JP3049838B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3049838B2
JP3049838B2 JP3154287A JP15428791A JP3049838B2 JP 3049838 B2 JP3049838 B2 JP 3049838B2 JP 3154287 A JP3154287 A JP 3154287A JP 15428791 A JP15428791 A JP 15428791A JP 3049838 B2 JP3049838 B2 JP 3049838B2
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pcm
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まさ子 山田
秀樹 金子
禎之 井上
育雄 大熊
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号をFM変調
し、ディジタル音声信号(以下、PCM音声信号と称
す)をFM映像信号のブランキング期間に時分割に多重
して記録再生するよう構成した磁気記録再生装置(以
下、VTRと称す)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は例えばFM変調した映像信号
(FM映像信号)の垂直ブランキング期間の一部にPC
M音声信号を時分割に多重して記録再生する従来のVT
Rの一例を示すブロック図である。図において、1は映
像信号の高域成分を強調するプリ・エンファシス回路、
2は映像信号をFM変調するFM変調器、3は入力され
た音声信号にシャフリング処理、誤り訂正符号の付加等
を行った後、1フィールド期間の音声信号を上記FM映
像信号の垂直ブランキング期間に挿入するため時間軸圧
縮処理を施しPCM変調して出力するPCMエンコー
ダ、4、5はスイッチ、6は前記スイッチ4、5の出力
を加算する加算器、7は記録増幅器、8、10はビデオ
ヘッド、9は磁気テープである。11は再生ヘッド出力
を増幅する再生増幅器、12は再生FM映像信号の周波
数特性を補償する再生イコライザ、13は再生信号の垂
直ブランキング期間に挿入された上記1フィールド期間
のPCM音声信号を検出するとともに、誤り訂正、デシ
ャフリング処理を施し元の音声信号を出力するPCMデ
コーダ、14はFM復調器、15は上記プリ・エンファ
シス回路1の逆特性を持ったディ・エンファシス回路、
16はクランプ回路、17は再生映像信号をアナログ信
号からディジタル信号に変換するA/D変換器、18は
再生映像信号から同期信号を分離する同期分離回路、1
9は上記同期分離回路18の出力である同期分離信号に
基づき再生映像信号の時間軸補正、ドロップアウト補償
などの再生信号処理を行う再生信号処理回路、20はD
/A変換器である。
【0003】次に動作について説明する。図13のブロ
ック図において、入力された映像信号は、プリ・エンフ
ァシス回路1で高域成分を強調した後、FM変調器2で
FM変調され、一方、音声信号はPCMエンコーダ3に
入力されてシャフリング処理、誤り訂正符号の付加等を
施された後、1フィールド期間の音声信号を上記FM映
像信号の垂直ブランキング期間に挿入するため時間軸圧
縮処理を施しPCM変調して出力される。その後、PC
M音声信号は例えば図14に示すように、FM変調され
た映像信号の垂直ブランキング期間の一部にスイッチ
4、5で切り換え、加算器6で加算されて記録増幅器7
へ送られる。そして、記録増幅器7でFM映像信号及び
PCM音声信号を増幅し、ビデオヘッド8で磁気テープ
9上に記録する。
【0004】再生時には、ビデオヘッド10が磁気テー
プ9より再生した再生FM映像信号と記録時混合された
PCM音声信号は、再生信号として再生増幅器11で増
幅される。この増幅された再生信号は、再生イコライザ
12へ送られるとともにPCMデコーダ13へ送られ、
PCMデコーダ13では、再生信号の垂直ブランキング
期間に挿入された1フィールド期間のPCM音声信号を
検出するとともに、誤り訂正、デシャフリング処理を施
し元の音声信号を出力する。
【0005】一方、再生イコライザ12では、再生FM
映像信号の周波数特性を補償し、その出力はFM復調器
14に入力されFM復調される。そして、ディ・エンフ
ァシス回路15で記録時に強調された高域成分を減衰さ
せると、もとの映像信号が得られる。この再生映像信号
はクランプ回路16へ入力され、A/D変換器17の入
力電圧範囲内となるようクランプがかけられる。なお、
このクランプ回路16では、再生映像信号の同期信号を
分離してクランプパルスを発生し、再生映像信号の同期
信号先端部をある所定の直流電圧レベルにクランプす
る。上記クランプ回路16でクランプがかけられた再生
映像信号は、A/D変換器17でアナログ信号からディ
ジタル信号に変換され、再生信号処理回路19に送られ
る。また、同期分離回路18では再生映像信号から同期
信号を分離する。再生信号処理回路19では上記同期分
離回路18からの同期分離出力を基準にして、再生映像
信号に時間軸補正、ドロップアウト補償などの再生信号
処理を施し、D/A変換器20ではディジタル再生映像
信号をD/A変換して出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のV
