JPH04311881A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH04311881A
JPH04311881A JP7786991A JP7786991A JPH04311881A JP H04311881 A JPH04311881 A JP H04311881A JP 7786991 A JP7786991 A JP 7786991A JP 7786991 A JP7786991 A JP 7786991A JP H04311881 A JPH04311881 A JP H04311881A
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signal
pcm
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JP7786991A
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English (en)
Inventor
Hideki Kaneko
秀樹 金子
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
Haruhisa Inoue
治久 井上
Hiromi Takao
浩実 高尾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号をFM変調(周
波数変調)して記録・再生を行う磁気記録再生装置に係
わり、特にディジタル音声信号を映像信号の垂直ブラン
キング期間に時分割多重して記録・再生を行う磁気記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるCD(コンパクトディスク)や
DAT(ディジタルオーディオテープ)等の市場導入に
より、音響機器のディジタル化が一般的になってきてい
るが、これに伴いVTR(ビデオテープレコーダ)にお
いても音声のディジタル化が進んでいる。この場合、デ
ィジタル音声の入れ方が問題となるが、例えば特開昭5
8−102307号公報や特開昭61−222005号
公報に示されるように、一般にはこれを映像信号の垂直
ブランキング期間に時分割多重して記録・再生を行う場
合が多い。以下、その従来技術についていくつかの例と
共に説明する。
【0003】第1の従来例 図14は従来の磁気記録再生装置の第1の例を表わした
ものである。この装置には、映像入力端子(11)から
入力される映像信号の高域成分を強調するためのプリ・
エンファシス回路(12)が設けられ、その出力側は、
一端をスイッチ(14)に接続されたFM変調器(13
)に接続されている。
【0004】また、この装置には音声入力端子(15)
から入力される音声信号をPCM変調(パルス符号変調
)するためのPCMエンコーダ(16)が設けられ、そ
の出力側は第2のスイッチ(17)の一端に接続されて
いる。
【0005】第1、第2のスイッチ(14)、(17)
の各他端は、加算器(18)へと接続され、さらにこの
加算器(18)の出力側は記録増幅器(19)に接続さ
れている。記録増幅器(19)は、ビデオテープ(22
)への記録を行うための記録用ビデオヘッド(21)に
接続されている。
【0006】この磁気テープ(22)に記録された映像
信号やディジタル音声信号は、再生用ビデオヘッド(2
3)により再生され、再生信号を増幅するための再生増
幅器(24)へと入力されるようになっている。この再
生増幅器(24)の出力側は2分岐され、それぞれ、再
生されたFM映像信号の周波数特性を補償するための再
生イコライザ(25)、及び再生されたディジタル音声
信号(以下、PCM音声信号と呼ぶ。)を復調するため
のPCMデコーダ(26)に接続されている。PCMデ
コーダ(26)で復調された音声信号は音声出力端子(
27)から出力されるようになっている。
【0007】再生イコライザ(25)の出力側は、FM
映像信号を復調するためのFM復調器(28)を介し、
プリ・エンファシス回路(12)の逆特性を有するディ
・エンファシス回路(29)に接続されている。このデ
ィ・エンファシス回路(29)の出力側は2分岐され、
それぞれ、再生されたアナログ映像信号をディジタル信
号に変換するためのアナログ・ディジタル(以下、A/
Dという。)変換器(31)、及び再生信号から同期信
号を分離抽出するための同期信号分離回路(32)に接
続されている。これらのA/D変換器(31)及び同期
信号分離回路(32)の出力側は、いずれも、再生映像
信号の時間軸変動を取り除くタイム・ベース・コレクタ
等で構成された再生信号処理回路(33)に接続されて
いる。
【0008】再生信号処理回路(33)の出力側は、デ
ィジタル・アナログ(以下、D/Aという。)変換器(
34)に接続されている。このD/A変換器(34)で
再びアナログ信号に変換された再生映像信号は映像信号
出力端子(35)から出力されるようになっている。
【0009】以上のような構成の従来の磁気記録再生装
置の動作を説明する。まず、記録時の動作を説明する。
【0010】映像入力端子(11)から入力された映像
信号はプリ・エンファシス回路(12)で高域成分を強
調されたのち、FM変調器(13)でFM変調され、F
M映像信号として出力される。一方、音声入力端子(1
5)から入力された音声信号はPCMエンコーダ(16
)でPCM変調され、PCM音声信号として出力される
。FM映像信号とPCM音声信号は、それぞれ第1、第
2のスイッチ(14)、(15)により交互に切り換え
られ、加算器18を経て記録増幅器(19)に入力され
る。
【0011】図15は第1、第2のスイッチ(14)、
(15)によるFM映像信号とPCM音声信号の切り換
えの様子を表わしたものである。この図の(b)、(c
)は、それぞれ、第1、第2のスイッチ(14)、(1
5)の開閉状態を示している。この図の(a)に示すよ
うに、1フィールド期間のうち、垂直ブランキング期間
の一部に時間帯を設け、この期間中のみ第1のスイッチ
(14)を開、かつ第2のスイッチ(17)を閉とする
ことにより、ここにPCM音声信号が配置される。
【0012】記録増幅器(19)に入力されたFM映像
信号及びPCM音声信号は所定のレベルに増幅され、記
録用ビデオヘッド(21)により磁気テープ(22)上
に記録される。
【0013】次に再生時の動作を説明する。磁気テープ
(22)上に記録されたFM映像信号及びこれと混合記
録されたPCM音声信号は、再生用ビデオヘッド(23
)により再生信号として読み出され、再生増幅器(24
)に入力される。ここで所定のレベルに増幅された再生
信号は再生イコライザ(25)及びPCMデコーダ(2
6)へと入力される。PCMデコーダ(26)は、再生
信号から抽出したPCM音声信号を音声信号に復号し、
音声出力端子(27)から出力する。
【0014】一方、再生イコライザ(25)では、入力
された再生信号のうちFM映像信号の周波数特性が補償
され、さらにFM復調器(28)でFM変調されてディ
・エンファシス回路(29)に入力される。この回路は
、記録時に強調された高域成分の減衰を行うことにより
元の映像信号と相似な波形の再生映像信号を出力する。 この再生映像信号はA/D変換器(31)及び同期信号
分離回路(32)に入力される。A/D変換器(31)
に入力された再生映像信号はディジタル信号に変換され
て再生信号処理回路(33)に入力される。一方、同期
信号分離回路(32)は、再生映像信号から垂直同期信
号及び水平同期信号とを分離し、再生信号処理回路(3
3)に入力する。再生信号処理回路(33)は、これら
の同期信号を制御の基準として、A/D変換器(31)
から入力されたディジタル再生映像信号に対し、例えば
タイム・ベース・コレクタによる再生映像信号の時間軸
変動除去等の処理を施す。そして、再生信号処理回路(
33)で処理を施された再生信号はD/A変換器(34
)で再びアナログ信号に変換され、映像信号出力端子(
