像信号は、クランプ回路20入力され、そこで再生映像
信号の同期信号先端部を所定の直流電圧レベルにクラン
プする。その後、再生映像信号は、A/D変換器21で
アナログ信号からディジタル信号にA/D変換され、再
生信号処理回路23へ送られる。また、第2の同期分離
回路22では再生映像信号から同期信号を分離する。上
記再生信号処理回路23では上記第2の同期分離回路2
2からの同期分離出力に基づき、再生映像信号に時間軸
補正、ドロップアウト補償などの再生信号処理を施した
後、D/A変換器24でD/A変換し、良好な再生映像
信号を得る。
【0032】なお、上記実施例1では、記録系の垂直ブ
ランキングデータ発生器25において、再生時に図4に
示すような垂直ブランキングデータを発生し出力する場
合について示したが、図4に示す波形に限るものではな
く、例えばランプ波形、グレー信号、または黒レベル信
号などの映像信号の基準信号となる信号波形である場合
でもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0033】また、上記実施例1では、PCM領域信号
発生器29において、映像信号領域ではLow、PCM
音声信号領域ではHighとなるパルスを発生する場合
について述べたが、上記実施例でのパルスの反転パルス
を発生してもよく、PCM領域信号発生器29から出力
されるPCM領域信号に基づき、スイッチ回路30にお
いて映像信号領域ではFM復調器19の出力である再生
映像信号を、PCM音声信号領域では記録系で発生しD
/A変換器27より出力される垂直ブランキング信号を
選択し切り換えれば、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
【0034】また、上記実施例1では、垂直ブランキン
グデータはディジタルデータで発生され、セレクタ26
で切り換えられてからD/A変換する構成の場合につい
て説明しているが、垂直ブランキングデータをアナログ
信号として発生し出力して切り換える構成でもよく、同
様の効果を奏する。
【0035】また、上記実施例1では、PCM音声信号
をFM映像信号の垂直ブランキング期間にスイッチ9、
10で切り換えて記録する場合について説明したが、こ
れに限るものではなく、例えば水平ブランキング期間に
分割して挿入する場合でもよい。また、1フィールドの
映像信号を図12に示すように複数のセグメントに分割
して(図12は2セグメント分割の場合を示す。)記録
再生するVTRにおいて、それぞれのセグメントブラン
キング期間および垂直ブランキング期間に1フィールド
のPCM音声信号を分割して挿入し記録再生する場合に
おいても、記録系で発生するブランキングデータを再生
時にも発生し、PCM領域信号発生器でPCM音声信号
の領域を識別して、そのPCM音声信号領域を示す制御
信号を発生し、上記制御信号に基づきスイッチ回路を切
り換えれば、図12に示すようなセグメントブランキン
グ期間にPCM音声信号を挿入して記録する記録フォー
マットの場合でも、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0036】また、上記実施例1では、記録系で発生さ
せるブランキングデータを用いて、再生映像信号のPC
M音声信号領域で切り換える場合について説明したが、
これに限るものではなく、映像信号の基準信号となる信
号を発生する信号発生器を設け、PCM領域信号に基づ
きスイッチ回路で切り換える場合でも、上記実施例と同
様の効果を奏する。
【0037】実施例2. 上記実施例1では、再生時に、図11(a)に示す再生
FM映像信号と混合されたPCM音声信号をそのまま再
生信号としてFM復調する場合について述べたが、例え
ば図2に示される実施例2のように、FM復調器19前
段のPCM信号分離回路38でFM映像信号とPCM音
声信号を図11(b)のように分離してからFM復調す
る場合でも、FM復調後の再生映像信号は、図11
(c)および図10に示すようにPCM音声信号領域に
おいてノイズとなり、したがって、上記実施例1と同
様、PCM領域信号発生器29から出力されるPCM領
域信号に基づき、スイッチ回路30において映像信号領
域ではFM復調器19の出力である再生映像信号を、P
CM音声信号領域では記録系で発生しD/A変換器27
より出力される垂直ブランキング信号を選択し、切り換
える構成にすることにより、上記実施例と同様の効果を