TRでは、記録時にFM変調された映像信号の垂直ブラ
ンキング期間の一部でPCM音声信号をスイッチで切り
換え加算して記録し、再生時は再生FM映像信号と、混
合されたPCM音声信号がそのままFM復調されるの
で、映像信号出力波形は図15に示すように、PCM音
声信号領域においてノイズのような信号波形となる。ま
た、PCM音声信号が挿入された再生信号をFM復調す
る前に、FM映像信号とPM音声信号を分離し、その後
FM復調などの再生信号処理を行う構成の場合がある
が、この場合においても、PCM音声信号を分離した後
の再生FM映像信号におけるPCM音声信号領域期間は
無信号部分となり、この無信号部分の存在する再生FM
映像信号をFM復調すると、上記従来例と同様、図15
に示すように無信号部分であるPCM音声信号領域でF
M復調波形がノイズのような信号波形となってしまう。
【0007】一方、A/D変換器17前段のクランプ回
路16が、再生映像信号の同期信号を分離してクランプ
パルスを発生し、同期信号先端をクランプするよう構成
されている場合、PCM音声信号領域において図のよう
なノイズがあると、再生映像信号で正常な同期分離が行
えず、PCM音声信号領域におけるノイズ部の下端でク
ランプ動作を行ってしまい、したがって、A/D変換器
入力のクランプ回路が正常に動作せず、再生映像信号が
破綻してしまうなどの問題点があった。
【0008】また、再生映像信号のPCM音声信号領域
において、図15のように映像信号のホワイトレベルよ
りも高いレベルにノイズが出力されると、サグ発生の原
因となり、再生映像信号の一部で色相が変化するなどし
て良好な再生映像信号が得られないなどの問題点があっ
た。
【0009】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、再生映像信号の同期分離を正
確に行い、クランプ回路の動作を正常に行うことができ
るともに、サグを低減でき、安定した良好な再生映像信
号が得られるVTRを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るVTRは、
再生時に再生信号におけるPCM音声信号領域を正確に
判別し、PCM音声信号領域を示す制御信号を発生させ
るPCM領域信号発生器を設けるとともに、上記PCM
領域信号発生器の出力であるPCM領域信号に応じて、
クリップレベルの切り換えが可能なクリップ回路を設け
て、FM復調後の再生映像信号におけるPCM音声信号
領域でのノイズの上端部をホワイトレベル位まで、下端
部をペデスタルレベル位までクリップするようにしたも
のである。
【0011】また、本発明に係るVTRは、再生時に再
生信号におけるPCM音声信号領域を示す制御信号を発
生させるPCM領域信号発生器と、一定周波数の信号を
発生する信号発生器を設けるとともに、上記PCM領域
信号発生器の出力であるPCM領域信号に応じて、FM
復調後の再生映像信号と上記信号発生器の出力を切り換
えるスイッチ回路を設けて、再生映像信号におけるPC
M音声信号領域での信号を一定周波数の信号(図6参
照)にするようにしたものである。
【0012】さらに、本発明に係るVTRは、再生時に
再生信号におけるPCM音声信号領域を示す制御信号を
発生させるPCM領域信号発生器と、FM復調後の再生
映像信号を1水平走査期間(1H)遅延させる遅延素子
を設けるとともに、上記PCM領域信号発生器の出力で
あるPCM領域信号に応じて、再生映像信号と上記遅延
素子の出力を切り換えるスィッチ回路を設け、再生映像
信号におけるPCM音声信号領域での信号をPCM音声
信号領域の前フィールドにおけるPCM音声信号以外の
ラインのデータと置き換えるようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明におけるVTRは、PCM音声信号領域
を示すPCM領域信号に基づき、FM復調後の再生映像
信号におけるPCM音声信号領域のノイズの上端部と下
端部をクリップするので、再生映像信号の同期分離を正
確に行い、クランプ回路の動作を正常に行うことがで
き、サグを低減することができる。
【0014】また、本発明におけるVTRは、PCM音
声信号領域を示すPCM領域信号に基づき、FM復調後
の再生映像信号におけるPCM音声信号領域での信号を
一定周波数の信号にするので、再生映像信号の同期分離
を正確に行い、クランプ回路の動作を正常に行うことが
でき、サグを低減することができる。
【0015】さらに、本発明におけるVTRは、PCM
音声信号領域を示すPCM領域信号に基づき、FM復調
後の再生映像信号におけるPCM音声信号領域での信号
をPCM音声信号領域の前フィールドにおける最終ライ
ンのデータと置き換えるので、再生映像信号の同期分離
を正確に行い、クランプ回路の動作を正常に行うことが
でき、サグを低減することができる。
【0016】
【実施例】実施例1. 以下、本発明の一実施例を図について説明する。図1に
おいて、記録系1〜9及び再生系10〜12、14〜2
0は上記従来の装置と同一であり、説明を省略する。
【0017】21は再生信号の垂直ブランキング期間に
挿入された1フィールド期間のPCM音声信号を検出す
るとともに、誤り訂正、デシャフリング処理を施し元の
音声信号を出力するPCMデコーダ、22は上記PCM
デコーダ21内において再生信号のPCM音声信号領域
を正確に判別し、PCM音声信号領域を示すPCM領域