35)から出力される。
【0015】以上説明したように、再生時には、再生F
M映像信号とPCM音声信号とが混合された状態のまま
FM復調を行うため、復調後の再生映像信号は、PCM
音声信号領域においてほぼ雑音状の波形として存在する
こととなる。この状況を図16と共に説明する。
【0016】図16は、FM復調器(28)によりFM
変調された映像信号の一例を表わしたものである。この
図で、水平走査期間は水平同期信号41、42等により
規定され、垂直ブランキング期間は水平同期信号42、
44等により規定される。垂直ブランキング期間の一部
にはPCM音声信号領域が設けられ、その直後に垂直同
期信号43が配置されている。この図に示すように、P
CM音声信号領域に存在していたPCM音声信号は、F
M変調の結果、単なる雑音45として存在することとな
る。
【0017】第2の従来例 図17は従来の磁気記録再生装置の第2の例を表わした
ものである。ここでは、記録系を省略して再生系のみを
示し、また、第1の従来例(図14)と同一部分には同
一の符号を付すこととする。
【0018】この装置には再生増幅器(24)が設けら
れ、再生用ビデオヘッド(23)により磁気テープ(2
2)から読み出された映像信号とPCM音声信号を再生
増幅するようになっている。この再生増幅器(24)の
出力側は2分岐され、それぞれ、再生されたFM映像信
号の周波数特性を補償するための再生イコライザ(25
)、及び再生されたPCM音声信号を復調するためのP
CMデコーダ(26)に接続されている。PCMデコー
ダ(26)で復調された音声信号は音声出力端子(27
)から出力されるようになっている。
【0019】再生イコライザ(25)の出力側は、FM
映像信号を復調するためのFM復調器(28)に接続さ
れている。このFM復調器(28)の出力側は2分岐さ
れ、再生映像信号に所定の直流成分を付加するための第
2のクランプ回路(36)、及び再生信号から同期信号
を分離抽出するための同期信号分離回路(32)に、そ
れぞれ接続されている。第2のクランプ回路(36)の
出力側は、再生されたアナログ映像信号をディジタル信
号に変換するためのA/D変換器(31)に接続され、
さらにその出力側は出力端子(37)へと接続されてい
る。
【0020】同期信号分離回路(32)には反転増幅器
(46)が備えられ、FM復調器(28)から復調され
たFM映像信号が入力されるようになっている。反転増
幅器(46)の出力側は第1のクランプ回路(47)を
介してコンパレータ(48)の入力端子Xに接続されて
いる。このコンパレータ(48)の他の入力端子Yは、
電源(+VCC)及びこれと接地との間に設けられた抵
抗(49)により構成される参照電圧出力回路に接続さ
れている。
【0021】図18は、図17における同期信号分離回
路(32)を詳細に表わしたものである。この図に示す
ように、第1のクランプ回路(47)にはコンデンサ(
51)が設けられ、その一端を反転増幅器(46)の出
力側に、他端をコンパレータ(48)の入力端子Xに接
続している。この入力端子Xは抵抗(52)を介して電
源(+VCC)に接続されると共に、ダイオード(53
)を介して接地されている。
【0022】以上のような構成の従来の磁気記録再生装
置の再生時の動作を説明する。磁気テープ(22)上に
記録されたFM映像信号及びこれと時分割多重記録され
たPCM音声信号は、再生用ビデオヘッド(23)によ
り再生信号として読み出され、再生増幅器(24)に入
力される。ここで所定のレベルに増幅された再生信号は
再生イコライザ(25)及びPCMデコーダ(26)へ
と入力される。PCMデコーダ(26)は、再生信号か
ら抽出したPCM音声信号を音声信号に復号し、音声出
力端子(27)から出力する。
【0023】一方、再生イコライザ(25)では、入力
された再生信号の下側帯波を抑圧し上側帯波を強調する
ことで再生FM映像信号の振幅変動を低減させて出力す
る。再生イコライザ(25)から出力された再生FM映
像信号はFM復調器(28)によりFM復調され、第2
のクランプ回路(36)、及び同期信号分離回路(32
)の反転増幅器(46)へと入力される。
【0024】図19はFM復調器(28)の出力波形の
一例を表わしたものである。この図に示すように、水平
同期信号(41)の後ろにPCM音声信号領域が続き、
さらにその後ろに垂直同期信号が続いている。PCM音
声信号領域に存在していたPCM音声信号はそのままF
M復調されたため雑音状の信号となっている。
【0025】同期信号分離回路(32)に入力されたF
M復調信号(図19)は反転増幅器(46)で反転され
、第1のクランプ回路(47)で同期信号先端をピーク
・クランプされたのち、図20(a)に示すような波形
(54)となってコンパレータ(48)の入力端子Xに
入力される。このコンパレータ(48)の他の入力端子
Yには、第1のクランプ回路(47)の出力の同期信号
の2分の1程度の電圧が参照電圧(55)(同図)とし
て与えられる。これによりコンパレータ(48)からは
、図20(b)に示すようなクランプパルスが出力され
る。なお、この図ではPCM音声信号領域を除いた部分
のみを示している。
【0026】第2のクランプ回路(36)は、同期信号
分離回路(32)のコンパレータ(48)から出力され
たクランプパルスにより、FM復調器(28)で復調さ
れた再生映像信号を所定の直流レベルにクランプする。 そして、ここでクランプされた再生映像信号はA/D変
換器(31)に入力されディジタル信号に変換されたの
ち、図示しない処理回路で所定のディジタル信号処理が
施される。
【0027】ところで、図20では、PCM音声信号領
域を省略して本来の映像信号部分についての同期信号分
離回路(32)の動作を説明したが、実際にはFM復調
された再生映像信号は図19に示したようにPCM音声
信号領域に振幅の大きい雑音成分を含んでいる。そして
、再生映像信号のPCM音声信号領域の雑音成分の方が
映像信号より大きな振幅となっているため、第1のクラ
ンプ回路(47)では映像信号の同期信号ばかりでなく
雑音成分もクランプされることとなる。このため、コン
パレータ(48)においては、図21(a)に示すよう
に、参照電圧(55)のレベルによらず、PCM音声信
号領域の雑音成分がクランプ対象となり、同図(b)に
示すように、クランプパルスが出力されることとなる。
【0028】また、第1のクランプ回路(47)では、
映像信号の急激な変化(シーンチェンジ)があった場合
、固定レベルにクランプされずクランプパルスが第2の
クランプ回路(36)に供給されない。このため、第2
のクランプ回路(36)の出力をA/D変換器(31)
に入力することができなくなる。
【0029】第3の従来例 図22は従来の磁気記録再生装置の第3の例を表わした
ものである。この図においても記録系は省略して再生系
のみを示し、また、第2の従来例(図17)と同一部分
には同一の符号を付し、適宜説明を省略することとする
【0030】この図で、再生用ビデオヘッド(23)に
より磁気テープ(22)から読み出された映像信号とP
CM音声信号は、再生増幅器(24)により再生増幅さ
れ、再生FM映像信号の周波数特性を補償するための再
生イコライザ(25)、及び再生されたPCM音声信号
を復調するためのPCMデコーダ(26)に入力される
ようになっている。PCMデコーダ(26)で復調され
た音声信号は音声出力端子(27)から出力される。
【0031】再生イコライザ(25)の出力側は、FM
映像信号を復調するためのFM復調器(28)に接続さ
れるほか、ドロップアウト検出回路(57)にも接続さ
れている。このドロップアウト検出回路(57)は、再
生映像信号にドロップアウトが発生するとこれを検出し
、出力端子(58)からドロップアウトパルスを出力す
るようになっている。
【0032】図23はこの磁気記録再生装置のヘッド構
成の一例を表わしたものである。この図に示すように、
この装置では180°対向のヘッドA、Bを1組有する