奏する。
【0038】実施例3. また、図3は本発明の実施例3によるVTRのブロック
図を示す。図において、記録系1〜3,8〜14及び再
生系15〜17、19〜24は上記従来装置と全く同一
のものである。
【0039】31は記録系において記録時および再生時
に映像信号の垂直ブランキングデータを発生する垂直ブ
ランキングデータ発生器、32はセレクタ、33はD/
A変換器、34はFM変調器である。35は再生信号の
垂直ブランキング期間に挿入された1フィールド期間の
PCM音声信号を検出するとともに、誤り訂正、デシャ
フリング処理、誤り修正処理等を施し、元の音声信号を
復元するPCMデコーダ、36は前記PCMデコーダ3
4内において再生信号のPCM音声信号領域を判別し、
PCM音声信号領域を示すPCM領域信号を発生させる
PCM領域信号発生器、37はスイッチ回路である。
【0040】次に動作について説明する。記録時に、入
力された映像信号はA/D変換器1でA/D変換され、
記録信号処理回路3で第1の同期分離回路2からの同期
分離出力を基準にして再生時に時間軸補正などの処理を
行うための基準信号となるブランキングデータを映像信
号に挿入するなどの記録信号処理が行われる。垂直ブラ
ンキングデータ発生器31は、記録時には第1の同期分
離回路2からの同期分離出力を基準にして、映像信号の
垂直ブランキングデータと、上記記録信号処理回路3か
らの映像信号データに垂直ブランキングデータを挿入す
るためのゲートパルスを発生し、それぞれをセレクタ3
2へと出力し、また、FM映像信号の垂直ブランキング
期間にPCM音声信号を挿入するためのタイミングパル
スを発生してスイッチ9、10へと出力する。
【0041】上記垂直ブランキングデータ発生器31か
ら出力された垂直ブランキングデータは、セレクタ32
において垂直ブランキングデータ発生器31からのゲー
トパルスに基づき上記記録信号処理回路3から送られる
映像信号データに挿入される。そして、垂直ブランキン
グデータが挿入された映像信号データは、D/A変換器
33へ送られてD/A変換され、FM変調器34へと入
力されてFM変調される。図8に記録映像信号の一実施
例を示す。
【0042】一方、音声信号はPCMエンコーダ8に入
力され、シャフリング処理、誤り訂正符号の付加等を行
った後、上記垂直ブランキングデータ発生器25より出
力されるタイミングパルスに基づき1フィールド期間の
ディジタル音声信号をFM変調器34から出力される記
録FM映像信号の垂直ブランキング期間に挿入するため
に時間軸圧縮処理を施し、PCM変調してPCM音声信
号として出力される。その後、上記1フィールド期間の
PCM音声信号は、上記垂直ブランキングデータ発生器
31からのタイミングパルスによりスイッチ9、10を
切り換え、それぞれの出力を加算器11で加算して、例
えば図9に示すように、FM変調された映像信号の垂直
ブランキング期間の一部に挿入される。そして、加算器
11の出力であるPCM音声信号とFM映像信号は記録
増幅器12で増幅されて、ビデオヘッド13で磁気テー
プ14上に記録される。
【0043】なお、記録系における垂直ブランキングデ
ータ発生器31は再生時にも動作し、ドラムの回転に同
期して、D/A変換後に図4に示すような垂直ブランキ
ング信号となる垂直ブランキングデータを常に発生し
て、セレクタ32へと出力する。セレクタ32は、再生
時は垂直ブランキングデータ発生器31からの出力を常
に選択し、その出力をD/A変換器33でD/A変換す
る。上記D/A変換器33の出力であるアナログ信号に
変換された垂直ブランキング信号(図4)はFM変調器
34へ入力され、FM変調が施される。そして、FM変
調器34の出力であるFM変調された垂直ブランキング
信号は、スイッチ回路37へと送られる。
【0044】次に、再生時には、ビデオヘッド15が磁
気テープ14から再生した再生信号は、再生増幅器16
で増幅された後、再生イコライザ17及びPCMデコー
ダ35へ送られる。PCMデコーダ35では、再生信号
中の垂直ブランキング期間に挿入された1フィールド期
間のPCM音声信号を検出するとともに、誤り訂正、デ
シャフリング処理、誤り修正処理等を施し、元の音声信
号を復元して出力する。一方、再生イコライザ17で
は、入力された再生信号の再生FM映像信号の周波数特
性を補償する。
【0045】ここで、従来例と同様に、記録時にFM映