信号を発生させるPCM領域信号発生器、23は上記P
CM音声信号発生器22より発生されるPCM領域信号
に基づき、FM復調された再生映像信号のPCM音声信
号領域におけるノイズの上端部と下端部をクリップする
PCMクリップ回路で、ノイズの上端部をホワイトレベ
ルまでクリップするホワイトクリップ回路24とノイズ
の下端部をペデスタルレベルまでクリップするペデスタ
ルクリップ回路25により構成される。
【0018】次に動作について説明する。記録時に、例
えばFM変調された映像信号の垂直ブランキング期間の
一部でスイッチ4、5を切り換え、PCM音声信号とF
M映像信号を加算器6で図14のように加算して記録す
る。
【0019】再生時にビデオヘッド10が磁気テープ9
から再生した再生信号は、再生増幅器11で増幅された
後、再生イコライザ12及びPCMデコーダ21へ送ら
れる。PCMデコーダ21では、再生信号の垂直ブラン
キング期間に挿入された1フィールド期間のPCM音声
信号を検出するとともに、誤り訂正、デシャフリング処
理を施し元の音声信号を出力する。一方、再生イコライ
ザ12では、入力された再生信号の再生FM映像信号の
周波数特性を補償し、FM復調器14へ送りFM復調す
る。そして、ディ・エンファシス回路15で記録回路中
のプリ・エンファシス回路1で強調された高域成分を減
衰させて、高域の雑音が低減された再生映像信号を得
る。
【0020】ところで、記録時にFM映像信号の垂直ブ
ランキング期間にPCM音声信号をスイッチ4、5の切
り換えにより加算し、再生時は再生FM映像信号と混合
されたPCM音声信号をそのままFM復調器14でFM
復調し、ディ・エンファシス回路15を通しているの
で、再生のFM復調後の映像信号波形は、図15に示す
ようにPCM音声信号領域においてノイズのような信号
波形となって出力されてしまう。
【0021】そこで、ディ・エンファシス回路15から
出力された再生映像信号は、PCM音声信号領域を示す
PCM領域信号によりクリップレベルを制御することが
可能なPCMクリップ回路23に入力される。前記PC
Mクリップ回路23にはPCMデコーダ21内のPCM
領域信号発生器22で発生するPCM領域信号が送ら
れ、ディ・エンファシス回路15の出力である再生映像
信号のPCM音声信号領域におけるノイズの上端部をホ
ワイトレベル位までクリップし、下端部をペデスタルレ
ベル位までクリップ(図2)する。
【0022】ここで、PCM領域信号発生器22ではP
CMデコーダ21内において、再生信号のPCM音声信
号領域の終了タイミングを検出し、次のPCM音声信号
領域の開始時刻を上記検出結果から予測するという構成
などの既知の技術により、PCM音声信号領域を示すP
CM領域信号を発生することができる。
【0023】次に、上記PCMクリップ回路23の動作
を説明する。PCMクリップ回路23は、再生映像信号
でのPCM音声信号領域においてホワイトレベル以上を
クリップするホワイトクリップ回路24と、ペデスタル
レベル以下をクリップするペデスタルクリップ回路25
により構成され、ホワイトクリップ回路24は例えば図
3(a)のように、ペデスタルクリップ回路25は同図
(b)のように構成される。
【0024】PCM領域信号発生器22において、例え
ば図4(b)に示すようなPCM音声信号領域でLo
w、映像信号領域でHighとなるパルスを出力し、P
CMクリップ回路23へ送ると、PCMクリップ回路2
3内の図3(a)に示すホワイトクリップ回路24にお
いては、PCM音声信号領域ではTr1がOFFし、T
r2がONするので、クリップレベルは抵抗R1、R2
及びR3の値により決定され、一方、映像信号領域では
Tr1がONし、Tr2がOFFするので、クリップレ
ベルは抵抗R1、R2の値で決まる。したがって、図4
(a)に示すように、PCM音声信号領域でのクリップ
レベルがホワイトレベルbに、映像信号領域でのクリッ
プレベルが、映像信号のレベルに影響がないようなホワ
イトレベルよりも高いレベルaになるよう、抵抗R1、
R2及びR3の値を設定する。
【0025】そして、PCMクリップ回路23内の図3
(b)に示すペデスタルクリップ回路25においては、
PCM音声信号領域ではTr3がOFFするので、クリ
ップレベルは抵抗R4、R5の値で決定され、一方、映
像信号領域ではTr3がONするので、クリップレベル
は抵抗R4、R5及びR6により決まる。したがって、
図4(a)にあるように、PCM音声信号領域でのクリ
ップレベルがペデスタルレベルとなるcに、映像信号領
域でのクリップレベルが、例えば再生A/D変換器17
への入力のため同期信号先端レベル以下に落ち込んだ信
号をクリップするように、ほぼ同期信号先端レベルのd
になるように、抵抗R4、R5及びR6を設定する。
【0026】このようにPCMクリップ回路23を構成
すれば、FM復調後の再生映像信号でのPCM音声信号
領域におけるノイズの上端部と下端部をクリップするこ
とができるので、再生映像信号の同期分離を正確に行う
ことができ、クランプ回路16が正常に動作し、サグを
低減できる。
【0027】PCMクリップ回路23の出力である再生
映像信号は、クランプ回路16へ送られて、所定の直流
電圧レベルにクランプされ、次に、A/D変換器17で
アナログ信号からディジタル信号に変換されて再生信号
処理回路19へ入力される。また、同期分離回路18で