構成となっている。これらのヘッドには、それぞれ異な
る角度のアジマスが設けられ、ヘッドAではヘッドBが
記録したテープパターンをトレースしてもアジマスが異
なるため信号が拾えず雑音となるようになっている。
【0033】他の部分は第2の従来例(図17)と同じ
構成となっている。
【0034】以上のような構成の従来の磁気記録再生装
置の動作を説明する。変速再生時、磁気テープ(22)
上に記録されたFM映像信号及びこれと時分割多重記録
されたPCM音声信号は、再生用ビデオヘッド(23)
により読み出され、変速再生信号として再生増幅器(2
4)に入力される。ここで所定のレベルに増幅された変
速再生信号は再生イコライザ(25)及びPCMデコー
ダ(26)へと入力される。
【0035】PCMデコーダ(26)では、通常速度で
の再生時には再生信号から抽出したPCM音声信号が音
声信号として出力されるが、変速再生時にはミューティ
ングがかけられるため音声信号は出力されない。
【0036】一方、再生イコライザ(25)では、入力
された再生信号の下側帯波を抑圧し上側帯波を強調する
ことで再生FM映像信号の振幅変動を低減させて出力す
る。再生イコライザ(25)から出力された再生FM映
像信号は、FM復調器(28)及びドロップアウト検出
回路(57)に入力される。FM復調器(28)はFM
復調により、図12(a)に示すような再生信号を第2
のクランプ回路(36)及び同期信号分離回路(32)
に入力する。また、ドロップアウト検出回路(57)は
、図24(a)に示すように、再生ヘッド出力(61)
がスレショルド値VTHよりも小さくなったときにドロ
ップアウトパルス(62)を出力する。
【0037】同期信号分離回路(32)や第2のクラン
プ回路(36)の動作は第2の従来例(図17)の場合
と同様なので、ここでは説明を省略する。
【0038】このような装置において変速再生を行う場
合、映像信号の垂直ブランキング期間に時分割多重され
たPCM音声信号は、通常の再生時と同様、そのままF
M復調されるので、再生FM映像信号は、図19に示し
たように、PCM音声信号領域に振幅の大きい雑音成分
を含んでいる。
【0039】また、変速再生時にはテープ速度が通常の
再生時と異なるため、図25に示すように、ヘッドの軌
跡は通常再生時の軌跡(63)に対し、軌跡(64)又
は(65)のように変化し、テープ(22)上に記録さ
れたトラックパターンを横切る形となる。但し、この図
で、軌跡(64)及び(65)はそれぞれ正方向及び逆
方向の変速再生時のヘッド軌跡を示し、矢印(66)は
テープ進行方向を示す。このような期間をトラックジャ
ンプ期間と呼ぶが、この期間ではアジマスが異なるヘッ
ドで再生されると信号を拾うことができなくなるため、
映像信号としては雑音となる。
【0040】さて、FM復調器(28)からの再生FM
映像信号は、同期信号分離回路(32)の反転増幅器(
46)により反転され、図26(a)に示すように、映
像信号よりも雑音の振幅の方が大きくなる。このため、
第1のクランプ回路(47)では、映像信号における同
期信号のみならず雑音もクランプされ、コンパレータ(
48)は、入力端子Yに入力される参照電圧(68)(
同図a)の値によらず、図26(b)に示すように、P
CM音声信号領域及びトラックジャンプ期間にクランプ
パルスを出力することとなる。もちろん、映像信号領域
にもクランプパルスが発生するため、結局の所、第2の
クランプ回路(36)は、映像信号領域では同期信号先
端をクランプし、PCM音声信号領域及びトラックジャ
ンプ期間では雑音をクランプすることとなる。
【0041】また、第2の従来例で述べたように、第1
のクランプ回路(47)では、急激なシーンチェンジが
あった場合、固定レベルにクランプされずクランプパル
スが第2のクランプ回路(36)に供給されない。この
ため、第2のクランプ回路(36)の出力をA/D変換
器(31)に入力することができなくなる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例で説明し
たように、ビデオ信号再生時には、再生FM映像信号と
PCM音声信号とが混合された状態のままFM復調を行
うため、復調後の再生映像信号は、PCM音声信号領域
においてほぼ雑音状の波形として存在することとなる。
【0043】ところで、磁気記録再生装置としてのいわ
ゆるビデオテープレコーダには、フィールドメモリ等を
用いてフィールド単位の再生信号処理を行うものがある
。このような装置では、FM変調された再生信号のPC
M音声信号領域に図16に示した雑音(45)が存在す
ると、この影響でその直後に位置する垂直同期信号の分
離を正確に行うことが困難となる。このため、フィール
ド単位での制御に破綻が生じ、再生画像が不安定になる
という問題があった。
【0044】そこで、本発明の第1の目的は、再生FM
映像信号におけるPCM音声信号領域に発生する雑音の
影響を受けずに垂直同期信号を正確に分離することがで
きる磁気記録再生装置を提供することにある。
【0045】また、第2の従来例では、第2のクランプ
回路(36)は、映像信号領域では同期信号先端をクラ
ンプし、PCM音声信号領域では雑音をクランプするこ
ととなるため、再生時においては、図27に示すように
、再生映像信号レベルがうねる結果となり、極めて見に
くい再生画面になるという問題があった。
【0046】そこで、本発明の第2の目的は、PCM音
声信号領域の雑音をクランプの対象から除外することに
より再生映像信号の同期分離を正確に行い、安定した再
生画面を得ることができる磁気記録再生装置を提供する
ことにある。
【0047】さらに、第3の従来例では、第2のクラン
プ回路(36)は、映像信号領域では同期信号先端をク
ランプし、PCM音声信号領域及びトラックジャンプ期
間では雑音をクランプすることとなるため、変速再生時
においては、第2の従来例(図27)の場合と同様、再
生映像信号レベルがうねる結果となり、極めて見にくい
再生画面になるという問題があった。
【0048】そこで、本発明の第3の目的は、変速再生
時においても再生映像信号の同期分離を正確に行うこと
ができ、安定した再生画面を得ることができる磁気記録
再生装置を提供することにある。
【0049】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る磁気記録再生装置は、(i) FM変調された映像信
号と共に、この映像信号の垂直ブランキング期間にPC
M音声信号を挿入して時分割多重記録を行う磁気記録ヘ
ッドと、(ii)FM変調された映像信号を、その垂直
ブランキング期間に時分割多重化されたPCM音声信号
と共に再生する磁気再生ヘッドと、(iii) この磁
気再生ヘッドにより再生された時分割多重信号をFM復
調するFM復調器と、(iv)再生された時分割多重信
号におけるPCM音声信号の期間を判別し、これを表示
する信号を出力するPCM領域信号発生器と、(v) 
このPCM領域信号発生器から出力されるPCM領域信
号に基づき、所定の位置に垂直同期信号検出用の制御パ
ルスを出力する制御パルス発生手段と、(vi)この制
御パルス発生手段から出力された制御パルスにより、F
M復調器より出力される再生映像信号から垂直同期信号
を分離抽出する同期信号分離回路と、(vii) この
同期信号分離手段により分離された垂直同期信号を基に
所定の信号処理を行う再生信号処理部とを有するもので
ある。
【0050】請求項2記載の発明に係る磁気記録再生装
置は、(i) FM変調された映像信号と共に、この映
像信号の垂直ブランキング期間にPCM音声信号を挿入
して時分割多重記録を行う磁気記録ヘッドと、(ii)
FM変調された映像信号を、その垂直ブランキング期間
に時分割多重化されたPCM音声信号と共に再生する磁
気再生ヘッドと、(iii) この磁気再生ヘッドによ
り再生された時分割多重信号をFM復調するFM復調器
と、(iv)磁気再生ヘッドの切り換えを行うためのヘ
ッド切換信号を発生するヘッド切換信号発生器と、(v