像信号の垂直ブランキング期間にPCM音声信号をスイ
ッチ9、10の切り換えにより加算し記録しており、よ
って、再生イコライザ17からは、再生FM映像信号と
混合されたPCM音声信号がそのまま出力され、この再
生イコライザ17の出力をFM復調器19でFM復調し
た場合、その出力である再生映像信号波形は、図10に
示すようにPCM音声信号領域においてノイズのような
信号波形となって出力されてしまう。
【0046】そこで、再生イコライザ17の出力である
再生信号は、PCM音声信号領域を示すPCM領域信号
により出力の切り換えが可能なスイッチ回路37に入力
され、上記記録系のFM変調器34の出力である垂直ブ
ランキング信号をFM変調したFM信号と切り換えら
れ、FM復調器19へと出力される。図5にFM復調器
19より出力される再生映像信号を示す。ここで、上記
スイッチ回路37にはPCMデコーダ35内のPCM領
域信号発生器36で発生するPCM領域信号が送られ、
前記PCM領域信号発生器36は、PCMデコーダ35
内において、再生信号のPCM音声信号領域の終了タイ
ミングを検出し、次のPCM音声信号領域の開始時刻を
上記検出結果から予測するという構成などの既知の技術
によりPCM音声信号領域を示すPCM領域信号を発生
することが出来る。
【0047】ここで、スイッチ回路37では、上記記録
系FM変調器34の出力であるFM変調された垂直ブラ
ンキング信号と、再生イコライザ17の出力である再生
信号とを、PCM領域信号に基づいて切り換えるのであ
るが、その動作を次に説明する。
【0048】PCM領域信号発生器36において、例え
ば映像信号領域でLow、PCM音声信号領域でHig
hとなるパルスを発生しスイッチ回路37へ送ると、ス
イッチ回路37では、パルスがLowとなる映像信号領
域期間では再生イコライザ17から送られる再生信号を
選択し、パルスがHighとなるPCM音声信号領域期
間では上記FM変調器34からの出力である記録系垂直
ブランキングデータ発生器31で発生する垂直ブランキ
ング信号をFM変調したFM信号を選択し出力する。し
たがって、スイッチ回路37の出力において、PCM音
声信号領域の信号は、記録系で発生している垂直ブラン
キング信号をFM変調した信号に切り換えられることに
なる。
【0049】上記スイッチ回路37の出力はFM復調器
19へと入力され、図5に示すような再生映像信号にF
M復調される。したがって、FM復調した再生映像信号
におけるPCM音声信号領域での信号を記録系で発生す
る垂直ブランキング信号にすることが出来るので、映像
信号の同期分離を正確に行うことができ、クランプ回路
の動作を正常に行うことが出来る。また、PCM音声信
号領域での信号にも同期信号が付加された信号が挿入さ
れることになるので、PCM音声信号領域においてもク
ランプをかけることができ、サグが低減される。
【0050】上記FM復調器19の出力である再生映像
信号は、クランプ回路20入力され、そこで再生映像信
号の同期信号先端部を所定の直流電圧レベルにクランプ
する。その後、再生映像信号は、A/D変換器21でア
ナログ信号からディジタル信号にA/D変換され、再生
信号処理回路23へ送られ、また、第2の同期分離回路
22では再生映像信号から同期信号を分離される。上記
再生信号処理回路23では上記第2の同期分離回路22
からの同期分離出力に基づき、時間軸補正、ドロップア
ウト補償などの再生信号処理を施した後、D/A変換器
24でD/A変換され、良好な再生映像信号を得る。
【0051】なお、上記実施例3では、記録系の垂直ブ
ランキングデータ発生器31において、再生時に図4に
示すような垂直ブランキングデータを発生し出力する場
合について示したが、図4に示す波形に限るものではな
く、例えばランプ波形、グレー信号、または黒レベル信
号などの映像信号の基準信号となる信号波形である場合
でもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0052】また、上記実施例3では、PCM領域信号
発生器36において、映像信号領域ではLow、PCM
音声信号領域ではHighとなるパルスを発生する場合
について述べたが、上記実施例でのパルスの反転パルス
を発生してもよく、PCM領域信号発生器36から出力
されるPCM領域信号に基づき、スイッチ回路37にお
いて映像信号領域では再生イコライザ17の出力である
再生信号を、PCM音声信号領域では記録系で発生しF