は再生映像信号から同期信号を分離する。上記再生信号
処理回路19では、上記同期分離回路18の出力である
同期分離信号に基づき、再生映像信号に時間軸補正、ド
ロップアウト補償などの再生信号処理を施し、D/A変
換器20でD/A変換して出力すると、良好な再生映像
信号が得られる。
【0028】なお、上記実施例では、PCMクリップ回
路23は図3に示すようなホワイトクリップ回路24と
ペデスタルクリップ回路25から構成される場合につい
て説明したが、これに限るものではなく、再生時、再生
信号に混合されたPCM音声信号の領域を識別して、そ
のPCM音声信号領域を示す制御信号を発生するPCM
領域信号発生器と、上記制御信号によりクリップレベル
の制御可能なクリップ回路を備えており、再生映像信号
のPCM音声信号領域におけるノイズの上端部と下端部
を、サグが低減でき、再生映像信号の同期分離が正確に
行えるレベルにクリップする構成であれば、上記実施例
と同様の効果を奏する。
【0029】また、上記実施例では、PCM音声信号を
FM変調した映像信号の垂直ブランキング期間の一部で
スイッチ4、5で切り換えて記録する場合について説明
したが、これに限るものではなく、例えば水平ブランキ
ング期間に分割して挿入する場合でもよい。また、1フ
ィールドの映像信号を複数のセグメント分割して記録再
生するVTRにおいて、それぞれのセグメントブランキ
ング期間および垂直ブランキング期間に1フィールドの
PCM音声信号を分割して挿入し記録再生する場合にお
いても、再生時に再生信号中のPCM音声信号領域を判
別し、その領域を示す制御信号を発生して、上記制御信
号によりクリップレベルが制御可能なクリップ回路を備
えており、再生映像信号のPCM音声信号領域における
ノイズの上端部と下端部を、サグを低減でき、再生映像
信号の同期分離が性格に行えるレベルにクリップする構
成であれば、セグメントブランキング期間にPCM音声
信号を記録するような記録フォーマットでもよく、同様
の効果を奏する。また、上記実施例1では、再生時に再
生FM映像信号と混合されたPCM音声信号をそのまま
再生信号としてFM復調する場合について述べたが、例
えばFM復調する前に、再生信号におけるFM映像信号
とPCM音声信号を分離してからFM復調する場合で
も、FM復調後の再生映像信号は、図15に示すよう
に、PCM音声信号領域においてノイズとなり、したが
って、上記実施例1と同様、PCM領域信号発生器から
出力されるPCM領域信号に基づき、クリップレベルの
制御可能なクリップ回路を備えており、FM復調後の再
生映像信号のPCM音声信号領域におけるノイズの上端
部と下端部を、サグが低減でき、再生映像信号の同期分
離が正確に行えるレベルにクリップする構成にすること
により、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0030】また、上記実施例では、PCMクリップ回
路23はホワイトクリップ回路24、ペデスタルクリッ
プ回路25の順に構成されている場合について説明した
が、この反対の構成、つまり、ペデスタルクリップ回
路、ホワイトクリップ回路の順に構成されている場合で
もよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0031】実施例2. また、図5は本発明の実施例2によるVTRのブロック
図を示すものであり、図において、記録系1〜9及び再
生系10〜12、14〜20は上記従来の装置と同一で
あり、説明を省略する。
【0032】26は再生信号の垂直ブランキング期間に
挿入された1フィールド期間のPCM音声信号を検出す
るとともに、誤り訂正、デシャフリング処理を施し元の
音声信号を出力するPCMデコーダ、27は上記PCM
デコーダ内において再生信号におけるPCM音声信号領
域を示すPCM領域信号を発生させるPCM領域信号発
生器、28は例えば一定周波数f、振幅Aの正弦波を発
生し、映像信号のグレーレベルに重畳して出力する信号
発生器、29は上記PCM領域信号発生器27より出力
されるPCM領域信号に基づき、ディ・エンファシス回
路15の出力である再生映像信号と上記信号発生器28
の出力を切り換えるスイッチ回路である。
【0033】次に、動作について説明する。記録時に、
例えばFM変調された映像信号の垂直ブランキング期間
の一部でスイッチ4、5を切り換え、PCM音声信号と
FM変調された映像信号とを加算器6で図14のように
加算して記録する。
【0034】再生時には、ビデオヘッド10が磁気テー
プ9から再生した再生信号は、再生増幅器11で増幅さ
れた後、再生イコライザ12及びPCMデコーダ26へ
送られる。PCMデコーダ26では、垂直ブランキング
期間に挿入された1フィールド期間のPCM音声信号を
検出するとともに、誤り訂正、デシャフリング処理を施
し元の音声信号を出力する。また、再生イコライザ12
では、入力された再生信号の再生FM映像信号の周波数
特性を補償し、FM復調器14へ送る。FM復調器14
では再生信号をFM復調して、ディ・エンファシス回路
15で記録回路中のプリ・エンファシス回路1で強調さ
れた高域成分を減衰させ、高域の雑音が低減された再生
映像信号を得る。
【0035】ところで、記録時にFM映像信号の垂直ブ
ランキング期間にPCM音声信号をスイッチ4、5の切
り換えにより加算し、再生時は再生FM映像信号と混合
されたPCM音声信号をそのままFM復調器14でFM