) このヘッド切換信号発生器から出力されるヘッド切
換信号に基づき、所定の位置に垂直同期信号検出用の制
御パルスを出力する制御パルス発生手段と、(vi)こ
の制御パルス発生手段から出力された制御パルスにより
、FM復調器より出力される再生映像信号から垂直同期
信号を分離抽出する同期信号分離回路と、(vii) 
この同期信号分離手段により分離された垂直同期信号を
基に所定の信号処理を行う再生信号処理部とを有するも
のである。
【0051】請求項3記載の発明に係る磁気記録再生装
置は、(i) FM変調された映像信号を、その垂直ブ
ランキング期間に時分割多重化されたPCM音声信号と
共に再生する再生ヘッドと、(ii)再生された時分割
多重信号をFM復調するFM復調器と、(iii) 再
生された時分割多重信号におけるPCM音声信号の期間
を判別し、これを表示する信号を出力するPCM領域信
号発生器と、(iv)このPCM領域信号発生器の出力
に基づき、PCM音声信号再生期間中、FM復調器から
出力される再生映像信号を所定のレベルにクリップする
クリップ回路と、(v) このクリップ回路でクリップ
された再生映像信号から同期信号を分離抽出する同期信
号分離回路とを有するものである。
【0052】請求項4記載の発明に係る磁気記録再生装
置は、(i) FM変調された映像信号を、その垂直ブ
ランキング期間に時分割多重化されたPCM音声信号と
共に再生する複数の再生ヘッドと、(ii)再生された
時分割多重信号をFM復調するFM復調器と、(iii
) 再生された時分割多重信号中のドロップアウトを検
出してドロップアウトパルスを出力するドロップアウト
検出回路と、(iv)再生された時分割多重信号におけ
るPCM音声信号の期間を示す制御信号を出力するPC
M領域信号発生器と、(v) 複数の再生ヘッドの出力
の切り換えに用いるヘッドスイッチ信号を基に、これに
同期したパルスを発生するゲートパルス発生器と、(v
i)このゲートパルス発生器の出力とドロップアウト検
出回路の出力を加算する加算器と、(vii) 通常の
再生時にはPCM領域信号発生器の出力を選択し、変速
再生時には加算器の出力を選択するスイッチと、(vi
ii)このスイッチの出力に基づき、通常再生時のPC
M音声信号再生期間中及び変速再生時のトラックジャン
プ期間中、FM復調器から出力される再生映像信号を所
定のレベルにクリップするクリップ回路と、(ix)こ
のクリップ回路でクリップされた再生映像信号から同期
信号を分離抽出する同期信号分離回路とを有するもので
ある。
【0053】
【作用】請求項1記載の発明に係る磁気記録再生装置で
は、PCM領域信号を基準として垂直同期信号検出用の
制御パルスを発生させ、その発生期間でのみ検出動作を
行うことにより、再生されたFM復調信号中のPCM音
声信号領域における雑音の影響を回避することができる
【0054】請求項2記載の発明に係る磁気記録再生装
置では、ヘッド切換信号を基準として垂直同期信号検出
用の制御パルスを発生させ、その発生期間でのみ検出動
作を行うことにより、再生されたFM復調信号中のPC
M音声信号領域における雑音の影響を回避することがで
きる。
【0055】請求項3記載の発明に係る磁気記録再生装
置では、再生された映像信号中のPCM音声信号領域に
おける雑音をクリップしたのち同期信号分離を行うこと
により、このような雑音の影響を除去することができる
【0056】請求項4記載の発明に係る磁気記録再生装
置では、再生された映像信号中のPCM音声信号領域に
おける雑音のほか、トラックジャンプ期間でのドロップ
アウト等に起因する雑音をもクリップすることにより、
これらの雑音の影響を除去することができる。
【0057】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0058】第1の実施例 図1は本発明の第1の実施例における磁気記録再生装置
を表わしたものである。この図で、従来例(図14)と
同一部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0059】この装置にはPCM領域信号発生器(71
)を有するPCMデコーダ(26)が設けられている。 このPCM領域信号発生器(71)は、再生増幅器(2
4)から入力された再生信号中のPCM音声信号領域を
判別し、これを示すためのPCM領域信号(75)を制
御信号発生回路(73)に入力するようになっている。   制御信号発生回路(73)は、PCM領域信号発生
器(71)からのPCM領域信号(75)に基づき、所
定の制御パルス信号(76)を出力し、同期信号分離回
路(32)に入力するようになっている。
【0060】その他の構成は従来例(図14)と同様で
ある。
【0061】以上のような構成の磁気記録再生装置の動
作を説明する。ここでは、記録系に関する動作は第1の
従来例(図14)と全く同一であるので説明を省略し、
再生時の動作についてのみ説明する。
【0062】磁気テープ(22)上に記録されたFM映
像信号及びこれと混合記録されたPCM音声信号は、再
生用ビデオヘッド(23)により再生信号として読み出
され、再生増幅器(24)に入力される。ここで所定の
レベルに増幅された再生信号は再生イコライザ(25)
及びPCMデコーダ(26)へと入力される。PCMデ
コーダ(26)は、再生信号から抽出したPCM音声信
号を音声信号に復号し、音声出力端子(27)から出力
する。
【0063】一方、再生イコライザ(25)では、入力
された再生信号のうちFM映像信号の周波数特性が補償
され、さらにFM復調器(28)でFM変調されてディ
・エンファシス回路(29)に入力される。この回路は
、記録時に強調された高域成分の減衰を行うことにより
元の映像信号と相似な波形の再生映像信号(77)を出
力する。この信号はA/D変換器(31)及び同期信号
分離回路(32)に入力される。
【0064】A/D変換器(31)に入力された再生映
像信号(77)は、ディジタル信号に変換されて再生信
号処理回路(33)に入力される。一方、同期信号分離
回路(32)は、再生映像信号(77)から垂直同期信
号及び水平同期信号とを分離し、再生信号処理回路(3
3)に入力する。再生信号処理回路(33)は、これら
の同期信号を制御の基準として、A/D変換器(31)
から入力されたディジタル再生映像信号に対し、例えば
タイム・ベース・コレクタによる再生映像信号の時間軸
変動除去等の処理を施す。そして、再生信号処理回路(
33)で処理を施された再生信号はD/A変換器(34
)で再びアナログ信号に変換され、映像信号出力端子(
35)から出力される。
【0065】このように、再生信号はFM映像信号とP
CM音声信号とが混合された状態のままFM復調される
ため、復調後、ディ・エンファシス回路(29)から同
期信号分離回路(32)に入力される再生映像信号(7
7)は、図2(a)に示すように、PCM音声信号領域
において雑音(45)を有することとなる。なお、この
図中の符号(41)、(44)は水平同期信号を示し、
(43)は垂直同期信号を示す。
【0066】一方、PCMデコーダ(26)に設けられ
たPCM領域信号発生器(71)は、PCM音声信号の
復号処理に際し、その開始と終了のタイミングで図2(
b)に示すようなPCM領域信号(75)を発生し、制
御信号発生回路(73)へと出力する。
【0067】制御信号発生回路(73)は、PCM領域
信号(75)の立ち下がり時t1 から所定のオフセッ
トx1 を有する制御パルス信号(76)を出力する。 同期信号分離回路(32)は、制御パルス信号(76)
の発生期間でのみ垂直同期信号の検出動作を行う。すな
わち、垂直同期信号の検出タイミングを制御パルス信号
(76)で規定して行うこととなる。
【0068】なお、本実施例ではディ・エンファシス回
路(29)から出力される再生映像信号(77)から同
期信号を分離することとしたが、A/D変換器(31)
によりA/D変換されたディジタル信号から同期信号を