M変調器34より出力される垂直ブランキング信号をF
M変調した信号を選択し切り換えれば、上記実施例と同
様の効果を奏する。
【0053】また、上記実施例3では、垂直ブランキン
グデータはディジタルデータで発生され、セレクタ32
で切り換えられてからD/A変換されてFM変調する構
成の場合について説明しているが、垂直ブランキングデ
ータをアナログ信号として発生し出力してFM変調する
構成の場合でもよく、同様の効果を奏する。
【0054】また、上記実施例3では、再生時に再生F
M映像信号と混合されたPCM音声信号をそのまま再生
信号としてスイッチ回路37へ入力する場合について述
べたが、上記実施例2におけるFM復調器19前段のP
CM信号分離回路38を用いて、FM映像信号とPCM
音声信号を図11(b)のように分離してからスイッチ
回路37へ入力し、PCM領域信号発生器36から出力
されるPCM領域信号に基づき、映像信号領域ではPC
M音声信号を分離した後の再生FM映像信号を、PCM
音声信号領域では記録系で発生しFM変調器34より出
力される垂直ブランキング信号をFM変調した信号を選
択し、切り換える構成にしても、上記実施例3と同様の
効果を奏する。
【0055】また、上記実施例3では、PCM音声信号
をFM映像信号の垂直ブランキング期間にスイッチ9、
10で切り換えて記録する場合について説明したが、こ
れに限るものではなく、例えば水平ブランキング期間に
分割して挿入する場合でもよい。また、1フィールドの
映像信号を図12に示すように複数のセグメントに分割
して(図12は2セグメント分割の場合を示す。)記録
再生するVTRにおいて、それぞれのセグメントブラン
キング期間および垂直ブランキング期間に1フィールド
のPCM音声信号を分割して挿入し記録再生する場合に
おいても、記録系で発生するブランキングデータを再生
時にも発生し、FM変調した信号とすることができ、P
CM領域信号発生器でPCM音声信号の領域を識別し
て、そのPCM音声信号領域を示す制御信号を発生し、
上記制御信号に基づきスイッチ回路を切り換えれば、図
12に示すようなセグメントブランキング期間にPCM
音声信号を挿入して記録する記録フォーマットの場合で
も、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0056】また、上記実施例3では、記録系で発生さ
せるブランキングデータをFM変調して、再生信号のP
CM音声信号領域で切り換える場合について説明した
が、これに限るものではなく、映像信号の基準信号とな
る信号をFM変調した信号を発生する信号発生器を設
け、PCM領域信号に基づきスイッチ回路で切り換える
場合でも、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0057】実施例4. なお、上記実施例1〜3においては、FM変調した映像
信号を回転ヘッドにより磁気テープ上に記録し、再生を
行う磁気記録再生装置(VTR)に適用する場合につい
て説明したが、FM変調した映像信号にディジタル音声
信号を時分割多重して記録再生装置であればよく、例え
ば映像信号をFM変調してディスク状記録媒体に記録再
生するような映像信号記録再生装置や、レーザディスク
(LD)、光磁気ディスク等、他の映像信号記録再生装
置においても上記実施例と同様の効果を奏する。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1によれば、ディ
ジタル音声信号をFM映像信号のブランキング期間に挿
入して記録再生し、再生時に、記録系におけるデータ
生器で発生する基準となる映像信号とFM復調後の再生
映像信号を、領域信号に応じて切り換えて、FM復調後
の再生映像信号におけるディジタル音声信号領域の信号
基準となる映像信号で置き換えるように構成したの
で、再生映像信号の同期分離を正確に行い、ディジタル
音声信号領域においてもクランプをかけることが出来る
とともに、サグを低減することができ、良好な再生映像
信号を得られる効果がある。
【0059】また、以上のように、請求項2によれば、
ディジタル音声信号をFM映像信号のブランキング期間
に挿入して記録再生し、再生時に、記録系におけるデー
発生器で発生する基準となる映像信号をFM変調した
信号とFM復調する前の再生信号を、領域信号に応じて
切り換えて、FM復調後の再生映像信号におけるディジ