復調し、ディ・エンファシス回路15を通しているの
で、ディ・エンファシス回路15出力においての再生映
像信号波形は、図15に示すようにPCM音声信号領域
においてノイズのような信号波形となって出力される。
【0036】そこで、信号発生器28において、例えば
一定周波数f、振幅Aの正弦波を発生させて、映像信号
のグレーレベルに重畳し出力して、この信号発生器28
の出力と前記ディ・エンファシス回路15の出力である
再生映像信号を、PCM音声信号領域を示すPCM領域
信号により出力の切り換えが可能なスイッチ回路29に
入力して切り換え、図7のような信号として出力す
る。。上記スイッチ回路29にはPCMデコーダ26内
のPCM領域信号発生器27で発生するPCM領域信号
が送られ、前記PCM領域信号発生器27は、PCMデ
コーダ26内において、再生信号のPCM音声信号領域
の終了タイミングを検出し、次のPCM音声信号領域の
開始時刻を上記検出結果から予測するという構成などの
既知の技術によりPCM音声信号領域を示すPCM領域
信号を発生することができる。
【0037】PCM領域信号発生器27において、例え
ばPCM音声信号領域でLOW、映像信号領域でHigh と
なるパルス(図8(b))を発生しスイッチ回路29へ送
ると、スイッチ回路29では、パルスがHigh となる映
像信号領域期間ではディ・エンファシス回路15から送
られる再生映像信号を選択し、パルスがLowとなるPC
M音声信号領域期間では信号発生器28の出力を選択し
出力する。したがって、スイッチ回路29の出力におい
て、PCM音声信号領域の信号は、図8(a)に示すよう
なグレーレベルに重畳された周波数f、振幅Aの正弦波
信号となる。
【0038】このようにすれば、FM復調した再生映像
信号におけるPCM音声信号領域での信号をグレーレベ
ルに重畳した一定周波数f、振幅Aの信号にすることが
できるので、映像信号の同期分離を正確に行うことがで
き、クランプ回路16が正常に動作する。また、PCM
音声信号領域で切り換えられた信号は直流レベルのみの
信号ではないので、サグを低減することができる。
【0039】上記スイッチ回路29の出力である再生映
像信号は、クランプ回路16入力され、そこで再生映像
信号の同期信号先端部を所定の直流電圧レベルにクラン
プする。その後、再生映像信号は、A/D変換器17で
アナログ信号からディジタル信号にA/D変換され、再
生信号処理回路19へ送られ、また、同期分離回路18
では再生映像信号から同期信号を分離する。上記再生信
号処理回路19では上記同期分離回路18からの同期分
離出力に基づき、再生映像信号に時間軸補正、ドロップ
アウト補償などの再生信号処理を施し、その出力をD/
A変換器20でD/A変換すると、安定した良好な再生
映像信号を得る。
【0040】なお、上記実施例2では、信号発生器28
において周波数f、振幅Aの正弦波を発生し、グレーレ
ベルに重畳して出力する場合について説明したが、これ
に限るものではなく、ペデスタルレベルからホワイトレ
ベルまでの間で、一定の直流レベル信号以外の、サグを
低減するようなある周波数をもつ信号を発生し出力する
のであれば、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0041】また、上記実施例では、PCM領域信号発
生器27において、映像信号領域でHigh 、PCM音声
信号領域でLowとなるパルスを発生する場合について述
べたが、上記実施例でのパルスの反転パルスを発生して
もよく、PCM領域信号発生器27から出力されるPC
M領域信号に基づき、スイッチ回路29において映像信
号領域では再生FM復調信号を、PCM音声信号領域で
は信号発生器28の出力を選択し、切り換える構成であ
れば、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0042】また、上記実施例2では、PCM音声信号
をFM映像信号の垂直ブランキング期間の一部でスイッ
チ4、5で切り換え記録する場合について説明したが、
これに限るものではなく、例えば、水平ブランキング期
間に分割して挿入する場合でもよい。また、1フィール
ドの映像信号を複数のセグメントに分割して記録再生す
るVTRにおいて、それぞれのセグメントブランキング
期間および垂直ブランキング期間に1フィールドのPC
M音声信号を分割して挿入し記録再生する場合において
も、再生時に再生信号中のPCM音声信号領域を判別し
その領域を示す制御信号を発生して、上記制御信号に基
づきスイッチ回路29において映像信号領域では再生F
M復調信号を、PCM音声信号領域では信号発生器28
の出力を選択し、切り換える構成であれば、セグメント
ブランキング期間にPCM音声信号を記録するような記
録フォーマットでもよく、同様の効果を奏する。また、
上記実施例2では、再生時に再生FM映像信号と混合さ
れたPCM音声信号をそのまま再生信号としてFM復調
する場合について述べたが、例えばFM復調する前に、
再生信号におけるFM映像信号とPCM音声信号を分離
してからFM復調する場合でも、FM復調後の再生映像
信号は、図15に示すように、PCM音声信号領域にお
いてノイズとなり、したがって、上記実施例2と同様、
PCM音声信号発生器から出力されるPCM領域信号に
基づき、スイッチ回路を切り換える構成にすることによ