分離するようにしてもよい。また、本実施例は、ノンセ
グメント記録VTR、及びセグメント記録VTRのいず
れについても適用することができるのはもちろんである
【0069】第2の実施例 図3は本発明の第2の実施例における磁気記録再生装置
を表わしたものである。この図で、第1の実施例(図1
)と同一部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略す
る。
【0070】この装置には、ヘッド切換信号発生回路(
81)が設けられ、再生時に再生用ビデオヘッド(23
)を切り換えるためのヘッド切換信号(83)を発生し
て制御信号発生回路(73)に入力するようになってい
る。制御信号発生回路(73)は、ヘッド切換信号発生
回路(81)からのヘッド切換信号(83)に基づき、
所定の制御パルス信号(76)を出力し、同期信号分離
回路(32)に入力するようになっている。
【0071】その他の構成は第1の実施例と同様である
【0072】以上のような構成の磁気記録再生装置の動
作を説明する。ここでも、記録系に関する動作は第1の
従来例(図14)と同様であるので説明を省略する。
【0073】磁気テープ(22)上に記録されたFM映
像信号及びこれと混合記録されたPCM音声信号は、再
生用ビデオヘッド(23)により再生信号として読み出
され、再生増幅器(24)に入力される。ここで所定の
レベルに増幅された再生信号は再生イコライザ(25)
及びPCMデコーダ(26)へと入力される。PCMデ
コーダ(26)は、再生信号から抽出したPCM音声信
号を音声信号に復号し、音声出力端子(27)から出力
する。
【0074】一方、再生イコライザ(25)は、入力さ
れた再生信号のうちFM映像信号の周波数特性を補償し
、さらにFM復調器(28)はFM変調されてディ・エ
ンファシス回路(29)に入力される。この回路は、記
録時に強調された高域成分の減衰を行うことにより元の
映像信号と相似な波形の再生映像信号(77)を出力す
る。この信号はA/D変換器(31)及び同期信号分離
回路(32)に入力される。
【0075】A/D変換器(31)に入力された再生映
像信号(77)は、ディジタル信号に変換されて再生信
号処理回路(33)に入力される。一方、同期信号分離
回路(32)は、再生映像信号(77)から垂直同期信
号及び水平同期信号とを分離し、再生信号処理回路(3
3)に入力する。再生信号処理回路(33)は、これら
の同期信号を制御の基準として、A/D変換器(31)
から入力されたディジタル再生映像信号に対し、例えば
タイム・ベース・コレクタによる再生映像信号の時間軸
変動除去等の処理を施す。そして、再生信号処理回路(
33)で処理を施された再生信号はD/A変換器(34
)で再びアナログ信号に変換され、映像信号出力端子(
35)から出力される。
【0076】このように、再生信号はFM映像信号とP
CM音声信号とが混合された状態のままFM復調される
ため、復調後、ディ・エンファシス回路(29)から同
期信号分離回路(32)に入力される再生映像信号(7
7)は、図4(a)に示すように、PCM音声信号領域
において雑音(45)を有することとなる。なお、この
図中の符号(41)、(44)は水平同期信号を示し、
(43)は垂直同期信号を示す。
【0077】一方、ヘッド切換信号発生回路(81)は
、PCM音声信号領域の開始時点で図4(b)に示すよ
うなヘッド切換信号(83)を出力し、制御信号発生回
路(73)に入力する。制御信号発生回路(73)は、
同図(c)に示すように、ヘッド切換信号(83)の切
換時点t2 から所定のオフセットx2 を有する制御
パルス信号(76)を出力し、同期信号分離回路(32
)に入力する。これにより、同期信号分離回路(32)
は、制御パルス信号(76)の発生期間でのみ垂直同期
信号の検出動作を行う。すなわち、垂直同期信号の検出
タイミングを制御パルス信号(76)で規定して行うこ
ととなる。
【0078】なお、本実施例ではディ・エンファシス回
路(29)から出力される再生映像信号(77)から同
期信号を分離することとしたが、第1の実施例でも述べ
たように、A/D変換器(31)によりA/D変換され
たディジタル信号から同期信号を分離するようにしても
よい。
【0079】また、本実施例は、ノンセグメント記録V
TR、及びセグメント記録VTRのいずれについても適
用することができるのはもちろんである。
【0080】第3の実施例 図5は本発明の第3の実施例における磁気記録再生装置
のうち再生系を表わしたものである。この装置には、2
分岐されたFM復調器(28)の出力のうち、反転増幅
器(46)との間にクリップ回路(84)が設けられ、
FM復調器(28)から出力される再生FM映像信号の
PCM音声信号領域における雑音を所定のレベルでクリ
ップして反転増幅器(46)に入力するようになってい
る。
【0081】また、この装置にはPCM領域信号発生器
(71)を有するPCMデコーダ(26)が設けられて
いる。このPCM領域信号発生器(71)は、再生増幅
器(24)から入力された再生信号中のPCM音声信号
領域を判別し、これを示すためのPCM領域信号(75
)をクリップ回路(84)に入力するようになっている
。その他の構成は第2の従来例(図17)と同様である
【0082】この装置は、図6に示すように、1フィー
ルド分のテレビジョン画面(85)を3つのセグメント
に分割して記録・再生を行ういわゆるセグメント方式の
ビデオテープレコーダを構成している。図7に示すよう
に、この方式ではヘッドの軌跡(63)はテープ(22
)の進行方向(66)に対して所定の角度を有し、各ヘ
ッド軌跡は第1セグメント〜第3セグメントの順で繰り
返しパターンを描くようになっている。このうち第1セ
グメントのパターンの一部(斜線(86))にPCM音
声信号が記録されるようになっている。各セグメントに
おける信号の波形は図8に示すようになる。
【0083】以上のような構成の磁気記録再生装置の動
作を説明する。磁気テープ(22)上に記録されたFM
映像信号及びこれと時分割多重記録された分割多重信号
は、再生用ビデオヘッド(23)により読み出され、再
生増幅器(24)で所定のレベルに増幅されたのち、再
生イコライザ(25)及びPCMデコーダ(26)へと
入力される。PCMデコーダ(26)は、再生信号から
抽出したPCM音声信号を音声信号に復号し、音声出力
端子(27)から出力する。
【0084】一方、再生イコライザ(25)では、入力
された再生信号の下側帯波を抑圧し上側帯波を強調する
ことで再生FM映像信号の振幅変動を低減させて出力す
る。再生イコライザ(25)から出力された再生FM映
像信号はFM復調器(28)によりFM復調され、第2
のクランプ回路(36)及びクリップ回路(84)へと
入力される。
【0085】ところで、記録の際、映像信号の垂直ブラ
ンキング期間にはPCM音声信号が時分割多重されてお
り、再生時にはこれがそのままFM変調されるため、図
9(a)に示すように、FM復調器(28)の出力はP
CM音声信号領域で雑音となる。
【0086】一方、クリップ回路(84)には、PCM
デコーダ(26)のPCM領域信号発生器(71)から
PCM領域信号(75)が入力される。このPCM領域
信号(75)は、図9(c)に示すように、PCM音声
信号領域でローレベル、映像信号領域でハイレベルとな
る信号である。
【0087】図10はクリップ回路(84)を詳細に表
わしたものである。この回路には第1のトランジスタ(
91)が設けられ、そのベースBには抵抗(92)を介
してPCM領域信号(75)が入力されるようになって
いる。この第1のトランジスタ(91)のエミッタEは
接地され、コレクタCは抵抗(93)を介して第2のト
ランジスタ(94)のベースB及び抵抗(95)、(9
6)の一端に接続されている。抵抗(95)の他端は電
源(VCC)に接続され、抵抗(96)の他端は接地さ
れている。
【0088】第2のトランジスタ(94)のコレクタC
は、第3のトランジスタ(97)のコレクタCに接続さ