タル音声信号領域の信号を基準となる映像信号で置き換
えるように構成したので、再生映像信号の同期分離を正
確に行い、ディジタル音声信号領域においてもクランプ
をかけることが出来るとともに、サグを低減することが
でき、良好な再生映像信号を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例2による磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施例3による磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図4】本発明の実施例1、2及び実施例3におけるそ
れぞれの垂直ブランキングデータ発生器で発生する垂直
ブランキングデータの一例を示す波形図である。
【図5】本発明の実施例1、2及び実施例3における再
生映像信号の出力波形の一例を示す波形図である。
【図6】本発明の実施例1におけるPCM領域信号発生
器およびスイッチ回路の動作を説明するための波形図で
ある。
【図7】従来の磁気記録再生装置の一例を示すブロック
図である。
【図8】FM変調器入力前の記録映像信号の一例を示す
波形図である。
【図9】FM映像信号のブランキング期間にPCM音声
信号を時分割で多重する場合の一例を示す図である。
【図10】従来の磁気記録再生装置におけるFM復調し
た再生映像信号の出力波形を示す波形図である。
【図11】再生信号におけるFM映像信号とPCM音声
信号を分離した後、再生FM映像信号をFM復調する場
合の動作を説明するための図である。
【図12】2セグメント記録のVTRにおいてFM映像
信号の各セグメントブランキング期間にPCM音声信号
を時分割で多重する場合の一例を示す図である。
【符号の説明】
25 垂直ブランキングデータ発生器 29 PCM領域信号発生器 30 スイッチ回路 31 垂直ブランキングデータ発生器 34 FM変調器 36 PCM領域信号発生器 37 スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大熊 育雄 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社 電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 平1−296783(JP,A) 特開 平5−7357(JP,A) 特開 平4−212583(JP,A) 特開 平4−310080(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 5/782 - 5/783

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号をFM変調し、またディジタル
    音声信号を上記FM変調した記録映像信号のブランキン
    グ期間に時分割に多重して記録再生する映像信号記録再
    生装置において、再生時に基準となる映像信号を発生し
    出力するデータ発生手段と、再生時に再生信号中の上記
    ディジタル音声信号の領域を判別し、ディジタル音声信
    号の領域を示す制御信号を発生する領域信号発生手段
    と、上記領域信号発生手段からの出力信号に基づき、上
    記再生信号をFM復調した信号と上記データ発生手段の
    出力を切り換える切り換え手段とを備えたことを特徴と
    する映像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 映像信号をFM変調し、またディジタル
    音声信号を上記FM変調した記録映像信号のブランキン
    グ期間に時分割に多重して記録再生する映像信号記録再
    生装置において、再生時に基準となる映像信号を発生し
    出力するデータ発生手段と、記録時および再生時に入力
    信号をFM変調するFM変調手段と、再生時に再生信号
    中の上記ディジタル音声信号の領域を判別し、ディジタ
    ル音声信号の領域を示す制御信号を発生する領域信号発
    生手段と、上記領域信号発生手段の出力信号に基づき、
    上記再生信号と上記FM変調手段の出力を切り換える切
    り換え手段とを備えたことを特徴とする映像信号記録再
    生装置。
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