り、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0043】実施例3. 上記実施例2では、ディ・エンファシス回路15の後に
スイッチ回路29を設け、FM復調信号と信号発生器2
8の出力を切り換える場合について述べたが、図6に示
される実施例3のように、再生信号をFM復調するFM
復調器14の後にスイッチ回路29及び信号発生器30
を設け、再生FM復調信号と信号発生器30の出力を切
り換え、その後、スイッチ回路29の出力をディ・エン
ファシス回路15に送る構成にしても上記実施例2と同
様の効果を奏する。
【0044】実施例4. また、図9は、本発明の実施例4によるVTRのブロッ
ク図を示す。図において、記録系1〜9及び再生系10
〜12、14〜20は上記従来の装置と同一であり説明
を省略する。
【0045】31は再生信号の垂直ブランキング期間に
挿入された1フィールド期間のPCM音声信号を検出す
るとともに、誤り訂正、デシャフリング処理を施し元の
音声信号を出力するPCMデコーダ、32は上記PCM
デコーダ31内において再生信号のPCM音声信号領域
を示すPCM領域信号を発生させるPCM領域信号発生
器、33はスイッチ回路、34は遅延期間が1水平走査
期間(1H)の遅延素子である。
【0046】次に動作について説明する。記録時に、例
えばFM変調された映像信号の垂直ブランキング期間の
一部でスイッチ4、5で切り換え、PCM音声信号とF
M映像信号を加算器6で図14のように加算して記録す
る。
【0047】再生時、ビデオヘッド10が磁気テープ9
より再生した再生信号は、再生増幅器11で増幅された
後、再生イコライザ12及びPCMデコーダ31へ送ら
れる。PCMデコーダ31では、再生信号の垂直ブラン
キング期間に挿入された1フィールド期間のPCM音声
信号を検出するとともに、誤り訂正、デシャフリング処
理を施し元の音声信号を出力する。一方、再生イコライ
ザ12では、入力された再生信号の再生FM映像信号の
周波数特性を補償し、FM復調器14へ送る。FM復調
器14では再生信号をFM復調し、この出力をディ・エ
ンファシス回路15へ入力し、記録回路中のプリ・エン
ファシス回路1で強調された高域成分を減衰させ、高域
の雑音が低減された再生映像信号を得る。
【0048】ところで、記録時にFM映像信号の垂直ブ
ランキング期間にPCM音声信号をスイッチ4、5の切
り換えにより加算し、再生時は再生FM映像信号と混合
されたPCM音声信号をそのままFM復調し、ディ・エ
ンファシス回路15を通しているので、ディ・エンファ
シス回路15の出力での再生映像信号波形は、図15に
示すように、PCM音声信号領域においてノイズのよう
な信号波形となって出力される。
【0049】そこで、上記ディ・エンファシス回路15
の出力である再生映像信号をスイッチ回路33へ送り、
図10(c)のように、PCM音声信号領域における信
号をPCM音声信号領域の前フィールドの最終ラインの
データを繰り返した信号に切り換える。上記スイッチ回
路33にはPCMデコーダ31内のPCM領域信号発生
器32で発生するPCM領域信号が送られ、上記PCM
領域信号発生器32は、PCMデコーダ31内におい
て、再生信号のPCM音声信号領域の終了タイミングを
検出し、次のPCM音声信号領域の開始時刻を上記検出
結果から予測するという構成などの既知の技術によりP
CM音声信号領域を示すPCM領域信号を発生すること
ができる。
【0050】PCM領域信号発生器32において、例え
ばPCM音声信号領域でLow、映像信号領域でHig
hとなるパルス(図10(b))を発生し、スイッチ回
路33へ送る。スイッチ回路33では、パルスがHig
hとなる映像信号領域ではディ・エンファシス回路15
からの出力である再生映像信号(図10(a))を選択
してそのままクランプ回路16へと送る。一方、パルス
がLowとなるPCM音声信号領域では遅延時間が1H
の遅延素子34の出力を選択するよう切り換え、遅延素
子34からはPCM音声信号領域の前フィールドの最終
ラインのデータが出力されるので、PCM音声信号領域
の信号は、図10(c)のような、PCM音声信号が挿
入されている垂直ブランキング期間の前フィールドの最
終ラインのデータが繰り返された信号となる。
【0051】したがって、クランプ回路16へ入力され
るスイッチ回路33からの出力である再生映像信号は、
図10(c)に示されるように、PCM音声信号領域に
おいて、PCM音声信号が挿入された垂直ブランキング
期間の前フィールドの最終データが繰り返し挿入される
ので、再生映像信号の同期分離が正確に行え、クランプ
回路16の動作が正常に行われることになる。また、P
CM音声信号領域での信号にも同期信号が付加されてい
ることになるので、PCM音声信号領域においてもクラ
ンプをかけることができ、サグが低減される。
【0052】スイッチ回路33から出力された再生映像
信号は、上記クランプ回路16において同期信号先端部
を所定の直流電圧レベルにクランプされ、A/D変換器
17でアナログ信号からディジタル信号へA/D変換さ
れて、再生信号処理回路19へ送られる。また、同期分
離回路18は再生映像信号から同期信号を分離する。再
生信号処理回路19では上記同期分離回路18からの同
期分離出力に基づき、再生映像信号に時間軸補正、ドロ
ップアウト補償などの再生信号処理を施し、D/A変換
器20でディジタル信号からアナログ信号へD/A変換