れるほか、電源(VCC)にも接続されている。第2の
トランジスタ(94)のエミッタEは、第3のトランジ
スタ(97)のエミッタE、同期信号分離回路(32)
(図5)の反転増幅器(46)への出力端子(100)
に接続されるほか、抵抗(98)を介して電源(−VC
C)にも接続されている。第3のトランジスタ(97)
のベースBにはFM復調器(28)(図5)から入力端
子(99)を経て再生FM映像信号が入力されるように
なっている。
【0089】以上のような構成のクリップ回路(84)
において、第1のトランジスタ(91)のベースBに図
9に示したようなPCM領域信号(75)が入力される
と、そのローレベル期間、すなわちPCM音声信号領域
では第1のトランジスタ(91)がオフとなるため、ク
リップレベルは抵抗(95)、(96)の値で決定され
る。反対に、ハイレベル期間、すなわち映像信号領域で
は、第1のトランジスタ(91)がオンとなるため、ク
リップレベルは抵抗(93)、(95)、(96)の値
で決定される。
【0090】従って、これらの抵抗の値を適当に選択す
ることにより、PCM音声信号領域でのクリップレベル
を図9(b)の破線(101)のように黒レベル以上に
し、同期信号の分離を行う映像信号領域でのクリップレ
ベルを、例えば同期信号先端レベル以下に落ち込んだ信
号をクリップするようにして、ほぼ同期信号先端レベル
(同図b:破線(102))に設定することができる。 なお、この図で破線(103)は白レベルを示している
【0091】このようにしてPCM音声信号領域の雑音
をクリップされた再生映像信号は出力端子(100)か
ら出力され、同期信号分離回路(32)に入力される。
【0092】以下の動作は従来例(図17)の場合とほ
ぼ同様である。すなわち同期信号分離回路(32)に入
力された再生映像信号(図9b)は反転増幅器(46)
で反転され、第1のクランプ回路(47)で同期信号先
端をピーク・クランプされたのち、コンパレータ(48
)の入力端子Xに入力される。このコンパレータ(48
)では、他の入力端子Yから与えられる参照電圧との比
較が行われ、同期信号に対応してクランプパルスが出力
される。
【0093】第2のクランプ回路(36)は、同期信号
分離回路(32)のコンパレータ(48)から出力され
たクランプパルスにより、FM復調器(28)で復調さ
れた再生映像信号を所定の直流レベルにクランプする。 そして、ここでクランプされた再生映像信号はA/D変
換器(31)に入力されディジタル信号に変換されたの
ち、図示しない処理回路で所定のディジタル信号処理が
施される。
【0094】このように、本実施例では、入力端子(9
9)から入力される再生映像信号のPCM音声信号領域
での雑音をクリップすることができ、同期信号のみを正
確に分離することができる。
【0095】なお、本実施例では1フィールドの映像信
号を3セグメントに分割して記録・再生する方式につい
て説明したが、これに限るものではない。
【0096】第4の実施例 図11は本発明の第4の実施例における磁気記録再生装
置を表わしたものである。この図で、第3の従来例(図
22)と同一部分には同一の符号を付し、適宜説明を省
略する。
【0097】再生用ビデオヘッド(23)の出力は再生
増幅器(24)を介して2分岐され、再生イコライザ(
25)及びPCMデコーダ(26)に入力されるように
なっている。PCMデコーダ(26)で復調された音声
信号は音声出力端子(27)から出力される。このPC
Mデコーダ(26)にはPCM領域信号発生器(71)
が備えられ、映像信号中のPCM音声信号領域を示すP
CM領域信号(75)を出力するようになっている。
【0098】再生イコライザ(25)の出力側は2分岐
され、一方はFM復調器(28)を介して第2のクラン
プ回路(36)に接続され、他方はドロップアウト検出
回路(57)に接続されている。このドロップアウト検
出回路(57)は、再生映像信号にドロップアウトが発
生するとこれを検出し、出力端子(58)からドロップ
アウトパルスを出力するようになっている。このドロッ
プアウトパルスは加算器(110)のノア回路(111
)の一方の入力端子に入力されるようになっている。
【0099】また、この装置には、入力端子(112)
が設けられ、複数の再生ヘッド出力を切り換えるための
ヘッドスイッチ信号がゲートパルス発生部(115)に
入力されるようになっている。このヘッドスイッチ信号
はゲートパルス発生部(115)のEXOR(排他的論
理和)回路(113)の一方の入力端子に直接入力され
るほか、遅延素子(114)を介しEXOR回路(11
3)の他の入力端子に入力されるようになっている。こ
のEXOR回路(113)の出力側は加算器(110)
のノア回路(111)の他方の入力端子に接続されてい
る。
【0100】ノア回路(111)の出力側は、再生モー
ド切換器(116)の一方の切換端子に接続されている
。この再生モード切換器(116)の他の切換端子には
PCMデコーダ(26)のPCM領域信号発生器(71
)からPCM領域信号(75)が入力され、また、出力
側の共通端子はクリップ回路(84)に接続されている
。この再生モード切換器(116)は、通常速度での再
生時にはPCM領域信号発生器(71)からのPCM領
域信号(75)を選択し、変速再生時には加算器(11
0)の出力を選択するようになっている。他の構成は第
3の従来例(図22)と同様である。
【0101】以上のような構成の磁気記録再生装置の動
作を説明する。本実施例においても、1フィールド分の
テレビジョン画面85を3つのセグメントに分割して記
録・再生を行ういわゆるセグメント方式を用いているビ
デオテープレコーダとして説明する。
【0102】変速再生時、再生用ビデオヘッド(23)
により磁気テープ(22)から読み出された再生時分割
多重信号は、再生増幅器(24)で所定のレベルに増幅
されたのち、再生イコライザ(25)及びPCMデコー
ダ(26)へと入力される。PCMデコーダ(26)で
は、通常速度での再生時には再生信号から抽出したPC
M音声信号が音声信号として出力されるが、変速再生時
にはミューティングがかけられるため音声信号は出力さ
れない。
【0103】一方、再生イコライザ(25)では、入力
された再生信号の下側帯波を抑圧し上側帯波を強調する
ことで再生FM映像信号の振幅変動を低減させて出力す
る。再生イコライザ(25)の出力は、FM復調器(2
8)及びドロップアウト検出回路(57)に入力される
【0104】変速再生時、再生FM信号はトラックジャ
ンプの影響を受けるため、図12(b)に示すような波
形となる。このためドロップアウト検出回路(57)は
トラックジャンプ期間にドロップアウトパルスを出力す
る。FM復調器(28)はFM復調により、図12(a
)に示すような変速再生信号を第2のクランプ回路(3
6)及びクリップ回路(84)に入力する。
【0105】このような装置において変速再生を行う場
合、映像信号の垂直ブランキング期間に時分割多重され
たPCM音声信号は、通常の再生時と同様、そのままF
M復調されるので、再生FM映像信号は、図19に示し
たように、PCM音声信号領域に振幅の大きい雑音成分
を含んでいる。
【0106】また、変速再生時にはテープ速度が通常の
再生時と異なるため、図25に示したように、ヘッドの
軌跡はテープ(22)上に記録されたトラックパターン
を横切る形となる。このようなトラックジャンプ期間で
は、アジマスが異なるヘッドで再生すると信号を拾うこ
とができなくなるため、映像信号としては雑音となる。   変速再生時、ゲートパルス発生部(115)の入力
端子(112)には、図12(c)に示すようなヘッド
スイッチ信号が入力され、その一部は遅延素子(114
)により同図(d)に示すような遅延信号となる。この
遅延信号とヘッドスイッチ信号はEXOR回路(113
)に入力され、これらのいずれか一方がハイレベルとな
る期間のみハイレベルとなる信号(同図(e))となっ
て出力される。
【0107】変速再生時には、前述したように再生ヘッ
ド出力は同図(b)に示すような波形となるため、ドロ
ップアウト検出回路(57)は、その入力信号(同図(
f))がスレショルド値VTH以下の期間でのみハイレ
ベルとなるドロップアウトパルス(同図(g))を出力
する。このドロップアウトパルスがハイレベルの期間は
、トラックジャンプ時の雑音の期間となる。
【0108】EXOR回路(113)の出力とドロップ
アウト検出回路(57)の出力はノア回路(111)に
入力され、同図(h)に示すような信号となって再生モ
ード切換器(116)の一方の入力端子に入力される。
【0109】一方、通常再生時、PCM領域信号発生器
(71)は、入力された再生信号のPCM音声信号領域
の終了タイミングを検出して次のPCM音声信号領域の
開始時刻を予測することにより、PCM音声信号領域を
示すPCM領域信号(75)を出力する。この信号は再
生モード切換器(116)の他の切換端子に入力される
。このPCM領域信号(75)は、図9(c)に示した
ように、PCM音声信号領域でローレベル、映像信号領
域でハイレベルとなる信号である。但し、この信号は再
生時にのみ出力され、変速再生時には出力されない。
【0110】再生モード切換器(116)は、再生時に
はPCM領域信号発生器(71)の出力を選択し、変速
再生時にはノア回路(111)の出力を選択する。これ
により、このクリップ回路(84)には、再生時にはP
CM領域信号(75)が入力され、変速再生時にはヘッ
ドスイッチ信号やドロップアウトパルスから作成された
PCM音声信号領域及びトラックジャンプ期間を示す制
御信号が入力されることとなる。
【0111】クリップ回路(84)は、再生モード切換
器(116)の切換動作により、再生時にはPCM音声
信号領域を示すPCM領域信号(75)により入力信号
をクリップし、変速再生時にはPCM音声信号領域及び
トラックジャンプ期間を示す制御信号によりクリップす
る。これにより、同期信号の分離を行う対象としての再
生映像信号のPCM音声信号領域及びトラックジャンプ
期間における雑音は、図9(b)に示したように、映像
信号の黒レベル以上にクリップされる。
【0112】以下クリップ回路(84)の動作を詳細に
説明する。この回路は、第3の実施例で説明した図10
と同じ構成となっている。
【0113】通常再生時においては、PCM領域信号発
生器(71)は、図9(c)に示したように、PCM音
声信号領域でローレベル、映像信号領域でハイレベルと
なるPCM領域信号(75)を出力する。
【0114】一方、変速再生時においては、ノア回路(
110)は、図13(c)に示すように、PCM音声信
号領域及びトラックジャンプ期間でローレベル、映像信
号領域でハイレベルとなるパルスを出力する。
【0115】PCM音声信号領域では第1のトランジス
タ(91)がオフとなるため、クリップレベルは抵抗(
95)、(96)により決定される。反対に、映像信号
領域では第1のトランジスタ(91)はオンとなるので
、クリップレベルは抵抗(93)、(95)、(96)
により決定される。
【0116】従って、これらの抵抗の値を適当に選択す
ることにより、PCM音声信号領域でのクリップレベル
を図13(b)に示すように黒レベル以上にし、同期信
号の分離を行う映像信号領域でのクリップレベルを、例
えば同期信号先端レベル以下に落ち込んだ信号をクリッ
プするようにほぼ同期信号先端レベルに設定することが
できる。
【0117】このようにしてPCM音声信号領域の雑音
をクリップされた再生映像信号は出力端子(100)か
ら出力され、同期信号分離回路(32)に入力される。
【0118】以下の動作は従来例(図17)の場合とほ
ぼ同様である。すなわち同期信号分離回路(32)に入
力された再生映像信号(図9(b))は反転増幅器(4
6)で反転され、第1のクランプ回路(47)で同期信
号先端をピーク・クランプされたのち、コンパレータ(
48)の入力端子Xに入力される。このコンパレータ(
48)では、他の入力端子Yから与えられる参照電圧と
の比較が行われ、同期信号に対応してクランプパルスが
出力される。
【0119】第2のクランプ回路(36)は、同期信号
分離回路(32)のコンパレータ(48)から出力され
たクランプパルスにより、FM復調器(28)で復調さ
れた再生映像信号を所定の直流レベルにクランプする。 そして、ここでクランプされた再生映像信号はA/D変
換器(31)に入力されディジタル信号に変換されたの
ち、図示しない処理回路で所定のディジタル信号処理が
施される。
【0120】このように、本実施例では再生映像信号の
PCM音声信号領域及びトラックジャンプ期間の雑音を
クリップしたのち第2のクランプ回路(36)により再
生映像領域をクランプするため、同期信号のみを正確に
分離することができる。
【0121】なお、本実施例では1フィールドの映像信
号を3セグメントに分割して記録・再生する方式につい
て説明したが、これに限るものではない。
【0122】また、ゲートパルス発生部(115)を遅
延素子(114)とEXOR回路(113)で構成する
こととしたがこれに限るものではない。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2記載の発明によれば、PCM領域信号又はヘッド切
換信号を基準として垂直同期信号検出用の制御パルスを
発生させ、その発生期間でのみ検出動作を行うこととし
たので、再生されたFM復調信号中のPCM音声信号領
域における雑音の影響を回避して垂直同期信号を正確に
分離することができる。従って、安定した再生映像画面
を得ることができるという効果がある。
【0124】また、請求項3記載の発明によれば、再生
された映像信号中のPCM音声信号領域における雑音を
クリップしたのち同期信号分離を行うこととしたので、
このような雑音の影響を受けることなく同期信号を正確
に分離することができる。従って、安定した再生映像画
面を得ることができるという効果がある。
【0125】さらに、請求項4記載の発明によれば、再
生された映像信号中のPCM音声信号領域における雑音
のほか、トラックジャンプ期間でのドロップアウト等に
起因する雑音をもクリップすることとしたので、通常の
再生時のみならず変速再生時においても同期信号を正確
に分離することができる。従って、安定した再生映像画
面及び変速再生映像画面を得ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気記録再生装
置を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例における磁気記録再生装置の動作
を説明するためのタイミング図である。
【図3】本発明の第2の実施例における磁気記録再生装
置を示すブロック図である。
【図4】第2の実施例における磁気記録再生装置の動作
を説明するためのタイミング図である。
【図5】本発明の第3の実施例における磁気記録再生装
置を示すブロック図である。
【図6】1フィールド3セグメント方式における1フィ
ールド分のテレビジョン画面を3つのセグメントに分割
した状態を示す説明図である。
【図7】1フィールド3セグメント方式のテープ記録パ
ターンを示す説明図である。
【図8】1フィールド3セグメント方式の各セグメント
における信号の波形を示す波形図である。
【図9】第3の実施例における磁気記録再生装置の動作
を説明するためのタイミング図である。
【図10】第3の実施例における磁気記録再生装置のク
リップ回路を詳細に示す回路図である。
【図11】本発明の第4の実施例における磁気記録再生
装置を示すブロック図である。
【図12】第4の実施例における磁気記録再生装置の動
作を説明するためのタイミング図である。
【図13】第4の実施例における磁気記録再生装置の動
作を説明するためのタイミング図である。
【図14】第1の従来例における磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図15】第1の従来例における磁気記録再生装置の動