して出力すると、良好な再生映像信号が得られる。
【0053】なお、上記実施例4では、遅延素子34の
遅延時間を1Hとし、PCM音声信号のある垂直ブラン
キング期間の前フィールドの最終ラインのデータを繰り
返しPCM音声信号領域に挿入する場合について説明し
たが、遅延素子34の遅延時間はこれに限るものではな
く、PCM音声信号領域の数ライン前のデータを繰り返
し挿入するような遅延時間の遅延素子であってもよく、
PCM音声信号領域の信号を前フィールドのPCM音声
信号領域以外の数ラインのデータに切り換えるのであれ
ば、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0054】また、上記実施例4では、PCM領域信号
発生器32において映像信号領域ではHigh、PCM
音声信号領域ではLowとなるパルスを発生する場合に
ついて説明したが、上記実施例での反転パルスを発生し
てもよく、PCM領域信号発生器32から出力されるP
CM領域信号に基づき、スイッチ回路33の切り換えを
制御する構成であれば、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
【0055】さらに、上記実施例4では、PCM音声信
号をFM映像信号の垂直ブランキング期間の一部でスイ
ッチ4、5で切り換え記録する場合について説明した
が、これに限るものではなく、例えば水平ブランキング
期間に分割して挿入する場合でもよい。また、1フィー
ルドの映像信号を複数のセグメント分割して記録再生す
るVTRにおいて、それぞれのセグメントブランキング
期間および垂直ブランキング期間に1フィールドのPC
M音声信号を分割して挿入し記録再生する場合において
も、再生時に再生信号中のPCM音声信号領域を判別し
その領域を示す制御信号を発生して、上記制御信号に基
づきスイッチ回路において映像信号領域で派再生FM復
調信号を、PCM音声信号領域では遅延素子の出力を選
択し、切り換える構成であれば、セグメントブランキン
グ期間にPCM音声信号を記録するような記録フォーマ
ットでもよく、同様の効果を奏する。また、上記実施例
4では、再生時に再生FM映像信号と混合されたPCM
音声信号をそのまま再生信号としてFM復調する場合に
ついて述べたが、例えばFM復調する前に、再生信号に
おけるFM映像信号とPCM音声信号を分離してからF
M復調後の再生映像信号は、図15に示すように、PC
M音声信号領域においてノイズとなり、したがって、上
記実施例4と同様、PCM領域信号発生器から出力され
るPCM領域信号に基づき、スイッチ回路を切り換える
構成にすることにより、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
【0056】実施例5. 上記実施例4では、遅延時間1Hの遅延素子を用いて、
PCM音声信号領域の信号をスイッチ回路により、PC
M音声信号が挿入されたブランキング期間の前フィール
ドの最終データを繰り返した信号に切り換えるような構
成の場合について述べたが、図11に示される実施例5
のように、ディ・エンファシス回路15の出力と遅延素
子35の出力をスイッチ回路33で切り換えるような構
成にしても上記実施例4と同様の効果を奏する。この
時、遅延素子35の遅延時間は図12(b)にあるよう
なPCM音声信号領域期間以上の遅延時間τとし、スイ
ッチ回路33ではPCM領域信号発生器32からのPC
M領域信号に基づき、ディ・エンファシス回路15の出
力である再生映像信号(図12(a))と前記ディ・エ
ンファシス回路15の出力を遅延時間τだけ遅延した遅
延線35の出力(図12(b))を切り換える。そし
て、スイッチ回路33の出力は、再生映像信号のPCM
音声信号領域の信号を前フィールドのPCM音声信号領
域期間分だけ前のデータに置き換えた信号(図12
(c))とする。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、PCM
音声信号をFM映像信号のブランキング期間に挿入して
記録再生し、FM復調後の再生映像信号におけるPCM
音声信号領域のノイズの上端部と下端部をクリップする
ように構成したので、再生映像信号の同期分離を正確に
行い、クランプ回路の動作を正常に行うことができると
ともに、サグを低減することができ、良好な再生映像信
号を得られる効果がある。
【0058】また、以上のように、本発明によれば、P
CM音声信号をFM映像信号のブランキング期間に挿入
して記録再生し、FM復調後の再生映像信号におけるP
CM音声信号領域の信号をペデスタルレベル以上の映像
信号レベルに重畳された一定周波数の信号になるように
構成したので、再生映像信号の同期分離を正確に行い、
クランプ回路の動作を正常に行うことができるととも
に、サグを低減でき、良好な再生映像信号を得られる効
果がある。
【0059】また、以上のように、本発明によれば、P
CM音声信号をFM映像信号のブランキング期間に挿入
して記録再生し、FM復調後の再生映像信号におけるP
CM音声信号領域の信号を、PCM音声信号が挿入され
たブランキング期間よりも前のラインのデータに置き換
えるよう構成したので、再生映像信号の同期分離を正確
に行い、PCM音声信号領域においてもクランプをかけ
ることができるとともに、サグを低減することができ、