作を説明するための説明図である。
【図16】第1の従来例における磁気記録再生装置の再
生FM映像信号を示す説明図である。
【図17】第2の従来例における磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図18】第2の従来例における磁気記録再生装置の同
期信号分離回路を詳細に示す回路図である。
【図19】第2の従来例における磁気記録再生装置の再
生FM映像信号を示す説明図である。
【図20】第2の従来例における磁気記録再生装置の同
期信号分離回路の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図21】第2の従来例における磁気記録再生装置の同
期信号分離回路の動作を説明するための他のタイミング
図である。
【図22】第3の従来例における磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図23】第3の従来例における磁気記録再生装置のヘ
ッド構成を示す構成図である。
【図24】第3の従来例における磁気記録再生装置のド
ロップアウト検出回路の動作を説明するためのタイミン
グ図である。
【図25】第3の従来例における磁気記録再生装置の変
速再生時の磁気テープ上のヘッドの軌跡を示す説明図で
ある。
【図26】第3の従来例における磁気記録再生装置の同
期信号分離回路の動作を示す説明図である。
【図27】第2及び第3の従来例における磁気記録再生
装置の第2のクランプ回路(36)の出力信号波形を示
す波形図である。
【符号の説明】
(12)  プリ・エンファシス回路 (13)  FM変調器 (14),(17)  スイッチ (16)  PCMエンコーダ (19)  記録増幅器 (21)  記録用ビデオヘッド (22)  磁気テープ (23)  再生用ビデオヘッド (24)  再生増幅器 (25)  再生イコライザ (26)  PCMデコーダ (28)  FM復調器 (29)  ディ・エンファシス回路 (31)  A/D変換器 (32)  同期信号分離回路 (33)  再生信号処理回路 (34)  D/A変換器 (36)  第2のクランプ回路 (46)  反転増幅器 (47)  第1のクランプ回路 (48)  コンパレータ (57)  ドロップアウト検出回路 (71)  PCM領域信号発生器 (73)  制御信号発生回路 (75)  PCM領域信号 (76)  制御パルス信号 (81)  ヘッド切換信号発生回路 (83)  ヘッド切換信号 (84)  クリップ回路 (110)  加算器 (115)  ゲートパルス発生部 (116)  再生モード切換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  FM変調された映像信号と共に、この
    映像信号の垂直ブランキング期間にPCM音声信号を挿
    入して時分割多重記録を行う磁気記録ヘッドと、FM変
    調された映像信号を、その垂直ブランキング期間に時分
    割多重化されたPCM音声信号と共に再生する磁気再生
    ヘッドと、この磁気再生ヘッドにより再生された時分割
    多重信号をFM復調するFM復調器と、再生された時分
    割多重信号における前記PCM音声信号の期間を判別し
    、これを表示する信号を出力するPCM領域信号発生器
    と、このPCM領域信号発生器から出力されるPCM領
    域信号に基づき、所定の位置に垂直同期信号検出用の制
    御パルスを出力する制御パルス発生手段と、この制御パ
    ルス発生手段から出力された制御パルスにより、前記F
    M復調器より出力される再生映像信号から垂直同期信号
    を分離抽出する同期信号分離回路と、この同期信号分離
    手段により分離された垂直同期信号を基に所定の信号処
    理を行う再生信号処理部と、を具備することを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】  FM変調された映像信号と共に、この
    映像信号の垂直ブランキング期間にPCM音声信号を挿
    入して時分割多重記録を行う磁気記録ヘッドと、FM変
    調された映像信号を、その垂直ブランキング期間に時分
    割多重化されたPCM音声信号と共に再生する磁気再生
    ヘッドと、この磁気再生ヘッドにより再生された時分割
    多重信号をFM復調するFM復調器と、前記磁気再生ヘ
    ッドの切り換えを行うためのヘッド切換信号を発生する
    ヘッド切換信号発生器と、このヘッド切換信号発生器か
    ら出力されるヘッド切換信号に基づき、所定の位置に垂
    直同期信号検出用の制御パルスを出力する制御パルス発
    生手段と、この制御パルス発生手段から出力された制御
    パルスにより、前記FM復調器より出力される再生映像
    信号から垂直同期信号を分離抽出する同期信号分離回路
    と、この同期信号分離手段により分離された垂直同期信
    号を基に所定の信号処理を行う再生信号処理部と、を具
    備することを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】  FM変調された映像信号を、その垂直
    ブランキング期間に時分割多重化されたPCM音声信号
    と共に再生する再生ヘッドと、再生された時分割多重信
    号をFM復調するFM復調器と、再生された時分割多重
    信号における前記PCM音声信号の期間を判別し、これ
    を表示する信号を出力するPCM領域信号発生器と、こ
    のPCM領域信号発生器の出力に基づき、PCM音声信
    号再生期間中、前記FM復調器から出力される再生映像
    信号を所定のレベルにクリップするクリップ回路と、こ
    のクリップ回路でクリップされた再生映像信号から同期
    信号を分離抽出する同期信号分離回路と、を具備するこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】  FM変調された映像信号を、その垂直
    ブランキング期間に時分割多重化されたPCM音声信号
    と共に再生する複数の再生ヘッドと、再生された時分割
    多重信号をFM復調するFM復調器と、再生された時分
    割多重信号中のドロップアウトを検出してドロップアウ
    トパルスを出力するドロップアウト検出回路と、再生さ
    れた時分割多重信号における前記PCM音声信号の期間
    を示す制御信号を出力するPCM領域信号発生器と、前
    記複数の再生ヘッドの出力の切り換えに用いるヘッドス
    イッチ信号を基に、これに同期したパルスを発生するゲ
    ートパルス発生器と、このゲートパルス発生器の出力と
    前記ドロップアウト検出回路の出力を加算する加算器と
    、通常の再生時には前記PCM領域信号発生器の出力を
    選択し、変速再生時には前記加算器の出力を選択するス
    イッチと、このスイッチの出力に基づき、通常再生時の
    PCM音声信号再生期間中及び変速再生時のトラックジ
    ャンプ期間中、前記FM復調器から出力される再生映像
    信号を所定のレベルにクリップするクリップ回路と、こ
    のクリップ回路でクリップされた再生映像信号から同期
    信号を分離抽出する同期信号分離回路と、を具備するこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4834166A (en) * 1986-01-10 1989-05-30 Akio Nakano Die casting machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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