良好な再生映像信号を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図2】実施例1における再生映像信号の出力波形の一
例を示す波形図である。
【図3】実施例1によるクリップ回路の一構成例を示す
回路図である。
【図4】実施例1におけるクリップ回路の動作を説明す
るための波形図である。
【図5】本発明の実施例2による磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図6】本発明の実施例3による磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図7】本発明の実施例2及び3における再生映像信号
の出力波形の一例を示す波形図である。
【図8】本発明の実施例2及び3におけるPCM領域信
号発生器及びスイッチ回路の動作を説明するための波形
図である。
【図9】本発明の実施例4による磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図10】本発明の実施例4におけるPCM領域信号発
生器、遅延素子及びスイッチ回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図11】本発明の実施例5による磁気記録再生装置を
示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例5におけるPCM領域信号発
生器、遅延素子及びスイッチ回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図13】従来の磁気記録再生装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図14】FM映像信号のブランキング期間にPCM音
声信号を時分割で多重する場合の一例を示す図である。
【図15】従来の磁気記録再生装置におけるFM復調し
た再生映像信号の出力波形を示す波形図である。
【符号の説明】
22 PCM領域信号発生器 23 PCMクリップ回路 24 ホワイトクリップ回路 25 ペデスタルクリップ回路 27 PCM領域信号発生器 28、30 信号発生器 29、33 スイッチ 32 PCM領域信号発生器 34、35 遅延素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大熊 育雄 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社 電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 平4−212583(JP,A) 特開 平4−311881(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898 G11B 20/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号をFM変調し、またディジタル
    音声信号を上記FM変調した記録映像信号のブランキン
    グ期間に時分割に多重して回転ヘッドで記録再生する磁
    気記録再生装置において、上記回転ヘッドから再生され
    る再生信号における上記ディジタル音声信号の領域を判
    別し、ディジタル音声信号の領域を示す制御信号を発生
    する領域信号発生手段と、上記領域信号発生手段の出力
    信号に基づき、上記回転ヘッドからの再生信号をFM復
    調した信号におけるディジタル音声信号領域の上端部と
    下端部をクリップするクリップ回路を備えたことを特徴
    とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 映像信号をFM変調し、またディジタル
    音声信号を上記FM変調した記録映像信号のブランキン
    グ期間に時分割に多重して回転ヘッドで記録再生する磁
    気記録再生装置において、上記回転ヘッドから再生され
    る再生信号における上記ディジタル音声信号の領域を判
    別し、ディジタル音声信号の領域を示す制御信号を発生
    する領域信号発生手段と、所定の周波数の信号を発生す
    る信号発生手段と、上記領域信号発生手段の出力信号に
    基づき、上記回転ヘッドからの再生信号をFM復調した
    信号と上記信号発生手段の出力を切り換える切り換え手
    段とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 映像信号をFM変調し、またディジタル
    音声信号を上記FM変調した記録映像信号のブランキン
    グ期間に時分割に多重して回転ヘッドで記録再生する磁
    気記録再生装置において、上記回転ヘッドから再生され
    る再生信号における上記ディジタル音声信号の領域を判
    別し、ディジタル音声信号の領域を示す制御信号を発生
    する領域信号発生手段と、上記回転ヘッドからの再生信
    号をFM復調した信号を一定期間遅延する遅延手段と、
    上記領域信号発生手段の出力信号に基づき、上記回転ヘ
    ッドからの再生信号をFM復調した信号と上記遅延手段
    の出力を切り換える切り換え手段とを備えたことを特徴
    とする磁気記録再生装置。
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